新話更新いたします。ただ前回感想の方で軽く触れた程度ではありますが、今回は複数人対アスナの乱交回……ではなくそれは次回への持ち越しとなります(多分)
楽しかった温泉旅行も終わりの時が近づきつつあった。
夕暮れ時、アスナ達は最後の舞台となる離島を目指すべく小さな港へと訪れていた。
「いよいよ旅行も終わりだね」
「うん、なんだかちょっぴり寂しいかも」
男優と並び歩くアスナは小さく頷くと彼の肩に顔を預けた。女子にしては長身モデル体型の彼女と並んでも見劣りしない身長と体つきの男性。肩を寄せ身をくっつける二人はまさにお似合いのカップルであり、知らない人から見ればとても数日前に顔を合わせたばかりのAV女優と男優には見えないだろう。
頭をゆったりと預けた肩の温もりを感じ、アスナはふふっと微笑んだ。
この数日で何度もカラダを重ねたのもあってか、2人の間には愛にも似た絆が育まれつつあった。
「なら来年も来ようか。次は俺かわからないけど、2周年、3周年と記念はここにすればいいさ」
「……そうだね。それなら来れるかも。2年3年と言わず、5年10年後でも何度も来たい……」
アスナの女優をまだまだ続けていきたいという宣言に男優は内心ガッツポーズを決めた。
今回の旅行、アスナの1周年記念であることは間違いないのだが。同時にこの「温泉旅行」企画というのは女優のマンネリ防止、モチベーション維持も兼ねて行われるのが通例である。
今の所アスナには引退の兆候は見られなかったが、いつまでも続けていられないのがAVの仕事だ。最低限の意思確認は必要なのだ。
「10年か……その時、俺が続けてるかわからないかな」
「あなたが引退してても復帰させるわよ。……だから私が10年続けるまで死ぬ気で頑張ってよね」
半ば本気か冗談かわからぬ一言に男は苦笑いを浮かべた。
だが直後にイタズラな笑みを浮かべたアスナを見て、無言のままに唇を重ねた。
立ち止まり、時間まで止めたかのように長く緩やかなキス。近くのスピーカーから乗船予定の船のアナウンスを遠くの喧騒に、ゆっくりと静寂そのものみたいなたった二人きりの時間を味わいながら、人の目も憚らず数日で結んだ繋がりを確かめ合った。
それから船に乗って一番後方の座席に2人並んで座った。
一日に一本から二本しかない離島への船だが、幸いなことに乗客はアスナと男優。たった2人だけだった。
「……綺麗な景色だね」
ぼんやり窓から海を見つめてアスナはうっとり呟く。
通路側に座る男優はアスナに肩を貸しながらも旅の疲れからかぼーっと正面のテレビを見やるばかりで。
つられてアスナもテレビを見るとちょうどやっていたのはありふれたワイドショー。ゲストには誰もが知る若手国民的アイドルが出演し、今夜初放送を迎えるドラマの宣伝をしていた。
「……カッコつけちゃって。早漏の皮被りのくせに」
アスナのとんでもない発言に男は目を見開き、驚きのあまり危うくビールを吹き出しそうになった。幸い慌てて口を塞いで耐えはしたものの勢い余った感覚が苦しい。
「何よ? 本当の話だから仕方ないじゃない」
「いやいや、アスナちゃんそんなことこんなところで言ったら……」
咳き込みながらも男はアスナの口に手を被せ、血の気の引いた様子で周囲を確認する。
AV男優とはいえ男もまた業界人の端くれ。
裏のAV女優が表舞台で活躍するアイドルやタレントと関係を持っている話など周知の事実であり、今や業界を代表する人気女優であるアスナが人気司会者や国民的タレントから“お気に入り“である事もまた知っていた。
だが、それはあくまで暗黙のルールであり万が一のリスクを考えて言葉にすることなどありえないことであり、ましてやこんな開けた場所で、一般の人間もいる船内で発言するなどアスナといえど許されないことだった。
