※この作品はR-18です。

異世界で出会いを求めるのは間違っているだろうか   作:もっち~!

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残虐な表現があります。


三種の神器*

---サトゥー---

 

シュウから提案をされた。奴隷を無くしたいから、協力してくれと。お願い口調ではあるが、きっと逆らえない事態になるんだろうね。弱点を掴まれているし。

 

「そうだな。協力してくれたら、機能回復薬を提供してもいいぞ」

 

って…バイアグラを取り出したシュウ。うっ!これがあれば、きっと…

 

「但し、多用すると心臓への負担が大きくなる。注意しろよ」

 

罠っぽい…そうじゃなくて…

 

「なぁ、治癒術で治してくれないか?薬は恐い…」

 

「ふふふ。良い心がけだ」

 

シュウが手を翳し、ナナが俺の前でセクシーポーズを取ると、

 

ムクッ!

 

おぉ、3日ぶりの機能改善…

 

「じゃ、前金で払ったぞ」

 

「どこの奴隷を無くしたいんだ?」

 

「シガ王国内だな。まず、働き口とか教育だろうな。成果を上げた者は、奴隷から解放するというニンジンをぶら下げてくれ。奴隷の方が良い怠け者もいるからさぁ」

 

奴隷故犯罪を起こさない者は、他の国へ追放するようだ。

 

「若い奴隷を中心でいいぞ。歳がいったやつは、碌なヤツじゃないから」

 

「資金は?」

 

「折半だよ。僕の方は、土地を買っておいてあげた」

 

あの土地か…プレゼントでないのか…

 

「悪いなぁ。男にプレゼントを渡す趣味は無い」

 

おぃおぃ…

 

------

 

奴隷の買い付けは、シュウとミトで行い、俺は買い付けた奴隷達に教育をして、自立出来る様にする立ち位置になった。って、俺だけ表舞台にいるような…手柄の丸投げか。

 

まず、塩の処理、処理後の固形化させた塩の運搬の仕事に割り振っていく。力仕事向きではない子供達は、簡単な護身術、読み書き、そろばんを主体に教育をしていく。

 

「サトゥー、お前、迷宮都市の出入り禁止じゃないよな?」

 

シュウに訊かれた。

 

「そうだけど…」

 

「じゃ、あの都市の貧民層の子供達に、無料の冒険者学校を創って欲しい。生徒になれば、炊き出しという給食が食べられる特典をニンジンにしろ♪」

 

って、手柄を俺に丸投げではないのか?

 

「僕は後2ヶ月くらい、出入り禁止なんだよ♪」

 

迷宮都市での運営資金は、魔石、魔核の売上で賄えるらしい。必要経費はギルドに請求書を回せば良いって…アイツ、どんだけ持ち込んだんだ?

 

 

 

---シュウ---

 

手柄と面倒事はサトゥーに丸投げして、カズマを嵌めた奴らの捜索を、たまにこなす。初上陸した際に放った式神は、全滅したようだった。タダ者では無いな、あの老執事は…

 

式神の消失地点に向かうと大きな屋敷があった。そこへ空気に同化して、侵入してみる。屋敷の中には、あの老執事はおらず、縦ロールが特徴的な女性がいた。種族は、人間ではない。なんだ?この種族…遭遇した事の無い種族だ。こういう種族は、存在しちゃダメだと思う。個人的な主観であるけど、素手で左胸にタッチして灰にしておく。う~ん、左胸に心臓がなかったなぁ。魔物系かな?

