逆に言えば本番がなければどんなに激しくてもR-18はサブタイトルに入れません。
「よかった……よかった…よかったよ……グスッグスッ……何でもいいけど…好恋が死ななくて…よかった」
これってまさか恋と口づけしたから?でもそんなまさかなことが起こるのか?でもそれしかないよな。
「恋、もしかしたら口づけしたから治ったのかもしれない」
「そんなことが……あるの?………なら死んでなければ……治るの?」
そうだよな、さっきの死にかけで治るのなら、死んでなければ治るのか?確かめたいけど確かめるために死ねないしな。
「確かめたいけど、この再生がどこまで有効かわからないからな~。もしかしたら口づけというか恋の体液に僕の身体が反応して再生するのかもしれない」
「なら……死なない程度で………確かめる?…指とか」
恋って何気に怖いこと言ってくるんだね、でも実際骨折は治ってるんだよね。確かめてみるか。
それと体液ってどこまでが有効なんだろ?唾液は確実だけど。
「わかった、だけど唾液だけじゃなくて他の体液でも試してみたいんだけどいいかな?」
「他の……体液?…………??」
ああ、わかってないなこれは。
「血とか汗とかだよ恋」
「なるほど……なら…早速やる」
そう言った恋は僕の薬指を切り落とし、また自分の口の中を傷付けて血を出した。やることが早い。
それならと僕から口づけをした。
「んっはむ……んん、ぺろっ…ちゅうっちゅうっ」
「んん、…ちゅっちゅっ……んっはむ…ちゅうっ」
ってあれ?全然血を舐めれなかったんだけど!いつの間にかやっぱり薬指は生えてるし、僕はどうやら人間なのかも怪しくなってきたな。
「ごめん、全然血を舐めれなかったよ」
「恋も……好恋の体液で…治った?……疲れもない…………すごく便利!」
あっ!恋は全然疑問に思ってないし、気持ちも悪く思ってないのね。あと体力も回復するのかな?
「僕の体液で治ったりしていると言うことは恋も僕に影響されちゃってるね。僕は人間ではないのかも」
「好恋と一緒……なら構わない………それに人間でなくても………好恋は好恋でしょ?……なら好恋は…恋の夫」
凄く嬉しいことを恋は平然と言ってくれる。
「ありがとうね。ただ恋も僕の唾液で治っちゃうと血の検証はできないね。あと汗とかでも今は無理だしな~。確かめるのは今日はもう止めようか?」
「わかった……それと魚捕まえるの………忘れてた」
そういえばここには魚を捕まえに来てたね。熊のせいですっかり忘れてたよ。
今じゃもう気絶から治ってるだろうからもう一回やるしかないかな。
「それじゃあもう一回やろうか?」
「うん……お願い…次は油断しない」
張り切るところそこなんだ。まあ、恋からしたらもう二度とあんな経験したくないだろうし、仕方ないことだよね。
ゴーン プカプカプカ
「たくさん…いる」
「それじゃあ、必要な数だけとって帰ろうか?」
「うん……手、繋ご?」
「そうしようか。魚は僕が持つから行こうか」
こうして、最初はいろいろあって大変だったけど帰りはのんびりと洞穴まで帰ることができた。
結局洞穴に帰ってこれたのはお昼過ぎ頃だった。あっ!熊はしっかり持って帰ってきましたよ。
恋も剥ぎ取れる物は全て剥ぎ取るって淡々と言っていたけど内心かなりイラついていたなあれ。
そして、早速僕達は捕まえた魚を調理し始めた。
「恋っていつもどうやって魚、食べてるの?」
「この火打石……使って焼く……食べる…それだけ」
内臓すら取らないことに僕は驚いた。寄生虫とか大丈夫かな?でも恋はそれすらも食べて養分してそうなんだよな。
「そっか、じゃあ今日は僕が調理してみるよ」
「調理?……何それ?……美味しいの?」
「簡単に言えば焼くこと以外もすることかな。それとそれをやることでより美味しくなるかもしれないかな」
「なら調理する……お願い」
「うん、解体用の刃物ちょうだい。それを使うからさ」
「ん……わくわく……楽しみ」
まずはお腹に切れ目を入れて内臓を出す。
「…それは食べないの?」
「これは食べないよ。これは後でまとめて捨てて他の動物の養分させるんだよ」
「ふ~ん………わかった後で……小川に捨ててくる」
調味料がないんだよな。どうするかな?
