*泡沫雌顕
この大広間――浴場は、多くの人数を受け入れられる広さを持ちながら、利用する人間の姿は一つも見えない。檜で出来た浴槽の縁より溢れ出る湯の水音と、天井より落ちる滴の音だけが閉ざされたこの場に虚しく響く。
そんな寂静を守り続ける浴場の内へ、からからと場違いな軽い音が入り込んできた。
「おお、写真で見たより広く感じますな」
「大浴場の貸切って、すげえ贅沢感あるなぁ」
肥えた体を持つ中年と青年が、裸で浴場に足を踏み入れる。そしてその後ろから白髪交じりの中年と、それより一回り程歳が下であろう壮年が連れられる形で現れた。
地元では知る人ぞ知るといった、山中にある中規模の温泉旅館。そんな旅館に対しこの場にいる中年達は、相場を無視した多額の金額を叩き付ける事により、逗留中における全面的な貸切の権利を得ていた。
通常なら有り得ない桁の金も、溺れる程に金を溜め込んだ中年達にとっては趣味に費やす程度のモノでしかない。不要なまでに広い自宅、他者と比べる為だけに保有される派手な外車、コレクション感覚で掻き集められる宝石やアクセサリー。
そういった余裕という名の
「ほれ、いつまでもそこで突っ立っとっても仕方ないやろ。三人とも入りや」
一番最後に入ってきた壮年が自身の後方、脱衣場へと声を飛ばす。その声を受けて、他の三人の男も振り返った。
歳に殆ど統一感を持たない四人は、しかし一様にして薄笑いを浮かべている。その表情は、全員が扉の外に対して向ける思いが同じである事を示している。
壮年の声から少しして、脱衣場から浴場へと向かってくる足音がひたひたと聞こえてきた。
「おー、けっこーいいトコ。わたし、温泉とかひさびさかも」
「……そう、ですね……」
「……っ」
男達の声とは真逆の、鈴のように高い少女の声。無邪気さを見せながらも起伏の少ない調子の声に、ソプラノの同意が重ねられる。
その声と共に、小柄で灰色のショートヘアの少女を先頭に、薄金色の波打つ髪を腰の下まで伸ばす長身の女性、そして頭の後ろで髪を一纏めにした濡羽の長髪を持つ女が、男達の前に姿を現した。
男達と同様、その三人の女――真魚・ユーリヤ・蓮の肢体に身を覆う衣は無い。後ろの蓮とユーリヤは短いタオルで胸元から股にかけてを心許なく隠しているだけで、先頭の真魚に至ってはタオルを頭の上に乗せているだけで一切体を隠そうともしていなかった。
「ほほう、これはまた絶景だのう。この光景だけで貸切分の価値がありそうじゃわい」
「ん、ありがと。ほら蓮ちゃん、褒められてるよ」
「……そんなじろじろと、見ないでよ……」
白髪の中年が歪んだ笑みを浮かべ、三人の裸体を舐める様に見ながら感想を述べる。それを受けて真魚は特に表情を変えず、蓮は目を横へ逸らし、ユーリヤは俯く。
他の男もまた、美女・美少女と呼んで過言では無い三人の身体の頭から足先まで、隅々まで目をやって顔を卑しく歪める。ただ女を性的にしか見ていない、そんな低劣な視線に蓮とユーリヤは真っ直ぐ向き合う事が出来ずにいた。
「いやぁ、たまりませんなぁ。企画した甲斐があるという物です」
「しかし、意外だよなぁ。真魚ちゃんもシスターさんも蓮さんも、皆知り合いだなんて」
「おじさん達も知り合い同士だったじゃん。世間はせまいねー」
「違いないわ、ハハハ!」
そんな二人とは対照的に、真魚は男達と親しげに談笑している。互いが裸である事を考えなければ、親戚同士の会話かと錯覚する人間もいそうな程に、年の離れた少女は男達と打ち解けていた。
この場に居る男達が共通して共有する趣味は、女遊びだった。大枚を
中年達はそれぞれが知人・友人といった関係であり、互いの”趣味”について共に語る程度にはそれぞれの事を知っていた。そして最近の”お気に入り”について語っていた時に、一つのアイデアが浮かんできた。
それが、それぞれのお気に入りを
「……ユーリヤ、さっさと掛け湯だけ済ませましょう」
「……はい……」
「あ、足先から順番にゆっくりかけるのがいいわよ、血圧上げずに済むから」
「えっ。あ、あぁ、はい」
居たたまれないといった調子で、蓮とユーリヤは入口のすぐ近くにある小高い石積みに近寄り、男達に背を向けた上で体のタオルを置いてから、備えられた手桶で石積みの内に流し込まれている湯を掬い上げる。
そのまま蓮はユーリヤに手本を見せる様に足から膝へ、膝から下腹部へ、胸へ、何度も湯を掬って体を温めていく。それに倣いユーリヤも同様の動きで湯を自身に浴びせていく。
そうして時間をかけて掛け湯をこなしながら、蓮は渋い顔で考えを巡らせていた。
(こんな所で、皆と顔合わせる羽目になるなんてね……)
蓮達三人が最も顔を合わせていた、唐館における邪神教団事変。それから既に、三ヶ月以上が経過していた。
最後の事件によって命に関わる程の重傷を負った蓮は、治療によって外傷こそ完全に治癒したものの、身体には後遺症を残す事になった。特に損傷の激しかった右腕は、今でも麻痺が残っており完全には動かせない。
日常生活を送れる程度には回復したものの、それまでの稼業からは離れざるを得なかった。そうして蓮の身に残されたのは、未だ返し切れていない多額の借金、そしてこの場にいる壮年と交わした愛人契約だけ。
借金を返す為には、もはや自身の肢体を男に捧げるしか道は無かった。資産家である男に身体を預け、金銭と肉欲によって繋がり続ける。そんな生活にも蓮が慣れてしまった所で、今回の旅行を持ちかけられた。
「……あの、蓮さん。やっぱり、体は……?」
「……まぁ、ね。ユーリヤこそ、その、まだ……?」
「……はい」
利き手とは逆の左手を使う蓮の姿を見て、ユーリヤは痛ましそうに蓮を見つめてくる。しかし蓮もまた、ユーリヤの身の上に同情していた。
ユーリヤもまた、教会が背負った借金から逃れられずにいた。蓮の廃業によって大きな事件が回されてこなくなった事により、収入は当時から激減。生活すら危ぶまれるユーリヤにとって、頼れるものは”奉仕活動”を要求する富裕層からの”寄付”のみとなった。
実質的に身売りだけで食い繋いでいる、そんな言葉に出せない状況を当初は二人とも伏せていた。それが互いに露見したのは、ユーリヤに寄付をする富裕層の一人である中年が、蓮のかつての売春相手だったからだ。
蓮とユーリヤ、二人が知り合いである事を知っていた中年がそれぞれの近況を教えてきた時、二人は共に言葉を失った。
「あ、わたしもするする。蓮ちゃん、終わったら桶かしてー」
「……いいわよ」
