「……シスター、少々奉仕を忘れてはいませんか?」
「……え?」
未だ深い絶頂の余韻から戻り切れずにシーツに顔を埋めているユーリヤへ、中年が声をかけて意識を呼び戻す。
その言葉を聞いたユーリヤは一瞬その言葉の意味を理解出来ず、返事をした後に遅れて頭の中で意味を呑み込む。そのまま力の入らない体を持ち上げ、脱力した顔のまま中年に振り返った。
「……あ。その……すみません、私ばかりが気持ち良く、なって……」
「いえいえ、そうではありませんよ。シスターは十分私を気持ち良くしてくれましたとも」
「えっ……?」
自分ばかりが気持ち良くなって、中年への意識が足りなかった事を咎められたと思ったユーリヤが謝罪するも、すぐさま中年から否定を返される。
それ以外に心当たりが無いユーリヤは疑問を巡らせ、中年の意図する所を自身の頭の中に探した。
「息子も私も、十分シスターに奉仕されました。ですが、一人お忘れでは?」
「……?」
「蓮さんですよ」
「……え……?」
唐突に話題の矛先へと選ばれた蓮が、焦点の定まらない目を中年達へ向けながらどういう事かと内心で首を傾げる。
どういう事かまだ理解出来ないユーリヤも同様に、しかしこちらは実際に首を傾けて中年の言葉の続きを待った。
「私は神の教えをしっかりと覚えている訳ではありませんが、相手を選ぶのがシスターの思う”奉仕”なのですかな。私はてっきり、神の教える友愛とはもっと広範かつ平等なものと思っていましたが」
「それは……確かに、そうですが」
ここに来て”人への友愛”という本来の奉仕の形を問われ、ユーリヤは中年の言葉を肯定する。
これまで中年の言ってきた”奉仕”という言葉はユーリヤへ行為を求める為の方便に過ぎず、その本来の意味や本質などは二人の間では形骸でしかなかった。そんな中、唐突に”奉仕”の本質についてを問われてユーリヤは困惑を隠せないでいる。
何よりもわからないのは、何故この場でそんな事を持ち出すかという中年の腹の底にあるものだ。ただ交わるだけの今、そんな形だけの言葉の本質が一体何の意味を持つと言うのか、どうしても理解出来ない。
「でしたら、蓮さんに対してもシスターが奉仕すべきだと私は言いたいのですよ」
「「っ!?」」
「我々へ”奉仕”しておきながら、親しいご友人を蔑ろにするというのは少々冷たいとは思いませんか?」
そこに来て、完全に予想の外から中年の意図がユーリヤと蓮へ届けられた。
論理から飛躍したその結論の意味を理解し、二人は目を丸くする。まさか中年の目の前で、二人で交われとでも言うつもりなのか。
一瞬その光景を想像して息を呑むも、元々お互いに同性愛の気は無い。すぐに脳裏に浮かんだイメージが霧散し、抵抗感が生まれた。
「ああ、何も交われとまでは言いませんよ。ただ、そうですね」
顔を強張らせる蓮とユーリヤを見て、中年は二人で内心で考えている事を見抜いてその不安を取り除く。そして人差し指を立てると、それを蓮の体へと指した。
「蓮さんの体が息子ので汚れてしまっていますし、綺麗にしてあげるべきでしょうな」
「……そ、そうですね。では、ティッシュを」
「いえいえ、”綺麗にする”というのはその口で、という意味ですよ」
「……え……?」
思っていたよりも普通の提案を受け、ユーリヤが部屋のティッシュを探そうとした所で、思わぬ補足が中年の口から付け足される。
口で綺麗にするという事は、ユーリヤが自ら蓮の体にこびり付いた精液を舐め取るという事に他ならない。ユーリヤは自分と同じくその提案に驚いている蓮の顔を見て、困惑する。
「当たり前でしょう?”奉仕”というのであれば、その身一つでやらなければ。それが誠意というものでは?」
「う……」
中年から言われる言葉にユーリヤは言葉を詰まらせる。実際の所、わざわざそんな事をする必要は無い。が、ことこの場における”奉仕”という物の意味合いや、提案という形こそ取っているものの暗に中年に望まれている事を思えば、断る事は難しい。
友人相手にそういう事をするのは気まずい所こそあるが、中年からの要求の中ではまだマシな部類である事は確かだ。しばし考えた後、ユーリヤは蓮に向き直った。
