また今回からハートを入れてみました。賛否あるとは思いますがどうか宜しくお願いします。
「えっと…恋が、抱えてる子達も含めてだけど、後ろにいる狼達はどしたの?」
僕に対してかなり警戒してるみたいだけど。
「…拾った………飼っていい?」キラキラ
そんな上目遣いで恋からお願いされたら断ることなんてできないよ!
「いいよ。僕も同じことを恋にお願いしようと思ってたからね」
「……そう……家族、たくさん増えた」ニッコリ
恋が微笑むところ見るの久しぶりだけど、家族が増えたことが嬉しかったんだね。
よしっ!
「僕たちも大きくなったら家族いっぱい増やそうね」ボソッ
「……………(コクコク)」ボフッ
恋の耳元でそう囁いてみるとすぐさま恋の顔は赤くなった。
こういう反応をする恋も可愛いなぁ。
喧嘩したことなんてどうでもよくなってきちゃったな。でもしっかり謝らないといけないよな。
「恋、些細なことで怒ちゃってごめんね」
「………恋のほうこそ、ごめん」
「じゃあこれでこの喧嘩のことはもうなしね」
「……うん……………好恋」
「ん?どうした―――」
っちゅ……♡
喧嘩も終わったことだし、この子達の名前も決めないとだよなぁと、抱えてる子達のほうを見ていると、下を向いていた恋に呼ばれたため、恋のほうを向いて言葉を言い終わらないうちに恋から口づけされてしまった。
「んちゅ……♡」
軽めの口づけを十数秒したあと、恋のほうから顔が離れた。
「いきなりされたから少し驚いちゃったよ。でもいきなりどうしたの?」
「…………………なかなおりのちゅう」カオマッカ
もう顔を真っ赤にさせて恋は本当に可愛いな。そんな恋を見ていると、とても愛しくてたまらなかった。
「……………いや、だった?」
内心でいろいろ恋のことを考えていたため、何も言わず恋を見ていたら恋が不安げな涙目な顔をして聞いてきた。
「そんなわけないじゃないか!とても嬉しかったよ!」
「………………よかった!」
その後二人はそのまま見つめ合ったまま動けずにいたが、恋の視界に映っていた子達の真似をしてちろっと舌を出すと、まるでそれに吸い寄せられるかのように好恋の顔が接近した。
「ちゅっ♡ちゅっ♡はむっ♡あむっ♡」
最初は軽く啄むような口づけをしていたが、次第に舌同士を絡ませるようになり、ぴちゃぴちゃと唾液で音がなるような口づけを二人はし始めた。
「えるっ!れろ……♡ んりゅ♡……」
時間が経つにつれ、より激しくより情熱的に口づけを行っていた二人は周りの目などを気にすることなく、ただひたすらに見つめ合いながらお互いの舌を絡ませ、互いの口内を自分の舌で確かめるかの様にゆっくり舌を滑らせていった。
「…んぁっ!♡ちゅっ♡ふむぅっ♡…ふぁっ♡あむぅっ……♡」
一通りしたあと二人とも満足したのか、今度は舌同士を押しつけ合わせていると、好恋の視界に、ふと映った恋の自分とさほど変わらないけれども、それでも未発達ながらも自己主張をしている乳首に好恋は手を伸ばした。
「「「「「ガウッ(キャン)」」」」」
「「っ!?」」ビクッ
しかし手を伸ばそうと身体を密着させ過ぎたせいかその間に挟まられた子ども達の声で二人とも自分たちの状況に気がついた。
二人は周りを見ると狼達は少し呆れたような目で、そして子ども達は不思議なものを見るかのような目で二人を見ていた。
そのことを理解した恋は顔を真っ赤にして下を向いてしまい、好恋は恋のほうを向きながら黙ってしまった。
うん、今かなり気まずいな。恋も顔を赤くしてから下向いちゃうし、何か話しをしてこの空気変えなきゃだね。
「そういえば、その子達の名前は決めてあるの?」
「……
どうやら雄のほうが蒼牙で雌のほうが紅牙らしい。
「僕のほうは、全員雄だから熊の子どもが
「…………いいと思う」
どうやら恋も名前に対して反対はしてないから大丈夫かな。
これからのことを考えると大変な気がするけど、さっきの恋とも行為で狼達の警戒も薄くなっているというか最早ないに等しいぐらいだし、どうにか皆でやっていける気がする。
とりあえず皆、川で洗わなくちゃかな。かなり汚れてるし。
〜回想終了〜
「恋と出逢ってからここ数年で本当にいろいろあったな」
「……………?」
「おっ!もう終わったの?」
「……休憩………皆、強くなった」
「そっか、なら次は僕も参加するよ」
「………わかった、できるだけ死なないで」
「うん、頑張るよ」
死ぬ事が当たり前の特訓とかそうそうないと思うんだけどね。
