※この作品はR-18です。

Ith-Videoは観測する   作:灰の熊猫

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*異つもの如く/

「――ちゅ、むっ……ん、んっ……」

 

 ある日の夜。住宅街の端にある教会、厚いカーテンで外と室内を遮った礼拝堂の中央で、床に跪く一人の女を三人の裸の男が囲んでいた。

 女の周囲にはそれまで身に纏っていただろう衣服――紅い修道服と白い下着が乱雑に捨てられている。衣類の殆どを脱ぎ捨てた女の身に残っているのは、白のレースをあしらったガーターベルトとニーハイソックスのみ。

 もはや全裸となんら変わりない姿を晒しているその女は、自身を囲んで立っている男の一人の股座に頭を埋めていた。

 

「あぁー、シスターのフェラあったけぇー……ほら、もっと強く吸ってくれよ」

「っ、はい、すみません……んむ、ふ、んっんっ……!」

 

 男に言われるがまま、この教会の修道女――ユーリヤは、自分から男の肉棒を頬張り直す。

 下半身に縋り付きながら、男の肉棒を吸う唇を窄める。頭を前後させて扱(しご)けば、唇と肉棒の隙間から呼吸と唾液が漏れ出していく。

 じゅるじゅる、ぐぽぐぽ。仄暗い教会の中で、神に祈る場にはあまりにも似つかわしくない淫猥な音が鳴り渡っていた。

 

「ちゅ、む、んぅ、じゅるぅっ……! はぁっ、気持ち良く、出来ていますか……?」

「あー、イイわー……ホント、シスターはエッロいなぁ……」

「オイ、いい加減そこ変われよ。俺もシスターの口犯してえんだから」

「オレは普通にヤりてえわ。こんなエロい女前にしてお預けとかねーだろ」

 

 良く言えば献身的に、正直に言えば淫奔的に。ユーリヤは肉棒に自分から唇を捧げ、上目遣いで男の顔色を伺う。

 白い裸体を晒して肉棒に吸い付く姿には、聖職者としての貞淑さなど全く無かった。清楚な顔立ちの美女が醜悪な肉棒をしゃぶる姿に、ますます男達の興奮は高まっていく。

 それに伴い自然と男達の包囲は狭まり、ユーリヤの眼前へ三本の肉棒が迫っていく。獲物を狩る獣の様に血走る男達の視線を受け、ユーリヤは得も知れぬぞくぞくとした感覚を覚えた。

 

「……わ、わかりました……あの、こちらに仰向けになってもらって良いでしょうか……?」

「おっ、さっすがシスター。オレから”奉仕”して頂けるんで?」

「ずっりー、もう挿れんのかよ。俺はまだ手と口だけだってのに」

「も、申し訳ありません……必ず皆様、平等にご奉仕させて頂きますので……」

 

 そう言ってユーリヤは、一足飛びに性交を要求してきた男に対して床を指差す。応じて寝転んだ男に対し、ユーリヤは一切躊躇いもせずに跨った。

 この場にいる男達は、ユーリヤの教会に対して多額の寄付をし、その引き換えに”奉仕活動”を要求しているグループだった。その内容は、己の肉欲の解消。

 ユーリヤが務めている教会は、事業の失敗によって多額の借金を背負っている。そこに付け込む形で、ある富裕層の人間が金を盾にユーリヤに肉体関係を迫り、それを知った男達もまた同様の形でユーリヤへ”奉仕活動”を強いた。

 困窮する教会への善意の寄付と、それに対する心ばかりの謝礼。しかし今の光景を見て、そんな建前を信じる人間は一人たりとて居ないだろう。

 

「それでは、挿れさせて頂きます……ん、あぅうっ……!」

「うはぁっ……やっべ、呑み込まれるっ……」

 

 ユーリヤは己の秘部を右手の指で開き、左手で男の肉棒の先を入口に添える。そのまま腰をゆっくりと落とし、ユーリヤは一切の抵抗無く肉棒を自分の膣内へと迎え入れていった。

 降ろされる股座が肉棒を呑み込んでいき、それに伴い甘い吐息が鼻から抜けていく。そのユーリヤの姿は自分の意思で性交に及んでいる様にしか見えず、男は雌肉を味わう快楽に顔を緩めている。

 善意も謝礼も、何も無い。互いに快楽を得る為だけに、交わっている。扉を閉ざされた教会の内に満ちているのは、雄と雌の濃厚な臭気だけだった。

 

「――っ、はぁ、はぁっ……ど、どう、ですか……私の、ナカは……?」

「いやぁ気持ち良いわー。全く、しゃぶってるだけでこんな濡らすとか、ホントスケベだねぇ……」

「も、申し訳、ありません……」

「いやいや、オレら的にはマジ最高だけど。いやぁ、こんなに信者に良(・)く(・)し(・)て(・)くれるシスターは、本当に聖職者の鑑って感じ?」

「ありがとう、ございま……はぅ、んっ……」

 

