「キレイなとこだねー」
「わぁ……!」
檜と岩で自然を模した枠組みに湧く泉、その縁から浴場の外壁までに建てられた東屋調の屋根、細長の樹が山間に生い茂る景色。夕暮れが近付き色変わりを始めた空の下、遮る柵すらも無い野外へと蓮達がやってくる。
空を渡る雲と陽に見下ろされ、隙間の多い林から差す木漏れ日が燦々と照らし出す野天の温泉の光景に、真魚とユーリヤは目を輝かせた。
「そういえば蓮ちゃん、このタオルってなんか意味あるの? 解説したいの?」
「一言多いわよ。……水を含んだタオルで頭を覆えば、のぼせるのを防げるのよ。温められて頭に昇った血液を冷やす、良く言われる”頭寒足熱”にする為の――」
「蓮ちゃんの言葉は一言どころじゃないぐらい多いよね」
「――……」
三人は身体を洗い終えた後、蓮の提案――半ば指示に近かったが――によってタオルを水に浸し、それを広げて頭全体を覆っていた。
単にタオルを持っていくだけとは思えない具体的な提案の意図を、今更真魚が聞く。それに対して蓮が丁寧に意味を話せば、その話は中途で打ち切られてしまう。
まるで政次郎を相手にしている様だ。雑な扱いに懐かしさを覚える反面、仕事を辞めた事でもう顔を見せなくなった相手を思い出し、ふと寂しさが去来する。
頭を振り、記憶を押しやる。余計な考えは、今この場においては邪魔にしかならない。終わった付き合いを思い出しても、辛くなるだけだ。
「ほぉー、単に手で持つのが面倒やからとかそんなんかと思うとったわ」
「……よくある間違いだけれど、小さく畳んで乗せても効果は無いし、バランスを取る為に却って筋肉が疲れるから温泉の意味が無くなるわよ」
「お、そうなんか。いやぁ蓮ちゃんみたいな物知りな愛人がおって助かるなぁ」
一足先に露天風呂にやって来ていた男達は、一定の間隔を空け半円状に座って肩まで湯に浸けていた。
”愛人”という単語に対してニュアンスを重く置く口振りに、蓮は少し顔を歪める。蓮という格別の所有物を他の人間へ誇示したいだけの壮年を、しかし蓮は止める事が出来ない。
そこで蓮はふと、自分に視線が強く集まっているのを感じた。
「……何かしら、皆様」
「ああいえ、綺麗だなぁと思いまして」
「外で見るとまた一層スゴいカラダだなぁ、二人とも……」
「――あっ! い、いや、そんな見ないで下さいっ……!」
男達はにやついて蓮達を、正確には蓮とユーリヤの肢体を眺めている。先程散々見て触った二人の肢体は、浴場に入った時とは異なりタオルに隠される事も無く瞳に映っていた。
ただ健康を考えてのタオルを頭に乗せただけだった筈が、結果的には男達に身体を見せびらかす形になってしまっている。舐める様な男達のいやらしい視線と自身のはしたない行いを恥じて、ユーリヤは自分の胸と脚の間に腕を置いた。
「ユーリヤ、今更気にしたって仕方ないでしょ。もうあんな姿を見せた後なんだから」
「そーそー。折角いいカラダしてるんだから、見せなきゃ損だよ」
「……し、しかし……」
対照的に、蓮と真魚は男達の目を受けても何一つ動じない。細い腰を境目に上下で豊かに実る蓮の肢体は、そのまま見つめている男達の視線に余す事無く応えて前を向いている。
真魚はむしろ蓮とユーリヤに強く向けられた視線を奪おうと、掌で未発達の身体の鎖骨から下腹部までを撫で回して見せていた。その動きに、男達は真魚の姿にも視線が引かれてしまう。
包み隠す事無く隠すべき場所を、しかも自分から見せていく様な二人の態度につられ、ユーリヤは羞恥をそのままに恥部を隠す腕の力を僅かに緩めた。
「うんうん、蓮さん達は男心をわかってるなぁ。じゃあ早く入りなよ、身体冷えちゃうから」
「……わかりました」
結局、ユーリヤは折れざるを得なかった。身体を隠していた腕を下ろし、肢体を男の前に再度見せる。
男達の視線を全身に受けるのを感じ、ユーリヤの顔に赤みが差す。それをなるべく気にしない様にしながら、ユーリヤは手首に巻いたヘアゴムを抜き波打つ後ろ髪をまとめて持ち上げた。
「ほほう……これも、中々趣があるのう……」
「ストリップショーとはまた異なった楽しみがありますねえ。見て下さい、あの胸を。上げた腕に引かれて、ほら……」
「はぁ、おじさま達にも困ったものねぇ」
「あうぅぅ……」
蓮とユーリヤはまとめた長髪を曲げて畳み、折り返した所をヘアゴムで止める。余った髪はその周囲に巻き付け、毛先をヘアゴムにもう一度通して団子を象っていく。
その最中、両腕を持ち上げて胸を張る二人の様子を、男達は瞬きも惜しいとばかりに鑑賞していた。腕を動かし身体が揺れるごとに、豊かな胸の表面が細かに揺れて男を魅了する。
蓮は困った様に微笑み、ユーリヤは唇を真一文字に結ぶ。それを横で見ていた真魚は、ふと思いついた様にユーリヤの背後に回り込んだ。
「えい」
「ひゃっ!? ま、真魚ちゃん、ちょっ……!」
「ほらほら、ちゃんと髪まとめないと。ん、おっきくて羨ましいなー」
「っ……や、んっ……」
後ろに回った真魚が、唐突にユーリヤの無防備な両胸を揉み上げる。男が触るのと同様の、ねちっこい手付きがユーリヤの胸を歪めて弄んでいく。
先程の愛撫と行為で未だ熱を灯す身体は、真魚の指先すら快楽に繋げてしまっていた。髪をまとめようとする手付きは鈍り、下から持ち上げる小さな掌が蠢く度に意図せぬ吐息が溢れる。
乳首と乳輪に真魚の爪先が滑り始めた所で、ようやくユーリヤは髪をまとめ終えた。
「も、もう! 怒りますよ、真魚ちゃん!」
「もう怒ってるでしょ。それに、いいカラダは有効活用しないともったいないじゃん」
「おうおう、真魚ちゃんの言う通りやな! いやぁ、わかっとるなホンマ」
ユーリヤが声を荒げた所で、真魚はすっと離れる。一連の様子を温泉から眺めていた男達は、賛美の拍手を贈り囃し立てた。
真魚は何事も無かった様に無表情を貫きつつも、まるで未だ胸を掴んでいるかの様に両手指を緩く開閉させて感触を思い出している。その動きに、ユーリヤはささやかではあるが更に怒りを募らせていた。
「二人共、遊んでないで早く入りましょ」
「はーい」
「……はぁ……」
男達に見られている事への羞恥も忘れてしまったユーリヤに、蓮が声をかける。それに応えて真魚は一足先に温泉へと向かい、その後ろに蓮とユーリヤも続いた。
木枠の縁を跨ぎ、三人は温泉の縁に足をかける。一段のみの階段を踏んで、太腿にまでかかる透明な湯の深みに腰を下ろす。そうして三人は、頭より下を天然の熱に沈めた。
「……いい湯ね」
「ん」
「はぁぁ……すごく、暖まりますね……」
肩を寄せ合い、三人は全身を湯に弛緩させる。ゆるりと波打つ水面は光をそのままに通し、泉に沈んだ身体を遮る事無くはっきりと見せている。
蓮達を見る男達の瞳は、水面に浮かぶ胸とその頂点にある桜色に釘付けになっている。たとえ隅々まで知り尽くした身体であっても、露天風呂という野外である事や首筋を見せる髪型など、様々な要因が合わさって別の魅力がそこには在る。
そこに真魚という少女が寄り添っている事が、まるで仲の良い姉妹達を見ている様な微笑ましさを覚えさせる。そして、これらを今まとめて手中に収めているという事を改めて自覚した。
