※この作品はR-18です。

海軍史上最悪の男   作:チャリ丸

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頑張った。

薄々気づいている方もおられるかと思いますが、作者が感想に返信するタイミングは、次回の話を投稿する前となっています。
感想に返信があれば、もう少しで最新話が投稿される。と思っていてください。






優雅な優雅な海の旅

 

 

「しっかしアレだな。女ヶ島に行ってからやっぱ急に増えたな」

「じゅぷっ、ごぽっ、んぐ……ぐご! んぶっ、じゅぽっ……じゅるるるるうううう……ちゅぽっ! 嫌ですか? ジャックハート様」

「そんな訳ねぇだろ。今もこうして、カリファちゃんとハンコックに奉仕を受けてる時点で、十分幸せさ」

「力加減はいかがですか? ジャックハート様」

「完璧だぜ、ハンコック。お前たちがなかなか寝かせてくれないから疲れてんだ。もう少し、じっくり癒してくれ。カリファちゃんは続きだ」

「かしこまりました」

「了解です。んちゅ、ぐっ……んぐぅ……ごぷっ、んがっ…」

 

 アマゾン・リリーがジャックハートの手によって落とされ、彼女たちがジャックハートの所有物になったあの日から約2週間が過ぎた。

 ポーラの第一子出産というめでたいイベントもあったが、それ以外はいつもと変わらず。ただただジャックハートの部屋で毎日性に乱れた卑猥な毎日を送っていた面々。

 しかしそれも、目標の島が近づいてきたこともあり、カリファのフェラとハンコックによる肩揉みだけという、比較的落ち着いたものへとなっていた。

 

「おいたしぎ。ポーラの様子はどうだ」

「母子ともに健康そのものです。はぁ……。サロメアちゃん、可愛いですねぇ……」

「安心しろ、たしぎ。約束通りの地位につけば、俺とお前の子で大家族を作れるぐらい張り切ってやるよ」

「っ、頑張ります!」

「……で、だ。言ってた飲み物は?」

「はいっ! これです!」

 

 海軍の制服に身を包んだたしぎの手にある鉄製の丸型トレー。

 その上には、一つのカップが乗っていた。

 

「相変わらずうまそうだな。……ここにポーラのが入ってんのか?」

「はい。……味見は、していませんが」

「どんなもんだろうな、母乳でのミルクティーは。……貰おうか」

 

 そのカップの中身。ポーラの母乳が入ったミルクティーを一気に煽るジャックハート。

 授乳期の相手との性交の時にたまに飲んだりすることもあるが、こうして何かに混ぜて飲むというのは初めてだったりする。

 そもそも、臨月が近づいてきた場合は船には乗せず、ジャックハートが戻ってきた頃にはすでに生まれていることが大半だからだ。

 

「……うん、普通にうまい。あとでポーラに礼を言っておくか。片付けてこい」

「分かりました」

「さて、どうするか」

 

 その紅茶を口内で存分に堪能し、飲み込む。

 空になったカップを再びたしぎに渡し、片付けさせると、ジャックハートは自室を見渡した。

 覚醒した”悪魔の実”の能力を遺憾無く発揮し、手と口を使って陰嚢と陰茎への奉仕を続けるカリファと、肩を揉むハンコック。

 ジャックハートの匂いが染み付いた服を嗅ぎながら自慰に耽るラン、キキョウ。ジャックハートの自室に置いている本に夢中なネリネ。なにやら会話に花を咲かせているポルチェ、バレンタイン、ボニー、マーガレット。

 マリンフォードで産休中のヒナを除けば、同じく船で産休中のポーラ、現在キッチンにいるたしぎを加えた計11人が今現在船にいるジャックハートの所有物だ。

 

「ポーラは無茶させるわけにはいかねぇから10人か」

「どうしたんですか?ジャックハートさん」

「あぁ、目的地に着くまでに一発孕ませたい(・・・・・)。ここにいるメンツは今誰も妊娠してねぇはずだからな」

 

 たしぎが戻ってきた瞬間にジャックハートの口から放たれた、衝撃的すぎるその一言。

 女たちの顔が一瞬にしてジャックハートの方へと向いた。

 

「キャハハハッ! 私はどう? ジャックハート様!」

「中将昇進前ですが、これはノーカンですよね!?」

「んぐっ、ぶぷ……じゅぱっ! リリーに、弟か妹をプレゼントするのでしょう?」

「私とジャックハート様との子どもなら、可愛い子になるに決まってるわっ!」

「あぁ……! ジャックハート様っ! 早速わらわのことを……!」

「妊娠、出産、子育て……。どれも興味深いわ」

「ジャックハート様ぁ……。そのオチンポで、私を、私をぉ…」

「わ、私が先だ! そうでしょう!? ジャックハート様!」

「ジャックハート様のザーメンで、今度こそウチを孕ませてくれ…!」

「ジャックハート様との赤子……。授かってみたいものだ!」

 