 事実、ユーリヤの秘部は一切の前戯も無しに濡れており、愛液と肉襞で男の肉棒を包み込んでいた。

 肉棒を手で、口で、鼻で。それぞれでユーリヤは男達の昂りを感じて、奉仕して。それだけで悦びを得て、肉棒をスムーズに受け入れる程に秘部をしとどに濡らしてしまっていた。

 目尻を垂らし、熱い吐息を零し、蕩けた表情で肉棒の感触に浸る。自ら男を貪るユーリヤの姿を、男達は『聖職者の鑑』と皮肉たっぷりに嘲笑する。

 しかしそんな男達の蔑みを受けても、ユーリヤは口を噤んで一切反論を返さなかった。

 

「う、動きますね……? んっ、ふっ……!」

「はぁー……ゆっくりも悪くないけど、もっと激しく頼むわシスター」

「ひゃっ……は、はいっ……!」

 

 男達の嘲笑を一身に受けながら、ユーリヤは雄を咥えこんだ腰を上下させ始めた。

 肉棒に浸るようにゆっくりと腰を上下させるユーリヤの尻を男が鷲掴み、丸々と実った柔肉に爪を立てる様な力で指先を沈み込ませる。

 痛みを与える程の男の荒い掌に咎められたユーリヤは、床に立てた腕に力を入れて支えとする事で、腰を動かす勢いを増した。

 

「んっ、ふっ、んぅっ! あっ、はぁっ、あぁっ!」

「おぉっ……あーヤベ、腰溶けそ……!」

 

 振り下ろす様に落とされる尻肉が男の股座を叩き、弾ける肉音が教会内に何度となく高らかに響き渡る。腰が上下する度に、ユーリヤの長いブロンドの髮と豊かな胸が大きく揺れ動く。

 雄を誘う雌の律動的な音色と共に乱れるユーリヤの痴態と、肉棒を根本から吸い上げる様な膣の感触を受け、男は本能の飢えが満たされる至福を存分に味わっていた。

 

「オラシスター、俺のもしゃぶってくれよ、ほら!」

「んうっ……!? む、ふっ、じゅむっ……!」

「うーんしゃーねぇ、俺はシスターの胸と髮でも使って待ってっかー」

 

 腰を振る事に集中していたユーリヤの顔を二人目の男が掴み、呆けた口に肉竿を一気に捩じ込む。先程までその口を味わっていた三人目の男は、手持ち無沙汰とばかりに背後からユーリヤの胸へ掌を伸ばし、光沢を持つ長髮に己の剛直を擦り付け始めた。

 呼吸を奪われたユーリヤの動きは鈍るが、そんな事は考慮もせず男は口に突っ込んだ肉竿を前後に動かす。息苦しさを覚えながらもユーリヤはなんとか唇を窄ませ、動く肉竿を舌で撫ぜていった。

 

「ほらシスター、腰が止まってるぜ? ほら、しゃんとしないと」

「ぷぁっ……! すみませっ、んちゅっ……! む、んふっ、じゅる、ぅうんっ……!」

 

 肉竿が口から引かれる瞬間に呼吸と謝罪を挟みながら、ユーリヤは止まりかけていた腰の動きを再開する。

 口淫で顔を動かし辛くなった分、ユーリヤは腰の動きを上下から円を描く様な軌道へと切り替えた。奥まで突き刺さる肉棒を膣全体で扱き、同時に口を犯す肉竿を悦ばせるべくしゃぶり回す。

 余裕無く上下の口で二人の男の劣情を受け止めているユーリヤに対し、残る男は無遠慮に胸を揉みながら、醜悪な剛直で髪にマーキングしていく。

 この中の誰もが、ユーリヤを人としてまともに扱っていなかった。肉棒を締め付けるモノ、肉竿を吸い付かせるモノ、剛直を擦り付けるモノ。今この場において、ユーリヤは性欲を満たす肉の玩具でしかない。

 

「んは、ぁむっ……! むぅ、んっ、んっんっ……! ぁ、んあっ!」

「あーたまんねー……こんなナリで聖職者気取りとか、カミサマに恥ずかしくねーのかね全く」

「いやいや、ワケわかんねー説法聞かされるよりよっぽど信者に優しいだろこの口は。オラ、もっと奥まで咥えろって」

「こんなエロい胸目の前にして説法とか、真面目に聞くヤツいるんかね。あー柔らけー」

 

 娼婦の如く肢体を淫靡に動かして、ユーリヤはただただ男達を悦ばせる事に終始する。

 ユーリヤにとって、この”奉仕”は当然の義務だった。神の代行者として、自分には教会を守る義務がある。例え肉欲による打算でしか無いとしても、その教会を支えてくれる男達に対して尽くすのも、背負うべき義務。

 だから、どの様に扱われようとも苦では無い。これは自分の義務であり、義務でしかないのだから――

 

「そろそろオレも動くか、そら!」

「ふあんッ!? あ、や、やぁっ! だめですっ、今、突くのはっ……!」

「口離すなっての、オラ咥えろ!」

「んぐっ!」

 

 半ば逃避しかけていたユーリヤの意識を、突き上げる肉棒が強制的に引き戻す。自分の腰使いだけで受け止めていた膣内の肉棒の刺激が突如として強まり、ユーリヤは悶えて天を仰いだ。