「ほれ、お前はもう十分出したろう。シスターの邪魔になる、ソファーでゆっくり見ていろ」
「わ、わかったよ、親父」
「……え、ちょっと、ユーリヤ、まさか」
「……すみません、蓮さん」
一息をついて蓮の傍で休んでいる最中の若者へ、中年が手の甲を向けて追いやる動作を取る。それを受けて、若者は一旦バスローブを着直し、ベッドから離れたソファーへ退避した。
代わりにユーリヤが蓮の近くにまで寄ってきて、手足を広げている蓮の上に迫ってくる。未だ体に力が戻っていない蓮は困惑したまま、ユーリヤの顔を見つめる。
ユーリヤは申し訳無さそうにしながら、若者の精液が散らされた蓮の肢体へ顔を近付けていった。
「……んっ」
「ひぁっ……!」
そのままユーリヤは蓮の胸に唇を付け、表面にこびり付いた精液を舌で舐め取る。その
胸全体に広がっている精液を全て舐め取る為、ユーリヤは舌を伸ばしたまま胸全体へ這わせていく。蓮へ強い刺激を与えない事を考え、舌先に最低限の力を入れて精を舌で拭き取り、唇で吸っていく。
そんなユーリヤの優しい口使いに、蓮はぞわぞわとした感覚を覚える。舌による刺激はユーリヤの配慮もあって弱々しいものだったが、極めて度重なる性交と絶頂を重ねた体は小さな刺激にも反応する程に敏感になっており、蓮自身の意志を受け付けなくなっていた。
「ん、ふぅっ……じゅぅ、ンッ」
「あ、はぁっ、あッ……ユ、ユーリ、ヤ……」
胸全体を舐め終わったユーリヤは顔を動かし、胸下から腹部にかけての精液に口を付けていく。胸から雫となって垂れた精を丁寧に舐め取り、臍に溜まった精を唇で吸い、腹部全体に広がった汚れを自らの口内へ移していく。
腹部を舐められるというだけの行為すら今の蓮にはもどかしい性感となって感じられ、舐められた部分の内側からは再び疼きが湧き上がってくる。
その感覚に伴って、蓮の秘部から先程若者に注がれた精液が愛液に混じって溢れてくる。自身の膣へと注がれたばかりだという事と、ユーリヤの舌で確かに感じてしまっているという事実を反応で証明する自らの体に、蓮は顔を赤くするばかりだった。
「ん、んっ……綺麗に、なりました」
「いやいや、まだ一杯残っているでしょう?」
腹部の精を舐め終わり、蓮の体の上に付着していた目立つ白濁が全て自身の唾液の跡になったのをユーリヤが中年に報告する。が、中年はまだまだ終わっていないと言わんばかりにそれを否定した。
「ほら、下の口から漏れ出しているでしょう?中までしっかり綺麗にしなければ」
「なっ!?」
そう言いながら中年はどろどろと混じった液体が流れ落ちている蓮の秘部を指差す。
まさかそこまでの事を指示されるとは思ってなかったユーリヤは驚き、中年の顔を見直す。中年は何を当然の事を、と言いたげに呆れ顔を向けていた。
「まぁ、シスターが嫌だと言うのなら無理は言いませんが。その時は不肖私がシスターの代わりとして蓮さんに”奉仕”させて頂くだけですので、構いませんよ」
「うっ……」
さすがに躊躇するユーリヤに対し、中年は逃げ道を用意する様に代案を出す。が、それは実質蓮をより追い詰める事にしかならないものだった。
中年の責め口はひたすらに性感を高め、しつこく女性を辱めるものである事はつい先程の性交と、これまでの”奉仕活動”から明らかだった。僅かな刺激でも身悶えしてしまっている蓮の身を考えると、中年の手に任せる事には不安しか無い。
「……わかりました。蓮さん、なるべくすぐ済ませますので」
「や、やめ、ユーリヤッ、今は……ッ!」
事実上の一択を突き付けられたユーリヤは、仕方無く中年の要求を呑んだ。蓮の内腿に両手を当てて脚を広げ、白濁が流れ出す秘部に顔を寄せる。
舐められた事で再び身体に熱を灯しかけていた蓮はそれを止めようとユーリヤに手を伸ばすも、力が抜けた状態では押し退けることも出来ず、頭に手を添えただけで終わってしまう。
そんな蓮に対して心底申し訳ない気持ちを抱えながら、ユーリヤは蓮の秘部に舌を伸ばした。
「ン、はぁあっ!だ、めッ……!なか、あぁっ……!」
内側から溢れ出してきていた精液を筋に沿って舐め上げ、次に内側に残っている精液を吸うべく舌を秘部の中へと潜り込ませる。
