最新話更新させていただきます
今回は温泉旅行編の中でも
旅館を去った2人を乗せた車はゆっくりと市街を駆け抜けていく。
昨日デートした温泉街を眺め、行きにも見た観光スポットを流しながらこれまでの思い出話に花が咲いていた。
「……ここも今日でお別れとなると少し寂しいかも。もっといたかったな」
名残惜しそうに窓の外を見つめて、ぽつりと呟くアスナ。
旅館を出てからはもう一度観光街を散策し、パッケージやサンプルに使えそうな写真をいくつか撮影を行い、その度に仕事ついでの旅行に目を輝かせていた。
名目上は慰安旅行とはいえ、これはあくまで撮影という仕事も含まれている。だから楽しみすぎないように自制したつもりが、結局はハメを外し過ぎてしまった。
だから、普通の旅行のようについ感傷的になってしまった。
窓ガラスに吐息を吐き、白く染める。ほっそりとした指先を踊らせてハートを記す。滞在したこの街に対する感謝のラブメッセージ代わりにして。
そんなアスナとは対照的に、男優はそんな感傷に浸る事はなくただ気怠げに欠伸をしつつ、眠そうな目を擦りながらハンドルを握る。
彼からすればこの温泉街は当シリーズ含めた温泉AVモノの常連とも呼べるほどの場所で、すっかり馴染みの場所だ。
もう何がどこにあるかなど目をつぶっていても案内可能と豪語できる程に馴染みのある場所だが、彼女に取っては違う。
基本スタジオかホテルがほとんどの撮影場所である彼女にとって外の世界での撮影はかなり物珍しいはずだ。おまけにアスナは女優随一の多忙な売れっ子であり、営業や他の仕事で赴く事はあれど、基本日帰りで連日こうやって地方に滞在する事すら稀なのだ。(だからこそ基本海外や観光地で撮影される事が多い写真集でとびきりの笑顔を拝む事が出来るのだが)
だからこそいつもより気合が入る。
どんなに眠たくともこのアスナの笑顔は今自分だけのものだ。後で全世界に拡散されてしまうとしても、今だけは独り占めできる。
だから、少しでももっといい笑顔を引き出してあげたかった。
そのためなら、自分の疲れなど、気にならなかった。
そんな男優の顔をアスナは見つめていた。悟られぬようにポーカーフェイスを作ってはいるが、明らかに男優の疲労が蓄積している事には気づいているから。
連日何度もカラダを重ね合わせた相手だ。些細な変化などお見通しだ。でも、こちらが気づいている事を知られるのはあまり良くないだろう。
だって向こうもこちらも同じプロ。体調管理は仕事の一つなのだから。
不意に男優がアスナの方を向いたため、咄嗟に作り笑いを取り繕う。
普段グラビア撮影でよく作る笑顔だ。これなら誰にも気づかれない。
「アスナちゃんならまた来れるよ。何ならアスナちゃんクラスなら撮影場所の指定ができるでしょ」
「私にそんな権限ないですよ。それに――」
苦笑い気味に男優のジョークを躱し、アスナは手を振り否定する。
そして少し俯き加減に顔を伏せながら、照れくさそうに。
「――それに、ここじゃ思いっきりエッチ出来ないじゃないですか……」
今は運転中で横を向けないが伏せがちになった頭。ギュッとスカートの裾を握る小さな手が震える様からどんな恥じらいを浮かべ赤らんでいるのかは察しがついた。
全世界にケツの穴まで晒してはしたない姿を見せていてもこういう恥じらいがまだ残されている所が人気なのだろうと1人そう思った。
「なら今から飛びっきり気持ちよくしてあげるから待っててね」
「…………はい」
男優の言葉にアスナは静かに頷くと運転の邪魔にならぬように身を寄せた。
後部座席に設置されていたカメラが捉える逆光被りの2人の姿は、カラダだけの関係とは思えぬ程に仲睦まじく映って輝いた。
※
観光街から約30〜40分ほど走ればそこには海が広がっていた。