 それにより唇は肉竿が離れ、それに苛立った男がユーリヤの頭を抑え込み、今度は喉奥まで肉竿を打ち込む。呼吸をほぼ完全に塞がれる形となったユーリヤは、なんとか歯を立てずに肉竿を受け止める事しか出来なかった。

 

「ったく、お前らは荒っぽいなぁ。前みたいにシスターがダウンしたらどうすんだよ、全く」

「大丈夫だろ、シスターなら。最後まで責任持って”ご奉仕”してくれるって、なぁ?」

「んぐ、ぐ……! は、はい、お任せ、くださ――ひぃんッ!」

 

 ユーリヤの口内を肉竿が前後に行き交い、腟内を肉棒が上下に突き上げ。肢体を弄ばれ、髪を穢され。女性の尊厳全てを踏み躙る様な行為の最中でも、ユーリヤの身体は性的な反応を返していた。

 鼻から肺までを満たす雄の汚臭。肉壺を抉じ開ける雄の感触。女性として熟した柔肉を手中とする雄の手付き。思考を回す酸素が薄れ、原始的な苦痛と性感だけがユーリヤを支配していく。

 それでも続けなければ、しなければ。思考すら介さず、心の奥に根ざした義務感のままにユーリヤは腰を揺り動かし、頭を前後させ、さらに後頭部の髮を擦る剛直に手を添えた。

 

「ん、く、むぅんっ! ふっ、んっ、ぁ! じゅむ、む、ちゅうぅっ……!」

 

 胎を直接圧す刺激に悶える。口から喉を支配する圧迫に堪える。背後で快楽を求める欲求に応える。何度と無く求められ、やらされてきた通りにユーリヤの身体は自然と動く。

 滅私。その言葉の通りに思考を失ったユーリヤは、無意識下で男達を悦ばせる奉仕を続ける。今のユーリヤが抱いているモノは、男達へ快楽を齎す手管だけだった。

 揺らす、よじる。食む、舐める。触る、擦る。何も考えていないとは思えない程に、ユーリヤの奉仕は全て男達の快楽に直結していた。

 

「あーヤベ、出そっ……! んじゃ一発目、生ナカいただきっ――うッ!」

「むぁ、んふぅうッ……!?」

 

 最初に均衡を破ったのは、ユーリヤの膣を突き刺す男の肉棒だった。出したいから出す、それだけを思った自制の無い男の肉棒が膨らみ、胎の中へと種汁を流し込んだ。

 肉壺を一瞬押し上げ爆ぜる、特有の感触。射精されている、そう理解したユーリヤの身体は食い縛る様に膣と唇を締め、受け止めようとする。

 しかしそれは、この場においては逆効果でしか無い。

 

「おほっ、ヤバ、吸われッ――くぉっ、ほ……!」

「んくっ、んぅんっ……!」

 

 ユーリヤの反射的な口使いが、肉竿を強く吸い上げる。不意に強まる唇に絞られ、ユーリヤの口を突いていた男は欲求を抑え切れずに射精を始めた。

 本能的に男はユーリヤの頭を抑え、固定した口内を膣に見立てて精を一気に送り込む。散々に味わわされた肉竿のえぐみに精の苦味が上乗せされ、ユーリヤの味覚は雄一色に染まる。

 上下の口でこれ以上無く呑まされる精液に、ユーリヤは瞳の焦点を失う程に溺れさせられた。

 

「ん、んぅう……ッ」

「くお、ちょ、んな握らないでっ……! ……やっべ、マジで手コキでイクかと思った」

 

 膣も口も、両方に流し込まれる精液の感覚(あじ)に意識を奪われたユーリヤは、何もわからぬまま縋る様に自分の掌を握る。今のユーリヤは、それが自らの手で扱いていた背後の男の剛直である事すら忘れていた。

 巨乳と髮と掌を同時に味わうという非日常的な感覚に酔っていた男は、剛直を根本から握るユーリヤの手に精を搾られそうになるも、咄嗟に股に力を入れ既の所で自身の欲を留める。

 その欲に堪えても尚、ユーリヤは剛直を握ったまま手を離さない。それはユーリヤにとってはただ自分の意識を繋ぎ止めるだけの行為だったが、男からすれば早々に精を搾ろうとする手付きにしか感じられなかった。

 

「――はぁー。やっぱ、中出し最高だわー。もうソープとか行けねーかもオレ」

「マジ同意。ほらほらシスター、お掃除までしっかり頼むよー」

「……っ、は、い……。ちゅる、れろ、ちゅる、ちゅうぅっ……」

 

 二人の男は射精を終え、一息ついて興奮を宥める。ユーリヤの口を味わっていた男は、一回り萎んだ肉竿を口から引き抜き、汚れた尖端をユーリヤの頬を擦り付けた。

 そんな肉竿(おとこ)の要求へ従順に、ユーリヤは亀頭に深く口付けて精の残滓を舐め取っていく。一滴残らず吸い上げるまで満足しないとばかりに腰を突き出し続ける男に対し、ユーリヤは嫌な顔一つせずに”掃除”をし終えた。

