※この作品はR-18です。

Ith-Videoは観測する   作:灰の熊猫

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*異つもの日々

「――もっと、もっとめちゃくちゃにっ、シてぇっ……?」

 

 ある日の夜。人が寄り付かない寂れた公園の奥、蜘蛛の巣が張る程に汚らしい公衆トイレの中で、順番待ちをする様に複数の男達が縦に並んでいる。

 その奥には、下着一つ着けていない素肌に心許なくパーカーを身に付けた――合わせ目は全て開かれた状態で腕に袖を通しただけであり、ほぼ全裸と変わりない姿で――小柄な少女が、白濁液を身体のあちこちに浴びた状態で異臭を放ちながら、冷たい石床に大股開きで座り込んでいた。

 この便所の外の壁には、男性用を示すマークが描かれている。即ちこの場所は、本来少女が入るべき場所では無い。

 本来の目的ならば、だが。

 

「まさかこんなエロガキが本当にいるとはなぁ……ったく、もう何回犯されてんだか」

「どうでもいいよぉ……いいから、はやく犯して……? いっぱい、せーしちょーだい……?」

 

 今この場に集まっている男達は全て、奥に座る少女――真魚の呼び掛けに応じてやってきた人間達だった。呼び掛けの内容は簡潔に一つだけ。

 『犯してくれる人、募集します』。出会い系サイトにさらりと流した真魚の一文は、極めて疑わしい物ではあったが、誘蛾灯の如く女に餓えた男達をこの場に誘い込んでいた。

 

「ったく、くっせえなぁ。ほれ、コレが欲しけりゃそこに這い蹲ってケツ出してみろよ」

「ん。……これで、いい?」

「うっわ、マジでやんのかよ、コワ」

 

 男は自分のズボンを下着ごとずり下ろし、犯されたがる真魚(メス)を前に勃起した肉棒を見せつける。

 それを見た真魚は精の滓で汚れた床に両手両膝を付き、言われた通りに男へ自分の下半身を向けた。

 その肢体には既に乾いた精子があちこちこびり着き、秘部からは白く濁った粘液がたらたらと溢れている。その様相と姿勢は、これまで真魚がどれだけ犯されたか、そしてこれからどれだけ犯されたいと思っているのかを瞭然と示していた。

 

「ったく、かわいいツラしてとんでもねえスケベだな……親泣くぞ?」

「別にいいでしょ、そんなの……ねっ、早く挿れて? はやく、犯して……?」

 

 呆れを通り越して憐れむ男に対し、真魚は尻だけを持ち上げて左右に振る。犬の尻尾の様に男に媚びる真魚の姿は、その容姿とはかけ離れた淫蕩さだった。

 可愛らしい顔立ちに無感情とすら思える冷えた表情を貼り付け、発育の途中であろう未成熟な身体に雄と雌の卑しい臭いを立ち昇らせる。その光景のミスマッチさに真魚の前に立っている男のみならず、その後ろで待つ他の男達の興奮も煽り立てる。

 

「そんなに犯されてぇなら、望み通りにしてやるよ、このクソガキ!」

「んはぁっ! あはっ、ふとい、ぃっ……!」

 

 そんな真魚の股座へ、男は早速自分の肉棒を突き込む。精子と愛液の器と化した小さな肉壺は、狭さに見合わず男の昂った欲求をそっくりそのまま悦んで呑み込んだ。

 挿れる時はするりと受け容れ、挿れられてからはきつく肉棒を抑え付ける。狭く浅い膣は男の肉棒の全てを迎えられないまでも、必死に食い付いて快楽を与えようとしていた。

 

「んあッ、は、あぁッ……! イっちゃうッ、イくぅッ……!」

「うおっ……挿れただけでイクとか、どんだけチンポ好きなんだよ。まぁ具合は良いけど、よっ」

「はぁんっ! だって、きもちいい、もんっ……! はっ、あぁっ!」

 