秘裂をこじ開けた舌をそのまま膣の中で回し、襞の凹凸に染み込んでいる精を掘り返す。それだけでは奥に留まったままの精液を取り切れないと見るや、ユーリヤは唇で秘部を割り開き、弱い力で愛液と共に吸って行く。
疲弊した上に何度かの絶頂によって性感に対する抵抗が薄れている蓮は、内側を丁寧に吸われる感覚に声を張り上げて体を震わせる事しか出来なかった。
「おっと、眺めているだけというのも良くありませんな。では、私も奉仕させて頂きましょうか」
「ンッ!?ん、んん、ふぅっ!」
そう言うとそれまで様子を眺めるだけだった中年は、ユーリヤの舌に身悶えする蓮の体を抱き起こし唐突に唇を奪った。
不意打ち気味に重ねられた唇の先から、続けて中年の舌が蓮の口内へと伸ばされる。秘部を舐められ続けている事もあって、蓮は口を閉じる事を考えつく前に舌を重ねられ、舐られる。
続いて中年は蓮の両の胸に手を広げ、親指を乳首に添えながら残りの指で胸を寄せる様に揉み込んだ。
「ンッ、ん、ふぁっ!あ、んむっ……ンンッ!!」
ユーリヤに秘部を舐められる、中年に口内を犯される、胸を潰される、乳首を弾かれる。全ての感覚が一度に襲いかかり、蓮の体は先程までの火照りをすっかり取り戻していた。
暴力的とまで言える先程までの若者の性交と異なり、性感のみが煽られる二人の愛撫を受け、一気に蓮の体は昂っていき、それが秘部の愛液となってユーリヤの口に注がれる。
自分の感覚を確かな形でユーリヤへ知られている、その事が秘部を舐められている事以上に恥ずかしくて仕方ない。蓮がいくらそう思っていても、中年に舌を舐められて胸の頂点を触られると意識は茹だり、体は快感に打ち震えてしまう。
「ンゥッ、く、ああッ!!や、あッ――ア、んんんッ!!」
そんな状況に長く耐え続けられる筈も無く、先程よりも遥かに短い時間で蓮は再び絶頂を迎えてしまった。
秘部から愛液が一気に溢れ出し、それらが全て内側に留まっていた精と共に秘部に吸い付くユーリヤの口に流れ込む。自身の分泌液を吸い上げられる得も知れない感覚に、蓮は一時陶酔する。
惚けた身体は中年の舌と手による愛撫を受け入れ、思うように体を貪られてしまう。その手や舌から逃れようとどれだけ思っていても体は言うことを聞かず、ただ震えるだけに終わる。
その感覚に耐え切れずに蓮は中年の胸にしなだれかかりながら、その手と舌から齎される感触により重ねて軽く達する。頭の中に靄がかかった様な快楽の中で、蓮の意識は目を覚ましながら夢を見るような忘我の中に流れた。
「――ん、んっ……今度こそ、終わりました」
「おお、そうですか。一応確認させて頂きますね、どれどれ……」
「あ、ハッ……ひ、あぁんっ……!あ、あっ、あッ……!」
「成程、確かに大丈夫そうですな」
蓮が思考を捨てて脱力している間にユーリヤが蓮の秘部から顔を上げ、内側に残っていた精を掃除し終えた事を中年に報告する。
それを確認するべく、中年は惚けている蓮の頭を肩に乗せて中指を秘裂へと潜り込ませて膣を掻き回し、愛液に満ちた膣を奥から手前に指を往復させ、中にある愛液を膣の外側へと掘り出していく。
体の主導権を完全に中年に奪われている蓮は、指を動かされる度に背を丸めて喘ぎ声を漏らしていく。中年が膣から指を引き抜いて指先が白く汚れていない事を確認すると、もたれ掛かった状態の蓮の肩を掴んでゆっくりとベッドに寝かせた。
「さて、それではシスターにもちゃんと礼をしなければなりませんな」
「あっ!?やっ……!」
蓮の体をベッドに下ろすと、中年は口を手で抑えて顔を仄かに染めているユーリヤの背に手を当てて自身の側へ寄せ、蓮の倒れている場所へと背を強く押す。
目を瞑り余韻に浸っている蓮を押し潰すまいと、ユーリヤはベッドに肘をついて体同士がぶつかる寸前に体勢をなんとか留める。そうして蓮と向き合い四つん這いになったユーリヤの秘部に、中年はそっと手を添えた。
「おやおや、随分濡れていますな。先程の事のものにしては、随分と温かいですが?」
「あ、あっ……!」
「友人の性器を舐めて興奮しましたか?それとも、精子を口にして先程の事を思い出してしまいましたか?ん?」
「や、んぅっ……!そ、それはっ……!」