 そうしてようやく口を解放され、ユーリヤは深呼吸を挟む。足りなかった酸素が脳に行き渡り、同時に口の中に残る肉竿・恥垢・精液の味が遅れてしっかりとやってきた。

 

「じゅる、んんっ……こくっ……はぁっ、あぁ……」

 

 それら全てを唾液で包み、音を立てて大きく呑み込む。

 吐き出す事は、無礼だ。呑み込む事は、必須だ。尽くす事は、義務だ。そう思いながら雄の種が喉を流れ降りていくのを、ユーリヤは口をだらしなく半開きにしながら感じていた。

 

「いやぁ、言われずともちゃんと全部呑み込んでくれるとか、マジでシスターは優しいよなぁ。こんなに男好きな――じゃねぇや。信者想いの聖職者なんてそういないぜ?」

「は、はい……ありがとうございます……。私も、皆様に満足してもらえて、嬉しいです……」

「ははっ! なんだっけ、『信者の方の為に身体を捧げるのがこの上無い喜び』、だっけ? いやー、他の聖職者全員に聞かせてやりたいね、この光景と一緒にさぁ」

 

 そう言ってユーリヤを下から突き上げていた男は尻肉を掴み、柔らかな感触を掌で愉しみつつ自身をユーリヤの肉壺から引き抜く。男の肉棒の形を忘れられないとばかりにぽっかりと開いた陰肉から、白濁が漏れ落ちた。

 信者の為に身を捧げるなど、張りぼての様な名目(ことば)でしか無い。こんな姿を知人や同僚に見られれば、恥の余り死んでしまうかもしれない。ありもしない、あってはならない想像にユーリヤは震える。

 未だに残留する雄の感触と疲労感に腰が砕けているのを自覚しつつも、ユーリヤは束の間の休息に身を委ね――

 

「ちょっと何終わったみたいな空気出してんのシスター。ほら立って、そこに手ぇ付いて」

「きゃっ……!? なに、をっ……!」

 

 ――られなかった。ユーリヤの髮を剛直で散々に穢し、未だに勃起を保ったままの男がユーリヤの腕を引き上げ、無理矢理立たせた。

 疲弊から崩折れそうになるユーリヤの腰を男は抱え、そのまま教会奥へと引っ張っていく。そして講壇前に辿り着くと、男はユーリヤの身体を捨てる様に放り投げた。

 バランスを保てず前へ倒れ込みかけたユーリヤは、咄嗟に講壇に両手を付いてなんとか身体を支える。唐突に乱暴に扱われた事に困惑して後ろに顔を向けると、男はユーリヤの両の尻肉を掴んで横に開いていた。

 

「……ッ、や、まさかっ……! お、お止めください、それっ、それだけはっ……!」

「いやいや、そこは”お願いします”でしょ。いいじゃん、シスターは尻穴(こっち)のが好きなんでしょ?」

「や、やぁっ……! だめ、だめなんですっ、今、されたらっ……!」

 

 尻肉に引かれて僅かに開いた菊門に、男は自身の剛直の先をぴたりと添える。講壇に付けた腕だけで立つユーリヤは、傍から見れば尻を突き出して男を待っている様にしか見えなかった。

 秘部はまだ良い。秘部は――から耐えられる。口を犯されるのも――から良い。だが、尻穴(そこ)だけは。そこだけは、――過ぎて堪え切れない。その確信がある。

 ……あれ。―(・)―(・)って、なんの事だ? 私は、何を、耐えられない?

 ユーリヤは不明瞭な確信と共に湧き上がる疑問に、身体を硬直させた。

 

「イヤイヤ言ってても、全然逃げようとしないんじゃ説得力ゼロだって。まぁ俺も鬼じゃないからさ、しっかり濡らしてあげる、よ!」

「あはぁんっ!?」

 

 その隙を突く様に、男は菊門に添えていた剛直を下へ滑らせ、秘部に一気に挿入した。

 油断と疲労で弛緩した淫肉は柔らかく剛直の侵入を許し、どろどろの白濁と愛液で満ちた膣内が挿入を助ける。雄に犯される事が当然の様な、あまりにも抵抗が薄いユーリヤの肉壺を男は突き込み始めた。

 

「はー、やっぱシスターはナカも良いねー……ね、このまま犯されたい?」

「あっ、あっ! そ、そんなっ、はぁんっ!」

「ちゃんとおねだりしないとこのままだよー? 『お願いします、私の事をいっぱい犯して下さい』って、ほらほら!」

「んあッ、は、ぁんっ! 激、しっ……! あぁぁっ!」

 

 男はペースも考えず、力任せに腰を叩き付けて剛直でユーリヤを貫いていく。十分に男を貪って熟した膣は、ユーリヤの言葉とは裏腹に快楽だけを感じ取ってしまう。

 最早ユーリヤに出来るのは、嬌声を上げながら男の行為を受け入れるだけだった。突き入れする度に尻肉が波打ち、淫らな水音と肉音が弾む。

 強制的な口淫による苦痛から解放された身体は、今与えられる快楽を一際高めてしまっていた。力強いピストンで肉壺を荒らされる度に、上擦った声が喉を裂く様に飛び出てしまう。

