異世界で出会いを求めるのは間違っているだろうか 作:もっち~!
---システィーナ---
朝、ありえ無い刺激で、目覚めた。姿見で確認すると、私の身体に蟻が群がっていた。どうして?あたふたしていると、彼が来てくれた。
「なんだよ、朝っぱらから…おっ!」
私を見て固まるペンドラゴン卿…
「アイツ、塩を砂糖にししたのか…」
『サトゥーの女だし♪』
アイツの声が脳裏で響いた。だから、蟻が…身体の中にもいる。身体の中で、無数の蟻に座れている。気持ちいい…体内から湧き出る液体で、砂糖水紛いな物が、身体から流れ出ていく。
「おい!洗い流せ!家中が蟻だらけになりそうだ!」
風呂場へ行き、シャワーで洗い流していく。排水口には、多数の蟻の死骸が絡みあっている。アイツ…許せない!
---シュウ---
ポチ、タマ、リザと一角兎の世界へと来た。残りの者達は、オラリオで週末を過ごす為の準備をしてくれている。あとは、美味しいお肉の調達だけだ♪
肉食娘達が兎、熊を大量に肉にしていく。
「見つけたぁ~!」
見付かった…誰に?声の主を見ると、ミリーだった。
「何か用?」
「カザミネ君とロナに何をしたのよ?」
「何もしていないよ。興味無いし」
「二人共心がへし折られているんだけど?」
あぁ、異世界へ置き去りにしたか…
「じゃ、お前も来るか?今日は引っ越しパーティーなんだよ♪」
コイツの実体でも食すのも、悪く無い♪
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ミリーを連れて帰還した。
「この子は?」
「僕のメインディッシュ♪」
「あぁ…そう…」
ミトが納得したようだ。
「そうそう、肉は大量にあるよ」
専用フィールドから、大量の肉を取り出した。ルル、リザ、ミト、サトゥーが調理にかかった。では僕は…ふふふ♪
ミリーと地下室へ♪
「ここは?」
「僕の専用プレイルームだよ♪」
逃げようとする獲物に『身体停止』を掛けた。そして、作業台の上で手足を拘束。
「なぁ、お前、ゲーム内キャラだよな?本体はどんな女体なんだ?」
「何?どういう意味…」
ミリーのデータを解析し、ミリーの本体の元へ転移した。
---ミリー---
どういう意味だ?なんか嫌な予感がする。ログアウトしないと…え?ログアウト画面が出ない…ロナ達が言っていた現象だ。
「あぁぁぁぁぁ~」
有り得ない刺激だ。18禁モードの筈…そもそも、相手が見えないのは、どうして?設定画面…開けない…
「いやぁぁぁぁあ~!」
股間に鼻息を感じる。舌の感触がある。太股の付け根を指でなぞらえている。私自身を責められているようだ。どうやって、私の本体の居場所を突き止めたんだ?
あっ…入って来た。体内に感じる、アイツの肉感…こんなにも太く固いのか…お腹の中がパンパンである。
「うぉっ!」
唇を舐められている。確実に私自身の身体を、玩具にされている。胸を揉まれ、乳首を甘噛みされ…ミリーのアバターに乳首は無かった。って、ことは…
台の上に寝かされているのに、後向きの騎乗位をしている感覚だ。そうかと思うと、四つん這いで服従のポーズ…うっぅぅぅぅぅ…どうして、こんな目に…ゲームじゃないのか?
『ゲームだよ♪』
脳裏に響くアイツの声…ログ画面には何も表示されない。メッセージ画面が開けない。助けが呼べないじゃない…
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身体が揺すられる。私の身体では無く、たぶん、ミリーとしての身体だ。
「おい!ミリー!しっかりしろ!」
ツヴァイの声だ…助かったのか?うっ…アイツは、私自身を手放していないようだ。悶悶としていく私。ミリーだけを解放したのか…
「ツヴァイ…助けて…」
「どうしたんだ?薬物か?毒か?」
意識が落ちそうだ。落ちたら終わる…そんな気分である。
「私の本体…助けて…」
頭の中が真っ白くなっていく…
---シュウ---
遊んで帰ると、パーティーの準備は出来ていた。この街でも食材を手に入れ、様々な料理が並んでいる。リザはクマの肉を頬張っている。タマは牛のステーキ、ポチは大好物のハンバーグをがっついている。
「ルル、ここの食材はどうだ?」
「豊富ですよね。海の幸が豊富で、ミトさんに料理を習いました」
ドヤ顔のミト。日本人は海の幸料理は得意だものな。ゼナ、セーラは煮込み料理担当のようだ。鍋の前で火加減を調節している。リーン、カリナは料理はしないようだ。まぁ、されても困るかな、豪快な料理は胃袋がビックリするから。
サトゥーはモモンと肉じゃがを作っているようだ。
「異世界で、醤油、味噌がある生活はいい♪」
って、モモン。肉体があるから思えるだと思う。あの骸骨姿では、舌すらなかったしなぁ。
で、僕はスルメイカのゴロ焼きの調理中である。この世界には無い料理である。最初に来た時に、注文したら無かったもの。
「え?ゴロ焼き!」
目の前でアリサがヨダレを…
「もう少し掛かる。肉でも喰っておけ」
「え?この香りにやられているんですよ~」
確かに…カリナとリーンはくさやを炙っている。大丈夫か、この世界で、この香りは…
「えぇぇぇぇ~!くさやでは無いですかぁぁぁぁ~」
和の国出身の椿が、無断でパーティーに乱入してきた。あの香り…好き者を集める効果は絶大である。
「なんで、くさやが、オラリオに…」
タケミカヅチという和の国の神まで、引き寄せていた。くさや恐るべし…
「なんだい?このクソのような臭いは…」
ミアもか…リーンが、お裾分けをしている。
「何?旨い…クソの香りなのに、旨すぎる…」
ミアが感激している。リーンとカリナはくさやの親善大使か?