中年が添えた手を前後に擦ると、そこから粘ついた水音が立つ。中年に触られた奥から滾々と湧いてくる愛液を指摘され、ユーリヤは言葉を詰まらせる。
蓮の秘部に残っていた精を啜っている内に、ユーリヤもまた自身の奥に出された精を意識し、秘部を濡らしていた。性の苦味を味わう度に人前であるにも関わらず我を忘れて腰を振った自身の様子を思い出してしまい、その事がユーリヤの潜めていた情欲を戻しかけていた。
先程は結局自分からこの中年に屈して求めてしまった事もあり、もはやどんな考えも隠す事が出来ない様な錯覚から、ユーリヤは中年へ明確な否定を飛ばせずにいた。例えどれだけ口で否定しようとも、手で触られただけで漏れ出してくる愛液が無意味にしてしまうだろう。
「まぁそうでしょうなぁ。あんなに必死に自分で腰を振りながら、”私のモノで奥を突いて欲しい”と甘えてきたぐらいですからな」
「~~~っ!」
「ああ、そういえば”いっぱい下さい”、とも言ってましたな。まだまだ足りないでしょう、お応えしますよ」
「え――あんッ!?」
そう言うと中年はユーリヤの尻を上から両手で抑えつけ、蓮の秘部と合わせる様に体同士を押し付けさせる。その状態で、合わさった秘部の隙間に肉棒を滑り込ませる様に差し込んだ。
「あッ、あッ!く、あんっ!」
「や、あッ!こ、このようなっ……んんッ!」
肉棒は互いの窪みの間を往復し、お互いの愛液で濡れた秘部の表面を押し退けては上部の陰核を弾いていく。
確かな硬さと熱の肉棒で擦られれば弱く、陰核を弾かれれば強い電流の様な快感が交互に二人の体に走る。体を捩らせれば向かい合う相手の秘部にすり合わす様な形となり、それがまた別の刺激となってしまう。
ユーリヤが肉棒と蓮から体を離そうと腰を上げようとすれば、それ以上の力で中年がユーリヤの尻を抑え込んでくる。無理に抑えつけられた事で秘部にそれまで以上に肉棒が押し付けられる事になり、より二人はその感触を強く感じてしまう。
「慣らすのはこんな所でしょうか。では、挿れて差し上げるとします……か!」
「あぁッ!!く、ふぅっ、ぁっ……!」
そうして自身の肉棒に二人の愛液を塗りたくった後、中年は一息でユーリヤの蜜壺を貫いた。
限界まで焦らされた先程とは違い、事前に慣らされた上で打ち込まれた事で、一度に奥まで貫かれた事による衝撃こそあったが、その刺激の度合は我を忘れない程度には抑えられていた。
疼いた内側を肉棒で擦られる度に、ユーリヤの体からは力が抜けていく。先程の行為による絶頂から明けて間もない所に、今度は受け身となるだけでも送り込まれる快楽から、少しずつユーリヤは中年に体を明け渡し始めた。
「おおっと、こちらの方も物足りなそうですな。ほら、これもお好きでしょう?」
「んぅっ……!」
「あ、あッ!?あ、はぁっ……!だめ、両方、はッ……!あぁんッ!」
ユーリヤが徐々に力を抜いていくのを見て、中年は人差し指を蓮の秘部に挿れて愛液に浸すと、その濡れた指をユーリヤの後ろの穴にも突き込んだ。
力の抜けていた身体は指を抵抗無く受け入れ、挿し込まれた指は腹側へと折り曲げられて中を圧迫する。既に挿し込まれている肉棒と中指に内側で挟まれる形となったユーリヤは、異物感以上に中を穿られる感覚に悦びを感じてしまう。
そのまま中年は肉棒で奥を突き、ユーリヤに声を上げさせる。自身の口から色の篭った声が出る度に、後ろの穴でも感じている事を自覚させられ、齎される快感と共に意識が徐々に昇っていく。
「ほら、こうして中を弄られながら奥を突かれるのが好きでしたよね?」
「あッ、あッ、あァッ!だめッ、おッ、ぁッ……!」
「もう我慢せずとも良いのですよ、どうせもう知られてしまっているのですからな。今更隠すことも無いでしょう」
「ん、ぐッ、う゛ぅッ!あ、あ゛ッ!も、もうッ……!」
「そお、らッ!」
「か、あ゛ッ――ンン゛ゥッ!!」
そう言いながら中年は人差し指を中で回しながら、体が揺れる程に肉棒でユーリヤの最奥を強く突く。
あまりの刺激から喉奥から濁った嬌声が漏れ始め、必死で押し殺そうとするも中年はそれを許さず、一層強い力で腰と指を動かして逃れようとするユーリヤを咎める。
