「……すみません。次、というと?」
「え?いや、だってシスターさん、交わる以外の事なら教えてくれるって……」
「んぅっ……も、もう十分なのでは?」
女性に対する前戯については――勢いと流れのせいで多少順序を飛ばした事は否めないが――大まかに説明出来たとばかり考えていたユーリヤが、思わず青年へ聞き返す。
青年は未だに中指を秘所へと入れた状態のまま、きょとんとした顔で疑問を返してくる。
どうにも青年との間で、何か考えのすれ違いが起こっている。それを確かめるべく、ユーリヤは青年へ言葉を投げかけた。正直これ以上何を教えればいいのか、ユーリヤにはわからなかった。
「いや、ほら。ここの触り方はわかりましたけど……まだこう、触ってるだけでここがどうなってるかよくわかりませんし」
「あっ、やっ!ちょ、指を動かさないでくださいっ!というか、そろそろ抜いてくださいっ」
「あ、ス、スミマセン」
「んぅッ……!」
話に合わせて青年が指を僅かに動かし、絶頂したばかりで過敏になっているユーリヤはただそれだけで声を上げてしまう。
急いで指を抜いてもらう様に言うと、青年は勢い良くユーリヤの秘部に入れた指を引き抜く。急に引き抜かれる指が内側を強く擦り上げてしまう。
ちゅぷ、と水音と共に引き抜かれた中指にはユーリヤ自身の愛液が多く付着しており、その部分を通じて青年の手へと生暖かい液体がしとしとと垂れていく。
「うわっ、シスターさん、手びっしょりなんですけど……女性って、これぐらい出るのが普通なんですか?」
「っ、恥ずかしいこと聞かないで下さい!」
「わ、わかりました。……スミマセン」
「あっ、いえ、怒ってるという訳ではないので、そこまで縮こまらなくても」
性感を示す雫の量についての青年の遠慮の無い質問へ、ユーリヤが恥じらいから語意を強くしてしまう。
怒られたと勘違いした青年はすぐに体を縮めて頭を下げる。その様子を見てユーリヤは今しがたの羞恥も忘れ、思った以上に強く反省している青年へ優しく言葉をかけた。
「……それで、ええと。具体的には次に、何を教えて欲しいんです?」
「あ、ハイ。さっきのはなんか力を入れたら入っちゃった、って感じだったので……具体的にあそこのどの辺りが穴になってるのか、わかんないままなんです」
「…………つまり?」
「今度は女性のあそこがどうなっているのか、じっくりと見たいんですけど」
「えっ」
先程青年は指で強く触れている最中に、拍子でその指先が膣へと入ってしまった。云わば事故の様な形であり、何故指が内側へ入ったのかまではわかっていなかった。
その為、青年は自分が先程どこを触ったのか、ハッキリと確認しておきたかった。ほぼユーリヤに指示されるがままではあったが、女性を絶頂まで導く事こそ出来た。だが肝心の部分がよくわからないままだったので、どこに自分が指を入れたのかをしっかりと目で確かめたかった。
「……その……み、見せなきゃダメ、ですか?ちゃんと触れてましたし、もう大丈夫なのでは……」
「こんなんじゃダメですよ!どこを触ればいいのかもわからないまま触るなんて、女性に失礼です!ちゃんと自分の目で確かめたいんです!」
「……は、はぁ」
正直これ以上を要求されるとは思ってなかったユーリヤが遠回しに止めようと提案するも、青年は熱意を持って自らの未熟を訴えてくる。
その言葉自体は真っ直ぐかつ誠実なものであったが、肝心の要求が”性器をよく見せてほしい”というなんとも間抜けな物であり、熱意とのギャップにユーリヤの気が抜ける。
ただ青年から感じる熱意に嘘や他意がある様には見えず、少しズレてこそいるが真面目に女性と向き合いたいという気持ちは確かに感じられた。ユーリヤはどうすべきかを考え、若干の間を置く。