 肉棒が一突き、奥を穿つ。それだけで真魚は全身を震わせ、雌の鳴き声と共に愛液を漏らした。

 何度と無く男達に理不尽に犯され続けた過去は、真魚の心と身体に刻み込まれていた。真魚はある事件の中で監禁され、男達に身体の自由を奪われ、毎日の様に精液を浴びせられて。雄の捌け口として使われ続け、真魚は自らの在り方を定められた。

 嘔吐(えず)く程に男の精を浴びせられ、溺れる様に女の悦を感じたい。少女から雌に堕とされ、それでも今この瞬間に限り真魚は紛れもなく幸せだった。

 動物の根源から湧き上がる普遍の快楽。身体の内側から突かれて揺さぶられる刺激。行為の中で薄れる思考と現実感。その心地を一度知ってしまえば、抜け出す事など考えられなかった。

 

「おー締まる……ビッチの割には良いナカ持ってんじゃねえか、クソガキ」

「あんっ! それ、叩きながらスるの、いいよぉっ……!」

「マゾでもあんのかよ。マジで救えねえなコイツ」

「ひゃうんっ!」

 

 尻を叩きながら男が腰を振れば、それにも真魚は嬌声を奏でて反応を返す。

 男に凌辱の限りを尽くされた身体は、どんな暴行をされても喜びに繋げてしまう。次は誰に犯されるのか、どこに肉棒を刺してくるのか、何をさせられてしまうのか。自身の希望の外から来る、男がそれぞれ抱く別々の獣欲。

 ああ、この人はこんな風に犯してくるのか。次の人はどんな風に犯してくるのか。犯(・)し(・)て(・)く(・)れ(・)る(・)のか。実際に交わるまで解らない、それぞれの行為と思惑。

 今まさに男に突かれて快楽に耽る中、真魚はまだ知らない次の男達へ期待を馳せて、鼓動を早めていた。

 

「オラ、オラ! どうだ、コレがイイのかよ、オラ!」

「やぁんっ! はぁ、あ、あぁんっ! もっと、もっとはげしくぅっ……!」

「あーそうかよ、なら遠慮無くオナホ代わりにシてやるよ!」

「あぁぁッ! うんっ、うんっ! わたし、どーぐ、だからぁっ……いっぱい、使って……? あッ、あうぅッ!」

 

 無表情に近い虚ろな顔で、しかし口元はだらしなく緩ませながら真魚は喘ぎ続ける。

 小ぶりな尻を容赦無く腰と掌で打ち付ける男に対し、真魚はむしろそれを求める様に自分から腰を前後させる事でより行為と摩擦を激しく促す。今晩だけで何人もの男を食ってきた膣は、まだまるで足りない・飽きないと叫ぶ様に肉棒を貪っていた。

 男も真魚も、その後ろにいる男達も。暗く生臭いトイレに居るこの場の全員、もはやまともな思考と倫理観を持ち合わせていない。

 この性の掃き溜めには、交尾の事しか考えていない動物(けもの)しか居なかった。

 

「はぁ、はぁっ……おい、ちょいこっち向かせろよ、俺もう我慢出来ねえよ……」

「俺もオナってるだけじゃ足りねえって……!」

「あー? ったく、もうちょい待ってろよ……すぐ出してやっから……」

「ん……わたしも、おじさん達のおちんちん、いっぱいたべたいな……?」

 

 絶頂に向けて一心不乱に腰を振る二人に、順番を待っていた内の二人の男が痺れを切らして近くに寄ってくる。そのどちらも、血管が浮き出る程に自身を怒張させていた。

 もう少しで射精に至りそうだった男は水を差されて嘆息するも、犯されている真魚は自制の利かない男達を好ましいと思って興奮をさらに促す言葉で媚びる。

 真魚はぽんぽんと自分を犯している男の手を軽く叩き、身を捩って後方へ身体を向けたいという意思を見せる。仕方無く男は一度腰を引いて、真魚と自分の位置を入れ替えた。

 犬の様な姿勢はそのままで、真魚は自らを求める二本の怒張に向き合った。

 

