※この作品はR-18です。

Ith-Videoは観測する   作:灰の熊猫

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*情念が欲す

「しっかし、エッロい下着着けてんなぁ蓮ちゃん」

「……じろじろ見ないでよ……」

 

 男の股座の辺りで体を起こした蓮は、腰を浮かせて自らの下着を脱ぎ始める。スカートの縁から下ろされていく蓮のショーツを見て、男は他意の無い感想を言った。

 側面はリボンの様な結び目がある紐で繋げられ、背面はほぼ布地の無い丁字形を成すショーツが、男の目を吸い寄せる。まじまじと眺めてくる男をなるべく意識せず、蓮は早々にショーツをベッドの下へ脱ぎ捨てた。

 

「――んっ」

「なんだ、上も脱ぐのか?」

「……もう邪魔になるから、ってだけよ」

「違えねえや」

 

 そのまま蓮は、袖だけを引っかけていた上着と、男の手によって胸の上までずり上げられていたブラジャーも外して、ベッドの外へと放る。

 中途半端にはだけた状態だと、動く時に気になって仕方ない。蓮からすればただ邪魔になる物を最初に外したに過ぎない行為だが、男からの見え方は異なる。

 上着を脱ぎ、ブラを外しただけでふるんと揺れ動く双丘は男を魅了し、隠すべき所はほぼ見えていたとはいえ、服を自ら脱いで上半身を全て晒して見せる姿は、蓮が男を誘っている様にも見えた。

 

「んんっ……あっ、ん……」

 

 そんな男からの眼差しに見ない振りをして、スカートのみを着けた状態となった蓮は肉棒の茎を自らの女陰に添える。

 目の前で見せられた蓮の脱衣もあって、男のモノは今にも挿れたいといきり立っていたが、蓮自身にも準備は要る。唾液に塗れながらも硬く熱された肉茎を、蓮は自分から陰裂に擦り始めた。

 それ自体が前戯に近い摩擦に、蓮の疼きは下腹部に溜まっていく。肉棒を前後に擦り続ければ、次第に疼きは熱となり、熱は悦楽の電流へと変わる。

 

(大きい……こんなのを、今から挿れる、のよね……)

 

 蓮が腰を前後に振れば、その大きさと太さを陰部で感じ取る。

 明らかに指よりも太く、硬く、熱い。それが今から、自分の身体を貫く。嫌でも意識するその事実が、蓮の”女”を揺り起こしていく。

 気付けば擦り合わせる陰部からは、温かな愛液が滴り始めていた。

 

「あっ、は、あん……んぅ、ん、ふぅっ……」

「うお、お……いいねえ……」

 

 蓮の蜜壺から滲み下りてくる愛液が、腰の動きによって肉茎全体をコーティングしていく。

 その蜜の熱さと適度な滑り、腰が動く毎に緩やかに動く蓮の胸、そして艶めかしく漏れる艶声が、男から淫欲を引き出していく。揺さぶられる本能が、肉棒を小刻みに震えさせる。

 今すぐ腰を突き上げ、この女を味わいたい。腰を掴み、好き勝手に蜜壺を貪りたい。そんな本能からの呼びかけを心中に抑えながら、男は動じずに蓮の素股を受け続けた。

 

「そろそろいいだろ。随分気持ち良さそうだけど、このままじゃ生殺しだぜ」

「んっ、う……き、気持ちよくなんてなってないわよ……!」

 

 滑りを得てリズミカルに肉茎の上を前後する蓮の秘部は、既に十分な水気で濡れている。

 押し殺した喘ぎと共に前後させる腰使いと、薄れた目で感覚に浸る蓮の表情は、どれだけ蓮が口で否定しても明らかな欲情の証だった。が、それを愉しむ余裕も男からは消えてきている。

 柔らかく熱い陰唇の感触だけでも男としては十分に心地良かったが、肉棒はその先の快楽を求めて蓮の陰裂を押し上げて、蜜壺の内に侵入する事を乞うていた。

 

「い、いく、わよっ……んっ……!」

 