この周辺の観光名物は何も温泉だけではない。そこから少し車を進めただけでやってこれるこの砂浜もまたデートスポットととして有名だった。
まるでラブロマンス映画のワンシーンに登場しそうなほどに幻想的な風景でカップル達の心を射止め、この海岸で愛を確かめ合った男女は永遠に結ばれるという伝説さえ残る場所としても有名だった。
今回アスナ達がやってきたのもその海で遊ぶ為である。
理由としてはこの旅行における最後の宿――すなわち最終到達点はここから海を船で渡ったところにある小さな島にある旅館であり、そこへ渡る船は夕方にしか出港しない。
幸いなことに今日は平日でおまけにシーズンからも少し外れている。ならばその間に観光するよりも迷惑になる可能性の低い海で遊ぶ方が楽しいというアスナの選択の元、2人はここへ訪れたのだった。
「綺麗……」
吹き抜ける風に揺れる前髪を払いながらアスナは1人でにつぶやいた。
白いワンピースに麦わら帽子、淡いピンクのビーチサンダルと清楚爽やかな装いへと衣装替えしていた。
一体いくつ洋服を持ってきたんだ。というツッコミは海に流すとして、今のアスナの姿はまさしく深窓の令嬢。
海岸の美しさも相待って、ただそこに佇んでいるだけなのにさながら有名画家の描いた絵画のような芸術美。
海風に靡く亜麻色の髪は絹のように煌めいては揺らめき、太陽に照らされる白い素肌は逆に光を押し返すよう真珠みたいに輝いていた。
男の視線に気付いたのか、アスナの瞳がこちらへと向けられる。
途端、凛々しさすら感じた美貌は一瞬で解け、朗らかな笑みへと変わった。
太陽よりも眩しくて温かみのある笑顔を前にしたらどんな男も敵わないだろう。本人にその気はなくとも男ならイチコロで、同性すらこの魔力に抗えるか怪しい。現にスタッフや同業者達の話によると、アスナには女性ファンが多く、中には狂信的な者まで現れているという噂だ。
そんなことなど梅雨知らず、当の本人は男優へと手を差し伸べて。
「少し散歩しようよ」
と、楽しげにそう言った。
カメラ片手、もう片方を繋いでアスナの横を歩く。
絶世の美女であるアスナの横を。
それだけでもまるで世界の頂点に立った気分に男はなった。
有頂天、という言葉では足りないだろう。きっと。
今このカメラで撮った映像を見れば自分と同じ主観で彼女とのひとときを追体験できるだろう。
だがどんな画面でも優れたVRでも全てを味合うことはできない。
この柔らかな掌の感触も。
楽園のように甘く芳しい匂いも。
アスナという存在ホンモノだけしか放てない雰囲気も。
それらを味わえるのはただ1人。自分だけなのだ。
少し気が大きくなった男はアスナの肩を抱き、身体の方へと引き寄せた。どうせ今は自分たち以外誰もいないのだから遠慮する方が勿体無い。どうせ今夜には――なのだから。
力押しのやや強引なアプローチ。
アスナは一瞬驚いたように目をぱちくりと瞬かせていたがやがては身を任せることにした。
ワンピース越しでもはっきりくっきりする胸の膨らみが男の腕に当たって潰れる。
それだけではない。
心音も、吐息も、ぬくもりも、何もかもがはっきり伝わってくる。
数日一緒にいたのだからアスナの気持ちなど言葉にしなくともわかる。――でも、それは一旦お預けだ。
「アスナちゃん、散歩は一旦終わりにしようか」
抱いていたアスナの身を離して、足を止める。名残惜しくはあるが彼女のためを思って今は身体を遠ざけた。
「アスナちゃん。そのワンピース、とっても似合ってるよ。凄く綺麗で、可愛い」
急に足を止められて不服なアスナだったが、今の服装を褒められ、満更でないように頬をあからめた。
ほんのり染まった頬に手を当てたのは、きっと風で揺れる髪が邪魔だったからだろう。多分。