「大丈夫よ、この船には私たちしか乗ってないから。それは乗る時にも確認してるでしょ」
「……いや、だからと言ってそんなことここで言ったらダメだよ。だってほら、バレたら色々と怖いよ、多分」
「平気よ、むしろバレたらこっちからあいつのことを喋ってあげるから」
まだ話したがっているアスナを察して男優はカメラを一旦切る。
ここからは、相棒には残らない“二人だけ“のお話。
「――少し前にね、女優仲間から誘われて行った飲み会でアイツに口説かれたのよ。『俺ならお前を満たしてやれる』……ってね」
「うわっ……それまた直球な……」
作品を観た視聴者すら周知であるアスナの性欲の強さもまた業界では当然のことながら知られていて、特に撮影外でも男を漁っているという噂が広まって以降そういった誘いは絶えない。しかもそれはデビューしてから途絶えることはなく、最近では誰もが知る芸人からミュージシャン問わず“ワンチャン狙い“でアスナを口説きにかかる男は数え切れないそうだ。
トップアイドルもその例に漏れず、表では甘い顔立ちと天然なキャラで売っているが、裏では女好き遊び好きで有名であり、己の地位の事務所の力を利用して多くの女優を食い散らかしていると聞いたことがあった。
大抵の場合、適当にあしらうか一部で流出してしまったプライベートDMに強制的に送りつけられてくる陰部の写真を相手にする程度で終わるのだが。今回の男は酒の勢いもあってかかなりしつこくて、誘ってくれた女優達すら困り果てている様子だった。
「――それで仕方なく誘いに乗ってあげたのよ。みんな困ってたから仕方なくね」
「優しいんだね、アスナちゃん」
『仕方なく』を強調するアスナは頬杖をつきながら前の座席に身を預けため息を吐く。前方の背もたれに押しつぶされた乳房が服越しながら扇情的だ。
「……後悔したわ。あれだけ自信たっぷりなんだから少しはやれると思っていたのに勃起しても指と変わらなかったり挿れたら5秒と持たずに射精するわ……挙句にはフェラなんてやってあげてる途中に顔に掛けてきたのよ! メイクは乱れるし目も痛くて最悪だったわ……!」
よほど嫌な思い出になってしまったのか、アスナらしからぬうんざりした様子で頭を掻き何度目かのため息を吐いた。
「それは災難だったね。人気アイドルでも不得意な事はあるんだね」
「……だけどアイツ、回数だけは多かったのよねぇ。一晩中付き合わされたからそこだけは褒めてあげたいかも」
「一晩か……男優でも中々いないなそれは」
売れっ子となれば1日にいくつもの現場を掛け持ちする事が当たり前の男優だが、そのうちいくつかは射精をしないまま終わる“擬似“の現場もいくつかある。理由は勿論そんなに一日中発射し続けるだけの精液がないことや体力的な問題がある。
幸い、男は一晩くらいならこなせる体力があるからこそ今回の旅行の相手にも抜擢されたのだが中には数回が限界の男優も決して少なくはなく。そこは狙いの女を好き放題にできるアイドルは伊達ではないと思った。
「だからとことん付き合ってあげたのよ。一晩中」
「それで?」
「何時間かして騎乗位続けてたら根を上げたわ。やめてあげなかったけど」
そう言ってアスナが見せつけてくるのはスマホの画面。
そこに映るのはベッドに横になったトップアイドルと誇らしげなアスナの自撮りツーショット。
両者ともに全裸であり、アイドルは白目を剥き意識を失っているのに対し、アスナは頬を赤らめ汗に濡れてはいるものの余裕そうに使用済みゴムを掴み得意げに笑っていた。
「……ふっ、満たしてもらうどころかすっからかんにされたみたいだな」