 

で、屋敷内には怪しい部屋が1つあった。怪しいので、監視用の式神を置いて、屋敷からお暇した。

 

次に向かうのは、奴隷商人かな?って、どこで売っているんだ?こういう時は酒場かな?酒場を探す僕。

 

ようやく辿りついた酒場、客は少ない。カウンターでマスター相手に呑み始める。消化器官がない為、口に入れた物は舌で味わい、喉を通過した辺りで、僕以外の者の胃袋へ強制転移させている。今回はちょっと気になる女の子の胃袋へだ。酒場の隅の席にいるパーティーの仮面をした女の子に。種族は、バンパイアだし♪

 

種族特定を誤認させる魔法具を持っているようだけど、オーラと臭いで分かる。KIVA(KIng of VAmpire)である僕にはね♪

 

目の前にいるマスターの記憶を読み取る。この街の勢力、強者の名前を読み取っていく。八本指と言われる非合法組織、モモンと言う名の猛者…あっ、気づかれた。あの少女に…こっちを監視しているようだ。代金をカウンターに置き、店を静かに立ち去るが、あの少女が後をついてきた。

 

「何者だ?」

 

「名乗る必要性を感じ無い」

 

彼女の仲間二人は得物手にして、構えているし。

 

「無駄に死を選択するなよ」

 

一応、僕なりの警告を発しておく。

 

「無駄?それは、お前だろ?」

 

筋肉武装した女性に言われた。好みではないので、退場してもらう。彼女の心臓を『強奪』して、仮面の少女の胃袋の中に『譲渡』した。その場で倒れた筋肉武装した女性。仮面の女の子も、身体の中の異変に気が付いてたようだ。

 

「何をしたんだ?」

 

魔剣を持った女性に訊かれた。

 

「何もしていない。お前ら、見ていただろ?」

 

「くそっ!貴様ぁぁぁぁぁ~!」

 

魔剣から放たれている膨大なエネルギー。密かにラインを伸ばし、ドレインしまくる。彼女の振り下ろした剣は僕を透過し、地面に突き刺さった。ゆっくりと後ずさりをする僕。

 

「透過したのか…」

 

仮面の少女は、そう言うと、地面に触れ伏した。咀嚼せずに丸のまんまの生の心臓を食らったから、胃袋が痙攣をしてのか?

 

「うっ…うっげぇっ!」

 

口から吐き出した生の心臓…狼狽える少女。

 

「では、また、どこかで…アディオス♪」

 

その場から立ち去った僕。

 

--------

 

監視用の式神が消失した。空気に同化して現場へ急行する僕。そこには、種族がよく解らない連中がいた。こいつらか?カズマを嵌めたのは?玉座らしき椅子に座る骸骨男。種族はリッチかな?ジョブはネクロマンサーのようだ。厄介だな。

 

「ソリュシャンが灰になったとは、まことか?」

 

骸骨男が老執事に尋ねた。

 

「はい、そうのようです、アインズ様」

 

骸骨男はアインズって言うのか…

 

「何者にやられたと言うのか。う~ん…うん?何故、人数以上の魂がこの部屋にあるのだ?」

 

しまった。見付かった。だから、ネクロマンサーは厄介だよな。強制転移をして、逃げる僕。

 

「逃がさん!」

 

え?眼鏡を掛けた追っ手がいる。コナンのような追跡用の眼鏡か?まずいなぁ。振り向き様に、クロスカウンター気味に、僕の手の平を当て、僕本来のオーラを流し込む。その場で灰になっていく追っ手。その灰化速度から判断すると最上位悪魔のようだ。カルマが濃い程、灰化の速度が上がるのだ。人間程度だと不完全燃焼気味で、灰になるまでが長いのだった。

 

あのネクロマンサーが臭いなぁ。呪いなんか、簡単に掛けられるんじゃないか?

 

日も暮れたし、帰るかな。オラリオの住処へ、何箇所か経由して帰る僕。追っ手がいるとマズいので…

 

 

 

---サトゥー---

 

エチゴヤで売りたい物がある。いや、俺が欲しい物だとも言える。

 

「なぁ、シュウ。醤油、味噌、みりんを譲ってくれ」

 

「拒否!」

 

即答だ。

 

「売るほど生産していないからな」

 

「じゃ、製法を教えてくれ」

 

「エチゴヤで販売しているだろ?」

 

そうはそうだけど、シュウの持ち込んだ三種の神器と言える調味料の味に遠いのだ。

 

「コクが違うというか…」

 

「醸造設備がダメなんだろ。原材料がダメなんだろ。醸造させる菌がダメなんだろ」

 

