「おや、遅かったですな。何か手間取りましたか?」
「……別に、何もないわよ」
蓮とユーリヤはそれぞれ無言で体を洗い内側に打ち込まれた精を処理した後、気まずい空気のままお互い体の水気を拭き取り、バスローブに着替えてベッドルームに並んで戻った。
広いベッドの上で中年と若者は同じくバスローブを羽織り、座ったまま二人を迎える。ただ、中年は蓮を部屋に迎え入れた時同様に笑いながら脱力した様子で居たが、若者は中年から少し距離を置きベッドの端で両手を膝の上に置きつつ、そわそわと所在無さげにしている。
「……あの、シスターさん。その、体、大丈夫でしたか?」
「えっ?……ええ、大丈夫です。……ちょっと、まだ……残ってる感じは、しますけど」
「その、俺またよくわかんなくなっちゃって、乱暴にしちゃったから……痛い所とか、無いです?」
「いえ、大丈夫ですよ。……次からはもっと優しく、お願いしますね?」
申し訳無さそうに若者がユーリヤへ体の調子を聞き、先程の行為を謝罪する。
蓮の目から見ても先程の若者は制御を失い、乱暴にユーリヤの体を貪っていた。冷静さを取り戻した今になって反省と後悔に襲われたのか、罪悪感を感じているその様には確かに誠実さを感じられた。
行いはともかく、どうやらかなりマシな部類の人間らしいその様子を見て、蓮は多少の安心を覚えた。
「いやぁ、若いというのは良いものですなぁ。私も二十年若ければ、シスターとこの様に話せていましたかな?……無理かも知れませんな、それだけ若い頃に”寄付”に費やせるとは思えませんからなぁ」
「……っ、す、すみません。いつも、お世話に――」
「おや、何を仰りますか。私はただ神への信心の為に寄付しているだけで、恩を売る様な事はしていませんよ?我々はあくまで、慈悲深いシスターの”奉仕”を受けているだけですからな。はっはっは!」
「……は、い……」
中年が遠回しに立場を確かめるような言葉をユーリヤへちくちくと投げかけ、少しの安心を覚えていた蓮の心情をマイナスに振り戻す。
この中年の性根が若者にまで遺伝しなかった事は不幸中の幸いだったと言えるが、同時に中年の相手をする蓮としては、どうしても両者の人間性を比較してやりきれない気持ちが残る。
多少乱暴であっても誠実な所を見せる人間と、人を辱めてじわじわ追い詰める様な陰険な人間。相手をするならどちらかと言われれば、十人の内十人が前者を選ぶだろう。
どうせ体を買われるのだったら、マシな人間にされたかった。そんな気持ちが蓮の中から込み上げてくる。
「さて、と。おい、お前は蓮さんの相手をしてやりなさい」
「……え?」
「へっ?……い、いいの?親父が買った人なんだろ?」
「お前はどうにもシスターに夢中になり過ぎているからなぁ。ここらで別の女も抱いて、経験を積んどくべきだ。偏食も食わず嫌いも、どちらも健康に悪いからなぁ」
「わ、わかった」
そんな事を考えていると、中年の口から蓮も若者も想定していなかった言葉が出た。
てっきり先程の様に、若者とユーリヤの横で羞恥を煽る様な行為を再びしてくるのではないかと考えていただけに、初耳といった風な若者のみならず蓮も目を白黒させる。
どうせならと自分で考えていた事が突然与えられ、予想外の事態に蓮は面を食らった。
「シスターはこちらのお相手をしてくれますかな?一人きりは寂しいですからな」
「わ、わかりました」
若者に充てられた蓮の代わりに、中年はユーリヤを指名して手招きする。それに応じ、ユーリヤは中年の傍に近寄る。
蓮もまたそれに倣い、ベッドの縁にいる若者の傍へ寄ってベッドに腰掛けた。身代わりの様な形になったユーリヤには悪いが、中年と顔を突き合わせるよりはまだ気が楽だった。