「えぇ、途中から『やめてーやめてー』って泣いてきたけどそのまま全部搾り取って上げたわ」
たまらず笑ってしまった男につられてアスナもくすくすと笑う。
「でもそのおかげであいつが他の女優に手を出すの控えたみたいで。……まぁまた私みたいな子と出会ったらたまらないものね。それで、被害にあった女優さん達かりお礼言われて。知り合いから初めて会う人までたくさんと……ほんと、どれだけ関係持ってたのよ」
「清楚なアイドルが聞いて呆れるな。でも、えっちで人を助けるなんてまさにセックスヒーロー……ヒロインだなアスナちゃんは」
「おじさんみたいな寒い言い回しやめてよ……でもセックスで人を救えるなら……悪くないかも」
男に煽てられてアスナは愛らしく微笑んだ。
セックスで人を救う女――なんだかいつかAVのネタとして使えそうだな……。その時は男優は自分で、主演女優は勿論――
「――ねぇ」
――などと考えていると、太ももに触れる柔らかな感触。
「――あの夜のこと思い出したら、我慢できなくなっちゃった……」
モジモジと白い太腿を擦り合わせながら上目遣いで訴えかけてくるアスナ。
「……ねぇお願い。島に着くまで待てないかも。お願い、なんでもいうこと聞いてくれるんでしょ?」
ふにんと服越しに胸を押し付け、すりすりと擦られてくるあからさまな“誘っている“行動。理性を保てる男は少ない。
それも連日カラダを重ねた相手となると、その味を知り尽くした――すっかりハメてハメられてしまった
船には今二人っきりなのもあって。
「――わかった、なら場所を変えよう」
男はアスナの手を取った。
※
出航して早十数分だが既に陸はぼんやりとしか見えなくなって。代わりに船上から見える海の景色は最高で、どこまでも続く青い水平線は視界を瞬く間に埋め尽くす都会の喧騒とは対照的で、眺めているだけでも心が洗われるようだった。
「……っ、やっぱりアスナちゃんの思い出はっ、温泉での、やつ?……うっ」
「……はぁはぁ、あっ、は、はいぃぃぃ、温泉でっ、あなたと、シたのが、……いいっ、良かったのぉ……!」
――無論、しっかり景色を見ていたら、の話にはなるが。
「はぁん……あんっ、あっ……あぁぁ……あっ、気持ちっ、いい……っ。はぁっ」
互いにジーンズとスカートを脱ぎ捨てた下半身だけハダカの格好で、他のお客はいないことをいいことにヤりたい放題で。
テラスの手すりを掴み、尻を突き出した立ちバックのままアスナは男の力強さそのものを受け止める。
ゆったりとしたストロークでの抜き差しで男のモノの硬さ太さを感じながら、アスナは甘い吐息をこぼす。
「はぁぁん……いいっ、いいのっ、これ……っ。最高……っ!」
「あんなにカッコいいトップアイドルよりかい?」
「あんっ、うんっ……あなたの方がいい……あなたの方が、男らしくて……逞しくて……もう、忘れられないのぉ……!!」
「だったらもっと刻み込んであげるよ!」
「あぁぁぁぁん!!!」
ぱんばんと尻たぶに腰を叩きつけ、男はラストスパートに入る。
「……ああぁ、出る。……アスナちゃん、そろそろ……!」
「あっ……ううっ、うんっ、いいよぉ……出して、たっぷり注いでぇ……!」
アスナは男優の耳元でそう囁く。
甘く蕩けきった表情のまま腰だけは激しく上下させ、男を堪能するその動きに男優はなす術なく果てた。
「あっ、来てる……きたぁぁぁぁ……!」
豊かな桃尻が跳ねて飛沫を散らし、ナカの膣肉がぎゅうぎゅうと締め付ける。
「あんっ、あっ、あっあっ、あぁ……あぁぁぁぁぁんんん!!!」
他の乗客がいないとはいえここは船上。上には澄み切った空とどこまでも広がる海だけのつまり開けた場所だ。
にも関わらず声を我慢するそぶりさえなく、アスナははしたなく大胆に乱れ達していく。