 男に急かされた蓮は腰を僅かに上げ、男の肉棒を自身の指で真上に向けさせる。

 そのまま亀頭を自ら陰裂の中心に添え、腰をゆっくりと真下へ下ろし始めた。

 

「う、ぅ、あっ、はぁっ……んんんっ……!」

 

 蓮の腰が沈む毎に、肉襞で詰まった蜜壺を男の肉棒が押し拡げていく。

 自分の腹部を身体の裏から拡げられる感覚を受けながら、蓮は徐々に濡れそぼった女陰に男根を収めていく。肉体の抵抗により息は詰まるも、それ以上に内側から男に満たされていく感覚がちりちりと蓮の思考を焼いていく。

 もはや誰の目から見ても明らかな程に熱を帯びた喘ぎを漏らした後、蓮の尻肉と男の太腿が触れ合い、肉棒の全てが蓮の蜜壺へと収まった。

 

「んくっ、ん、う……大きっ……」

「くう……こりゃ、いいねえ……っ」

 

 身体の深部に深々と突き刺さった肉棒は、先程口や胸で感じた以上の大きさを蓮に錯覚させ、肉襞の内に収まった事による男の歓喜の震えは、蓮の最も弱い場所を押し擦る。

 膣の抵抗を物ともせずそこに在り続ける異物の存在感と、男という性を女へ教え込む肉柱の太さと硬さが、蓮の感覚を支配する。

 男を受け入れた感覚は蓮の膣を絞り、それが男をさらに悦ばせる締め付けへと変わった。

 

「あ、はうぅっ……やぁ、これ、だめえっ……」

 

 ただ挿れただけ、それだけにも関わらず蓮は膣内からじわりと広がる様な快楽に自分の体を抱き締め、腰を小さくくねらせる。

 肉襞の一つ一つが逞しい男根に絡み吸い付き、下腹部の裏で脈打ち膨らむ亀頭と肉茎の全体像が想像をするまでもなく蓮の身体へと教え込まれていく。

 ”女”を満たされた蓮は、誤魔化しようも無く悦に浸り、挿れた状態から動けずにいた。

 

「へへっ、俺のモノで気持ちよくなってるのはいいけどよ、そろそろ動いてくれねえか」

「ち、ちが、うっ……気持ちよく、なんか、あっ……んぅっ」

「そんなトロけた顔見せておいて、今更だぜ」

 

 そんな蓮を意識を戻す様に、男が蓮の尻に両掌で触れる。

 大きく丸みを帯びた尻肉は軽く手で触れるだけで沈み込み、胸とはまた異なる張りのある肉の感触が男の欲を煽る。男が動くのを待ち切れず両手で尻を揉めば、それだけで蓮は悩ましい声を漏らす。

 情欲に染まった蓮の身体は、男から齎される全ての感覚が悦楽に繋がっていた。

 

「んっ……!んふっ、あっ、はぁっ……あっ、んっ……!」

 

 男に言われた蓮は、ゆっくりと腰の上下運動を始める。

 腰を上げれば亀頭の雁首が肉襞に引っかかり、腰を下げれば膨らんだ肉茎が蜜の滴る内側を掻き分ける。その感覚に耐えて腰を往復させれば、男に内を征服される快楽が自分のペースで襲いかかり、その感覚によって蓮の胸は小さく震える。

 男の意志で犯されるのではなく、自分の意志で肉棒を擦っていく。自ら男を求める様な性交が、否定しながらも確かに腹の裏で燻る蓮の肉欲を刺激していく。

 

「スカートが邪魔だな……自分でたくし上げて見せてくれよ」

「んっ、そん、なコト、出来るワケ――」

「一晩、俺の自由なんだろ?」

「っ」

 

 蓮と男は身体を繋げながらも、その部分は蓮の唯一残していたスカートによって隠されていた。

 ただ繋がる感覚だけでも男にとっては十分な快楽を与えてはいたが、実際に行為が見えるのと見えないのでは違う。視覚の上でも蓮に犯されている、その実感が欲しかった。

 そして今夜、蓮は男(じぶん)のモノだ。例えどんなに恥辱を覚える事であっても、蓮は拒絶する権利を男に譲った上でここにいる。

 