若者を見ると緊張しているのか、こちらに目線を合わせずに視線を泳がせている。顔こそ似ているものの、態度は本当に父親に似ていなかった。
「ええと……なんというか、宜しくね」
「は、はい。……その、触ってもいいですか?」
「……いいわよ」
中年に唐突に取り決められて相手する事になった気まずさから、お互いに言葉少なになってしまう。とはいえ、蓮のバスローブの合わせ目から覗く胸の谷間を横目で見て、若者は自らの欲望を抑える事は出来なかった。
若者は唾を飲み込みながら蓮に触る許可を取ると、白いタオル生地の下に隠された肢体に対しての劣情を顔に表しながら、その突き出た蓮の胸部をバスローブの上から両手で覆った。
「んっ……」
「うわ、でかっ……これ、シスターと同じぐらい……?」
「……そういう事、言わないでくれると有り難いのだけど……」
そのまま若者は大きさや感触を確かめる様に広げた指に力を入れる。ユーリヤにも劣らない豊かな蓮の胸の感触を掌全体で確かめながら、若者は揉んだり持ち上げたりを繰り返し、掌に乳房を教え込んでいく。
中年の様な執拗さが含まれていない、ストレートな興味と欲求を表す掌の動き。好きに体を触られる事に対しての恥辱こそはあるものの、蓮を辱める意志が含まれていない事から反感はあまり湧いてこない。
……とはいえ、蓮のプライド的には誰かと比べられて良い気分はしなかったが。
「……っ。すみません、直接します」
「やっ……!ちょっ、いきなりっ」
揉み込む手付きを激しくしていくにつれて、最初は躊躇していた若者の欲求に火が点き、自らの手と肌の邪魔をするバスローブの感触を邪魔と感じてしまう。
それを伝えると同時に、蓮の許可も待たないまま若者はバスローブの合わせ目に指をかけ、緩やかに閉じられている二つの布地をこじ開ける。
勢いの余り目の前に晒されると同時に揺れる二つの乳房が、若者の目を奪う。大きさも形も整われている蓮の果肉を、若者は衝動のままに直接鷲掴んで潰した。
「ひうっ……!や、強、い……!」
「はっ……!はぁっ……!じゅぅっ」
「くぁっ!」
完全に蓮の体に夢中になる余り、言葉すら忘れて若者は胸を荒々しい手付きで絞るように横から掴む。
そうして突き出た胸の頂点へ、若者は顔を寄せて思いっ切り唇で吸い上げた。胸を口で吸うのは当然と言わんばかりの本能的な行いに、蓮は胸から走る刺激を顔を跳ね上げて感じてしまう。
こちらの事を考えもせず、自らの肉欲を満足させるだけの動き。豹変した若者の手と口に蓮は悶えながらも、自らをただ強く求めるその行為に少しずつ感じ始めている自分を意識した。
「――あ、あのっ……もう、いいですからっ……!あ、やっ、そこっ……!」
「いやいや、いつもシスターにはお世話になってますからな。いつも奉仕してもらっている分、たまには私からもシスターに気持ち良くなってもらいたいのですよ」
「だ、だからといって……んんっ!は、くぁっ……ぁあっ!?」
「ほほう、ここですかな。では、こうして爪の先で軽くするのは……?」
「あっ、あぁっ!だめ、これっ!ぅ、あっ、んぁっ!」
蓮が胸を若者に吸われていると、ベッドの反対側からユーリヤの声が耳に届く。それまでは意識から外れる程度の小さな声しかしていなかったのが、ここに来て甘く通る声が聞こえてきた。
ふとそちらを見れば、ベッドに座り込んだユーリヤの股座に中年が息が当たるのではないかと顔を近付け、至近距離で秘部を押し広げて観察しながら右手の指を差し入れて内側を弄っていた。
今までずっとそうされていたのか、ユーリヤは口に両手を当てるも嬌声を抑えきれないと言った様子で赤面し、秘部からは止め処なく透明な雫が流れ出している。体に残る拭き忘れた水分と言うには明らかに多すぎるその量が、ユーリヤの感じている物を物語っていた。
