気が向いたら続いたり続かなかったりする予定です。感想、アドバイス、おシコリ報告等、お気軽にどうぞ。
どうかごゆるりとお楽しみください。
ある屋敷の地下室に、彼女はいた。
容姿の端麗な少女だ。何故か服は着ていない。流れるような黒髪が、白い柔肌によく映えている。発育途中ではあるがしっかりとその存在を主張する胸から、見るものを釘付けにする美しい足のラインまで。成長しきっていないにも関わらず、その身体は女として、男を誘惑するには十分すぎる程の色香を放っていた。
「あの?」
「ん?」
「これは一体どういう事でしょう?」
ほっそりとした少女の両手はその手の大きさに不釣り合いなほど大きな鎖によって天井から吊るされている。両手以外に拘束はないものの、身動きはほとんど取れそうもない。
「……もちろん趣味に決まってるだろう?」
「…………はぁ」
「成り行きとはいえ、君は奴隷で、俺は君を買い取ったご主人様。愛想良くするのが筋ってもんじゃないの?」
「……助けてなんて頼んだ覚えはありません。それにあなただって所詮は貴族。連中の同類じゃないの」
冷ややかな口調で言い返した彼女――アカネ・ココノエは問題児であった。主人に反抗ばかりして危うく殺されかけていた彼女をわざわざ高値で買い取って連れてきたのが屋敷の現当主、クロウ・ムッツリーニ。巷で騒がれる大富豪にして、筋金入りの変態である。
「……はぁ。やむを得ないね。どうやら君には、奴隷のなんたるかについてをしっかりカラダに叩き込んであげる必要がありそうだ」
そう言ってクロウはどこからか薬ビンを取り出してみせる。中に入っているのは、深緑色の何やら怪しげな液体だ。
クロウはその液体を口に含むと、そのままアカネの唇に自分の唇を重ねた。咄嗟のことで反応出来なかったアカネの口の中に、先ほどの怪しげな液体が流し込まれる。抵抗する間もなく、アカネはその液体を飲み下してしまった。
「ゲホッ、ゲホッ…………い、いきなり何を……」
「なに、ちょっとした薬だよ。俺が懇意にしてる帝都の薬師のものでね。即効性で、なんでも従来のものの数倍の効果があるとか」
クロウの言葉と共に、アカネは自分の身体が火照っていくのを感じていた。人の『生』を司るその激情が、彼女の体を内から焦がしていく。
「身体が……熱い……ッ」
「やっぱりこういう薬は即効性がいいよ。遅効性だと効果が見えるまでが焦れったくて仕方ないからね」
何か手を出すわけでもなく、ただじっと視線を注ぎ続ける。じっとりと、まるで蛇のような視線が、アカネの火照った身体中を這い回る。視線を感じるだけで羞恥心が煽られ、恥ずかしさと焦れったさで身体の奥底が疼く。
「…………ハァッ、ハァッ、…………ン……ッ……」
熱っぽい吐息がアカネの口から漏れる。クロウはこの、少女が艶めかしく太もも同士を擦り合わせる様子が大好物だった。
薬を飲まされてからまだ5分と経っていないにも関わらず、彼女の秘所から滴り落ちた聖水で床には水たまりができ始めていた。
「焦れったいでしょ? 今すぐにでもぐっちゃぐちゃに掻き回して気持ちよくなりたくない? 俺に尽くすことを誓えば楽にしてあげるよ?」
「だっ、誰が……そんな、こと…………」
「言うと思った。君ならかなり耐えられそうだし、俺はしばらく席を外すよ」
「えっ…………」
クロウがいなくなると聞き、強気だったアカネの顔が不安の色に染まる。
「それとも今すぐ絶対服従を誓う?」
「それ、は…………」
「ふふ……どのくらい持つか楽しみだよ。それじゃ、また後で」
立ち去るクロウに泣きつきたいという気持ちをぐっと抑え、アカネは必死で耐える。しかしどれほど耐えようとも、通常の数倍の効果のある媚薬の前には、彼女は全くの無力だった。
「く……ぅ、ハァッ…………ん…………」
足元の水たまりが大きくなるにつれ、アカネの吐息は甘く、熱く、切なくなっていく。その表情からは、徐々に余裕がなくなってきていた。
身体が薬によって発情させられ、しかし縛られているために決して快楽を得ることは出来ない。その狂おしいほどのもどかしさが、少しずつ彼女の理性を蝕んでゆく。積もり積もった欲求は、もういつ爆発してもおかしくない状況だった。
「こん……な……のっ…………耐えれる……わけ…………」