「……わ、わかりました。見るだけ、ですよ?」
「ホントですか!ありがとうございます、ありがとうございますっ!」
「…………」
結局、ユーリヤは青年の要求を飲むことにした。
要求自体は最初に決めた取り決めを逸脱するものでもないし、内容はともかく女性相手に礼を尽くそうという姿勢は悪い事ではない。
青年が自らに不足を感じているという事は、まだ自信が不十分という事でもある。自分一人が恥を忍ぶだけならば――そうユーリヤは思い、行為を続ける事を決心した。
「それじゃ、このままだとよく見えないんでちょっとコレ下げますね」
「え――きゃあっ!?」
ユーリヤから許可が降りると、すぐに青年はユーリヤの股を隠すショーツの側面へ手を伸ばし、細くなっている場所へと指をかけてそのままずり下ろす。
それをユーリヤが止める間も無く、ショーツが膝の所まで下げられてしまう。一切の遠慮も無く自身の秘部を隠す物は取り払われ、外へと晒されてしまった。
裾を持ち上げたまま体を隠す最後の砦である下着も下ろされた事により、ユーリヤは下半身の全てで外の空気を直に感じてしまう。乾いた外気が濡れた秘部を撫でた。
「……っ、く」
「……うーん、シスターさん。暗くて見え辛いんですが」
「そ、そんな事言われても……」
いきなり下着を下ろされるとは思わなかったユーリヤは、ただ秘部に触れる空気の冷たさに僅かに体を震わせ、口を閉じてその感覚に耐える。
一方でそんな事をした張本人である青年は、晒された股の前で座り込み真っ直ぐその部分を見つめるも、今いる茂みの中が暗い事もあってユーリヤの秘部がはっきりと見えず、不満げな声を漏らしていた。
「さっき触ってたのはこの辺り、ですよね」
「ひぅっ……」
「うーん、さっきの穴ってどの辺りにあるんだろ……あれ、コレなんです?」
「ぅあんっ!?そこは、違いま――んんっ!」
十分な明かりも無い状態のまま、青年は再び閉じたユーリヤの秘部へ指をやり、手探りで膣口を探り始める。
その指が秘部の前方を滑る様になぞり、その途中で何度か陰核に触れてしまう。状況に対する羞恥とこれまでの愛撫によって十分に固くなっていたその尖端を軽く弾かれ、ユーリヤの声が跳ねた。
「えっ、ど、どうしました?」
「あっ、はぁっ……そこは、敏感な所なので……その、あまり触らないでくれる、と」
「は、はぁ。わかりました」
急に声の色を変えたユーリヤに驚き、青年は思わず秘所に当てていた指を引く。
今の場所に触れてはいけないというユーリヤの言葉を聞き、青年は改めて暗闇の中でユーリヤの秘部を凝視する。触れる事も喋る事もせず、ただ目を凝らし続ける青年の視線を受け、ユーリヤは居たたまれなくなった。
「……やっぱり、よく見えないですね……シスターさん、どうすればいいでしょう」
「ど、どうすれば、って……」
そんな事を聞かれても困る。ユーリヤとしてはこうして自ら恥ずかしい場所を見せ続けているだけでも気持ち的にいっぱいいっぱいであり、これ以上何を譲歩すればいいのかなどわからない。
そんなユーリヤの苦悩も知らないまま、青年は喉を唸らせてどうすれば秘部をはっきりと目で確認出来るか、ただそれだけを考え続ける。
下半身全体で感じ続ける肌寒さに太腿を擦り合わせながら、ユーリヤは正直このまま引き下がってくれないだろうかと思っていた。
「――あ!そうだ、いい事思いつきました!」
「え?」
そんな時に青年は軽く手を叩き、名案を思いついたと言わんばかりの明るい声を上げた。
◆ ◆ ◆
「う、ううう~っ……!」
「お、おぉぉ……」
青年の提案を聞いたユーリヤは、言われた通りに先程より体勢を変えていた。