「……こ、これで、いいんでしょっ……!」

「あぁ、よーく見えるぜ。蓮ちゃんが俺のを咥えてるのがな」

「……っ!」

 

 少しの逡巡を挟んで、蓮は自らスカートの裾を臍の所まで持ち上げる。

 こんな事なら、下着と共に最初に脱ぎ捨てれば良かった。そんな後悔を覚える程に、今蓮は現状を恥じ入り、これ以上無い程に赤面していた。

 本来は身体を隠す衣服を自分からたくし上げて股を見せつけるという行為が、どうしようも無く股に意識を寄らせてしまう。男の視線は蓮の顔ではなく股へと向けられ、それがまた蓮の羞恥を煽る。

 恥ずかしい、恥ずかしくてたまらない。そんな心情を振り切る為に、蓮は身体を再び動かし始めた。

 

「んっ、ン、ふうっ!……あぅっ、う、ん!はぁ、あっ……!」

「おっ……いい、ねえ……!もっと腰振ってくれや……!」

 

 こうなれば、少しでも早く男を満足させて終わらせよう。そんな思いから、蓮はスカートを捲ったまま腰を上下に揺すりだす。

 しかし高まった羞恥は蓮の膣の密度をさらに上げ、男の肉棒をより鋭い感覚で捉えてしまう。先程よりも大きな感覚の奔流が、蓮の下腹部から電流の様に走り、脳を焦がしていく。

 男のモノが、気持ち良い。そんな本音を口に出さない事だけに意識を割き、蓮は腰を振る速度を僅かだが確実に早めていった。

 

「んぁあんっ!や、あぁっ、おく、あたってっ、うぅんッ……!」

「おうっ……!たまんねっ……!」

 

 徐々に強まる抽挿の勢いが、蓮のさらに深い所へと肉棒を突き貫かせる。その拍子に締まる蜜壺の肉圧が、男の肉棒を根本から抑え込む。

 子宮を直接揺らされる様な感覚と、秘部全体で感じる男の逞しさが、蓮の身体を前傾させる。それによって体の前に垂れ落ちてきた胸を、男は鷲掴みにした。

 

「ああんッ!胸、ダメ、あ、はううっ……!」

「また締まりが良くなったぜ?胸、イイんだろ?」

「い、イイッ、イイのっ――あっ!」

「やっと素直になってきたねえ」

 

 敏感になっていた胸を、男は揉みしだく。何度揉んでも飽きさせないだろう確信を抱かせる柔らかさを、男は自由に弄り、そしてそれがまた蓮を悶えさせる。

 男からの言葉に、悦に浸る蓮は反射的に言葉を返してしまう。それが失言だったと気付いた頃には、既に手遅れだった。

 認めてしまった。自分から、気持ち良く感じている事を、明かしてしまった。もはや飾り同然だった蓮の虚勢は、自身のたった一言で剥がされてしまった。

 

「腰、止めるなよ――っと!」

「んぅぅっ!!」

 

 そんな蓮を見た男は、蓮が腰を下ろすタイミングで自分の腰を一度突き上げる。

 両者の力が合わさり、肉棒が蓮を穿つ。股座から脳天までを貫かれた様な、強い快楽の衝撃が蓮に伝わる。

 

「そら、そら!ほら、蓮ちゃんも合わせろ、よっ!」

「あっ、はあ、んんぅっ!あぁっ、イイ、胸っ、いいのっ!」

 

 我慢を失った蓮の身体は、思考ではなく本能によって跳ね始めた。

 男が突き上げ、蓮が腰を落とす。男が引き、蓮が腰を上げる。動き始めた男に合わせて、蓮は肉欲のリズムに乗って身体を動かし、繋がった場所からは愛液が弾け飛び、尻肉が弾けて震える。

