「あっ、んっ、んうっ……いれてっ、早く、はやくうっ……!」
「おーおー、焦らんでもすぐ挿れたるわいっ、なぁっ……!」
「んあっ、あぁっ! き、たぁっ……!」
広々とした大部屋、明るく照らされた宴会場の中央にまとめられた七組の布団の上。それを舞台代わりに、真魚と壮年は絡み合っていた。
真魚の陰部から滴る愛液を直接男根に塗り終えた壮年が、布団組の中央で両手両足を大きく開いている仰向けの真魚に覆い被さり、腰を沈めていく。壮年の腰が落とされるに連れて高くなる真魚の嬌声は、壮年の身体で隠されていても何の行為に及んでいるのかを雄弁に語っていた。
丸く肉付きの薄い太腿と、角張った股座がぺたりと張り付く。はぁっ、という溜め息が二つ、それと全く同時に重なった。
「ハハハ、酒の肴としては中々上々ですなぁ」
「エロビデオってこんな感じで撮ってんだろうなぁ……これ撮ったらどっかに売れねえかなぁ」
「身が割れる様な事になればわしらには惨事じゃろ。個人で楽しむ分なら止めんが、の」
「じょ、冗談ですって……ちょっと目ぇ怖いですよ……」
そんな性交の始まりを、残った男達は畳二つ分ほど離れた横で眺めていた。
男達は一様ににやにやと低俗な笑いを顔に浮かばせ、酒や食事を摘んでいる。それぞれはもはや一・二分も要らずに空に出来る程に目減りしていたが、男達はそれをしない。
満たされかけている食欲に取って代わる、目の前の見世物。いつもは自分達が当事者であるその姿をゆっくりと眺めるのも、物珍しい余興として十分だった。
「っ、真魚ちゃん……」
ユーリヤもまた、そんな真魚達の様子を眺めている。だがその顔は男達とは対照的に、暗く沈んでいた。
歳にそぐわない、本来禁じるべき行為。庇護すべき真魚がそれに自ら身を捧げている事も、そしてそれを止める事の出来ない自分の卑しい立場にも。手が届く程の距離で止める事の出来ない自分自身に、ユーリヤは気分を重くしていた。
「ほらシスター、手が止まっていますよ。ちゃんと
「……」
真魚達の方へ余所見をするユーリヤを、肥えた中年が嗜める。それと同時に中年はユーリヤの下がっていた左手を手に取り、自身の股間へと添えた。
中年は既に自らの下着を捨て、素のままの肉杭を勃たせて浴衣の隙間より突き出していた。ユーリヤの掌は中年の誘導によって丁度その上に乗せられ、肉杭に覆い被さる形にされている。
真魚達がユーリヤ達の眼前で性交の準備を整えている間、ユーリヤもまた中年に奉仕をさせられていた。中年は食事を取りながら真魚の痴態を見やり、その傍らで欲求をユーリヤの掌に押し付ける。そうする事により、楽しみと愉しみを同時に得ていた。
「……この位の強さで、いいでしょうか」
「はぁ、丁度いい感じ、ですよ、シスター……もう少し早く擦って下さい……」
「は、はい……ん……」
そんな中年からの身勝手な要求に、ユーリヤはそれまで通り応える。真魚達に目を引かれるまでにずっとやっていた通りに、生身の胸を中年に強く押し当てつつ掌で肉杭を包み、撫で擦る。
強すぎず、弱すぎず。指示と肉杭の震えから徐々に適切な強さへと調整されたユーリヤの手付きは、滑々とした手の感触も相俟って中年の求める以上の快楽を与えていく。
さらに手の上下と同時にユーリヤの全身は僅かに上下しており、それによって膨らんだ乳房と硬くなった乳首は中年の胸板を滑り、間近で漂う芳香と加えてユーリヤの性を強く感じさせていた。
「んむ、ん、じゅる、ちゅ、ふうっ……ん、ん、んっ」
「ん、ふ、はぁ……全く、蓮さんは
「んっ、はぁっ……情熱的なのはお気に召さない?」
「まさか。若返るようじゃよ。……んむ、ふ……」
また、その近くでは白髪の中年に抱き着きつつ深いキスを繰り返す蓮の姿があった。
両腕で中年の背中をしっかりと抑え込み、唇から伸びる舌により中年の舌を絡め取る。透ける程に薄いブラは、自分から縋り付く蓮の胸の柔らかい感触を邪魔する事無く、中年へとはっきりと伝えている。
幾度となく重ねた唇と舌から落ちた粘糸は蓮と中年の胸の両方を汚し、零れた情の雫はどちらの物かもはやわからない。蓮からの口付けが終われば、そのお返しとばかりに今度は中年側から舌を伸ばして蓮の唇を割り開く。
重ね、重ねられ、重ね返し。両者の情愛と情欲が舌の上でやり取りされ、蓮と中年は互いにその長い口付け合いを終わらせないでいた。
「ハァッ、ハァッ……! 蓮さん、蓮さんッ……!」
「ふあっ――もう、ちょっとはガマン出来ないの……?」
その上、中年と抱き合う蓮の背後からは、鼻息を荒くした青年が覆い被さっていた。
中年の胸で潰れて横に広がる胸を両手で撫で回し、下半身で蓮の尻を押し上げる。蓮のうなじに鼻を埋めて深く呼吸を繰り返し、胸の奥まで蓮の薫りを迎え入れる。
張り詰めた肉棒は蓮の尻の上や隙間に何度となく乱暴に押し付けられ、もっとも過敏な触覚によって柔く膨らむ尻肉を一方的に味わい、時折中央の閉じた窄まりを擦り上げる。
抑え切れない欲求が自身の身体を這うのを感じ、蓮にその熱の疼きが伝えられる。”蓮が欲しい”という一心で先走る強い訴えは、菊門への刺激と共に蓮の性感を煽っていた。
「全く、老体に二人分の重みはキツいわい。わしはいいから、もう二人で愉しんで来なさいな」
「ハッ、ハッ……いいよね、許可出たし、もういいよねっ、蓮さんっ」
「はー、全くせっかちなんだから……いいわよ、布団行きましょ?」
中年は青年の勢いと重みを蓮の身体ごと受け続け、流石に音を上げて抱きつく蓮の腕をやんわりと解く。
そうして縋り付いていた蓮から中年は横に逃げ、一旦乱れた浴衣を着直し、蓮と青年に対して部屋中央に並べられている布団を指し示した。
真魚と壮年が繋がり合いながら、未だ多くのスペースを残している寝床。さらなる性交を待ち続ける、その舞台へ。
「ああっ、は、あっあっ! はぁっ、イイッ、イイよぉ、おじさぁんっ!」
「くうッ……! 全く、千切れそうなぐらい締めよるわ……!」
その間も真魚と壮年は止まらず交わり続けている。見られている事など感じさせない、そもそも最初からそんな事など考えてもいないと言った風に真魚は男根を強く求め、切願している。
傍から見れば、恰幅の良い壮年が小さな少女を押し倒し、一方的に襲って犯している様な状況。しかし実態は全く真逆で、犯されている真魚の方が壮年にせがみ続け、壮年はそれに従って腰を振っていた。
ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅ。真魚の内心をそのまま表す通りに強く締まりつける膣の抵抗を受けながら、壮年は自らの体重を乗せて腰を突き出し、肉音が鳴る程の力で股座をぶつける。
壮年の重みを下半身だけで受け続ける真魚は、小さな身体を潰される苦しみも忘れ、ただただ甲高い嬌声で悦びを発し続けるだけだった。
「ちょっとどいてくれよ、そこでヤってちゃオレらの邪魔だって」
「ん? あぁ、なんやもう蓮ちゃん達もヤるんか。ほれ真魚ちゃん、ちょっとズレるでー」
「あぁんっ……やぁ、ぬかないで……」
そうして激しさを増すばかりの二人に、後ろから蓮を連れてやってきた青年が声をかける。
合わせて広げられた布団は十分に広いものの、複数人が共有する時に中央を誰かが陣取るのは互いに邪魔となる。最初からそれを念頭に置いていた壮年はすぐに腰を引いて動こうとする。
が、男根が自分から引き抜けようとするのを真魚は拒み、四肢を壮年の身体に絡ませて持てるだけの力で抱き締めてくる。一時の行為の中断も許そうとせず放蕩に耽る真魚に、壮年は気持ち良くされながらも苦笑いするしか無かった。
「真魚ちゃん、別にやめろって言ってるわけじゃないのよ。ちょっとだけあっちに動いてくれればいいんだから、言う事聞いてちょうだい」
「……ん。はぁ、おじさん、抜かないでね?」
「ワガママやなぁホンマ……っと、挿れたまま動くっつーんも、腰にクる、なぁ……っ」
蓮に諌められてようやく真魚は両手足の力を緩め、しかし抱き締める事はやめず壮年に身を任せる。身が軽くなった壮年は、真魚の膣から男根を抜かない様にしながら、その場から離れようとする。
四つん這いで繋がったまま、壮年は真魚の身体を押し上げて這うように動く。実際に動いたのは一メートルにも満たなかったが、それによって布団の空きスペースは確保された。
「ね、つづき、つづきっ」
「はー、こりゃたまらんわ、色々。全く、そんなオジサンに好き勝手犯されたいんか」
「んっ。いっぱい乱暴にされて、ぐちゃぐちゃにされて、いっぱいせーえき出されたいのっ……」
「……あかんなぁ。あかんわコレ」
十分に移動したと判断した真魚は、行為の再開を壮年へ乞う。壮年の意地の悪い問いに対し、求める以上の答えで誘惑してみせる。
誰かに言わされるでも無く自主的に、奴隷の如く雄の性に訴えかける言葉を選ぶ少女。潤んだ瞳とだらしなく笑う口は、それが本心からの求めである事を示していた。
そんな真魚の態度が、壮年の頭をがつんと揺らす。酒による酔いなど上書きする様に、今組み敷いている小さな雌に酔い始めている。そんな自覚が、壮年の心を激しく波打たせた。
「……泣いても知らんで」
「……いっぱいなかせてくれるの?」
「ッ、ああもう、悪いコやなぁっ!」
「あああッ! ふっ、とい、よぉっ……!」
脅しすらも喜んで受け入れる真魚に、ついに壮年は本能を抑えきれなくなった。
壮年は身体を前に倒し、繋がる真魚の腰を曲げさせて位置を高くする。同時に半ばまで抜けていた男根を一気に突き出し、真魚の膣肉を強引に押し開いて最奥へ自らを送り込んだ。
真魚の小さい膣には収まりきらない筈の男根の殆どが埋め込まれ、それまで余らせていた分の長さがそのまま真魚の子宮口を潰す。それまで以上の圧迫感を胎に直接感じながら、真魚は声を上げた。
「あ、あぁっ、あ、あっ! っく、ぅうんっ!」
「嬉しそうな声上げよって……! そんな犯されるのがええんかっ……!?」
「あはっ、あっ……! うんっ、かたくておっきいのに犯されるの、だいすきっ……!」
「ずっとこうされたかった、んやろっ!」
「ああんっ! うんっ、ずっとずっと、お風呂から上がってからもっ、ほしかったのっ……!」
真魚の締め付けだけを求め、壮年は真魚を責め立てて奥部に自らの尖端をねじ込み続ける。
閉じられるべき子宮口は絶えず圧され、精液を受ける為の形に歪められる。内側の肉襞が隅々まで削り取られ、男根の形に均されていく。自分という存在が、男の形に変えられていく。
男根で撲られ続けている真魚は、強烈すぎる性感の中でそう感じていた。
「あっ、あっ! これっ、これっ! もっと、もっとぉっ!」
真魚の幼い声が肉欲で狂い、あられもなく男を煽るよがり声となって壮年の耳元より跳ね上がる。
真魚の疼きは、ここ数ヶ月で日常的な物となっていた。犯される事が背徳的な快楽に変わり、行きずりの男達と性交を繰り返し。教団との戦いで仇討ちを終えた真魚に残されたのは、そんな歪んで肥大した肉欲だけだった。
それ以外、何も無い。戦うべき相手も、居るべき場所も、あるべき
だから、これでいい。だから、これが欲しかった。だから――
「さてと。散々待たせちゃったし、少しはサービスしてあげるわ。ほら、そこに仰向けになって」
「は、はい」
真魚達の声を意にも介さず、蓮は緊張と興奮に呑まれかけている青年を一人座らせ、布団の上に寝転ぶ様に指示する。
逸る青年は布団が空いた時点で蓮に掴みかかって押し倒そうとすら思っていたが、その考えを見透かした様に妖艶に微笑みかける蓮の表情がそれを止めた。
蓮の方から自分に何かしてくれる。自分が何かするよりも、もっと気持ち良くなれる。そんな確信に近い期待を抱き、青年は布団の上に背を降ろした。
「ふふ、こんなにおっきくしちゃって。そんなに私とシたいの?」
「し、したいです……早く、蓮さんが欲しいです……!」
「正直な子は好きよ? ……じゃ、お望み通り――」
蓮は前かがみに身体を傾け、仰向けの青年を上から見下ろし視線を合わせる。
それでいて見下す印象を抱かせない嬌笑、外れかけで緩く浮いている下着から零れ落ちそうになっている双房、酒で濡れて赤みを帯びている秘部の周辺。それら全てが、青年の心を鷲掴みにする。
吐露した青年の本心を聞き入れるべく、蓮は上下の下着の紐の結び目を緩めて身体から捨て去り、青年の足先の辺りに座り込んだ。
「――一晩中、愛してあげるわ」
それを皮切りとし、蓮は醜悪に膨らむ肉棒へ愛おしむ様なキスを落とす。
