※この作品はR-18です。

Ith-Videoは観測する   作:灰の熊猫

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*男と女と

「んっ、ううっ、ふ、じゅるっ、んふぅっ……!」

 

 蓮の口内へと入り込んだ男の舌は徐々に激しさを増していき、互いの舌が触れ合う水音は大きく変わっていく。

 深く合わせられた唇と、口の中を嬲る様に動き回る男の舌の熱に、蓮の意識は浮かされて朧げになっていく。言葉を封じられ、舌が絡まり、唾液を啜られる。その全ての感覚に、思考は少しずつ酔わされてしまう。

 

「っは、いいねえ、いい顔してるぜ、蓮ちゃん」

「……っ、見ないでっ……」

「そりゃ無理だ」

 

 ようやく唇を離した男は、呆けて目と口を半開きにする蓮の表情を見下ろし、満足気に笑う。

 元々誰もが目を引くだろう美女が、自分の思うがままにされる。そんな状況がいやが上にも男を興奮させ、これからの事への期待を高めさせる。

 その一方で蓮は、顔見知りの相手に呆けた顔を見せてしまった事に恥じ入っていた。

 

「そら、蓮ちゃん。今度はベロだけ伸ばしな」

「……?……んっ」

 

 口内に残った脱力感と恥ずかしさにより、思考力が鈍った蓮は男の言うがまま、自分の舌を真っ直ぐ伸ばす。

 舌を伸ばし切ってから、ただ男に舌だけを晒す自分の姿が客観的にどう見えるかを考えてしまう。とはいえ、一度男の指示を聞いて動いた以上、舌を引っ込める事も出来なかった。

 

「んぅっ……!?は、ふっ、ん……!」

 

 宙に浮いて突き出された蓮の舌を、男は同様に口から舌を伸ばして触れ合わせる。

 舌のみを合わせるキスに強張る蓮の舌の表面を、男は舌先でなぞっていく。男の舌が柔らかく上下左右に動き、蓮の舌の先端から半ばまでに重ねられていく。

 あえて唇を合わせない事で、蓮の意識は伸ばした舌にのみ集中してしまい、男の愛撫に等しいキスによる心地良さが湧き上がってきていた。

 

「ん、んっ!ふ、んっ、う」

 

 その上で、男は蓮の手から両手を離し、下から滑り込ませるように蓮の両胸を掴む。

 舌を舐めるキスを続けながら、男は両手一杯で蓮の胸を揉みしだいていく。舌からは痺れる様な心地良さが、胸からはぞわぞわとした感覚が走る。

 その両方を同時に受ける蓮には、言葉に出来ない感覚が押し寄せ、脚を震えさせる事しか出来ずにいた。

 

「っは。こうしてると、なんか恋人みてえだなぁ?」

「ッ、そんな訳無いでしょ、酔ってるの……!?」

「酔ってるぜ?蓮ちゃんに、だけどよ」

 

 男が頭を持ち上げると、触れ合っていた舌先も離れていく。しかし蓮の胸を揉む両手は離さず、愛撫を続けながら男は軽口を飛ばした。

 蓮からすれば、これはただ情報料の代用としての行為であり、情などある訳も無い。だが、今男からされた事を傍から見れば、男の言う通りに深い仲と取られかねないだろう。

 

「こういう事していいって思うぐらいには、蓮ちゃんが俺の事好きだったなんてなあ。いやあ、情報屋冥利に尽きるね、全く」

「やっ……ただ金が足りないってだけよ……」

「はいはい」

 

 軽口を続けて叩きながらも、男はその掌を蓮の胸に当て、突き出た胸を下から持ち上げる様にしながら揉み続けている。

 服の厚い生地に妨げられながらも伝わる柔らかさを、自由に堪能する。蓮からすればその手付きはただむず痒いだけのものではあったが、長らく触り続けられた事で感覚は徐々に鋭敏になってきていた。