男もそんな場所でアスナとセックスしているという事実が男優の認識と理性を狂わせていく。
アスナに求められるまま男優は唇を差し出し、舌を絡ませる。
「……ふふっ、さっきの砂浜もだけど、スタジオ外でするのも楽しいね」
「気に入ってもらえたのなら良かったよ……」
もう一度唇を重ねあう二人。
キスは唇から汗の伝うその様子を夕焼けが鮮やかに照らして、さながら愛し合う恋人同士の営みのように彩っている。
情欲の熱に浮かされた火照りから、キスをしながら二人は互いの服へと手をかける。
唇を極力重ね続け、互いを抱きしめたまま器用に袖から腕を抜き、アスナは脱がせやすいように髪をかきあげる。
男はシャツ一枚を脱げば完全な全裸で。アスナは残すはブラジャーのみ。
「……あっ、いやんっ」
ブラのホックを男が外せばアスナは恥じらいから胸を庇う。が、それは興奮を誘うポーズであり、彼が手を掴めば簡単に腕が外れて、豊満な乳房がぷるんと夕陽を浴びて解き放たれた。
「……綺麗だよ、アスナちゃん」
「ばか、何度も聞いたわよそんなの」
「何度でも言いたいから言うんだよ」
「もう……ずるい」
自然に唇が重なり合って、アスナは男を静かに押し倒した。
「……ここ、綺麗に掃除してあげるね」
にこりと優しく微笑むとアスナは横髪を掻き上げてはむっと一息に咥え込んだ。
「はむっ……」
アスナが大きく口を開くとそこへかかるは透明な橋。ぬるぬると粘り気を帯びて繋がるそれは捕食者が獲物を待ち侘びているかのようで、大量に分泌された涎が待ちきれないとばかりに端から溢れていく。
「うむぅ……っ」
男優の亀頭をキャンディを舐めるみたいに舌を這わせ、唾液に濡れた先っぽで肉竿を一筋撫でる。
まずは味見でその太さ……硬さ……熱さ……逞しさ……オスの象徴を味合う。
女の自分にはないモノ。
メスを屈服させる逞しくて凶暴なソレを愛でながら、敬いながら鼻を摘みたくなるような臭いを放つ剛直に唇を舌を鼻を頬を押し当てる。
「……アスナちゃん、ここ船だから……もうすぐ着くからね……」
男の脳裏にふと過ぎるのは離島への到着時間。
短いとはいえ一回戦するには十分すぎるホテルの休憩時間よりも乗船時間は短く、既に目的の島は見え始めている。
つまりは、もう残された時間は少ない。
けれども今のアスナにはそれすら興奮を煽るフレーバーであり、お行儀悪く鼻を鳴らしながら雄臭い臭いを堪能し、甘い痺れに脳が蕩けていく感覚だけで果てそうになって。
「……なら早く終わらせましょうか」
名残惜しそうに口を離し、最後に亀頭に「ごめんね」と一言去り際に行って、アスナは男を大きく跨ぐと自ら肉唇を開いた。
もう一年くらい定期的に男と激しく交わっているとは思えぬほど可憐で綺麗な陰唇を人差し指で開くアスナ。歴戦の男優から見てもソコは一見すると処女さながらにウブで美しい色艶をしている。
しかし、男は知っている。
そこは男を知らぬ未開の花園――などでは決してない。むしろ真逆の、そうやって男を誘い込み一息にくらい尽くす悪魔の園と呼んでもなんら誇張ない。
男からすれば地獄にも等しい悦楽を得られるブラックホールのようなものだから。
「――なーんか失礼なこと考えてない? まぁ別にいいけど」
何やら男が良からぬことを思っていることに勘付いたのか、アスナはジト目がちに男優を見下ろした。が、時間もあってかすぐに切り替えると一息に腰を下ろした。
「……っ、んんっっっん、これ、これぇぇっ……!」
ずぷりと一息に剛直を呑む込んだそこは完全に処女ではありえない。
小慣れた様子で腰を落とし、男の胸板に手を当てて一度起き上がる。