二度、三度、四度。青年にも聞こえる程のリップノイズと共に、蓮が亀頭の最も突き出した一点を優しく啄んでいく。
蓮という美女が自分の肉棒に情の篭もった奉仕をしてくれている。刺激の軽さに反した多幸感が、青年の頭を駆け巡っていった。
「ん、むっ……じゅるっ、ちゅ、ちゅうっ、れろ、んっんっ……!」
「う、ああっ……! れ、蓮さんっ、それ、すごっ……!」
優しい口付けが何度か重ねられた後、蓮の動きが急速に変化する。
限界まで太くなっている肉棒を一気に半ばまで口内へ含み、茎の半分から裏筋を的確に舐め回しては吸い上げる。さらに時折唇を強く窄めては、頭を振って深くまで咥え込む。
アトランダムに繰り返される口遣いを受け、青年は呻いて快感に震える事しか出来ない。女を待ち望んでいた肉棒は蓮の唇や舌を受けるごとに跳ねるも、蓮の口がそれを抑え込んで動く事を許さない。
あまりの感覚の波に、青年は気付けば腰を浮かせ、より蓮の唇を味わおうと肉棒を動かし始めた。
「んくっ、ぷぁっ……ホントせっかちねぇ。そんなに私の口が気持ち良い?」
「さ、最高です……すぐ出そう……」
「ふぅん?」
青年の腰の動きで自分のペースを崩された蓮は口を肉棒から一度離す。奉仕の証として唇から肉棒へ糸が伸び、行為の中断を表す様に糸は蓮の口元から自然と落とされる。
先程とは反対に、青年の足元にいる蓮が見上げる形。しかし、期待で焦れて欲求を溢れさせている青年と、余裕を持って青年に笑いかける蓮。その二人の表情は、全く同じままだった。
「私としてはもう少し準備してあげるつもりだったけれど……もう待てない、って感じね」
「……正直もう限界なんで、早く挿れたいです……」
「ふふっ。……ココに?」
「うあっ」
脂汗すら浮かす程に青年が懇願し、それを聞いた蓮は身体を前へずらし、自ら陰部を青年の肉棒の上に乗せる。
反り返る肉棒の上に割れ目が当てられ、蓮が腰を一瞬揺らす。男の身体には有り得ない凹部の柔らかさと僅かに粘つきを持つ湿り気が、青年の肉棒に性器そのものを強く感じさせた。
露天風呂の時に味わった、内側全てで絡み付く蜜壺。恵まれた容貌を持ちながら、
そして、その反応を秘裂で直に受けた蓮もまた同じ事を感じた。
「んっ……私も、よ。――んっ、ふぅうっ……!」
「蓮さ――うあぁ……!」
蓮は自分の腰を上げ、唾液と先走りを纏った肉棒を自分の陰裂にその手で添え、目を伏せて肉棒を自らの身体へ埋め込んでいった。
挿入する為に息を吐き、弛緩しながらも男に絡み付いてくる肉襞の筒。それを亀頭が割り開き、蓮自身の重みが少しずつ奥へ奥へと誘っていく。亀頭、雁首、裏筋、茎部。浮かぶ血管一本一本すら撫でて吸い付いてくる肉壷が、青年の心を白く染め上げていく。
肉茎の殆どを膣内に収めた蓮が瞼を開き、青年の腰の上から視線を合わせる。しかしその瞳には先程までの理性の色は薄れており、それが顕著に蓮自身の感じている物を青年へ伝えていた。
「はぁっ、んっ……やだ、さっきより硬い、んじゃない……?」
「蓮さんこそっ……さっきより、締め付けてっ……ああっ……!」
「あっ、んっ……! 仕方ないでしょ、気持ち良い、んだからぁっ……!」
男の腰に両掌を降ろし、蓮は青年へ笑みを見せる。しかしその顔に先程まであった余裕は薄れ、代わりに隠し切れない快感が頬の赤みと共に現れていた。
壮年の愛人となってからの蓮は、力を持ちながら何も出来なくなった自分に対して失望と絶望ばかりしていた。借金は男の手を借りなければ返せず、振るう相手もいない異能は社会にとっては単なる異物でしかない。
一時は自分で命を断ちたくなる程に落ち込んだものの、しかし持ち前の責任感が借金から逃げる事を許さない。蜜柑やユーリヤ達に散々心配や迷惑をかけ、そこから逃げる程勝手にも割り切れない。
そうした蓮に残ったのもまた、たった一つだけ。
「あっ、あっ、あっ! んうぅっ、あ、あぁんっ! 気持ちっ、いいっ……!」
「うあっ、あ、くぅっ……! 蓮さんっ……!」
蓮が腰を前後に揺すり、膣内の肉棒を締めながら扱く。男を悦ばせる為に、愛液を溢れさせて絡む多数の肉襞が茎部を包みながら擦り上げ、精子だけを求めてうねり続ける。
雌の本能の促すままに、蓮は身体の全てを使って青年の肉棒に尽くす。腰を揺らし、性器を蠢かせ、胸と尻を振る。何度と無くやってきた女としての経験が、そのまま蓮の感覚を鋭敏にしていった。
男が求める事が、自分の望む事と重なる。誰かの望みが、自分の求めに繋がる。
繋がる事が、求める事になる。
「あぁあ、あっ、あぁ……んっ! んっ、ふあ、あぁっ!」
「だ、ダメッ、出ますっ、出っ――うあッ!」
蓮の腰使いに耐え切れず、焦らされ続けた青年の肉棒はあっさりと限界を迎えた。
蓮の尻に押し付ける様に身体を反らしながらの射精。精を促す蓮の身体に対し、雄の本能を濁汁に変えて吐き散らす。そこに避妊などの保身的な思考は一切無く、ただ快楽と悦楽に従って蓮へ種を送りつける。
知能を無くして感覚にのみ自らを委ねる、動物に堕ちる瞬間。その一時に青年は浸ろうとし――
「んんっ、うっ! ダメよっ、もっと、まだっ……!」
「うっ、あ、あっ! ちょ、今腰っ、振らないでっ――うあぁっ……!」
「あ、あぁっ、ああんっ! ふうっ、あ、あっあっ、あぁあっ!」
それを蓮は許さなかった。精を吐くしか考えられない青年の思考と肉体へ、追い打ちをかける様に蓮が腰の動きを早めて内側をうねらせていく。
さらに強く絞ろうとする蓮の膣から抜け出す事が不可能な姿勢のまま、青年は射精を続けさせられる。快楽で真っ白に満ちた頭が、これ以上の快楽を拒絶しようと悲鳴を上げさせる。
しかしそんな青年の懇願を、蓮は今度は全く無視して動き続けた。
「あ、っは、ああっ! イイっ、イイ、のっ! ほらっ、貴方も動いてっ……!」
「うあっ、あっ、あっ……! 蓮さっ、ああっ!」
腰を振り続ける内に、蓮の動きは少しずつ変わっていく。腰の前後運動が左右のねじりを含めた物に変わり、さらに少しすると腰の動きは角度をつけ始め、前後の揺さぶりではなく上下運動へなっていった。
蓮の豊満な胸にも劣らない肉付きの尻が叩き付けられる様に青年の股座へ落とされ、その勢いで柔肉は波打つ。動きに角度をつけるべく傾いた蓮の上体は突き出され、腰と共に青年の眼前で胸が大きく揺れ動く。
