異世界で出会いを求めるのは間違っているだろうか 作:もっち~!
---ミト---
アイツの部屋の中に幽閉されている。首輪がこの部屋から出る事を許さないようで、部屋から出られない。アイツが女性達とプレイする様子を見ることしか出来無い。
「ミト、参加したいのか?」
私の全身を舐め回すように見ているアイツ。それだけなのに、悶悶として濡れまくっている。
「乳首立っているけど、感じているのか?見られているだけで感じるとは♪」
乳首がそそり立ち、乳房が張っていて苦しい。自分で処理することすら許可されていないようで、身体が動かない。小刻みに身体が痙攣している。
「なら、お口で奉仕してくれるかな?」
アイツの元へ行き、アイツの肉棒を舌で舐めていく。有り得ない程大きくなっていく。こんなの口になんかはいらないよ~。それでも口に頬張ろうとする私。
「うぅぅぅぅ~」
口から漏れていく私の唾液。アイツの肉棒を伝って落ちていく。
「口の中で舌を駆使してくれないか?」
口いっぱいに広がるアイツの味。舌は動かそうとするが、動くスペースが無い。
「先輩とはどんなプレイをしていたのかな?」
って、アイツの肉棒を咥えた私の頭部に、カリナが跨がり、アイツと抱き合い、濃厚な口づけをしている。苦しいよ~
『今、いいか?』
こんな時に、兄ぃからメッセージだ。返事が出せない。出す気力が湧かない。幸い、メッセージはアイツにはバレていないようだ。
『ミト!大丈夫か?』
直ぐに返信出来無かったので、次々にメッセージが送られてくる。兄ぃ、空気を読んでよ~!
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いつの間にか意識が飛んだのか、部屋には私しかいない。身体中が痛い。筋肉痛のようだ。何をどうしたんだ?記憶には兄ぃからメッセージが大量に届いた記憶しか無い。そうだ、メッセージを出さないと…えっ!
画面が開けない。通信手段がバレたのか?画面が開けない私は、単なる人間である。チートなことは出来無い。ヤバい…
「何がヤバいんだ?」
アイツの声…声はするが姿が見えない。どういうことだ?
「なるほど、そういうことか…メッセージが送り合えたのか」
記憶を読まれた気がする。
「あくまで、ゲームプレイヤーって立場なんだな?お前達は…」
否定はしない。
「で、僕に忠義を示せば、立場を改善してやるけど、どうする?」
忠義…兄ぃと敵対か?
「はぁ?お前達は勘違いしている。僕はサトゥーと敵対をしようとは思っていない。だって、その気になれば、消せるからね」
確かに…チートの差が歴然である。ゲームプレイヤーとして最強な兄ぃ。一方、ゲームを管理しているサーバー自体を破壊できる立場のコイツ…兄ぃは不利である。
「で、僕だけを愛せるか?高杯光子よ♪」
私の想いは…
「鈴木一郎だけを愛したいか…そうか。わかった。時が来たら、望みは叶えてやる」
どういう意味だ?時が来たら?いや、呼称が産まれ育った名前だった。私達を、あのデスマーチな世界へ戻すのか?いやだ…戻りたくない。あんな生活はイヤだよ~
---シュウ---
現実逃避持ちが召喚されるのかな?鈴木一郎も高杯光子も、デスマーチな職場から逃れたかったようだ。それがキーなのかな?イマイチ、召喚するシステムがわからない。ファルコン達に探らせてはいるが、手がかりが余り無いし。
サガとかシガとか、地名に日本的なものを感じるし。そもそも、なんて日本人だけが召喚されるのだろうか?わからないことだらけの世界である。そういう僕も日本に国籍があったから、呼び出されたのかもしれないなぁ。
で、召喚の秘儀なのだが、バリオン神が竜神アコンカグラから授かったらしいのが、そのアコンカグラは、どっかのバカの『流星雨』で死んだそうだ。アイツ、何をしているんだ?