「もっ、もうっ……ンッ!大丈夫、ですので……!その、やめっ……!」
「いえいえ、風呂上がりには十分に体をほぐす必要がありますからな。それとも、気持ち良くはありませんか?そういう事であれば、すぐにやめるのですが」
「そ、そんなことは……ああんっ!やっ、速くっ……んんんっ!」
「”そんなことは”――はて、なんでしょう。気持ちいいのか、よくないのか……ううん、気になりますねぇ。ちゃんと、シスターの口からハッキリと教えてくれませんか」
「んっ、くぁ、ぅっ!……き、気持ち、良い、です……!良いですから、もうっ……!」
「そうですか、それなら良かった。では、もっと力を入れねばなりませんね」
「あっ、あぁっ!んぅっ!あっ、ぁっ、はあっ!!」
ユーリヤの顔や声色、触れた時の体の反応から中年はひたすらにユーリヤの弱く、より感じる部分と触り方を様々な手法を試して探っていく。
執拗に膣襞の壁をならして擦るその愛撫は十分にユーリヤの体が昂ぶった今でも終わらず、体の反応が抑えられなくなる前に止めて欲しいという心境を中年は無視して指先を動かしていく。その様子からは、中年が指だけでユーリヤを一度達させてしまおうという意図が透けて見えていた。
中年の思うがままに声を上げさせられているユーリヤの姿が、風呂場で責められていた自分と重なる。若者の荒々しい愛撫を受けている最中というのもあり、蓮は先程中年の精を腹で受けた感覚を想起してしまった。
「ッ!蓮、さんっ!」
「きゃあっ!ちょ、やっ!や、やめ――」
蓮の胸に文字通り食いついていた若者が、両肩を掴みそのまま蓮の体をベッドに押し倒す。ベッドのスプリングに跳ね返された体を、上から押さえつけてベッドに縫い止める。
突然の若者の勢いに蓮が呆気に取られていると、帯を解く暇も惜しいと言わんばかりに若者は自分と蓮の下半身のバスローブの合わせ目を手でこじ開けると、覆い被さってきた。
焦った蓮が若者の顔を見れば、その目は限界まで見開かれて血走っていた。そんな顔を見て、今になって蓮は気付いた。
完全に、正気を失っている。
「フッ!……お、おぉっ……」
「んぅぅっ!……ッハ、いきな、りっ……」
そのまま若者は一切の前置きもせず、いきなり蓮の秘部へ自らの肉棒を突き立て一気に貫いた。
欲望のまま最奥に一気に肉棒で貫かれ、腹の下への暴力的な刺激に蓮は顔を仰け反らせて息を止める。
蓮の思考が一瞬止まり、目を見開いて打ち込まれた肉棒に対して本能的に膣で締め付ける事でしか自らの抵抗の意志を示すことが出来ないでいた。
「あっ、はっ!……凄い、全然シスターさんと違うっ……うっ!あっ!」
「あんっ!んっ、くんっ!やめっ、てぇっ――ぁあっ!!」
その蓮の反応が自らをただ喜ばせる為の物だと思った若者は、さらに腰を前後させて蓮の蜜壷に自らの肉棒を擦り付け、内側全ての感触を味わっていく。
ユーリヤ以外との女性経験が無かった若者にとって、膣の締め付け方も絡む肉襞の感触も異なる蓮の体は何もかも新鮮であり、理性を失った若者が一度味わってしまえばもはや止めるものは何も無かった。
ただ腰を動かし、奥へ突き込む。自分の力がそのまま快楽へと変わる往復運動を、若者は全力で繰り返した。
「――だ、めぇっ……!私、もうっ、もうッ……!」
「おっと、すみません。少々疲れました、少し休みますね」
「あっ……ん、ふぅっ……」
「では続きを」
「あッ!あんッ!はあッ!だめ、あ、ああっ、あッ――」
「……ふう、歳を取るのは嫌ですねぇ、すぐ疲れてしまいます」
「……っ、うぅっ……!」
蓮と若者が激しく交わっている中、中年は未だにユーリヤの秘部を指一本で掻き回し続けていた。
ユーリヤの体は既に限界寸前であったが、それでも尚一度の絶頂にも至っていない。指を動かした時のユーリヤの反応や指を締め付ける秘部の痙攣の度合いを見て、中年がその手前で指を止めていたからだ。