話を切り上げた真魚が、ひょこっと蓮の後ろから顔を出す。その表情には二人に対する同情や身体を晒す恥も見られず、自然体そのものだった。
真魚は特に金に困っている訳ではない。だが、男達の手によって開発され尽くした身体は肉欲を抑えられず、度々出会い系サイトを使って男達と交わる、そんな刹那的な快楽に耽る日々に楽しみを見出していた。
その相手の一部が白髪の中年と青年だったが、青年はユーリヤに奉仕活動を強いている一人であり、そして寄付を行う肥えた中年の息子でもあった。
また、白髪の中年は蓮を愛人として飼っている壮年と知人であり、そういった繋がりから真魚もこの旅行に招待される事になった。
「はー、あったかーい」
「被り湯で横着に済まさない方がいいわよ……」
「だってめんどくさいし」
桶を受け取った真魚は、大量の湯を雑に頭から浴びせて掛け湯を済ませる。それを蓮が咎めても、真魚はどこ吹く風と無視してその場を離れていった。
改めて蓮は、今のこの異様な状況に溜息をつく。関係の深い知人達と、身体の関係を持った男達。あまりにも悪趣味な巡り合わせに、今すぐこの場から逃げたくなる。
掃除屋から男の愛人へと堕ちた時に、恥など全てかなぐり捨てたつもりでいた。それでも知人に今の情けない姿を見られるのは耐え難い。さらにこの後確実に待ち受けるだろう行為を考えれば、気分は沈み続けた。
「ホレ、蓮ちゃん。俺らもゆっくり体温めるから、先に体洗いに行きや」
「……わかったわよ。行きましょう、ユーリヤ」
「は、はい」
壮年に急かされ、蓮とユーリヤもその場から離れて洗い場へと向かう。例え自分がどう思っていても、ここまで連れてこられた時点で逃げる事は出来ない。
出来る事は、流される事だけ。主導権が握られて自由がない以上、蓮は早々に諦める事にした。横を歩くユーリヤの顔をちらりと眺めれば、同じく深い諦念の表情が浮かんでいる。
どうしてこんな事になってしまったのか。どこかで何もかもを掛け違えてしまった様な感覚に、蓮は一際大きな溜息をもう一度漏らした。
「お、きたきた。……」
「? どうかしましたか真魚ちゃん」
「いやぁ、やっぱやらしーカラダしてるなーって」
「オヤジ臭いわよ」
先に洗い場に座り、髪と体にシャワーを浴びていた真魚が二人を見上げる。女性としては熟しきったメリハリのある身体に対し、真魚は全く本音を隠さずにコメントした。
命を預け合った間柄とはいえ、三人がこうして裸の付き合いをするのは初めてだった。邪神教団による事件中は旅行に行くような余暇は全く無く、事件が落ち着いてからは蓮が治療に専念していたのもあって、そもそも三人で集まる事が珍しかった。
気の知れた間柄による掛け合いに、蓮の緊張が少し緩む。掃除屋を辞めて荒み、爛れた生活を続けていた蓮にとって、この時間は久々に得られた安心だった。
この機会のきっかけを思うと、極めて遺憾ではあったが。
「二人共髪ながいよねー。洗うのメンドーじゃない?」
「まぁ、それはそうなんだけど」
「今更切るのも、なんだか気が引けるんですよね」
真魚の右側に蓮が、そのさらに隣にユーリヤが座る。蓮は髪をまとめていたゴムを外し、ユーリヤも手首に付けていたヘアゴムを正面の台に置いてシャワーを頭に浴び始める。
二人は長い髪の根本から先までを湯で撫でて、それから掌でシャンプーを泡立てる。それから泡をつけた指先で頭部をマッサージする様に優しく揉み込んでいく二人の洗髪を、真魚はわしゃわしゃと髪を洗いながら興味深そうに眺めていた。
「いやはや、女性は髪の手入れも大変そうですな」
「ふうむ、髪全体にシャンプーはかけんでもいいのかのう」
「……」
そうして蓮達が髪を洗っていると、後ろから中年達がやってくる。その声に蓮は顔は向けなかったが、ついに来てしまったかと苦い表情を浮かべた。
蓮がちらりと前の鏡を見れば、嫌でも男達の下腹部と膨らんだ股間が目に入ってくる。それにより背中に刺さる視線を自覚し、一瞬身を竦めた。
「……髪は痛みやすいから、櫛通して洗い流すだけでいいのよ。大事なのは頭皮の汚れを落とす事で、最後にトリートメントを髪の半ばから付ければそれでいいわ」
「お、出た出た蓮ちゃんの豆知識。いやぁ今日も勉強んなるなぁ」
「女性からしたら常識程度の事よ」
しかし、男の目にいつまでも恥ずかしがっても仕方ない。何でも無い風を装い、蓮は男達の静かな興奮に見ない振りをして、洗髪を続ける。
しかしユーリヤは裸体を全員に観察されている事に気付き、縮こまりながら自身を腕で抱き締める。交差した両腕は豊かな双丘を隠すも、それが却って上体の起伏を強調して男達に見せてしまっていた。
そういった態度を表す事こそが、男達の欲を無意味に煽ってしまう。それをわかっている蓮は、なるべく無反応を貫こうとしていた。
「しかしそれだけ髪が長いと時間もかかるでしょう。どれ、身体の方は我々が洗って差し上げますよ」
「へへ、シスターさんはオレが洗ってあげるね……!」
「いえっ、結構で――ひゃっ」
恥じらっているユーリヤの後ろから、青年がぬるま湯をかけてくる。蓮が隣に軽く目をやると、床には湯を一杯に湛えた風呂桶が複数置かれていた。
髪を洗っている間に、わざわざ用意してきたらしい。掛け湯をしてるだけにしては遅れているなと思っていれば、最初からこちらの体を洗うつもりで準備をしていたのか。
しかし、こういった事にももう慣れた。蓮は感じる視線に応える様に、何も言わず全ての髪をまとめて左肩から回し、自分の身体の前に流す。そうして、男達に蓮の白い背中が全て晒された。
「……無駄かもしれないけれど。優しくしなさいよね」
「わかっとるわかっとる。蓮ちゃんが喜ぶ身体の洗い方は、みーんな知っとるからな」
「あ、いいなー。おじさん、わたしもおねがい」
「そうかわいいおねだりをされては、仕方ないのう」
蓮と真魚から実質的な了承を得て、壮年と白髪の中年は椅子とボディソープを別の洗い場から持ってくる。ユーリヤの後ろの青年を含む三人の男達は、自分の手で湯と洗剤を混ぜ合わせて大量の泡を作り出した。
しかし、男達の手に身体を洗う為のタオルは無い。従って、この場で使える道具はただ一つ。
「……っ、ん……」
それぞれの椅子に座った男達は、自らの手を直接蓮達の背へ当て泡を掌で伸ばしていく。滑りを得た素手に背を撫でられ、蓮はぴくりと身を震わせた。
女の肌を存分に手で味わうべく、指の一本一本が別々に動く。背中にごつごつとした指先の感触を感じる度に、蓮の身体は”男”を確かに認知する。
それは、ユーリヤや真魚も同じだった。
「あっ、ん、やぁ……ちょっと、つよい、ですっ……」
