時臣は廊下でギルにばったりと出くわした。
「あ、時臣おはよう。僕これから街に遊びに行くから」
「アーチャー。聖杯戦争はすでに始まっている。奇しくも7騎全てのサーヴァントが昨夜召喚されたのだ」
「はいはい。夕方には帰ってくるから、時臣はここでじっとしてるんだよ?」
「アーチャー」
時臣の制止を振り切って、ギルは去っていく。
遠坂家は御三家の1つであり、この時期、サーヴァントを召喚したばかりの他の陣営が攻めこんでくる可能性は低い。
魔術師相手に負ける気など毛頭なく、こちらには隠密に特化したアサシンもまだいる。
下手に止めて関係をこじらせるよりは……と、時臣は渋々アーチャーの単独行動に目を瞑ることにする。
「師父。ここにおられましたか」
「綺礼か。何か問題かな」
「いえ、アサシンの集めた情報のご報告をと思いまして。これからの方針についても打ち合わせをしたいのですが、よろしいでしょうか」
「ああ。そうだな」
言峰と綺礼は書斎へ向かう。
「ところで師父。何やら奥方が外出するそうですが、よろしいのですか?」
「なに?」
「ギル……アーチャーの服と食料のまとめ買いだとおっしゃっていました。原則昼は戦いは起きないとのことですが、念のためアサシンを1人付けましょうか」
「そう、だな。ないとは思うが、頼めるかな?」
「了解しました。そうおっしゃると思い、既に近くまで向かわせております」
「おお、仕事が速いね綺礼君」
2人は書斎に着いた。
アサシンが集めた情報について整理していると、ギルから念話が飛んできた。
『時臣。僕を覗き見するなんて良い度胸だね? 死にたいの?』
その声は、少年のものでありながら威厳に満ちていた。
あんな成りでも王は王か、と時臣はアーチャーに対する認識を改める。
『!! ……こ、これは失礼いたしました。英雄王たるあなたではなく、妻の護衛として向かわせたつもりだったのですが、どうやら何か手違いがあったようです。綺礼に確認致しますので、どうか寛大なる……」
『ああ、引っ込めてくれればいいよ。あと、言葉使いも最初のでいいから……あ、でも大人の姿の時はそれじゃないと危ないから気をつけて』
その言葉に、いざ戦いとなったら真の姿が拝めるのかと時臣は期待に胸を膨らませる。
『今葵と一緒にいるから、護衛は僕がやるよ』
そこで、時臣は一方的に念話を切られた。
綺礼が手を止めてじっと時臣のことを見ている。
「アーチャーから念話があった。さすが腐っても王は王のようだよ。アサシンの気配に気づき、覗き見するなら殺すと言われた」
「! ……そうでしたか。こちらも奥方とアーチャーが一緒にいることを確認しています。アサシン全員に、アーチャーを見つけたら離れるように言っておきます」
「ああ、そうしてくれ。護衛はアーチャーがしてくれるそうだ。アサシンには引き続き情報収集に力を入れさせて欲しい」
「了解しました」
各地に散ったアサシンに念話を飛ばしながら、綺礼はアーチャーの唯我独尊っぷりにこれから苦労させられなければいいが……と不安に思うのだった。
~ デパート ~
「うふふ。桜、今日は好きな物買ってあげるからね。ぬいぐるみがいい? それともお洋服?」
「あー、いいなぁ。お母様、私も私も!」
「あらあら。焼き餅かしら。しょうがないわね、特別よ?」
「やったっ」
現在、葵、桜、凜が仲良く並んでデパートの中を歩いていた。
その後ろを、カジュアルな格好をしたギルがついて行く。
今朝、朝食の片付けをしていた葵の所にギルが現れ、「ちょっと来て」と連れ出された。
またしたくなったのかしら、若いってすごいわね、などと赤くなりながら廊下を歩く葵が見たものは、凜と手を繋いでいる桜だった。
桜を抱きしめる葵。
夢じゃないかと桜をよく見ると、髪の色も変わってしまい、やつれ、明るかった笑顔が消えてしまっている。
やはり間桐に養子に出すべきではなかった。
葵はあの時夫の言いなりになって桜を送り出したことを激しく後悔した。
もう絶対手放さない。
葵はそう決心するのだった。
「時臣は僕が説得するから、久しぶりに3人で買物にでも行きなよ。護衛は僕がするからさ」
屋敷にいるより、桜もその方が気分転換になるでしょ。
ギルの言葉に葵は感謝し、桜のためにも外出することにする。
その後、透明になったギルの服を買い、現在に至る。
3人は久々の家族団らんを満喫してから屋敷に戻った。
玄関には時臣が待っていた。
怒鳴られるか、と葵は構えるが、時臣は何も言わず、桜の頭を撫でて「おかえり」と言うだけだった。
もしかしたら、買物の合間にギルが電話で説得してくれていたのかも知れない。
葵は目で感謝の意を伝えると、ギルはにこっと微笑み、手を後ろに組んで腰を少し前に突き出した。
(も、もうっ。エッチなんだから)
顔を赤くしながらギルから顔を逸らす。
(でも、間桐から桜を取り戻すなんて危険だったはずよね……本番はダメだけど、お口くらいなら、罰は当たらないわよね……?)