蓮は絶対に動く事をやめない。それを察した青年は、戻らない理性を放棄して本能のままに腕を伸ばし、目線を奪う様に上下する両胸を鷲掴み、その柔らかさを掌で愉しみ始めた。
「――ふーむ、向こうは随分盛り上がってますなぁ。シスターもそう思いません、かっ!」
「んんーっ! んうっ、ふ、ちゅ、むううっ……!」
それを眺めている肥えた中年の側にいた筈のユーリヤは、いつの間にかうつ伏せの体勢で中年の股座に頭を沈めていた。いや、正確に言えば沈めさせられていた。
中年はユーリヤの頭を両手で抑え込み、自分の肉杭を強制的に口にさせていた。ユーリヤの頭をその意思ごと両腕の力でねじ伏せ、肉杭を咥え込ませる。
手元に残った僅かばかりの食事など、もはやどうでも良くなっていた。真魚や蓮達の行為を目の当たりにすれば、ただユーリヤの手から与えられるだけの刺激では物足りない。
それに、ユーリヤという女は
「ほら、シスター。”身体を捧げるのはこの上ない喜び”、でしたね?」
「……んむっ……はい、そう、です……」
「なら、わかりますね? さぁ、しっかりと尽くして下さい」
「は、はい……んんっ! んぐっ、む、んぅうっ……!」
腕の力を緩めて一度ユーリヤの頭を解放し、再び自分の肉杭を咥え込ませる。しかし今度は強制ではなく、ユーリヤの許可を得た上での行為に変わった。
これまで通りユーリヤは頭上から中年の股間に押さえ付けられているものの、それでいながらユーリヤの整った唇は積極的に肉杭に吸い付き、口腔では舌を茎に這わせて唾液とかき混ぜる様に撫でる。
従順に奉仕する様になったユーリヤを見て中年はほくそ笑み、今度は掴んだユーリヤの頭を完全に力で固定しながら腰と肉杭を突き出した。
「んんうぅッ!? んっ、ぐっ、んぅ、ふうぅ、ぅっ……!」
ユーリヤへの考慮など端からしない。中年はただ咥え続ける事だけを望み、あとは自分の意思だけで一方的に肉杭をユーリヤの口内で前後させ、一方的に感触を味わっていく。
姦しているだけとも言える乱暴な行為を強要されたユーリヤは苦痛の表情を浮かべていたが、それに反して口と舌は肉杭に歯を立てずに男を悦ばせる形を取り続ける。
他の女ならば動揺や困惑から歯を立てる事もありえるだろう、だがユーリヤはそういう女ではない。そんな確信が、中年の強要をさらに乱暴な物にさせていった。
「あぁっ、いいですよシスターッ、もっと吸いなさいっ……!」
「ん゛、む、んんっ、んあ、う゛、ふう、んぅうっ!」
腰を突いては引き、中年の太い肉杭は唇から喉までを何度と無く蹂躙していく。
小さな唇、浅い口内に収まりきらない筈の肉杭がユーリヤに突き立てられ、呼吸すらままならない中でもユーリヤはしっかりと茎部に吸い付いて離そうとはしない。
その選択肢など無かった。男達に奉仕する事でしか生きていけない、その現実を骨身の髄にまで叩き込まれたユーリヤは、今ではどんな要求や強要にでもすぐ応えられる様になっていた。
これは奉仕だから、これは感謝だから。そんな虚仮の建前を囁かれれば、すぐにでもユーリヤは男達に屈する。それは、図らずとも事件以後のユーリヤに欠けていた物を埋めていた。
「んあ、んう、んんんっ! んっ、ふ、うぅんっ! は、む、むうぅっ……!」
中年に頭を抑え込まれながら、ユーリヤはむしろ頭を前に前にと突き出し、望んで喉奥に肉杭を打ち込ませる。
掴まれている為にユーリヤの身体の自由は無い、しかし頭一つ分の残された力をユーリヤは抵抗では無く口淫に当てる。殆ど呼吸が出来ないまま、それでも頭を揺らして肉杭をしゃぶり続ける。
罰して欲しかった。責めて欲しかった。苦しみの只中にいる蓮を助けられない不甲斐ない自分を許せず、一方で男達へ尻を振って快楽に耽るだけの自分に、同じだけの苦痛を求めた。
それが
「全く、除け者にされるのもそろそろ耐えられんわい。ほれユーリヤさん、股を開いてくれんか」
「んんっ――ん、ふっ……」
蓮と青年を見送ってから酒を呑んで傍観していた白髪の中年が、ユーリヤの背後に手持ちの座布団を敷き、その上に膝立ちとなる。既に中年は一切の衣服を脱ぎ捨てており、その毛深い裸身には黒光りした牡竿が臍まで反り返り激しく主張をしていた。
呼吸の限界が近く、意識も朦朧とし始めたユーリヤにその声は届かない。しかし白髪の中年が尻肉に掌を埋め、谷間に牡竿を押し付けて擦るのを感じると、条件反射でユーリヤは脚を開き尻を掲げた。
この痴態こそが、今のユーリヤの本質だった。
「全く、こんな淫らで聖職者などと……どんな顔で神に祈っているのかのう」
「ハハハ、このシスターにとってはこれが祈りですよ。”奉仕”などただの名目、実際は男に股を開くのが大好きなだけのスキモノなんですよ」
「――っ、んふっ、んんぅ、んううっ」
「ほらこの通り、こんな事を言われても喜んで私のモノをしゃぶり、だらだらと下の口からヨダレを垂らして犯されたがってるんです」
身勝手な言葉責めを受けながらも、ユーリヤは肥えた中年が一旦腰を止めた猶予を使って鼻から酸素を吸い直す。男の股の臭いで肺を満たし、一呼吸の休み。それからユーリヤが取った行動は、口内の肉杭を根本から裏筋に至るまで舐め直すという物だった。
動機はなんであれ自ら男に堕ちるのを望んだ事で、ユーリヤの心根は雄に従順に屈服する快楽を完全に受け容れてしまった。乱暴に犯される程背徳的な快感が深まり、強要に応える程仄暗い喜悦が心を満たす。
男達に尽くせば、全てを忘れられる程の
白髪の中年の牡竿へ向けられた秘部からは、その卑しい内面を見せつける様に、床にぽたぽたと雫が落ちる程の愛液が垂れ流されていた。
「クフッ、なるほどのう。それなら、しっかり犯してやるか……のっ!」
「うぅうんっ! あっ、ハッ――ぁああッ!」
「うおっ、ほ……! 本当、スキモノなんじゃのう……っ!」
白髪の中年は自分へ差し出された秘唇をしっかりと親指で広げ、ユーリヤの膣口を開く。熱い蜜を流して小刻みに震える入口へ、中年は一息に牡竿を打ち込んだ。
どろどろと蕩けたユーリヤの膣は挿し込まれる牡竿に一切抵抗せず、吸い込む様に最奥にまで尖端が辿り着く。瞬間、柔らかかったユーリヤの膣が収縮し、肉厚の柔らかな内壁が竿全体を包み込む。
