異世界で出会いを求めるのは間違っているだろうか 作:もっち~!
---シュウ---
ドラゴンが大漁だった上、ミンチ肉がたっぷりとある。ミンチ肉に香辛料をませて、臭みを誤魔化す。
「今日は何?」
タマに訊かれた。
「ハンバーグだよ」
「ハンバーグ先生は最強なのです♪」
ポチはハンバーグが大好きのようだ。肉塊と違って、香辛料のスパイシーさが良いみたいだ。黒胡椒味、カレー味、チリ味に味付けをして、焼いていく。
「なんですか。この香りは…」
イビルアイはハンバーグ初心者のようだ。
「カレーですね…」
リザが香りでやられている。尻尾が嬉しそうに踊っているし。
焼けたハンバーグを皿に盛りつけていく。皿に出来たハンバーグの山では、生存競争が始まっている。リザ、タマ、ポチが、素早く口に運ぶ。出遅れたイビルアイはゲット出来ず。セーラ達は1つずつ死守したようだ。
なので、次々に焼いていく。肉は大量にあるし、香辛料もそこそこあるし。
「これは?」
ゼナがアイズに訊いている。
「こ、これは…アボガドハンバーグです、ゼナたん♪一口大にして、ワサビを載せて、醤油を1滴垂らすとサイコーですよ♪」
アイズに言われて、ゼナが一口食した。
「お、お、美味しい…濃厚でいて、爽やかな感じ…うっ!」
最後にワザビが効いたようだ。この世界の者達は、ワザビの刺激に弱そうだ。イヤ、強いのもいるか。カリナは爆弾巻狙いのようだ。爆弾巻は、下ろしワザビを仕込んだハンバーグである。
「ご主人様、あの…肉塊はございますでしょうか」
リザが恥ずかしそうにお強請りをしてきた。肉塊を取り出して、リザに渡した。彼女には、ハンバーではは物足り無いようだ。
「焼いて食べてみて。臭みがあるかもしれない」
「こ、これは…ドラゴンですか…」
見て肉種を言い当てるリザ。もしかして、僕には判らない臭いで判別かな。って考えていると…おいおい、生で食っているぞ。大丈夫か?
「焼くと美味しいかな?」
リザは肉塊を炙ってパクり。
「火を通した方が美味しいですね。暖めるとジューシーでおいしさアップします♪」
そして、焼き始めた。肉のソムリエって職業があれば、リザは適しているかもしれない。
「ポチも欲しいのです」
「タマも~」
二人にも肉塊を渡した。
「おぉぉぉぉ~、私もチャレンジしたいです」
って、カリナ。彼女にも渡す。人間向きの肉では無いのだが…
「シュウ様は食べないで良いのですか?」
セーラに訊かれた。
「食べるなら女体だな♪」
今宵の獲物にする予定のイビルアイをロックオンした僕。彼女はハンバーグに夢中で、僕の視線に気づいていない。そんな僕をセーラは苦笑い気味ではあったが、暖かい視線で見守ってくれた。
--------
食後…満腹感から、うたた寝をしているイビルアイ。二人で、僕専用の躾部屋へと転移した。こっそり『脱衣』させて、手首、足首を拘束しておく。脱がして判る。胸が良い塩梅である。定番の赤い液体を塗ってみた。
「ぐぎゃぁぁぁぁ~!」
叫び声を上げるイビルアイ。張れた乳首を舐めて上げる。
「何をしたんですか?」
涙目のイビルアイ。かわいいなぁ♪
「お仕置きだよ。モモンに、あんなかわいい素振りをするなんて、許せない♪」
理不尽な理由でお仕置きをしている僕。
「えぇぇぇ~!それは好みの問題ですよ~」
そうかもしれない。お尻の穴に塗ってみた。
「いやぁぁぁぁ~!痛っ…きれちゃうっぅぅぅ~」
いい歌声だ♪
「キレても大丈夫だろ?バンパイアは再生能力あるし」
切れ痔だと、再生出来ないのかな?
「いやぁぁぁぁ~!こんな場所は切りたくないよ~」
今宵のイビルアイはかわいいなぁ。
「なぁなぁ、モモンのどこがいいんだ?」
「えっ?!」
頬を赤らめ、俯くイビルアイ。可愛い素振りだ。
「言わないと、前のここにも塗るぞ!」
筆の柄の部分で、割れ目を這わせてみた。
「止めて下さい。使い物にならなくなります!」
真顔で反論か…モモンにアレは無いのになぁ。ごっつい鎧の下は空間だったはずだ。だって、正体は骸骨で有り、海綿体であるアレは、持ち合わせていないのだよ。
う~ん、どうするかな。閃きの神様が僕の灰色の脳細胞に降臨してきた。そうか、モモンと同じ様な体型で交われば良いのか。イビルアイの前で、鬼の姿に戻った僕。そんな僕を見て固まるイビルアイ。
ちょっと待てよ、入るのか?人差し指を入れてみるが、既にキツい。小柄なイビルアイには入らない気がする。じゃ、モモンの体格の男と出来ないんじゃないのか?