「うんうん、いい景色だわい……」
「――ああ、もう我慢ムリ……! 蓮さん、こっち来て……!」
「ひゃ……わかったわよ、わかったから」
温泉に浸かって三人が寛いでいると、青年は勢い良く前に出て座る蓮の手を取る。強引に引き込む手の力に従い、蓮は青年の傍へと寄った。
そのまま青年は近付いてきた蓮の背に左手を添え、自分の左胸で蓮の身体を受け止める。青年の胸板に飛び込んだ蓮は、柔らかな肢体を押し付ける様な形で青年に密着した。
「ああ、すっげ……シスターさんも凄かったけど、蓮さんもホント……!」
「やっ……! 全く、そんながっつかなくても、逃げたりしないわよ――あっ、ん」
青年は左腕で蓮の背を抑え込み、空いた右手で蓮の胸を
触られていない方の柔乳を、青年の胸板に擦り付ける。右腕を青年の首裏に回し、左手をいきり立つ股座に差し込む。男からの欲求を受け止めながら、蓮は青年に奉仕していく。
もはや蓮は、男に対して自分から積極的に絡むようになっていた。一度前戯をした事が引き金となって、蓮の中に秘めてられていた雌性は軛を外している。
受容と奉公。それこそが今の蓮の内面を形作る全てだった。
「全く、シスターにシて欲しいのではなかったのか?」
「そう思ってたんだけど、蓮さん見てたら堪らなくなっちゃって……!」
「気の多い息子さんじゃのう。子は父に似るとはまさにこの事よ」
「ふぅっ、んん、はぁっ……全く、こんなに大きくしちゃって……」
やれやれと肩を竦める青年の父を尻目に、青年は蓮を、蓮は青年を触り続ける。普段は髪に隠れて見えない蓮の首筋に青年は顔を埋めながらも、掌は尖る頂点ごと胸を押し潰して柔らかさを味わっていく。
蓮の方はそんな青年に対し、なだめる様に右手で後頭部を優しく撫でながら、渇望と興奮で膨らむ肉棒を左掌で包み、強弱を付けて優しく揉んでいく。
相互に行う愛撫が、温泉の熱以上に二人の心を淡赤に染めていく。その瞳は既に、目の前の相手以外を映していなかった。
「さて、順番から言えば次は私ですか……それなら、真魚ちゃん。こっちに来なさい」
「あ、いいの?」
「愉しませてくれるのでしょう?」
「ん。じゃ、一緒にきもちよくなろ」
息子である青年から目線を切り、肥えた中年は真魚を手招きする。自分で本当にいいのかとやんわりと確認を取ってから、真魚は四つん這いで中年の方へと寄っていった。
先程の壮年と真魚の行為から、中年はこの少女の淫蕩さに興味を持っていた。先程はユーリヤに奉仕されたから今度はこちら、という気持ちも多くを占めてはいる。だが真魚ならば十分に自分の期待に応えるだろう、そんな確信こそが真魚を選んだ最大の理由だった。
恰幅の良い中年の上体にとさりと軽い身を預けた真魚は、挨拶代わりに自分から中年に唇を捧げる。そのまま何度かついばむ様に中年の唇を弾いた後、真魚は中年の頬を両手で挟みながらの深い口付けに移行した。
「んぅ、む、ちゅ、ちゅうっ、んふぅっ……」
「ふっ、む――やれやれ、甘えんぼさんですなぁ」
「ふぅっ……おじさん、こういうのキライ……? んっ」
「むう、ふ……いいや、こういうのも新鮮で良いですね……ふっ」
真魚は顔の角度を変えながら、唇同士を合わせて舌を中年の口内に伸ばす。それを中年の舌は迎え入れ、顔よりも深い場所で絡め合いながら互いの欲を繋げていく。
真魚の舌が中年の舌の表裏を舐め回し、口内を掻き混ぜ、唾液と吐息を送り込んでいく。その上で、真魚は自らの肢体を中年の胸板に擦り付け、全身で甘えていく。
自分の息子よりもさらに一回り歳の離れた少女が、己の妻よりも情熱的に唇を貪り、女性らしさを育む最中の裸体を押し付けてくる。
非現実的な体験と感触が、再び中年の股間に血を注ぎ始めた。
「んじゃ、そこのシスターさん――えーと、ユーリヤさんやったな。が、俺やな」
「……はい、よろしくお願いします」
その次に壮年が最後に残ったユーリヤを呼びつける。胸を控えめに隠しながら、ユーリヤは壮年の前へ寄っていき、手の届く距離で真っ直ぐに向き合った。
壮年は改めてユーリヤの顔立ちから肉付き、上半身から下半身の端々までを観察して思案する。蓮に匹敵する程のスタイルを持つユーリヤに対し、何を求めるべきかと自問する。
一方で壮年に黙って見つめられているユーリヤは、何もせずにいる事への気まずさで所在無さげに身体を縮こませていた。両脚を閉じ内腿で陰部を隠し、両手で胸を覆って視線を遮る。
頬を赤らめてもじもじとしているユーリヤを見て、壮年は自分がやる事を決めた。
「決めたわ。ユーリヤさん、俺の目の前で立ちや。あ、両手は身体の横に頼むで」
「……っ。は、はい」
指示のままに、ユーリヤは温泉の中から立ち上がる。言われた通りに直立した状態で手を横に付け、壮年の間近で生まれたままの姿を晒し出す。
そうすれば自然と、ユーリヤの下半身は壮年の顔の高さに合わせられた。股座を分かつ肉のクレバスに視線が突き刺さり、僅かに内股気味になるも隠すことは敵わない。
壮年の顔が上を向けば、ユーリヤの身体から大きく突き出た胸が下から視線で舐められる。胸を正面や上から見られる事には慣れていても、下から見られる事はあまり無い。眼だけで辱められている様なその感覚に、ユーリヤは身体を細かく震わせた。
「股を開いて、じっとしいや」
「え――ひゃんっ!?」
ユーリヤの身体を一通り見終えた壮年は、その内腿を両手で割り開いてから閉ざされた秘部に二本の親指をかける。ユーリヤが戸惑っている間に、秘唇は壮年の指によって真横に開かれ、内側の鮮肉は剥き出しとなった。
思わずユーリヤは腕を動かそうとするが、それを壮年が鋭い視線で射抜く事で制止させる。動くな、その命令を思い出したユーリヤは腕の力を弛ませ、自分の秘部を割り開く指に意識を向けた。
「蓮さん、ちゅー、チューしよ……!」
「仕方ないわねぇ……んっ……は、ふう……っ」
真魚と深い口付けを交わす父親を見て、青年もまた蓮にキスを求める。そんな青年を困った様に苦笑いしながらも、蓮は首に回していた右手を青年の頬に添え、求められた通りに唇を合わせた。
蓮が青年の唇の表面を舐め回し、結びを緩めた所で上下の隙間を舌先でノックする。青年が唇から完全に力を抜いた所で、蓮の舌は待っていたとばかりに青年の口腔へと強引に侵入した。
「んっ、ふ、は――んんっ、ん、んっうっ、ふ……」
「う……っ……」
蓮の舌が激しく執拗に動き回り、青年の口が犯される。青年の瞳のすぐ先には、眦を落として恍惚としながらキスを楽しんでいる蓮の眼差しがある。
さらに、青年の肉棒を触る蓮の手付きが変わる。握るだけの動きから、上下に擦る動きへと。青年が蓮の手と唇から来る感覚に身体が押されれば、その分だけ蓮が前に身体を寄せて胸を当ててくる。
全ての動きが男を魅了し、心を絡め取り、身体を逃さない。自分が行為を強制していたつもりが、いつの間にか蓮に行為を支配されている。そんな中で、青年は蓮の発する雌の毒に当てられていった。
「ふうむ……こうして一人待たされるのは、確かに寂しいのう」