 

「そろそろ、胸(ココ)を見せて欲しいんだけどよ。脱いで見せてくれねえか」

「……っ、わかったわよ……」

 

 男は蓮の胸から手を離し、密着する姿勢から体を起こして一旦距離を置いた。男が離れた事で蓮は身動きする自由を得るが、それはただ男からの要求を叶える為だけの仮初のものでしかなかった。

 蓮はベッドに寝転がったまま、男の命じた通りに自分の胴を抑え込むコルセットを緩めて外す。そうして締め付けから解放された服の合わせ目を、上からゆっくりと外していく。

 そうして蓮は、自らの身体を覆い隠す服を、自ら男に向けて開いた。

 

「自分で左右に開けな」

「……こう……?」

「へへ、いいねえ、唆るぜ」

 

 中央のみが開けて半端に肌色が覗く状態から、蓮は分かたれた合わせ目の両側を摘み、ゆっくりと左右に引っ張っていく。

 それによって左右に引かれた上着の布地は脇腹に降り、ただ袖だけが留まる状態となった。

 白い肌・大きな胸・くびれた腰付き。異性を惹かせる身体と、胸を隠しながらも飾るレース付きの黒いブラジャーが晒される。男の突き刺さる様な視線から、蓮は顔を背けて逃れようとした。

 

「それじゃ、遠慮無く触らせてもらおうかね」

「んんっ……!や、あ……そんな、いきなりっ……ん!」

 

 恥じ入る蓮を無視し、男は再び蓮の身体の上に被さり、ブラの下から両手を差し込むようにして直に両胸を揉み始める。

 何にも遮られず感じる男の生の掌に、思わず蓮は声を上げる。服の上から揉みしだかれていた事で高まっていた肌の感覚は、必要以上に男の手付きを感じ取らせ、蓮に声を漏らさせてしまう。

 男は胸を揉まれて悶える蓮の反応を楽しみながら、次に固くなり始めている蓮の乳首に触れた。

 

「ひゃっ!あ、やあっ、そこっ……ダメ、それっ……ん!」

 

 目で見るまでもなく、下着の裏で固く凝りだしている乳首を男は摘み、周辺を擦る。

 胸の尖端に触れる毎に蓮は一層高い声で鳴き、声は艶めいていく。明らかに男の愛撫で感じている蓮の声や姿が、より男の欲情の火を煽っていった。

 

「あぁ、柔らけえなあ……蓮ちゃんも随分気持ち良さそうだし、な」

「――ッ、ん、ふ、っ……あっ!あ、んんっ!」

 

 男が好きに胸を弄り回し、その手に悦を得ているのを声で示してしまっていると気付いた蓮は、両手を口元に当ててそれに耐え忍ぼうとする。

 だがそれを見た男は、今度は蓮の胸を覆うブラを上からずり下げ、裏から出てきた胸の頂点に口付ける。そして唇で挟み込みながら強く吸うと、蓮の声は再び部屋に響き渡った。

 

「ん、んんっ、ひうっ、う、あ……!やめっ、てぇ……!」

「ははっ、いいねえ、いい声だぜ」

 

 男は蓮の左胸を右手の内に収めながら、右胸に吸い付く。柔らかく膨らんだ蓮の胸は、男の思うがままに形を変え、その様子が女を物にするという男の本能に基づく欲求を擽る。

 自由にされる蓮も、差し出した身体を男に触られるというシチュエーションと、絶えず自らの胸を刺激され続ける事によって、最初に感じていたむず痒さが緩い快楽に変わりつつあった。

 男は蓮の身体を自由に味わい、蓮はそれに応えて声を上げる。悩ましく色付いた蓮の声が、二人の内に秘める肉欲を僅かだが確かに盛り上げていく。

 

「さて、そろそろ俺も蓮ちゃんに気持ちよくさせてもらうか」

「はぁっ……う」

 