三ダメを食らった。そんなにダメなのか…

 

「原材料は、僕の産まれた世界の日本から持ち込んでいる」

 

チートすぎるお言葉…品種が違うのか…

 

「石組みの城の中に木造の醸造蔵を建てた。仕込み樽は木樽を使って、温度管理、風通しなどを完全制御している」

 

なるほど…木造の蔵で木樽か。メモをしていく俺。

 

「醸造蔵は土壁だ。蔵自体が呼吸をできるようにし、湿度の調整も蔵自体で行っている」

 

そうか、日本の蔵のようにしないとダメか。

 

「問題は発酵させる菌だが、蔵で育て、蔵で増殖させ、蔵に住み着いて貰わないと意味が無い。だから、譲渡は意味が無い。ぬかみそとは違うんだよ、サトゥー君♪」

 

う~ん…意地悪でくれないのではなく、貰っても蔵に住み着かないと意味が無いのか…

 

「まず、蔵から作ってみな。あぁ、木樽は蔵で組み上げろよ。入り口は狭い方が雑菌が入りにくいからな」

 

そこがダメなポイントか…物資の出し入れがし易いように、間口が広い扉…

 

「食事は一緒にすれば、和食が基本だ」

 

それはそうだ。俺もアリサも食事によるクリティカルダメージで、白旗をあげた訳だし…シュウが何かを紙に書いてくれた。蔵の構造だ…土壁の素材、作り方が書かれている。蔵の柱組みなどもだ。そうか、釘はダメなのか…

 

「なるべく、金属は使うなよ。湿気が多い場所だ」

 

 

 

---アリサ---

 

有り得ない…どうしてこんなことに…望んだことだけど…身体の中で蠢いている。忘れていた感触…召喚されて以来、忘れていた感触だ。

 

まさか、このエロ神…『OL化』という術で、強制的に大人の身体にされた私。エロ系魔術…恐るべし。大人の身体に飽きると、『JK化』って女子高校生並の身体にされてしまった。

 

「アリサって、10代後半だとこうなるのか♪」

 

割れ目を指で開き、ガン見しているエロ神。グジュグジュになっていくのがわかる。

 

「うぉっ!」

 

一気に入れてきた。産道がアイツの肉棒と共に、子宮方向へ持って行かれる感覚がある。千切れる…

 

「大丈夫だよ。死んだら、修復してから生き返らせるからね♪」

 

思い出した…コイツ、屍姦趣味だったな。まずい、殺す気で交わっている気がする。

 

『JC化』

 

アイツの更なる呪文…10代前半に戻っていく…無理。無理だよ~千切れるぅぅぅぅ~!そこで意識が途絶えた。

 

 

「大丈夫?ねぇ、アリサ…」

 

ルルの声…生きているようだ。

 

「どうにか生きているようだね」

 

「これに懲りたら、背伸びはしないようにって…」

 

だね…死ぬかと思った…

 

「アリサとの屍姦プレイはつまらないって…」

 

えっ?死んだのか…つまらないって?

 

「どうして?」

 

「元が10代前半だからみたい。やはり、元が歳相応で無いとダメらしいわ。後4.5年かぁ♪」

 

ルルは、未知なる刺激を楽しみにしているようだ。

 

 

 

---シュウ---

 

また、彼の大陸を訪ねた。蜥蜴人の集落を見つけたので、空気に同化して、視察を始めた。リザと違い、亜人ではなく、知能を持った二本足で歩く蜥蜴のようだ。魚の養殖をしているヤツもいるし、人間に近い形態ではないものの、人間に近い生活を送っているようだ。

 

う~ん、女性も蜥蜴の姿かぁ…交わるとダメかな?構造が分からないと、万が一の時に、修復が出来ないから。

 

集落を離れ、森の方へ行くと、アンデッドの兵達が待機していた。あのネクロマンサーの配下かな?まぁ、こういうのは無い方が良い。リミッターを解除して、灰にしていく。

 

しばらくすると異変に気づいたのか、親玉っぽいヤツが現れた。全身が水色の二本足歩行する昆虫かな?水色ってことは、水属性っていうより、氷属性かな?