「でも、アスナちゃんのもっと可愛い姿が見たいかな」
その一言にアスナははっと息を呑んだ。
言いたい事が、わかってしまったから。
「お着替えしようか――」
男はそう言うと数歩下がってアスナから距離を取った。
脱衣所などはあるがここからでは少し遠い。つまり、ここで脱げと言う事だろう。
アスナはほんのり染まった頬をほころばせ、「はい」と小さく頷いた。
※
「お、おまたせー。……え、えへへっ」
数分後。脱衣所から出てきたアスナに男優は息を呑んだ。
ワンピースを脱いだ肢体には純白のビキニが飾られて、赤く縁取られたそれはアスナのカラダにピッタリとフィットして美しく彩を添えていた。
そして布地越しでも分かる肉厚ヒップと豊満バストは身を震わすたびにたぷたぷと揺れ、身体を隠すには元ないそれらから伸びる手足と普段は隠れている白い素肌は太陽すら照り返してもはや宝石のような煌めきだった。
ほんのりと赤く染めた頬を指で撫でつつ、アスナは照れ臭そうにはにかんだ。
手首に嵌めていたシュシュを外して長い髪を結い上げれば綺麗なうなじも顕になり、レアなポニテモードのアスナすら拝めた。
「ど……どう……? へ、へへ、変なところ……ない、よね?」
指をもじもじと合わせながら男に聞いた。上目遣いの破壊力もさることながら、アスナほどの美女にそんなことを聞かれても答えは一つしかない。
正直、そばにいられるだけで暴発しそうなほどなのだから。
「綺麗だよ、アスナ」
「……ぅ、……あ、ありがとう……」
アスナは茹蛸みたいに顔を赤くして、もじもじと身を捩らせた。
ところあり投げにビキニの裾を伸ばしてはヒップやバストを隠そうとしたり、髪を弄って甘い香りを放った。
「じ、実はこれ……自分で選んで買った……わけじゃなくて――かの……じゃなくて、友達に選んでもらった物なんだけど、似合ってるか、心配で……」
どうやらこのビキニ、本人が選んだわけではなくアスナの知り合いがチョイスしたものらしいがその子はセンスがいい。
「アスナらしさがよく現れた可愛い水着だ。そのお友達、すごくセンスがある」
“友達”を強調して褒めるとアスナはハッと笑顔になり、上機嫌になった。そんなに友達を褒められたのが嬉しかったのか。
「うん! ありがとう。――ならもうここで立ってるのも勿体無いわ。早速楽しみましょう!」
「……えっ? ちょっと、アスナちゃ――」
堰を切ったようにアスナは動き出す。
男優の手を引いて、ビーチを駆け出した。
「あははは、ほらほら早くー!」
元気良く砂浜をかける姿はまるで無邪気な子供のようで。性の臭いなど微塵も感じさせなかった。それどころか男を知らない初心な少女と言っても通じるかもしれない。
だがそのカラダ。
成熟しきったカラダはそれを隠すことなど出来はしない。その身一つで大金を稼ぐほどのその肢体は、清楚を装うことなどもはやできないのだから。
砂浜を踏み締めるたびに揺れる肉厚ヒップはたぷんたぷんと蠱惑的に男の視界で揺れ動き、理性をヤスリで削るかの如くすり減らしていく。
既に連日にわたってその弾力と魅力を知り尽くしてる男だからこそ、オスとして耐えられる気力は加速的に減っていく。
走るたびに揺れるのはヒップだけではない。背中越しに見える乳房も刺激的過ぎる。
「……うわっ! 冷たっ!? よくもやったなぁ!」
「わわっ、きゃぁぁぁ!? 冷たいっ! もぉ〜、そっちこそー!」
砂浜から浅瀬に踏み入ればそこでの体験もまた楽園だった。
互いに水を掛け合うだけのじゃれあい。小さい時なら無心に楽しめ、大人になるにつれ忘れていった純粋さそのもの。
だがアスナとならそれを取り戻せた、気がした――いや、やっぱり違うのかもしれない。
単なる水遊びならこんなにも熱中しないだろう。これはきっと、スケベ心の延長戦だ。
