異世界で出会いを求めるのは間違っているだろうか 作:もっち~!
ふと、「全マップ探査」が出来ない不便さに気づいた。前回は、ミト、サトゥーと言うオートマッパーと言うチートコンビがいたのだが、今回はいない。その上、サトゥーは存在しない今、頼れるのは抱き心地も虐めがいも良い、ミトだけだな。
夜行性の僕は、みんなが寝静まった夜更けに、ミト狩りをすることにした。確か、フジサン山脈にある神殿だったよな。上空に飛び出し、高い山を探した。あれかな?頂上が白い山を見つけたが…そこへ向かって滑空をしていく。
樹海らしき場所に塔が見えた。ここだな。中に侵入した。そして、コールドスリープ装置で、冬眠をしているミトを発見した。そうか、ここに来なくても、『強奪』すれば良かったのか…まぁ、ここならゼナの目を気にせず、遊べるかな♪
コールドスリープ装置からミトを取り出した。仮死状態で冷たい。これは気持ちが良さそうだ。だけど、濡れていない。どうするか。オイル系の媚薬を流し込み、挿入してみた。ヒダがくたってしていて、気持ちが良い。胸にあるポッチは引き締まって立っている。舌で舐める。へたらないのがいいよねぇ。口に含み吸ってみる。当然だが何も出ない。
「うっ!」
自発呼吸をし始めたようだ。そうか、同化吸収させてしまえば良いのか。キャッスルドランへ連絡をして、仲間だったミトをここに転移して貰った。同化吸収され、交わっていたミトが消えていく。
「おいおい、コールドスリープ中のボクと交わったのか…」
「ダメ?」
「まぁ、屍姦好きなシュウにはもってこいか…」
久しぶりにミトを抱き寄せ、その身体を堪能する。
「溜まっているのか?」
「うんうん♪この世界では、ゼナと結婚をした関係で、他の女が喰えないんだよ~」
「はぁ?結婚したのか?」
呆れているミト。
「まぁ、成り行きでね。で、ミトはペット枠だよ」
「ここでもか…まぁ、いいけど」
ボクのアレを口に含んだミト。こいつも溜まっていたのでは?
「そうそう、ミトを必要としたのは、オートマッパーがいないんだよ。この世界にはサトゥーがいないんだ」
「えっ!兄ぃがいないの?」
驚いているミト。
「ダメ?」
「ダメじゃないけど…。そうかいないのか…それなのに、この世界のボクは、兄ぃを待ってコールドスリープしたのか…」
ミトがコールドスリープしていたのは、サトゥーが降臨するという神託に基づいてだそうだ。神託の巫女で無いのに、神託があるのか?
この世界のミトが冬眠していた現実…そうなるとサトゥーは、既に来ているのか?これから来るのか?
『もう来られないよ。時空管理局が管理しているから』
って、姉ちゃん。それは、この世界において、イレギュラーの行動だよな。どうなるんだ?
考え事をしながら、ミトの割れ目をチェックした。同化吸収したおかげで、ピンク色に戻っている。血色も良く美味しそうだ。ミトは俺の上に乗って、美味しそうに口一杯に頬張っている。僕も負けずに、ミトを食す。
だが、タイムアウトだ。朝日が差し込んできた。戻らないと…
「ミト、時間だ」
「え?もう?う~ん、ワンプレイだけして、抜いてよ~」
なので、ワンプレイして、ミトを絶頂の彼方へ旅立たせて、服を着せてのお持ち帰りした。
-------
「この人は?」
「ミト・ミツクニ卿だよ」
「あの?」
ゼナ達が驚いている。この世界でも、ミトは有名なようだ。
「どうして、意識が無いの?」
「試食したから…」
「え…ミツクニ卿を試食したの?!」
更に驚いているゼナ。
「問題になるよ。一応、公爵様なんだよ。それを無理ヤリって…」
誤解しているのか。
「無理ヤリでは無いよ。ミトのリクエストだから、問題は無い」
「元からの知り合いなのか?ナンパしたのか?」
リリオに訊かれた。
「知り合いだよ。だから、問題は無い」
しばらくすると、ミトが復活をした。
「ここは?うわぁ~、お持ち帰りしたの?」
「そうそう♪置いてくれば、良かった?」
「いや、お持ち帰りで正解だよ。一人はイヤだよ~」
ゼナの目の前で、僕に泣きすがるミト。
「どういう関係ですか…」
指輪を見せながらミトに訊くゼナ。
「あ!指輪…いいなぁ。ボクも欲しい♪」
は?何を言っているんだ?