「悪いけど、アンタらに付き合うつもりはねーからな。集中されなくても文句とか言うな、よ!」

「あぁぁっ! あは、ぁっ……! はやく、はやくおちんちん、舐めさせてっ……?」

「うお……!」

 

 再度、真魚の胎裏を肉棒が侵す。己を太く灼く熱に目を白黒させながら、真魚は目の前で自分を待ち侘びている二本の怒張に口と右手を寄せた。

 後ろから強引に突き上げられながらも、真魚は目の前の怒張の尖端に唇を合わせる。さらにもう一本の肉竿は小さな右手で握り込み、口淫と手淫を並行して始めた。

 

「ちゅ、じゅ、れろっ……あんっ! ふっ、ぺろ、ちゅうぅっ……」

 

 乱暴に犯されながらも真魚は亀頭の鈴口を舌で突き、敏感な裏筋を中心に舐めてはストローを吸い上げる様に丁寧に奉仕し、目の前の男へ快楽を与えていく。

 それに加えて、先走りを漏らす肉柱を軽く右手で握りながら前後させる。明らかに手慣れた手管に男達は翻弄されながらも、求めていた快楽を享受して身体を震わせた。

 

「んっ、んんっ、んむぅっ! あッ、はッ、いくっ、イッ――んんッ!!」

 

 男の肉棒で膣奥を撲られ、醜悪な怒張に口を寄せ、文字通り手に余る大きさの肉柱を擦り。男の欲望(ゆめ)を一身に受けさせられながらも、真魚は快楽の極致にいた。

 男を感じている、雄を味わっている、雌に成っている。これ以上無い程に性に堕ちて溺れるこの時間が、何時までも続いて欲しい。一度スイッチが入った真魚は、この狂った刹那を誰よりも望んでいた。

 

「あーやべ、出るっ……ナカに出すぞ、クソガキ……!」

「んんッ、ん! うんっ、だしてっ、ナカッ、いっぱいなかだし、してッ!」

「なら遠慮無く――うッ!」

「んぁッ……あッ、ふぅううッ……!!」

 

 そうして散々に真魚の膣に締め上げられ続けた肉棒が、望まれた通りに精を放出し始めた。

 新たな種汁が自分の胎へと向かって流し込まれる感触。雄が自分を犯し尽くしていく感覚。恍惚のあまり、真魚は怒張から口を離して涎を垂らしてしまう。

 嗚呼、ああ、あぁ。温かな背徳が、真魚の心を夢幻の境地に追いやった。

 

「おいおい、欲しがったのはお前なんだからちゃんと咥えねぇとダメだろ。ほれ」

「んぅうっ……!? んぐ、んっ、んっ……!」

 

 その一瞬の忘我を、怒張が一息に喉奥を突く事で引き戻す。先程までは唇だけで味わっていた怒張に一気に口内から喉まで支配され、嘔吐感が込み上げる。

 しかしその痛苦すらも、真魚が望んだ事だった。雌を求める雄を、求められる通りに受け入れる。満たされる事で、満たされる。

 そうすれば、また貰える。幾度と無く呑まされた精を、雄の欲望を、雌の愉悦を。だから真魚は、男達のやる事全てを快く思い、身を尽くす。

 

「んう、んむ、ぐ、んぅ、んぅっ……んっ、ふ、ぅうっ……!」

「うおっ……いいぞっ、いいぞ……!」

 

 深々と突き込まれた怒張に対して、真魚は頭を前後に動かし小さな口で擦り吸い上げていく。

 小さな口の全てを満たす、太く硬く熱い怒張(オス)。その悪臭すら愛おしく思えて、真魚は自分の唇と舌を全体に這わせて射精をねだっていた。

 男が自分本位に責めながらも、真魚は責め立てる様に舐めしゃぶってくる。紛れもない売女の所業に興奮を高め、男は真魚の口を肉の穴と見立てて腰を突き込んでいく。

 