「んふ、手付き、やらし……もっと、いっぱい触って……?」
ユーリヤの後ろの青年は鼻息を荒くし、洗うと言うよりは揉む様に背全体を何度も掌で撫で回す。それに飽き足らず、青年は手が届かない背中だけでなく、細い肩やすらりとした上腕、果ては太腿にまで手を動かしていった。
真魚の身体を洗う中年は早々に背中に泡を乗せ終えると、身体の前後の境目である脇下に手をやり、僅かな膨らみに指先を掠らせながら両の胴を撫でていく。幼さが色濃く残る身体を犯す様なその手付きを受けながらも、真魚は顔を緩ませていた。
「……ふ……う……」
「なんや蓮ちゃん、今日はノリ悪いなぁ。いつもならもう少し声上げてくれんのに」
「……別に、いいでしょ」
蓮もまた背中だけでなく、腋や腰などをねっとりと触られていたが、目に見える反応を返そうとはせず自分の髪を洗う事に専念する。
壮年の愛人となってから、蓮の身体の全ては壮年のものだった。壮年の気分により、ある日愛でられたかと思えば、次の日には弄ばれ、次には虐められる。
身体を洗われた事も一度や二度では無く、今更恥じらう事でも無い。しかし、そんな様子を知人に見られるとなれば、話は別だ。
両隣の真魚とユーリヤは自身の後ろにいる男に集中しており、蓮には目を向けていない。しかしそれでも、変に声を上げればこちらに意識が向くのは確かだ。
「しゃあないなぁ。それなら、素直にさせたるわ」
「え――あっ、んんっ……!」
無視しようと努める蓮に、壮年は泡を持った両手を前に伸ばしてくる。脇下を通ってきた両腕は肘を曲げて引かれ、それによって蓮の上体は壮年に抱き締められる形になった。
蓮に密着した壮年は、大きく膨らんだ両胸に掌を広げて重ねてくる。手から溢れる蓮の豊乳を、壮年は触り始めた。
だが、その手付きに身体を洗う意図は明らかに無かった。大きく広げられた掌で左右交互に胸を揉み、胸下から上まで滑らせる様に撫で上げ、腋に近い左右を影に沿って指先でなぞっていく。
どれもが、行為の前の愛撫と同様の手付き。これまで身体を重ねてきた事によって知られてしまった、蓮が特に反応を返す動きのみが繰り返された。
「ん、あっ、ふぅっ……! ひゃっ、んうっ!」
「やっぱ胸弱いのー。ほれ、こうやって乳首触られんのも好きやろ?」
「ひゃうっ! あっ、んんっ……だめ、それっ……!」
胸全体を泡立てた手で愛でられれば、蓮の口はあっけなく意志から離れた。性感を強く覚える胸に男の手が沈められれば、それだけで蓮の身体は熱を帯び始める。
それに気を良くした壮年は、さらに乳首を指で摘んで擦り始める。尖り始めていた胸の頂点は、そうされるだけでより濃い血が巡って硬く凝っていく。
そうして、蓮の胸は男の玩具に成り果てる。指が胸に沈み込む、掌が押し付けられる、乳首が摘まれ擦られる。その全てに対し、過剰なまでに性感が働いてしまう。
そんな自分から逃れようと、蓮は目を横に逸らした。
「うっ、んんっ! ああ、そんなっ、激しっ……!」
「はぁっ、はぁっ……! シスターさん、凄い、いいよっ……!」
「ん、ううっ……あ、ありがとう、ございま――んっ!」
右に居るユーリヤもまた、青年にその胸を触られていた。壮年とは異なり、ただ力任せに胸全体を揉みしだくその手には、一切の遠慮も技術も見られない。
その上、青年はユーリヤの背に自分の股座を擦り付けていた。身体に乗せられた泡により、怒張した肉杭はユーリヤの身体を容易く滑り、上下に擦る事で先走る情欲を満たしていく。
ただ欲求を押し付けるだけの動きではあったが、それでもユーリヤは甘い声を上げている。その口は拒むどころか、無意識の内に青年に対する感謝すら発していた。
「んぅ、あ、ひゃあっ……おじさん、こっちもおねがい……?」
「相変わらずスケベな子だのう……ここかの?」
「あんっ! ん、そうっ、そこ、イイのっ……!」
左の真魚に至っては、中年の右手を取って自分の秘部に押し当てていた。中年はその真魚の訴えに応じ、左手で身体の前面を撫でながら右手を動かし始める。
中年は左手を真魚の鎖骨から下腹部までを撫で下ろしては持ち上げ、往復させる事で身体全体に掌と泡を押し付けていく。そうしながらも、右手の指は股座で蠢いていた。
指先は小さな秘唇の周囲を撫で、時には僅かに力を込めて小さく指が埋められる。秘部の門を開けぬまま、擦っては弱くノックする指が真魚を少女から”女”に変えていく。
唇の上で膨らむ肉核に指の腹が当たれば、甲高い喘ぎが全員に聞こえる程の大きさで上がった。
「ほれ、蓮ちゃんも気にするだけ無駄やで。妙な事考えてないで、気持ち良くなった方がええやろ」
「んんっ、う、や! あうっ、く、はぁうっ……!」
仲間達の艶姿を見ている間も、蓮を触る手は止まらない。胸だけでなく首や腋、胸下から下腹部、太腿の内から外。身体の隅々まで撫で回す掌の動き一つ一つに、蓮は艶声を漏らしてしまう。
男の手によって悦びを教え込まされた身体は、どこまでも快楽に従順だった。愛撫されれば身体は自然と肉棒を思い出し、期待に下腹部が疼き出す。今や蓮自身にもどうとも出来ない程に、自分の性が男を求めてしまう。
また犯される。また、滅茶苦茶にされる。しかしそれこそが蓮にとっては生活の一部であり、最大の悦び。そんな情けない今の自分が、ユーリヤと真魚の目前で顕れてしまっていた。
「このままイカせんのもええけど、こっちも体冷えるんでなぁ。今度は蓮ちゃん達が洗ってもらえんか?」
「いいですなぁ。ほれ、ちょっと触りすぎだ。今度は私がシスターに奉仕してもらわねば」
「えぇ、ずりいよ親父」
「あっ……」
蓮達三人の身体が男達の手によって昂ぶらされてきた所で、男達は手を止める。愛撫が止まり蓮は達せずに済んだ事による安堵と、同様の理由による寂しさを覚える。
そんな蓮の思いを無視し、男達は座ったまま身体を翻して後ろを向く。ユーリヤの身体を触っていた青年は待ちぼうけていた親に引き剥がされ、入れ替わる形でユーリヤの後ろに座った。
今度は
「んじゃ蓮ちゃん、
「……わかったわ」
壮年の言葉の内に含まれる意味に、蓮は眉をひそめる。その指示に対する抵抗こそあったが、もはや今更だ。
蓮は壮年の背中全体にシャワーを当てた後、自分の手に多くのボディソープを注ぐ。手を摺り合わせる事で洗剤は全て泡となり、蓮の手では持ち切れない程の大きさにまで膨らんだ。
両手の上にこんもりと乗った泡を、蓮は見つめる。そこで一度ユーリヤと真魚に目をやってから、蓮はその手を動かした。
「んうっ……」
「れ、蓮さんっ……!?」