ぬるりと愛液濡れになった肉竿が露わになって、微かに開いた隙間からねっとりとした淫汁がひとすじ、またひとすじと伝っていく。
「はぁぁん、あんっ、あっ、あんっ、あっ、あぁぁん……」
ぱんぱんと腰を激しく打ち付け、背を逸せるアスナ。
男のモノを勝手に扱った“ひとりエッチ“同然の行為。けれども男の胸に置いた手先は巧みに彼の乳首を刺激して、そして見下ろす視線は男優から離さずに快楽に濡れた色で見つめていた。
(成長したな、アスナちゃん……)
騎乗位をされながらも冷静に男はアスナを見てそう思った。
デビュー当初から何度も撮影を共にしカラダを重ねてきた彼だからこそ彼女の成長がはっきりと文字通り肉感的にわかったのだ。
デビューしたばかりの彼女のセックスも確かに迫力があり素晴らしく見事なモノだった。
だが当初は快楽に浸るあまり勝手な行動や絶頂による撮影への影響も与えており、最終的な取れ高はともかく他のスタッフからは悩みの種にもなっていた。
しかし――
「――あっ、あんっ、あっ、ふぁぁぁっ〜〜〜あっ、あんっ、いいっ、もっと気持ちよくなろう……っ」
――今のアスナは変わった。
えっちを、撮影を楽しむ心は変わらぬまま、むしろ向上し続けて。その中でも女優らしい視点や意識を身につけて更に美しく、エロく成長していた。
「あはっ……! はっ、はぁぁん、あっ! あぁぅ!」
引き締まった腰を掴み肉棒を突き上げるとアスナは舌を突き出して悶える。
撮影を経るごとに進化していくスタイルは触れるたびにすぐわかる。
見ているだけでも勿論だが、アスナのカラダは女優として経験を重ねるごとに男好みの容貌を加速度的に磨き上げ進化を続けている。
喘ぎ声もより大きく美しい歌声のようで、撮影所の外へも届くほどにノイズが一切ない。
「はぁぁん! あっ! あはぁぁん! あぁ! おぉ……ほぉっ……!?」
アスナの筋の通った綺麗な背中へと手を回し、強く抱きしめる。
対面座位となりより深くねじ込まれた肉棒の感触にアスナはオホオホと下品に喘ぐ。
汗に濡れて湿ってもなお艶やかな髪を撫でながら、男は彼女の首筋へと唇を這わせ、鎖骨を舐めて谷間に顔を埋める。
「……っ、うんっ、うっ……うぁっ!? いいっ、いいよ……おっぱい舐めて……ちゅうちゅうしてぇ……!」
アスナに求めるまま乳房に吸い付き、乳首を転がせば彼女の背は力が抜けてそれナカがきゅんと締まった。
これだけでも軽く達してしまったらしい。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
こうなればもはやここからは男のターンで。
腰を器用に揺らして突き上げて彼女のナカをかき混ぜて、絶頂したてで敏感な肉ヒダを刺激する。
「はぁっ、はぁぁぁ……はぁっ、あっ、オッ……また、イッ……!」
白目がちに目線を上向かせるアスナを強く抱けば、顔で乳肉が柔らかく潰れて、反発が顔を弾こうと強く押してくる。
「あんっ、あんっ、ああぁぁぁ、あぁ、あんっ、ひぃっ、ひぅっ……イッ……」
男はゆっくりと立ち上がると駅弁スタイルでアスナを抱き抱えて静かに歩き始めた。
「アスナちゃん……ここでイこうか……」
「……ふぇっ、あんっ、……えっ、あぁぁん、あんっ、えっ、でも、ここって……」
男に連れられたアスナが絶頂でぼんやりした瞳をぱちくりさせながら問いかけた。
彼女が困惑するのも無理はない。
アスナが連れられた場所。
それは足場の不安定な船の先端で、両手を水平に開かされたまま背後から男に抱きつかれて、腰の動きが早くなった。
「!? うんっ、うっ……ああぁ! あんっ、あっ! あぁぁぁぁん!」
さながらタイタニックなスタイルで攻め立てられるアスナ。
