「ねぇ、あなた……」
「すまない。これは戦争なのだ。許してくれ」
時臣はそう言って、背中を向ける。
(そんなこと言って、もうずっとしてないじゃない……)
葵はギルとお風呂に入ってから、ずっと体が火照っていた。
時臣に珍しく自分から夜の営みをしようと誘ってみるが、お預けされてしまう。
時臣は疲れているらしく、すぐに寝息を立て始めた。
聖杯戦争。
夫の根源へ至ろうとする思いを理解している葵だったが、自分達を置いていなくなってしまうことに寂しさも感じていた。
じっと夫の背中を見つめる葵の背後で、シュゥゥンという音がした。
振り返ってみると、そこにはギルが立っていた。
ギルちゃん、と呼ぼうとする葵に、ギルは「しー」と唇に指を立てる。
ギルは葵の手を引き、隣の客室へ連れて行く。
2人はベッドに座った。
「ギルちゃんも魔術師なの?」
ドアを開けた音はしなかった。
シュゥゥンという音と共に現れたと考えるべきだろう。
それはつまり、転移か透明になる魔術を使っていたということになる。
どちらも高位の魔術師にしか使えないものだ。
なるほど、それならこの時期にわざわざ我が家に呼び寄せたことにも納得が出来る。
「うーん。正確にはちょっと違うんだけど、それより凄い存在、かな」
「まさか、魔法使い?」
「まぁ、そんなところ」
英霊の具現化という奇跡。
ギルは詳しいことを説明することはせず、本題に入った。
「僕、おねーさんの魔力が欲しい……」
「? ……!」
ギルの言葉の真意を理解した葵は、ボッと顔が赤くなった。
他者に魔力を与える方法は色々あるが、その中に異性と交わることでラインを築き、ラインを通して魔力を渡すという方法がある。
「ダメ?」
葵の手を握る。
そして自分の心臓の上を触らせた。
ドキドキと早鐘を打っていることが葵にも伝わる。
「ギルちゃん、気持ちは嬉しいけど、私には夫が……」
「僕、聖杯戦争で時臣のために戦うの」
「え?」
なぜ、こんな小さな子供が?
娘達とそう変わらない年のギルが、時臣のために戦う?
魔術師の凄惨さも言い聞かされている葵の頭は真っ白になる。
「お願い。明日には死んじゃうかもしれないの。だから……」
ギルが明日には死んでしまうかもしれない。
葵は夫に操を立てたいという思いと、目の前の少年を受け入れてあげたいという思いの間で揺れ動く。
そんな葵の心情を慮ってか、ギルはそっと手を離した。
「ごめんね。大丈夫。死んでもおねーさんのために時臣を守るよ。絶対に生きておねーさんの所に帰らせる。だから、さっきのことは忘れて」
にっこりと微笑むギル。
聖杯戦争の苛烈さを、目の前の少年は十分に理解している。
そして、それを理解した上で自分の命よりも葵のために夫を守ると言ってくれた。
気がつくと、葵は立ち去ろうとするギルを後ろから抱きしめていた。
「……おねーさん。そんなことされたら、僕、期待しちゃうよ」
「……」
ギルは振り返り、ゆっくりと背伸びをして顔を近づけてきた。
葵は目を閉じ、キスを受け入れる。
「……ありがとう。おねーさん」
葵の手を取り、ベッドへ導く。
ベッドに座り、もう1度キスをする。
2人はお互いのパジャマを脱がせあう。
葵はギルを仰向けに寝かせ、おちんちんに手を添えた。
そして、腰を下ろし、自分の秘所へギルを受け入れていった。
「……わぁー」
葵の中に飲み込まれていく様子を、ギルは食い入るように見ている。
葵の膣内は既に充分に濡れそぼり、ぎゅうぎゅうとギルのおちんちんを締め付ける。
「あんっ」
こつん、と子宮口に亀頭が当たった。
思ったより大きな声が出てしまい、葵は慌てて口を押さえた。
隣の部屋には眠っているが、時臣がいる。
「あ、で、でちゃうっ」
びゅる。びゅる。
「んっ……あっ」
子宮に熱い感触が広がる。
口を押さえていても、射精するたびにギルが中で暴れ、声が出てしまう。
3回目の射精で葵も小さな絶頂を向かえる。
膣がきゅ、きゅとギルのおちんちんを強く締め付けた。
「はぁ、はぁ……」
2人は快楽の波が引くまで繋がったまま少し休む。
「ギルちゃんの、まだ固いままね」
「うん……」
むしろ、さっきよりも固くなっている気がする。
葵は足に力を入れ、腰を動かし始めた。
にゅるにゅる、ぐちゅぐちゅとギルのおちんちんが葵の膣内をかき混ぜる。
「おねーさん、おねーさん」
「ギルちゃん、いつでも出して。いっぱい出して」
ギルがまた射精する。
まだおちんちんは固いままだ。
ギルの呼吸が整うのを見計らってから、葵の腰が再び動き出す。
ギシギシとベッドが軋む音と、時々葵の喘ぎ声が部屋に響く。
その夜、葵はギルが満足するまで、何度でも受け入れてあげたのだった。
ギルは嘘は言っていません。
言ってないけど、お前が言うのはなんか違うだろうと自分で書いていて突っ込んでしまいました。