「調味料がないから、もしかしたら今までとそんなに変わらないかもしれない。ごめんね恋」
「そう……でも好恋と一緒………に食べる物なら………一人で食べるより……美味しいそうだよ」
この言葉が僕を気遣ってくれた言葉なのか、本心の言葉なのか僕にはわからなかったが、めちゃくちゃ嬉しかった。
「そうだよね、一人で食べるよりも二人で食べる方が美味しいだろうし、それが恋と一緒なら調味料なんてなくても美味しい筈だね!」
そして火打石を使いそれから数分後、火がついたので串刺しにした魚を焼いた。
次に解体した熊の肉をよくきざんで、できるだけ火の通りをよくして臭みを少しでもとらないとね。
やっぱりここでも調味料なんかがあれば変わってくるんだけどな~。無い物ねだりしてもしょうがないよね。
そして、やっぱり焼いた。ただただ焼いた。
「そんなに時間をかけるわけにもいかないし、これで食べようか?」
「お腹すいた……早く食べる…………やっぱり美味しい」モグモグ
「朝から何も食べてなかったから空腹だったね。恋と一緒に食べてるからか美味しい」
それからひたすら食べて数十分後には食べ終わっていた。
「この後はどうする?武術の稽古するんでいいの?」
「うん……今日やっぱり…わかった……好恋弱い…でも……強くなる…………だから鍛える」
「そう、だよね。今日みたいな経験は二度としたくないし、死ぬ気で鍛えよう!死ななければどうにかなるしね」
「疲れたら……ちゅう……骨折したら……ちゅう…死にそうになったら…ちゅう」
「いっぱいすることになりそうだけど喜んでやるよ!」
「恋もしたい……だからより………厳しく…稽古する」
「食べ終えたことだし始めよう」
僕達は洞穴から出て広いところで稽古することにした。また、稽古最中でも獣による乱入もありえるため、休憩も気を抜かないようにすることになった。
今は恋と相対している。そして恋の気配からして手加減する気はないらしい。まあ、僕も手加減されては困るのだけど。
さて、どう仕掛けようか。熊との戦いを見ると、いつもの恋はどこか力を抑えているっぽいしな。
まあ、何度も戦ってみればわかると思うし、とりあえず突っ込んで様子をみてみるか。
「行くぞ!はああぁぁぁ!」ブンッ
まず僕は恋に突っ込み木の棒を上から振り下ろした。
「………弱い…」ガンッ
「うお!っとと」
しかし、難なく受け止められ逆に力強く押し返された。
「………」ブンッ、ブンッ
今度は恋から振り下ろしてきた。
それにたいし、先程の力強さをみればわかる通り、受け止めるのは悪手だと思い避けることにした。
「え?ぐっ、がはっ!」ドンッ
しかし、避けたと思った瞬間に横から来たため受け止めざるえなくなり、そしてやはり吹き飛ばされ木に身体を打ち付けてしまった。
「……まだ…」ブンッ
「くっ!」ゴロッ
それにたいし、恋は追撃の手を緩めなかった。だから僕は避けたのだけれどもここからは避けるのに精一杯になってしまった。
「これならどうだ!」
「………」パンッ
「うぐっ!」ドンッ
それでも一撃は入れたいと思い、突きの攻撃をしたが木の棒を払われてしまい逆に腹を突かれてしまった。
やばっ!意識が落ちる
「ぅむ!?んっんん、……ちゅるっちゅう」
「れろ…はむはむ…ちゅっちゅっ……じゅるっちゅう」
僕の意識が落ちきる前に恋に口づけされたため意識は落ちなかった。そして、今の口づけは前と比べて少し激しかった。凄く啄まれて、雛鳥の気分になった。
ああ、意識も落ちる前に口づけされると回復するんだ~。
「大丈夫?………まだちゅうする?」
「大丈夫だと思うけど、逆にまだしたい?」
「……イジワル……する」
今度は僕からすることにした。
折角だし、今度は少し激しくしてみるかな。
「んっ…じゅる…ピチャッ……ちゅるるっちゅっ…はむんん、…っん」ツー
「んぅ…じゅるる!……あっ…ちゅう…んんんっ…はふっ…んっんん」ツー
口を離した時に橋ができてしまった。それに少し激しくしたせいか恋から少し色っぽい声が出てしまっていた。実際今恋は少し惚けて口元からよだれが出てるし。
「ペロペロぺろっん」
「んん、……っん」
なのでそれはいただきました。こんな恋を見るのもいいなあー。
「恋はこれで満足した?」
「うん………満足…でも次から……これがいい」
どうやら恋は口づけは激しい方がお好きのようだ。ひと休みをしたところでまた稽古を再開しよう。
「よしそれじゃあまた、始めよう!」
「わかった……身体も温まった………ことだし…激しくいく」
先程の稽古は準備運動だったらしい。僕大丈夫かな?
ここからは暗くなるまでこれ等のことが続けられた。それと恋は自分からする時はソフトではなくディープをしてくるようになってしまった。
判断を誤ってしまったかもしれない。