 いつまでも弄り続けていたいとすら思える蓮の身体だったが、男はその欲求から一度離れて自分のズボンに手をかける。

 ズボンを下ろせば、そこには既に裏から押し上げられて山を成している男の下着があった。誰から見ても明らかな性欲の発露を、蓮は確かに目で見てしまう。

 大きく膨らんだ性器。その下着の裏にあるだろうモノの大きさと硬さを、蓮は姿を見ただけで想像してしまう。それが今夜、自分を犯す。

 それを考えた蓮の胸の内は、犯される事への僅かな恐怖と不明瞭な胸の高鳴りで占められた。

 

「へへっ、そんな熱っぽい視線送られると照れちまうなあ」

「そ、そんな目で見てないわよ!」

「どうだかな」

 

 続いて下着を脱ごうとした所で、男は蓮からの視線に気付いて一度その手を止める。

 蓮は慌てて取り繕ったが、男の下半身に強く視線を向けていたのは自分自身でもわかっていた。無意識ではあったが、疑いようも無く自分が男を意識していたのは事実だ。

 そんな蓮の心を見透かした様に、男は嘲笑った。

 

「そんなに見たいんなら、見せてやるぜ。ホラ」

「……っ」

 

 男は止めていた手を下へ動かし、わざとらしく下着に引っ掛けて己の肉棒を蓮の前で露出する。

 跳ね上がる様に飛び出た男の肉棒は下腹部で反り立ち、男の興奮の程を一目でハッキリとさせる。太く膨らんだ肉棒は血管が浮き出て見える程に張り詰めており、亀頭は赤黒く光っている。

 嫌でも”男”を意識させるその見栄えに、蓮は小さく固唾を呑んだ。

 

「いつまでも睨んでないで、やる事やってくれよ」

「ど、どうすればいいのよ」

「まぁ、まずは無難にしゃぶってもらうかね」

 

 下半身だけを晒した男はベッドの縁から中央へと移動し、そこで蓮へ向き直りながら胡座をかいて座り込む。

 座り込んだ男は肉棒の根本を手で摘み、蓮へ尖端を向ける様に肉棒を斜めに傾けて見せつける。口に含みやすい様に向けられた肉棒と亀頭を、蓮はじっと見つめた。

 しゃぶる。これを、今から。お世辞にもいい味がするとは思えないグロテスクな肉柱を向けられ、蓮は流石に尻込みして頭を僅かに後ろへ引いた。

 

「おいおい、一晩言う事聞くって言ったのは蓮ちゃんだろ?フェラぐらいでビビってんじゃねえよ」

「ビ、ビビってなんかないわよ!やる、やるわよ……!」

 

 男の嘲笑に近い苦笑いを、しかし蓮は挑発として受け取った。

 性行為に対する抵抗はある、しかしそれを持ち前の勝ち気さで抑え込み、蓮はうつ伏せに近い姿勢で男の股座へ一気に頭を近付ける。

 しかし、漂ってくる鼻の奥を突く様な男の性臭が、それに唇を付ける事を蓮に拒ませた。

 

「っ」

「おいおい、焦らしプレイか?」

「そ、そんな訳ないでしょ!……んむっ!」

 

 催促の様な男の皮肉に、蓮は一瞬の躊躇を振り払い、一気に肉棒の半分までを口に収める。

 先程鼻先で感じていた臭いは、恥垢の味と共に口内から鼻奥へと伝わり、嗅いだだけの時よりもより色濃い男の性を蓮に伝えていく。

 味覚も嗅覚もおかしくなってしまいそうな、言葉で表現しきれない苦さと臭みが入り混じった肉棒が口の中で僅かに跳ね、唇の内側を擦っていく。

 

「んっ、ふっ、う、んむっ、んんぅっ……!」

「あー、あったけえ……」

 