「結婚していない…いや、そもそもペット枠のお前に、指輪はいらんだろ?」
「えっ!ミツクニ卿がペット枠って…」
リリオが驚いている。なんか、やらかしたかな?まぁ、いいか。
「で、マッピングしてくれ」
「あぁ、そうだな」
ミトが「全マップ探査」をしてくれた。
「この世界のムーノ男爵領は惨いなぁ…」
ミトが言うんだから、酷い状態なのだろう。
「全うな領民が少ない。盗賊して稼いでいる者が多いよ」
「奴隷を買わせて、領内を出る時に、奴隷税を払わすらしいぞ。で、払えないと奴隷を没収らしい」
「奴隷売買詐欺か?それは、新たな犯罪だな…う~ん…」
ミトが唸る程、悲惨なムーノ男爵領。
「どこに向かうんだ?」
「とりあえず、ボルエナンの里を目指している」
「そうなると、通らないとダメだな…」
困った顔のミト。マップの探査結果を言わないミト。よほど酷いのだろう。
「この先の峠に駐屯地が有る。領土はクハノウ伯爵領よりデカいけど、人口がセーリュー市の3分の1だよ。何をどうすれば、こんな人口になるんだ?」
税金の高い理由はそこか?
「男爵のいる街以外に街は無い。1000人未満の集落ばかりだよ。こんな奴に領土を与えちゃダメだよ~。何をしているんだ?この国の王様は!」
ミトの怒りは王様に向いている。任命責任って奴だな。
「で、男爵のいるムーノ市なんだけど、魔族がいるよ」
唯一の街に魔族?何しているんだ?手を組んでいるのか?寄りたくないなぁ…
「ミツクニ卿は、千里眼持ちなんですか?」
ゼナが訊いた。オートマッパーと言っても分からないだろうから、頷いておく。
「だから、お持ち帰りしたんだよ。僕には無い能力だからね」
「なるほど」
ゼナ達が納得している。
「低レベルの魔物は少ないけど、中レベルの魔物が多いなぁ。この近くだとレベル24の戦蟷螂が生息しているよ」
まぁ、レベル24程度なら問題無いが、群れの数が問題だな。カマキリは子だくさんだからな…
「森には巨人族が住んでいるよ。で、森の周囲には盗賊のアジトが多数…なんで、こんなに治安が悪いんだ?」
「世直しするか?手伝うよ」
ミトに声を掛けた。
「結果的にはそうなるよ。だって、無法地帯に入るんだよ。倒して、正していかないと、ダメなレベルだよ、これは…」
仲間の安全を考えると、そうなるよな。この世界のアリサには、ユニークスキルが無いし…
「安全策は迂回路だな。一旦北回りで王都へ行ってから、オーユゴック卿の領土へ向けるとかだ。ロスタイムは2ヶ月くらい。雪に遭遇すると、春まで動けない」
それはそれで、無駄な時間だな。
「いや、突っ切るよ。戦力的には問題は無いと思う」
---------
駐屯地にスリープ系の魔法を掛けて、駐屯している兵士達を眠らせて、検閲を避けた。見た目が、山賊に見えるムーノ領軍の兵士。因縁を付けられると、戦闘は避けられないから…なんせ、ステイタスの賞罰蘭には「殺人」とか「強姦」とかを持っている者ばかりだし。
「なんで、あんな奴らを領軍にしているんだ!」
ミトの怒りがヒートアップ中である。
「みんな、カマキリに食われてしまえ!」
珍しく温厚なミトがキレている。駐屯地の傍にカマキリ達が迫っていた。兵士達をエサにして貰い、キャラバンとの距離を開かせる作戦である。ミトをキレさせるとは、なかなかカオスな領主である。
昼くらいに、人口300程の村落の近くを通りかかると、道ばたに座り込んでいた男が話し掛けてきた。彼の横にはやせ細った10代の娘が3名いた。これって、ムーノ領名物の奴隷のたたき売りか?
「旦那様、この娘達を買ってもらえんかね?」
「いらないよ」
「一人銀貨1枚だ。3名だから、銀貨3枚だよ」
いらないと言っているのに、代金を請求する男。押し売りか…スルーして
「奴隷商人では無いので、いらないよ」
馬に縋り付き、進路を妨害する男。しつこい…だけど、縋り付いた馬が悪かった。それは馬では無くケンタウロスの姫であった。男は呆気なく姫の一蹴りで、吹っ飛ばされた。
『お風呂に入りたいよ~』
姫の悲痛な叫び…この先、馬娘達には受難が襲い掛かるのか?ケリ飛ばされた男の元へ行き、死なない程度に回復をしてあげた。
「どうして、そんなに貧しいんだ?」
「重い税金の上に、男爵の娘の輿入れの祝い金を、持って行かれたんだよ」
はぁ?領民から取るべき物では無いだろ?寧ろ、領主が領民へ大盤振る舞いをするべきでは無いのか?