ユーリヤの下半身から湧き上がる情欲が全身に震えという形で波及したのを見て、中年は子宮口に強く肉棒を押し付けられる。その一突きで、ユーリヤは頂点に昇り詰めた。
「おッ、おッ!ほら、こうされたかったのでしょう!もっと突いてあげますよッ!」
「ぐ、ンンッ!や、ああ゛ッ!お゛――ッくぅぅぅっ!」
膣の収縮が続く間も、中年は腰を前後させ肉棒でユーリヤの心身を掻き乱していく。絶頂していても止まらぬ中年の責めに、一切の余裕を無くしたユーリヤは声を荒げていく。
それに合わせて突き込んだ指の動きも早められ、徐々に強められる逃れられない快楽から再びユーリヤは絶頂してしまう。どれだけ締め付けても一切勢いを失わない肉棒と指から来る感覚は、ユーリヤの頭を真っ白に染め上げ続けてまともな思考を取り戻させなかった。
「ん、ぐ、ン゛ッ!う、ぐぅぅっ!あ゛ッ、あ゛ッ!」
「ふ、うっ……!ユ、ーリヤ……!」
明らかに許容を越えた責めを続けられ、ユーリヤの声に苦悶すら混じり始めたのを間近で見せられている蓮は、性交の振動により体を擦られながらもユーリヤの表情を見る。
眉間に皺を寄せながら獣のように声を上げ、呼吸すらも難しくなっているユーリヤはもはや限界に近いといった様子で悶え続けている。
いくらなんでも、こんな事を続けていれば壊れてしまう。そんな事を性交に慣れた中年が知らぬ訳も無い。
「ちょ、ちょっと、止めなさいよっ……!ユーリヤはもう限界よ……!」
「ふむ?いやいや、私はシスターの要望通りしているだけですよ。ねえ、シスター」
「――あ゛ッ、はぁーっ……はぁーっ……うっ……」
「沈黙は肯定、ですな。まぁこんなにも悦びを体で表していますし、当然でしょう」
「ふざけないで!こんな状態で答えられるわけないじゃない!」
見かねた蓮が制止する様に言うと、ようやく中年はユーリヤの奥に打ち込んだ姿勢のまま腰の動きを止める。
息も絶え絶えといった状態で全身を蓮に預けたユーリヤは、中年に質問をされても何も答えることが出来ず、ようやく与えられた休息を使い息を整える事しか出来ないでいた。
それを見て再び腰を動かそうとする中年に、さすがに蓮は怒りを表した。
「ううむ、しかし私もまだ満足出来ていませんしなぁ。……私が満足して頂けるまで、代わりに相手をして頂けるような人がいれば、シスターを休ませるのも吝かでは無いのですが」
「な……!」
ユーリヤの肩越しに薄笑う顔を見て、蓮はようやく中年の本当の狙いを知る。
見せつける様な形でユーリヤとの性交に巻き込んで、蓮から中年を乞わせる。その為だけに必要以上にユーリヤを責め立て、蓮が声を上げるまで待った。
とことんこちらに屈辱を与えるつもりの中年に対し、蓮は苛立ちを隠せずに中年を睨み付ける。が、そんな敵意を飛ばした所で中年の行為を止められる訳でも無く、むしろ立場の上下を確認出来たと言わんばかりに口角の角度を上げる。
「まぁ、蓮さんも息子の相手で疲れているでしょうしな。無理に、とは言いませんよ。”奉仕”に慣れているシスターならばまだ大丈夫ですし。でしょう?」
「あッ、ああッ!」
「や、やめっ!やめなさい!」
蓮が言葉を止めた間に、再び中年が肉棒と指を奥へ押し付ける様に動かし、息を整えているユーリヤを責め立てる。未だ乱れた呼吸が戻らないままのユーリヤは、それだけで大きく声を上げて体を跳ねさせる。
焦って蓮が中年に声をかければすぐに止められるものの、それも長くは持たない。蓮が中年を受け入れなければ、結局はユーリヤが責められる。それを嫌でも理解させられた蓮は、苦虫を噛み潰した様な顔で次に言うべき言葉を考えた。
「……わ、わかったから。私に、挿れてもいいから……だから、ユーリヤは……」
「おや、”挿れてもいい”とは。それはつまり”してもしなくてもいい”、という事では?」
「な――」
「無理にはしない、と言ったでしょう。乗り気ではない方とする位でしたら、シスターにお相手してもらいますので休んでくれても構いませんよ」
已むを得ず蓮が中年に許可を出せば、難しい顔で断られてしまう。
ここまで言っておきながら拒否するという事に対し、蓮が頭を働かせて中年が求めている言葉を考え直せば、最後に言われた”乗り気ではない方と”という一言が引っかかった。