「ん、ぷはっ……わたしは、別に一緒でもいいよ?」
「そうですな、やはり仲間外れは良くありませんしね」
三組の男女が睦み合う姿を、白髪の中年が寂しそうに眺める。先程一番に女を選んだ為に今度はあぶれてしまった中年を、真魚は呼び付けた。
真魚は白髪の中年へ向けて小尻を浮かして左右に振る。
後ろに中年が付いたのを顔だけ振り向いて確認した真魚は、薄く微笑んだ。
「ん――しょっ、と。ふぅっ、んんっ……」
「ほっ……これは、中々……」
真魚は前の中年に上体を強く預けながら、すぐ後ろの中年の股間に尻を突き出す。小振りな尻臀の隙間に男根を導き、腰を上下に揺すり始めた。
膨らみと丸みを持つ二つの尻肉と、陰部に限りなく近い場所で男根に尽くす。情事を目の前にしながら待ち惚けていた牡竿が、待ち望んだ女の身体に悦んで跳ねる。
それでいながら、真魚は上体を前の中年に預けて唇を再度捧げる。互いの胸と唇を合わせ、身体から息遣いまでを独占する喜びを中年へ与えていく。
一人の少女が、二人の男に自らの心身を贈る。真魚の見た目に似合わぬ献身的な姿勢が、受ける感触以上の興奮を中年達から込み上げさせていった。
「んっ、は、ああっ……いやっ、そんな所をっ、触られてはっ……はあっ、う」
「こーんな濡らしといて何言うねん。こんなトロトロしたの、明らかに湯じゃないやろ」
「あっ、あっ……! そ、それ、はっ――あんっ!」
直立を貫かざるを得ないユーリヤの下半身の目の前で、中年は膣内を眺めながら指で秘部を弄る。ヒレの様に薄く膨らんだ秘唇を撫で付け、血色をそのまま映す淫肉を指の腹で刺激し、時折肉核に触れる。
先程の奉仕によって性の快楽を思い出した身体は、それだけで容易く男に傅いた。秘部の奥より漏れ始めた愛液がユーリヤの脚と壮年の指を伝っていき、ユーリヤの口以上に瞭然と望みを語る。
見られる事が気持ち良い。触られる事が心地良い。もっと、もっと触って欲しい。羞恥と欲念、理性と無意識の隔たりが、却って触られる事への性感を膨らませてしまっていた。
「どれ、味は、と――」
「あぁんっ! ひ、んんっ……! だ、だめっ、こんな、ぁっ……!」
垂れ落ちる愛液の量が雫となって温泉に落ちる程になった所で、壮年は自分の口でユーリヤの蜜穴に吸い付いた。
ユーリヤ自身が隠そうとして、しかし隠し切れず発露を始めた身体の火が熱を上げる。貼り付いた壮年の口と舌が流れ出す愛液を吸い上げ、潤む秘唇と蜜口を舐め回していく。
そんな壮年からの前戯に対し、ユーリヤは顔を蕩けさせて声に歓喜の色を織り交ぜる事で答えとする。基本的に自分からの奉仕を強要されてきたユーリヤは、男側から熱心に尽くされる事には弱かった。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……! れ、蓮さん、もう、オレッ……!」
「――ぷ、はっ。ふふ、挿れたくってしょうがないみたいな顔、してるわよ……?」
「うあっ、ちょ、そんなシゴかれたらっ……!」
寄り添う蓮に口を貪られながら左手で肉棒を擦られている青年は、もはや沸き起こる獣欲が留められる限界にまで達していた。齎される感覚は快いが、それだけでは足りない。
今この瞬間は自分のモノである目の前の女に、本能のままに自身を打ち込み、精を放って注ぎ込みたい。その想像が肉棒を上下する蓮の掌の感触と重なり、つられて腰が勝手に浮いてしまう。
蓮はそんな青年を見て、妖しげに笑っていた。言葉でなじる事で性欲を掻き立て、まだ挿入しないのかという期待を顔に強く浮かべて見せる。
そんな蓮の全てが、青年の纏っていた最後の理性を剥ぎ取った。
「い、挿れたいっ……! 挿れるよっ、蓮さんっ……!」
「あんっ……そんな焦らなくても、ちゃんとシてあげるわよ……んっ」
左脇に抱えていた蓮を、青年は両腕で力強く引き寄せる。その勢いのままに青年は肉棒を蓮の内へ挿し込もうとするも、先走った思いは腹部の上をなぞるだけに留まってしまった
抱き込まれた蓮は逸る青年の想いに応え、自分から腰を浮かせて秘所を左手で開く。そうして開けた雌口を、自ら肉棒の真上へ導いてみせた。
全てが透き通る水面下で、青年の肉棒は蓮の肢体に隠される。その次に訪れるだろう瞬間に青年が息を呑み、蓮は息を深く吸った。
「んっ――んあぁぁっ、はぁっ……!」
「う、ああっ……!」
息を吐きながら蓮が腰をゆっくりと下ろしていけば、絡み付く肉襞とどろどろに溶けた柔肉が青年の肉棒を迎え、包み込んでいく。
男を求めてうねり続ける蜜壺が、自ら降りてきて肉棒を挿し込んでくれる。その至福の時を青年は何もせぬままに味わい、そして蓮の大きな尻肉が青年の太腿にぺたんとくっつく。
全て入った。根本を引き締められ、肉茎を絡め取られ、亀頭で女の最奥を感じ取る。青年は蓮を逃さないとばかりに両腕を蓮の脇下へ差し込み、背中を引き寄せる様に抱き締める。
それを受け、蓮もまた両手を青年の首に回し、互いの意志で抱き合った。
「……はぁっ……どうかしら、私のナカは……?」
「すごっ……絡み付いてきて……すごい、気持ち良い、ですっ……!」
「ふふ、素直ねぇ。だらしない顔しちゃって……ちゅっ、んっ、むっ」
待ちに待った女の味に、青年は恍惚として涎を一筋垂らす。気を抜けばすぐにでも射精に至ってしまいそうな、そんな快感の中にただ浸っていた。
蓮は半ば放心している青年へ、唇を降らせる。肉欲を煽る様な深い接吻では無い、親愛を囁く様な短く優しいキス。それを何度か繰り返せば、青年はあまりの多幸感に頭が白んでいく。
美女を抱き、愛され、味わう。男として考えられ得る最大の幸福が、青年を支配した。
「――動くわよ? んっ、ん! あ、はぁっ、あ……!」
「あっ、ちょ、あ……! や、やばっ、うあっ……!」
青年からの指示すら必要とせず、蓮は腰を動かし始めた。
顔と突き合わせ、合わせた胸を擦り合い、性器を繋げ合う。お互いの吐息を分け合う程の近さで、身体を重ねて腰を揺らす。先に動き始めた蓮に引っ張られるように、青年も思考を挟む事無く身体を動かしていた。
はち切れるのではないかという程に膨らんだ欲望の具現が、蓮の膣を削っていく。膣内に敷き詰められた無数の肉襞が肉棒を絡め取り、形を男そのものへと変える膣は、青年と同じく肉の快楽に震える。
身を包む温泉よりも遥かに熱い情欲の焔が、蓮と青年の肉体と精神を焦がしていった。
「んふっ、う――ね、おじさん。わたしも欲しくなってきちゃった……」
「ええ、いいですとも。では、背中を預けなさい」
「ん」
全身で二人の中年を感じ続けていた真魚が、目の前の中年の耳に媚びた囁きを流し込む。その声色は一切の混じり気も無く、純粋に男を求めていた。
犯されたかった。取り繕った人間性という仮面を捨てて、性欲に忠実となって雄を味わいたい。獣欲に歪められ、淫欲を覚えた少女の身体が持つ望みはそれだけだった。
中年に言われるがまま、真魚は姿勢を反転させて恰幅の良い中年の肉体を椅子とする。肌と、裸と、男根の感触。その全てが、真魚の強く求めているモノ。