目の前に立つ少女が波を上げる度、さっきは背中越しだった乳揺れはダイレクトに拝むことができ、みじろぐ度に形を変える谷間と思わず溢れそうになりチラリする乳首に目を奪われ、意識がどんどん吸い込まれていくようだった。
そしてアスナが打ち上げる水飛沫は太陽の光を浴びて宝石みたいに輝いて、彼女の周りを美しく飾る。さながら
一体、彼女はどれだけ魅力を持っているのだろう。
「――あっ、カモメだ」
不意にアスナが視線を海の向こうへとやった。
水平線の向こう側。最終地点の島がある方角に向かってカモメの群れが飛んでいく。
一直線に真っ直ぐと。自由を体現するような一才の迷いさえ感じさせぬその滑空に、アスナは目を奪われているようだ。真珠のように綺麗な瞳に光がまた宿って、何かに馳せていた想いと、重なったようにも見えた。
まるでその一群に吸い寄せられるかのようにアスナはカモメの方へと歩き出した。彼女らしからぬ覚束ない足元にわずかながら不安を感じ始めた――その矢先、アスナがバランスを崩し、倒れた。
考えるよりも早く男は飛び出して彼女の腕を掴んだ。
彼の足もまた深みに嵌ってバランスを崩してしまう。どうやら2人揃って足を取られてしまったようだ。
それでも大切なアスナだけは傷を負わせまいと男優はアスナの身体を咄嗟に抱きしめる――が、不意に腕を引き込まれくるくると視界が回った。
「――つーかまえた……」
気づいた時には浅瀬に背中から倒れ、アスナが覆い被さられていた。
否、組み伏せられたのだ。まんまと策にハメられて。
「……ねぇ、さっきから私の胸ばっかり見てたでしょ? それとお尻も」
押し倒し上から見下ろしたまま、アスナはポニーテールを解き、縛りから亜麻色の髪を解放した。
「……女の子ってぇ。そういう視線に敏感で……実は男の子のために我慢してあげてるんだよ? 気づいてなかった?」
ふぁさり、と髪が自然に垂れ落ちアスナの顔を隠した。
横から見れば絹のカーテンのように他の視線を遮り、たった2人だけの世界を作り出す。
「ねぇ、どんな想像してたの? 私のおっぱいをぐちゃぐちゃになるまで揉みつぶすこと? それともお尻をめいっぱい叩いて揉んで、崩しちゃうこと?」
アスナの身体がどんどん近づいて男の体と重なる。
柔らかなおっぱいは胸板で潰れ、しなやかな足は男の太ももに絡みつく。
「……こんなに膨らむまでする妄想なんて、一つしかないわよね」
海パン越しに肉棒へと指を這わせ、掌に包んで揉みしだく。海綿体がむくむくと脈動するのが伝わってくる。
男がアスナを知った(つもり)のと同様に、アスナもまた男を知り尽くしている。
数日も一緒にいれば、互いに何がしたいかなど目を見なくとも分かった。
「……少し、休憩しましょうか」
※
青空の広がる砂浜から歩いて数分。
ただでさえ貸し切りに等しい状態から一変、今度は逆に人気のなさが返って不気味なほどに静かな場所へと2人は移動した。
周囲を岩壁に囲まれ、唯一の通りは木々の生い茂る狭い道。ここなら周囲を気にする事なく互いを求め合えるだろう。
「……っ、んんっ、うっ、ふぅっ……うっ、んむっ、ぬっ、むちゅ……」
男優の背が岩壁とぶつかる。そして挟み込むようにアスナのカラダがさらに男を壁へと押し付ける。
岩とアスナのサンドイッチ。だが岩の凸凹とした圧迫など気にならない程に正面の女は魅力的だった。
「はっ……はあっ……はむっ……んむっ……んっ、んぉっ、あっ……」
閉じていた目を薄らと開ければ、一面に広がるのは一心不乱に唇を貪ってくるアスナ。
目を閉じ、自分の世界に浸りつつも真正面の雄を喰らう口を緩める事はない。
情欲の熱に惚けてもなお美しい顔を歪ませて、はしたなく唾液を端から溢しながらも男の唾を吸い上げる。