お礼、そう、これは命がけで娘を救ってくれたことに対するお礼だ。
葵はそう言い聞かせながら、後でギルにお口で奉仕しようと考える。
きゅんと子宮が疼き、昨夜のことを思い出すが、頭を振ってギルに抱かれたいという欲求を振り払うのだった。
~ 凜と桜の部屋 ~
「ギル、あなた何者なの?」
凛はギルに抱っこされながら、そんな質問をしてみた。
葵の膝は桜が座っている。
お姉さんだし、桜はずっと母と会えなくて寂しい思いをしていたから、と我慢していたらギルに抱っこされた。
「サーヴァントについて? それとも僕自身について?」
「両方」
「そう……ざっくり説明すると、サーヴァントはすんごく強い使い魔。英雄と謳われる存在を聖杯が具現化したものだよ。で、僕はギルガメッシュ。この国ではマイナーみたいだね」
「使い魔……あんな物が出せるくらいだから、よっぽど凄いんでしょうね」
「え? ギル、あなたまさか」
葵の頭にはあんな物イコールおちんちんという図式が成り立っていた。
「魔力はどうしているの? なんかポンポン出してたけど、あれも魔力を使って作り出しているんでしょ?」
葵は凜に何度も射精するギルを想像する。
だんだん怖い顔になっていく葵をなだめるために、ギルはヴィマーナを取り出した。
「やだ、私ったら」
「お母さん……?」
「うふふ、なんでもないのよ桜」
「……凜は賢いね。確かに魔力を使ってる。これは時臣から供給される魔力と……」
ギルはそこで一旦言葉を切り、葵を見た。
顔を赤らめて俯く葵。
「それと呼び出された時に聖杯から貰った魔力だね。車に例えると車自体は聖杯が用意して、ガソリンを時臣から貰ってるってところかな」
「ふぅん。じゃあ、お父様が聖杯を取った後、契約すればあなたは私のサーヴァントになるのね」
「んー。気持ちは嬉しいけど、そう簡単にいくかなぁ」
「なんでよ」
「後ろを見てごらん」
「……」
「……」
桜と、あと何故か葵が怖い顔で自分を見ていた。
「ダメ……」
桜がぽつりと、しかし力強い声で呟く。
凛はむっとして母だけでなく強力なサーヴァントまで取られるような気がした。
つい本心でもないのに、次期当主は私なんだから譲りなさいと言いそうになる。
だが、口を開く前にギルが2人に冷や水を浴びせるような1言を言う。
「喧嘩するなら誰とも契約しないよ?」
「桜、凜、仲良くしなさい」
「はーい」
「……はい」
底冷えするような母の声。
もう少し母は優しくなかったか?
喧嘩はよくするが、ここまで怒る母を見るのは初めてかもしれない。
その時、くーと可愛い音がした。
「桜、まだご飯食べてないの?」
「……うん」
「それじゃ、お母さんが腕によりをかけて作ってあげるわね。さ、行きましょう」
葵は桜を抱っこして部屋を出て行く。
このまま、また娘達が争い出したら堪らない。
1度頭を冷やすためにも離した方がいいという判断だった。
葵達が部屋を出て行くと、凜がじとっとした目でギルを見てきた。
「ギル、あんた私がご飯食べてる時、桜に何かしたでしょ」
「何もしてないよ?」
ギルを巡っての修羅場は何度も経験している。
さらっと息を吐くような自然さで嘘をついた。
「ほんとにー?」
「うん」
「……まぁいいわ。嘘でも何でも、今私の物にしちゃえばいいんだし」
「うん?」
凜はギルをベッドに押し倒す。
お腹に馬乗りになって、スカートを持ち上げた。
真っ白なパンツがあらわになる。
「私と契約したら、い、いつでも見せてあげる」
なんとも可愛い誘惑もあったものだ、とギルは微笑ましく思う。
頬を赤らめながら下着を見せてくる凜はとても可愛い。
「……それとも、私じゃイヤ?」
スカートを顔までたくし上げ、顔半分を隠す。
不安そうな表情をされると、つい「いいよ」と言いそうになるが、何度それで痛い目に遭ってきたことか。
凜が大きくなったらというのも、桜を抱く必要がある今では難しい。
後でバレて私ともしろと言ってくるかもしれない。
いや、さすがにそこまではしないか?