 それに負けじと、蓮は口を窄めて舌を肉棒へ這わせる。

 一舐めごとに感じる男の味が、味覚を少しずつ麻痺させていき、恥垢の味だけに意識は集められていく。嗅覚もまた同様に、男の臭いだけに支配されていく。

 明らかに口に含むべきでは無いそれを、丹念に舌で舐め上げる。それだけでは男は満足しないだろう、そう考えた蓮は唇で肉棒を抑えたまま、頭を上下に動かし始めた。

 

「んっ、むうっ、じゅぷっ、んむ、ん、じゅるっ――」

「うおっ、ほぉ……!結構、上手いじゃねえか、蓮ちゃん」

 

 蓮は頬張りながら男の肉棒に唾液を纏わせ、それによって唇との滑りを良くする。

 水気を得た口は窄まりながらも男の肉茎を擦り上げ、絡む舌が汚れた全体を掃除していく。想像を超える蓮の口使いから齎される快楽を、男は背を反らせて堪能していった。

 

(……なんか、ボーっと、してきちゃう……)

 

 男を味わう味覚と嗅覚が、蓮の意識を少しずつ変容させていく。

 口全体に広がる男そのものの臭みと苦味は、自らの意思で頭と舌を動かす毎に慣れていった。最初にあった躊躇は今は完全に無くなり、蓮はただ奉仕する唇と舌に意識を集中させていく。

 鼻の裏を突く様な性臭も、一度慣れてしまえばさしたる感想も抱かなくなった。必要以上に抱いていた意識は、奉仕をしなければならないという義務感に変わり、意識の内にも男を受け入れさせていく。

 浮ついた様な意識の中で、蓮は自分の下腹部に僅かな疼きを感じ始めていた。

 

「こりゃいいねえ……口、止めるなよ」

「んっ……!んむ、ふ、むっ、じゅる、るっ」

 

 少しずつ熱が篭っていく蓮の奉仕を受けながら、男はベッドへ垂れ落ちている蓮の胸の下へ両手を潜り込ませ、持ち上げる様にしながら揉み始める。

 肉棒では蓮の唇と舌を、掌では蓮の胸の柔らかさを愉しむ。およそそれは男の欲だけを考えた行為ではあったが、また胸を触られ始めた蓮はその掌の感触に身体をぞわぞわとさせる。

 男への奉仕によって性のスイッチが入った蓮の身体は、胸を揉まれる事への心地良さを覚え始めてしまっていた。

 

「んっ、ふうっ、あ、んっ、ちゅう、うっ」

「くおっ……」

 

 胸を触られる事への悦楽が、そのまま蓮の舌使いに直結する。

 蓮はもはや一つの躊躇も見せず肉棒にしゃぶりつき、自らの奉仕によって汚れが落とされた部分を積極的に舌で撫でていく。

 頭を引き、亀頭を唇で抑えて鋭い雁首を舌先で舐める。茎の根本まで口に含み、裏筋に舌体を這わせる。男に言われるまでもなく、男を悦ばせる動きを蓮は取っていく。

 隅々まで行き渡る蓮の奉仕に、男の肉棒はぴくぴくと脈動をし始めた。

 

「っ、蓮ちゃん、一回口離しな」

「――ぷぁ……え……?」

 

 射精まで奉仕させる、そんな蓮の予想を裏切って、男は蓮の頭を撫でて制止させる。

 蓮は酔った様な表情のまま口を離し、上目遣いで男を見上げる。”掃除屋”ではない、未だ見たことの無かった”女”の顔が、男に向けられた。

 

「どうせ出すなら、蓮ちゃんのその胸で出してえからな。頼むぜ」

「……わかったわよ」

 

 男は胡座を解き、ベッドの中央で仰向けに横たわり脚を自然に開く。それに合わせて、蓮も男の両脚の間に正座で座り込んだ。

 なんで男はこんなものが好きなのか。そう考えつつも蓮は男の両脚の付け根を自身の膝の上に乗せ、これからの行為がしやすいように男の腰を浮かせてやる。

 そして蓮は、自身の胸の谷間の隙間へと男の肉棒を自ら招き入れた。

 