頬を窪ませ、じゅるじゅると下品な音を立てて、むしろ音に欲情するように激しさを増し、昂りをぶつけてくる。
カラダを岩に押し付けるのは乳肉で、ぱんぱんに膨らんだ白ビキニ越しの弾力を前にして、力は抜け下腹部にだけ熱が宿っていく。
下半身もアスナの足が男の股の間に挟み込まれて動きを封じ、むちむちとした太ももが断続的に動いては海パンの中にしまわれた雄の象徴を狙い撃ちにしてくる。
「……っはぁ……あっ、そろそろ脱いじゃおうよ。火照っちゃって……もう我慢出来ない……」
熱に浮かされた声でアスナはそう囁くと男の元にしゃがみ込み、一息に海パンを引き摺り落とした。
有無を言わさぬ行動に驚いたが興奮に浮かされて麻痺しているのは男優も同じ、すぐさま足を抜きアスナを押し倒した。
「きゃっ!」
悲鳴を上げ、砂の上に転がるアスナだったが、声とは裏腹にその表情は期待に蕩けていて、荒い手つきで乳房を揉み潰してくる男の手に自身の手を重ね、宥めるように触れ合わせた。
荒ぶるケモノみたいに欲に脳を犯されていた男優の動きが止まる。
「……もう、そんなにがっつかなくても……私は逃げないから……」
言い聞かせるような優しいその声色に、男優の理性が次第に落ち着きを見せていく。
アスナは空いているもう片方の手を背に回し、器用にビキニの糸を解いた。頼りなく見えた紐でもどうやらしっかり仕事は果たしていたようで、動きを制限されていた豊満な乳房がまろび出て跳ねる。
縛りから解き放たれた大人のふくらみは彼女の息遣いに合わせて蠢き、微かに揺れる。
三角形の白い布地を剥けばアダルトな双丘の天辺に聳える桃色の乳首が覗いた。成熟した大人びた双球とは対照的に未だ少女らしい色味が彼女の乳輪には残っていた。
促されるままに直に乳房を掴めば若い女性らしいハリを掌全体に感じた。
数日に渡って散々揉み潰し撫で回してきたがそれに飽きることなどあり得ない。むしろ触れれば触れるほどにその雄に従うかの如く質感を変えてくるそれに魅了されるばかりだ。
「……っ、うぅん、うっ……激しいよぉ……もっと優しく……ね」
アスナはくすぐったそうに顔を綻ばせると今度は指を男優の手に絡ませてゆっくりと円を描くように胸を揉ませた。
優しく揉み解すように。さながらマッサージのような優しい手つきに次第にアスナの表情も穏やかになっていく。
やがては冷静さを取り戻した男優もアスナの意思を汲み、丁寧な手つきで乳肉を愛撫し始めた。
「……うん、その調子……すっごくいい……」
添えていた手を離し、アスナは男優の後頭部へと腕を伸ばした。そして自身の方へと優しく抱き寄せると、ノーブラでもしっかりと息づく深い谷間へと誘った。
さながら赤子を抱く母親のような仕草で後ろ髪をそっと撫で、しっとりとした囁き声で魅了した。
雲ひとつない清々しい青空の麓。
岩壁がかぶさりあって出来たさながら天然の天窓の真下でまぐわい合うアスナと男優。
砂の上に横になり互いに向かい合って絡み合う。
「……んぅ、んんっ、んあっ、あっ、……あんっ、あぁ……ああぁ……、あっ、あんっ、……あっ、ひうっ……ううっ、うっ、ううんっ……うあっ」
ちゅぱちゅぱと音を立て吸われるアスナの乳首。愛らしくも興奮により固く尖り切ったそれはキャンディのように男の口内に吸い込まれ、舌先で転がされていく。
もう片方も例外ではなく、フリーになった男優の手によって乳首は摘まれて乳房は掴まれ愛撫が続いていた。
そしてアスナ最後の砦を守護する純白のパンツはそのしなやかな太ももと共に男優の愚息を挟み、素股の道具とされていた。
巧みなスキルを持つ男優だから可能な同時愛撫。
だがその主導権はアスナにあった。
「……っ、うん。上手上手……とっても上手いよ……あんっ!」