「なぁ、モモンと同じ位なんだけど、入るかな?」
「無理…無理です…」
「モモンとは出来て、僕とは出来ないの?」
「いえ…モモン様とはしたことは無いです。でも、無理です。そんなデカいのは…」
デカい?まだ平常状態なのだが…えぇ~い、入れちゃえ♪『透過』モードで、イビルアイの体内に入れてみた。
「入れたんですか?」
既に密着の上、締め付けが良い。
「なぁ、勃起させていいか?」
一応、確認をしておく。
「はぁい?え…まさか…あれって、平常時なんですか?」
頷く僕。目を見開いて、涙を溢しているイビルアイ。
「ダメ…ダメです。裂けちゃいます」
「再生能力でどうにかなるよ♪」
「そうかもしれませんが…トラウマになりそうで、イヤですぅ」
「最悪、突き破って、鳩尾からこんにちわかな?」
「ダメ…無理…止めてください」
懇願してきたイビルアイ。どうしようかな?
「じゃ、乳を飲まして♪」
きょとんとしたイビルアイだったが、
「出ないです…塗らないでぇぇぇぇぇ!」
最初の一塗りで、赤い液体の戦闘力が身に浸みてわかったようだ。つまらないなぁ。いやいや、待て待て♪モモンなら大丈夫かもしれない。
「じゃ、モモンとするか?」
真っ赤な顔になるイビルアイ。モモンに擬態する僕♪アレの大きさは、推定の大きさになったのだが、四方八方に弾けたイビルアイ。デカ過ぎたようだ。
人間形態に戻った僕。細かい肉片になったイビルアイは、再生しないようだ。しょうがないなぁ。復元して、蘇生させた。虐められた姿がかわいいので、ロストさせるのは、おしい逸材である。
「モモン様…交わると死ぬんですね…」
モモンとすることを諦めたイビルアイは、人間形態の僕と交わり、果てた。
-------
翌朝、精神的にボロボロになったイビルアイと帰還した。
「何したの?強気の彼女、黙りだけど」
アリサが訊いてきた。
「想い人と交わったら、弾けたんだよ。小柄な者は大型な者と、交わるのは危険ってことだ」
同じく小柄のアリサが、僕から後ずさりして離れようとしている。今は人間形態なので、問題無いはずだが。
「じゃ、イビルアイは置いて行く、残りの者達は狩りへ連れて行く」
ミトと同行する者達も除いて、クマさんの世界へと転移した僕達。
---------
獣人連合っていう自治領近くで狩りを始めた。ここは牛さんがいる。それもクマさんより強い。戦いがいのある肉の塊に、ヨダレを抑えて戦う、食欲ベースの戦士達。
ツヴァイに確認したら、はぐれのミノタンは狩ってもいいと言われたのだ。アマゾネスというかヴァルキリーに近い軍団が、ミノタンの大群に群がる。みんな牛肉は好きだよなぁ。
「ミノタンとドラゴンの合い挽きなハンバーグ先生を希望します♪」
戦いながらポチが希望してきた。挽肉にするのが面倒だな…
「ミノタンのステーキ?」
タマは塊肉がいいらしい。リザは、そのまま、いきそうだな。初参戦のアリサ、ルルが固まっている。
「何?何で、あんなに楽しそうなのよ~」
「あれを調理するんですか?」
ビビリー姉妹か?
「盛大に狩っているな」
って、ツヴァイが様子を見に来た。
「食料にするから、みんな必死だよ」
「必死?楽しそうに見えるが」
尻尾も嬉しそうに踊っている。
「彼女達は戦闘狂では無いよ」
食欲の化身に近い。
「でも、あの大群を、あの人数で…仲間達も強いようだな」
アースという男が会話に割り込んできた。連れのエルフがかわいいんだけど…
「ご主人様、狩り終わりました」
リザが報告してきた。では、肉をしまうか。専用フィールドへ転移させていく。
「ツヴァイ、他に狩り場はあるか?」
「後か?後は…迷宮内だな」
ゴブリンとかスケルトンは喰えないからな…今日は撤収するかな。
------
ミトのいる世界へ帰還した。転移し終わると、ミト達が剣を手にして、誰かに向けた。
「コイツは何者?また、転移の時に忍び込まれたみたいよ」
って…知らない男性と女性のペアがいた。
「お前達は誰?」
「僕はブルカラーのカザミネで、彼女はロコです…ツヴァイの指示により、視察に来ました…」
そういうことか…
「ミト…夕食の準備前には帰る。ちょっと、あっちの世界に連れて行く」
「ねぇ、新しい肉を置いて行って。捌いておくから」
ミトの前に、5体に分解したミノタンを3匹ほど置いて、カザミネ達と再転移した。
--------
カザミネをアインズの世界へ置き去りにし、ロコとオラリオの世界へ転移した。
「ここは?カザミネ君は?」
ツヴァイの世界の女性は丸っこいなぁ。そいうデザインなのだろうか?
