アフトクラトルの遠征艇が玄界を離れてから16時間、遠征艇の中でから外は見えないが、玄界の時間で言うと朝7時を過ぎていた。
そんな中、遠征部隊の隊長にしてアフトクラトル4大領主の1人であるエド・スチューレンは自室にて目を覚ます。エドは女好きだが、領主としての仕事はしっかりとこなしていて、普段の生活も規則正しいので毎朝定時に起きている。
「んっ……もう朝か。アフトクラトルまで後2、3時間ってところだな……ふふっ」
独り言を呟くと、女子が視界に入り幸せな気分となる。
「すぅ………すぅ……」
エドと同じベッドにいる女子ーーー那須玲が下着姿でエドに抱きつきながら可愛らしく寝息を立てていた。
玲は今回玄界に拉致した女子であり、エドが本気で気に入った女子であり結婚も考えている位の女子である。
昨日拉致した後に脅迫に限りなく近い交渉(側から見たら脅迫)をして自分の女にする事に成功。エドは昨日眠りにつくまで互いに抱き合いながらキスをしたのだ。序盤はエドが積極的にキスをしていたが、後半になると玲も結構積極的に応じてくれていて、エドにとっては実に有意義な時間であった、
「本当にレイは綺麗だな……キスをしている時は可愛かったし……おはようレイ」
言いながらエドは寝ている玲の唇にキスを落とす。小さくリップ音が鳴りエドは更に幸せになる。
すると……
「んっ……んんっ……」
玲が薄っすらと目を開けてエドを見る。眠そうな表情はとても可愛らしくエドはドキドキしてしまう。
「おはよう、レイ」
エドがそう口にすると玲は目をパチクリしながら状況を確認する素振りを見せるも……
「お、おはようございます……エドさん」
自身が下着姿である事、昨日の出来事を思い出したからか頬を染めながら挨拶を返す。
「おはよう。よく眠れたか?」
「は、はい。エドさんの抱きしめ方が気持ち良かったので……」
「なら良かった……んっ……」
エドが玲の唇にキスをすると、玲は一瞬目を見開くも直ぐに頬を染めながらキスを返す。
「ちゅっ……もう、いきなりはやめて下さいよ……ちゅっ…」
玲はそう言いながらもキスを返す。玲はエドに対する嫌悪感は殆ど無くなっている。今までに数多の女子を相手に身につけた女を喜ばすテクニックの虜になったからだ。
暫くの間抱き合いながらキスをしているとエドと玲の腹が同時に鳴り出す。
「あっ……」
「とりあえず飯にするか。先ずは着替えてくれや」
「あっ、は、はい」
エドがそう言ってベッドの上に脱ぎ散らかしてある服を指差すと玲は真っ赤になりながら服を着始める。着替え方は余りに扇情的なのでエドは思わずガン見してしまっている。
「え、エドさん……恥ずかしいから余り見ないでください……」
「でも昨日アレだけ激しいことをしたんだし大丈夫じゃね?」
昨日エドは玲に対して抱き合いながら愛撫をしていたが、終盤では玲と舌を絡め合ったりしたのだ。下着姿でディープキスをした時点で恥ずかしくも何もない、というのがエドの意見だ。
「そ、それとこれとは別です……!」
玲は真っ赤なまま服を着て小さく頬を膨らませる。エドは綺麗なのに可愛らしい態度を見せる玲を見て、頬が緩むのを実感する。
「悪い悪い。とりあえず着替えたみたいだし行こうぜ」
「あっ……は、はい」
エドが玲の手を引っ張って自室を出ようとすると、玲は優しく握り返してエドに引っ張られるかたちで部屋を後にした。
「あの、エドさんにお願いがあるんですけど」
遠征艇のキッチンにて、玲は備え付けのテーブルでパンを食べながらエドにお願いをしてくる。現在はエドと玲の2人きりだ。他の5人は深夜まで拉致した女子と身体を重ねていた為眠りについている。
「お願い?俺に出来ることなら構わないが」