身体を震わせ、内股を擦り合わせ、知らず知らずのうちに腰を振る。だが決して満足は出来ない。拘束が解けない限り、彼女には自分を慰める方法はないのだ。
(ダメ……こんなの…………耐えられるわけない……すぐにでも中をかき回して……気持ちよくなりたい……ッ)
「う……ん、ぐっ…………ひぃっ、ひぃっ」
あまりの焦れったさに、いつの間にか、アカネの顔は涙と涎でぐちゃぐちゃになっていた。それほどまでに薬の効果はすごかった。すでにアカネは、叫び出さないようにするだけで精一杯だった。
しかし時間が経てば経つほど辛さは増すばかり。彼女の限界はもう目前だった。きっかけさえあれば今すぐにでも彼女は叫び出すだろう。
そんな彼女の様子を別室で監視していたクロウはタイミングを見計らい、何食わぬ顔で部屋に戻る。彼女のような少女の理性が崩れるその瞬間を見るのが、彼は何よりも好きだった。
「ただいまぁ。いい子にしてたかな?」
「はっ…………はっ……ひっ……」
「こんなに床を濡らしちゃって……随分物欲しそうな顔になったね。服従を誓う覚悟は出来たかな?」
満面の笑顔で聞く。これまでの少女たちは、この時点で泣きわめいて彼に縋りついてきていた。クロウも当然そうなるだろうと予想していた。
だが、アカネは違った。
「だ……れがッ…………なる…………も……んッ、か……ッ!」
涙を浮かべ涎を垂らし、身体を紅潮させてなお彼女は、欲望に抗ってみせたのである。
「クッ……ハハハハハ! 君は最高だな! まさかここまで耐えるとは!」
実際のところ、クロウにとってはここで耐えようが堕ちようが、このプレイはあくまで趣味の一環なのだから怒る理由もなかったのである。
「よし……それじゃ、趣向を変えよう」
そう言ってクロウが取り出したのは、マッサージ機。魔石の力で強い振動を生み出して身体の凝りをほぐす、帝都のセレブ御用達グッズだ。
「な……にを…………」
クロウがいなくなったとき同様に不安げな表情になるアカネ。そんな彼女にはお構い無しにクロウはマッサージ機の電源を入れる。いちばん低い振動数でスイッチを調整すると、特有の駆動音が振動音と共に地下室に響いた。
「我慢は辛かったろう? ここからはたっぷりイっていいからね」
「ちょっ、待ってッ」
アカネの懇願など全く意に介さず、容赦なくクロウはマッサージ機を彼女の股ぐらに押し付けた。
「ひっ…………ッ!! く、あ………………ああッ!!」
ここまでの我慢が仇となり、彼女の頭の中を、一気に快楽が支配した。刺激を求めて火照る身体でそんな快感に耐えることなど、出来るわけがなかった。
意識を白く染め尽くすほどの凄まじい快楽を与えられた彼女の身体は反り返り、その恥丘の間からはこれまでとは比にならない量の愛液が噴き出した。
「あーあ、こんなに漏らしちゃって……そんなに気持ち良かった?」
「あ……お、あ…………」
アカネは急に押し寄せた快楽の波に飲み込まれ、半ば呆然とした表情を見せる。だが、クロウがそんな表情を見て責める手を休ませるわけはない。容赦なく、さらに強くマッサージ機を押し当てる。
「んひぃっ! 今……イッて…………はあっ」
がくがくと腰を震わせ、火照った身体を妖艶にくねらせる。無意識の内に腰を引いて強すぎる刺激から逃れようとするが、拘束された状態ではどうしようもない。頭がおかしくなるほどの快感を、ただただ堪え忍ぶしか選択肢はなかったのである。
「えぐっ……くひぃっ、あああああ!!」
再びの絶頂。これまでの我慢と薬のせいもあり、彼女の身体は快楽への耐性をほとんど失っていた。
「いやぁ、いいイキっぷりだねぇ。どんどんイこうね」
「もぉ、やめへぇ…………」
「まだたった3、4回くらいしかイってないじゃないか。君はこのぐらいで音をあげるような子じゃないだろ?」
「せめて少し……休ませ……へあっ!」
強すぎる刺激は、時にどんな拷問よりも厳しいものである。薬で発情させられた身体ならなおのこと。絶頂したてで敏感なクリを休む間もなく責め立てられ、アカネの心はすでに折れかけていた。
「いぎっ……くひぃっ! やめっ、おがじぐなっ…………あがあッ!!」
身体を痙攣させ、人間の限界を超える快感に打ち震えるアカネ。そんな様子を見てなおクロウの責めは続く。いやむしろ、彼にとってはここからが本番だ。
「イっだっ! イぎまじだっ! だがらもうやめでぇ!!」