一気に根本までの挿入を受け入れた衝撃と感覚から、ユーリヤは口を開いて喘ぎを漏らす。ぱくぱくと虚空を食みながら、悦の火花を熾す身体から甘い吐息が絞り出される。
同時に茎の先から亀頭までが強く締め上げられ、それがユーリヤがたった一突きで絶頂を迎えた事を中年の牡竿へこれ以上無い形で教えていた。
「何をボーっとしているのですか? 私のモノも舐め回すんです、よ!」
「んぐぅっ!? ん、ぉっ……む、ふっ、んん、ぁ、んむうっ……!」
「おっ、まだ締まるのぉっ……!」
一時の忘我に意識を捨てようとしたユーリヤに対し、肥えた中年は口を離した己の肉杭を再び突き立てる。女としてでは無く、ただ自分の性欲の捌け口として。それがユーリヤという
中年が頭を掴んで腰を振れば、ユーリヤは再び口を窄めて奉仕の形を取る。そうする事が当然だと言わんばかりに、息苦しさも忘れて舌を動かし、中年の求める刺激を与えようとする。
そうやって自分が苦しむ程に男達は喜ぶ。喜ぶ度に乱暴にされ、悦ばせてくれる。
「んっ、ぉ、んんっ、くぅんっ! むっ、う゛っ、んぅふっ、うっんっん゛!」
その無意識を銃爪とし、ユーリヤの総てが本能に成り代わる。ただ男達の求める通りに奉仕し、しゃぶり、突かれ、締め付ける。それだけを残し、後はただ己の快楽にのみ突き動かされる雌犬へとユーリヤは成り下がった。
中年に頭を押さえ付けられるまでもなく、ユーリヤは自分の方から喉を突き出し、亀頭を喉奥で受け止める。同時に後ろから突き刺されている牡竿へも尻を押し付け、腰を揺する事で搾ろうとする。
ただ命令されただけという言い訳も通じない痴態。ユーリヤはそれに何の疑問も持たず、ただ男の快楽の為、自分の恍惚の為に男と雄を求めていた。
「おぉっ……! きゅうきゅうと吸い付いてきよるわっ、このエロシスターめっ……!」
「んーッ! んっふっ! は、ぅんっ、んぅうっ!」
「堪らんナカしよってっ……動くぞっ……!」
「ん゛ぐっ! ふっ、は、ぅうんっ、んっんっんっ!」
ユーリヤの肉壷が蠢く感触に集中していた白髪の中年が、自身の挿抜を始める。こんなにも悦んで男に尻を振る女に遠慮などいらない、それを理解した中年は慣らしもせずに腰を打ち込み始めた。
尻肉がぱんぱんと破裂音にも似た音を、繋がった陰部がぐちゃぐちゃと濁った水音を鳴らす。両者の興奮と性欲が重なり、互いに求め合っている証左が部屋内に響き続ける。
二人がかりで上下を犯され続けて呼吸もままならない中、ユーリヤはむしろ男を犯し返す様に口と尻を動かし続け、中年達を思いのままに貪っていた。
「はぁっ、ああんっ! おじさんっ、おもっ、激しっ――やぁあっ!」
「こうされたいんやろがっ、このエロガキッ! もっと締めん、かいっ!」
「ふぁあんッ! あぁっ、あ、あ、あっ!」
離れた布団の上で行われている真魚と壮年の情事は、さらに勢いを増し続けていた。布団に組み敷いた真魚の小さな身体を、下半身だけでなく全身で押し潰しながら男根で激しく責め立てる。
真魚の身体は壮年の肩口で顎を上げて喘ぐ顔と、責める壮年本人から離れまいとしがみつく四肢以外もはや見えない。真魚の逃げ場を完全に無くした上で、壮年は腰を振り下ろして未熟な女体を犯し続ける。
潰して壊そうとばかりに繰り返し打ち込まれる男根に、真魚は狂喜の叫びを上げる。逃げる事も抗う事も出来ず犯されながら、これまでに真魚は何度も達していた。
「あーッ! いくっ、イクイクっ、イっちゃうっ――んんぅうッ!!」
「ぐ、ぅっ……! すぐイキよって、これで何度目やっ……!」
「わかんなっ、わかんないよぉっ……! あっ、イく、うッ……!」
狭い膣内に力づくでねじ込まれ、ごりごりと膣壁を削り上げていく壮年の男根に堪え切れず、再び真魚は声を震わせて全身を痙攣させる。
同時に真魚は両腕両足で力の限り壮年の身体を引き寄せ、男根を膣全体で抱き締める。あまりの締まりに壮年は身動きすら取れなくなり、せめて奥に打ち込んだ亀頭をぐりぐりと押し付けた。
その少しの腰と男根の動きだけで、真魚は重ねて絶頂に至った。目を白黒させて思考を放棄し、高まった性欲が弾ける感覚に耽る。
思うままに交わり、望むままに犯され、好きなだけ至る。真魚が欲する殆どが、ここにある。
足りないモノは、ただ一つだけ。
「だしてっ、せーえき、いっぱいっ! いっぱい使って、おかしてっ、一番、おくぅっ……!」
「言われんでも、すぐ出したるわッ、エロガキッ……!」
「ああぁっ! いいっ、イイッ、せーえき、きちゃうぅっ!」
男の欲望、男の塊、男そのもの。どんな自慰や妄想でも補えない、たった一つの物。
肥大した男根が内側で跳ね上がり、精液を流し込まれる感覚。渇いて疼く膣と子宮に染みて満たしていく、どろどろと熔けた濁流。
男根と精液、それが自分の身体を
だから、ここに居る。欲するモノは、足りないモノはこれだけだった。
これだけで、良かった。
「あぁ
「んあッ――あっ、はあぁぁッ……んうッ……!!」
請い願って縮まり続ける真魚の身体へ、壮年の滾りが男根より迸り膣奥に殺到した。
露天風呂で流し込まれた時以上に濃く、粘り気を増した精液が真魚を白く塗り潰していく。肉壷も、子宮も、身体も、心も。何もかもが、この瞬間だけは白く失せる。
男根の脈動が終わり射精が終わるまで、その僅かな時間を強く感じ取ろうと真魚は目を閉じ性器だけに集中する。大きさ、太さ、震え、熱、液、流れ。溜息を漏らし、刹那を耽溺する。
それを感じ取っただけで、真魚の全身はさらに二度大きく仰け反った。
「はーっ、はーっ……いい、よぉ……んんっ……」
「あぁー……めっちゃ、搾り取られたわ……」
壮年の何十秒にも渡り小分けにされて続いた射精が終わり、ようやく二人は揃って動きを止める。
真魚は霞んだ瞳で虚空を見上げ、口を開いて緩み切った笑いを浮かべていた。獣欲を焚べられ続けていた身体が遅れて珠のような汗を流し始め、二人は汗と通じて共に体温を分け合っていく。
全力疾走の後の様に乱れた息を整え、遅れて絶頂の余韻が身体に満ちていく。真魚と壮年は互いに互いの身体を抱き留めたまま、そのまま何もしない時間を味わう。
愛情があれば、これは紛れもない睦事の時間だっただろう。しかし現実はただ性欲の捌け口を求め、二人で独りよがりの行為に溺れていただけだった。