「はい。後でくまちゃんと茜ちゃんに会わせて貰って良いですか?」
玲はそう頼む。既に玲はアフトクラトルに忠誠を誓っているが、自身の仲間に会いたい気持ちは残っている。エドは2人には手を出していないと言っていたが、万が一という事もあり顔を合わせたいと考えてエドにお願いをした。
「別に良いぞ。ついでに飯を持ってけ。あの2人も腹が減ってるだろうしな」
「あ、はいありがとうございます。でも良いんですか?」
「何がだよ?」
「その……拉致した人間を遠征艇の中で自由にさせて」
「別に構わない。俺はレイを信じてるしな。それとも玲は暴れたり脱走する事を考えているのか?」
「い、いえ……そういう訳ではないです」
「なら良いだろ。俺は気にしてないから好きにしろ。飯は適当に持っていけ」
言いながらエドは冷蔵庫から適当に料理を出して玲に渡す
「それでも持ってけ。2人がいる部屋は緑色のドアがある部屋だからな。鍵はほれ」
「あ、ありがとうございます。じゃあ失礼します」
玲は料理と鍵を受け取ってから軽く頭を下げてキッチンから出て行った。それを見送った玲は食後の紅茶を飲もうとお湯を沸かそうとすると……
「あ、旦那おはよう。お湯を沸かすなら俺のも頼む」
「俺も頼む」
「俺もお願いします」
「俺は冷たい飲み物にするわ」
「お、俺も……ふぁぁぁっ」
キッチンの入り口からディーゴ、ナイン、セベル、ブラッド、ロットが入ってくる。それぞれ見た目は全然違うが、全員の共通点として凄く眠そうで、夜遅くまで拉致した女子と身体を重ねていた事が容易に想像出来たエドだった。
「はいはい。少し待て」
エドはそう言ってお湯を沸かし始める。4大領主の1人が部下の為にお湯を沸かすなんて普通はあり得ないが、エドは特に気にしていない。
エドはこの5人の上官ではあるが、エド自身は対等だと思っている。だから自分がお湯を沸かそうとしていた事もあって、ディーゴ達から沸かしてくれと要求をされても不満なく沸かしている。
「そういやお前ら、昨日はどうだった?」
お湯が沸くのを待ちながらエドがそう尋ねると5人は個人差はあれど、全員が笑って……
「「「「「最高だった」」」」」
そう口にする。全員が全員、幸せそうな笑みを浮かべていた。
「カホちゃんは凄い幼児体型だけど、身体が敏感なのか喘ぎ声がマジでエロかった」
「アキちゃんは最初は嫌がっていたけど、お願いしたら一生懸命奉仕をしてくれたぜ」
「ユウちゃんは母性がヤバいぜ。思わずお母さん扱いして甘えまくっちまったよ」
「俺はまだレンちゃんを抱いてないな。とりあえず暫くは外堀を埋めて次第に快楽には逆らえない事を教えるつもりだな」
「ハヤちゃんなんだけど、ヤバい。薬を飲ませたからか知らないけど快楽堕ちしたみたい。1回射精した後に、直ぐにもう一度って言われて、結果的に全てを搾り取られちまったよ」
全員が満足気に、ロットだけは若干やつれながら各々の感想を口にする。
「そういや旦那は?レイちゃんは気に入ったんだし、抱いた?」
「いや、昨日は危険日らしいから抱いてない。まあいずれ抱くことには変わらないし問題ない」
それにエド自身、玲と抱き合いながらキスをするだけで充分に満足出来るものだったからだ。一線を越えるのはまだ先でも問題ないと考えていた。
「そっか。まあレイちゃんは美人だし楽しみは最後に取っとけよ。そういやもう1人気に入った奴がいたじゃん?彼女は抱かないの?」
ディーゴが言う女子は基地に潜入する時にエドが目を付けていた女子ーーー綾辻遥の事である。
「あー、それはアフトクラトルに戻って一息吐いてからにするわ」
エドは玲ほどではないが、遥のルックスもかなり気に入っているので割りかし大切に扱うつもりだ。現時点では愛人枠だが、場合によってはお気に入り枠に入る可能性もあるーーーそれが遥に対するエドの評価だった。