「お前はここに置いて行く。気が向いたら向かいに来る。じゃあ、な♪」
そして、ミト達の待つ世界へ帰還。
「二人とも置いてきたの?」
「好みの女性でないから」
ミトの背中に抱きつく。
「ちょっと、包丁…危ないよ」
そうだった。肉を捌いているんだったなぁ。
「で、後、どの位で合流できそうだ?」
「明日か、明後日かな」
街に入るときには、一緒にいないとダメかな?いや、アリサ達がいるとマズいのか。
「狩り場を変えるかな。野菜と魚も欲しいから」
「お父さん、オラリオは?」
アイズが提案してきた。野菜と魚は買えるけど、狩りは出来ない。あそこもドラゴンとミノタンの肉だよな。
いや、待てよ…迷宮都市の出入り禁止は解除されているんではないか?あの迷宮、草とか魚もいるらしいよな。
「よし、明日からは、迷宮都市だ♪」
「ダメだよ。馬車移動して向かっているんだよ。転移して先乗りはダメ!」
ミトから拒否された。そうだった。そこへ馬車で向かっていたんだ。凹む僕。
「兎さんでかまいません」
と、リザ。一角兎の肉が一番人気のようだ。食う部分が少ないので、数を狩らないとダメなのがネックであるが、兎狩りが気に入ったようだ。
「じゃ、明日は兎さん狩りだな」
あの二人を回収して、返却だな。
---ツヴァイ----
カザミネ、ロコから連絡が無い。既にログアウトしているはずであるが、メールに着信はなかった。ログアウト出来ない戦闘に、巻き込まれたのか?不安が過ぎる。
ミリーの断片的な情報で、何のゲームなのかを調べているが、見付からない。どこのゲームに連れて行かれたんだ?
翌日、ログインをした。メッセージボックスに、二人からのメッセージは届いていない。違うゲームシステムなのか?そんなゲームと連動していると、運営から報告は無い。じゃ、どこにいるんだ?
俺達の知らない何かが、進行しているのか?
---シュウ---
翌日、狩り組を一角兎エリアに置いて、二人の回収へ向かった、まず、ロコから。
「ここって、どこなんですか?ログアウトできない…」
僕の顔を見て、安心したのか、抱きついて寝てしまったロコ。う~ん、アレコレしたくなるような体格では無い。そういうデザインしか出来ないゲームなのか?少し悲しい。ロコを一角兎エリアに置いて、ルルとアリアにまかせてから、カザミネを迎えに行った。
う~ん…どうするかな、コレ…何かの戦闘に巻き込まれたようだ。ログアウトしようとしたのか、ウィンドウを操作しようとしたような指が残っていた。試しに招魂をしてみた。が、カザミネの魂は現れない。生きているのか、ロストしたのか、転生したのか、ソレのどれかではあるが…
指があって、死体が無いって、生きているのか?『強奪』でカザミネを奪ってみた。う~ん…生きている。何かに食われている最中のようだ。腹は破れ、片腕も無くなっている。『修復』で身体を修復して、『回復』で生命力と体力を満タンにして。ロコを放置している場所に連れ帰った。
ロコはまだ寝ていた。ログアウト出来ずに、一睡もしていなかったようだ。これではっきりした。世界は同一世界上にあっても、そのシステムは違うってことのようだ。
ツヴァイに、二人を連れ帰ったことをメッセージで送った。そうか、二人をツヴァイの元へ強制転移させた。
で、戦果を見ると、兎さんの死体の山が出来上がっていた。乱獲って感じである。山の裏へ回るとクマさんの死体の小高い丘があった。どんだけ、狩ったんだ?戦果を専用フィールドへ転送させていく。
昨日は狩りに参加していなかったルル、アリサ、ミーアも参加していた。
「お~い!そろそろ帰るぞ。専用フィールドで、肉捌きをしてから帰る」
「了解です」
リザが返事をすると、タマ達が走って戻って着た。人数を確認して、余分なヤツがいないことを確認して、専用フィールドへ転移をした。
---ツヴァイ----
ロコとカザミネが転移してきた。二人ともグッタリしている。何が遭ったんだ?
「知らないエリアにいました」
いち早く、意識が戻ったロコが話し出した。
「ログアウト出来ないし、フィールドで寝たら死亡扱いだし。迎えに来てくれるまで、一睡も出来ないって、つらいです」
ロコは過労気味で、ボロボロのようだ。一方、カザミネは、ステイタス表示上では、生命力、体力ともに満タンであったが、憔悴しきっていた。
「食われたんです…魔物に腕を食われ、腹を食われて…」
食われた?何に食われたんだ?そんな魔物の情報は入っていないぞ。
「だから、違う世界だよ~」
って、ミリー。
「このゲームとは違う世界へ、連れ出されたのよ~」
だから、ログアウトもできず、メッセージを送れないのか?