それも船上で、何一つ遮るどころか風が激しく打ち立ててくる先頭で全裸でいるシチュエーションにアスナの興奮も最高潮に達していく。
「はぁぁっ! あっ! あぁぁぁん! もっ、もうっ……ダメェェェッ」
「はぁ、はぁ、……あぁ、一緒にイくぞ、アスナちゃん!」
「うんっ、イくのぉ……アスナ、イッちゃうぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
パンパンと大きくラストスパートをかけてくる男優。
夕焼け空のした。
一糸纏わぬ産まれたままの男女が船の上で濃密に激しく絡み合う光景はまさに野生そのもので。
卵巣が、精巣が人生最大級の発熱をして互いに生殖本能を昂らせ。限界などとうに振り切ったまま、よくぼうのままに求め合って。
「あああぁぁぁぁぁ〜〜〜!!! イクっ! イクイクイクッ、イクぅぅぅ〜!」
一際力強く押し込められた肉刀から濃密なエキスが放たれる。
既に開放されきった子宮奥へとそれが一気に流れ込んだ瞬間――アスナの脳に電流が走った。
「〜〜〜〜〜〜っっっっ!?!? ……ッ、アッアッアッ、アアアアアァァァァァァァァッ〜〜〜〜!!!」
目がぐるりと白目を剥き、全身を強く反らせたアスナが野太い声で吠えた。
「イクゥゥゥゥゥゥ〜〜〜〜〜!!!!!」
ぶしゃぁぁぁぁぁ、と盛大に潮を撒き散らして。
一瞬でスパークして消し飛んだ意識とだらりと倒れ伏すカラダ。
激しい快楽に脳を焼かれたのは男も同じで。二人は共に倒れ伏すのだった。
※
「――もう、激しくしすぎだよ」
既に日が落ちた頃。
到着まであと数分になった時、二人はまだ船の展望デッキにいた。
「アスナちゃんだってあんなに楽しそうにしてたじゃん。お互い様だよ」
「っ、あれは……っ。もういいわ。まぁ、そう言う事にしておいてあげます」
照れ臭そうにぷいと顔を逸らすアスナの顔を見上げながら、男は微笑む。
激しい絶頂の余韻残る二人はまだハダカのまま冷たさを帯びつつある海風を浴びていた。
ぺたんと行儀よく正座したアスナの太ももに頭を置き、子供のように男は甘えて顔を擦り付けていた。
「もう、子供みたい」
「アスナちゃんがママならもう一度子供になりたいよ本当」
「ふふっ、嬉しい……でも無理な相談かも」
そう言ってアスナは男の下半身へと手を伸ばしまだ僅かに硬さの残る男根を軽く握った。
「こーんな凶悪なモノを持ってる赤ちゃんなんてこっちからお断りよ」
けれどもアスナは「でも」と続けながら、男の頭を抱き寄せた。
「今だけ……今だけなら赤ちゃんになってもいいよ」
さながら本物のママのように優しく寝かしつける声色で男の頭を撫でつつ乳房へ、その先端の乳首へと唇を誘う。
男は無意識にそこへと口をつけちゅうちゅうと母乳を吸うため口つける。勿論、本当に出はしないのだが、今のアスナなら……いや、いつかアスナなら本当に母乳を出しながら撮影でもするのではないかと思えるほどその母性に溺れてしまった。
静けさに波の音が混じる緩やかなひととき。
そこに微かに混じるのは乳首を吸う音と肉竿を優しく愛でて摩る肌の音だけで。
慌ただしくもゆったりとした旅行の終盤にふさわしき落ち着いた瞬間に、アスナの心は安らぎを得ていた。
(こんな時間が、続けばいいな……)
ゆっくりと目を閉ざし安らぎを得る二人。
こうして船の上で開かれた淫らな宴は最高の終わりを迎えるのだった。
――
――――
――はずだった。
「……っ、ヤバっ。アスナちゃん。もう船が着く、早く着替えて……!」
「……えっ? あっ! きゃぁぁぁっ!」
コツコツとデッキへと昇ってくる足音に男は慌てて起き上がり、アスナを急かす。
アスナもハッと気づくも船は既に停泊しつつあり、たった二人の乗客を呼ぶために船員が近づいてくる音だったのだ。そして、そこで気づく。
