異世界で出会いを求めるのは間違っているだろうか 作:もっち~!
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竜牙核地雷の連打をくらい、さらにアリサの使った対神魔法「神話崩壊」を受けて満身創痍になりつつも、それでも黄色い巨人ことザイクーオン神は生き延びていた。
彼が見上げた空…曇天を破って現れた光の輪が現れた。光の輪は彼を引き上げていき、輪と同じ高さに達すると、彼は光の珠となり、先にいた6つの珠と共に輪に沿って回りが始めた。
「神め…揃ったな…」
イタチ大王は、最後の力を振り絞り、召喚呪文を唱え、神に対抗出来る者を召喚し、息絶えた。
---シュウ----
ミトと添い寝をしていたのに、いきなりの転移…ここはどこだ?頭上に何かがいる。ダメな局面に呼び出されたようだ。この一帯に結界を張り、新手を阻んでおく。
頭上の光の渦から放たれた煌めく光柱…迷う事無く、フルカウンターして、返品をした。光の輪は光柱に触れると白い粉になり弾け、風に舞っている。
「アリサ…」
リザの声で振り向くと、アリサが虫の息であった。
「どけ!」
リザを退けて、アリサの容体をチェックした。魂の器が割れている…修復呪文で修復をし回復呪文を掛けておく。
「これで大丈夫だ。リザ、この辺に大きな建物は無いか?」
「大聖堂があったはずです」
「ポチ、アリサをそこに運んでくれ」
「はいなのです」
ポチに、アリサを手渡した。
「あの…あなたは一体?」
リザに訊かれた。そうか…ここは平行世界なのか…まぁ、いいか。救える者は救おう。
「それは後だ。リザは付いて来てくれ。タマは怪我人を見つけたら、大聖堂に連れて行け!」
「なんくるないさ~?」
近辺のオーラを察知し、助けられそうな者を探す。リーングランデを見つけた。回復術で癒やし、リザに運んで貰う。メリーエストを見つけた。回復術で癒やし、大聖堂へ運んだ。
大聖堂には怪我人が溢れていた。ポチとタマ、リザの仕事は早いようだ。これは、多すぎるな。僕一人では時間が掛かりすぎる。結界を解き、この場にいる怪我人達を含む全員を、テニオン神殿へ転移させた。
---サトゥー----
視界内に一つの真っ赤なウィンドウがAR表示された。レッドアラートだ。俺は、ヒカルに後始末を頼み、アリサの元へと転移した。だが、イタチ帝国の国境辺りで弾かれた。強力な結界で囲まれているようで、中に入れない。入れる場所が無いかを探す。天空には光の輪が見える。マズい状況である。光の輪から光柱が落ち始め…何かが起きて、光の輪が弾けた。
それに伴い、俺にも変化が起きた。強烈な頭痛…身体が蠢く…何だ、これは…意識が狩られていく…
意識が戻ると、身体が重く感じた。状況を確認しようとウィンドウを開こうとするが、開けない。何…あれこれやってみたが、チートな能力が消えていた。それは、神が消えたってことか…
イタチ帝国内に入れたが、瞬動術も、空を駆けることも出来ず、重い身体を引き摺る様に、都市部の中心へと歩を進めた。
目の前に広がる激戦の跡…勇者メイコが、全身から血を流して倒れていた。既に死んでいるようだ。イタチ大魔王は満足そうな表情で息絶えていた。彼が神々を倒したのか?
半壊した杖艦のコクピットが目に入った。アリサはどうなったんだ?近寄るが、そこにアリサの姿は無かった。助かったのか?ここに送り込んだリザ達の姿も無い。どこへ行ったのだろうか?