男の頭を撫でるのはそのままに身体を抱き寄せてる方の腕を巧みに動かし男優の全身への滑らせて、マッサージさながらの手つきで男の体を揉みほぐす。
今も自分がされている乳房を揉むようにアスナは男優の全身を揉み回し疲労で凝り固まって肉を解していった。
「……すごくお疲れだね……私が癒してあげる」
アスナは男優を仰向けに転がすとその上に馬乗りになった。
そして耳元でそっと囁くと舌を伸ばし、耳の穴を舐め始めた。マッサージの手つきはそのままに、じゅぽじゅぽとふしだらな音を敢えて立てながら男を癒すべく舌を踊らせる。
次第に全身から力が抜け、脱力感に包まれた男優の身体を抱きしめながらアスナは愛撫を続けた。
「今回は私に任せて。あなたはただ、身を任せるだけでいいから」
男優の疲労が蓄積している事に気づいていたアスナはマイクに収録されないほどの音量で密かに伝えた。
アスナが男優の異変に確信を持ったのはつい先程だった。
巧みに女を誘って楽しませてくれる彼らしくもない強引な押し倒し。誘ったのは自分だがあれは単調でつまらない攻めだったから。
だけどそれが彼のやりたい事ならそのままに任せても悪くないと思っていた。
だが、呼吸の乱れた様子を見るにこれ以上は限界だった。
するするとパンツをおろして完全な全裸となる。
「この旅行……私もだけど、貴方にも楽しんでほしいから」
四股を踏むみたいにガニ股になりながら、アスナは笑顔を向けた。
男優を見下ろすその姿はまるで天使のようで、疲れた肉体の力が自然と下半身へと集中し、それを吸い取ろうと脈動した。
アスナの腰がゆっくりと下降する。
「あっ……あんっ……ああっ……あん……んんぅ、んっ……」
ずぷずぷとアスナのナカに飲み込まれていく自身のモノを見つめながら、男優は最奥へ到着するのをいまかいまかと心躍らせる。スローになった世界。肉竿をアスナが溜め込んでいた淫蜜がとろりと滴るのがはっきりわかった。
最奥に達し、自身の下腹部とアスナの尻が触れ合う瞬間、大きな嬌声が響いた。
「はぁぁぁぁぁんんんんん!!! んあっ! アアッ!!!」
背を逸らせ天を仰ぎアスナは甘い叫びを上げた。
男優を焦らしていたつもりが、自分の方もどうやら焦らされていたようで。挿入した瞬間、とてつもない悦びに全身が歓喜の声を上げるのを感じた。
開いたままになった口の端から涎が滴り男優の身体に落ちる。挿れたままでお預けを食らっているような状態で、待っていられる時間も限界があった。
急かすように下から突き上げてやれば、放心していたアスナも気づいたようで。ニンマリといたずらな笑みを浮かべたと思ったら、腰が持ち上がり動き始めた。
「はっ、はぁっ、あっ! アアッ! アアァ……! あんっ、あっ、はんっ、はぅ……! うっ、アアァァァァァァン!!!」
激しい全身のグラインドに男優の身体も震える。
美しい亜麻色の髪が鮮やかに舞い踊り、飛び散る汗の滴が宝石のように彼女の裸身を彩り、さながら天使のように飾り立てた。
ぱんぱんと音を立てて尻たぶが弾ける。それに合わせるように豊富な乳房も揺れ惑い男の理性を再び削っていく。
吸い寄せられるように伸びてきた男優の手をアスナの手が掴んだ。そのまま勢いに任せてピストン運動を継続し、淫らなダンスを魅せつけた。
「はぁっ、はっ、あっ、はうっ、うっ、うあっ、おんっ、あっ、あんっ、ああっ、あん……ううっ!」
我慢できないのかアスナの喘ぎも激しさを増していく。ここが屋外であることなど忘れてしまったのかと思うほどに大きな声で叫び、矯声を轟かせる。
男優は身を起こして対面座位の体勢に変わるとアスナのカラダを抱きしめた。男の鍛え上げられた胸板とアスナのGカップ乳房が押し潰しあい形を変える。
男優の抱擁に返すかの如くアスナの手が男の背に回る。それどころか足までもが回って逃すまいと絡みついた。