中年は真魚の胴をがっしりと掴み、腰から下を持ち上げる。その下から浮き上がってきた男根の尖端が、秘唇の隙間に添えられる。その時、真魚の瞳に仄暗い光が差した。
「……ふう……っ!」
「あ、あぁぁっ……! はっ、おっ、きい……っ!」
中年が真魚の腰を落とし、狭く閉ざされた少女の内側に中年の男根が押し入る。熱された異物が膣の中に侵入する感覚を、真魚は悦んで受け入れた。
内を侵し、心を犯され、染め上げられる。太く猛る欲求の矛が丸ごと自分の一番弱い場所を突き刺している実感が、真魚を震わせる。
自分の中に、別の誰かが
「……おじさん、犯して……? いっぱいいっぱい、わたしの事おかしてっ……?」
「言われずとも、そうさせてもらいます、よっ!」
「ふあぁっ! あ、あっ! そこっ、そこいいよぉっ……!」
真魚は背を逸らし、全てを中年に委ねる。腰をくねらせて膣を歪め、男根を上下両方の口でせがんで求める。
その欲が、中年を突き動かし始めた。真魚の腰を掴み、腰を大きく突き上げる。その力が真魚の最奥を貫き、身体を上へと大きく跳ね上げた。
ただでさえ浅く狭い膣は真魚の求めによって大量の蜜を垂れ流し、中年の快感と抽挿を助ける。温泉によって熱された蜜壺は中年の男根を強く締め付け、根本から溶かす様な感覚を与えていく。
それと同様に、真魚も内側にいつも以上の熱を内側へ打ち込まれる事の快感に一瞬で呑まれた。
「気持ち良さそうな所悪いのう。こっちはお口で頼めるかね?」
「あっ、んっ、ふぅっ――いいよ、んむっ……」
真魚が後ろの中年に身体を揺すられ膣を擦られていると、それを眺めていた前の中年が立ち上がって股間を近付ける。眼前に突き付けられたさらなる牡竿に、真魚は喜んで顔を突き出し咥え入れた。
後ろから突き上げられ、前から突き付けられ、その両方を真魚の口は捉えて離そうとしない。男の抱く醜さの象徴が未熟な身体を犯しているにも関わらず、真魚はふやけた表情を浮かべ続ける。
今身を浸している温泉の穏やかな熱など、もはや比較にもならない。男が持つ獣欲の焦がすような熱こそが、真魚にとっては最も心地良い温度だった。
「もうええなユーリヤさん? んじゃ、挿れるで」
「あっ、うあっ……だ、だめっ、いま、わたしっ、だめでっ――」
壮年は口と舌による愛撫を切り上げ、立ち上がってユーリヤの背後に回る。
ひたすらに陰裂を舐められ、穿られ続けたユーリヤの身体は既に限界に達していた。壮年が舌で撫でるまでも無く愛液は止めどなく零れ落ち、膝から下は立つのもやっとと震えており、目の焦点は定まっていない。
そんなユーリヤの秘部の中央へ、壮年は肉杭の尖端を合わせる。弛緩しきった淫唇が亀頭を受け入れたのを感じた壮年は、ユーリヤの両方の上腕を掴んだ。
「だめ、だめぇっ――あっ、んぅううっ……!」
「お、おぉぉっ……! こ、これは、中々っ……!」
壮年はユーリヤの両腕を引きながら、一息に腰を突き出す。腕を取られて逃れられなくなったユーリヤは、一切の抵抗も出来ず肉杭の挿入を許した。
しかし言葉に反して、ユーリヤの膣の内側はこれ以上無い程の悦びを見せていた。男の全てを包み込む様な柔肉が肉杭の隅々に吸い付き、ひたすら奥へと誘い込む様にうねり続ける。
雌肉の全てが壮年の雄を刺激し、挿れたばかりにも関わらず壮年は一瞬で込み上げてきたモノを抑える事で頭が一杯になった。
「あっ、だめ、いく、イッ――んぁ、ああっ……!」
「うお、お……!?」
しかし、ユーリヤは抑える事すら出来なかった。挿入された肉杭が最奥を叩いた衝撃によって、意識が一瞬飛ばされ腰から下はがたがたに震える。
限界を一度で超えさせられたユーリヤの意識は、自身の内側に埋め込まれた肉杭の感触にのみ囚われ、快楽以外の信号を受け取る事が出来ない。
あっさりと堰を切った身体はこの瞬間、壮年を気持ち良くする玩具と完全に成り果てた。
「っ、ああ、堪らんっ……!」
「あっ、はあっ、あっ! すごっ、すごい、ですっ! あっ、はあっ!」
ユーリヤの身体に理性を奪われた壮年が、一気に腰を激しく振り始める。肉杭を咥える膣は奥に挿れられる時のみ開かれ、引かれる時には吸い付いて閉じようとする。
一方向にのみ向いた淫肉に呑み込まれる感覚が、壮年の心を奪い腰を振らせる。限りなく自分勝手に、自身を女に刻み付ける動き。そんな劣情の発露が、ユーリヤの心身を大きく乱す。
一瞬とはいえ絶頂を迎えたユーリヤは、それまで抱いていた理性などあっさり手放して、さらなる官能の為に子宮を下ろしていった。
「はぁっ、はぁっ、蓮さんっ、蓮さんっ……!」
「うあっ、あ、あぁんっ! いいっ、奥、気持ちいいっ……!」
縋り付く蓮をこれ以上無く強く抱きながら、青年は腰を前後に揺すり内側を揺るがしていく。子宮に亀頭を強くぶつけ、一番奥で交わる。
肉欲と淫欲だけで二人は重なり合い、全身を擦らせ合う。性器から来る悦楽だけでなく、柔乳と胸板を押し付け合う事や、口を衝いて出る想いを耳にする事、その全てから来る愉悦を蓮と青年は共有していく。
理性と感情の伴わない、本能と欲求に基づく交尾。二人がこの瞬間心で感じているモノは、たったそれだけの刹那的な幸福だった。
「あっ、やばっ、出るっ、もう出るっ……!」
「はあ、あんっ! いい、イイからっ! 出して、ナカにっ……!」
激しさを増す交合に、蓮は青年を抱き締めながら背を反らせて顎を上げる。股座から走る性感を空へと放ち、山間に蓮の声が木霊していく。
壁一つ無い自然の光景に不釣り合いな嬌声が、林を抜けて響いていく。その声が誰かに届く事は無い、しかしそれでも声を放つ毎に蓮の興奮は引き上げられていく。
もしも林の中に誰かが潜んでいたら。この声が山道にまで響いていたら。いや、そもそも旅館の主人には届いているかもしれない。そう考えていても、蓮は自分の声を止められない。
止める必要など、何も感じなかった。
「あ、あっ――うッ!!」
「んんぅうッ!!」
青年の精神の全てが蓮の身体に完全に奪われ、辛うじて保たれていた一線が千切れ飛ぶ。反り立つ肉棒の内側を種を宿す液汁が急激に昇り、その先に待つ女の深層へと吐き出された。
浴場内で一人だけ射精出来ず、溜め込まれていた性の塊が次々に蓮へと送り込まれる。半固形化しているとすら感じさせる、そんな濃厚な精液を内側に浴びせられた拍子に蓮も自身を手放した。
肉棒が何度と無く跳ね回り、迸る精が膣を隅々まで満たしていく。男から求められる喜び、女として扱われる悦び。それらを掻き混ぜた陶酔感の中で蓮は全身を締め、さらに肉棒を搾っていった。
「あっ、ああぁっ……! イくっ、また、イっちゃ――んッ、ふうぅぅ……!」
絶頂して膣が蠢き、絡め取った肉棒がさらに跳ねて精が流される。その感触だけで蓮は重ねて絶頂に至り、それが再び膣と肉棒の悦楽に繋げていく。
浴場で”おあずけ”を食らっていたのは、蓮も同じだった。受けた愛撫は秘部には届かず、自分の奉仕で一方的に男の射精を促しただけ。そんな状態で青年からの熱烈な獣欲を浴びせられ、待ち侘びていた絶頂が訪れた。
ずっと、こうされたかった。全てを忘れる事が出来る時間の中でそれだけを思い、蓮は青年の首元に顔を埋めて全身を震えさせていた。