指示を受けてユーリヤが取っていた体勢は、両手を先程まで背負っていた木につけ、青年に背中を向けながら下半身を突き出す様な状態――いわゆる立ちバックの体勢だった。
両手を木につけた事によって再び垂れ下がった法衣の裾は青年の手によって引き上げられ、ユーリヤの曲がった腰に乗せる様に置かれている。
膝まで落ちた下着はユーリヤの両脚の脹脛の辺りで横に引き伸ばされ、半端な位置で両の脚を繋ぎ止められている。
「やっぱり、これならよく見えますね!……っ、こうなってるんですね……」
「う、うぅ……」
ごくりと喉を鳴らして唾を嚥下する青年の声により、背を向けている故にどのように青年に見えているのかまでは把握出来ないものの、ユーリヤは自らの秘部が完全に視界に収まってしまっている事を自覚してしまう。
下半身を青年の方へと掲げる様に見せつける体勢の為に、先程までユーリヤの秘部への視線を遮っていた木々や身体による陰は今や無くなっていた。
先程以上に強く感じられる目の感覚から、ユーリヤは木に額を付けて逃れようとする。まるで自分から触れられる事を乞うかのような今の姿勢に、臍の下から震えがこみ上げてくる。
「……おお、ここが開いて……お、おぉぉ……!」
「んんっ……い、いちいち声に出さないで下さい……!」
青年は目を見開き、確かに確認出来るようになった秘部に両手の親指をかける。そのまま指に力を入れ、閉じたユーリヤの下の唇を横へ引く事で中を覗く。
僅かな灯りしか無いこの場であってもわかる程に赤さを見せる内側の秘肉の中心には、ユーリヤ自身の羞恥により微動する膣口がある。初めて目の当たりにした女性器そのものに対し、青年は感嘆を漏らすことしか出来ないでいた。
「……ここに、さっきまで指が、入ってたんですよね」
「んぅっ、はっ!……い、弄らないでっ……」
「……いや、こうして見ると不思議っていうか……本当に入ってたのかな、って」
「え――ひゃあっ!?」
秘部を押し拡げて中身を確認している青年が、膣口を人差し指の先で軽く触れてくる。体のどこよりも柔らかい場所であるその口の淵に指をかけられ、ついユーリヤの口から嬌声が漏れてしまう。
”穴”と言うには細く小さすぎるその凹凸へ青年が不思議そうに指を前に出すと、その指はさしてその肉の唇に押し留められる事も無く、その力のままに内側へと沈み込んだ。
「うわっ、こ、こんな簡単に……!?」
「み、見るだけって言ったじゃない、ですかぁっ……!」
「す、すみません!いやでも、こんな簡単に入っちゃうとは思わなくって」
「い、いいですからっ、早く抜いてっ――んぅっ」
「っ……」
先程よりも熱と水気の増した膣内に沈み込んだ指先が絡め取られ、青年が困惑する。
目の前で膣穴に飲み込まれる様に指が沈むその光景を見て、思わず言葉を失う。本来ならば指よりも太いものがここに挿さる。目の前の指の様に、肉を掻き分けて奥へと入り込んでいく。
それを意識すると同時に、中指の全てを入れてもまだ最奥まで辿り着かなかった先程の膣の感触が思い出される。
今も尚沈み込んでいる人差し指から感じる熱、指の動きに合わせて漏れる嬌声、中指から掌全体を濡らしているユーリヤの雫、秘部より漂ってくる女性そのものの匂い。
一つ意識した事より今感じている目の前の物事が再確認され、その全てが青年の本能へ訴えかけてくる。自らのズボンの中で張り詰めているモノが、痛い程に脈打っているのを感じる。
また一つ、唾を飲む。本能が青年の意識に侵食し、体が意識の外で動こうとする。
その自らの衝動のままに青年は指をユーリヤの秘部から引き抜くと、自身のズボンのベルトを緩めて素早く自らの下着ごとズボンを下ろした。
「えっ、えっ!?ちょっ、交わるのは、ダメって……!」
「い、入れません!入れませんからっ!ちょっと、当てるだけ……!」
