知恵の対価
宵闇を照らすには不十分な仄暗い青の明かりが天井を満たし、各テーブルやバーのカウンターなど、店内各地に取り付けられた白の照明が、それぞれを隔絶する様に小さく辺りを照らす、そんな空間。
この店内にいる者達は、それぞれのテーブルで何かを待ちながら酒を舐めるか、相席する相手以外に届かぬ様に小さく口を動かすか。大きく分けて、その二種類の人間しか居ない。
その誰もが、酒を呑むバーでありながら一切の気を抜かず、鋭い目付きで辺りを睨み、相席する相手を睨んでいる。
CLUB”邪神の館”。それが蓮がいつもやってくる、そして今日もやってきた店の名前だ。
「よぉ蓮ちゃん。待ってたぜ」
「ええ、景気はどうかしら」
「ま、そっちよりはマシだぜ」
蓮は迷わずカウンター席の端、店内で最も暗い隅にて、独りでグラスを呷っていた男へと近付き、断りも入れずその左横の席に座る。
裏稼業の界隈の人間が集まり、情報を交換し合う場所。それがこのバーの実態であり、蓮の隣に居る男は顔馴染みの情報屋だ。
男とは蓮の広い情報網の中でもかなり長い付き合いで、互いに信用を置いている。事実、今日も蓮がこのバーに訪れた第一の理由は、この男に会いに来たからだった。
蓮と男は視線を交わさず、ただ前を向きながら互いにバーの暗闇を見つめた。
「抜かしなさい。……それで、どう?」
「ああ。蓮ちゃんが睨んだ通り、あの周辺は怪しいな。行方不明者が偏りすぎてる」
男は足元の鞄から畳まれたニ枚の紙を引き抜き、横の蓮へと渡す。
蓮は少し前、唐館市で今起こっている行方不明事件の精査を男へと頼んでいた。昨今、邪神教団の絡む事件は増加の一方であり、その中でも最もわかりやすい形が行方不明者の数と地点だ。
教団の求める”生贄”として、一般人は攫われる。とはいえ、ここ唐館における全ての行方不明事件が教団絡みという訳では無い。
故に蓮は警察から横流しされた資料の一部を情報屋の男へと渡し、その中で教団が絡んでいそうな事件を重点的に調べてもらっていた。
「二枚目の地図に、年代別でマークしてある。結果は見ての通りだ」
「……なるほど、ね」
男から渡された一枚目の紙には、行方不明者の名前、最後に目撃された時間、年齢と性別などがわかりやすく整理された状態で羅列されている。二枚目は、点を打たれた地図だ。
二枚目の地図には一枚目の情報を元に、事件が起こった地点がマークされている。いくつかの例外こそあったが、十代からニ十代後半にかけての人間ばかりが失踪している。
地図の一点を中心に、目に見えて多い若年層の失踪。蓮の求めていた情報が、そこにあった。
「いつもながら、調べるのが早くて助かるわ。警察に首を縦に振らせるよりずっと早いわね」
「はっ、こちとらコレで食ってんだ。犬如きにゃ負けねえよ」
蓮は男からもらった資料を持ち込んだ鞄にしまい込み、礼を言う。
正直な所、これと同じ情報を警察から得る事自体は不可能では無かった。唐館の警察に対して、蓮は裏の事件の解決という多量の貸しがあり、それを元に協力を仰ぐ事は出来る。
だが、組織というのは大きいほど足が遅くなる。特定個人に横流しする為に資料をまとめろ、などと真実を言えない以上、警察から齎される情報は細かさに比例して時間がかかってしまう。
そこで蓮は、大まかな情報を警察から、詳細を情報屋から得るという手を用いていた。
「ここまでわかれば、あとは隠伏地点ね……続けてお願いできるかしら」
「…………」
一連の失踪が近く、共通項がある。ここまでわかれば、教団絡みと考えていい。
あとは教団がどこに潜伏しているかがわかれば動ける。蓮自身も政次郎達と協力して調べるつもりでいたが、情報の早さで言えば男には敵わない。