「あっ、あっ! ちょーだいっ、おじさんのっ、おじさんのせーえき、ほしい、のっ……!」
「言われずともっ、一杯出してあげますよっ……!」
「こらこら、口を離さんで欲しいのう」
「ん、ごめんねっ――んんっ、むっ、ふうっ」
真魚と中年達の行為も、温泉に荒波を立てる程に激しさを増していた。股の上で座る真魚が後ろからの男根に強く突き上げられ、時折前の牡竿を口から離してしまう。
しかしそれを真魚は良しとせず、すぐさまに目の前のに牡竿を咥え直してみせる。それはもはや男の為に行われる奉仕では無く、与えられたご馳走を味わう様な自分の為の淫行だった。
「よおし、出るっ、出ますよっ……!」
「ん、んーっ! んっ、む、ふ、んんっ!」
声掛けと共に後ろの中年は真魚の胴を掴む両手に一層の力を込め、自分と真魚の身体によって周囲の湯を弾き飛ばす勢いで抽挿を加速させた。
それまでで一番の激しさを一身に受けながら、真魚は目の前の牡竿から決して口を離さず、それどころか一層強く唇を窄めてしゃぶってみせる。
思考など要らなかった。ぶつけられる欲望に応える、それだけを考えていれば後は快楽に身を委ねるだけで良い。
男の望むままに身勝手に肉壷を突かれ、口を使われ、支配される。それらに対する被虐的な暗い悦びが、真魚の頭の全てを染め上げていった。
「そろそろ
「うあっ――あぁあぁッ!!」
後ろの中年は真魚の背に覆い被さりながら、重く深い一突きで子宮を穿つ。未だ育ち切っていない胎部が潰され、今度こそ真魚の意識は一つ残らず消し飛ばされた。
極致へと至った膣は男根を握る様に固定し、これ以上無い程に引き絞られる。それを受けた中年も自身に絶頂を許し、滾る種汁を鈴口より奔らせた。
「うあっ、は、あ……! ああっ、あ、はぁぁっ……!」
「いい顔しとるのう。カラダは小さくても、カオは一人前のオンナじゃわい」
牡竿をしゃぶる事も忘れ、真魚はふやけた顔を白髪の中年に見せつける。自身への口淫が打ち切られたものの、少女の淫らな表情を間近で見下ろす事による満足感がそれを補っていた。
思えば、真魚は出会った時からこうだった。出会い系で顔を合わせた最初は、幼さと感情の薄さが印象的だった。半ば投げやりに、金のみを目当てに男を求めているとばかりに思っていた
だが、実際はその全く逆。真魚にとっては金などただのおまけでしかなく、男だけを求めて性交に耽っていた。ただ犯される時のみ真魚は歪んだ笑顔を見せ、行為が終わればどこか淋しげですらあった。
儚げで、危うく、淫靡。その有り得ない程の
「あっ、イ、くっ! 私っ、また、またあっ!」
「はぁ、ホンマエッロいシスターさんやな……! イイ、イイわっ……!」
「ひぅ、んうっ! もっと、もっと激しくっ、お願いしますっ……!」
腕を取られて後ろから責められ続けるユーリヤは、常に絶頂の境目に足をかけた様な心地で行き交う肉杭を受け続ける。しかしその動きは、少しずつ様変わりしていた。
壮年からの責めを一方的に受けるだけでなく、ユーリヤ自身も壮年の腰に合わせて尻を振る。より早く、強く、深く。男を欲する、浅ましい動き。
聖職者という立場も、神への信仰も今のユーリヤには無い。この空の下であっても、今のユーリヤを見つめているのは交わる壮年だけであり、ユーリヤもまた壮年の身体だけを感じていればそれで良かった。
「おおっし、出す、出すぞぉっ……!」
「は、はいっ……! わ、私のナカにっ、全部、くださいっ……!」
壮年の腰が早まり、ユーリヤの尻が小刻みに弾かれる音が辺り一面に響き渡る。壮年の昂りを感じたユーリヤは、”奉仕活動”でそうしてきた様に男を望んでいるだろう言葉を口にする。
それは単なる見せかけのモノではなく、ユーリヤ自身の望みでもあった。身体は限りなく絶頂に近い所まで押し上げられてこそいたが、その度合いは未だ浅い所で留まっている。
一度こうなった身体の疼きを鎮めるには、男の絶頂を身体に受けるしか無かった。男が望む限りに捧げられてきた身体は、その望みを遂げるまで終わる事を許されない。
達しなければ、終わらない。達したいならば、達させなければならない。
――
「――は、あぁあぁあんッ!!」
「うおっ、
その望みに心が染まり切った瞬間、ユーリヤが先に達する。声を張り上げ、蕩けた膣を引き締め、肉杭に自身を捧げる。そんなユーリヤの身体に屈し、壮年は半ば暴発的に精を吐き出し始めた。
肉壷は腰から先を全て持っていくのではないかと思うほど、肉杭に対して収縮と吸着を繰り返す。壮年はユーリヤを掴む両腕と淫肉へ肉杭を埋め込む腰のみに集中し、ユーリヤの身体が齎す至福に溺れた。
「あっ、はぁ……っ! いっぱい、出されて――イくっ、イっちゃい、ますっ……!」
男の望みその物が自分の腹の裏に広がっていく、それを受けてさらにユーリヤの絶頂はさらに深みへ堕ちていった。
子宮に流し込まれる精の熱が堪らない。自分の奉仕による成果を膣全体で感じ、その褒美として男より与えられた恍惚が心を満たしていく。
白に染まった脳内は快感を受け取る以外を拒絶し、ユーリヤは胎内に感じる壮年の雄と自分の内の雌を感じてただ喘ぐ事しか出来なかった。
「――はぁ、あ……す、スゴかった……」
「いやぁ、想像以上に良かった。いけないモノに目覚めてしまいそうですなぁ」
「……んっ、はぁっ、あぁ……」
「あぁ……でちゃう……」
射精の余韻より戻ってきた青年と肥えた中年は、蓮と真魚から肉棒と男根を抜き取る。それにより、男を受け入れていた秘部はぽっかりと口を開き、注ぎ込まれた精液が湯へと垂れ流されていった。
殆ど真っ赤に近いほどに顔を紅潮させた二人は、ぼんやりとした表情を浮かべたまま男達に身体を預け続ける。その脱力感は行為の余韻によるモノでもあったが、一番の原因は昂ったまま留まり続ける身体の熱だった。
絶頂に到る程に高まった身体を、浸かる湯が熱し続ける。ぐるぐると全身を巡る血液は静まる事を拒み、その熱に浮かされた蓮と真魚の脳は半ば麻痺していた。
「おっと、このままではのぼせてしまうの。ほれ真魚ちゃん、立ちなさい」
「全く、お前はやりすぎだぞ。蓮さん、こちらへ肩を」
「親父にだけは言われたくないなぁ」
虚ろな表情で呆けている蓮と真魚を、中年達が引っ張り上げる。火照った肌に大粒の汗を流す二人の姿はそれだけでも扇情的ではあったが、いかんせん身の安全に関わる事となれば欲情よりも心配の方が先立つ。
中年達に連れられ、二人は温泉の外縁にある石積みに腰を下ろした。
「はぁ……あ……あつ、い……」
「ん、ぅ……」
「……これは……また、いいですな」
「うわ、エッロ……」
蓮は座ったまま瞳の焦点を定めず虚空を見つめ、真魚はゆっくりと背を倒し冷たい石床に身体を寝かせる。火照った身体を冷ましながら、力無く大股開きとなった脚の奥からは、送り込まれたばかりの精液が一筋の白線を股座に描いていた。
心配が無くなれば、男達の中には欲情のみが残る。犯されておきながら無防備に裸身を晒すその姿が、また犯して欲しいという