 そして蓮の口からは男に言われるまでもなく、ストレートに自身の快楽を表現する嬌声と、肉欲に染まった感想ばかりが発せられる様になった。

 

「くお、お!やっべ、そろそろ射精(で)そっ……!」

「や、あ、あ!ダメ、おく、ゴリゴリしちゃ、だめえッ!」

 

 何度となく子宮を突かれた蓮の膣は、男の肉棒に強く吸い付く様に絡み、全体が強く収縮を繰り返す。その抵抗の中で行き交う肉棒は、犯す女へ吐き出す為に精をこみ上げさせていく。

 それを感じ取った男は腰の動きを、細かく最奥を擦る様に変え、それを受けた蓮も快感を十分に受ける為に、腰を上下運動から前後に揺するものに変化させる。

 刺激を受け続けて熱を帯びた最奥が細かく擦られ、蓮もまた限界を迎えようとしていた。

 

「出るっ、射精(だ)すぞっ……!」

「んぁッ――ふあッ、あぁあんッ!!」

「うくッ!」

 

 男はこみ上げてくる射精欲に合わせ、握っていた蓮の両胸の尖端を摘み上げる。

 それが最後の一押しとなり、蓮は大きく背を反らせながら絶頂を迎える。それまでで一番の窄まりを見せる膣全体に絞られる様に、子宮にぴったりと付けられた男の鈴口から白濁のマグマが吐き出された。

 

「あ、ああっ……!で、でて、るぅっ……!」

 

 膨らんだ亀頭から出される熱い精が、蓮の膣を焦がす様に満たしていく。集中していた意識がそれを感じ取り、どこまでも男に溺れている蓮の身体は重ねて小さな頂きを迎えた。

 精を乞う蓮の身体に呼応する様に、脈打つ肉棒からは二度三度と根本から精が引き出され、蓮の腹へと注がれていく。男は女を自らで満たし、女は男から精を受ける、そんな本能に基づく悦びが二人を充足させる。

 あまりの感覚に腰から力が抜けた蓮は、反らした背に引かれる様に後ろへと倒れ込み、その拍子で肉棒は蓮の秘部から抜け落ちた。

 

「ふぅ……中々良かったぜ、蓮ちゃん?」

「……ぁ……は、あ……」

 

 仰向けに倒れた蓮の秘部から、汚された証拠である白濁が愛液と混じってとろりと零れる。

 男は体を起こして蓮を見下ろし、自身の種汁を刻みつけられて呆ける姿に、支配感に浸る。あの蓮が、こんなにも無防備に裸体を晒し、股座から精子を漏らしている。

 そんな状況が、単なる快楽以上のぞくぞくとした悦びを引き起こした。

 

「さて、と。蓮ちゃんもお疲れだし、ちょっくら体洗ってくるかね」

 

 そう言って、男はベッドから腰を持ち上げる。

 主に蓮に動いてもらったとはいえ、先程の行為によって男の身体には汗が滲み、股座には蓮の愛液が染み込んでいる。これで一晩を終わりにするつもりは毛頭ないが、一度体を清めたい。

 蓮自身が倒れ込んだまま起きようとしない事からも、休憩は必要だと考えた男は、シャワールームへと向かおうとした。

 

「…………」

「ん?どうした、蓮ちゃん」

 

 が、そんな男の手を倒れたままの蓮が掴む。

 それに振り返ってみれば、蓮は男のいる方向とは逆へ顔を向けながら、それでいて男の掌から手を離さない様に力を入れ続けている。

 

「……んっ……」

 

 その行動の理由を黙ったまま、蓮は自分の両脚を左右に開いていく。

 もはや昂った蓮の身体は完全に自制を無くし、一度の絶頂では足りずにいた。疼き続ける花弁は引かない熱に開閉を繰り返し、再度男のモノに貫かれるのを待っている。

 自分から動いての行為だけでは物足りない。男の思うままに犯され、奥を突かれ、疼きを止めて欲しい。

 そんな身体からの願いを、蓮は口では無く格好だけで男へ乞う。

 