「おっ、おおっ……包まれる……」

「し、静かにしてよ、恥ずかしいでしょ……」

 

 蓮は自分の胸を手で寄せる事で、谷間へと挿れた肉棒を完全に胸の内に収める。

 肉棒全体を包み込む柔肉の感触に、男は吐息を漏らす。なんといっても、蓮の胸に己の欲望を挟んでもらっているという状況が、男の興奮を引き出している。

 情報屋と掃除屋として顔を合わせていた時、常に意識の一部はこの胸に惹かれていた。あの胸を触ってみたい、自由にしてみたい。これまで隠してきた欲が、今こうして現実に叶っている。

 それを改めて自覚すれば、肉棒の熱はより高まった。

 

「んっ、ふ、うっ……ふっ、んっ、う……」

「くうっ……!」

 

 照れ隠しに蓮は強く胸を寄せ上げ、より肉棒へ圧力をかける。

 どこまでも沈み込む柔らかさを持ちながら、全方位から抑え込む様な肉圧が肉棒に伝わる。その状態のまま蓮は、唾液を谷間へ一塊落として胸を上下に揺すり始めた。

 きめ細やかな肌を持つ柔肉が、唾液によって滑りを得る。圧をかけながら揺すれば、男が感じている心地良さが蓮にも伝わるように肉棒は不均一な脈動を見せ、合わさった肉の隙間の内で暴れた。

 

(……出すなら、早くしなさいよっ……)

「お、おっ、お……!こりゃ、たまらねっ……!」

 

 寝そべりながら肉棒が行き交う谷間を見下ろす男の気持ち良さそうな顔を見て、蓮は肉棒を挟み込む胸の動きを少しずつ細かく、早くしていく。

 柔肉を往復させられていく男の肉棒はその快楽に跳ね上がろうとするも、それすらも抑え込む肉の圧力が許さない。しかし谷間で埋もれながら動こうとする力は、蓮の胸の感触をより強く味わう事にも繋がる。

 蓮の美乳で擦り続けられるその光景と感覚が、男を限界へと高めていった。

 

「やっべ、もう出るっ……蓮ちゃん、そのまま頼むぜ……っ!」

「……勝手にすれば、いいでしょっ……ふっ、ん、ん……!」

 

 両胸の中で暴れる肉棒が、男の限界を蓮にも教える。

 自らの胸を肉棒に擦り付ける最中、唾液に塗れながらも完全には消えきらない性臭が蓮の鼻へと届く。強い男の自己主張が、蓮の内にある女を意識させてしまう。

 今この瞬間は、情報屋と掃除屋ではない。奉仕される男と、奉仕している女に過ぎない。

 現状を客観的に理解しようとする理性から逃れようと、蓮はさらに強く男の肉棒を胸で抑えつけた。

 

「あっ、出るっ、出る――うッ!!」

「んっ……!」

 

 圧迫感が強まったその拍子に、男は射精の時を迎える。

 蓮の谷間の奥深くにて達した男の肉棒の尖端から、勢い良く白濁が飛び出す。最初の一絞りが蓮の頬や唇、顎に降り掛かり、それから後に出た精が谷間の上に粘ついた水溜りを作る。

 その熱さに目を伏せながらも、蓮は男の射精が終わるまでずっと自らの両胸を抑え、無意識の内にその柔らかさによって肉棒から精を絞り続けた。

 

「はぁー、あぁ……良かったぜ、蓮ちゃん……」

「……あ……」

 

 射精が終わり、僅かに肉棒が力を失うと、肉棒は谷間から引き抜かれる。

 離れていく肉棒を、蓮はどこか名残惜しそうに熱っぽい目で眺めた。

 

