「はぁ、はぁ、はぁ……」
キャスター、メディアは夜の街を這いずっていた。
最初のマスターは見た瞬間に殺した。
おかげで2日目にしてもう消えそうになっていた。
「くっ、早く契約しないと……どこかに良い男いないかしら……」
まるで婚活が上手くいっていないOLみたいなことを言いながらメディアは夜の街をさまよう。
「あっ」
ローブの裾を踏んでけつまずく。
「うぅ……痛い……」
惨めだ。
このまま、自分はまた寂しく死んでいくのだろうか。
イヤだ。
誰か……。
視界が涙でぼやける。
「大丈夫? お姉さん」
はらはら泣いていると、メディアを助け起こす者がいた。
ドキッ。
あまりのタイミングの良さに、思わず胸がときめいてしまった。
メディアはそっと元マスターの右手を取り出す。
そこには令呪が刻まれていた。
「あー、ごめん。僕もサーヴァントなんだよね」
「私なら、聖杯のルールに介入してあなたのサーヴァントになることができるわ」
「そうなの? 僕でよかったらお姉さんのマスターになるよ!」
「あ、あぁ……」
メディアはサーヴァントと名乗る目の前の金髪の少年……ギルの背後に後光が射して見えた。
思わずナンマンダブ、ナンマンダブと手を合わせてしまう。
「お姉さん、早く早く」
「あ、そ、そうだったわね」
残り少ない魔力を駆使し、サーヴァントのサーヴァントという変則的な契約を行うメディア。
契約は成功し、ギルの右手の甲に令呪が浮き上がる。
「ありがとう。これで当分はなんとかなりそうだわ」
「ふっふっふ」
「?」
ギルは右手の甲をメディアに掲げる。
まさか。
嫌な予感がメディアを襲う。
「お姉さんに命じる! 僕とエッチしろー」
ギルはぽふ、とメディアの胸に飛び込んでいった。
「え? 本気なの、坊や?」
「えへへー。キャスターの体あったかーい。それにすごく良い匂いがする」
キャスターはじっとギルを観察する。
企みや悪意、性欲を満たそうとするだけの自分勝手な思いは感じられない。
純粋にキャスターに惹かれているようだ。
メディアの魔力は依然枯渇寸前。
ギルに抱かれれば多少回復するだろう。
霊体になるという選択肢もあるが、サーヴァント同士でラインを通しての魔力供給まで行うことができるかは不安がある。
下手すると霊体から戻れなくなるかもしれない。
何より、純粋に好意を向けられるのは久しく、メディア自身、打算抜きで誰かに愛されたかった。
「こんなおばさんで良ければ、抱いてくれる?」
「喜んで!」
ギルの顔がぱっと明るくなる。
ギルはメディアをお姫様抱っこすると、近くの公園に連れて行った。
そこはたくさんの木が植えられていて、背の高い茂みも多い。
ギルは茂みの中にメディアを連れ込み、服を脱がし始めた。
フードを脱がすと、つんと尖った耳がぴこぴこしている。
「わー、お姉さんの耳かわいいね」
メディアは耳をそっと指で摘まれ、すりすりと撫でられた。
年甲斐もなく照れる。
幾つになっても可愛いと言われるのは嬉しいものだ。
メディアは立ち上がり、喜んで貰えるといいのだが……と思いながとローブを脱いでいく。
白い裸体が月の下に晒される。
ギルはうっとりとメディアの裸に見とれた。
「くすくす。さぁ、坊やも裸になって?」
「あ、う、うん!」
大急ぎで服を脱ぎ始めるギルの様子に、メディアは目を細める。
が、そそり立つモノを見ると目を見開いた。
「す、すごいわね……」
「えへへー」
ギルは恥ずかしそうに手を後ろに組む。
左右にふるん、ふるんと揺れるおちんちん。
メディアは跪き、先っぽを口に含んだ。
「あっ」
「あむ、れろ、ちゅっ……かぽかぽ、じゅるじゅる……」
「あっあっ……気持ちい、気持ちいいよお姉さん」
びゅ、と喉の奥に熱い液体がぶつかった。
メディアは竿を両手で持ち、裏スジをぺろぺろしながらギルに微笑みかける。
びゅる、びゅる、と何度も射精し、メディアの口を精液が満たしていく。
ちょぽん、と先っぽから口を離すメディア。
とろとろと白い精液が鈴口から溢れている。
指先で弄りたくなるが、今は我慢してギルに口の中を見せる。
そして、こくんと音を立てて飲んだ。
「お姉さん!」
「きゃっ」
ギルが抱きついてくる。
ぐいぐいと熱いモノを押し付けてくる。
「うふふ。坊や、がっつかなくても、いっぱいさせてあげるわ……ほら、ここよ」
メディアは足を開き、ギルを自分の秘所に導く。
にゅるんと半分くらい挿入したところで、ギルがまた射精する。
「あう、あっ、お姉さんの中、気持ちよすぎるよ」
「好きなだけお出しなさい。全部受け止めてあげる」
メディアはギルの頭をよしよしと撫でてあげる。
少し落ち着いたら、ギルは腰を揺すり始めた。
「あんっ、そうよ、上手よ坊や……あんっ」
「お姉さん! お姉さん!」
ぐっちゅ、ぐっちゅとメディアの熱い膣内をかき混ぜる。
メディアも達し、ビクビクと震えた。
その後に、ギルもまた射精する。
射精の度におちんちんが跳ねるので、メディアはすぐにまた絶頂を迎えた。
「あぁぁぁ!」
夜の公園にメディアの嬌声が響く。
2人は満足するまでお互いを求め合った。
ちなみに、遠坂邸に帰るのが遅くなり、凜と桜のご機嫌を取るのに苦労することになるのだが、自業自得だったりする。
キャスター、と書くとつい青髭の旦那ことジル・ド・レィを想像してしまうのでメディアと書き直しました。
上級者はあえてジルだと思って読んでみるとまた一味違った物語を味わえるかもしれません。
すみません。ホモになるだけですね。