絶頂に至りそうになれば一呼吸を入れ、少し落ち着いた所で再び指を動かす。そんな寸止めを何度も繰り返されたユーリヤにもはや余裕は残されておらず、頭にはもはや早く達させて欲しいという、本能に忠実な浅ましい願いしか無かった。
が、そんなユーリヤの内心の願いも中年には届くことなく、蠢く指はユーリヤの思いの一つ手前で止まり、終わりの見えないその指遣いに体はどこまでも焦らされていく。
「……お願い、ですっ……最後まで、して、ぇっ……!」
「いやぁすみません、もしかしたら長風呂でのぼせたのでしょうか、どうにもすぐ疲れてしまいましてね。これが限界です、申し訳ない」
「う、ううっ……!ぅ、ぁっ……」
「随分と辛そうですね。ううむ、私もシスターを満足させてあげたいのはやまやまなのですが……いやはや、こんな時に限って体が動かせないというのは、なんとも歯がゆいものです」
ユーリヤが恥を忍んで先を中年に甘い声で乞うてみれば、明らかに嘘とわかる理由でそれを跳ね除けられる。
秘部に差し込まれた指はユーリヤのもっともむず痒く感じる場所にその爪先を当てられたまま、一向に動こうとしない。
呼吸の度に肉壷が脈動する事で動かない指からもどかしい快感を受け取るも、そんな程度の刺激では達することなど出来はしない。
動かして欲しい。掻き回して欲しい。疼く体の熱を、満たして欲しい。
「ああ、良い事を思いつきました。私が動けないならば、こうすればいいのですよ」
そう言うと中年は激しく体を揺り動かされている最中の蓮の前で胡座をかき、両手をついて胸を張る。
その状態で自らの下半身を隠すバスローブの合わせ目を開き、聳え立ちきった自らの肉棒をユーリヤの目の前で晒した。
「シスターが自ら、気持ちよくなれる様に動けばいいのです。私は少々休憩が必要ですのでしばらくは動けませんが、それならば私が動かずともシスターが満足出来るのでは?」
「……っ!!」
目の前に真っ赤に怒張した肉棒が差し出され、ユーリヤは思わず息を呑んで凝視してしまう。
中年の言う事はシンプルであり、そこに疑問を挟む余地は無い。要求自体は”奉仕”の際にも何度も求められた事があるものであり、今更それに恥を覚えて躊躇する所は無い。だが――
「あッ!あぁッ!お、くぅっ!やッ、ハ、つよッ――んああッ!」
「蓮さん、蓮さ――くうぅっ!」
中年の傍で若者に突き込まれて喘ぐ蓮の姿を横目で見て、どうしてもユーリヤの体が残った理性に引き止められる。
どれだけ若者に求められて余裕の無い状況であると言っても、文字通り目と鼻ほどの先にいる蓮の前でそんな事をすれば、繋がっている所は先程の浴室以上に見られてしまうだろう。
浴室で何度も若者に打ち据えられた臍の内側は、中年の執拗な愛撫を受けてもはや疼きが止まらないでいる。こんな状態で肉棒を受け入れてしまえば、それこそ声を抑える事など出来はしないだろう。
そんな姿を、自ら晒す事になる。ユーリヤは口の中の唾を飲み込み、少しの間逡巡した。
「…………わかり……まし、た……」
「……フフッ、すみませんねぇシスター。いつもいつも、ご迷惑を」
時間にすれば十秒にも満たない、しかしユーリヤにとってはあまりに長い時間を経て、ユーリヤは最終的に中年の要求を飲むことを選んだ。
元々ユーリヤに断るという選択肢は用意されていないのは確かだったのだが、それだけ蓮の目の前でそんな真似をするという事は重い事だった。
が、それ以上に体の疼きが止まらない。中年の誘いにはしたなく乗ってしまった事の内心の羞恥が、それ以上にやっと体に溜まった熱を外に出せる事に対する期待で塗り潰されていく。