「うし、一発目行くぞ! きっちり全部呑めよ、おっ……!」

「んぅっ! んく、ん、んんぅっ……」

 

 そして、その喉奥へ自分の精を放った。溜め込まれて歪んだ欲情をそのまま表す様に白く濁った種汁を、真魚はむしろ自分から顔を寄せる様に呑み込んでいく。

 震える肉茎を唇で締め、深呼吸をする如く怒張全体を吸引する。真魚の唆す様な口使いを受け、男は一瞬の筈の射精を引き伸ばされ、絶頂の心地のまま睾丸の底まで出し切るつもりで精液を流していった。

 

「――はぁー、良かった。こんなガキをヤったの初めてだけど、ハマったらどうすんだよオイ」

「ふぅぅ……え、次はもう来てくれないの?」

「別の日にも募集かける気かよ。心底終わってんな」

「あは。だって、きもちいいもん……」

 

 真魚を後ろから犯していた男が身を引き、古い精液に加えた自分の精液と共に肉棒を引き抜く。自分の肉棒を生臭い汚れを小さな尻に擦り付けながら、男は真魚の献身に対して感謝では無く罵倒を降らす。

 真魚からすれば、男が自分を犯し足りないというのは望ましい事だった。自身の容姿が優れている自覚はあるが、それでも真っ当な倫理観を持つ者は子供である自分へ遠慮や躊躇を見せる事がある。

 そういった”まとも”は要らないのだ。ただ自分は、男達に犯されたい。精という精を全身に浴びせられ、呑まされ、刹那的な快楽を押し付けられたいのだ。

 

「フェラもやたら上手(うめ)ーし。どんだけ咥えて来たんだよ」

「えー……いっぱい? 数える必要、ある?」

「ったく、淫乱が……そら、お前のせいで汚れたんだから綺麗にしろ」

「俺のもな」

「ん、いいよ。……んっ、んちゅ、む、ちゅるぅっ……」

 

 秘部と口を犯していた男達が並び、自分達の肉棒を真魚の眼前に突き出す。その催促から間を置かず、真魚は精液と愛液で濡れた二本の下衆に喜んで口を合わせた。

 鈴口に残る精を細く吸い取る。震える茎を甘く食む。こびりつく汚れを舐め回す。ゆっくり、じっくり、しっかりと。”ご馳走”の礼とばかりに、醜悪を晒す二本を咥え、交互に奉仕する。

 ちゅぽん。両方の肉棒を綺麗にし終えた真魚は、その終わりを告げる様に音を立てて口を離した。

 

「……そろそろお預けはナシで頼むぞ、お嬢ちゃん。手だけで終わるとか、思ってないよな」

「あ、うん。待たせてごめんね。体位、どーする?」

「そっちの便器に手ぇ付けろ」

「ん」

 

 そのタイミングを見計らい、これまで真魚に手で扱かれていた男が真魚の腕を引き上げる。軽々と立たされた真魚は、肉竿を尻に押し付けられながら小便用の縦長便器へ手を付かせられる。

 まるで便器の代わりに――いや、実際今の真魚は男達にとって便器だった。小便の代わりに精液を吐き捨てられる、誰もが使う事が出来る都合の良い穴。

 ふふ。声に出さず、真魚は嗤った。

 

「っし、挿れるぞっ……!」

「あはぁぁっ……! すごっ、おっき、ひぃ……ッ!」

 

 何度も犯されて男を覚え込まされた小さな身体に、新たな男が捩じ込まれる。それはこの夜に挿れられた中で、最も太い巨根だった。

 手で握るだけでは解らない、身に直接覚え込まされる感覚。似て非なる、全く別の欲望がみちみちと狭い肉の道を抉じ開けていく瞬間。それが、たまらなく気持ち良い。

 深々と突き刺さる巨根を感じながら、真魚は内股となり舌を突き出しながら茫然としていた。

 