「――は、ああんっ! ん、あ、あぁっ! だめっ、イ、っちゃ、あぁっ……!」
「う、う、あっ……! 蓮さんっ、蓮、さんっ!」
傍で絡み合っている蓮と青年もまた、脇目も振らず性交に熱中していた。青年の腰の上に乗り、腕を支えに腰を振っていた蓮は、今では自分の胸が青年の胸板に擦れる程に上体を倒している。
大量の愛液を自ら撒き散らしながら、蓮は尻を上下に振り立てて青年の肉棒へぶつける。昂った身体から熱い吐息を漏らして、男を奮わせる巨乳を青年に揺らして当てる。
一度は射精を終えた筈の青年の肉棒は、止まらずに膣で扱かれ勃たされ続けていた。行き過ぎた快楽はいっそ苦しみに近かったが、それでも青年は蓮の下から逃げられない。
いや、腰を引こうとすら思わなかった。
「あ、はあ、んっ! もうイクっ、イく、からぁっ! んぁっ、あぅうっ!」
「うっ、は、ああ……っ!」
ぽたぽたと青年の上から蓮の汗の滴が降り、周囲が薫る熱気に包まれる。眼前には艶めかしく微笑んでいた顔を淫奔に歪ませ、自分だけを見つめている蓮が居る。
激しい抽挿の間にも無数の膣襞は肉棒に絡んで、蓮の肉体の熱と味を剥き身の神経に浴びせてくる。目に映り、肌に感じ、性に訴えかけてくる全てが、男を悦ばせようとしている。
こんな時間を自ら捨てるなど有り得ない。熱い肉棒がより熱された膣内で溶かされていく錯覚に呑まれながら、青年は自分の残された頭で蓮の顔を引き寄せ、荒々しく唇を奪った。
「んんむッ――ふぅうぅんッ!!」
既に臨界寸前だった蓮は、その突如の刺激により身体の奥底の性を破裂させた。
蓮は青年に奪われた唇をさらに奪い返す様に、口を開いて唇を深く押し付ける。痙攣して跳ねる身体をその場に抑え込むべく、青年の肩を抱き込んで全身を密着させる。
白くぼやける視界の中で、そこにいる男の存在を確かめる様に。自分の内の獣が暴れ回るのを、手足と胎を引き締めて縛り付ける。
その力が、そのまま青年へと伝わっていった。
「うあ、ぁ――う゛っ!」
「あッ、はぁっ! でてるっ、ナカッ……あぁっ……ッ……!」
蓮の縋り付く様な絶頂を受け、遅れて青年も腰を反らして射精を始める。蓮と共に身体を押し付け合う事で、二人は完全に心身を一つとして官能の際に至った。
一度目よりも勢い良く尖端より発せられる精の奔りを感じ取り、蓮の絶頂の火花にさらなる熱が焚べられる。通常よりも長い快楽の境地に浸り、蓮は声すら失い喘ぎ続ける。
求められた通り、求めた通りに達する。男を意のままにした支配感と本能の充足感に、蓮はこれ以上無く満たされた心地で青年の肉棒と精液を味わい続けた。
「はぁっ、はぁっ……なかなか、良かった、わよ……?」
「……あ、ありがとうございます……すっげ、腰ガクガクする……」
「ふふっ……んっ」
一足先に気を持ち直した蓮が、両腕を立てて身体を起こし青年を見下ろす。蓮が起き上がった事で、溜め込んだ精を射ち切り萎えた肉棒は自然と秘裂より抜け落ちた。
蓮は余裕ぶった口振りで青年に笑いかけるも、身体を支える両腕と精液の塊を漏らす肉唇は未だに細かく震え続け、未だに蓮が余韻より抜け出しきれていない事が顕著に見て取れる。
しかし限界を超えて射精を重ねた青年はそれを見抜く事も出来ない。自分よりも遥かに余裕無く打ち震えている青年を慈しむ様に、蓮は最後に唇を薄く重ねた。
「ん゛ううッ! ん、あ゛、んッ――ふううッ!!」
「おっ……! 全く、喜んでチンポしゃぶりながらまたイきよって。情けないとは思わんの、かっ!」
「ふううっ!? ぉ、んん、くうんっ……!」
二人がかりで上下を犯され続けるユーリヤは、涙を流して悶えている。が、肉杭をしゃぶりながら零すその濁声には明確な快楽の色が混じっていた。
その裏付けとして、好きなだけユーリヤの身体を使う男達を置いて、ユーリヤは既に何度も軽い絶頂に至っていた。下半身は今にも崩れ落ちそうな程に震えていても後ろの中年へ尻を上げ続け、どれほど呼吸が苦しくても前の中年の肉杭から口を離そうとはしない。
限界だった。絶えず責められ続け、まともな呼吸も奪われ、強引に絶頂させられて。口の中には入浴しても落とし切れない雄の匂いと味が、胎の内にはごつごつと乱暴に膣奥を撲り続ける雄の太さと硬さがある。
このまま犯され続けて死んでしまうのではないか。そう感じる程の苦しみの中で、ユーリヤはその苦悶にも劣らない高揚感を得てしまっていた。
「はあっ、む、んぐ、うぅんっ! う、う、う゛ぅぅっ……!」
「ハハハ、そんな必死にしゃぶりついて、そんなに私達のモノが美味しいのですか?」
「犬みたいに唸って、まぁ。今度から首輪でも嵌めてはどうかの、修道服などよりよほどお似合いじゃろ」
「んんッ……、ふぅうッ!!」
「おっ、と……! やれやれ、言葉責めだけでイクとは、どこまで淫乱なのやら」
苦しみながらも奉仕を続ければ、その献身すら
苦しいのに気持ち良い、痛いのに気持ち良い、酷いのに気持ち良い。身体からの感覚が捻れ果てて心に繋がり、ユーリヤが持つ人間らしさが心の矛盾と乖離の渦へと投げ捨てられていく。
身体も心も、幸も不幸も、過去も今も。何もかもぐちゃぐちゃにされ、何もかもをぐちゃぐちゃにする。
何も考えたくない。考える必要がない。忘れて、消えて、無くなりたい。
「シスター、そろそろ
「ん゛うッ!? んぐ、ぅ、ん゛ぅうう……ッ!」
その時、絶えず口内を前後し続けていた肉杭が、喉奥深くへ突き刺されて精を噴き出し始めた。
最奥で留まった肉杭が、幾度かに分けて白濁を直接喉へと吐き出していく。精の塊はユーリヤの意思を問わずに喉の上から下まで、首の内側を犯して流れ込んでいく。
そうしてユーリヤは深く肉杭を押し込まれたまま、半固形にも近い濃度の精液を少しずつ飲み干していった。
「よしよし、こぼしてませんね。よく出来ましたよ、シスター」
「――ッ、はぁっ! んぐっ、げほっ、えほっ……!」
時間をかけ、やっとの思いでユーリヤが精液を飲み終える。それを確認した中年はようやく両手の力を抜き、ユーリヤの頭を解放した。
永遠にも思えた責め苦が終わり、ユーリヤはこれまでの分の呼吸を取り戻していく。酸素が身体に再び巡り、これまでに放棄していた思考が戻ってくる。