ユーリヤは臍下に手を当て、その裏に沈澱した自分ではどうしようも無いものを抑えつけながら中年の傍にじりじりと寄る。が、そのまま抱き着こうとした所で中年に片手で制止された。
「ああ、逆向きでいいですよ。シスターにしても私に見られながらするよりは、その方が動きに集中出来るでしょう?」
「ッ」
そこに来ての中年の言葉は、一見優しげなものに見えて最もユーリヤに屈辱を与えるものだった。
確かに中年に背を向けた状態であれば体や蕩けた顔を見られる心配は無い。が、代わりに傍にいる蓮へ繋がる所から自ら動いていること、それによる自分の顔まで見せつける事となる。
もはや自制の限界を感じつつある今の状態では、どこまで自分を律することが出来るかわからない。だが、だからと言って一度中年に屈してしまった心は止まる事は無い。
顔を俯かせながらも、ユーリヤは中年に背を預ける形を取り、膝をついて中腰になる。自分の下で聳え立つ肉棒を手に取り、その熱と脈動を感じながら自らのしとどに濡れる秘部の真下に固定する。
「――ンッ、ぅぁっ、はぁんっ……!」
「お、おおっ……!これはまた、一段とっ……!」
その状態のままゆっくりと腰を下ろし、ユーリヤは肉棒を自らの蜜壺へと導いた。
自らの内側を割り開かれていく感触に色の混じった溜息を漏らしながら、少しずつゆっくりと体を沈めていく。本能的な欲求と疼きのままに男根を受け入れることへの背徳感と、それをもスパイスとした確かな歓喜に白い体が震える。
ユーリヤの尻が中年の股座に届く。指では届かない最奥まで硬い熱を届かせられ、膣が打ち震える。
これだ。これが、ずっと欲しかった。そう瞭然に語る体の反応に、ユーリヤの意識までもが犯されようとしていた。
「……ンッ!ハァッ――あ、あッ!……んふ、ぅっ」
「おやおや、挿れただけで、ですか。シスターは随分と欲しがりですなぁ、神の使徒たるシスターがこんなにも我欲に溺れていいのですか?」
「い、言わない、でっ……!はぁっ、あっ、ぁっ……」
最奥でしっかりと男根を受け入れた事を理解すると同時に、ユーリヤの体が軽い絶頂に至る。
寸止めされていた性感は愛液という確かな形へと変わり、蜜壺より一気に漏れ出して中年の肉棒とベッドを濡らしていく。
膣全体を”男”に満たされながらも自身の肉欲を隠さずに零す快感に、ユーリヤは蓮の目の前という事も忘れて顔をふやけさせていった。
「……さて、と。一息もつけた事ですし、私も少し動かせてもらいますか……なっ!!」
「え――ハ、ぁああんッ!!」
そうしてユーリヤが肉棒の感触を動かずに味わっていると、中年に腰を両手で掴まれる。そのまま中年は少し肉棒を引くと、空いた隙間に全力で腰を打ち据えた。
完全に意識を膣内の肉棒に向けていた所へ齎される鮮烈な刺激を、ユーリヤは大声を上げて身に受ける。子宮を熱された亀頭で抉られ、体全体に電流の様な感覚が走る。
その快楽が、残された最後の理性を吹き飛ばした。
「んぁあっ!あ!はあっ!ン、あんっ!くッ、あッ、あッ、んぅぅッ!!」
「おおッ、おッ!?……フフ、やっと素直になってくれましたな、あッ、シスターッ……!」
ユーリヤは両手を横について、股を開いたまま一心不乱に腰を振り出した。
体を全て傍にいる蓮に晒すようなあられもない姿で、中年の肉棒を下半身全てを使い咀嚼する様に腰を上下させ、それによって膣内に肉棒を擦り付けて快楽を貪っていく。
もはや今のユーリヤの頭には恥も外聞も残されていなかった。自分の体を貫く男根から齎される快楽に全てを支配され、ただただ体を揺り動かして中年と自分自身を悦ばせていく。
蓮に見られる事への憂慮も、はしたない動きで男に奉仕する事への羞恥も、ずっと自らが求めていた部分を埋めてくれる男根の硬さと熱が些細な感情を吹き飛ばしていく。