蓮は男に教団の居場所も捜してもらうように頼み込むが、男はただ黙した。
「――悪いが、それは無理だ」
「……え?」
男は手元のグラスをひとつ呷ってから、蓮から振られた話を断る。
想定外の返事に、蓮は真っ直ぐバーへ向けていた視線を男へと向けた。
「わかってんだろ、こいつは深入りするにはキツいヤマだ。
男は蓮へ視線を向けず、感情を見せない無表情のままに口を動かす。
蓮と男は、情報の対価として情報を出し合っている。現地で動く掃除屋と、裏を嗅ぎ分ける情報屋。互いに情報を第一とする身であり、金銭よりも情報の交換を以て主な取引としている。
だが、情報の価値によっては、当然それだけでは済まない事もあった。
「三十。追加でその位はもらわねえと、動けねえよ」
「ちょ、ちょっと……さ、流石に厳しくないかしら」
「こっちも命懸けだ。蓮ちゃんだからここまで譲歩してんだ、本来五十はもらうトコだぜ」
男から提示される情報の値段に、蓮は顔を引き攣らせる。
いつもならばなんてことの無い値段ではあるが、今の蓮は先の倉庫街での事件による借金の為に、手元にまとまった金を残せない状況にある。
直前に蓮が解決した事件から今に至るまで、その僅かな合間にも借金と利息によって、蓮の手持ちは風に拐われる様に削られていった。
出せない訳ではない。だが、出せば苦しくなる。そんな数字が、情報屋の求める金額だった。
「悪いが、出すかどうかはここで決めてくれ。これでもこっちは忙しいんだ、この程度も即出せない相手にいつまでも構ってはいられねえ」
「う、うぐっ……!」
その上で、追い打ちが来る。事実、目の前の男は情報の正確さと早さから、このバーの中でもよく知られている情報屋だ。
自然、男に情報を依頼する者は多く存在している。そんな中でも、蓮は顔馴染みという事で比較的優先してもらってこそいるが、それはあくまで”優先”止まりでしかない。
ギブアンドテイク。それが男と蓮を繋ぐ、唯一にして絶対の関係だった。
「…………」
「……その沈黙が返事、って事でいいか?」
「う、うぅ……」
「蓮ちゃんの境遇には同情してるがね。こっちも商売だ、悪く思うなよ」
男は口を閉ざす蓮を一瞥し、その様子をそのまま返事として捉える。
情報屋として、男もまた蓮の状況を理解はしている。その上で値段を提示し、そして断られるだろう事も予想していた。
払えないものは仕方ない。男は自らの鞄を足元から拾い、席から腰を上げようとした。
「……ま、待って」
が、男が席を離れるより前に、蓮は男の手に自分の掌を重ねて小さく呼び止めた。
「……払うのか?」
「……それは……」
「無いならナシだ。わかってんだろ、この界隈は甘くないって」
男を繋ぎ止めながらも、蓮はその次の言葉を出せずにいる。
その様子は男から見て、金を出すつもりになったとはとても思えなかった。金を出し渋り、こちらへ譲歩を求めようとする人間特有の揺れ動く瞳。同じ目を、蓮は向けてきている。
しかし、いかに相手が顔馴染みと言えど、男はこと商売で意志を譲るつもりは無かった。
「まぁ、今回は縁が無かったって事さ。次の機会にでも――」
蓮に手を重ねられたまま、男は席から立ち上がり、そして手を振りほどこうとした。
「――一、晩」
「ん?」
「一晩……じゃ、ダメ……かしら」
だが、その直前に蓮が言葉を発する。唐突にして簡潔なその言葉を、男は理解し損ねる。
男が傍へ目をやれば、暗がりの中で頬を染めて俯く蓮の横顔があった。
「一晩、ってのは……」
「…………」
「……へえ?」
遅れてその言葉の含む所を理解する。考え違いで無ければ、まず間違いない。
一晩。蓮の一晩。それはつまり、蓮自身の身体を一晩差し出すという事に他ならない。