「おー、だいたーん」
蓮は作った泡を、胸を中心に自身の上体に塗っていく。そうした後、十分に泡を乗せた自分の身体を壮年の背に押し付けた。
男に触られながら塗りたくられた泡と、自分で塗った泡。それらをふんだんに乗せた蓮の柔らかな肢体が、男の硬い背中で潰れる。
傍から刺さる視線を考えないようにしながら、蓮は壮年の洗体を始めた。泡によって摩擦が失われた身体が背に被さり、女性の象徴たる双丘をスポンジ代わりに使って擦り、互いの境界を無くす様に泡を分け与えていく。
娼婦の様な、いや娼婦そのものと言える行い。それを見られながらも、蓮は確かに気分が高揚するのを感じていた。
(……見られてると思うと……いつもより、気持ち良い、かも……)
普段はただ一人の男に晒す営みを、多くの人間に見られる。それもその内の二人は、自分のよく知る知人だ。
それがいつもの行為とは異なる気分を蓮に齎していた。自分の情けない姿を見られる事が、却って背徳感となって快楽のスパイスとなっている。
気付けば蓮は動きを大きく速く変え、胸や乳首を自ら押し当てる感触によって性感を強く覚えてしまっていた。
「うむうむ、羨ましいですなぁ。シスターも私に――いえ、気が変わりました」
「え?」
蓮の熱っぽい奉仕を見て、ユーリヤに背を向けて座っていた中年は身体の向きを変える。くるりと半回転した中年は、ユーリヤと向かい合う形を取った。
近くの桶に入れられた湯を身体に被せ、中年は胸を張った姿勢を取る。そして、自身の太腿を軽く叩いて見せた。
「シスター、ここに座って自分の背中を洗ってくれませんか」
「……そ、それは……」
「なぁに、少しくらい身体がくっついても気にしませんよ。少しくらい、ね」
にやりと笑う中年の笑顔には、ユーリヤへ暗に期待する意図が透けて見えていた。中年の脚の上に座って背中を洗おうと腕を回せば、自然とハグの姿勢になってしまう。
泡を洗い流していない今のユーリヤの身体でその体勢を取れば、殆ど蓮のやっている行為と同じ事になる。むしろ向かい合って密着する分、蓮の状況よりも見た目は恥ずかしい事になるだろう。
恥から来るためらいがユーリヤを強く引き止める。だが、ちらりと横の蓮を見れば、そんな躊躇は捨てざるを得なかった。
「……わかり、ました。失礼、します……」
ボディソープを掌に注ぎ、ユーリヤは中年の太腿の上に腰掛ける。ユーリヤの胸が殆ど中年の眼前に来る形で、二人は向かい合った。
蓮がこうして身をやつす事になったのは、元はと言えば先の事件で蓮一人に重い責任を押し付けてしまったからだ。最後の最後でユーリヤは蓮を支えられず、傷を癒やす事も出来なかった。
ユーリヤは掃除屋を辞めて沈んだ蓮の表情を見る度に、何も出来なかった自分の責任を強く感じていた。そういった事から、ユーリヤは出来得る限り蓮に寄り添うのが自分の義務だと考える様になった。
蓮がしている事ならば、自分も耐えなければならない。それが自分に与えられた、罰なのだから。
「んっ、は……これで、どうですか……?」
「ああ、気持ち良いですよ、シスター。やはり素晴らしい身体――ではなく、心地良い手ですよ」
「あうっ、んっ……もっと、頑張りますね……?」
ユーリヤは泡立てた両手を中年の背中へ回し、見えないながらも隅々まで手を滑らせていく。そうしながら、泡立ったままの自身の肢体を中年の前面に重ねた。
裸の男に自分から抱き着く形で、ユーリヤは手を動かしていく。その度に大きく実った乳房は中年の顔に当てられ、細い胴が肥えた腹部を摺って、そして下腹部が股間より伸びる肉杭を感じ取る。
ユーリヤの備える女性らしさを全身に受けながら、中年は目の前で揺れては当てられる乳房を両手に掴みつつ、自分から顔を深い谷間に何度も埋める。洗剤の香りだけでは有り得ない雌の匂いが、どこまでも沈んでいきそうな胸の感触と共にやってくる。
どれだけ味わっても、決して飽きる事は無い。ユーリヤという名の極上の果実に、中年はいきり立つ自分自身を何度も押し付けて快楽に耽っていった。
「んじゃ、わたしもー。ん、しょっと」
「積極的なのはいいんじゃが、何だか孫にじゃれつかれてるみたいじゃのう」
「あんなにえっちした間柄なのに? ……んんっ」
「……それを言われると困るわい」
真魚は誰に言われるでもなく、背を見せる白髪の中年に抱き着く。そのまま懐いた犬猫が甘える様に、自身の身体を上下させて擦り付け始めた。
蓮やユーリヤに奉仕される男達と同様の、柔らかな肢体の感触を中年は背中全体で甘受する。しかし二人に比べれば遥かに起伏の薄い真魚の奉仕から来るものは、快楽よりもむず痒さの方が大きかった。
しかし真魚と中年の関係には、家族やペットの様な温かな親愛など無い。真魚は男の肉棒と精のみを、中年は文字通り犯罪的な真魚の身体だけを求めて。暗い欲望の一致によって、二人の関係は成立している。
とはいえ、真魚からすればサービスをしているにも関わらず、自分の不満を覚えられているというのは少し癪だった。
「それじゃ、こういうのはどうかな」
「おほっ……!?」
真魚は中年の耳元に顔を寄せながら、腕を中年の股座にするりと回す。何ら迷う事無く伸ばされた両手は、股間で屹立している男根に添えられた。
硬い滾りその物を真魚は軽く握り、擦り、撫でる。滑りが足りないと見るや、近場に転がるボディソープをひったくって自分の掌に落としていく。
そうした手で、真魚は洗剤を泡立てる事もせず直接男根に触る。そのまま男根そのものを使って、掌を前後させて泡を作っていった。
「ん、良さそうだね。それじゃ、いっぱいきもちよくなってね」
「くお、う……! これは、中々っ……!」
「変な声、でちゃってるよ……?」
身体を洗うというよりは、ローションを馴染ませているのに近い真魚の手付きに、中年は思わず悶える。膨らんだ性器の根本から先端までを、小さな掌が絶妙な力加減で這っていく。
中年の反応に気を良くした真魚は、十分に泡立ったのを確認すると本格的に手を動かし始めた。男根の半ばを左手で軽く握り、手首だけを動かす事で掌と指の腹を回していく。
さらに右手は赤黒い亀頭を覆い、左手とは逆に方向へ手を回して撫で摩る。そうされて声を抑え切れずにいる中年に対し、真魚は耳元で囁く事で今の中年自身の姿を自覚させた。
「んんっ、はぁっ、ふうっ……んっ!」
「ああっ、そんな、触られるとっ……ひうっ!」
「んっ、んっ、んっ」
三者三様の愛撫と、それに伴う甘い声が浴場内に響いていく。貸し切られたこの場にそれを邪魔する物は無く、女達の全てが男達によって独占されていた。