「……へへっ……よっぽど俺のが気に入ってくれたみたいだな」

「……っ……」

 

 口にせずとも明け透けな蓮の想いを理解した男は、ベッドに乗り直して蓮の股座へ近付く。

 射精したばかりだが、こんな”おねだり”を見せられては男として黙ってはいられない。

 男は開いた蓮の太腿を両腕で抱え込み、脚を付け根から蓮の頭部側へと折り曲げる。柔らかな蓮の脚は持ち上げられて真っ直ぐに伸びながら、一方で恥部はその姿勢によって腰から掲げられる。

 そんな屈辱的な姿勢にも、蓮は内心に秘めた期待から何も言えずにいた。

 

「ちょーっと待ってな」

「ん、んっ!そこ、擦っちゃ、やっ……!あんっ!」

 

 男は半勃ちのモノを、蓮の膨らんだ肉豆に狙って押し当てる。

 その部分を擦れば、男を誘う様な蓮の喘ぎと共に白さを混じえた愛液がとろりと溢れ、肉棒を濡らしていく。それを潤滑油に、男はひくつく蓮の陰裂の上に自らの分身を這わせていく。

 ぬめる柔肉の感触が、先程まで犯していた女の感触を想起させる。擦り始めてから然程の時を必要ともせず、男の肉棒には熱が注ぎ直された。

 

「さて、こんなとろとろになってお待ちかねみたいだし、挿れるぜ?」

「じ、焦らさないで、スるならシなさいよっ……」

「早く犯して欲しい、って?」

「ち、違――んッ!」

 

 膨らんだ肉棒に陰核を刺激され続け、蓮の脚と腰は震え続ける。

 秘部から流れ出す愛液は精だけではない白さと粘りを肉棒に与え続け、蓮自身の興奮の程を男へ示している。吸い付く膣肉は、口よりも遥かに蓮の本心を表現していた。

 そして男根を待ち侘びている蓮の膣口に、亀頭の先が埋め込まれた。

 

「そう、らっ!」

「んあッ!は、あ、うぅんっ……!」

 

 そこから男は蓮の脚を掴んだまま腰を突き出し、蓮の陰部へ怒張を挿し込む。

 再び自らを貫く男の象徴を、蓮の蜜壺は受け入れる時は柔らかく、奥まで挿されてからはキツく締め上げる。

 きゅうきゅうと締まりどこよりも悦びの声を上げる蓮の蜜壺の反応が、まるで腰を動かせと強いている様な錯覚を男へ与える。そんな思い込みに従い、男は動き始めた。

 

「ふっ、ふ、うっ!」

「あ、くぅっ、やんっ!ふあ、はぁっ、あ、あ!」

 

 欲に背を押される様に、男は腰を前後に揺する。

 腰を打ち付ければ豊かな胸が楕円状に動き、膣内は蠢いて肉棒を絡め取る。その度に蓮の口からもはや欠片に抑え込まれていないあられも無い嬌声が上がり、男同様に快楽に染まっている事を表していく。

 美女を道具の様に犯し、喘がせる。雄の原初の欲求が疲労を無視し、男の身体を突き動かす。互いの肉と肉が何度と無く弾け飛び、鳴り続ける淫らな水音が部屋中に響き渡った。

 

「んくっ、あっ、ひぅっ!腰、勝手に、うごい、てるっ……!」

「うおおっ……!」

 

 それが繰り返されると、蓮の身体に変化が訪れる。

 男の腰が動くのに合わせて、蓮の腰は意志とは無関係にくねり、より感じる場所を自ら差し出すようになる。あまりの強い快楽に思考は止まり、しかし身体だけは淫靡に男を貪る。

 そんな蓮の反応に引き込まれるように、男もまた強く腰を振りたてていった。

 

「おっ、ほ、う、く!」

「ああっ、は、あんッ!奥、おくっ、ん、ンッ!やッ、んはあぁッ!」

 