 

「何やつだ!姿を現せ!」

 

怒っているようだ。そんなことを言われて、姿を出すヤツはいないと思う。必死に気配を探っているみたいだ。

 

瞬動術で目の前に行き、同化を解いていく僕。

 

「貴様!」

 

それが、そいつの最後の言葉である。僕はリミッターを解除したままだから…灰になって風に舞う何者か…リミッターを掛けて、その場を後にする僕。

 

------

 

なんか知らないけど、魔なる物が多い大陸である。召喚大陸と違って、魔王の季節が無いのは良いかもしれないけど。

 

「見つけた!」

 

見付かった…あの時の仮面の少女だ。

 

「何か用か?」

 

「何が目的だ?」

 

目的?

 

「知り合いが、この辺りで消息を絶ってね。探しに来た。名前はカズマって言う冒険者だよ」

 

正直に目的を伝えた。

 

「カズマ?まさか、あの女神って名乗る女のパーティーのか?」

 

「そうそう、そいつだ♪」

 

カズマのパーティーのいる女神、アクアという。あのドナドナを歌っていた女だ。元々、神様特典を1つ付けて、転生させる業務をしていたのだが、カズマが神様特典でアクアが欲しいと言った為に、カズマの転生した世界に降臨した、職場放棄ダメ女神である。

 

「そう言えば、最近見ないなぁ」

 

「カズマ以外の女性メンバーは、確保した。奴隷として売られていたよ」

 

「まさか…結構戦力の有るパーティーだったのに…」

 

有るだろうな。女神とリッチと戦略級魔法使いがいたパーティーの上、あの盾女もいた訳だし。

 

「『強制服従』の呪い付きで売られていたよ。なぁ、誰がカズマを嵌めたのか、知らないか?」

 

「この街にはびこる八本指って非合法集団か、得体の知れない魔導軍かだな」

 

前者は人間だろうな。後者が当たりか?

 

「その魔導集団はどこに行けば会えるんだ?」

 

「一人で乗り込むのか?」

 

仮面を被っているので、少女の表情が分からない。

 

「知り合いの弔いだよ」

 

「彼は死んだのか?」

 

「助けられなかった。なので、僕が殺したよ♪」

 

「…」

 

うん?あの老執事の視線を感じる。

 

「ここを立ち退け。巻き込みたくない」

 

「巻き込む?どこかと敵対しているのか?」

 

「そんな感じだ。生きていたら、会おう♪」

 

瞬動術であの老執事の前に移動し、拳を叩き込んだ。老執事がクロスカウンター気味で拳を放ってきたが、悪いけど透過させて、僕のオーラを老執事の頬へ流し込んだ。全身が燃え上がる老執事。悪魔系ではなかったのか。

 

何かを僕に言おうとした老執事が紫の炎に依り灰へとなっていく。

 

「紫炎の拳…」

 

僕の後からあの少女の声がした。

 

「あなた!何者!」

 

「悪い…敵では無い者に名乗る義務はない」

 

「その能力は呪術系よね?」

 

まぁ、呪いの炎だからね。

 

「KIVAを受け継ぐ者と言っておこう」

 

彼女から動揺した波紋を感じた。魂が震えたのか?

 

「どうして…その名前を知っているの?あなたも?」

 

「そう…有る意味そうだ。種族は違うけどな…じゃな♪」

 

ドレイン出来るってことは、吸血と同義だと思うので、そう答えた。そして、その場から転移をして消える僕。追っ手がいるとダメなので、今日も何箇所か経由して、普通の生物では、生きられない場所を経由して、オラリオの住処へと帰宅した。

 

日帰りだと効率が悪いが、迷宮から帰ってきた仲間を、風呂に入れる日課があるから、しょうがないよな。サトゥーに頼もうとしたら、

 

「あいつは、ぎるてぃだからダメ」

 

って、アリサとミーアが牽制した為、僕のお風呂当番は継続されたのだった。

 

 

 

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