「ンッ!ふ、あっ……!?」
青年が急にズボンを下ろす音を聞き、ユーリヤは焦って顔だけを青年へと振り向ける。
ユーリヤが止めるよりも先に青年は解放した男根をユーリヤの秘部に当て、そのままその筋に沿って前へ突き出した。
表面を男根で強くなぞられた拍子に、ユーリヤの口から鼻がかった声が出てしまう。一瞬危惧した挿入に至らなかった事による安堵と、秘部に熱く太い肉棒を強く滑らされた事による僅かな快感がユーリヤの気を緩ませてしまう。
「っはぁっ、っはぁっ……!凄っ、これだけでも、気持ちいいっ……!」
「やっ、んんっ、あぅっ、はぁっ……や、あっ!ふぅっ……!」
そのまま青年はユーリヤの丸く白い尻を両手で掴み、腰を前後させてユーリヤの溝を自らの肉棒で上からなぞり続ける。挿入にこそ至っていないものの、青年はほぼ交合そのものの動きを取って肉棒を擦り合わせていく。
本来ここまでの事をさせるつもりは無かったユーリヤも、これまでのやり取りによって十分に昂ぶってしまっていた所に秘部を熱い肉棒で擦られ、その体に確かな快楽が走る。
挿入はされていない、だからまだ大丈夫、
「はっ、あっ……!シスターさん、シスターさん……!」
「ンッ!……も、もまない、でっ……んんっ!」
青年は腰を前後させながら、両手でユーリヤの尻を触り始める。両の掌から溢れる肉を掌全体で感じ、指を沈め、そのまま撫でるように揉み上げる。
自らの体を好きなように使われているその感覚にもユーリヤは性感を覚え始めていた。日々の”奉仕活動”により、自らの体を相手に捧げる被虐的なプレイに強く反応する様になっている体が強く疼き始める。
それを自覚すると同時に、ユーリヤの膣より単なる生理的反応とは明らかに違うと言える量の愛液が溢れ始める。
今やユーリヤは青年を止めるという理性的な思考が薄れ、ただ青年から齎される感覚に身を委ね始めていた。
「はぁっ、はぁっ……っあ!?」
「あんっ!?ダメ、ですっ!」
前後する腰の速度が上がるにつれ、肉棒に込められる力も強くなっていく。その最中、一瞬だけ引いた肉棒の尖端が膣口に触れてしまう。
さすがにまずいと我に返ったユーリヤが声を上げた事で、それまでの勢いのままに腰を突き出そうとしていた青年の動きが止まる。なんとか制止が間に合い、尖端は膣口に合わせられた所で留まった。
合わせた場所から膣口の痙攣が伝わり、ただその僅かな刺激だけで青年の本能が揺さぶられる。本能は腰を押そうとするも、最後に残った理性がそれを留めた。
「だ、大丈夫です、入れませんからっ!こ、擦るだけ、ですから」
「はぁっ、あっ……んぅっ!あっ、ぁっ」
青年は自らの肉棒を膣口より下へと動かし、再び自らの動きを溝をなぞるだけの往復運動へと戻す。
さすがに事故と言えど、挿れてしまっては何の言い訳も出来なくなる。挿入だけはしないというたった一つだけの約束を破ってしまえば、折角親切でこんな事をしてくれているユーリヤに申し訳無い。
一瞬本能に負けかけたものの、人として守るべきものは守らなければならない。最後の一線だけは絶対に越えない、そう青年は自分を戒める。
「あんっ!うっ、やぁっ――ンッ!ふっ、ぁんっ」
「……ッ」
そう考えながらも肉棒でユーリヤの秘部を擦る動きは止まらず、腰を動かす度にユーリヤから艶めかしい声が上がり続ける。
普段誰かと話す時とは全く違う上擦った声が、青年の頭を揺らす。脳に直接響く様なその高い声が、快楽と興奮を後押ししていく。
お互いの荒れた息遣いと漏れる声が場の空気を熱し、それに浮かされる様に青年は自らの思考が正常に働かなくなっていくのを感じていた。
――挿れなければ、大丈夫。
「んぅっ!?や、あっ!はいっ、て……!」