柔らかな肢体を全身で感じ、男を煽る喘ぎが耳を抜ける。それらが支配欲と獣欲を同時に満たしていき、男達の身体の血の巡りは早まっていく。
女の献身によって、肉体的にも精神的にも満たされる。この極上の至福を好きに味わう、その為だけに男達は多額の金を費やして蓮達に首輪をかけていた。
「はぁ、やっぱ、最高やなぁ……」
「全くです。しかし、この旅行の本懐を忘れてはいけませんよ」
「おお、そういえばそうだったの。それじゃ、ジャンケンで決めるか」
しかし、このままではただ知り合いを集めて普段行っている事をしているだけに過ぎない。今回の目的は、そもそも別にある。
それを思い出した男達は、蓮達の奉仕を受けながら四人で手を出し合う。
「わしが一番か。さて、誰にしようかのう」
「俺が二番目やな」
「ううむ、運が悪い……残り物とは」
「いや親父はいいだろ、オレは一人負けなんだけど……」
白髪の中年、壮年、肥えた中年、青年。結果によってその場の序列が順に付けられる。
今回の旅行の目的は、お互いの女を比べる事にある。それぞれの女を貸し合い、味わい、気分で取り替える。バイキング感覚で別々の女を求め、様々な趣向を凝らしていく。
そこに女の同意など求める必要は無い。この場に居る女達との関係は余計な事など一切考える必要が無い程に密接であり、その権利は男達の手にしか握られていないのだから。
「蓮ちゃんがオススメやで。なんたって、俺の一番のお気に入りやからなぁ」
「ふむ、それなら試してみるかの。ほれ真魚ちゃん、離れな」
「ぶー。ここからだったのに」
一番目を勝ち取った中年は背に張り付く真魚を引き剥がし、椅子から立ち上がる。そのまま壮年に身体の奉仕を続けている蓮の背後に立ち、その裸体を眺めた。
水を吸って艷やかに光る黒髪、その長い髪の隙間から除く絹の様に滑らかな肌、男の背中で潰れて横に出ている豊満な胸。そのどれもが中年の燻りに熱を注ぎ、一つの欲求を膨らませる。
この雌を味わいたい、好きにしたい、犯したい。そんな野卑な欲求は、この場で秘める必要すら無い。自分のこれまで交わった女達の記憶が薄れる程の美女に、中年は口端を引き上げた。
「なら、わしからは真魚ちゃんを上げよう」
「えぇ……? 俺ロリコンじゃあないんやけど……」
「時には青いのも良いぞ? それに、人は見た目によらんもんよ」
「ん。いっぱいサービスするよー?」
勧められた代わりとばかりに、中年は壮年の傍の真魚を顎でしゃくる。顔を振り向けた壮年はそれに抵抗感を見せた。
壮年は蓮の様に、瑞々しくありながら豊満な身体を持つ女が好みだった。女遊びをする時は必ずそういった相手を選ぶし、蓮に多額の援助をしたのもその嗜好を完全に満たす雌だったからだ。
故に、その反対とも言える真魚を見ても気乗りはしない。幼い容貌、小柄で途上の肢体、薄い肉付き。しかしそんな壮年の好みや考えについては、知人である白髪の中年もよく知る所だった。
知っていながら勧めてきたという事は、その嗜好を超えるだけの価値がある。そう白髪の中年は暗に伝えてきていた。
「……そこまで言うんなら、素直に受け取ってみるわ。よろしくな、真魚ちゃん」
「よろしくー」
「なら、私はシスターですな」
「俺もシスターさんにシて欲しかったなぁ」
壮年は蓮から離れて真魚の後ろへ行き、三番目の肥えた中年はユーリヤと密着したままその場に座り続ける。ユーリヤに縋り付かれたままの中年を見て、青年は羨ましそうに眺め続ける。
三人の女に対して四人の男がいれば、自然と一人はあぶれてしまう。それは男達にとっては面白く無い事ではあったが、結局は旅行に行く前に全員がその条件で同意した。
理由は大きく二つ。一つは、誰もが旅行から外れる事を良しとせず、かといって蓮達に匹敵する程の女を連れてこれなかった事。
そしてそれ以上に、どうせそんな事など気にもしない程に何度もまぐわうつもりだったからだ。
「ふうむ、そうさな。なら蓮さん、折角だしその大きな胸で気持ち良くしてもらえんか」
「……挟めばいいのね」
「ハハハ、話が早くて助かるのう」
白髪の中年に対し、奉仕を切り上げられた蓮は振り返る。そこで立つ中年は、蓮の豊乳にわかりやすく視線を向けながら、これ見よがしに肉棒をぴくぴくと動かす。
蓮はしなりを作りながら自分の胸の下に腕を添え、持ち上げる事で男に自分の身体を際立てて見せる。その姿勢にはなんら必要性は無く、ただ男への恭順を示す為だけの仕草でしかない。
そんな蓮の態度と身体に気を良くした中年は、期待でだらしなく緩む顔を隠そうともせずに蓮の前の椅子に座り込む。開いた股座から生える肉棒は、太く血管が浮き出た肉棒が膨らんで蓮の身体を待っている。
――壮年のモノより少し短いけれど、その分太い。蓮は見せつけられた肉棒に嫌悪感を抱くどころか、いつもとは異なるモノへの新鮮さに心を高鳴らせた。
「――ん……どうかしら、私の胸は……?」
「ああっ……いいぞ、これは堪らんなあ……!」
中年の前に跪いた蓮は自分の胸の両側を持ち上げ、身体を寄せて深い肉の谷間に掲げられた肉棒を誘い入れる。
泡まみれの乳房は、まるで欲しがっていた様に強張った肉棒をするりと受け入れた。谷間の一番深くにまで肉棒を導き、根本から尖端までの全て埋め込んだ所で、蓮はその体勢を固定する様に胸を左右から抑え込む。
豊かな胸の持つ重量感、張りと柔らかさを両立した感触、強く抑え込まれながらも泡で滑る感覚。その全てが、中年の幸福感に繋がっていった。
「んっ、あ……ふぅっ、ふ、はぁあっ……あんっ」
「お、ぉっ……」
そんな中年に対し、蓮は奉仕を始める。豊かな胸を身体ごと上下させ、深くに沈んだ肉棒に胸の感触を教えていく。
揺れ動く胸が淫らに歪み、その内側で肉棒が擦れる。それに飽きさせないとばかりに、蓮は時を置いて胸の動きを切り替えていく。
小刻みに、大きく、強く、弱く。時には谷間より肉棒を抜き、凝り固まった乳首を押し付ける。その緩急は男への奉仕でありながら、蓮にも確かな興奮を与えていく。
そんな蓮の献身的な動きに、中年は顎を上げて悦びに呻いた。
「ふむ、それなら……シスター、一度離れてもらっていいですか」
「あんっ――は、はいっ」
ユーリヤを抱き着かせている中年はそんな蓮達の様子を見て、自分の肉杭で一度ユーリヤの秘唇の上をなぞり上げる事で奉仕を中断させる。思わず艶めかしい声を漏らしてしまったユーリヤは、唇を右手で抑えながら中年の身体から離れた。