「文句を言えば、村ごと農奴にされちゃうし…踏んだり蹴ったりよ…移民したいんだが、領地を出るには金がいるんだよ」
移民したくても出来ないのか…金が無いから…
「男爵様の御令嬢の輿入れ先は知っているかい?」
「徴税官の野郎の話だと、勇者様だとさ」
偽勇者か…ロクでもない娘と領主だな…問題はその娘がカリナかどうかだな。カリナだと厄介であるが、ラカが偽勇者を受け付けないかな。
「これは情報代。役人に見付かるなよ」
銀貨を3枚、男の手に握らした。馬車に戻ると、
「勇者?有り得ないなぁ」
って、ミト。
「あぁ、偽勇者だ。後盾に魔族だよ」
「なるほど…どうするの?」
「倒す。じゃないと、この領地を出られない。出るのに税金を取られるんだぞ」
「移民だけでなく?」
「移民かどうかの判断なんか、しないだろ?駐屯地の兵を考えろよ。活きのいい女は回した後、奴隷として売られる可能性は大だ。」
「だね…旅人が通行出来無いよね」
「身ぐるみ剥いで、奴隷堕ちされるんだろう」
考え込むミト。ゼナ達は戸惑っている。まさか、シガ王国内に、こんな暗黒な領地があったなんて、知らなかっただろうし。
--------
安全そうな場所で昼飯タイム。出前システムを見て、ミトの目が点に…
「あれって、お城から転移?」
「そうそう♪食べたい物をオーダーするんだよ。出来ない時は、近い物が転移してくる」
ミトはラーメン・餃子定食をオーダー。ゼナ達の視線はラーメン、餃子に注がれている。そして、リリオがミトと同じ物をオーダーした。
「うまい…なんだ、これは…」
餃子とラーメンにやられたリリオ、ゼナ達も同じ物をオーダーした。肉食娘達には、カツカレーをオーダーしてあげた。
「あぁ~カレーかぁ…」
アリサ、ルルもカツカレーをオーダー。カレー臭にやられたようだ。
「おいしいです」
この世界にカレーとかラーメンは無いのかな?
「えっ!」
ミトが固まった。どこでもドアから、湯上がりの姫とマッチーが出て来たから。
「馬車にこんな設備まで付けたの?」
「宿屋要らずだよ。寝る場所以外は…」
そそくさに食べ終わり、ミトは露天風呂へと消えていった。一緒に入ろうとすると、ゼナに捕まってしまい、ダメだった…
食後、リザ達が狩りへ行こうとしていたので、
「このエリアを抜けるまで狩りは禁止にする。危ないからな」
と、命じた。ショックを受けている狩人娘達。
「アンデッド系が出ると、リザ達が危ないんだ。安全な場所に出るまで、我慢してくれ」
渋々頷く三人。
--------
盗賊ストリートと呼びたくなる道に出た。盗賊の斥候達が、所属している盗賊チームのボスの元へ報告へ帰って行く。どうしたものか…未成年の盗賊団のようだ。
「逃亡奴隷みたいよ」
って、ミト。やはり、「マップ探査」能力者は便利だ。
「どうする?」
ミトに訊いた。
「情状酌量の余地は有るけど…」
目の前の道に、女の子が3人横たわって、人間バリケードを形成し、馬車を止めたのだ。情状酌量の余地は無い気がする。
「動くな! 森の中から10人の射手が馬を狙っているぞ」
声変わり前の少年の声が響いた。単なる弓矢なら、ダメージは入らないけど…
「命が惜しかったら、食料を置いていけ!」
食料なんか、積んでいないのだが…取り敢えず、目の前の女の子達を、道ばたへ強制転移させた。
「おい!何するんだ!弓を射掛けるぞ!」
馬車は道を走り出す。食料を支援をしても良かったが、味をしめても困る。この領地内の根本を治さないとダメだと思う。
------
川沿いの道…今度は老人の集団がいた。どうすよ、コレ…老人達は、小川の土手に座って、川面を眺めているだけである。盗賊では無さそうだ。心を読むと、村から出て来たようだ。穀潰し扱いにされて。
「どうする?」
ミトも僕同様に、老人達の心を読んだようだ。
「どうにもならないよ。助ければ、それが前例になって、旅人にたかるかもしれない。根本を正さないとダメだ」
「だよね…」
ミトは怒りを通り越して、暗い顔になっていった。