 そうしていると自然に男の上体は少しずつ前傾し、男は蓮に覆い被さる姿勢となった。

 より深く密着する姿勢となった事で、蓮の奥は亀頭に押し潰される様に刺激され、受ける快楽はさらに引き上げられる。

 真上から腰を打ち付けられ、蜜壺の最奥を強く突かれる事が、男に好きに犯されているという実感となり、蓮の下腹部の疼きを埋めていった。

 

「だ、だめっ!もッ、もう、イクッ、イっちゃ――あ゛ッ、んぅぅうッ!」

「うおっ……!?」

 

 男の射精を待たずして、頭まで駆け昇る連続した快楽により、蓮は我を忘れて真っ白な悦の境地にまで飛ばされてしまう。

 先程と同様かそれ以上に締め付ける蓮の秘壺に男根全体が絞られて抑え込まれるも、数度の射精を経た男はなんとかそれに耐え忍んだ。

 

「はぁーっ、はぁーっ……ふーっ、ふーっ……」

「……っ」

 

 深い快楽に耽溺する蓮は、もはやいつもの見栄も忘れ、力を失い涎すら垂らす顔を男に見せる。

 半目で虚空を見つめるその姿が、興奮の最中にいる男の獣欲を煽る。もっと声を上げさせたい、犯したい、奥で果てたい。命令にすら近いその感情だけが、男の内から湧き上がる。

 

「ふあッ!?や、いまッ、ダメッ!うごいちゃッ――んあッ、ぁあッ!」

 

 虚ろとなっている蓮を起こす様に、男は腰を先程よりもさらに激しく動かし始める。

 絶頂を迎えたばかりで蓮の顔と同じく蕩けた熱い淫肉を、太い芯の通った剛直が荒々しく行き来し、肉襞を割り開く。その動き全てが、敏感となっている蓮を追い詰めていく。

 エラの様に広がる亀頭により内側を擦られ、脈打つ太い熱茎が陰唇から最奥までを拡げる。身体の最奥まで繋がる感覚が、一度は頂きから下りた蓮の感覚を加速度的に高めていく。

 

「あぁっ、は、うッ!ダメッ、だめえッ!なにも、かんがえられなくッ、なっちゃ――あッ、イクッ、またイクッ!やッ、あ゛ぁぁッ!」

「くおおっ、たまんねっ……!」

「いや、や、あッ!イってるの、イッてるの、にぃっ!あ、あッ!」

 

 続けて絶頂に至って収縮を見せる蓮の肉壺を無視し、強引に男は腰を振り続ける。それは男自身だけが快楽を得る為の動きではあったが、それが蓮に絶頂から降りる事を許さない。

 蓮は平常の聡明さを全てかなぐり捨て、押し寄せる肉の悦楽によって喘ぎ続ける。自分が何を言っているのかすらも分からないまま、蓮は細かい絶頂の波に流され続けた。

 

「そろそろ、出す、ぜッ、蓮ちゃんッ……!」

「あ、あ゛ッ!ナカッ、膨らんで、るッ……!イクッ、また、またあッ!」

 

 蓮の内側で膨らみ始めた肉棒が、終わりが近付いている事を二人へと知らせる。

 男の興奮は最高潮に達し、それが腰の動きと繋がって激しい前後運動へと変わる。常に狭まる蓮の蜜壺は打ち付けられる度に愛液を飛ばし、男の股座とベッドを濡らしていく。

 思考が麻痺した蓮は覆い被さる男の首筋へ両腕を回し、暴れる身体を固定しようとする。それでいて腰はくねり続け、うねる膣は弱い部分へと男を誘い込む。

 男と女、雄と雌。肉欲で繋がる二人が、一つの快楽を共有して熱を上げていった。

 

「ぐ、お――う゛ッ!!」

「や゛ッ、は――あ゛ぁあぁッ!!」

 

 最後を悟った男は肉棒で深々と蓮の最奥を貫き、その衝撃と共に精を弾けさせた。

 膣内で激しく吹き出る種汁が、蓮の子宮と肉襞に染み込んでいく。男自身に自分が染め上げられていく喪失感を味わいながら、蓮は一際深い絶頂に押し上げられる。

 そんな蓮の反応を肉棒全体で受けながら、男も大量の精を蓮の中へと送り込んでいった。

 