男にとって、蓮が提示したその対価は意外なものだった。蓮は見た目によらず身持ちが固く、そういった”女”を用いる事を、敬遠した上で行動している節がある。
故に最初は理解が遅れ、聞き間違いかと思った。だが、俯き続ける蓮の様子を見るに、そうではないらしい。
「何言ってるか、わかってるよな。それはつまり――」
とはいえ、”確認”は必要だ。こんな提案は、蓮との今までの付き合いの中では一度も無かった。
一時の心の迷いで口に出してしまった、という事はままある。故に、言葉の裏打ちは必要だ。
男は蓮の手に引かれ、自分の席に座り直した。
「――こういうコト、するって事でいいんだよな」
「っ……!」
男は蓮の細い肩を左腕で抱き寄せ、手を胸元に添える。
そのまま添えた左掌を大きく広げ、指全体に力を込めて蓮の胸を上から抑える。それにより、蓮の胸部にある女性的な柔らかさが、男の掌一杯に伝わった。
「言ったよな、三十だって。一晩でそれ相応ってんなら、遠慮はしねえぞ?」
「……ん、っ……!」
続けて男は抱き寄せた蓮の右脚へ自分の右手を伸ばし、短いスカートの下に控えめに隠された太腿に触れ始める。
男が太腿の表面を擦る様に小さく撫でると、掌の感触を意識した蓮は肩を小さく震えさせる。
肉付きの良い胸と脚を、男はじっくりと、しかし優しく触れていく。これはあくまで蓮の意志の確認であり、これ以上をするつもりは最初から無い。
――だが、この手を受け入れるのであれば。話は変わってくる。
「……に、二言は無い、わよ……っ」
蓮は肩を小さく狭め、恥じらいを見せながらもその手を退けようとはしなかった。
今の蓮に金銭的な余裕は無い、しかし情報は一刻も早く欲しい。情報を手に入れる早さ如何で、教団に捕らえられた人々や、これから先に犠牲となりえる人々を守れる可能性がある。
その可能性を思えば、自分の一晩など安いものだ。そう蓮は、自らの意志を固めた。
「……オーケー、場所移すか。近場のトコでいいよな」
「別に、どこでもいいわよ……」
男はにやりと片頬を吊り上げ、蓮の肩を抱いたまま席を立つ。
蓮の一晩。それは大金に見合うものではないが、同時に金に替えられないものでもある。
整った顔立ち、豊かに突き出た胸、丸みを帯びた白い脚、それでいて余計な贅肉の無い細い身体。誰がどう見ても美女と言うに相応しく、それでいて他者を寄せ付けない”掃除屋”。
そんな蓮が、自分から抱かれに来た。どんな大金を積んでも叶わないだろう、この機を無下にするのは、一人の男としては無理な事だ。
半ば諦めた様な表情を浮かべる蓮を抱き寄せ、バーにいる人間に見せつけるようにしながら、男は蓮と共に店の外に出た。
◆ ◆ ◆
「にしても、蓮ちゃんがこういう話を振ってくるとはねえ。正直意外だったぜ」
「べ、別にいいでしょっ……珍しい事でも無いでしょうにっ……」
「いやあ、珍しいぜ?俺がこういう話を受けるってのがな」
「ひゃっ……!」
ネオンサインの浮かぶ夜の街並を抜け、蓮と男は店の近くにあるホテルの一室へとやってきていた。
部屋に入るなり男は蓮の左肩に回していた腕で強く身体を引き寄せ、左胸を鷲掴みにする。先程の店内でのソフトタッチと異なり、今度は男としての欲を露わにした手付きだった。
実際、男がこういった身売り話に乗る事はそうそう無い。男の情報を求める相手がどんな女を宛てがったとしても、大概の場合は価格と釣り合わず、
が、こと今回に関してはその心配は無い。蓮の素性と性格はよく知る所であるし、女としても言うまでもなく上物だ。
「んっ……ちょ、ちょっとっ……ベッドまで我慢できないの……?」
「誘ったのは蓮ちゃんの方だろ?それにこんな胸、触らない方が失礼ってもんだぜ」
「あっ、う……!」
さらに男は蓮の身体を自分の胸で受け止め、右手で蓮の右胸をまさぐり始める。