その事から中年が蓮に何を言わせたいのか、何をさせたいのかを理解してしまう。蓮はそれまで以上に苦々しい顔を浮かべながら、重く口を開いた。
「……お願い、しますっ……挿れて、ください……」
「おや、何を、どこに、ですか?」
「~~ッ!……おじ様のモノを、私の、ココ、にっ……!お願、いっ……!」
蓮が求めているだろう言葉を弱々しく口にするも、中年は意地悪い笑いを浮かべながら聞き返してくる。
あまりの屈辱に目を伏せて顔を真っ赤に染まらせながら、蓮は自身の秘部に指をかけ、割り開きながら中年の男根を乞う言葉を口にした。
それを聞いた中年は自身の意の通りの結果が得られた事に満足し、ようやくユーリヤの秘部から自身の肉棒を引き抜いた。
「そこまで求められては、仕方ありませんねえ。では、そうしてあげましょう、かっ!」
「ん、うああっ……!あ、っは……!」
そのまま引き抜いた肉棒を中年は蓮の開かれた秘部に狙いを定める。中年が腰を強く突き出せば、ユーリヤの愛液が滴っている肉棒はスムーズに蓮の秘部に入り込んでいった。
ユーリヤに中を舐め回された後という事もあり、蓮自身も十二分に受け入れる準備を整った状態で中年の肉棒を受け入れてしまう。
目の前でユーリヤとの性交を見せられて疼いていた膣を硬い肉棒で擦られた蓮は、思わず色の混じった吐息を漏らす。自分から求める様な言葉で誘ったのはあくまでユーリヤの為であるのに、そんな行為で思わず感じてしまうという自身の体を蓮は恨めしく思った。
「代わりになる、と言ったのは蓮さん自身ですからな。ここからは、容赦しませんよっ……!」
「あッ、あッ!?や、そこ、ンンッ!?」
そのままユーリヤにした様に奥を突き込んでくるかと蓮が身構えている所に、中年は少し腰を引いて秘部の入り口の辺りを小刻みに擦り上げる。
動きは小さいながらもその動きは的確に蓮の性感を煽り、備えていたつもりの蓮は途端に想像以上の快感を感じてしまう。雁首を使い一つのポイントの周囲を擦る中年の動きは、明らかに何らかの意図があってのものだった。
「はっはっは、やはりこの辺りが弱いようですなぁ」
「な、なん、でぇッ――ン、はああッ!」
「まぁ、経験と観察というものですよ。何せ”奉仕”は慣れていますからね」
的確に蓮の弱点を捉え続ける中年の動きに、声を抑える事も出来ず蓮は喘ぎ続ける。
風呂の中で蓮と交わった時、中年は体を動かさずに蓮の膣内を味わいながら、どこに擦られれば大きく反応が返るかを確かめていた。その事から蓮の敏感な部分に対し大まかな当たりをつけ、今になってそれを試していた。
その効果は覿面であり、疲弊した上に十分に愛撫された蓮の体は弱点をしつこく刺激し続ける中年の肉棒に耐えれないまま、秘部にあった疼きは確かな熱となってどんどん身体へと広がっていった。
「まぁ、このまま蓮さんの声を聴かせてもらうだけというのも良いものですが……やはり、こちらも気持ち良くさせてもらわなくては面白くないのでね。少々、強くしますよっ……!」
「え――ン、はああッ!あッ、あぁッ!!」
甘い声を上げる度に身体中に行き渡る快楽に蓮が翻弄されている中、急に中年が腰の動きを大きくし始める。
膣口辺りを擦る亀頭が、襞と襞を掻き分けて奥へと送られる。それに反応して締め付けた膣は、引き抜かれる雁首に絡み必要以上の摩擦を生む。
過剰なまでに肉棒を求める蓮の体の動きが、それまでの性交よりもより鮮烈に肉棒の存在と、中で動かれる事による快感を蓮自身の意識へと届けていく。
若者の時の男のみが体を貪るだけだった性交ではない、男女が相互に絡み合う性交。自身の意志に依らず肉棒を求めてしまう様に膣を作り変えられた様な、そんな不可思議な感覚と共に蓮は嬌声を上げて体を震わせた。
「あ、あぁぁッ!く、んッ!や、ああッ――ンううッ!!」
「くうっ……!いいですよ、そのまま締め付けて……!」
「あッ、あッ!やめッ、ダメ――んはあッ!!イッ……あぁぁッ!!」
子宮を小突かれる度に、頭が白くなる。中から引かれる度に、全身から力が抜けていく。