蒼牙や黒曜に出逢ってからまだ一年しか経ってないが、そもそも出逢った時にはもう一才ぐらいになっていたため、体格もだいぶしっかりし始めてきていた。
そのためここ最近は、黒曜達も特訓に参加し始めることになった。
ただ黒曜達の身体能力を高めるだけでは勿体無いと恋が呟いていたため黒曜達の特訓には僕達の特訓も兼ねている。また特訓では身体能力を高めるためなのと方天画戟を用いると必要以上の怪我をさせてしまうため素手で行っている。
その代わり包帯で手を保護するようにしている。この特訓で黒曜達を投げ飛ばしている恋を見ていると元からの身体能力が高いことがよくわかった。
「って!危な!」
「余所見、だめ」バキッ
また今までのことを思い返しているといつのまにか恋に殴られかけていた。
―バキッ!バキバキバキッ!ズドーン!―
僕の後ろにあった木が恋に殴られたためへし折れてしまった。
ここ最近、このような光景がよく起こっていた。
折れた木を自分に見立てると恐ろしくなる。まあ、何回も殴られてきたせいかここ最近はそこまで酷い状態にはならなくなってきた。でも死ぬけどね。
最初の時なんかモザイクがかかるような状態だったし。
「……だから、余所見だめ」ガシッ
「あっ!やべっ!」
「…………ふっ!」
「がはっ!ぶふっ」ドカッ
くそッ内臓のどこかやられた。
余所見をしていたつもりはなかったが、特訓に集中できていなかったためか、恋に一本背負いで地面に叩きつけられてしまった。
「ち、くしょう!おらああぁぁ!」
「…………終わり」
僕はその言葉とピンクの何かが見えたのを最後に視界が暗転した。
〜数分後〜
「うっ、頭痛えええぇぇ!」
「……………………起きた?」
「最後、僕はどうなったの?」
「………えっと………」
………。
恋曰く捨て身で、殴りかかった僕にかかと落としを頭に食らわせたらしい。
ということはあのピンクの何かは恋のパンツ!?
「恋、悪いんだけど今日何色履いてる?」
「………何を、言ってるの?」
「いや、重要なことだから!」
「……………ピンク」ボソッ
そっか、やっぱり恋のパンツだったのね。
「恋、今度からスカートでのかかと落としは止めようね」
「……………気をつける」
「でも見られたら恥ずかしいでしょ!」
「…好恋以外は、一瞬で仕留める」
「僕に見られても恥ずかしいでしょ!」
「……好恋になら、いいよ?♡」カオマッカ
な ん だ と
ってよく考えたらパンツ見る以上のことしてたわ。
いや、でも裸を見たことがあったとしてもパンツを見ても大丈夫ということにはならないよね!
なんだか考えてたら頭、痛くなってきちゃったよ。この事考えるのやめよ。
「そういえば、黒曜達は?」
「……好恋の血を飲ませて、休ませてる」
今回の特訓を切っ掛けに前回の僕の身体の検証でわからなかったことがわかるようになった。
どおやら恋に対しては、唾液や血などといった僕の体液でよかったのだけれども、黒曜達にはどうやら血でなくちゃいけないことがわかった。
この時点で僕には謎が増えただけだったが、恋には何故かわかったらしく、恋が言っていたことをまとめると、動物の身体にはそれぞれバラバラの氣があるらしい。
僕の持っている氣はどおにも身体の活性化に働くらしく、だいたいの動物の氣は血とともに身体のを循環しているためほぼ血に氣が含まれてるとのこと。
だから僕の血を体内に取り入れると傷などが治るらしい。でもなんでそれで生き返るのかまでは恋にもわからないとのこと。
ついでになんで、恋とは唾液などでも良かったというと、よっぽど恋との氣の相性が良かったって恋が頬を赤らめながら説明してくれた。
聞いてるこっちも恥ずかしくなってしまった。
「そっか、なら大丈夫そうだね。今日はこのあとどうしようか?」
今はもう朝から特訓を始めていたが昼過ぎにもなったため今日はやめることにした。
「…………お腹、空いた」
「そういえば、まだお昼食べてなかったね。皆を連れてお昼にしようか!」
「…………うん、たくさん食べる」
「よし、そうと決まれば移動――」
―きゃああああぁぁぁ―
「…………今のは、悲鳴?」
今さっき聞こえた声は僕達がいる森よりも街の方に近い森の浅いほうから聞こえた。
「とりあえず、今聞こえたほうに向かおう!」
「………早く済ませて、ごはん」
「皆、急ぎめで行くよ!」
「「「「「「ガウッ」」」」」」
こうして僕達は悲鳴の聞こえた方へと向かった。
次回も不定期になってしまいますが、できるだけ早く更新できるようにしたいと思います。