---シュウ---
テニオン神殿で、怪我人達の治療を行う。軽傷の奴は巫女達に任せ、僕は重傷者を癒やしていく。そんな俺の傍にはリザがおり、俺の指示を待っているようだ。
「リザ、アリサの容体を診てきてくれるか?」
「わかりました」
足早に去るリザ。
重傷者の治療が終わったので、僕はこっそり、その場から去った。こっそりと去ったつもりだったのが、俺の後にアリサを背負ったリザ、タマ、ポチが付いてきた。
「なんで、付いてくるんだ?」
リザに訊いた。
「助けて頂いて、お礼をしていません」
「要らないよ。助けられる命しか、助けないだけだよ。それにお礼をして貰いたくても、まだ幼いからダメだ」
意味が分かったのか、顔が真っ赤に染まっていく。
「そういうことだから、お礼は不要だ。2年くらい経ったら、お願いするかもだ」
「はぁ…」
「じゃ、ここで…アリサは、目が醒めれば、何時も通りのはずだ」
僕はその場から転移して去った。
---サトゥー---
チート過ぎた俺は、何も出来ずに困った。ミト達へ連絡が出来ない。孤島宮殿に帰ることさえ出来ない。困った。本当に困った。街道を歩いて、オーユゴック領を目指した。今まで楽した分、苦労が舞い戻って来たのか?
歩いても歩いて、着かない。こんなにも遠かったのか…問題は装備すら手に出来ないことか。ストレージに全てを収納したいたことが裏目に…お金も小銭程度しか無いし。武具は腰に差している妖精剣しか無い。う~ん…神様がいないと不便である。
---シュウ---
ミトを見つけた。チートな能力の無くなったミトを味わう。縛り上げて、股間に顔を埋めて味わう。
「やめてぇぇぇ~!」
「元勇者なんだろ?ここって、どう違うんだ?一般人と比べてさぁ」
割れ目の中を舐め上げていく。
「同じです…やめて…ください」
やめてとは言うが、ミトの身体は、もっとくださいのようだ。乳首は立ち、股間は濡れまくっているし。乳首を口に含み、舌で転がし、甘噛みをして感触を味わう。
ミトは黙って、刺激を受け入れ始めた。チートさが無くなり、無力感を噛み締めているようだ。
では♪
スボッ!
適度以上に湿っているので、スムーズに入っていく。
ユサユサ…
抵抗もなく、奥へ奥へと入っていく。
「あぅ…」
達したようなので、印を刻んでおく。そして、サトゥーの元へ強制転移させた。
---サトゥー---
疲れて、いつの間にか寝ていたようだ。誰かが俺に泣きすがっている。えっ?!俺の服は脱がされており、誰かが俺を抱いていた。
「兄ぃ…」
ヒカル…どうして…こんなマネを…いや、どうやって来たんだ?ヒカルが落ち着くまで待って、事情を訊いた。ヒカルによると、知らない奴にやられたそうだ。そして、俺の元へ強制転移されたそうだ。そして、彼女もまた俺と同様に、チートな能力をロストしていた。
「どうしよ…」
俺に泣きすがるヒカル。チートさが無くなった俺達には、もうどうにもならない。もう、勇者でもなんでも無いんだから。
---シュウ---
サトゥーが作った孤島宮殿なる場所も、チートな能力のロストで、維持出来ずに崩壊していた。僕は、中にいた者達を救い出した。システィーナ、シズカ、ユイカである。だが、3名とも救い出した時、既に息絶えていた。シズカとユイカは、勿論チートな能力がロストしている。蘇生術を試みて見たのだが、この世界の住民では無いシズカとユイカはダメだったが、システィーナは甦った。3人をサトゥーの元へ強制転移して、この世界を漂う。
神がいなくなったことで、チーターはいなくなったようだ。神託も無いらしい。これで普通の世界に戻ったかな?
そう言えばアーゼはどうした?ボルエナンの里へ行ってみた。
神の作った生き物であるエルフと、ハイエルフ。神の恩恵もチートさも関係無いようで、問題はないようで一安心だ。後、どこだ?不具合が出るとしたら??
「見つけたのです♪」
えっ?考え事をしていて油断していた僕に、ポチが抱きついて来た。あれ?どうして?まさか犬だから臭いで追跡か?