「うお、狭っ……少しは緩くなってると思ってたけど、まだまだ使えるじゃねえか……!」

「あは、あぁぁっ! すきっ、ふといの、すきっ! ぅうんッ!」

 

 アンモニア臭の漂う便器に頭を突っ込みながら、真魚は立ちバックで犯され始める。頭一つ以上は異なる背丈の男が背に覆い被さり、そのまま力任せにピストンを始めた。

 狭い肉壺の抵抗よりも強く巨根を勢いを付け、最初から全力で突き込んでいく。これまでの順番待ちによって昂った興奮は、手淫程度ではまるで解消されていなかった。

 それを、そのまま叩き付ける。

 

「あ、ああ、あぁあッ! きっ、もち、いっ、イッ――くぅ、んぅうッ……!」

 

 その欲情の大きさを表す様に、狭いトイレの中で交わる真魚の肉音と嬌声が大きく上がる。男の暴力的な欲情を一身に受ける真魚は、いとも容易く絶頂を迎えてしまっていた。

 もっと犯されたい。もっと射精されたい。女(ひと)では無く雌(けもの)としての本能に忠実に、真魚は巨根に躙られる感覚に陶酔し、意識が浮いてしまう。

 そして、巨根が引かれて雁首に膣を捲られる刺激で目が醒める。押し込まれて気をやり、引っ掻かれて戻る。その昇降が、幾重にも繰り返されていった。

 

「だして、だしてッ! せーえき、いっぱい、いっぱいっ!」

「おっほっ、すげぇ腰使いっ……! ホントにガキかよこいつっ……!」

「あぁぁッ! すきっ、すきすきっ、すきぃっ!」

 

 間近で見ている男達の存在も忘れ、夢中で真魚は腰を揺すり巨根を自分に擦り付ける。

 今更男達に媚びるという意識は無かった。ただ、自分が気持ち良いからそうする。そうすれば、自分を突く巨根がさらに激しさを増す。

 男達は真魚を都合の良い穴と思っている。だが、真魚もまた男達の事を都合の良い棒と思っていた。

 

「うあ、あ、あッ――んくぅうッ!!」

「……っ……!」

 

 イく、イく。男達の絶頂を待たず、真魚は勝手に何度も全身を痙攣させる。

 その度に男の巨根が噛まれる様に強く締め上げられ、時折男は腰を止めて精を堪えていた。挿れてから然程時間が経っていないにも関わらず、しかもこんな子供に対して。真魚にその意識は無いが、責められて一方的に射精させられるというのは沽券に関わる。

 あくまで自分は、この少女(どうぐ)を使う為に来た。その立場の違いを、思い知らせてやりたい。

 

「ガキ、ちょっとそっち向け。で、腕後ろに回せ」

「……? ん」

 

 突如、男は抽挿を完全に止めて真魚へ命令をする。高圧的な強制に対し、真魚は素直に従った。

 便器へ向けていた自分の身体を、男の言う方向へ向ける。顔を向ければ、順番待ちの男達が自分を見つめていた。

 自分が、男達へ身体を向けていた。

 

「ボーっとしてねえで、身体起こせや」

「……んっ」

「おぉー」

 

 後ろの男へ腕を伸ばせば、手首を引っ張られて身体を起こされる。自然と真魚の姿勢は、その裸体が男達の真ん前へ晒される形になっていた。

 早く犯したい。膣へ、口へ、尻へ、穢れきってなお男を引き寄せる肉穴へ自身を打ち込みたい。そんな男達の欲望が透けて見える程の熱視線を、真魚は浴びる。

 その上で、秘部に巨根が当てられた。

 

「そぉらっ!」

「んぅうッ!」

 