次第にユーリヤはすぐ近くの若者や蓮どころか中年の存在すらも忘れて、ただ肉棒をどの様に、どの位置に打ち込むかという行為のみに集中し始めた。
「蓮さんッ、蓮さんッ!もう、出そうっ……!」
「や、だめ、だめッ!!なか、いやッ――んあぁんッ!!」
そうしている間も、ずっと蓮は若者に両手を掴まれながら腰を打ち付けられ続けていた。
疲れを見せるどころか勢いを増し続ける若者の抽送は、繰り返される度に蓮の子宮を強く衝き、体全体を大きく揺らす。腰の動きと一緒に揺れる蓮の豊かな乳房の動きが、一層若者の本能を刺激していく。
ベッドへ広がる美しい黒髪、喉から鳴り続ける嬌音、楕円に揺れる乳房、汗で光る紅潮した体、絶えず締め付けてくる蜜壺。蓮の全てが若者の肉欲の火を煽り立てる。
夢中になる余り蓮よりも遥かに早く限界が近付いてきた若者は、腰を激しく前後させながらも自らの股間からこみ上げるものが男根を膨らませる感覚を鮮明に感じていた。
「くッ、ダメだ、出るッ……!」
「あ、やめッ――ぅああッ!」
そして若者は一切それを我慢せず、一気に最奥で解き放った。
こちらの事情を全く考えずに膣奥を打ち付ける身勝手な射精を、蓮は体を震えさせながらも歯に力を込めてそれに耐える。それが結果的に膣に力を入れ、若者の肉棒を締め付ける事になる。
迸る精の勢いが徐々に落ち着くのを感じ、蓮は息を落として体の力を抜いていく。行為が膣を使って勝手に気持ちよくなっただけといった荒々しいものだっただけに、性感はそれ程高まっていなかったのがまだ救いだった。
正直な話、気持ち良くされてしまうのが今の蓮にとっては最も屈辱的な事である。男から与えられる快感に屈してしまうよりは、ただ一方的に乱暴をされただけの今の行為の方がまだ気が軽かった。
「……まだ、まだお願いしますっ……!」
「えっ!?や、ちょっ……あんっ!出した、ばかりじゃっ……!」
ようやく一息つけると思った矢先に、若者が腰を再び前後させ始める。
半勃ちの肉棒が愛液と精液の混じり合った蜜壺を行き来し、その興奮が再び若者の男根の硬さを取り戻させていく。
射精してから十度ほど腰を動かす頃には、若者の肉棒は先程同様の硬さを取り戻し、蓮の膣を再び押し広げていた。
「あ、んあっ!や、めぇっ……!だされた、ばかりっ、なのにっ……んんッ!」
「はぁっ!はぁっ!く、ううっ……気持ちいいっ……!」
お互いの体の分泌液でぐちゃぐちゃになった蓮の蜜壺を、先程同様の力で若者は味わっていく。
肉棒が奥から引き抜かれる度に内側の精液が愛液と共に掻き出され、茎の中に残された精が腰を前に出す度に膣に絞り出される。お互いの結合部は掻き出された液体の摩擦で泡立ち、腰を動かす度に雫が跳ねて蓮と若者の体を濡らしていく。
体の力を抜いていた所で一方的に始められた抜かずの行為に、蓮は先程の様に耐える事が出来ずに体を貪られる事への悦びに体を震わせてしまっていた。
「はっ、はっ!すみません、ちょっと、傾けますっ!」
「や、やぁっ!だめ、これ、見えちゃうっ……んんぁっ!」
興奮を増す若者が蓮の左脚を持ち上げ、体を横に傾かせながら挿入する体位に変える。
若者にしたらより内側の密着度を味わえる体位だが、それは傍にいるユーリヤ達へと結合部を見せつける様な形でもあった。なんとか蓮は抵抗しようと力を入れるも、片脚を持ち上げられた不安定な状態では上手く体を動かす事が出来ない。
その状態で肉棒を根本まで打ち込まれ、嬌声を上げると同時に蓮の体の力が抜ける。そのまま蓮は精を受けたばかりで敏感になっている体を、若者の思うがままにされていく。
「――くああッ!あんッ!んんッ!中、擦れ、てえッ……!いい、いいんですッ!もっと、もっとぉッ!」
「はは、これではもはや聖職者とは言えませんなぁ……くっ!ここが教会でなくて良かったですな、神にこんな姿を見られていればもう祈りなど捧げられなくなるのでは?」
