「レイ、アフトクラトルに到着したから降りる準備をしてくれ」
エドが自室の下着姿の玲に話しかける。
「は、はい。わかりました」
玲が頷いて身支度をするので、自室を出て別室のドアを開ける。
『っ!』
部屋にいた熊谷友子と日浦茜は身構えるがエドは気にしない。
「到着したから付いてこい」
「……玲には手を出してないでしょうね?」
「安心しろ。アイツの純潔は奪ってない」
エドからしたら玲の全てが欲しいので、心を支配してから純潔を貰うつもりだ。
そう返してからエドは船を出る。
「お疲れ様です、エド様」
迎えてくれたのは銀髪の女性で額には黒い角が付いている。
「ただいま戻ったソフィア。俺がいない間に何か問題はあったか?」
「大きな問題はありません。ただハイレイン様から連絡があり、自分の領土で問題が発生したので、今回の遠征に関する話し合いは3日後にして欲しいとのことです」
「ハイレインちゃんが?了解した。それとソフィア、こっちの2人はウチの使用人になるから帰り次第仕事を教えてやれ」
「?性欲をぶつける所有物にはしないのですか?」
ソフィアはエドの言葉に首を傾げる。今までエドは大量の女を拉致しているが、使用人にするケースは初めて聞く。
「しない。ウチの連中にもこの2人については手を出さないように徹底させる」
エドの家には幾人もの兵士がいるが、男の大半はエドと同じように沢山の女を犯している。しかし今回は玲との約束もあるので、エドは家の人間に2人に手を出さないように動くつもりであった。
「承知いたしました」
ソフィアが一礼したタイミングで玲が船から降りてくる。
「玲!」
「那須先輩!」
友子と茜は2人に近寄る。
「くまちゃんに茜ちゃん。気分は大丈夫?」
「こっちは平気だけど、玲は大丈夫?あの男に犯されてない?」
「大丈夫よ。丁重に扱われているよ」
当然である。エドからしたら本気で手に入れたい存在なのだから。
「さー、着いたよカホちゃん。君が第二の人生を送るアフトクラトルさ」
「っ……」
「そしてあのデカい黒い城がウチの大将の城で、近くにある白い城が今日から俺とカホちゃんの愛の巣だよ」
次に降りてきたのはディーゴと三上歌歩だが、満面の笑みのディーゴに対して歌歩の顔は沈んでいる。処女を奪われ何回も犯された絶望と、何百もの女を抱いたディーゴの巧みな攻めによって感じた快感の板挟みとなったからだ。嫌なのに気持ちよくなってしまう事実は歌歩の精神を蝕んでいた。
そんな歌歩を見て、ディーゴにレイプされかけた茜は震え出し、友子は文句を言おうとするが、連中の容赦の無さによって口を閉ざしてしまう。
「おー、ここがアフトクラトル……凄い大きい国だね」
「お母さんはどこかに遠征した事があるの?」
「少し前にメノエイデスって国に行ったね」
「あんな田舎国家とウチを一緒にされちゃ困るな。俺はスチューレン家の執事だから黒い城で住むけど、お母さんも同じ部屋だからね?」
「んっ!いきなり揉まないでよ〜」
セベルに胸を揉まれ感じてしまうのは国近柚宇。遠征艇でも何度も犯された結果、快楽堕ちした柚宇は10歳年上のセベルにお母さん呼びされても、抵抗をやめて受け入れたのだ。10歳以上年下の女子を母呼びする光景に玲達は絶句するが、エドとディーゴとソフィアは特に変わらない態度だった。
「んふふ、到着到着。暫くはゆっくり出来るし、じっくりと開発してあげるよ、レンちゃん」
「何度言っても私は絶対に屈しないわ……」
「今はそれで良いさ。最終的には満足させて子供を産んでもらうから」
ブラッドがいやらしい笑みを浮かべながら月見蓮と腕を組んで船から降りてくる。蓮の顔には嫌悪しかないが、ブラッドは気にしない。寧ろここから快楽の海に堕とすことを楽しみにしている。