蓮はその細身を完全に後ろから抱かれる形で、男に両胸を揉まれていく。性的な欲求を隠そうともしないその手付きを、蓮はただ身を竦めて受け続ける。
男は両の掌で蓮の”女”を存分に堪能しながら、少しずつ部屋の奥にあるベッドへと歩いていく。いつもはただ横目で眺めるだけだった膨らみを手にするという悦びが、一掴みごとに心を満たしていった。
「ああ、いいねえ。たまらねえなぁ、こりゃ……?」
「や、ちょ、嗅がないでっ……ひゃんっ」
男は心中の欲情を隠そうともせず蓮の胸を揉みながら、首筋に顔を寄せて香りを鼻で吸い込む。
振り向くまでもなくわかる程の吸気を首に感じて、蓮は身体を小さく捩る。そんな蓮の首裏に、男は今度は唇を軽く落とした。
過敏な部分に一瞬感じた唇の感覚に、思わず蓮は上擦った声を上げてしまった。
「ひゃんっ、だってよ。かわいいトコあるじゃねえか、蓮ちゃん」
「く、うっ……はっ、ん……」
蓮と共に緩慢に歩を進めながら、男は両胸を揉み続ける。
その手付きは次第に強くなっていき、手に収まりきらない蓮の豊かな胸をがっしりと掴みながら、各指先を動かして感触を味わっていく。
そんな男を拒絶する訳にもいかない蓮は、僅かに熱を帯びた吐息が出ようとする口元に握り拳を当て、ただ耐え忍ぶ事しか出来ずにいた。
「……さて、と。そら」
「ひゃっ」
男に背を押され続け、二人はベッドの傍へと辿り着く。そして男は、蓮をベッドへ軽く突き飛ばした。
ベッドに横に倒れ込んだ蓮は、身体を起こして体勢を戻そうとする。しかしそんな蓮の動きを制する様に、男はベッドの上に乗ると共に蓮の右手を取って詰め寄った。
「ちょっ、近っ……」
「おいおい、近いも何も無いだろ。これからこれ以上ないぐらいくっつくんだからよ」
「……っ」
そのまま男は蓮の顔を間近で覗き込む。男が少し前に出れば唇同士が触れ合うだろう、そんな至近距離まで迫られた蓮は、顔を男から横へと逸らす。
だが、それ以上は出来ない。男の手を払って逃げる事も、顔を男の目の前から逃がす事も、恥じてこの状況から逃げ出す事も。その全てを捧げて、自分は今ここに居る。
男に詰め寄られた事で、蓮はそれを一層強く自覚してしまった。
「さあて、と。まぁ、折角の機会だ、蓮ちゃんにはじっくりサービスしてもらうぜ?」
「……何、させるつもりなのよ……っ」
「安心しな、あまりハードな事は強いやしないから。蓮ちゃんがどう思うかは知らないけどよ」
目を逸らし続ける蓮の顎に男は左手を添え、親指で唇の下を小さく撫でる。
これから肉体関係を結ぶ、それを男のねちねちした指先が意識させる。視線を逸らしてもそこに男は居る、それを思い知らせてくる指を受け、蓮はちらりと視線だけを男の方へ戻した。
が、その瞬間に男は顔をさらに近付け、蓮の唇に吸い付いた。
「んうっ!?ふぅっ……ん、ぅっ!」
顎を引かれながら、男に唇を奪われる。突然の事に動揺した蓮の隙を突くように、男はさらに自らの舌を蓮の口内へと割り込ませ、口内を舐め回し始めた。
不意の口の中への侵入者に、蓮はたまらず自分の舌を引こうとする。が、それを男は許さないとばかりに蓮の舌を自らの舌で絡め取って動きを制する。
舌の表面から裏までを味わうかのように、男は蓮の口内と舌を嬲り、唾液を啜っていく。口内を好きにされた蓮は、嫌悪感と無力感の混ざった感覚の中で、舌が僅かに痺れるような気持ち良さを感じていた。
「はっ、あ……い、いきなり、何をっ……!」
「へっ、こんな所までやってきて余所見する方が悪いだろ」
男が口を離すと、蓮は慌てて口元を隠す。男のものとも蓮のものとも言えない唾液の糸が手に付着し、先程の行為を記憶が反芻してしまう。