「なかっ、いっぱいに、なってッ――あっ、イクッ、イクッ……!」

「くうっ……お……ぉ……!」

 

 敏感になっている蜜壺へ押し付ける様に流れ込む精の熱に、余韻に浸る事も出来ず蓮はさらに小さく絶頂し、肉棒を咥え込んだ膣は締まり続ける。

 それによって男は蓮に覆い被さり最奥を突いた状態のまま留められ、射精に悦ぶ蜜壺の感触を十全に感じ取る。これ以上無い肉欲の坩堝に呑まれる肉棒が、止めどない幸福感を脳から分泌させる。

 そうして二人は離れる事を惜しむ様に、一分近くそのままの姿勢で居続けた。

 

「ふーっ、ふーっ、ふーっ……あ、ぁ……」

「はぁっ……あー……ここ最近で、一番出たな……」

 

 欲を吐き出しきった肉棒は萎んで蓮の秘部から抜け落ち、それを切欠に男も蓮の上から身体を起こして離れ、ベッドに腰を下ろす。

 男によって持ち上げられていた蓮の両脚はそれにより畳まれ、自然と股を開いたまま膝を立てる体勢となる。腕も力無くベッドの左右へと広がり、その肢体は隠される事無く晒されている。

 そんな恥ずべき体勢を取っているにも関わらず、蓮は深く呼吸をするだけで、秘部から白濁を漏らし続けていた。

 どうしようもなく蓮が男に屈服した姿が、そこにあった。

 

「満足してもらえたみたいだし、今度こそ俺はシャワー浴びてくるぜ」

「…………」

「まだまだ夜は長いんだ、帰ってくるまでには起きてくれよな」

 

 少しずつ思考が戻ってくる蓮を置いて、男はその場を離れる。

 未だ真っ当な思考が戻りきっていない蓮は、性交の心地良い余韻の中で体を横に倒し、それまでの自身の痴態を思い返す。

 遅れて恥ずかしさがやってくるも、それに興奮していたのも事実だった。感じていた下半身の疼きは膣に残る精に収められ、今は何も感じていない。

 求めていた。男に疼く身体を埋めてもらいたかった。自身の身体の本音に対し、その卑しさに蓮は思わずシーツに顔を埋める。

 大丈夫だ。情報屋の男は口が固く、今晩の事は誰にも伝わらない。だから、大丈夫。

 

「……んっ……」

 

 大丈夫。何度犯されても、どれだけ痴態を見せても、何を言っても。

 それを考えた時、蓮の右手は自然と自分の秘部へと下がり、白く汚されて濡れている秘唇に指を挿し込んでいた。

 

「…………」

 

 その手を顔の前に掲げる。男のモノに突き込まれ、組み伏せられ、射精された証の白を混じえた愛液が、指先から垂れている。

 これからも犯される、舐めさせられる、飲まされる。これから先、この一晩にまだまだされるだろう事を想像してしまう。

 ――だが。

 

「んむっ……ん、ふ……」

 

 そんな指を蓮は唇にまで運び、自分の意志で舐め取る。

 酷い味。それは間違い無いのに、蓮はその味がそれ程悪くないとその時感じた。

 




蓮ちゃん身売り編でした。
いつもよりちょっと違う蓮ちゃんの方向性を目指しました。性的スキルによる多様性。
見栄っ張りだけど誰も見られてない所なら乱れちゃう蓮ちゃん好き。ゲーム中シーンでもなんだかんだ文句言いながら感じちゃうやつ。

次の話の予定は真魚ちゃんを予定していましたが、作者自身が不調気味の為に未定です。
心身共にまともになる日をお待ち下さい。ただ日常を過ごす事すらくるしいのだ。

当小説でもっと見たいヒロインは誰ですか?

  • 蓮ちゃん
  • ユーリヤさん
  • 真魚ちゃん
  • 蜜柑さん
  • 夢ちゃん
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