「よし、出来たぞ!」
ゴロ焼きを更に盛ると、日本もしくは和の国の関係者が、箸でついばみ始めた。
「旨い♪この味だぁぁぁ~!」
って、ミト。
「日本酒に合うだろうな」
「日本酒か?うちのファミリアに有るぞ。よし、持ってきてもらおう♪」
タケミカヅチことタケちゃんが、自分の眷属へ指示を出している。
「このファミリアと仲良くなりたい♪」
って、椿。
「俺のファミリアも、ここのファミリアと仲良くなりた~い♪」
タケちゃんはくさやとゴロ焼きに心を持って行かれたようだ。
しばらくすると、タケちゃんのファミリアより、日本酒の樽が2つ運ばれて来た。うちの酒好き達が群がっている。
くさやを炙っている七輪の周囲に、ヨッパ軍団が集まっていく。なんか、カオスなパーティーになっていく。くさや好きとくさや嫌いの二つのパーティーに別れたような、
「で、赤貝をツマミに、していのか?」
何時の間にか来たシルに訊いた。
「だから、赤貝では無いです。私はシルって名前ですよ!」
「赤貝の汁?」
「違います…えぇ、ここで?」
シルの着ている物を透過して、シルの赤貝を堪能する。
「ダメ…感じちゃう…いや…あっ!」
達したようだ。ベンチの上に放置だな。
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翌日、ヨッパ軍団じゃなかった者達と、後片付け。空になった日本酒の樽は4つ。総て、ドランへ転移させた。再利用する為だ。
昨晩のパーティーに参加しなかったヘファイストスが後片付けを手伝ってくれている。団長の椿が、迷惑を掛けたってことで。
「ここはファミリアでは無いのか?」
女神に訊かれた。
「あぁ、違うよ。週末だけ、グルメ三昧する為に、ここに来るだけだ」
「普段はどこにいるんだ?」
「言えない場所だ」
「言えない?それは気になるな」
「フレイヤに訊いてくれ。アイツに話は通してあるから」
「わかった。訳有りなんだな」
「来週の宴は、椿と二人でおいで♪」
「そうするよ」
タケちゃんの眷属達も手伝ってくれている。ちなみに、タケちゃんは、現在戦力外である。
---サトゥー---
週末の宴を終えて帰宅すると…家の中は荒れていた。
「メリー、これはどういうことだ?」
「姫って者は、家事は出来ないんだよ!どこへ行っていたんだ?」
あれ?言わなかったっけ?
「週末は、アルバイトだ」
「アルバイト?爵位が有るのにか?」
「そういう契約だ。俺の主はアイツだからな」
「アイツって、アイツか?システィーナを砂糖漬けにした外道か?」
「外道では無い。規格外なだけだ。そんなに目くじらを立てるなよ」
サトルさん共々、良い想いをしてきた。アイツには感謝である。
「アイツのことを悪く言うのであれば、出て行ってくれて構わない」
アイツと、姫二人を天秤に掛けた場合、迷わず、アイツを取る。
「どうして…どうしてですか?何か術を掛けられたのですか?」
「術なんか掛けられていたら、この世界は終わっているだろう」
実際問題、アイツがその気になれば、この世界は終わるだろうな。この楽しい夢の時間が…目が醒めたら、机の下のスペースだと、俺が救われない。
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アイツの家に行き、システィーナの刑を終えて貰った。
「次に、なんかしたら、どうしようかな♪あぁ、ミトと胸を交換とかは?」
おい!何を言っているんだ?