「まあもう直ぐ到着するからな。それとハイレインちゃんには金の雛鳥の交渉も頼むわ」
ディーゴは鼻息を荒くしながらエドに頼み込む。要するにエドは金の雛鳥ーーー雨取千佳を新しい神にする前に犯したいと思っているのでハイレインに交渉して欲しいとエドに頼んでいるのだ。
「へいへい。っと、お湯が沸いたし、紅茶を淹れるか」
言いながらエドは紅茶の準備をしてテーブルの上に運び込んだ。
その後は6人で昨日の出来事を事細かに話し合って、互いのやり方を学んだ。その時話し合っていた雰囲気は真剣だった。
その後、朝食と雑談を済ませたエドが自室に戻ろうとすると、玲とばったり会う。
「もう話は終わったのか?」
「あ、はい。今は食器を片付けに……」
「それは流しに置いといて構わない。本国に着いたら部下が洗うから。それよりレイ、俺は今からシャワーを浴びに行くんだが、一緒に入らないか?」
「えっ?!」
玲は驚き、顔を赤くしながらエドを見る。昨日エドと玲はキスに夢中になっていて風呂に入るのを忘れていたのだ。
「良いだろ?一緒に入ろうぜ」
エドはそう言って玲を抱き寄せて額にキスを落とす。
「あっ……エド、さん……」
玲はピクンと跳ねてエドの抱擁を受け入れる。エドは玲が押しに弱いことを知っているし、玲は自分自身、エドに歯向かう力も意思もない事を知っているので……
「……はい」
消え入るような声で了承する。
「そうか。じゃあ行こうぜ……んっ」
「ちゅっ……」
エドは玲の唇にキスをしてから抱擁を解いて、玲の手を握って歩き出す。玲はエドのキスに恥ずかしい気持ちを覚えながらもエドの手を振り払わずに大浴場に向かった。
大浴場に着いたエドは鍵をかけて服を抜き出す。隣では玲も一瞬躊躇ったが、やがて顔を赤くしながら服を抜ぎ、白い下着が露わになる。
エドは玲の下着姿は昨日も見たが、全く飽きることなくガン見してしまう。
「え、エドさん……恥ずかしいです」
「悪い悪い。でも恥じらってるレイも可愛いぞ」
「あっ……そ、そんなお世辞は結構です」
「お世辞じゃねぇよ。レイは綺麗で可愛いよ」
「え、エドさん」
エドがそう言って玲に抱きつく。対する玲は顔を赤くするだけでエドを引き離すことはしなかった。
玲の胸がエドの胸板に当たり形が変わる中、エドは玲のブラジャーのホックに手をかける。
「レイ、外すぞ?」
「……っ、はい」
玲が小さく頷くのでエドはホックを外す。そして玲の裸を見ようと離れるが、その前に玲は恥ずかしそうに胸を腕で隠す様に押さえ、その全てを見せようとしない。
「レイ……」
「な、何ですか?」
「見せて欲しいな」
エドが優しく玲の耳元で囁く。玲は耳に息が当たりくすぐったくなりながらも恥ずかしがる。
「それは……「お願いだよ、レイ」うぅ……はい」
玲は真っ赤になりながらも目を瞑りゆっくり、それでありながらちゃんと腕を下げた。
すると……
「おぉ……」
そこには絶景があった。
玲の露わになった胸はそこまで大きくはないが、形が良く、色白とした美しいものだった。中央の乳首は綺麗な薄ピンク色で程良い大きさだった。
「レイ、本当に綺麗だ。もっと見せてくれ」
エドはそう言って、玲が手で隠さないように掴んでから玲の裸体をガン見する。
「エドさんのエッチ……」
対する玲は恥ずかしそうに身を捩り、それがまた一層エドを興奮させてくる。
「悪かったなエッチで。レイが可愛いからいけないんだよ……んっ」
「ちゅっ……んむっ……エドさんのバカ……」
そう言葉を交わして2人はキスを交わす。
結局エドは風呂に入るまで20分近くキスを続けてしまったのだった。