「どこにも行かないでなのです」
僕の身体に自分の身体を擦り付けて、マーキングしているポチ。
「ここにいらしたのですね」
リザがアリサを背負って、タマと一緒に現れた。あぁ、オーユゴック領に戻っていた僕。
「ねぇ、聞きたいことが一杯あるの!置いて行かないで」
って、アリサ。まぁ、帰る方法がまだ、わからないので、当分いるけど…
「どこか、家って無いか?」
「家?セリビーラになら…」
あぁ、あそこか…みんなでセリビーラへ転移をした。だけど、転移したのは他人の家だ。あれ?あぁ、そうか…なるほど、並行世界とは住所が違ったようで、歩いてサトゥー邸へ向かった。
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みんなに、ここまでに分かった事を、話した。
「チート能力はロストなのか…孤島宮殿も…」
アリサが残念そうに呟いた。
「まぁ、チート能力で維持している物は全滅だ」
「じゃ、ご主人様は?」
「オーユゴック領に向けて歩いている。ミトとシスティーナが一緒だよ」
ユイカとシズカの死亡は告げてある。
「この世界はどうなるの?」
「神はいない。それだけだ。だから、神託、神の恩恵、神の呪いは消える」
って、言うか、アイツらは神では無く、単なる侵略者ではあるが…
「で、あなたは誰?」
「エロ大好きの通り縋りの者です」
「ふざけないで!」
ふざけていないんだけど…他にどう言えば良いんだ?
「そうだな…異世界から来たラスボス程度で良いかな」
「はぁ?何、それ…」
「まぁ、そんな感じだよ」
「レベルは?」
「無い。興味も無い。僕の興味があるのは、出来るか出来ないか程度かな」
「なんじゃ、それは…じゃ、ここにいるメンバーは全滅かな?」
アリサに少しずつ笑顔が戻って来た気がする。
「リザは後2年、アリサは後10年かな。ポチタマは、永遠の娘枠にしたい」
「もしかして、並行世界では仲間だったりする?」
頷く僕。
「なるほど…並行世界でのチーターなのか。って、なんで、チーターなの?」
「僕は、この世界の神と呼ばれた存在から、恩恵も呪いも受けていないからだよ」
「あぁ、そういう抜け道があるのか。で、この世界では誰が一番良いの?」
「チーターなミトだったけど、今のミトはつまらない」
正直な感想を述べる僕。そして、夜も更けたので、皆で1つのベッドで沿い寝。添い寝出来る人がいないから…
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う~ん…朝、目覚めると、また違う場所にいた。どっかのバカが召喚したのか?アリサとの会話が楽しかったのに…
それにしては、ドラゴンが一杯いる。これって、流星雨の場面か?サトゥーのオーラを探すが、いないようだ。ドラゴン達は僕には襲い掛かってこない。ドラゴンマスター特権かな。寧ろ避けている気がする。魂に宿る者のせいか?
『すまません…間違って、召喚してしまったようです』
って、女性の声…間違って?まさか、サトゥーと間違えたのか?
『そうです…』
返品してくれない?
『召喚は出来ても、返品方法は知りません』
そんな…お前は誰?
『竜神です。竜神アコンカグラ…』
サトゥーは呼ばないのか?
『当分は無理です。チャージしないと…66年間は無理かな…』
そうなると、俺、サトゥーの代わりに動くの?
『そうなります』
なんか面倒な立ち位置だな。終了条件は?
『わかりません』
当面のお小遣いくれないかな?
『生活費ですね。これをお持ち下さい』
目の前に宝箱が現れた。ソレを開けて、中身を不思議な袋へと移し替えていく。
また、困ったら来るよ。
『はい…』
僕は、その場を立ち去った。流星雨が無いってことは、それを調査しに、ゼナが来ないってことだよな?今回は、知り合う機会が無さそうだ。リザタマポチとアリサだけ欲しいなぁ。そんなことを思いながら、街へ向けて歩き出した僕。
サトゥーは出ないです(^^;