いや、事実としてこの女達は犯されに来ている。元より自分達が共有する所有物でしかない雌をどう扱おうと、咎められる道理は無い。そう男達は自分達を正当化し、肉棒を再度膨れ上がらせた。
「はぁっ……あ、んんっ……う……」
「おおいかんいかん、冷えるのは良うないな。ほれユーリヤさん、浸かった浸かった」
「……あ……ありがとう、ございます……」
その一方で、立ちながらの行為を強いられていたユーリヤは自らの汗によって急速に身体を冷やし、寒さに震え始める。それを感じ取った壮年は、ユーリヤを抱き寄せて自分と共に温泉に身を浸けた。
湯に身を下ろしたユーリヤは、自身を強引に犯していた壮年に甘える様に身を委ねて息を整えていく。絶頂で余裕を無くしたユーリヤの頭は、今犯された事も忘れて思いやられた事への感謝のみを浮かべていた。
自分の胸板にくたりと凭れ掛かるユーリヤを、壮年は満足そうに見やる。自分からの行為に対して一切抵抗せず、犯されてよがり、感謝を告げる。そんな罪悪感を一切感じさせないユーリヤの在り方が、壮年に深い充足感を与えていた。
「……いかんな、年甲斐もなくまたヤりたくなってきたわい」
「お、オレも、まだ足りないよ……!」
「そっちはまだまだ元気やなー。こっちはちょい疲れたし、ゆっくりするわ」
「ん、っ……胸、きもちいい、です……」
離れた場所で再度奮いを見せる中年達と青年の三人を見て、壮年はユーリヤの胸を緩く揉みながら呆れた顔を向ける。手慰みとばかりにただ胸を弄られる、それだけの事でもユーリヤは身を小さく跳ねさせ声を上げていた。
無防備に男を待つ女三人と、興奮冷めやらぬ男三人。中年達と青年は互いに一度目配せをし、それだけで意志を同じとした。
「次の順番は……えーと、誰からでしたっけな……」
「もう早いもん勝ちでいいだろ……! オレ、シスターさんとヤりたい……!」
「おいおい、お前はさっきも一番に選んだろうに」
再び順番を決めようとするも、自分の猛りを抑えられない青年は何も考えずユーリヤの所へ向かおうとする。だが、つい先程真っ先に蓮を選んだ青年にその権利は無い。
親である中年が青年の肩を掴み、暴走寸前の青年を制止させる。己の欲を邪魔された青年は恨めしそうに父を見るも、じっとりと責めてくる視線に口を噤んだ。
「いやいや、別に構わんよ。毎回順番を考えるのも、じゃんけんをし直すのも面倒だしの」
「……まぁ、そう言うのでしたら」
「あ、ありがとうございます! シスターさん、次、次お願い……!」
「……あ……わかり、ました……?」
その横から、白髪の中年が助け舟を出す。それによって肥えた中年は青年の肩から手を離し、すぐさま青年は壮年に寄りかかるユーリヤの元へと向かっていった。
実際問題、一度決めた順番に従い続けるのは平等ではあるが、それは二番目や三番目になった人間にとっては不公平を強いられ続ける事になる。
かといって、何度も順番を決めるのも手間だ。元々互いを納得させる為に一先ずの順番を付けただけであり、それによって不和を招いてしまうのは誰も望む所では無かった。
「では、我々はどうしましょうか」
「わしは真魚ちゃんがいいの。口も良かったが、やはりナカで出さんと辛いわ」
「なら、私が蓮さんで」
白髪の中年は真っ先に真魚を選ぶ。元々肥えた中年の交合のついでに口で奉仕されていただけで、未だ精を吐き出していない牡竿は張り詰めたままだった。
蓮の身体も極めて魅力的ではあったが、今は美味しそうにこちらのモノを咥えて悦びを得ていた少女を、自身が受けた心地良さの分だけ犯し尽くしたかった。
「さて、と……あぁそうだ、シスターのタオルをこっちによこしなさい」
「え? いいけど――投げるよ」
肥えた中年は蓮をどうしようかと考えた所で、次にする事を思い付く。その為に、青年へユーリヤの持つタオルを渡すよう要求した。
それを受けた青年はユーリヤの頭に乗せてあるタオルを取り、戻るのも面倒に思いそれを中年へ向けて投げつける。距離の目算を謝ったタオルは途中で水面に落ち、中年は少し顔を歪めて溜息を吐きながら拾い上げた。
「全く、大雑把な。まぁいい、それでは……蓮さん、ここに寝て下さい」
「ふ、う……わかった、わ」
中年は蓮の頭に乗せられたタオルも取り、二枚のタオルを温泉の外の石床に並べて広げる。そうして出来た人一人の背中ほどの極めて簡素なシーツに、蓮を手招きした。
僅かに取り戻した判断力で、蓮はタオルの上に横になって寝転ぶ。そんな蓮の脚側へと陣取った中年は蓮の太腿を腕で抱え上げ、自身の足の付け根へ乗せて仰向けの体勢を取らせた。
今度は、こう犯されるのか。蓮は次の性交に対し諦観の中に確かな期待を抱いて、下半身の力を抜いて腰を突き出してしまう。
無言ながら確かに自分を強く求められた事に、中年はにやつく。
中年は息を大きく吸い、吸った空気を全て腰に込めながらゆっくりと肉棒を蓮の肉唇に埋め込んでいった
「――あっ、はあぁあっ……! 入っ、ちゃうっ……!」
「お、うっ……!」
肉襞が敷き詰められた蓮の膣は、その密度に反して中年の肉棒を易易と呑み込んでいく。腰を前へと進めれば、無数の襞が肉棒に絡み付いてくる、その感触の甘美さに、中年は犯している身でありながら悶えてしまう。
その交わりによって受ける快感は、蓮にとっても同じだった。肉棒が埋められる毎に多くの襞がその形と硬さを如実に蓮の脳へと知らせ、求めていた男その物を身体で味わっていく。
快楽が悦楽となり、悦楽が快楽に繋がる。肉欲と愛欲が心を塗り潰していく感覚に、二人は呑み込まれていった。
「真魚ちゃん、もう大丈夫かのう? 今度はそこで四つん這いになりなさい」
「……ん、だいじょぶ……だいぶ、マシになった」
白髪の中年は身体を横にしてぴくりとも動こうとしない真魚を見下ろし、しかしろくに心配もせず自分の欲望を口にする。中年の声を聞いた真魚は、すぐにむくりと起き上がった。
真魚は殆どの事に興味も体力も割こうとしない性分ではあるが、こと性交に関しては誰よりも貪欲であり、男から何か求められればすぐにでも応じる。これまでの付き合いでそれを理解していた中年は、この少女の望みをこの場の誰よりも理解しているという自負があった。
何でもいいから犯されたい。それも男の思うがままに、滅茶苦茶にされたい。破滅的とも言える被虐願望こそが、真魚の根底であり今持つ思いの全てだった。
「ん……じゃあ、めちゃくちゃに、シて……?」
「言われずとも、こっちはもう我慢なんぞ出来んわい」
言われた通りに床に手と膝をついた真魚は、言われるまでもなく尻を中年へ向けて持ち上げ、熱っぽい眼を飛ばす。男の自制や理性を失わせようとする真魚の思惑に、中年は喜んで乗った。
真魚の丸い小尻を鷲掴み、二つの親指で尻肉を割り開く。その奥に潜んでいる窄まりと白濁を垂らす陰裂が、男を待ち侘びている。それは決して中年の思い込みなどでは無いと断言出来た。
留められてきた今の昂りを込め、中年は真魚の膣口に牡竿の尖端を当てた。
「――ほれっ!」
「うあぁんっ! あ、うぅんぅ……!」
躊躇も遠慮も無く、中年が自らの分身を一気に真魚の内側へ打ち込む。尻を叩く様な力で送り込まれた牡竿は、肉が詰め込まれた様な真魚の狭い膣の強い抵抗を一息で貫いた。