「あ、はぁッ!!あッ、あぁあッ、あああッ!!」
「……やれやれ、言葉も聞こえてないのですかな。気持ち良くなってくれるのは嬉しいですが、無視をされるのは寂しいです、なッ!!」
「ンはッ、ぁあァッ……!」
そうして蓮が快楽に流されていようとしている目の前では、ユーリヤが大声を上げながら中年の肉棒を秘部で咥え込んで力の限り腰を振る、まるで娼婦の様な姿があった。
あまりの快感からか中年の言葉も聞こえないと言った様子のユーリヤを咎める様に、中年が肉棒を最奥に向けて一突きする。そのただの一突きだけでも、ユーリヤは軽い絶頂に至って口を開いて天を仰ぐ。
信仰に祈りを捧げる聖職者としてはあるまじき、自ら快楽を貪る姿。完全に自分から行為を愉しむその様子を目の当たりにして、蓮の思考の中に一つの揺らぎが生まれる。
――あんな風に、気持ち良くなれたら。
「蓮さんッ!気持ちいいですかッ!はっ、あっ!」
「あ、ダメ、ェッ!いま、いまだめなのッ!ン!んあッ!!」
「いいですよねッ!こんな、締め付けてくるんですもんっ!」
「ンッ、くあッ、あああッ!だめ、あ、あ、あッ!き、来ちゃッ……!」
その思考に割り込む様に、若者の肉棒が蓮の子宮を抉った。
一瞬想像してしまった、ユーリヤと同様に自分が快感に震える姿。そのイメージが体を留めていた理性のガードを緩ませ、そんな体に最奥まで貫く男根が快楽を届ける。
理性が体の反応に押し込まれ、”男”に犯される事への快感が一瞬頭を支配する。そんな状態の蓮へ、さらに若者は力の限り肉棒で蜜壺を掻き回し、子宮をこじ開ける勢いで腰を往復させる。
次第に快楽に震える一瞬が数瞬に、数瞬が一秒にと徐々に長くなっていく。若者に中を犯される度に加速度的に増す快楽に、蓮は自分の体の奥に秘めていた火が再び灯るのを感じた。
「ああんッ!もう、私ッ!ああッ!あ、あああッ!」
「もっと動かして欲しいですか?では、いつもの様に良い声でねだってくださいよ。”気持ちいいです”、”犯してください”、”中に下さい”とね」
「あッ、あァッ!い、良い、ですッ!貴方ので、達したいんですッ!激しくッ、もっとッ、いっぱい、ぃっ!私の一番おくをッ、突いてぇっ!中にいっぱい、いっぱいくださいッ!!」
「ハッハッハ!そこまで言われては男としては老体に鞭を打たざるを得ません……なッ!!」
「ああぁぁんッ!!ンッ!!はあぁんッ!!」
差し出された肉棒にかぶりつく様に腰を振るユーリヤもまた、最後の壁を越えようとしていた。より高く、深く達するためにひたすら腰を動かし、膣の全てに中年の男根の形を刷り込ませていく。
そんな中聞こえてくる中年の要求を、ユーリヤは自分に考えられる限りの淫らな言葉で叶える。そうすればまた深くを突いてもらえる。そうすれば、また気持ち良くなれる。
そんな情欲に満ちたユーリヤの渇きに応える様に、中年はそれまでで最も強い力でユーリヤの子宮口を突き貫く。
そのまま中年は跳ねたユーリヤの体が沈むのに合わせて腰を動かし、ベッドの反発力によって再び奥を衝く。ようやく本格的に動き出した中年の動きにユーリヤは歓喜の声を上げながら、より深くに突き刺さる様に腰の動きを合わせていった。
「蓮さんッ、蓮さんッ!!」
「ひゃんッ!!あ、ぁあッ!ダメ、来るのッ、来ちゃうッ……!」
「ほらシスター、しっかりと”奉仕”する所をッ、ご友人にも見せてあげなさいッ!」
「あッ!あッ!あああッ!あぁあぁあッ――」
その場にいる四人の昂りが同様に高まっていく。蓮の秘部より跳ねた白い液体はユーリヤの脚にも届き、限界まで高められたユーリヤの声は蓮の意識も快感の中に溶かしていく。