そんなユーリヤの恥じらう姿を満足気に眺めながらも、中年は座っていた椅子をその場からどけて、空いた床のスペースに腰を下ろす。
座りやすい椅子から離れて床に座り込んだ中年を、ユーリヤは怪訝に思った。
「こちらが痒くてですね。是非とも、シスターのアソコで擦って欲しいのですよ」
「……そっ、それはっ」
「ああ、心配せずとも擦るだけで良いですよ。それとも、シスターはナカに欲しいのですかな」
「そ、その様な事は……」
腰を下ろした中年は身体を後ろに倒し、仰向けとなる。肉杭だけがユーリヤの目の前に打ち立てられた状態で、男は自分の肉杭を視線だけでユーリヤに示した。
肉杭に自分の秘部を擦り合わせる。もはや洗体という名分など欠片も無い、明確な前戯。
先程まではまだ抱き着いているだけと言えなくは無かったが、股座同士だけを合わせるとなればその痴態は言い訳のしようも無くなるだろう。
そんな事を、自分から、こんな大勢の前でするなど――
「……んうっ。重く、ありませんか……?」
「いえいえ、丁度いい重みですよ。特にこの、尻の重みなど……」
「あっ、やっ……! その様に、揉まれては……!」
「この様にされるのが好きと、前言っておられたでしょう? 勿論覚えておりますよ」
「っ――あっ、はあ……」
ユーリヤは中年の股座に腰を下ろし、秘部で肉杭を上から抑え込む。自分の股の上に座り込んだユーリヤに対し、中年はお返しとばかりに両の掌で尻肉を掴んだ。
秘部には男の肉杭を、尻には二つの手を。下半身の前後に男の興奮と欲を受け、ユーリヤは身悶えする。少し強く、無遠慮な程の手付きで触られる。それは実際、過去にユーリヤが男に求めた触り方だった。
広げられた手がぐにぐにと尻を指圧し、秘唇に感じる肉杭が待ちきれないとばかりに蠢く。それだけでユーリヤの腹の奥に秘めるモノが小さく締まった。
「そ、それでは――んっ、う、ふうっ……あっ、はぁっ」
「おおっ……! これは、たまりません、な……っ!」
「んっ、んんっ……! あっ、ひう……っ!」
男に尻を掴まれたまま、ユーリヤは腰を前後に揺り動かし始める。張り詰めた肉杭を自らの秘唇に合わせて、そのまま前後に擦っていく。
肉杭が淫肉の狭間を滑る度に、中年の腹の底から快楽が込み上がる。ただ身体を押し付け合うだけとは違う、雌の柔らかな入口に奉仕される感覚が直接的な交わりとはまた異なる性感を生む。
さらに、普段は淑やかなユーリヤが腰をくねらせ胸を揺らす淫靡な姿も興奮を煽ってくる。抑えながらも艶っぽい吐息を隠し切れないまま尽くしてくるユーリヤの痴態は、どこまでも扇情的だった。
中年の思いをそのまま表現した様な、猥りがわしい瞳がユーリヤの艶姿を一時も見逃さないとばかりに見つめる。そんな強い視線に気付いたユーリヤは、堪え切れずに目を伏せた。
「んー。おじさんは、わたしのカラダには興奮しないんだよね」
「……まぁ、正直なぁ。かわいらしいとは思うけど」
「ありがと。まぁ、それなら……おじさん、寝っ転がってくれない?」
「ん? ええけど」
ユーリヤ達の反対側では真魚と壮年が向かい合い、互いの身体を眺め合っていた。壮年は改めて見ても、真魚に対しては欲情というより庇護の念の方が強く浮かんでしまう。
そんな事を考えていると、真魚はシャワーノズルを右手に取りながら左手で床を指す。正直壮年はこの少女に何を求めるか迷っていた所なので、どうも案があるらしい真魚に従う事にした。
格子を刻む石床に座り、背を下ろす。言う通りに仰臥した壮年を見た真魚は、洗い場のつまみを回してシャワーに湯を通し始めた。
「お流ししまーす」
「お、おお」
それから真魚は丁度壮年の股の辺りで屈み、そそり立つ男根に左手を添えて右手のシャワーで洗い始める。小さな左手が茎部から陰嚢までを撫で回し、向きを変えながら程良い熱を持った水で全体を清めていく。
それは確かに心地良いものだったが、同時に壮年に困惑を招く。先程まで蓮の奉仕を受けていた壮年の身体は、背面はともかく前面は自然と流れてきた湯で濡れているだけに等しい。
てっきり泡に塗れた身体を押し付けてくるのかと思っていた為に、壮年は少々気落ちする。そんな壮年の顔を見て、真魚はくすりと笑った。
「心配しなくても、ちゃんと洗ってあげるね。……こっちで、だけど」
「お、おおうっ?」
男根全体を軽く水洗いした所で、真魚はシャワーを洗い場へ戻す。そして真魚は床に寝続ける壮年の下へ戻ると、頭を跨ぎながら身体の向きを逆向けた。
その状態で、真魚の膝が曲がる。壮年の顔から目と鼻の先に己の秘部を晒しながら、真魚は壮年の身体に腹這いとなって密着した。
上下を互い違いにして身体を重ね、それぞれの眼前に二人の性器がある。そんな体勢で、真魚は男根に鼻先を寄せた。
「ちゅっ、んむ――んんっ、んっんっん……!」
「くっ!? い、いきなり、これは……!」
醜く肥大した男の欲望そのものに対し、真魚は愛おしさを表す様に口付ける。そのまま流れる様に、真魚は唇を大きく開いて男根を口の中へと迎え入れた。
シャワーよりもさらに温い、僅かに粘りを持った唾液が糸引く口の感触を男根で受け取る。亀頭を根本まですっぽりと咥え込んだ真魚は、頭を揺すり唇の隙間で男根を擦り始めた。
「じゅうっ、ちゅ、んむ、はぁ、ん、ふう……!」
「っ……いい、ええぞ……!」
最初から精を吐かせようとばかりに、真魚は口淫の勢いを加速させていく。ただ水洗いしただけで、未だ垢や臭いは強くこびり着いているだろう男根に、真魚はむしろ喜んで自分の口を捧げてみせる。
瑞々しい唇を強く擦り付け、暴れる様な舌使いで男根の下側をねぶり、全体にしゃぶりつく。洗うと言うよりは貪ると言った方が相応しい真魚の口の動きに、壮年はそれまでの考えも忘れて耽溺した。
男根から来る快楽を享受しながら、壮年は前を見る。そこには小振りな尻を振りながら、てらてらと光る真魚の秘部が掲げられている。
明らかにシャワーで濡れただけとは思えないその水気を纏った秘部が、奉仕する真魚の思いを如実に証明していた。
「ん、う……おじさま、気持ち良いかしら……?」
「ああ、いいのう、最高じゃわい……!」
「ふふ、もっと良くしてあげるわね……?」
そうしている間にも、蓮の奉仕はさらに熱を増していた。ただ肉棒を挟むだけでなく、殆ど抱き着いているようにも見える程に前のめりになった蓮は、時折中年の腹部に唇を落としていく。
蓮は時には動きを止め、深い谷間でしっかりと肉棒を抑え込みながら上目遣いで中年の顔を眺める。中年が蓮を見下ろして視線が交差すれば、蓮は妖艶な笑みを浮かべた。