中年からの肉欲を文字通りに強くぶつけられた真魚は、それだけで脳裏に白い火花を散らせる。ぎちぎちに詰まった膣内は受け入れた牡竿を自らの内側で固定し、降り切ったまま戻っていない子宮は精を求めて亀頭に深く吸い付き始める。
浅く狭い真魚の肉洞が、痛いとすら思わせる程に中年の牡竿に食い付く。茎の根本に届かぬ位置を強く締め付けながらも、そこから最奥に向けて波打つ様に蠢く真魚の肉孔の感触に、中年は腰を震わせて歓喜した。
「挿れるっ、挿れるよ、シスターさんっ――うっ!」
「んあぁんっ!? うあっ……こんな、いきなり、ぃっ……!」
「うお、いきなりかいな」
壮年から半ば奪い取る形で青年はユーリヤを抱き寄せ、温泉に肩まで沈める形で対面しながらいきなりに肉杭を挿入する。前振りも無く秘唇を刺される、ほぼ強姦と言っても相違ない蛮行に対しても、ユーリヤは甘い声で受け入れてしまっていた。
二人の姿勢は先程の蓮と青年が行っていた交合とほぼ同じではあったが、立場は全くの逆だった。何も出来ずに惚けるユーリヤへ、青年は欲望が急かすままに腰を振り、力の抜けた膣内を自身で抉っていく。
女が男を求めて愛欲を与えるのではなく、男が女を求めて性欲をぶつける。ただ受け止める事しか出来ないユーリヤは、青年の背に腕を回す事で身を打ち付ける衝撃に堪えた。
「全く、乱暴やなぁ。ま、ユーリヤさんも喜んどるみたいやけど」
「シスターさん、こうされるの好きだもんね……! ほら、ほらっ!」
「あっ、や、んんっ! は、はいっ、私、これ、イイですっ……!」
座って密着しながら、青年は腰を細かく前後させる事でユーリヤの胎内をぐりぐりと捏ねて悦に浸る。それが続けられる内に、次第にユーリヤは腕だけでなく両脚までも青年の背中側に回して今の体勢を縫い止めていた。
身勝手な獣欲を全身で受け止めながら喘ぎ続けるユーリヤに、青年はさらに劣情を募らせていく。自分の中の雄が命じる通りに、青年はユーリヤを抱き留める腕と犯す腰にさらに力を入れていった。
「ふ、く、うっ……! いいっ、いいですよ、蓮さん……っ!」
「あぁ、あんっ、あぁんっ! 奥っ、もっと、もっと突いてぇっ! ん、んっ!」
仰向けのまま両腕を頭の横へ上げ、服従した犬の様に身体を魅せる蓮を、肥えた中年がひたすら肉棒で突き続ける。ユーリヤや真魚とも異なる味わいを持つ蓮の身体は、抽挿の度に中年の思考力を削り取っていく。
細い腰を両腕で抑え込み、蓮の意志で掲げられている秘所に股座を何度も押し付ける。その勢いで蓮の身体は下から上まで弾かれ、なだらかに潰れた柔乳がそれ以上に跳ね回る。
それ以上に蜜壺に埋められた肉棒は、腰を動かす度に熱で溶かされる様な言葉に出来ない鮮烈な快楽を受け止める。単純極まりない下半身の前後運動は、この片時に限りこの世全ての事に勝る幸福だった。
「ん、はあっ、あ、あっ、あ! や、これっ――あはっ、ぁんっ!」
そんな中年の激情を打ち付けられる蓮は、もはやまともな言葉すら発せられない程に情欲と悦楽に囚えられていた。
中年が腰を出せば尖端が疼く下腹を掻き上げ、引けば膣襞がめくり上げられる。何度と無く男を味わってきた身体は、男を愉しませながら自身が愉しむ為に蠢き続ける。
肉棒の打ち込みに合わせて胸を張り、自らの豊乳を大きく揺れさせる。中年の腰が引かれた時・押し込まれた時に的確に膣を締め、自らの快感を艶声で知らせて男の本能を煽る。
その全てが、男を悦ばせる為に蓮が自ら覚えていった事だった。金を得る為に男に教え込まれ、諦めを慰める為に従い、快感で
全部が、蓮自身が受け入れてきた事だった。
「あ、んんっ、く、ぅ! イ、イっちゃうっ、イっちゃう、からぁっ……ああんっ!」
「くっ、おぉっ――そんなに、私のモノが気持ち良いのですかなっ……!」
「いい、イイっ、の、おッ! 太いの、ナカ、あばれて……くるッ、キてるからぁっ――あぁあぁッ!」
痴態を見せ、艶声を上げ、雌を晒す。身体に刻み付けられた無意識と、快楽を声にするだけしか残っていない意識、その両方で蓮は中年の熱情を受け続ける。
数々の知恵と意志を宿していた脳裏には、今や悦と雄の二つの官能しか残されていなかった。男が欲しくて堪らない、頭を塗り潰す白光に全てを委ねる。その最中で蓮は、自分が既に何度も絶頂の線を越えている事に遅れて気付いた。
その度に下腹部は強く収縮し、その快感が抽挿をさらに激しくさせる。もっと、もっと欲しい。ただそれだけを乞い、蓮は遥か空へ向けて甲高い淫声と淫音を奏でていった。
「あ、あっ、あああッ! おっきいっ、おっきい、よぉっ!」
「全く、そんな喜んで……強引に犯されるのが、そんなに好きかの?」
「すきっ、すきぃっ! あっ、んんっ、うぅんッ! あはっ、ああッ!」
その近くでは、また別の雌犬が白髪の中年に組み伏せられている。始めは四つん這いで犯されていた真魚は、既に膝を立てる力も失い身体を腹這いに臥せていた。
身体に何の力も残していないだろう真魚の尻に、中年は容赦無く自らの股座をぶつけていく。限界まで膨らんだ牡竿は斜めから真魚の肉壷を貫き、陰核の裏側を繰り返し押し潰す。
乱されている、襲われている、犯されている。紛れもなく自分が望んだ感覚が中年によって叩きつけられ、送り込まれ、贈りつけられている。
淫部より奔る稲妻の津波が、脳裡だけを焼いて蕩かす。男に犯されているこの僅かな時間に限り、真魚は”少女”を棄てて”女”に成る事が出来た。
「あぁ、んっ、んんッ! シてッ、もっと、もっとぐちゃぐちゃにっ、ぐちゃぐちゃが、いいのッ!」
「欲しがりだのう……ふんっ!」
「――ッ! うぁ、あッ、ああ……ッ!!」
求めれば、さらに強く姦される。自分を忘れ、時を忘れ、声を忘れて。もはや自分が何を言っているのか、そもそも言葉を発せているのか。それすらも忘れて、真魚は犯されていた。
埋没する牡竿が抜ける事を恐れて膣を引き締め、狭まった雌穴を抉じ開ける牡竿に狂喜する。身体の全てが男に奪われ、心は溢れる快楽に溺れている。
何も出来ず、見ず、解らず。そんな中で真魚は、駆け昇る快感に背を反らして犯され続けていた。
「シスターさん、顔、前に突き出して……!」
「はっ、はいっ――んぅ、んっ……んッ!」
温泉の中で青年に肉杭を押し付けられているユーリヤは、虚ろな頭で青年の声を聞き入れ顔を近付ける。その瞬間、青年はユーリヤの唇を奪った。
半端に開いたままのユーリヤの口内へ、すかさず青年は舌を割り込ませる。蓮が青年にやってきた事を思い出しながら、今度は青年がユーリヤの口を犯していく。
そうしながら、腰の動きも止まる事はない。両腕、両脚、口、胸、股。ユーリヤは自分の全てを青年に預け続け、身体を貪られ続けていた。
「あっ、ん、むっ……! は、あんっ、ん、くぅうっ!」
それこそがユーリヤにとって何よりの悦びだった。求められる事に応えて身体を捧げる、男達への感謝を兼ねた性交。
受け入れれば受け入れるほど、男は喜び自分も悦ぶ。その考えに陥ってしまっては、いつもは口から出る形だけの忌避すら浮かばなくなっていく。