 後ろの男が、再び真魚の最奥を突き上げる。一度冷めかけた身体に、再び欲望の火が焚べられた。

 先程までは壁に手を付く事で動けていた真魚の余裕は、男に腕を囚われた事で奪われている。この場の男達全員が手が届いてしまう程の距離で、一方的に犯されている。

 一方的に奥を突かれ、犯され。男達に視姦され、これからも犯される。それを理解させられ――

 

「……あはっ」

 

 ――真魚は、嬉しかった。

 

「そら、見られながらヤられて気持ち良いか、クソガキ!」

「あぁんっ! きもちいい、きもちいい、よぉっ! もっと、もっと突いてぇっ!」

 

 罵倒と羞恥を味わわせる為に、男はさらに激しく真魚を犯していく。一突き毎に身体は軽々と跳ね飛ばされ、手首を引かれて力ずくで繋ぎ止められる。

 男からの一方的な蹂躙。そ(・)れ(・)が(・)嬉(・)し(・)か(・)っ(・)た(・)。それだけ自分に夢中になって、悦(・)ば(・)せ(・)て(・)く(・)れ(・)る(・)。真魚にとって、これ以上の事はこの刹那(とき)には無かった。

 

「ぅあ、あぁ、あああッ! イくッ、イくとこ、みてて、みてぇッ! あッ、ぁあぁあッ!」

「……ごくっ……」

 

 玉の様な汗を散らし、建物の外まで届く様な声を張り上げ、少女とは思えない艶姿を見せる。間近で待つ男達は食い入る様にそれを眺めながら、ズボンと下着を脱いで自身の陰茎を握っていた。

 息を呑み、見入る。魅入られている。今すぐに目の前の雌を犯したいと逸る気持ちを、そのまま陰茎を擦る力に変え、真魚の性交を眺める男達は自慰に耽っていく。

 自分が犯す、遠くないその瞬間の為に。

 

「このエロガキがっ! 見られながらヤられんのが、そんな良いのかっ!」

「んぅうッ! あ、あ、あぁぁッ!」

 

 男の責めが激しくなり、真魚の身体が何度も弾む。男の詰問に対し言葉にならない嬌声を上げながら、真魚は自分の膣をより強く締める事で応えた。

 ごりごりと身体の奥を押し上げられる感触、多くの男達の下卑た欲望の感覚、射精の為に昂り高まっていく感情。その全てを受けて、真魚は自分の快楽にのみ集中していた。

 早く射精されたい。射精してほしい。出してほしい。欲しい、欲しい、欲しい。

 この場の誰よりも、真魚は射精を望んでいた。

 

「――ッ、ぐッ!」

「あはぁッ! あッ、でて、るぅッ……! ふっ、んぅぅッ……!」

 

 一際強く手首を引っ張られ、腰を押し付けられ。絶頂の最中にいる真魚の膣で、巨根が弾けた。

 真魚の膣に搾られる形で、噴出した精が膣奥を叩いて流し込まれていく。男達の獣欲の様にどろどろと穢れた精液が、膣の隅々まで染み渡っていく。

 満ちていく。満たされる。満(・)ち(・)て(・)い(・)た(・)。

 

「……まだだぞ、オラッ!」

「ひゃうッ! あっ、はぁっ……!」

 

 射精を終えた、そう思った瞬間に男は真魚の太腿を抱え、身体ごと持ち上げる。

 未だ膣に突き刺さるその巨根は萎えていなかった。小躯の重みを自身の腰で支え、男は他者へ見せつける様な向きはそのままにトイレの壁へと背を預ける。

 そして、間を置かず二度目が始まった。

 

「くっ、おっ、おっ……!」

「ふっ、あぁあッ! ふかッ、あ、すごい、よぉッ――はぅんッ!」

 

 真魚の体重の全てがそっくり真魚の膣奥と男の腰に伸し掛かる、両者に負担のかかる体位のまま男は立ったままの行為を敢行していた。

 ただでさえ浅い膣は、度重なる絶頂で子宮が降りており、そこをさらに肉の槍が深々と串刺しにしている。息すら時折忘れてしまいそうになる衝撃の中で、それでも真魚は顔を弛緩させ切っていた。