 一斉にジャックハートの元へと集まり、自分が孕ませてもらうのだと必死にアピールをする彼女たち。

 先ほどまで椅子に座りながら奉仕を受けていたため、非常に暑苦しい状態になっていた。

 

「俺は、アホな女は嫌いだと言わなかったか?」

 

 彼がそう発言した瞬間、女たちの喧騒はピタリと止み、その全員がジャックハートから少しだけ距離をとった。

 

「そうだ。賢い女は好きだからな。俺も命令を誰よりも完璧にこなすことができた奴を孕ませてやる」

 

 一人呟きながら立ち上がり、巨大なベッドの近くへと移動するジャックハート。

 

「ベッドに手を突いてケツを俺に向けて突き出せ。全員並んで、だ。一番エロく誘惑できた穴に挿入れてやるよ」

 

 そう言うやいなや、女達は一斉に移動を開始した。

 バカみたいに走りはせず。それでいて迅速に、主にアピールするために、最大限に自分を淫らに魅せるために。

 

「自分でやらせといてあれだが、圧巻だな。絶景絶景」

 

 ものの数秒で眼前に揃う、美しい臀部が9つ。

 1番左の尻の近くに行き、その表面を撫でる。

 

「んっ、はぁ……」

「ハンコックか。まだ何もしてねぇのに濡れすぎだろ」

「ジャックハート様に触られると、どうしても達してしまいそうになるのです……」

「ケハハ。見事な雌豚に成長したな、お前も」

「はぁんっ!」

 

 ビクビクっ、と上半身を震えさせ、その長く美しい黒髪を揺らすハンコック。

 

「これはバレンタインだな。筋肉がよく締まってる……能力の影響か?」

「はい。……おマンコも、よく締まっててキツキツよ?」

「普段から使ってる俺が一番知ってるって、のっ!」

「きゃぁんっ!」

 

 ペチィンッ、とバレンタインの白くて美しい尻肉をジャックハートの右手が叩くと、尻から背中にかけて肉が震えた。

 

「次はたしぎか。最近より一層エロい体つきになってきたな、お前」

「あっ……は、ぁ……。ジャックハートさんのせい、ですよ?」

「ケハハ。俺好みに育ったお前が悪い」

 

 突き出された白い尻を撫でると、身を捩らせてたしぎが可愛らしい声で鳴く。

 

「これはポルチェちゃん、見ただけで分かるぜ」

「いやんっ、ジャックハート様! 私ならいつでも準備出来てるわよっ!」

「確かにそうらしいな。どっちの穴も物欲しそうにヒクついてやがる」

「ひゃあんっ! お、お尻…揉み広げないでぇっ!」

 

 他の尻よりも高く突き出された尻肉を両手で掴んで広げると、菊門と淫裂がジャックハートの言葉通り、小さく開閉を繰り返していた。

 

「これは……マーガレットか。まあ顔の方を見ればすぐ分かるんだが、これも遊びの一つだ」

「ジャックハート様に孕ませてもらえるのなら、どんな遊びでも構いませんっ!」

「分かってきたじゃねぇか。素直で可愛い奴は特に好みだぜ」

 

 女性らしい丸みを帯びた尻を掴むと、程よく指が沈み、そして程よい弾力で押し返してくる。

 

「ランだな。どうだ、すっかりここには慣れたか?」

「はいっ! で、ですのでジャックハート様…!」

「さあ、それは俺の気分次第だ」

 

 この僅か2週間という短い期間で、すっかりジャックハートの性奴隷としての振る舞いが板についてきたラン。

 

「アマゾン・リリーで仲良く固まってるな。まあハンコックは格別だが……これはネリネか」

「ねぇねぇジャックハート様。受精がどういうものか、この身で体験してみたいわ」

「そうか。……まあ、もし今じゃなくてもいつか確実に孕ませてやるよ」

 

 海軍の文献のみならず、ジャックハートとのセックスすら興味の対象としてみているネリネ。

 

「ってなると、これがキキョウか。お前もただの肉便器になったな」

「あぁ……! お願いだ、ジャックハート様! わ、私を選んでくれ……!」

「さて、どうしようか」

 

 ランと同じくすっかりジャックハートとの性行為にはまり、それ以外のことが考えられなくなったキキョウ。

 

「ボニーちゃんも、すっかり俺の形を覚えたな。戦争前の90回連続膣内射精セックスが効いたか?」

「んひぁっ! あ、あんなのされたら、普通に落ちるっての……!」

「落ちた今の気分はどうだ?」

「最高だ……! もっと早くに捕まればよかった……」

 

 ジャックハートが声をかけただけで陰部を濡らしたボニー。

 