胸の感触や大きさだけでなく、動きの強弱から静動、瞳の動きから表情に到るまで、その全てで蓮は中年を悦ばせようとする。男の扱い方を知り尽くしたかの様な目前の女は、中年の想像以上に良い雌だった。
「んっ、う……ちゅ、んっ、ん、ちゅうっ」
「おほっ……! それ、もっと……!」
「いいわよ――ちゅ、ちゅ、んんっ、ふうっ」
次第に蓮は身体を丸め、谷間の浅い所に肉棒を滑らせながら突き出た赤黒い肉傘にキスを贈る。突如訪れた新たな刺激に、中年は不意に声を上げてしまった。
思わず口からほぼねだるに等しい要求が衝いて出るも、それを蓮は快諾する。双丘による奉仕は止めないままに、唇の表面で小刻みに亀頭を触れていく。
泡に塗れた亀頭に蓮の形の良い唇が吸い付く度に、中年の腰が震える。時折口についた泡を唾と共に吐きながら、蓮は中年を胸と口でひたすら愉しませていった。
「ん、ふう、んんっ……! はぁっ、あっ、ん、あ……っ」
靄がかかった様な頭で何も考えないまま、蓮はそうした胸の動きを早めていく。
今の蓮にとって、男に対して主導権を握る事が出来る奉仕の時間は一つの娯楽でもあった。自分の手によって表情を歪める男の顔を見れば、それが達成感と満足感に繋がる。
奉仕を強めて興奮を煽れば、その分だけ次の行為も激しくなる。自分の手の内で男が思うように喘げば、仄暗い喜びが湧き上がる。何より、男に身を捧げるという行為が得も知れない情意を覚えさせる。
それは他人に言えない行為をする事への背徳感か、或いは女としての喜びか、それとも普段は秘めている肉欲を引き出す解放感か。そのどれでもあり、どれとも言えない淀んだ思い。それが奉仕を通じて蓮の心を支配していく。
どこからか湧いてきた一筋の雫が、とろりと蓮の腿を垂れ落ちていった。
「はっ、はっ、ああ、んっ、んあっ……! どう、ですかっ……!」
「ああっ、いい、素晴らしい”奉仕”ですよ、シスターッ……!」
その隣ではユーリヤが顔を蕩けさせながら腰を振り、我を忘れた様に肉杭に自身を擦り付けている。
ユーリヤもまた、男に対する奉仕について蓮に近い思いを抱いていた。教会で男達に”奉仕活動”を強いられる内に、ユーリヤ自身の考えも変質させられてしまっていた。
少なくない金銭を、自分の為に捧げてくれる相手。それに対し、ユーリヤが返せるモノは身体と献身しか無い。どれほど俗に満ちた想いを抱いていたとしても、ユーリヤにとって”寄付”を行う中年達は感謝の対象である事は確かだった。
そう思って誠意を身体で示せば示す程、男達の要求は激しくなり、そしてそれにも慣れていく。長らく繰り返された日々は、少しずつその心身を蝕んだ。
「あっ、あ! ん、うっ……凄く、たくましくて……気持ち良い、ですっ……あんっ!」
灼ける様に熱を宿す肉杭に秘唇を滑らせ、下腹部の奥の疼きを膨らませる。男へ奉仕をしながら、身体の欲を慰める。気持ち良くする為に、気持ち良くなる。
感謝を示す為に奉仕をしていたのが、次第に奉仕そのものに感謝をする様に。男達の肉欲を満たす為の行いが、やがて自分自身の性欲を処理する為に。気付けばユーリヤは週に一度の”奉仕活動”へ、期待に近い感情を抱く様になっていた。
自分では届かぬ身体の奥深くを、何度も犯される。満たされる。
「ちゅ、む、んっ……ね、おじさんも、わたしの舐めて……?」
「ええでっ――じゅるうっ」
「んんんっ! あぁっ、それ、すきっ……!」
男根の裏筋を唇と舌でつついていた真魚が、両脚を大きく開いて壮年の顔に自分の股座を押し付ける。壮年は真魚の小尻を掴んで引き寄せ、期待に潤んでいる秘部を啜り上げた。
壮年が大袈裟な程に音を立てて真魚の恥肉を吸えば、男を求めて滲み出た甘露と、男に求められて喜ぶ音色が同時に溢れ出る。
さらに蜜壺の内に壮年の舌先が割って入ってくるのを感じた真魚は、改めて目の前の男根へかぶり付いた。
「んむ、んぷ――あんっ! ふ、むうっ、うぅんっ……!」
男根を舐め回す礼で陰門に吸い付かれ、そのさらに礼としてしゃぶりつく。壮年と真魚が身体の上下で重なり、性器と口を繋げて歪んだ輪を作る。肉欲のままに繋げられたこの形こそが、真魚の思いを体現していた。
求めるモノを口にし、差し出されたモノを喜んで味わう。求められたモノを差し出し、男達の求めを悦んで受ける。かつての経験により大きく歪められた
気持ち良いのならば、それでいい。欲しくなったなら、求めればいい。物足りないなら、欲しがればいい。それでいい、それ以外はどうでもいい。
ただ、身体の奥で喚く様なこの飢えに従えば、それでよかった。
「くっ……蓮さん、そろそろっ……!」
「ふっ、ふうっ……胸と口、どっちがいいのかしら……?」
「挟んだまま、口の中がいいのう……!」
「欲張りねぇ、じゃあ出させてあげるわ――んっ、んふ、んぅっ……!」
蓮と中年の行為の熱が、限界にまで達しようとする。柔肉と唇による蓮の奉仕を受け続け、中年の腰は抑える事も出来ず本能的にがくがくと跳ねていた。
中年の精は今にも吹き出る寸前まで込み上がっていたが、蓮の胸と口を少しでも長く受けていたいという一心でそれが堪えられる。吐精への欲を、快楽への欲で抑えつける。
出したいが果てたくない、そんな男の意志を受け取った蓮は、最後の一押しをするべく自身の胸を強く締め付け、激しく動かし始めた。
「はぁっ、んっ、ふうっ! ほら、出していいわよっ……!」
「うっ、ぐ、くううっ……!」
緩急も何も無く、蓮は自らの胸の圧力と動きの上下をひたすらに高めていく。ここまで来れば男を愉しませる小手先の術などいらず、ただ搾り取る事だけを考えればいい。
蓮は泡を用いて、圧迫した谷間の深くから浅くまで肉棒を一気に滑らせる。肉棒全体を強く包み込まれながら、柔肉の内側を滑り上がる感覚が中年に襲いかかる。
それが、往復して繰り返される。豊潤で柔い乳肉の感触を十全に受けながら、その内側を何度も駆け上っては滑り落ちる。男の精を強請る、浅ましくも蠱惑的な奉仕。
熱を帯びた表情で唇を半開きにした蓮は、すぐにも訪れるだろう射精を待っている。胸の柔らかさ、その深くに埋もれた分身、自分の精を乞う美女。中年の触覚と視覚はそれらを処理しきれず、快楽で視界が歪むのを感じた。
「あぁっ、あ、んううっ! だめ、ですっ! 私、私はっ、もうっ……!」
「いい、いいですよシスター、私もそろそろ……!」
傍ではユーリヤが天を仰ぎながら、甲高い嬌声と共に官能的な動きで肉杭に身を捧げている。