「ほら、眺めてねえで。蓮ちゃんのせいで汚れちまったんだ、またお掃除頼むぜ」

「…………んっ」

 

 そんな蓮に対し、男は精に汚れた自らの肉棒を差し出し、再度口による奉仕を乞う。

 了解の返事もせず、それに応じた蓮は半勃ちで留まっている肉棒を根本まで口にし、ゆっくりと全体に舌を伸ばしていく。

 濃い精の味と残り香が口内に広がるも、不思議と蓮はそれに嫌悪感を抱かず、ただ無心に舐めていった。

 

「んむ、ふ、じゅる、ちゅう、うっ」

「おおっ……意外とサービス精神あるねえ、蓮ちゃん……うっ」

 

 根本から半ば、半ばから亀頭まで、順繰りに蓮は舌と唇で綺麗にしていく。それだけでなく、亀頭の尖端に中途半端に残っていた精を、蓮はストローを使う様に吸い上げてみせた。

 熱心な奉仕に反応を見せる肉棒の根本に、さらに蓮は自分の右手を添え、細い指を絡ませていく。亀頭を舐めながら、蓮の細い指が唾液に濡れた肉茎の根本付近を上下に行き交って擦り上げた。

 

「っ……へへ、なんだ、蓮ちゃんも乗り気なんじゃねえか」

「ぷはっ……別に、いちいち何か言われるのが嫌だっただけよ」

 

 それにより、男の肉棒は再び十分な硬度を取り戻してそそり立つ。そこまで行った所で、蓮はようやく口を肉棒から離した。

 事実、これはただの前戯に過ぎない。次の”本番”を思えば、どうせ蓮の手によって男を勃起させろ、と言われるのは目に見えていた話だった。

 命令されるのが嫌だから、先んじてそうしただけ。そう考えて蓮は行動に移した。

 ただそれだけ。ただそれだけの、筈だ。

 

「……ん、ふ……」

 

 頬や顎についた精が外気で冷えるのを感じ、蓮はそれを指で掬い取る。

 精の残滓が付着した指先を、蓮は何も考えず口に入れて舐め取った。

 

「ははっ、なんだ、そんなに俺のが美味かったのか?」

「――……ッ!ち、違うわよ!た、ただ汚れてたから、それで……!」

「それで舐めた、って?どっちにしろ嬉しいねえ」

 

 ほぼ無意識の内に取った行動を指摘され、蓮は顔を真っ赤にする。

 事実、蓮にしても何故そんな行動を取ったのかわからなかった。ベッドのシーツで拭うなり、他にもいくらにも顔を綺麗にする方法はあったハズだ。

 ただ、楽だったから。その方が楽だったから、ついそうしてしまった。

 

「こりゃ、この次も楽しみだなあ」

「……次は、何をすればいいのよ」

「うーん、俺からスるのも良いけど……どうせだし、蓮ちゃんに動いてもらおうかね」

 

 男は考える素振りを入れた後、仰向けになったまま蓮の腕を引っ張る。

 その力に引かれるままに、蓮は男と身体を合わせ、上から抱き着いた様な姿勢になった。

 

「上になって動いてくれよ。特等席で見させてもらうから、さ」

「……結構趣味悪いわよ、あんた」

「この位普通だろ、男なら」

 

 二人は間近で見つめ合い、要求が交わされる。

 男の身体に乗った蓮の腹の辺りを、肉棒が押し上げる。股座から臍の辺りまで届くその長さと熱を身体で感じた蓮は、先程に感じた下腹部の疼きをまた思い出してしまった。

 




キスも欲しい!胸愛撫も欲しい! フェラも!パイズリも!!
ゲーム中前戯の全てが欲しい!!!(強欲)

当小説でもっと見たいヒロインは誰ですか?

  • 蓮ちゃん
  • ユーリヤさん
  • 真魚ちゃん
  • 蜜柑さん
  • 夢ちゃん
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