全員が快感という一つの感覚を共有している様な錯覚が、際限無く興奮を加速させていく。男に貫かれる事、満たされる事、犯される事、それを見られる事。その全てが麻薬の様に蓮とユーリヤの頭を蕩けさせ、心を染め上げていく。
そして、限界が来た。
「イくッ!イッちゃ――あッ、ああぁぁんッ!!」
「来て、来てえッ!ン゛ッ、ふああぁぁッ!!」
蓮とユーリヤは殆ど同時に頭を真っ白に染め、深い絶頂に至る。あまりの快感の余り、二人の目はピントを合わせることを忘れ、思考は瞳に映るものを認識出来ない。
それに合わせてこれまでの中で一番の締め付けが、若者と中年の肉棒に襲いかかってくる。
「くッ、あッ!あッ、あぁッ……!……くうっ!」
欲を一切抑えずただ自らが快楽を得る為だけに腰を振っていた若者は、腰を引いた時に一気に締め付けて来た蓮の反応に驚いてしまい、拍子で秘部より肉棒を引き抜きながらも射精してしまう。
内側で射精出来なかった事に対する嘆きを口から漏らしながらも、若者は蓮の肢体の秘部から胸にかけてを真っ白なシャワーで汚していく。
美女の体に自分の精でマーキングする事への視覚的興奮が若者の脳に征服感とそれに伴う満足感を与え、秘部に精を解き放つ快感を肩代わりする。
その光景を見た若者は”雌を自分のものとする”という本能に導かれるまま、射精途中の肉棒をその豊かな乳房に刷り込む様に押し付け、その柔らかさを味わいながら最後の一滴までを蓮の体の上に吐き出した。
「っく、うううッ!……っは、あ……やはり、シスターのココは最高、ですなッ……!」
自らの動きによってユーリヤの性感の高まりを把握していた中年は、しっかりとユーリヤの絶頂に合わせて子宮口に亀頭の先を合わせながら内側へと射精していく。
執拗な愛撫で焦らされていたのは中年の体も同じであり、ユーリヤを辱める為に堰き止めて続けていた自らの肉欲を、最もユーリヤの体が男を求めるこの瞬間に解き放った。
まるで本当に食い付かれている様な驚異的な締め付けを受け、精巣は次々と精液を製造しては肉棒を通じてユーリヤの体の奥深くへと吐き出していく。
傾くユーリヤの背を自らの胸で受けながらも中年は腰を掴む両手の力を緩めず、完全に姿勢を固定した状態で自身の子種を全て子宮に送り込んでいった。
「……ッ、はぁッ……はぁッ……はぁッ……」
「んんぅッ……あ、あッ……なか、いッ、ぱいッ……」
射精が収まり、中年は絶頂したばかりのユーリヤと蓮を同時に見渡す。
貞淑・清楚といった言葉が誰よりも似合うユーリヤは、男根に貫かれ精を注がれる悦びにのみに顔を歪ませ、口端から落ちる涎すらも止める事が出来ない程に放心している。
内心に勝気を隠し気丈に振る舞っていた蓮は、秘部が泡立つ程に一方的に体を貪られ、不本意な絶頂を迎えながら全身を白く染め上げられ、息も絶え絶えといった様子で体を震えさせている。
「……フフ。さて……ここからが本番ですよ、二人とも?」
絶世の美女と言っても過言ではない二人が性に溺れて乱れきった様子が中年の内の薄暗い支配欲を煽り、それに応じて肉棒が再びそそり立っていく。
頬から落ちてくる汗を舌で舐め取りながら、中年は秘部から肉棒を引き抜き、力の抜けているユーリヤの肢体をベッドにうつ伏せで倒す。
秘部から自分の精液を垂れ流すユーリヤと体に受けた精液を虚ろな目で見続けている蓮の二人へ、中年は未だ満足を覚えぬ欲に満ちた視線を向けた。
『活動報告で2~3話と話数を書いたのは あやまりだったのかもしれません』
あやまりなのは 私が続きを書きたいからだ……描写が足りないと……心の底で思いつづけたからこそ……話数制限がわずらわしいのだ……
私は……
当小説でもっと見たいヒロインは誰ですか?
-
蓮ちゃん
-
ユーリヤさん
-
真魚ちゃん
-
蜜柑さん
-
夢ちゃん