確かに、こういった行為をすると言ったのは自分だ。しかし心の底から望んで挑んだ訳でも無い以上、蓮の心には未だに行為への躊躇いが強くこびり付いている。
今の蓮の心中は、今し方のキスに対する恥じらいと、これから自分がされる行為への不安が大半を占めていた。
「ほら、いつまでも恥ずかしがってないで、今度は蓮ちゃんから頼むぜ」
「う、うーっ……!」
「唸った所で何も変わらねえよ、割り切って楽しもうや」
顔を赤く染めて唸る蓮を、男は小さく嗜める。
実際、これからする行為を考えればこの程度で恥ずかしがってはいられない。とはいえ羞恥心を完全に捨て去る事も、男に言う通り情交を楽しむ事も難しい。
男は未だに蓮の顎を指で掴んだまま、蓮が動くのを待っている。先程のキスを、今度は自分から。それを考えただけで頭は羞恥で茹だりそうになる。
――だが。
「……んっ……」
蓮は目を強く瞑り、唇を数センチ前に突き出す。それだけで、唇同士は柔らかく触れ合った。
本来は親愛を意味する、しかし今夜に限ってはただ次の行為への繋ぎでしかない。そんな情の伴わない、しかし熱を捨て切れない口付けを、蓮から行った。
「…………」
「っ……」
しかし唇を合わせられても男は動じず、ただ蓮の唇を受け続ける。無言の圧力は、そのまま男の不満でもあった。
男が今求めているものは、先程示されている。それを蓮はわかっている、わかった上で躊躇していた。
今度は、自分から。先程男がやってきた行為を、そのまましなければならない。
「っん、ふ、うっ、ちゅ、ぅっ……」
蓮はいくらかの間、ただ触れ合うだけのキスに時間を費やしてから、口を小さく開いて舌を遠慮がちに前へと伸ばした。
それを待っていたとばかりに男は合わせて口を開き、蓮の舌を受け入れる。男の口付けに比べれば遥かに拙い、しかし確かに男を求める口付けによって、舌と舌が絡む。
消極的な蓮の舌と、それを受ける男の舌が互いを舐め合っていく。防音が為された静かな部屋の中で、粘ついた小さな水音が口内で響き、耳にまで伝わっていった。
「――ぷはっ……あ……」
「及第点ってトコか。ムード出すなら、もうちょっと激しくした方がいいぜ」
「……余計なお世話よ……」
いくらかの息苦しさを覚えた所で、蓮の方から口を離す。
望まぬ口付けを強いられた上にダメ出しまで食らい、ただでさえ恥ずかしい蓮の心境は今や顔から火が吹き出そうな程にまで達していた。
そんな蓮の様子を見て、男は唇に付いた蓮の唾液を舐め取ってから、自身の左手を蓮の左手へと合わせ、完全に蓮に覆い被さる体勢を取った。
「まぁその辺は、しっかり今夜教え込んでやるよ」
「……んっ、んううっ……!」
そのまま、男は身体を蓮の身体に密着させた上で、再び深く口付けを行い始める。
両手を取られて身動きを制された蓮は、自らの口内を探るように動き始めた男の舌を、ただ目を瞑り続けて受け止め続けた。
情報料:¥300,000 蓮ちゃんの一晩:プライスレス
売春するルートは多ければ多いほど良いとされている
当小説でもっと見たいヒロインは誰ですか?
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蓮ちゃん
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ユーリヤさん
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真魚ちゃん
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蜜柑さん
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夢ちゃん