そろそろ、ミトは迷宮に連れて行っても大丈夫かな?裏切られると、セーラ達に危険が及ぶからな。う~ん…
そんな物思いに耽る僕の元に、王都から招待状が届いた。新年を祝うパーティーへの招待だという。
「これって、行かないとダメなのか?」
リーンに訊いた。
「行かれた方が良いです。この世界にいる以上ね」
そうなのか。ゼナとリーンに、陸路での行き方を検討してもらうことにした。旅なんだから、陸路がいいよね♪
ファルコン達も警護という名で、一緒に来ると言う。僕が何かしでかすのを、警戒しているようだ。そんなに、やらかさないと思うけど…
留守中、家の警備をギルド長と太守夫人に頼んだ。二人共二つ返事で受けてくれた。王都へ行く準備を徐々に進めていく。
---サトゥー---
ミトとメッセージのヤリトリが出来なくなった。ゲーム画面が開けなくなったのだろう。迷宮は、このメンバーでは難しい。いや、俺一人なら問題は無いのだが、アリサとナナに経験を積んで貰う為に、リスキーな戦いをしいられていた。防御の要だったテンちゃんは、ミトがいなくなった為、どこかに行ってしまったし。困ったなぁ…
「こうなったら、アイツの要求を無条件で飲むしかないわ」
って、アリサ。迷宮探索する為にはそれしかないか。毎日を楽しく過ごすだけなら、現状で問題は無いのだが。夜の営みはナナが居れば問題はない。会話を楽しむなら、アリサが打ってつけである。だけど…何かが空しいのだ。
アイツの動向を探りながら、この街の貴族社会に溶け込んでいく。溶け込むにつれて、分かったことがある。アイツの話題は、タブーのようだ。アイツのことを尋ねると、気分を害するご婦人方が多いようだ。アイツは何かやらかしているのか?
酒好きで知られるギルド長の元へ酒樽を抱えて、表敬訪問をした。そして、良い酔い加減なギルド長に『尋問』スキルをオンにして、会話を始めた。
「アイツは、この街にとって、どうなんですか?」
「どうって…そうだな、いないと困るかな」
「どうしてですか?」
「理由か…言えぬな。悪いが帰ってくれ!」
って、『尋問』スキルが効かなかった。どうしてだ?
---シュウ---
サトゥーが僕のことを聞き回っているようだ。何が知りたいんだ?直接訊けば良いと思うのだが、ゼナに会いたくないのかな?
「旅の準備が出来ました」
白音が報告をしに来た。
「そうか。明日出発をする。道中、鍛錬をすると皆に伝えてくれ」
「わかりました」
鍛錬といっても、スタミナアップ系である。さて、ミトはどうするかな?初代国王なんだよな?連れて行った方が良いかな?
部屋に戻り、ミトと遊ぶ♪
僕の上に載り、ミトが騎乗位で、僕の肉棒に奉仕をしてくれている。ミト相手だと、この体位が一番である。ミトの身体と表情が愉しめるからね♪
「明日、出発をする。お前も連れて行くよ」
聞こえているが、返事をしないミト。体内で産み出されている刺激を愉しんでいるようだ。
「お前は高杯光子として連れて行く。いいなぁ」
「なんで…戻りたくないよ~」
本名に反応したミト。デスマーチな世界へは、戻りたくないだろうな。
「ならば、僕達と一緒に時空を駆け巡るか?」
「それも悪くない。ねぇ、ミトと呼んで…本名で呼ばないでよ~」
「で、忠義の件はどうなんだ?仲間を危険に晒したくないんだよ」
「うん…忘れる…だから、連れて行って…忠義は示すから…置いていかないで~」
それならば、ミトから奴隷の首輪を外した。
「仲間になったんだ。これはもう要らない」
「うん♪」
ミトは嬉しそうに、僕の胸の上に倒れ込んできた。
「やっと、スキンシップが出来る♪」
うん?これを望んでいたのか?はて?