「ここが俺達の故郷、アフトクラトルだよ」
「随分と幻想的な場所ね。近界ってのは皆こうなの?」
「似てる雰囲気の国は幾つかあるけど、規模はウチより劣ってるよ」
「やっぱりアフトクラトルは強いのかしら?」
「うん。アフトクラトルって言っても4つの領に分かれてて、俺達スチューレン家だけでもこの10年で4つの国を滅ぼして3つの国を傘下にしたからね」
「そう……やっぱり貴方達に逆らわない選択をした私は賢明だったわけね」
「ハヤちゃんは理解が早くて何よりだよ」
次に降りてきたのはロットと橘高羽矢だったが、既にロットのテクニックと超強力な媚薬によって堕ちた羽矢は抵抗する素振りを見せず、ロットと話すが軍事力を聞くと改めて抵抗をやめて正解だったと理解させられる。
「俺が最後か。お待たせ〜」
最後にナインだが、裸の氷見亜季を背負っていた。しかも亜季の足には白い液体が垂れていて、玄界の女子達を目を見開く。
「おい、ナイン。帰る直前は抱くなと指示した筈だが?」
「いやいや。終わったのは2時間前だよ。アキちゃん体力が無さすぎてさ、一回射精すると直ぐにダウンしちゃうんだよ」
ナインは仕方ないなぁとばかりに息を吐く。脅して女にしたのは良いが、体力の少なさには残念さを覚えたので、改善も考えている。
全員が出るとエドが小型トリガーを操作する。同時に遠征艇の後部が開き、大量のキューブが敷き詰めれた透明な箱と少量のキューブが入った透明な箱が台車に乗せられて出される。
「これが今回の戦果だ。ソフィア、城に帰るから俺達を運べ」
「承知しました。それでは付いてきてください」
ソフィアが台車を転がしながら港の外に出ると、目の前に巨大な荷台があり、そこに運ばれる。
「お前らも乗りな」
エドが最初に乗り、他の面々も乗るとソフィアが降りて、荷台に透明なシールドが張られる。
「それでは運びます……「竜の笛」」
ソフィアがそう言ってから、金色の笛を吹く。するとソフィアの身体が膨れ上がり、肌が金色になり、手足の筋肉が増大して、翼が生えて……
「オォォォォォォォォォォォッッッッッ!」
巨大な竜となって雄叫びを上げる。
「ど、ドラゴン?!」
玲達が絶句する中、竜となったソフィアは荷台に付けられた紐を足で鷲掴みにして、そのまま大空に舞い上がる。
「ドラクエ6の金の竜みたいだね〜。というか空間を操作するトリガーを持ってなかったっけ?それは使わないの?」
柚宇が不思議そうに呟く。自分が拉致された際は太刀川隊のオペレータールームから、遠征艇に入れられたので、空間関係のトリガーがあると踏んでいた。
「ドラクエシックスってのはわからないけど、「窓の影」は一旦換装を解くとマーカーが消えるの。で消えた状態で一度に大量の人や物を運ぶのは面倒なんだよね」
セベルがそう呟く中、金の竜は猛スピードで空を飛び、エドの城に向かう。
「彼女は遠征メンバーに入れなかったの?」
「ソフィアは拉致を目的の際には使わない。敵を皆殺しにする際に使う兵士だ……ソフィア、折角だからスチューレン家で2番目に強いお前を見せてやれ」
「ゴァァァァァァァァァァァァッ!」
エドの命令に対してソフィアは雄叫びを上げるや空に向かって炎を吐く。口から吐かれた炎は徐々に拡散していき、やがてアフトクラトルの上空を覆っていた雲を焼き払った。
『っ……』
この光景を見た玲達は絶句する。遠目に見て数キロ範囲で雲を焼き払う炎の息は圧巻の一言で、本気で地球を攻めてきたら壊滅していたのだと理解させられる。
こうしてアフトクラトルに着いて、早々に拉致した女子達の反抗心を奪うことに成功するのであった。