「態度がなってないからもう1回イカせまーす」
「そんなっ、まっ、ぎゃあああああああああ!!」
まさに『躾』である。
再び絶頂させられ痙攣するアカネの秘部から、ようやくクロウはマッサージ機を放した。空いた手で恥丘を撫で回しながら、クロウは先ほどと同じ質問を投げかける。
「さて、どうする? きちんと奴隷になるからやめてくださいってお願い出来たら、今日はもう終わりにしてあげるけど……もし出来ないなら……」
荒い息をつくアカネの目の前で、マッサージ機の振動数を最大に上げて見せる。今まで彼女を責め立てていたのとは比べものにならない速度で振動するマッサージ機を前に、アカネは小さく息を呑んだ。
「さ、どうする?」
彼女にはもう、選択肢はなかった。
「…………ります……」
「え? なんだって?」
「奴隷にでもなんでもなりますから……もう酷いことしないで……ください…………」
「よく言えました。じゃあ服従の証に、はいこれ。拘束は解いてあげるから自分で付けてね」
両手首の拘束を解かれ、自分の愛液の水たまりのなかにへたりこんだ。すでに腰が抜けてしまっているようだ。
彼女が手渡されたのは、朱色の首輪だった。ところどころにぼんやりと光る鉱石がはめ込まれているそれを、アカネは自らの首に付けた。その瞬間、クロウがにっこりと笑う。
「今君に着けてもらったのは『服従の首輪』という魔具でね。主人として登録された人間の命令を、本人の意思とは関係なしに実行させる優れモノなんだ。例えば……『イけ』」
彼の言葉を聞いたとたん、アカネの身体を凄まじい快感が襲った。耐えることなど出来るわけもなく、腰を震わせながら彼女は今日何度目ともしれない潮を吹いた。
「あ……おあ……ッ」
「ハハハ、命令でイカされる君も可愛いなぁ」
限界を超えて無理やりイカされ、呆然とする彼女に、クロウはさらに無慈悲な命令を下す。
「それじゃ、ここからが本番だ。君が俺の奴隷であることを徹底的に身体に叩き込んであげよう」
「ひっ……も…………やめ……」
もちろんやめるわけが無い。クロウはそのまま自身のイチモツを取り出し、床に寝そべった。反り返った凶悪なソレは彼が臨戦態勢であることを物語っていた。
「ダーメ。さ、『騎乗位で俺の上に乗って腰を振れ』」
首輪の効果で、アカネは起き上がり、命令のとおりクロウの上に跨った。そして未だに痙攣の止まらない膣が、彼女の意思と関係なしに太い肉棒をくわえ込まんとする。
「い、いや…………許してください……」
涙目で許しを乞うアカネの様子を、クロウはただ笑いながら眺めている。命令を止めてやるつもりはもちろんなかった。
「これ以上はダメなの……おかしく……なっちゃ……ッ!」
命令は確かに実行され、彼女の膣はクロウのモノを一気に呑み込んだ。グロテスクな逸物が、彼女を下から一気に貫いた。
「ふああああああッ!!」
挿入のみですでに激しい絶頂を迎えたアカネ。本来ならもう動くことすらままならないアカネの身体が、命令の力で勝手に腰を振り始める。
「えあっ……んあっ……ひぐっ……こ、んな…………うぐっ……止め……てぇッ」
「いやぁ、いい眺めだ。ふふふ、どうだい? 自分の意思とは関係なしに身体が快楽を貪る感覚は? …………って、答える余裕ないか」
限界を超えた快楽の前に意識を失うことすら出来ず、彼女にはただただこの時間が終わるのを待つことしか出来なかった。
先程までの威勢はどこへやら、上半身をクロウに預け、アカネは延々と腰を振り続ける。汗と涎で端正な顔立ちはすっかり崩れ、そこには雌としての悦びを知ってしまった表情が浮かんでいた。
意志とは関係なしに肉棒を何度も奥へ叩きつけられ、その度に体を大きく震わせる。腰が打ち付けられる度、結合部からは尋常ならざる量の愛液が吹き出してくる。
「あえっ……おっ……ひっ……いあっ」
「随分可愛らしい声で鳴くじゃないか。そろそろ俺も本気で責めようかな?」
「いっ……や、これ以上っ、はっ」
「ならお願いしてみてよ、やめてくださいって。そしたらやめてあげるかもよ?」
そう言ってクロウは意地悪い笑みを浮かべ、腰を止めた。一時的に暴力的な快感から解放されたアカネの身体が、クロウの胸板の上に崩れる。
彼にとって快楽の前に屈服させられる女性の鳴き声は、諸国の富をかき集めたものよりも価値のあるものだった。
「も……やめへくださ…………」