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翌日、朝日が昇り始めた頃、街から出て王都へと進撃する♪
馬車は3台仕立てである。1台目はリザ達の載るこの世界で手に入れたヤツ。2台目は姫、マッチーの引く親衛隊所属の馬車。これには、爵位家の者達とミトが載っている。3台目は、機械仕掛けの馬が引く僕のチームの馬車だ。これには僕と夜の相手と、馬に乗れないめっちんとかが乗っている。ファルコン達は、機械仕掛けの馬に乗り、警護に当たっている。機械仕掛けの馬は、翼を展開でき、空も駆け回れる。アリスちゃんだけ自前の天馬に跨がっている。
「1週間くらいで着けるはずです」
と、フィア。家は蛻の殻である。サトゥーが無茶をすると危険が仲間に及ぶから。後、王都でも家を手に入れた場合、メイドが必要になると思うからだ。
馬車内にいる白音、ラムレムが索敵をしている。奇襲されると、ゼナ達が危ないから。彼女達に危害が及ぶ前に、対処する必要があるのだ。
「まぁ、万が一の事態になったら、ネギを放り出せば、終わるだろうな」
「えっ?僕だけで戦うんですか?」
「不満?」
「いや、自信がないんです」
自信が無いのも、コイツの難点である。広域な戦闘力はピカイチだと思うんだ。戦果を左右する規模の魔法を8つも持っているし。持っているだけでなく、8つ同時に発動って荒技も出来るのだ。その点は僕を上回る戦闘力である。
ネギ太郎の天敵になるのは僕だけだ。人造人間という括りであり、呼吸を必要とするネギ。僕の酸素を無価値にする攻撃をされると、窒息死してしまうのだ。それ以外の攻撃に対しては無敵であるけど…
おぉ、そろそろ飯にするか。
『飯休憩にするぞ!』
仲間達に念話で指示を飛ばした。腹が減りすぎると、ポチタマが暴れ出すことがあるので、早め早めで対処していく。
---サトゥー---
アリサの助言で、無条件でアイツから取引を受けることにして、アイツの家に行くと、留守だった。隣のアイツの親衛隊達もいない。どこへ行ったのだ?ダメ元で、ミトへメッセージを飛ばした。
『どこにいるんだ?』
『馬車の中…』
『どこへ向かっているんだ?』
『王都』
『なんで?』
『新年の祝賀パーティーに招待されているの』
だそうだ。王都か…アイツ、何かやらかすのか?心配である。俺達も向かうか?家に戻ると、リリオ達が来ていた。
「ゼナに会えたよ。サトゥーは会ったのか?」
って、リリオに訊かれた。
「会っていない」
「なんで?真っ先に会いに行って、謝るべきだろ?」
そうなんだけど…
「今、行ったら、留守だったよ」
「王都に向かったそうだ。私達も、王都へ向かう予定だ。一緒に行くか?出発は3日後だ」
飛行艇が迎えに来るらしい。
「行こうかな」
「それがいい。今度こそ、ゼナに謝れよな♪」
って、言われた。
---シュウ---
王都は桜の花が咲き乱れていた。日本的だな…
「あれはミトの計略か?」
「まぁ、桜だよね。日本人だと…」
なのに、王都には日本家屋が余り無い。
「やたらに大きな桜があるなぁ…」
100メートルくらいある桜の樹が見えた。なんだよ、あれは?
「あれもミトの差し金か?」
「人聞きの悪い言い方だな…あれは、自生していたんだ。で、あれを接ぎ木で増やしていったのさ」
桜が自生?ここって、日本では無いのか?猿の惑星みたいなオチか?
「そんな目で見ないでよ!私は悪女では無いんだからね」
いや、悪女には見えない。その点は問題ない。
「で、どこに住むかだな。ミト、どこかに別荘は無いのか?」
「一応、死んだことになっているんだよ。あぁ、ミツクニ卿の屋敷があるはずだよ」
そこへ向かうか。
「城へ向かえば良いだろう?」
って、リーン。
「なんで?」
「私とセーラは国王の孫だよ♪部屋くらい、用意して貰うから」
「一戸建てが良いんだよ。人数が多いからな」
「それなら、迎賓館を1つ用意して貰いましょう」
って、セーラ。お城に向かい、リーンとセーラが交渉してくれ、一戸建てを借りることが出来た。お城の敷地内にある館のようだ。馬車を車庫に収めて、皆で屋敷に入った。
---サトゥー---
空港には出迎えの人達で溢れ返っていた。飛行艇から降りると、
「ペンドラゴン卿ですね。お噂は聞いております。魔王を倒し、迷宮では大量の魔核を手に入れたそうですね」
って、アイツの手柄が、俺の手柄になっていた。なんでだ?
「国賓待遇で迎えさせてもらいますよ」
「お前が…?」
事実を知るリリオ達が苦笑いしている。軍人として、この場にいるリリオ達は、貴族らしき人の発言を訂正することは出来無いようだ。
「では、こちらへどうそ。おぉ~奥様とお子様も一緒ですか♪」
ナナが奥様、アリサが子供と誤認されている。子供扱いにされ、アリサの機嫌が悪そうだ。
青い絨毯の上を歩き、馬車へと誘導された。アイツに間違えられている俺は、この先どうなるのだろうか?
シュウの放った飛ぶ斬撃で、迷宮の一部が崩壊したらしい…(^^;
中層への冒険は王都編の後になります。