見られているという憂慮など、既にユーリヤの頭からは抜け落ちていた。元より多くの男達に囲まれ、あられもない姿を見せる事に慣れていたユーリヤにとっては、それはいつも通りでしかなかったからだ。
淫らに腰を振り、性器同士を重ね合わせ、自身の感情を男に教えていく。まるで己の罪を告白してみせる様に、ユーリヤは自らの秘めていた色欲を開け放ち続ける。
疼きは膨らみ続け、身体が意志で止められない。腰を思いのままに早めていくユーリヤは、中年の肉棒が小刻みに跳ね始めるのを秘唇で感じ取った。
「じゅう、ん、むうっ、んんっ! だして、口の中、ちょーだい……!」
「くぉ、お……!」
反対側の真魚は、唇を窄めて口に含んだ男根に強く吸い付き、水音を立てて口淫の勢いを激しくしていく。
未成熟な蜜壺からはそれに似合わぬ濃い愛液が大量に溢れ出し、壮年の口から顎下に到るまでをべとべとに濡らしていた。真魚は未だ秘部を押し付ける様に差し出しているものの、壮年はそれを啜る事も忘れて下半身の感覚に集中していた。
狭い穴を強引に押し開く様な真魚の唇の感触と、常に男根に添えられ動く舌先の感覚が壮年の心を奪っていく。あの幼気な口が性器代わりに使われている、そう考えると壮年は後ろめたさを含む快感を覚えてしまう。
そんな壮年の心を知ってか知らずか、真魚は股座に顔を埋めたまま下瞼を持ち上げて笑った。
「く、う――
「んむっ――んんんっ! ちゅ、ちゅうっ、んんっ……!」
蓮の胸を味わい尽くし、中年の肉棒はついに弾ける。その前兆を感じ取った蓮は精が迸るより一瞬早く、谷間から亀頭だけを突き出させ、唇で吸い付いた。
精巣から漏れ始めた白濁は勢いを持って鈴口より飛び出し、蓮の口内にぶち撒けられる。そんな精液を受け止めた蓮は、さらにそれを手助けする様に亀頭を吸った。
我慢を重ねて抑えていた欲望の種が、女の口で吸い取られる。男の悦びの極致で、中年は下半身を震わせながら言葉すら忘れて息を吐き続けた。
「出しますよ、シスターッ……受け止めなさいっ……!」
「ひあっ――んうッ!?」
ユーリヤの秘部の真下で、跳ねた肉杭が大きく膨らみ強く脈打つ。重なる刺激に敏感になっていた秘唇の隙間に精を受けたユーリヤは、その拍子で刹那の間だけ意識を手放した。
そのままどくどくと精液が自身の秘部の表面に流れ込むのを感じ、ユーリヤは腰を止めて無我でその熱を受け止める。
性器の入口全体で広がる精の粘りにユーリヤは幾許の満足感を得ながらも、さらなる疼きが腹の奥に灯るのを自覚していった。
「おっ、ほ、お……おっ!」
「んううっ! ん、ふ――じゅう、んうぅ……」
真魚の口から来る快感に、壮年の男根は屈して精を迸らせる。腰を上に跳ねさせて真魚の喉奥は突かれ、それに一瞬
しかしその蛮行にも近い反応を真魚は受け入れ、射精の終わりまで男根を喉奥で留めながら出された精子を呑み込んでいく。そんな口腔の暖かさを根本まで感じながら、壮年は果てる心地に浸った。
射精をひとしきり終えた所で、真魚の舌が再度ねっとりと動き始める。そこには射精へ導く為の強さは無く、果てた時の心地を維持する様な”掃除”の為の舌使いだった。
「――はぁっ。いやぁ、良かった良かった。正直出すつもりは無かったんじゃがの」
「ついお互い夢中になってしまいましたなぁ。まぁ、シスター達が欲しがりだったのも悪いですが」
「はぁー……いやぁ、たまらんかった。ちょっと性癖歪みそうやわ」
「……次、絶対オレが先だかんな……」
射精を終えた三人と、少し離れた距離で蓮達の奉仕する姿を眺めて自慰に耽っていた青年が談笑し合う。最初の欲望を吐いた男達は、余韻の中で感想を告げ合う。
その瞳に蓮達は既に映っていない。男達にとって蓮達は所有物同然のモノであり、最低限以上の気を払う必要が無い。そんな扱いを、蓮達も理解していた。
「……身体、もう洗ってもいいかしら」
「お、ええよええよ。なんならもっかい洗ったろか?」
「い、いえ……自分でやります、ので」
「ん……まぁ、わたしも別にいっかなー」
興味を失くしたと見て、蓮達は許可を取った上で男達から身を離す。そして談笑し合う男達を背に、行為で汚れた身体を洗い始めた。
あちこちにこびりついた精液が熱を失って固まるより先に、丁寧にボディソープと湯で洗い流していく。
精を受けた身体を鑑賞して愉しむ事もあった為、この許可は必須だった。それでなくとも蓮達の権利の殆どは男達が握る所であり、何も聞かずに動く事はそうそう許されない。
ただ身体を清めるだけの事ですら、男達の意志が関わる。しかしそれを、蓮達は不思議にも思わない。
それが、今の自分達の在り方なのだから。
「――では、次は外で、という事で?」
「そやな。ここ結構広い露天あるし、丁度いいやろ」
「なんでもいいから早く行こうぜ……もうオレ、我慢の限界だよ……!」
「全く、若いもんはせっかちでならんの」
蓮達が身体を洗っている間に、男達は次に行為に対する話を終えていた。身体に付けられた泡を雑にシャワーで洗い流すと、蓮達を置いて露天風呂へと続く扉へと向かう。
男達の行く先を一瞥だけして、蓮達は洗体を再開する。次はまた別の男に奉仕する事になるだろう、その時に別の男の残滓を残したままではいけない。それは”普通”の事だった。
「……ん……っ、ふ……」
「んー、ぺっ。んんっ、ぺ」
ユーリヤは精液を拭う為にシャワーを股座に当てて、真魚は種汁塗れとなった口内を湯で何度もすすぐ。
半端な絶頂で敏感になっている秘部にシャワーを当てるユーリヤは、抑えてはいるものの鼻にかかる声を唇から漏らしていた。それとは対照的に、真魚は無感情に口の中に水を含んでは白い残滓を少しずつ吐いていく。
次に備えて無言で自分の身体の後始末をしていく二人を見ながら、蓮も桶に湯を溜め、両手でそれを掬い上げて啜った。
(……次は、何をされちゃうのかしらね)
残った精の味が、湯でほどけて口一杯に薄く広がっていく。
蓮は次に男達にされる行為に思いを馳せ、薄い濁汁を一飲みした。
当小説でもっと見たいヒロインは誰ですか?
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蓮ちゃん
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ユーリヤさん
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真魚ちゃん
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蜜柑さん
-
夢ちゃん