気持ち良く、してあげたい。繋がった肉杭が感じる心までも結び付けている、そんな錯覚の中でユーリヤは腕と脚を締め、身体の奥深くを明け渡す。
青年と身体を重ね続けたユーリヤは、再び衝動にも近い疼きを身体の奥底で膨らませていった。
「んあッ、あぁんっ、あああッ! イっちゃう、イくッ、イくぅッ!」
「うっ、く……
「イくッ――は、あぁあぁあッ!!」
理知さを擲ち己の快感だけを発する蓮へ、肥えた中年は蓮の上体に倒れる形で腰を強く打ち付ける。中年の重みを乗せた突きは蓮の蜜壺を奥まで一気に徹し、それを最後に蓮の意識は彼方へと跳ばされた。
根本までを埋めた肉棒の全てを、蓮の蜜壺と柔襞が絡み取りながら搾る。精液を求める蓮の絶頂に呼応して、中年も溜め込んでいた精液を全て解き放った。
うねる淫肉が自身の全部に吸い付いてくる感覚に浸りながら、中年は肺の底まで空気を吐き出しながら射精を続ける。陰嚢すらも引き込まれる錯誤の内で、中年は永遠にも思える瞬間の浮遊感の境地に至っていた。
「んあ、あ! ちょーだいっ、全部、せーえきぜんぶっ、ほしい、のッ! あ――んぁぁッ!!」
「くっ――う、ぐッ!」
「ひあっ――あああッ!!」
真魚が深い絶頂を得ると共に肉壷を引き締め、白髪の中年はそれに堪え切れず本能に屈する。蓄えられた種汁は激流の様に真魚の膣へと注ぎ込み、内を真っ白に染め上げた。
悦の境地の中で牡竿の脈動を感じ取った真魚は、さらに絶頂を重ねてしまう。五感を放棄した身体は男に喰らいつき、感じ取り、焦がされていく。
欲しがった通りに殺到してくる大量の種の群れを、真魚の小さな肉洞は全て呑み込んでいった。
「ふあ、あぁっ! ひう、うぅんっ! すみま、せっ、もう、もうっ……!」
「いい、イイよ、シスターさんっ! 一緒に、一緒にイこっ……!」
「あっ、は! ふあッ――ぁあぁあッ!!」
「うッ!!」
追い詰められたユーリヤは達する為に許しを乞い、青年がそれを認める。イっても良い、そう認識した瞬間にユーリヤは自身を高みへと昇らせた。
全身を縮めて青年に縋り付き、ユーリヤは悦楽を受け入れるべく頭を振り上げて嬌声を飛ばす。敬虔なシスターという肩書きなど一切感じさせない媚態が、青年をほぼ同時に果てさせた。
ユーリヤの痙攣に合わせ、雌が秘める子房が挿された男根を最奥へ引き込む。子宮の入口に亀頭が届いているにも関わらず更に欲しいとせがむ秘肉に、青年は無心で腰を押し付け続けた。
「あ、あぁッ……だめッ、イくの、とまんなっ――んんッ、はぁっ……!」
「はぁーっ、あぁーっ……! きもちいいっ、いいよぉっ……!」
「はぁっ、はぁっ、は、あぁ……わたし、こんな、乱れ、て……っ」
蓮は四肢を広げながら腰のみを浮かし、肉棒に自ら押し付ける感触だけで絶頂を維持する。
真魚は中年に押し潰されながらも尻で円を描き、膣を擦り付けて牡竿を貪る。
ユーリヤは自分を戒める言葉を青年の耳元で呟きながらも、抱き着く手足の力を緩めない。
それぞれが各々の形で、男に犯される事を愉しんでいた。男達は性に耽溺し切った蓮達の様子を見下ろし、それまでの情動をゆっくりと沈めていった。
「――ふぅ……あー、いやぁ……最高でした、なぁ……」
「全くじゃわい……これは、腰にクるのぉ……」
「……は……ぁ……」
完全に精を絞り出し終えた男達は、蓮達から身体を離す。射精の後で物寂しさを覚えた中年二人は、蓮の臍下や真魚の尻へ自らの肉棒を擦り付け、尿道に残った僅かな精の残滓でマーキングしていく。
寝転ぶ蓮と真魚は二度目の性交によって完全に衰弱しきり、何一つ動く事も出来ないまま荒い息を零しながら、秘裂より掻き混ぜられた愛液と精液をぼとぼとと吐き出し続ける。
犯されて打ち捨てられた様な二人の姿を、中年達は満足げに見下ろしていた。
「傍から見るとレイプ現場そのものやなぁ。ま、声聞きゃ誰もそうは思わんやろけど」
「いやぁ、シスターさん達がエロすぎるのが悪いって……」
「はぁ、あっ……ご、ごめんなさ――ひゃうっ、んんっ」
温泉の内は、青年と壮年が揃ってその惨状を冷めた目で傍観する。しかし青年は未だ自身に身を預けるユーリヤの丸尻をぐにぐにとこねくり回し、壮年も暇潰しとばかりにユーリヤの双丘へ掌を沈めていた。
そんな扱いにもユーリヤの身体は悦びに震える。情火を身体の芯まで灯された身体は、一度疼きを収めても男の手で触られるだけですぐに受け入れ始めてしまう。
冷静に立ち返ったユーリヤはそんな自分に嫌気が差しながらも、胸と尻を四つの掌で触られる痴漢の様な状況に快楽を見出し、肩を小さく震わせていた。
「一旦はここまで、ですね。一汗かいた後の温泉というのも乙なものです」
「本来その為の温泉じゃろうに」
中年達が蓮を引き連れ、再度温泉の中へと戻ってくる。好き放題に女を貪り満足を得た男の中の獣は、さらに蓮達を犯そうとは思っていなかった。
一方的に男達の欲望に付き合わされた蓮達も、温泉に全身を沈めて与えられた安らぎを染み渡らせる。湯の熱が身体に染みて入り込めば、代わりに心に満ちていた男と身体の中の雄が抜け落ちていく。
行為を置いてすっかり茜色に染まった空を、蓮がぼんやりと見上げる。あぁ夜が来るな、たったそれだけの安直な感想しか蓮の頭は浮かべられなかった。
「あー、すげえ良かったぁ。オレもう満足かも……」
「なーに言っとるんや」
今にも温泉に突っ伏すのではないかと脱力するユーリヤを抱えつつ、青年はこれ以上無く締まりのない顔でそれまでの極楽を頭の内で反芻する。
青年の心に黄昏が到来し、ユーリヤの身体を弄びながらも興奮は次第に消えていく。十分に女を楽しんだと言わんばかりの青年に、すぐ近くの壮年は呆れた。
「ええ、まだまだ足りません。そうでしょう?」
「
「ま、その前にゆっくり腹拵えやな。ここの夕食って何が出るんや?」
温泉で改めて身体を温め直した中年と壮年は、その場を後にする。
中年達にとっては、これまでの行為は全て互いの女の紹介に等しい時間でしかなかった。どんな性格で、どんな身体で、どんな味か。それを確かめ合った上で、今日の夜を思う存分に愉しむ。
その幕開けが今終わっただけ。中年達は失った肉欲の代わりに今晩への期待を膨らませ、浴場の中へと戻っていく。
「それじゃ、オレも行くよ。また後でいっぱいヤろうね、皆」
「……えぇ……」
「……ん」
「は、はい……」
最後に青年は温泉で休んでいる蓮達に声をかけて、戻って行く。
残された三人は、束の間の安楽に全てを忘れる。感触の残る下腹部を撫でれば、股座から漏れ出す白濁が透明な泉に染みて穢していく。
男の残滓が自分から抜け落ちていく感覚を味わいながら、蓮は天を仰ぐ。青さが全て紅に染まってしまった空へ、少しずつ夜の黒が近付いていた。
足を踏ん張り、腰を入れんか!
そんな事では、ヒロインの痴態一つ拝めんぞ!
勃てい! 勃ってみせいッ!
いつもの倍ぐらいのボリュームでまだまだお送り致します。
当小説でもっと見たいヒロインは誰ですか?
-
蓮ちゃん
-
ユーリヤさん
-
真魚ちゃん
-
蜜柑さん
-
夢ちゃん