また、こんな行為で気持ちよくなってしまった。いつも通りに、何度と無く男を味わわされ、達し、そして終わる度に嫌悪がやってくる。今はすぐ近くに蓮や真魚がいるにも関わらず、無様を晒して。
舌にこびりついた肉杭の匂いと、喉奥に未だこびりつく精の後味を唾液でまとめて飲み込み、大きく溜息を一つつく。ともかく今は、何も考えず休みたい――
「では、
「――え?」
「……ふんっ!」
そう思った時、ユーリヤの腹の裏へ牡竿の衝撃が強く打ち込まれ、弛緩しきった子宮が穿たれた。
「ッ、はあぁんッ!? あ、や、だめっ、だめですっ!」
「ダメも何もあるまいて。わしがまだ満足しとらんだろう、がっ!」
「あああっ! あ、やあっ、むり、もう、むりですっ!」
肥えた中年の射精に合わせて一時動きを止めていた、白髪の中年の抽挿が再び再開される。
ユーリヤは知る由もなかったが、肥えた中年は射精前に白髪の中年へ目配せをし、一時ユーリヤへのピストンを留める様にしていた。それは決してユーリヤに対する配慮では無く、喉奥まで咥えた状態で歯を立てられるなどの可能性を考慮しての事だったが。
あくまで中年達にとって、ユーリヤは都合の良い
「あっ、ああっ、んんっ! はあ、んっ! あ、あ、ふあぁんっ!」
「全く、堪らん声で誘うのぉ。こんなおっさんのチンポが、そんなにいいん、かっ!」
「んあっ、はああっ! あ、ちがっ、私、はぁっ……!」
「違わんじゃろ、こんな尻上げて欲しがっとる分際で!」
「んあっ、あぁぁっ!」
突き出されたユーリヤの尻に中年が腰を打ち付け、弾ける音と共にユーリヤの甘い嬌声が部屋全体へと響き渡る。
ユーリヤがせめて声だけでも取り繕おうとしても、中年が牡竿を最奥に突き込んで咎めれば、自分の喉から悦に染まった叫喚が放たれそれを否定する。
散々に虐められながら達し続けた雌の肉体は未だに熱を燻ぶらせており、その源である子宮は牡竿で何度も貫かれて冷める事が許されないでいる。
しかしユーリヤは、ぐったりと頭と腕を完全に床に伏せていながらも膝は立てており、まるで犯して下さいとばかりに尻を高く掲げて、自ら中年に身体を差し出し続けていた。
「ほれ、正直に、答えんかいっ!」
「あ、あぁんっ! いいっ、気持ちいい、ですっ! 奥を、貴方ので、突かれてっ、わたっ、私はぁっ……!」
「”私は”、なにかのぉっ!?」
「――イッ、イき、ますっ! もう、イかせてっ、きもちよくっ、してくださいっ! ひっ、あぁぁっ!」
中年が詰問と共に、自らの重みを乗せ牡竿で斜めに膣内を抉っていく。引いては侵入を繰り返す男の分身を誘う様に最奥を蠢かせながら、ユーリヤはついに決定的な懇願をしてしまった。
もっとイきたい。
男に虐げられ、躙られ、犯される。それだけを望み、ユーリヤは
「しょうがないのう。スケベなシスターの為に、しっかりとイかせてやるわっ!」
「ん゛あッ、ぅ、あッ、あッあッあッ――あああぁぁッ!!」
ユーリヤのおねだりを受けた中年は一旦身体を前に倒し、床に投げ出されているユーリヤの前腕を掴んで、両腕を引っ張り上げながらあらんばかりの力で腰を一層激しく振り始める。
強引に上体を起こされ、身体を引き寄せられ、牡竿に突かれる。男に身を捧げ、身を男に委ねる。それが至上のモノと肉欲が錯覚し、ユーリヤの昂りに中年の滾りが上乗せされていく。
己が求めた通りに牡竿が力の限り膣を削り奥を潰す、その雌の本懐を乱暴に満たされた事で、ユーリヤはあっさり性の極致にまで昇らされた。
「何をぼけっとしとる、まだわしがイっとらんじゃろうがっ!」
「はあんッ! すみませっ、すみませんッ! ひあっ、はあっ、ひううっ!」
だが、ユーリヤが果てた所で中年には全く関係が無い。絶頂の中でさらに強く締まり吸い付く様になったユーリヤの膣は、むしろ中年にとっては心火に油を注ぐだけだった。
奥であればある程きゅうきゅうと締め付けを増す肉厚の蜜壺の味を、意識もせずに男へ押し付けてくる桃尻の感触を、中年は牡竿と両の腿で存分に味わっていく。
何の遠慮も要らず、男に尻尾を振り、思うがままに犯せる極上の犬。男の本能をこれでもかと煽るユーリヤの身体へ、中年は己の快楽だけを押し付け続けた。
「あっあっあぁっ! あ゛ッ、すみませっ、また、わたしッ――んんんッ!!」
「ちょっとぐらい耐えられんのかっ、この売女がっ! ほれ、ほれっ!」
「ふぁぁっ、あッ、あぁぁんッ! はっ、あっ、あぁっ!」
肉が弾けて、火花が弾ける。波打ち、呑まれ、焦がれていく。
そのどれがどちらのモノかもわからず、ユーリヤと中年は交わり続ける。二人は快楽を介して文字通り一つに繋がり、互いに腰を振って求め合う。
もはや二人の頭には性交以外の事柄は無く、ただただ肉欲に溺れるだけの獣に成り果てていた。
「ああッ、んッ、また、またッ! ごめんなさいっ、わたしっ、わたっ、ああッ、はあッ!」
「こっちもそろそろじゃ、もう少し締め続けんかいっ! ぬ、う、ぅっ……!」
「はっ、はいッ! あ、んっ、はあっ、あぁんッ!」
中年に両腕を引かれて牡竿に突かれるユーリヤが、背を反らせて上擦り声を上げ続ける。
浅いのか深いのかすらわからない絶頂を何度も繰り返し、双丘を振り乱す。艷のある長髪が舞い上がり、汗と雌の匂いを撒き散らす。そんなユーリヤの様相が、単なる抽挿以上の快感を中年へ与えていく。
常に収縮を繰り返しているも同然の膣に扱かれ続け、中年も射精欲を抑えきれなくなってきていた。もはやこれ以上堪える必要も無い、後はただ蓄えた熱を最も強く放つだけ。
最後を悟った中年は自分の身体を反らし、ユーリヤの身体を斜めに起こしながら上に向けて牡竿を突き上げた。
「あ゛ッ――あぁあぁあぁッ!!」
「うっ、ぐ!」
秘部から頭の頂点まで一気に稲妻が走った様な感覚に、ユーリヤは天井へ向けて絶叫する。それに合わせて、中年もユーリヤの胎奥へ種汁を一気に注ぎ込み始めた。
肉壷が男を求め、限界まで絞られる。自分の内に埋め込まれた男の感触、膣口から子宮口に至るまで震わせる竿の痙攣、流し込まれる沸騰した精。異性という全ての情報がユーリヤの本能へ同時に殺到する。
イっている、イかされている、
犯された事へ返礼する様に、ユーリヤの膣は中年の牡竿を根本まで咥え込んだまま、長く長く痙攣し続けた。
「おっ……く、ふぅ……全く、最高じゃのう。聖職者とは思えんわい」