「じ、事故ですからっ、先だけですから!」
「んっ、ぁっ、はぁっ――あっ!?ま、たっ……!」
「さ、先っぽだけ、ですから……!」
ユーリヤの口から漏れ続ける喘ぎ声に我慢が出来なくなった青年が、故意的に膣口に自らの尖端を合わせる。
先程同様に少し合わせただけですぐにその狙いを下げて秘部の表面へと戻すも、何往復かした所で再びまた膣口に当てる。
それを繰り返す度に、青年は少しずつ膣口に当てる時に力を入れる様にし、僅かだが確かにその肉棒を膣の中へと沈み込ませる。最初は当てるだけだったその亀頭が、数ミリだが確かにその内側の感触を確かめた。
「だ、だめっ……!入っちゃい、ます……!」
「は、入ってませんから!ほら、擦ってるだけですからっ」
「はぁっ……んぁっ!あっ、んぅっ!」
それを繰り返す内に、青年の亀頭だけが完全にユーリヤの内側へと飲み込まれる。バレない様に徐々に入れたとは言え、その異物感にさすがにユーリヤも声を上げる。
とはいえまだ完全に制止を訴えてこない所を見るに、まだ何をされているのかはっきりとは把握出来ていないらしい。青年がユーリヤの方を見れば、木に完全に上体を預けて顔を横に背けていた。
見られていない。それを理解した青年は、膣口から亀頭を抜いて再び秘部の表面を強くなぞる。何度もそんな事をしている内に、青年は秘部の前方を強くなぞる事でユーリヤが嬌声を上げて追求をやめる事に気付く。
もはや青年の頭からは”人として守るべきこと”などという頭の中で考えただけの物は無くなり、それよりももっと強烈に訴えかけてくる男としての本能と、より強い快楽を得ようとする事に夢中になっていた。
「んっ、んっ!や、あっ――ふぅっ!」
「入ってませんから、あたっても、事故ですからっ」
ユーリヤからの追求が弱まるにつれ、青年の動きも変わっていった。それまでは秘部を擦る事を主とし、たまに膣口に自らの尖端を沈ませようと動いていたのが、今や亀頭を膣口に抜き差ししては思い出した様に秘部を擦る様な動きとなっている。
徐々に思考も”少しだけ挿れる”から”どこまで挿れても大丈夫か”といったものに変わってゆき、入っていない、入れていないと口では言いながらも、その肉棒は既に三分の一程が挿し込まれていた。
ユーリヤは内側に入り込む異物感に気付いていながらも、たまにとは言え確かに秘部をなぞられる感覚と、青年の言う”事故”という言葉に反論を言えず、ただ男根の熱を秘部に押し付けられる事による体の悦びに耐えていた。
(挿れたいっ、全部挿れたいっ、思いっきりしたいっ)
腰を前後させて初めての膣の感触をしっかりと味わいながらも、青年は最後まで挿れ切れない事にもどかしさを感じていた。
根本までこの感触を味わいたい、本能のままに腰を動かしたい、目の前のこの体を思うがままにしたい。理性は徐々に消え失せ、身勝手な肉欲だけが心の奥底から沸々と湧き上がる。
しかし衝動のままにそんな事をしてしまえば、それこそ行為を終わらせられてしまう可能性がある。今こそ誤魔化せてこそいるが、さすがに最奥まで挿れてしまえば言い訳も出来ない。
青年が欲のジレンマに囚われながら、何十回目ともわからぬ再び秘部をなぞって腰を戻して膣口に当てるルーティーンに入った時に。
がさり。ユーリヤと青年のいる場所から離れた茂みから、草木を掻き分ける音が聞こえた。
「あッ!?」
「えっ――ぁ、ぅああっ!!?」
音に驚いたユーリヤが体を跳ねさせ、青年が思わず全身に力を入れてしまう。二つの動きが合わさった拍子に、青年の肉棒はユーリヤの膣の最奥まで入り切ってしまった。
誰かに見られた。そう考えてしまったユーリヤは入り込んできた肉棒を受け入れると同時に、強く締め付ける。その刺激に耐えるべく、青年はユーリヤの背中を覆う様に抱きしめ、腰に力を入れる。