 

「ん、はぁッ! うあッ、あ、あ、あぁぁッ! イく、イってる、よぉッ!」

 

 太腿を男に抱えられ、真魚の股座は接合部から溢れる白濁すらはっきり見える程に開かれている。汚れ、穢され切った肢体が晒されている。性欲に溺れて緩んだ顔も声も、余さず剥き出しになっている。

 多くの男達が、全員が自分を見ている。も(・)っ(・)と(・)見(・)て(・)ほ(・)し(・)い(・)、その思いから真魚は両腕を上げ、犯している男の後頭部へ手を回す。

 四肢の全てが局部を隠すという意志を放棄し、その姿勢で真魚はあられもなく獣達の欲情をさらに煽った。

 

「……っ、早くしろよ、てめぇ……! いつまで一人でヤってんだ……!」

「早くイケよ、こっちはもう待ちくたびれてんだよっ……!」

「あーやべ、見てるだけで出そっ……!」

「んぁッ、あ、あは、あはぁッ……! んッ、うぁああッ!!」

 

 身体ごと揺れ動かされる視界の中、悦楽の中で眼を血走らせている男達を見る。

 男達が自分を見ている。醜い欲望の切っ先が、一様に自分へ向けて伸ばされている。

 それを意識しただけでまたイった。もはや歯止めなど利かない、利かせる必要も無い。真魚はただ、ま(・)た(・)この夜が愉しくなるという確信の中、自らを穿く暴力に身を任せて浸る。

 ああ、やはりこの雄(おとこ)達は最高だ。狂った倫理観が、感じ取る快楽を加速度的に膨らませていった。

 

「あーッ! あ、あぁッ! すきっ、すきすきっ、もっ、とぉッ!」

「く、おッ……! やべ、流石に、げんか、いッ……!」

「やだッ、やだぁッ! もっとシてッ、もっといっぱい、いっぱいッ!」

 

 男の腰を揺する速度が緩むと共に、真魚は子供の様な我儘を口にしながら全身を捩り、尻を押し擦っていく。

 真魚が動けば受ける快楽は増すが、逆に男の動きが鈍っていく。それが嫌で、さらに真魚は腰を揺らすも男にとっては責められるだけにしかならない。

 足りない。もっと、もっと。そう願う毎に男の動きは鈍り、代わりに自分に埋め込まれている巨根の震えが大きくなっていく。

 ああ、出される。出してくれる。そう直観して、真魚はより一層巨根に対して責めに等しい快楽を齎そうと、腰をくねらせ尻を押し付けていった。

 

「射精(で)、るッ、射精(で)るッ……!」

「だしてッ、だしてぇッ! ふあ、ああ、あぁぁッ!!」

「ううッ!」

「あ゛ッ――……~~~ッ!!」

 

 衝動と本能に堪え切れず、巨根が爆ぜる。望み通りに自分へ注がれる精液の味に、真魚は暗い天井を仰ぎながら悦を極めた。

 吐き出される精を吸い上げる様に膣奥は蠢き、搾り取る様に肉穴が窄まる。断続的にやってきていた小刻みな痙攣とは違う、種を求める雌の反応。

 いっそ潰れるのでは無いか、そう男に思わせる程に巨根をきつく締める感覚の中で射精しながら、男は壁からずり落ちていった。

 

「はーっ、はーっ、はーっ……ん、んんっ……あっ、あぁー……」

「ハァ……もう一滴も出ねー……」

 

 息も絶え絶えとなりながら、真魚と男は床に座り込む。欲望を残さず吐き出し終えた巨根は、完全に萎えて真魚の秘部からするりと抜け落ちた。

 その感触に、真魚は心底惜しんで溜息を吐く。終わってしまった、その喪失感が疲労を遥かに上回ってやってくる。脱力した身体は、真魚の消沈を表す様に二回分の白濁を陰唇から吐き始めた。