激しさこそ若者ほどではないのにも関わらず、より快楽を齎してくる中年の抽送を受け、蓮は簡単に絶頂を迎えてしまう。が、だからといって中年の動きが妨げられることは無い。
徹底的に蓮の体を味わい尽くすべく、中年は腰を振り続ける。一突きごとに微妙に角度を変えて亀頭を打ち込むポイントをずらし、蓮が刺激に慣れない様により反応を強く返す場所を探す。
その事で絶頂に対する閾値はどんどん下げられた様に、先程よりも遥かに短い時間で蓮が絶頂に至る。もはや膣は常時締め上げている如く強く痙攣を起こしていたが、その刺激にも中年は耐えて抽送を続けた。
「――はぁッ……あ……れ、蓮、さんっ……」
「おっと、シスターも少々退屈しています、なッ!指だけで悪いですが、こちらで満足して下さい」
「あッ、あッ!?や、ぁあ!?っふうぅぅ……!」
ようやく息を整え直して気を取り戻したユーリヤを見て、中年は蓮への抽送の傍ら未だユーリヤの菊門に差し込んだままだった人差し指も動かし始めた。
ユーリヤの後ろの穴はそれまでの”奉仕活動”によって何度も性交に使われ、今ではこちらだけでも性感を感じられる程に開発されていた。その上、何度も体を重ねた事で観察を済ませていた中年は、指の最小限の動きだけでも十分にユーリヤを喘がせられる地点を把握しきっていた。
膣よりも固く締め付けて来る菊門に抵抗されながら、指を第一関節の所まで引き抜く。その際に指先を僅かに折り曲げて内側を刺激し、もう少しで抜け落ちるという所から真っ直ぐ指の根元までをユーリヤの菊座に沈める。
ユーリヤの身体を熟知した中年の手付きに、落ち着きを取り戻したばかりのユーリヤは再び声を荒げていった。
「んんッ、あ、はぁぁッ!!あッ、あッ!おかしく、なっちゃ、ンゥッ!!」
「ん、っくぅッ!あ、はあ……ッ!うッ、くぅぅんッ……!」
高められた二人の身体がよすがを求め、目の前にいる肢体に手を伸ばす。蓮がユーリヤの背を抱き締め、ユーリヤが蓮の肩に自らの肩を乗せる。
体を完全にお互いに預け、共に中年から送られる刺激に耐え忍ぶ。重ねた胸が潰れ合い、性交で揺れればお互いの勃った乳首同士が擦れ合う。
異なる二人の声、互いの汗の匂いや体の柔らかな感触すらも性感のスパイスとなり、気分は雲の上にいるかの様に昂揚しながらも不安定に揺れ動いている。
いつ終わるかも知れぬ責めを二人で分け合う様に、必死で強く互いの体を留めて重ねる。どこかへ飛んでいきそうな意識を留めるものは、それだけだった。
「あ゛ッ、あ゛ッ!!も、限か――あああ゛ッ!」
「お、くぅッ……!わ、私、もッ……んぅぅ、っふうッ!」
「……っく……!ふッ、ふッ!」
声と共に強くなり続ける二人の体の反応に、中年も余裕と共に言葉を無くして必死で手と腰を動かし続ける。
探るように動かしていた手と腰は二人の弱い部分への大まかな狙いのみをつけるようにし、大きく強く動かす事に強く意識を割く。締め付けを増す蓮の膣内に耐えながら、もうすぐ訪れるだろう二人の絶頂の瞬間まで自分の限界を先送る。
三人の汗が中年の動きに合わせて弾け飛び、ベッドへ大粒の雫となって落ちていく。三人の体の震えはベッドにまで及び、ベッドのバネにより全員の体が小さく跳ね回りながらも交わり続ける。
体の感覚が全て相手に持っていかれた様な錯覚に包まれる。その感触以外、今考えられる事は無かった。
「イ゛ッ――あ゛、~~~ッ!!」
「ひ、んん゛ッ!!あ、あッ!は、ぁ゛ぁぁッ!!」
「ぐッ、おおッ……!」
蓮が今夜最も深い絶頂に至り、大きく全体が収縮する膣の感触を受けて中年は指をユーリヤの奥側で強く曲げる。
その刺激によって、ユーリヤもまた菊門での絶頂を迎えて体を大きく震わせる。それを確認した中年もまた蓮の膣の動きに耐え切れず、押し留めていた精液を一気に解き放った。
「奥ッ、でてッ……あ、ああッ……!ん、っふ……!」
「あ、ああッ……ッは、あ……」
「……ふうっ……っく……」
視界が白く染まるような深い絶頂を味わいながら、蓮は子宮へと溢れんばかりに殺到する精の熱を堪能し、腹の奥を内側から熱く満たす感覚に完全に身を委ねる。