「あっ、くあっ……ぐ、ううう……!」
「や、あっ……み、見らッ――あ、はぁぁっ……!」
完全に体を合わせてしまった事も思考の外に置き、二人はお互いに羞恥から来る体の反応による快楽に悶え続ける。
その状態のまましばらくお互いに動きを止めていると、音がした方向から猫の鳴き声がした。単なる野良猫だったのか。お互いが人に見られていなかった事に対する安堵を覚え、同時に溜息を吐いた。
「……んぅっ!?ちょ、あのっ!これ、はいっ、て……!」
「い、いやっ、事故ですから!その、こんな事する気はっ!」
「い、いいですからっ、抜いッ、てぇっ……!」
「――……ッ」
落ち着いた所で、ようやくユーリヤが自分の体に入り込み脈動している肉棒の熱に気付く。
青年が必死で弁解するも、さすがに言い訳するには厳しい状況だった。そもそも挿れるつもりの動きが無ければここまで深い所まで入り込む事は無かっただろうし、たとえ完全に事故であったとしても約束を破った事に違いは無い。
このままだと行為を打ち切られてしまう。そう青年が焦りを覚えている時に、ユーリヤは腰を動かして肉棒を抜くよう、真っ赤に染まった顔をこちらに向けながら嘆願してきた。
肉棒を締め付けながらも白い尻を振り、羞恥に染まった顔で弱々しく訴えかけてくるその姿を見て、青年の中で何かが切れた。
「ふあっ!?や、ちょ……あんっ!や、やめっ――ンッ!んぅっ!!」
「シスターさん、シスターさんっ!」
それまで押し留めていた衝動が全て溢れ出したかの様に、青年は強く腰を打ち付け始める。
獣欲に従って何も考える事無くただ力任せに膣を掻き回され、それまでとは全く違う強く直接的な快楽がユーリヤの体を襲う。その動きを止めようと思い体に力を入れようとするも、奥を突かれる度に子宮から湧き上がる電流の様な性感がそれを許さない。
青年は腰を激しく前後させてユーリヤを抑えながらも、両手をユーリヤの胸へと回して鷲掴みにした。
「あっ!?やっ、むねっ――あんっ!だめっ、だめえっ!!」
「くっ、うっ、はぁっ!や、柔らかっ……!」
打ち込んだ肉棒が膣を、合わせた太腿が尻肉を、両の掌が胸を。その体全体でユーリヤの全てを味わいながら、青年はあらんばかりの力で腰を動かし続ける。
女性に対してどうすればいいのかなどは理解していないまでも、本能がどの様に動けば最も自分が快楽を得られるか、その動きを取らせる。
ただ自らが快楽を得る事以外考えていない、或いは本能のまま何も考えられていない青年の獣の如き抽送を、ユーリヤはただ嬌声を上げて受け続ける。
「あッ、はァッ!や、あっ!んんっ、あんっ!ンッ、ンッ!!」
「はぁっ!はぁっ!シスター、さん……!」
そうやって中を掻き回される内に、ユーリヤは無意識の内に自らの体の動きを青年の抽送に合わせ始めていた。自ら腰を動かし、肉棒がより良い場所に当たる様に動かす。それにより感じる悦楽によって青年の肉棒を膣で締め上げる。
青年から齎される荒々しくも強烈な快感を受け、その勢いにユーリヤの理性も流されてしまっていた。もはや女性について教えるという事や、交わる事を禁止していた事も頭の中には無い。
ただ、自分の体を捧げて男を気持ち良くする。度重なる行為によって体に教え込まれたままに、ユーリヤの体は動いていた。
「あッ、あぁ、んッ!う、ぁんッ!だめ、だめえ!イきますッ、ぅ、あッ!」
「く、う……!お、俺もッ……!」
やがてユーリヤの声がさらに張り上がり、限界が近いことを告げる。それにつられて愛液の量と締め付ける力を増す膣内に、青年も同様に限界を迎えようとする。