 ――だが。

 

「終わったんならさっさとどけよ、次俺な。そら、とっとと跨れよガキ」

「ほーら、お前の大好きなチンポだぞー。丁寧にしゃぶれよ」

「……あはぁっ……」

 

 目の前には胡座をかいた男が。その周囲には何人もの男が。その誰もが、肉棒を張り詰めさせて真魚を待っていた。

 真魚は先程まで犯していた男の腰上からあっさりと離れ、目の前の男達に意識を切り替えた。続けざまの性交によって真魚の脚は震えてろくに力が入らない有様だったが、這う這うに躙り寄っていく。

 どうせ力が入らなくなれば、向こうから犯(・)し(・)て(・)く(・)れ(・)る(・)。自分はただ、動けなくなるまで犯されに行けばいい。そんな破綻した思考を疑う事無く抱きながら、真魚は胡座をかいた男に抱き着いた。

 

「うわ、きったね。どんだけ精液浴びてると思ってんだよ、離れろ」

「えー。跨がれって言ったの、おじさんじゃん」

「余計な口利いてないで、さっさと挿れて腰振れ」

「喋る暇あったら舐めろよ、くっさいの好きなんだろ?」

「うんっ……ちゅ、む、ちゅうっ――んんぅっ……!」

 

 胡座をかいた男が床に寝転がり、真魚に主導権を譲る。そんな真魚の顔へ、複数の肉棒が突き出される。

 自分を取り囲む雄の象徴、それらに全てに真魚は嬉々としてキスを贈り、掌を添え、舌を這わせ。それから、跨っている男の肉棒を自分から挿入していった。

 数え切れない程の精と種と愛で、歪み切った肉の器が再び欲望を迎え入れる。

 

「はっ、あぁんっ……! もっと、もっといっぱい犯してぇ……?」

 

 い(・)つ(・)も(・)の(・)様(・)に(・)、真魚は性欲の海へ身を投げた。

 

  ◆  ◆  ◆

 

  ◇  ◇  ◇

 

 ――それは、唐館市の些細な一晩の事だった。

 

「は、あぁんッ! ダメッ、またイクッ、イっちゃ――あぁあぁんッ!!」

 

 夜が明ければ、またいつもの日々がやってくる。

 

「んはぁんっ! お許しをっ、おゆるし、をッ――はッ、んあぁあッ!!」

 

 それまでは、日々(いつも)と違うこの夜に溺れていよう。

 

「イイッ、イイよぉッ! もっと、もっとぉッ! あはっ、ぁああッ!!」

 

 ある日の夜。違う場所で、その女達はそれぞれの情事(いつも)に身を委ねていた。

 




唐館市のちょっとした一日その3・真魚ちゃん編

三人娘の一口短編×3でした。
当小説のコンセプトは「ゲームでありそうだけど無かったシチュ」を見たい、じゃあ書いてみようというモノですが、今回は「ゲームであったシチュ」をそのまま膨らませて書きました。
理由は「この小説毎回1エピソード長いし、手軽に読み返せて直球な話も良くない?」と思ったからです。っていうか俺が読みたかったからです。
へへへ、アンケート不動のトップである蓮ちゃんの話の需要に応えながら、書くのが難しすぎる複数人シチュを回避しつつ飽きない様に他のヒロインの話も書く……見事な仕事だと感心してどこもおかしくないぜ……!

次回があるなら蜜柑さんの話書きたいですが、今回の様に「せや、いいアイデア思いついたわ!」と急に方針を変える事もあるので、あまり期待しないで下さい。

筆者に望む話はなんだ、希望を述べよ

  • 王道を往く蓮ちゃん
  • えっちなユーリヤさん
  • 真魚ちゃんエッロ
  • 蜜柑さんのすけべ
  • 夢ちゃん辱めろ
  • ルージュさんの話どこ?
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