 ――。――。先程ちらついた、言葉に出来ない感覚が点滅する様にユーリヤの頭を過ぎっていた。

 

「……おっ、おねがい、しますっ……! お願いします、からっ……私の事、いっぱいっ、いっぱい犯してっ、くださいっ……! は、あんっ……!」

 

 恥を承知で、ユーリヤは男の要求通りの言葉を発する。尻を突き出し、潤んだ瞳で男に自ら犯される事を切願する。

 普段は清純に振る舞うユーリヤが、猥雑な姿を晒して誘ってくる。望み通りの光景に男はにんまりと頬を吊り上げ、歯を剥き出しにした。

 

「そこまで言うんなら、仕方ないなぁ。お望み通り犯してあげるかー」

「あんっ――えっ?」

 

 そう言って男は、腰を引いてユーリヤの秘部から剛直を抜き取り。

 

「まぁ、尻穴(こっち)をねっ!」

「んぉッ――くふ、はぁあんっ……!?」

 

 間髪入れず、秘部の上にある菊穴へと捩じ込んだ。

 

「かっ、んぁぁっ……! は、はなしっ、ちが、ぁ゛っ……!」

「いや、別にどっちをとか言わなかったじゃん。だから俺が好きな方をいっぱい犯す事にしたんだけど……え、なんか間違った事言ってるかなぁ俺?」

「だっはっは、何言ってんだか。どうせお前、何言っても尻(ケツ)犯す気だっただろ」

 

 めりめりと剛直が腸内へ押し込まれる感覚に、濁った息を漏らしながらユーリヤは言葉にもならない非難を後ろの男へ放つ。しかし顔を振り向けた先の男は、したり顔でユーリヤを笑っているだけだった。

 ユーリヤがさらにその後ろに目をやれば、残りの二人も笑っている。嗤っている。ユーリヤ以外、誰一人として男がユーリヤの望みを聞く事を信じていなかった。

 自分(ユーリヤ)だけが、弄ばれていた。ユーリヤにとって、それは――

 

「はーい、んじゃ引いてー?」

「んはッ、ぁあぁあっ……!」

「入ってー」

「っ、くふぅう……!」

「引いてー?」

「ふあッ、あぅうぅっ……!」

 

 深呼吸を促す様な気楽な掛け声と共に、男はゆっくりと尻穴を往復し始める。

 先程まで肉壺を犯していた激しさとの差も相俟って、ユーリヤはじっくりと男の感触を感じ取り、挿抜の度に艶めかしい吐息を零してしまう。

 窄まりに押し込まれる圧迫感。内から肉ごと引っ張り出される漏出感。男の手によって齎される擬似的な排泄が、背徳的な官能となって訪れる。

 ――官(・)能(・)?

 

「ハハッ、シスターはほーんとわかりやすくてカワイイよねー」

「んぁ、あ……?」

「だって、イヤイヤ言ってても期(・)待(・)し(・)て(・)た(・)でしょ? そんな気持ち良さそうに顔蕩けさせてさぁ」

「――――」

 

 そんな男の言葉に、ユーリヤは絶句した。

 気(・)持(・)ち(・)良(・)い(・)。ずっと言葉に出来なかった、したくなかった感覚。

 ず(・)っ(・)と(・)そ(・)う(・)だ(・)っ(・)た(・)。男達の肉棒を自分から咥え、自分から肉棒に跨り、口に突き込まれた肉棒を乞われるより先に吸い付いて。

 義務など、今や薄っぺらな欺瞞でしか無かった。男を味わい、貪り、触られ、犯され。男達の好きにされ、要求に身を尽くす。

 それが、ユーリヤの望みだった。暴行とすら言える数え切れない奉仕の中で育まれ、受け入れた被虐嗜好(マゾヒズム)。激しく求められ、理不尽に責められ、痛みを味わわされ。それら全てが、快楽に繋がってしまう。

 気持ち良いのだ。欲望の捌け口として乱暴に扱われ、その間だけ現実(じぶん)を忘れられる、非現実的で反道徳的な刹那。

 いつしかユーリヤは溺れていた。溺れたかったのだ。

 

「なんだかんだで、尻(・)穴(・)も(・)毎(・)回(・)綺(・)麗(・)に(・)し(・)て(・)るしさー。いやー、助かるよマジ」

 

 男が喰いつく様に締まる尻穴から腰を少し引けば、肉茎が半分外に晒される。そこには事前に濡らしておいた精液や愛液以外、目立った汚れは見られなかった。

 事(・)前(・)に(・)準(・)備(・)し(・)て(・)お(・)い(・)た(・)からだ。男達のその日の気分やそれぞれの嗜好もあるが、ユーリヤは行為の前に尻穴の中を洗い、自慰でほぐす癖が付いていた。

 突如として求められた時に備えて、と言えば危機意識と取れなくもない。しかし男達に身体を求められる直前に身を洗っている最中に、ユーリヤは肛門に挿れられる雄の感触の想起と高揚を抱いていた。