「いえいえ、これ以上無くシスターはシスターですとも。我々の様に信心深い者達に、喜んでその身を捧げてくれる。他の者にも見倣わせたいとは思いませんか?」
「違いないのぉ」
「うあっ……は……っ……」
牡竿から精を吐き切り、白髪の中年がユーリヤの腕から手を離す。支えを失ったユーリヤは、糸が切れた人形の如く床に身体を落として倒れ込んだ。
それにより牡竿は抜け落ち、半端に曲げられた膝によって開脚したユーリヤの股からは白濁が流れ出ていく。締まる事を忘れた秘所はユーリヤの感じる余韻と合わせ、断続的に震えては精液と愛液をポンプしていった。
そんなユーリヤを尻目に中年二人は談笑しながら、もはや何の力も残さず倒れているユーリヤの頬や尻に、自身の肉杭に付いたままの唾液や精液などの残滓を擦り付けて汚れを拭き取っていった。
「さて、向こうも一段落したようですし、我々もいい加減布団まで行きましょうか。次は誰にします?」
「迷うのう。蓮さんもユーリヤさんに劣らんが、変化として真魚ちゃんのカラダも捨てがたいしのう」
「……蓮……さん……真魚、ちゃん……」
二人の名前を耳にして、ようやくユーリヤの意識が戻ってくる。
独りであれば、どんな無様を晒しても良かった。どれ程みっともなく男を乞うて嬲られようとも、それが誰にも知られなければ。そんな予防線の内で行っていたいつもの痴態を、これ以上無い大声を上げながら晒してしまった。
浴場での時以上に淫猥で、卑俗で、下劣に。ユーリヤの身体は未だに肉欲を満たされ心地良い火照りを残していたが、頭は現実に対しての絶望で少しずつ冷えていった。
「まぁその辺りは向こうとも相談しましょう。ほらシスター、布団まで行きますよ」
「あっ、んぅっ……ぁっ」
倒れ続けるユーリヤを肥えた中年が抱き起こし、そのまま肩を貸す形で立ち上がらせる。
腰が抜けたまま自力で歩く事も出来ないユーリヤを連れ、中年二人は真魚や蓮達の待つ組布団へと歩いていく。その僅かな距離を歩く合間にも、中年達は空いた手でユーリヤの胸や尻を揉んで弄り続けた。
「お待たせしました。いやあ、つい全員熱くなってしまいましたね」
「蓮さん達がエロすぎるのが悪いよこれ……あー、まだ腰の感覚無いんだけど……」
「お、そうや。こういう事もあろうかと、食材と一緒に栄養ドリンクとか買ってきとったんや。ちょい待ちや、持ってくっから」
「……お前、準備いいのう……」
「これも提案は蓮ちゃんの方からやけどな」
中年二人が組布団に着き、運んできたユーリヤを行為の終えた蓮の方へ投げ捨てる。
男達はそれぞれ軽く談笑しながら、自身と蓮達の汗を吸って重くなった浴衣を完全に脱ぎ捨てていく。一糸まとわぬ姿になった後、壮年は事前に買い込んだ物を取りに一旦その場を離れた。
その場から離れた壮年を除く男達三人は、布団に腰を下ろして休息を取りながらそれぞれの感想を述べていく。酔った真魚の甘え癖、蓮の腰使いと献身、ユーリヤの容姿に見合わぬ無様さ、それぞれの女の具合。
すぐ傍にいる蓮達当人の事など微塵も考えない、下品極まりない会話。それを聞かされながら、ユーリヤは布団に寝転んだまま、前に座っている蓮の方へ視線を向けた。
「……ユーリヤ」
「……っ、蓮さん……っ」
蓮の表情に色は無かった。ユーリヤが想像していた、醜い物を見る様な嫌悪は瞳の中に無い。
いっそ責めてくれた方がマシだった。こんな自分を受け入れて欲しくはなかった。見捨てて、失望して、絶交だと言ってくれる方が楽になれた。
こんなのは自分では無い、そう言い切るには醜態を晒しすぎている。もはやユーリヤには、蓮へ合わせる顔もかける言葉も無かった。
「……っ、蓮さん違うんです、私っ、私は――」
「
視線に耐えかねたユーリヤがなんとか口を開こうとした所で、蓮が言葉を被せてくる。
え、と機先を制され口が止まる。呆けるユーリヤの身体を蓮は持ち上げて起こし、二人は互いに顔しか見えない程の至近距離で向かい合った。
「――ちゅ、んんっ」
「ッ!? ん、んうぅっ!?」
そのまま蓮はユーリヤの唇を奪った。前振りも無く、想像すらしていなかった行為にユーリヤは目を白黒させ、そんなユーリヤの口内へ蓮は躊躇無く舌を伸ばす。
中年によって出された精の跡を舐め取る様に、蓮はユーリヤの口を開かせながら深く舌を絡める。丹念なまでにユーリヤの唾液を吸っては、代わりに自身の唾液を贈りつけていく。
蓮のいきなりの行動に、ユーリヤは頭が空回りする。何故、何、何が、何で。そう考えていても、蓮はディープキスをやめず、音すら立てて口を吸い続けてきた。
「……ぷはっ!? れ、蓮さんっ、何をっ――」
「”仕方ない”。……そうじゃない?」
蓮の舌使いを受けて一瞬妙な快感を覚えてしまった所で、ようやく唇が離れる。困惑を隠し切れずにユーリヤが蓮へ説明を求めようとすれば、再び蓮は出掛かりを潰した。
蓮の琥珀の瞳がユーリヤを射抜く。その眼には先程までと変わらず、感情が映っていない。
嫌悪も、失望も。そして同情も、希望も。何も、無い。
「ユーリヤも同じなんでしょ? もうこうやって、金を貰って、犯されて。そうじゃないと、生きられない」
蓮の瞳がユーリヤの眼に真っ直ぐ合わせられる。蓮の瞳に映る、自分の顔が見える。
瞳に他の物は映らない。そこに在るのは、居るのは、同じ瞳で同じ
蓮が自分を見て、自分が蓮を見ている。
自分が、そこに居る。
「だから、仕方ないのよ。これは、もう」
そうしなければ、生きられない。仕方ない。もう、どうしようもない。
何かが剥がれて、罅割れて、壊れていく。その音が、ユーリヤには聞こえない。
「……気持ち良かったんでしょ?」
「……」
「もう、考えなくていいから」
蓮がユーリヤの耳元に口を寄せ、囁きかけてくる。直に脳を揺さぶる様に、耳の奥へと何かが流れ込んでくる。
気持ち良かった。考えなくていい。仕方ない。甘美な言葉に、許される。
赦して、しまう。
「――一緒に、気持ち良くなりましょう?」
そう言って、蓮は妖しく微笑んだ。
どのみちろくな状況じゃねーんだ
見つけ次第ヤるぞ!! (おおおおお)
ここの心理描写がやりたかったんです。
当小説でもっと見たいヒロインは誰ですか?
-
蓮ちゃん
-
ユーリヤさん
-
真魚ちゃん
-
蜜柑さん
-
夢ちゃん