胸を揉みしだいていた両手を細い腰へと回し、青年はしっかりとユーリヤの下半身を固定する。そうして逃げられなくなった所で、怒張する肉棒を最奥へ強く押し付けた。
「あ、ッハ――ああッ、ああぁぁぁッ!!」
「出るッ……う、くぅうっ!」
最奥にある子宮口へ尖端をぶつけた途端、ユーリヤの膣が激しく収縮して青年の肉棒を絡め取る。肉棒全体がユーリヤの熱と襞に覆い尽くされる感覚を受け、青年は自らの熱を吐き出した。
脈動と共に内側へと吐き出される熱された白濁が内側を焼く様な感覚に、ユーリヤは背を反らせて喘ぎながらも内を満たすその感覚を受け入れてしまう。熱を受ける度にその体は小刻みに震え、肉棒から吐き出される熱を乞うてしまう。
そのまま下半身を合わせ続け、やがて青年の肉棒の脈動が収まる。最後まで自らの欲を出し切った事に対する充足感に青年は呆けながらも、自分とユーリヤの熱によって満たされた膣の感触を味わい続けた。
「……って、まずい!あ、あのっ、シスターさん、これはそのっ!」
「――ンッ、っはぁっ……はぁっ、あっ、んぅっ……っは……」
お互いの体が収まりを見せ、遅れて青年の頭に冷静さが戻る。繋がったままで青年は今しがたの自分のやった事を弁解しようとするが、ユーリヤは中に出された事による快感からまだ戻れずにいた。
木にしなだれながら力無く喘ぎ続けるユーリヤを見て、青年は思った。
「――っ!す、すみません、ありがとうございました!すごい、気持ち良かったです!……っじゃ!」
今なら何か言われずに済む。無理矢理に犯した事による罪悪感から逃れる様に、青年は焦ってユーリヤから自身の肉棒を引き抜き、自分の下着とズボンを穿き直す。
ベルトも締めないままに、青年はズボンを片手で抑えながら言葉少なにユーリヤに謝罪と礼をし、その場から小走りで逃げ出した。
放心したユーリヤには青年のその言葉が頭にこそ入っていたが、未だ体の奥に留まる熱に浮かされてはっきりとその意味を理解出来ずにいた。
「……んぅ、あっ……は、ぁぁ……」
力の入らない体を木に完全に預け、足を震わせながらもなんとかユーリヤはその場に立ち続ける。
姿勢が真っ直ぐになった事で、裾が垂れ下がり露わとなっていた下半身が隠される。
静寂が戻った茂みの中、ユーリヤは暫く膣から漏れ出て来る白濁液の感覚に体を疼かせ、その場に立ち尽くし続けた。
ユーリヤさん流されックス編でした。やり逃げダイナミック!
他のに比べて勢い重視で書きました。なんやかんやで本編で体を好き勝手された挙げ句「Mの素質」まで習得させられてるユーリヤさんクッソかわいそう、すき。
良心と失言につけ込まれて本来なら抵抗出来るのに勢いと快感に流されるユーリヤさんが書きたかったのでそうしました。身勝手の極意。
ここに来て体調が悪化してモチベーションも「もうだめだ……おしまいだ……」クラスに落ち込んでしまったので、申し訳ないのですがしばらくゆっくりします。
書きたいネタ自体はあるんですが……いつ書けるかはわかりません。すまぬ……。
当小説でもっと見たいヒロインは誰ですか?
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蓮ちゃん
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ユーリヤさん
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真魚ちゃん
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蜜柑さん
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夢ちゃん