 言ってしまえば、何の事も無い。男達がユーリヤを犯したいと思うのと同じ様に、ユーリヤもまた男達に犯されたかったのだ。

 

「んじゃー、再開と行こっか。いい感じにほぐれてきたし、ね!」

「んはッ、ぁああっ! あぁっ、だめぇ、だめなんっ、ですっ!」

 

 再び男は剛直を奥まで挿入し直す。尻穴の締め付けを求めて根本まで押し込まれる異物に、しかしユーリヤの身体はもはやろくに抵抗を見せずすんなりと受け入れた。

 元々男を求めていた。そう心が自覚してしまえば、身体もまたそれに従った。男の意思を受容したユーリヤの尻穴(からだ)は、本来の機能を忘れて剛直を咥え込み、膣では味わえない異物感を得る。

 自分を肉の槍で貫かれる様な感覚の中で――ユーリヤは、顔を緩めていた。

 

「んは、ぁあ、ああっ! あ、んっ、うぅうっ! だめぇ、おしり、でぇっ!」

「おー締まる締まる。ほーんとスキモノだよなーシスター、ケツ犯されてこんな悦ぶ聖職者とか、カミサマはお許しになってるのかねぇ」

「いやいや、聖職者ってのは処女守るモンなんだろ? なら尻がイイのは当たり前だろ」

「まーそのマンコも散々使い込んでっけどな、ハハハ!」

 

 徐々に尻穴を躙る剛直のペースが上がり、ユーリヤの口から漏れ出す嬌声がより甘味を増していく。口から出る制止の声も弱まり、虚勢も消え入りそうな程に薄れていく。

 実際、今のユーリヤに拒絶の気配はまるで見られない。尻は突き出されるどころか自ら男へと押し付け、股からは床を濡らす程の愛液を垂れ流し、講壇に突っ伏した顔は涎を零す程に抑えが利かなくなっている。

 ぞくぞくとした震えが背筋を昇る。男達の血走った視線を受けた時にも感じた、得も知れぬ感覚。

 期(・)待(・)。犯している男の指摘は、最初からどこまでも正しかった。

 

「んー……滑り悪くなってきたし、一回マンコで休憩させてもらおっかなー」

「あ、んぅッ!? はっ、あっ、あぁあっ! ひ、ううっ、ぅうんっ!」

 

 締め付けを強くし続けるユーリヤの尻穴から一度男は完全に剛直を引き抜き、返す様に今度は秘部へと挿入する。

 肛虐の悦びを最も表している肉壺は、これ以上無い程に雄を歓迎して受け容れた。剛直を奥へと吸い込む様に肉襞は自然と蠢き、直接雄を感じた膣内は一突きで愛液の潮を撒き散らす。

 

「あーマジ最高……これからも、カミサマにはちゃんと感謝しないとなー」

「まぁこんな良い女寄越してくれるんだから、そりゃ確かに敬わないとだなぁ。ハハハ!」

「あっ、ふあっ、あぁんっ! はげしっ、んんぅっ!」

 

 休憩と嘯きながらも、男は激しいピストンで雌(ユーリヤ)の本来の味を味わっていた。本来雄を受け止める為の膣は、それまで尻で感じていた感触を餓えた様に貪ってくる。ユーリヤの被虐嗜好も相俟って、乱暴に挿入をすればする程膣は激しく反応し、剛直を締め上げてきた。

 極上の心地だった。清廉な容貌の美女があられも無い姿と声を上げながら、己に尻を擦り付けながら荒ぶる欲望を受け止め、その悦びを締め付けでそのまま表してくる。

 ユーリヤの声からは、もはや欠片程の拒絶も失くなっていた。

 

「うーし、んじゃケツヤり直すかー。ほらシスター、チンポ大好きなアナルに挿れますよー」

「うあ゛、はぁあんっ……! おっ、き、ひぃんっ……!」

 

 濡らすという目的の為だけにユーリヤの膣を贅沢に味わい、それから男は剛直を秘部から菊門へ挿れ直した。

 どろどろと粘る濃い愛液と、期待にひくいて解れた尻穴が男の挿入をすんなりと許す。一度引き抜かれた事でむしろ渇望が増していたユーリヤの身体は、秘部を突き込まれるよりも甘美な陶酔感を覚えてしまう。

 気持ち良い、心地良い。良い、いい、イイ。自分を串刺しにして脈打つ剛直の太さと熱に、ユーリヤの頭の中は快楽以外の余地を許さなくなってきていた。

 

「あ、あ、あぁぁっ! い、いくっ、イッてしまい、ますっ! おしり、犯されて、わたしっ、わたしぃっ……!」

「いくらでもイケばいいじゃん。ほら、目の前のカミサマにお祈りしなよ。『気持ち良くイカせて下さい』ってさぁ?」

「んぐ、んっ、うぅぅっ! あ、あ、あッ!」

 

 自分の抑えていた欲求ごと腸内を掘って引き出す感覚に、脳が溶ける。

 雄の昂りを乱暴に叩き付けられ、瞳がちかちかと火花を散らす。

 制御を失った身体がくねくねとよじれ、後ろの男へ媚びてしまう。

 ――そして。裡(こころ)の糸が焼き切れた。

 