「嫌です!でっぱいになったら、相手してくれないんでしょ?」
って、ヒカルが猛烈に抗議している。
「アーゼ程度なら、問題は無いよ♪」
「あの砂糖姫は、問題外なんでしょ?」
「だな…」
「じゃ、今のままでいいよ~」
「あ!そうか、今度やったら、メリーエストをTSさせて、システィーナと交配させるか?巨乳同士の交配だと、更なる巨乳が産まれるかのテストってことで♪」
あれより大きくなったら、人間とは思えなくなりそうだ。う~ん…
---シュウ---
中層で狩りを開始した。あっちの迷宮都市で鍛錬した結果、みんな強くなっていた。だけど、アッチで食材を知った今、ここでの狩りの食材はしょぼいようだ。
「見た目が美味しく無いですよね?」
って、ルル。確かに…
「食べるとマズくはないですが…」
ゼナですら、舌が肥えてきている…魔核の買い入れも停止しているし…この迷宮を攻めるメリットがあまりない気もするなぁ…
新たな狩り場を探すか…
って、言ってもなぁ…狩り場なぁ…僕の知っている狩り場は、オラリオ以外だと…シードの世界か?あそこって、結構、豊富だったよな。対人戦があることを除けば…
アスナを呼び出して、相談をした。
「う~ん…別荘エリアであれば、狩りも釣りも出来るけど、対人戦は発生するから、他の階層は危険が多いわよ」
鍛錬向きでは無い。ボス部屋でタイムトライヤル鍛錬するか…
「対人戦?まぁ、必要と言えば必要だけど…」
って、ミト。だけど、リザ達に人殺しはさせたくない。かといって、モモンのいた世界は治安が悪すぎるし…魔物を狩るか、人を狩るかの2択だよな。
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そして、金曜日…宴会の準備の為、兎さんの世界へ…みんなで♪
リザによると、やはり、ここの兎さんに敵う肉は無いそうだ。問題は1匹から取れる肉の量が少ないことだ。なので、沢山狩らないとダメである。更にもう1つ問題がある。兎さん以外に喰える肉はクマさんしかいないことだ。牛さんは狩り場が違うので、効率が悪い。
「いた!」
また、誰かに見付かった。振り返ると、ミリー、ツヴァイ、アース、アースの連れのエルフが二人がいた。
「何か用か?狩りの最中なんだけど…」
「お前…ミリーに何をしたんだ?」
ツヴァイがいつに無く、真剣な声を発した。
「うん?何の話だ?」
記憶に無い。
「何の話だと?ミリーの中の人の話だぞ!」
あぁ、喰ったなぁ♪
「わからない。与太話は、他でしてくれ。中の人のことなんか知らないぞ!」
いや、かわいかった。美味しかった♪
「お前、何の術を使ったんだ?」
ツヴァイから敵意を感じ取れた。それは僕だけでなく…
「ご主人様、大丈夫ですか?」
リザが声を掛けてきた。
「大丈夫だよ、狩りを続けてくれ」
「わかりました」
「お前の眷属か?」
「仲間だ♪眷属って言い方は気に入らない」
どう、この場を凌ごうかな?あの二人のエルフが気になる♪
「ミト!撤収の準備をしてくれ。肉はミトのストレージに入れてね」
「了解!」
『どうするの?』
ミトからの念話。
『お前達だけ、先に転移させる。巻き込みたくないからな』
『わかった。転移準備できたら、合図を出すわ』
『頼む♪』
「で、ツヴァイ!どうするんだ?アースは僕を切る気満々のようだけど♪」
時間を稼がないと…
「ミリーに、何をどうしたのかを言え!カザミネ達に何をしたのかもだ!」
『いいよ』
『手土産も転移させる。拘束しておいて』
『了解♪』
ミト達仲間と、目の前のエルフ二人だけを、迷宮都市の家へ転移させた。
「何?エルとルイさんをどうした?」
アースが声を上げた。名前はエルとルイか…
「何もしていないよ。おトイレタイムなんじゃ無いのか?」
「ふざけるなよ~!」
アースが剣を抜いた。では、その剣を避雷針にして、天空から雷で狙撃した。高電圧による感電で、全身から煙を上げたアースは、その場に崩れ落ちた。
「アース!貴様!」
ツヴァイが剣を抜いた。ミリーは呪文を唱えている。そして、ツヴァイに斬られて、ミリーの魔法で破裂した映像を見せて、この場から転移した。
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家に戻ると、エルフ二人が全裸で縛り上げられていた。う~ん、いい仕事だねぇ~♪
「ここはどこ?アース君の元へ返しなさい」
大きい方のエルフ、エルが叫んだ。
「私達をどうするんだ?」
ルイが訊いた来た。両方ともスルーをして、二人の身体を観賞する僕。