ユーリヤは蓮の目の前でありながら尻だけで絶頂するという状況に背徳感を覚えながら、肛虐特有のどこか意識が抜け落ちていく様な感覚に意識を捉われ、虚脱感の伴う快感を目を瞑りながら感じ続けた。
「――ふう。さすがにもう、こちらも限界ですな。いやはや、お疲れ様でした」
「……あ……うっ……んっ……」
「……ッ、あ……はぁっ……」
「もう言葉も出ない、という感じですなぁ。ご満足いただけたようで何よりです」
蓮とユーリヤは中年の言葉を返す事も出来ず、ただ秘部から愛液と精液を垂れ流しながら、二人並んでベッドに体を崩れさせて途切れ途切れになった息を繋げていく。
その光景に、中年は自身だけで二人の女性を満足させたという征服感と達成感に浸る。初老の身でありながら、今でもこれだけ若い女を相手取れるというその事実が、快楽以上に中年に仄暗い喜びを与えた。
「……なぁ、親父……俺ももうちょっと、したいんだけど」
「ん?……お前も大したモノだなぁ。まぁ、これだけの女を食える機会などそう無いから、当たり前とは言えるが」
そんな心地良い疲労感に中年が包まれていると、息子である若者がいつの間にかソファーからベッドの上に戻ってきていた。その男根は何度も精を吐き出したにも関わらず、再び聳え立っている。
自分以上に出しているにも関わらずもう回復する息子の精力に呆れながらも、中年は目の前に力無く倒れる二人の女を見て仕方ないとも考えた。自身の生涯寝床を共にした者の中でも、上から数えた方が間違いなく早いこの二人の痴態を前に、ただ座っているだけというのは余りにも勿体無い。
「……程々にしとけよ。流石にもう二人共限界だろうからな、壊れてしまってはこの先困る。蓮さんも、これからも相手してもらうかも知れんのだからな」
「わかってるって。……ほら、シスターさん。ちょっと、さっきみたいに蓮さんの上に乗って」
「……へ……?……は、い……」
中年はベッドを後にし、冷蔵庫にある飲み物を探しに行く。流石にもう自身のモノは勃たない以上、息子に混じってもう一回戦とはいかない。
息子がどの様に二人を弄ぶのかを肴に、間近で三人を眺めながら酒を呑むというのも中々良いものだろう。独り善がりな性交ばかりする息子も、今のを見てやり口を変えるかも知れない。
これもまた、年長者の楽しみというものか。そう思いながら中年は冷蔵庫から酒を取り出し、グラスを持ってソファーに腰掛ける。肌に張り付く汗をバスローブで拭って、羽織って帯を軽く締める。
「あッ、あッ……!や、ああ……!」
「あ、だめ、えッ……!むり、ですッ……!あ、ッはぁ……!」
すぐ目の前で始まる臨場感溢れる目の前の光景を楽しみながら、中年はグラスを一煽りする。
淫猥な夜は、未だ明けるには遠かった。
蓮ちゃんユーリヤさん4P売春編でした。
「この小説蓮ちゃんだけヤってないやん」という事で、公平にするべく考えた話です。シナリオフックとしてユーリヤさんは犠牲になったのだ……。
どうせなら二人交えてガッツリ書いてみようって事で書き始めましたが、想像の10倍書くの難しかったです。多分いつもの5倍の冷や汗が分泌されました。
原作に無かったシチュの補完という意味では滅茶苦茶やってみたかった形だったので気合入れました。入れすぎました。
これ書くのも凄い時間かかったというのもあり、現状次回の予定は未定です。
ふんわりしたイメージ頼りで書き始めたというのもあって、大苦戦した挙げ句待たせてしまって申し訳無い気持ちで一杯です。 済 ま ぬ
当小説でもっと見たいヒロインは誰ですか?
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蓮ちゃん
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ユーリヤさん
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真魚ちゃん
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蜜柑さん
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夢ちゃん