「契約云々はひとまず置いておくとして、桜に何をしたかは教えてあげる。最後まではしないつもりだけど、凜が望むならラインを結ぶところまではしてもいいよ」
「ほんと? してして!」
ギルは桜にしたように凜を背後から抱っこする。
そして、心を込めて頭を撫でてやる。
「ん……」
何度も撫でてあげる。
気持ちいいようで、だんだん凜はギルに体を預けてきた。
「……これだけ? 他にも何かしたんじゃないの?」
勘が鋭い。
ギルは渋々凜のスカートの中に手を入れる。
「ちょ! 何すんのよ!」
「桜は」
「あーはいはい! 分かったわよ。ふんだ。桜に出来て私に出来ないことはないわ」
お許しも出たのでギルはパンツの中に指を滑り込ませた。
つるつるのおまんこを優しく撫でる。
「あっ……な、なにこれ」
「桜は間桐で酷い目にあったみたい。僕はこうすることで癒してあげることができるんだよ」
「そうだったの……」
ギルは愛撫を続ける。
さらさらのおまんこはだんだん熱を帯びていき、じわりと愛液がにじみ出るようになる。
くちゅくちゅ、くちゅくちゅ。
「あっ……あっ……」
凜の口に指を添えてみると、凜はちゅうちゅうと吸い始めた。
まるで母親の胸に吸い付く赤ん坊のようだ。
長女、当主としてのプレッシャーの反動で、桜よりも両親の愛を求めているのかもしれない。
「あふ……あっ……はふ……」
凜の息が熱くなってきた。
目もとろんとしている。
ギルは赤く火照った凜の首筋にキスを落とした。
「あっ」
びくんと震える。
膣に入れた指がぎゅぅーと締め付けられた。
「はぁ、はぁ……なに、いまの……」
「絶頂だね。イク、とも言うけど」
「す、すごかった……あんた、桜とこんなことしてたのね……」
「実はもうちょっと先がある」
「そ、そうなの?」
ギルは凜を横たえる。
固く勃起したモノを取り出し、凜の両足を開かせた。
小さな穴をひくひくさせている凜のそこへ、亀頭をあてがった。
「凜の中にこれを入れれば、桜と同じになれるよ」
「じゃ、じゃあ早くしなさいよ」
凜は割れ目に指を添えて、両側に引っ張った。
綺麗なピンク色が見えるようになる。
「凜、この先は普通、夫婦や恋人だけでするのが常識なんだよ」
「私は魔術師よ? それをすればあなたとのパスが繋がるくらい知っているわ」
「え、さいですか」
時臣の教育に疑問を感じるギル。
「いいの?」
「桜とはしたんでしょ。なら私だってするわ。あなたと契約するのはこの私なんだから」
まだ子供だからだろうか。
玩具を取られたくないようなノリで処女を捧げられている気分になる。
しかし、ここまでされたら「挿入する」しか選択肢はない。
ギルはゆっくりと凜の膣内に挿入していく。
「い、いたっ……あれ、痛くなくなった」
「そういう能力だからねー」
ずぶずぶと腰を押し進めていくギル。
「あんっ」
最後まで到達すると、やはり凜も葵達と同じ反応をする。
凜は体を起こし、繋がっている部分をじっと見つめた。
「すごい。こんなに大きいのが本当に入ってる……」
ぺたぺたと余っている竿を触ってくる。
「動くよー」
「あっあっ」
ギシギシとベッドが軋む。
凜はシーツを握り締め、首を仰け反らせる。
「あっ……あぁぁぁ!」
イッた。
ピーンと体を伸ばしたかと思うと、ぷしゃ、と潮を噴いた。
はぁはぁと息も絶え絶えになる凜。
そんな凜をうつ伏せにして、ギルは腰を動かし始める。
「あっあっ……ま、まって、またイク! またイッちゃぅぅう!」
「頑張って凜。あと……何回だっけ? 10回はするから」
「ええ!? あんっ、ひゃんっ」
パンパンと凜の小さなお尻に腰を打ち付ける。
体勢のせいか、さっきよりも深く挿入され、凜はすぐに絶頂を迎える。
膣をぎゅうぎゅう締め付けられ、ギルもびゅる! と幼い子宮に射精する。
パンパン。
「あん! あん!」
2人は何度も何度も絶頂を繰り返した。
その後、食事から帰ってきた桜に凜は勝ち誇ったような顔をする。
「姉さんもしたの……」
「ええ」
「負けないもん」
「それはどうかしら?」
むむむ、とにらみ合う2人。
喧嘩はダメだとたしなめようとするギルの背後から、底冷えするような葵の声が聞こえてきた。
「ギルちゃん?」
1番バレちゃいけない人にバレてしまった。
1、笑って誤魔化す。
2、とにかく謝る。
3、ヤリまくってうやむやにする。
「3!」
「きゃっ」
ギルは葵をお姫様抱っこして、昨日エッチした部屋へダッシュした。
おぉ……なんか母娘制覇してしまった。