「――イッ、イカせて、くださいッ! おしり、イくのを、おゆるし、くださ――あっ、あ、あぁぁッ!」

 

 講壇の先に掲げられた十字架か、それとも後ろで自分を犯す男か、或いは両方にか。

 必死とすら言える程に、教会の隅までユーリヤの大きい悲鳴(ねがい)が響く。この瞬間、ユーリヤは完全に聖職者(じぶん)を投げ捨てた。

 奉仕などどうでもいい。信仰も、立場も、格好も。何もかも忘れて、男の劣情を受け止める悦びだけに浸りたい。

 その祈りは、確かに届いた。

 

「うんうん、カミサマもなんも言わないし、オッケーって事で。良かったねえ、シスター。……じゃ、望み通りイけッ!」

「うあッ、あぁぁッ! イク、イッちゃ――あぁあぁんッ!!」

 

 ユーリヤを無言で見下ろす十字架の前で、ユーリヤを見下す男は後ろから勢いを付けて剛直を根本まで押し込む。歪められた性欲で祈りを叶えられ、ユーリヤはいとも容易く絶頂へ至った。

 男の剛直の根本から尖端までを、ユーリヤの尻穴が少しの隙間も無く締め付ける。奉仕という建前を放棄した事で得たユーリヤの悦楽は、深く長く続いた。

 だが。そんな事は、男にとってはどうでもいい事だ。

 

「そら、そら! あーやっべ、マジで腰溶けるッ……!」

「んは、あぁぁッ! イ、イッて、またイクッ、ぅううッ!」

 

 極上の雌穴が、更に具合が良くなった。獣欲を煽る音楽(こえ)が、より高まった。

 自分が快楽を得る為の玩具が、さらに良くなった。その程度の認識で、男はユーリヤの尻に剛直を激しく挿抜し、己の欲望を思うがままに叩き付けていく。

 ああ、やはりこの雌(おんな)は最高だ。獣性を悦んで受け入れる美女を嬲る男の支配欲を、男は本能が命じるまま我武者羅に満たしていた。

 

「おしりッ、おしりッ、イイッ、いいんですッ! イクッ、またイクッ、ぅ、あああッ!」

「……ッ、ふっ、ふぅっ……!」

 

 際限無く締め付けを強めて悦ぶユーリヤの尻穴に、男は言葉も忘れて抽挿の快楽に没頭していく。

 男は尻肉を掴んで揉んでいた手を離し、ユーリヤの腰へ腕を回して抱え込む。尻を突き出すユーリヤの背に覆い被さる形で、男は汗が立ち昇る様な熱のままに腰を打ち込んでいった。

 剛直を深く埋め込む度に、ユーリヤの尻が精を求める。膣が雄を求めて愛液を噴く。透明な声が売女の様に濁り情欲に火を注ぐ。

 限界を迎えながら責められ続けるユーリヤの身体は、男を同じ絶頂(ばしょ)へと連れて行こうとしていた。

 

「ッ、やべ、イクッ、射精(で)るッ……!」

「んは、あッ! ナカッ、ナカに、下さいっ! お情け、をッ――んんんッ!」

「ぎっ……!?」

 

 男の限界を雌の直観で悟ったユーリヤは、尻穴を意識的に締め付けて強請った。

 出されたかった。果ててほしかった。欲しかった。蒸発している理性が、男の最も悦ぶ事だけを思い出して身体に命令させていた。

 

「射精(で)ッ、うッ――ふぅッ!」

「あ゛――ッ、ぁあああッ!!」

 

 ユーリヤの訴えに根負けする形で、男も絶頂させられ尻の中へと精を吐き出す。

 少しでも多く、長く、深く。ユーリヤが至り耽っているモノに近い境地で、男はユーリヤの尻を持ち上げる様に剛直を深々と突き刺しながら、溜め込んだ精液をぶち撒けていった。

 

「あッ、はぁっ、あぁぁッ……! でてるっ、でてっ、イクッ……!」

 

 膣よりも奥まで突き刺さる剛直が跳ねる感触と、尻の中へ直接送り込まれる濃厚な精液の重みを感じ、ユーリヤは陶酔の極致に飛ばされていた。

 奥まで圧し込まれて気持ち良い。尻の中を揺さぶられて気持ち良い。交尾としては無為の種汁を注ぎ込まれて気持ち良い。

 きもちいい、きもちいい。男の欲望を一方的に押し付けられ、男のモノとして身を窶すこの瞬間が、ユーリヤにとっては至福に等しい時間だった。

 

「――……はぁ。あー出した出した、めっちゃ搾られたわー」

「はぁんっ……ん、う、うぅっ……」

 