「聞こえないな、なんだって?」
容赦なく突き上げられ、彼女は声にならない悲鳴をあげる。
「ちゃんと言えないなら続けるよ?」
「ひっ、ごっ、ごめんなさいぃ……」
荒い息を必死で整えるアカネの熱い吐息がよりクロウを昂らせる。彼のお楽しみはまだこれからだ。
「言うことっ、なんでも聞きますから……今日はもう……やめてください…………」
「よく言えました。じゃあ続けるよ」
「なっ、ちゃんとっ、ちゃんと言ったのに! どうしてぇっ!」
「だって俺まだ出してないし、君は俺の奴隷なんだから、ご主人様が満足するまで付き合うのは当然でしょ?」
その言葉を聞いて、アカネは這ってでも逃げようとする。しかしもちろん逃がしてもらえる訳もなく、腰を掴まれ、後ろから突き込まれる。
「あ…………いぎっ」
「今逃げようとしたね? これはお仕置きが必要かなぁ」
クロウが手を伸ばしたのは、先ほどのマッサージ機。これみよがしに、アカネの顔の横でスイッチを入れて見せる。
「それ、は……っ! もっ……いやぁ!」
「おっと、逃がさないよ。」
暴れるアカネを押さえつけながら、激しく腰を叩きつける。クロウのそれが突き込まれる度、彼女の秘所から粘り気のある汁が噴き出し、床を汚す。普通ならありえないほどの快楽が、彼女の体をおかしくしていた。
「ほらほらぁ〜、早く逃げないともっと気持ちよくしちゃうぞぉ〜」
クロウの手に握られたマッサージ機が、彼女の赤らんだ肌の上を滑る。ただそれだけのことでも、彼女の体は過敏に反応してしまっていた。
「そんなにこれが気に入ったのかな? 腟内がよく締まって俺も気持ちいいよ」
「や……も……やめへ…………」
「……なんてね。ふふ、ごめんごめん。もう終わりにするよ。よく頑張ったね」
そう言ってクロウは彼女の絡みつくような肉壺の中から己のそそり立つそれを抜いた。同時にマッサージ機の電源を切って、穏やかにアカネの頭を撫でてやる。
「これに懲りたら、俺に逆らったりしちゃいけないよ?」
「は……はひ…………ごめんなしゃい……」
「よしよし、いい子だ」
強ばっていた全身の筋肉から力が抜けていく。緊張が解けるその瞬間、なんの前触れも容赦もなくクロウのそれが彼女の最奥までを貫いた。緩みかけていた全身に一気に力が入り、予期せぬ快感が彼女の意識を揺さぶる。
「な…………やめ、るって……」
「信じて安心してたんでしょ? 初心でかわいいなぁ…………ほら、『イけ』、『イけ』、『イけ』!」
一突きごとに耳元で告げられる命令に無理やり絶頂させられ、中を抉られる快感でさらに絶頂させられる。哀れな喘ぎ声とともに、彼女の結合部からはとめどなく潮が噴き出していた。
「そら、今度こそおしまいだ。『イけ』ッ!!」
同時に、最大にしたマッサージ機が彼女の萌芽に押し付けられた。獣じみた叫び声を最後に、彼女の意識は遠のいていったのだった。
再び彼女が目を覚ましたのは、柔らかいベッドの上だった。先程までとは違う、高く綺麗な天井が目に飛び込んでくる。起き上がるほどの気力もわかず、彼女がぼんやりと天井を見つめていると、視界に見知らぬ女性の顔が割り込んできた。見た目は20代後半と言ったところだろうか。輝く金色の髪の間から覗く尖った耳が、彼女が人間とは違う種族だということを示している。
「おや、目が覚めましたか」
「……ここは……?」
「使用人部屋です。来て早々クロウ様のご趣味に付き合わされるなんて災難でしたね」
趣味、という言葉で気絶する前の状況が鮮明にアカネの中に蘇ってくる。抵抗の意思すら真っ向から砕く、耐えきれぬほどの快感。思い出すだけでも、彼女は自分の下腹部がじんわりと疼いてくるのを感じていた。
「あの変態は?」
「クロウ様は現在帝都へお出かけしておられます。なんでも、懇意にしている商人がまた面白そうな道具を作ったとかなんとか……」
「な、なるほど…………」
「ああ、それとクロウ様からあなたに言伝を預かっていますよ」
そう言って女性は服のポケットから封書を取り出してみせる。手紙には、クロウが帰るまでアカネは体を休めるようにという旨が達筆で書かれていた。
『懇意にしている商人』という時点で嫌な予感しかしないが、奴隷であるところの彼女にどうにか出来る問題ではない。げんなりしながらも、束の間の自由を楽しむことにしたのだった。