「はむっ……むふっ……ふぅっ……うっ、むふぅ……ううっ、うはぁ……!」
舌を激しく絡ませるキスと共に2人の情事もピークへと突き進んでいく。
「……はぁっ、あっ、あんっ、ああっ、あっ……イ、あっ、イッ……イクッ……ううっ……!」
耐えきれずついにアスナは絶頂の兆しを口走る。全身が痙攣するようにびくびくと震え、肉棒を締め付ける膣肉が不規則に蠢く。
それをうけて男優の快感も一気に高まって絶頂へと向かっていく。
「はぁっ! はぁぁぁ! あぁっ! あんっ! アァァァァァ!!!」
アスナは一心不乱に腰を振り絶頂の階段を駆け上っていく。
耳鳴りがして視界の中で火花がパチパチと散って定まらなくなる。
明滅を繰り返す世界がやがて真っ白に染まって静かになって、アスナは男優を強く抱きしめて達した。
「アアッ! イクッ、イク、イクゥゥゥゥゥ〜〜〜〜〜!!!!! アアァァァァァァァァ
〜〜〜!!!!!」
雌の激しく絶叫と共に男優も射精した。
どぴゅ、どびゅっ、と白濁液がアスナの子宮口を打つ。その度にアスナは肩を震わせて何度も高みへと昇り詰めていった。
※
岩と木々が作り出す天然の天窓から覗く空。直に夜の訪れを感じさせる雲の流れを2人は眺めている。
性行の匂いを感じさせる男女の吐息と波の音が重なって響く砂浜で、アスナと男優は横並びで寝ていた。
互いに一糸纏わぬ生まれたままで潮風を浴びつつ火照ったカラダを冷ましている。
あれから何度も交わったかなど覚えてはいない。男を休めるつもりが結局ハメを外してしまい彼を貪ってしまった。
正常位、騎乗位、背面座位、立ちバック、駅弁。ロールスロイスをやったところで意識が一度途切れ、気がつけばこうやって男優の胸に頭を預けていた。
「満足したかい?」
「……うん、とっても」
男優がそう聞くとアスナは素直に答えた。
そっと優しく撫でてくれる彼の手のひらの温もりを感じながら、身長差ゆえに見上げなくてはならない顔を見つめた。
「ごめんなさい、結局私だけが楽しんじゃって……あなたを癒そうと思ったのに……」
「気にすることはないさ。ちょっと眠かっただけでアスナちゃんのおっぱい枕で寝かせてもらったからもう回復したよ」
アスナは悲しそうな表情を浮かべながら男優に頭を下げた。しかし彼はそんなこと気にしてないといった様子で。
「でも……それだとあなたが……」
「これはアスナちゃんを楽しませる為の旅行でしょ? アスナちゃんが楽しかったのなら、それでいいよ」
男優はアスナの頬を撫でながら優しく笑った。
「アスナちゃんは周りに気を使いすぎだよ。もっと自分のことを優先していいんだよ。その方がこっちも楽しいから」
「……うん、ありがとう」
その言葉に、なんだか救われた気がした。
自然にアスナと男優の唇が重なって影もまた一つになる。オレンジ色の空の色に包まれるように、塗られるように、2人もまた、夕焼けに染められた。
温泉旅行でも温泉だけ行くルールはないですからね(ごめんなさい、書いてた元データ吹き飛んでまた一から書いたお話になります)
次回からはまた新たな場所でのお話になり、温泉旅行編はあと2話くらいで完結となります
読んでいただきありがとうございます。
よろしければ感想や評価、ここすきなどありましたらお願い致します。作者の創作の励みとなります
アスナとレズさせたいのは誰?
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ミト(深澄)
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リーファ(直葉)
-
シノン(詩乃)
-
ユウキ(木綿季)
-
アリス
-
リズorシリカ
-
その他
-
そもそも不要