今の自分たちはハダカであり、肝心の着る服もすぐ手に取れる場所にはない事に。
興奮に煽られるあまり忘れていたのだ。
はじめに服を脱いだ場所から離れすぎていたことに。
そこへ辿り着くためにはデッキの階段横を抜ける必要があることに。
いくら撮影のためとはいえ、ここは公共の場。
許可はもらっているとはいっても一般の人にハダカを見せるなど簡単にやっていいことではない。
「……仕方ない。アスナちゃん、俺が時間を稼ぐからその間に服を取ってきて」
「えぇ、私……っ?」
困惑するアスナに男はうなづく。
「そんな格好の女の子を人前に晒せるわけないでしょ。ほら早く」
「ちょっ……ちょっと待ってよ……」
戸惑い続けるアスナを他所に男は顔だけ扉からだして、船員の注意を引き始めた。
「もう……勝手なんだから」
意を決したアスナはすっと立ち上がると船員の死角を狙い、一息に駆け出した。
いつまで男が持ち堪えられるかの勝負の中でアスナは走る。
何一つ身を隠すものもないままに。
剥き出しの乳房と性器を外気に晒し、豊富な乳肉と尻肉をたぷたぷと揺らして、髪を振り乱しながら駆け抜ける。
珠のような白い肌を汗が濡らして、額から首筋、首筋から谷間、そして腹から太ももへとしずくが流れ落ち息が荒くなっていく。
実時間にして数秒のことでも羞恥まみれのアスナには永遠のように感じられて。
ようやく辿り着いた物陰で素早くショーツを拾い上げ、震える手でさっさと履いてしまおうと足を上げた瞬間。
「――あっ」
――急に吹いた風が衣服を吹き飛ばしてしまう。
軽く宙を飛び風にあたる男の衣類一式と自身の洋服。そして一際激しく舞い踊るブラジャーを掴もうと慌てて手を伸ばすが。
「きゃっ……ちょ、ちょっと……!」
再度、吹き荒んだ風が軌道を変え、ブラジャーは虚しく宙をひらひら飛んでいった。
そして、不運は続くようで。
ブラジャーを掴もうとしたはずみで持っていたショーツもまた風に流されて見えなくなった。
「……最悪。せっかくいい終わりだったのに」
ため息と共にガックリと肩を落とすアスナ。
けれどもすぐにその頬が緩んで吹き出して。
「あはははっ、何よこれ……バカみたい……」
思いもよらぬハプニングではあるが、ある意味旅ならではのアクシデント……それもAVらしいコミカルな展開にアスナは一人笑うのだった。
それから戻ってきた男に服を渡して(下着が飛んでいったことは隠した)、洋服を着て身だしなみを整えてからアスナは島を見据えた。
「ここが、最後の……」
自分のお祝いではあるが、アスナ自身最後の撮影がどういったものなのか知らない。聞いても教えてもらえなかったのだ「その日までのお楽しみ」だとばかりで。
だから、ここから先は何が起こるのかわからない。
つまり自分がどんな目に遭うのか想像がつかないのだ。
――故に、興奮が止まらない。
スカートの奥から何も履いていないソコから甘い蜜が垂れ落ちて。
無意識に口の端から溢れた涎を拭い。
アスナは男優に引かれて島へと降り立った。
読んでいただきありがとうございます
よろしければ感想や評価、ここすきなどありましたらお願い致します。作者の創作のモチベとなります
アスナとレズさせたいのは誰?
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ミト(深澄)
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リーファ(直葉)
-
シノン(詩乃)
-
ユウキ(木綿季)
-
アリス
-
リズorシリカ
-
その他
-
そもそも不要