 長い射精を終えた男は自身の剛直を引き抜き、もはや用済みとばかりにユーリヤの身体を講壇へ放り捨てた。

 男という支えを失い、脚と腰に力が入らないユーリヤは目の前の講壇に腕で縋ろうとするも、絶頂の余韻がそれを許さずにずり落ちてしまう。

 へたり込んだユーリヤは上体を講壇に預け、荒く呼吸を刻んで虚ろに暗闇を眺める。息を一つ吐く毎に、膣と尻から男達の精液が漏れ出てくるのを実感してしまう。

 男達は依然として其処(ちかく)にいる。見られながら、秘部と尻穴から体液をどろどろと零している。

 人の目の前で粗相をしている、そんな錯覚がユーリヤの身体をぞくぞくと震わせた。

 先(・)程(・)と(・)同(・)様(・)に。

 

「ったく、やっと終わったのかよ。長々とヤりすぎなんだよお前」

「あっ……」

 

 脱力しきったユーリヤの前に、別の男が迫ってくる。それは先程までユーリヤの口を犯し、喉奥へと直接精液を流し込んだ男だった。

 しかし一度射精して満足を得た筈の肉竿は、既に興奮で勃起し直していた。

 

「まだこっちゃナカもケツも犯してねーんだから、さっさとシスターよこせよ、全く」

「独り占めは良くねーよなー。シスターは皆のモノなんだから、ねぇ?」

「……は、はい……」

 

 もう一人、残った男もまた肉棒を股座から上向きに掲げている。

 二人共、ユーリヤを犯す意思を隠そうともしていなかった。一度の射精ではまるで足りない、もっとユーリヤという玩具(からだ)で愉しみたい。薄暗い教会の中でもぎらついている四つの瞳が、自分を睨(ね)め付けている。

 ぞくぞくとした感覚が止まらない。身体が震え続ける。心が――

 

「……ど、どうぞ……お好きな様に、私の身体を使って、下さい……」

 

 ――期(・)待(・)で(・)高(・)鳴(・)る(・)。秘部に流し込まれた精液と共に、雄を求めて愛液が溢れ出す。

 ユーリヤは講壇を背に、男達と正面に向かいながら自分の股を大きく開く。期待をそのまま示す様に、自分の犯されたい場所を見せつける様に。ユーリヤは自ら股間に両手を添え、指で真横に引っ張った。

 蕩けた表情を浮かべた女が、どろどろの雌穴を見せつけて誘っている。ユーリヤの誘惑に引き寄せられる様に、男達はにたにたと嗤いながら近寄っていった。

 

「ヘヘ、そんなに言われちゃ仕方ないねぇ。”ご奉仕”大好きなシスターの為に、今晩はしっかり頑張らないと、なぁ?」

「今日はまだ集まった人数少ない方だしな。順番決めるのも面倒だし、二穴でもするか?」

「いいねー。じゃあどっち犯すか、ジャンケンで決めっか」

 

 ユーリヤを前に見下しながら、男達はどこまでもユーリヤの存在を軽々しく扱う。

 もう既に、ユーリヤに自身の肉体の権利は無かった。自(・)分(・)は(・)男(・)達(・)の(・)モ(・)ノ(・)だ(・)、この夜に限りその事実は確かだった。

 いや、ずっと前からそうだった。男達に尽くす事を決めてから、男達に犯されてから、男達に溺れてから。自分のこの身体は、男達に悦んでもらう為のモノだった。

 

「……うし、決まり。じゃ、シスター立ってー。しっかりカミサマに二穴犯されるトコ見守ってもらおうぜー」

「カミサマもシスターのエロいトコ見たいだろうしなー、ハハハ!」

「は、はい……どうか、私でいっぱい気持ち良くなって下さい……」

 

 男達に肩を捕まれ、ユーリヤが強制的に立たされる。未だ濃厚な精液が零れ落ちる秘部と尻穴に、男達がそれぞれの分身を当てる。

 ユーリヤは抵抗せず、目の前の男の首裏に腕を回す事で支えの利かない脚の代わりとする。裸の胸と胸が重なり、興奮で昂った体温と汗が合わさり、固く尖ったユーリヤの乳首が男の胸板で潰れる。

 豊かに実った肢体を、惜しみなく男へ預ける。自分の身体を男に委ね、ユーリヤは深く息を吐いて力を抜く。脱力し切って、無防備のまま犯される事を待ち望んでいる。

 

「へへっ、そんな強く抱き着いてきちゃって。こりゃ、気合入れて犯してあげないとなー」

「あー、ずっり。後で俺もそれしてくれよシスター」

「わ、わかりました――はっ、ああんっ……! はいって、きてぇっ……!」

 

 柔らかな抱擁(おねだり)に合わせ、男達はユーリヤの前後の穴に己を埋め込む。再び、男達による独りよがりな性交が始められた。

 肉壺と尻穴が、雄によって同時に虐められる。自分の下半身全てが抉られる様な、先程とは比にならない程の圧迫感と異物感がユーリヤに齎されて。

 

「あ、あっ、あぁぁっ! もっと、もっとめちゃくちゃにっ、してくださいっ……!」

 

 い(・)つ(・)も(・)の(・)如(・)く(・)、ユーリヤはその二つの快感を貪った。

 

  ◆  ◆  ◆

 




唐館市のちょっとした一日その2・ユーリヤさん編

ずるい!ずるいぞチクショウ!なんでこいつらばっかり!何でだよっ なんでだぁぁ――ッ!!
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