「最後のコレは、カリファちゃんだな。どうだ、”覚醒”はできそうか?」

「はい。体以外から泡を作れるようになったので、本格的になるにはあともう少し、かと」

「そうか、楽しみにしてるぜ。カリファちゃんとのお風呂は格別だからな」

「ありがとうございます。ジャックハート様」

 

 自らの”悪魔の実”の能力で、ジャックハート好みの粘度に調整した泡を精製できるカリファ。

 

「……悩むな。よし、最近体の調子もすこぶるいいからな、一人とは言わず二人相手にしてやろう」

 

 女たちの体が揺れる。

 ポーラの出産やその後の子育ての姿を間近で見ている彼女たちは、愛しい彼との間に子を持てることがどれほど幸せなことか本能で理解できていた。

 カリファのようにすでに子を持った特例もいるが、今は話が違う。

 誰が、より魅力的にジャックハートを誘惑できるか、という女たちの戦いなのだ。

 

「あ、あの、ジャックハートさん? 別に私たちは全員孕ませてもらっても……」

「馬鹿ね、あなた。私たちはここにいる時点でジャックハート様のお気に入りなの。それが全員同時に妊娠してしまったら、普段のジャックハート様は誰を相手にすればいいの?」

「カリファちゃんの言う通り。今回選ばれなかった奴は、選ばれた二人が妊娠してる時に死ぬほどこき使ってやるから安心しろ」

 

 たしぎの提案を、ジャックハートとの付き合いが長いカリファが却下する。

 もちろん、ジャックハートがその気になればここにいる女たちはおろか、外に作っている愛人たちを隈なく孕ませることなど容易い。しかしそうしてしまえば、母体への影響もあるため、ジャックハートが性欲発散するときの相手がいなくなるのだ。

 

「つけあがるわけではないけど、ジャックハート様の部屋に居られるということがどういうことか、よく考えなさい」

「そういうこった。てなわけで、まずは1人目と早速しようか」

 

 女達に緊張が走る。

 自分なのか、はたまたそうではないのか。

 挿入されるときを今か今かと待ち望んでいる女たちのうちの一人の尻の前に、ジャックハートが移動した。

 

「俺のに慣れてない状態でってのもやってみたかったからな。最初は、お前だ」

「ひゃあっ! わ、私か!?」

 

 そのまま左手で尻を掴み、右手は陰茎に添えて淫裂に亀頭を当てがうジャックハート。

 つい先日ジャックハートの肉竿で処女を散らし、そのままセックスの快感に堕とされた彼女の膣口は、まるで大好物をぶら下げられた時のように亀頭を咥え込もうとしていた。

 

「ケハハハッ! そんなに待ちきれねぇか? マーガレットちゃん」

「あぁっ! ほ、本当に私でいいのか?」

「そうさ。嫌なら、他に移るが?」

「いえっ! ……お願いします、ジャックハート様ッ! 私を孕ませてください!」

 

 今回の誘惑でジャックハートのお眼鏡にかなった最初の一人目は、アマゾン・リリーで捕まえたうちの一人、マーガレットだった。

 彼女の髪色と同じ金色の陰毛がうっすらと生える陰部。そこに当てられた亀頭は、なぜかなかなか進まなかった。

 

「マーガレットちゃん。お前、どんな体位でしたい?」

「このまま……。いえ、やっぱり、ベッドの上でお願いします」

「了解」

 

 彼女の要望を聞き入れたジャックハートは、器用にマーガレットの体を持ち上げてベッドの上に登った。

 体位は先ほどまでとあまり変わらない、マーガレットが四つん這いになる後背位。違いを挙げるなら、9人の美女たちに見られながらの行為、というぐらいだ。

 

「そんじゃ、遠慮なくっ!」

「はあぁんっ! んっ、ひゃあっ! あん、あぁんっ! すっごい、奥……まで……!」

「ケハハハハッ! ハンコック同様、マーガレットちゃんもとんでもねぇ名器だからな……! ついはりきっちまうぜ!」

「んはぁっ! あっ、ひぁあっ!」

 

 そんなマーガレットの膣に、ついにジャックハートの屹立した肉棒が挿入された。

 最初から孕ませることを目標としているためかいつものそれよりも遥かにたくましく怒張した陰茎は、マーガレットの子宮口とジャックハートの鈴口が熱いキスを交わすほどに、深く深くマーガレットを貫いた。

 

「イクッ……イグゥッ!!」

「う、おぉ……! 急にうねりと締まりが強く……!」

「や……だ、ら、らめぇえ! イク、イクのとまりゃないぃっ!」

 

 身体を反らせながらほぼ常時絶頂を繰り返し、舌を突き出しながらなんとか呼吸を繰り返すマーガレット。

 彼女の膣肉がその度に電流が走ったかのように急激に締まり、ジャックハートに射精を促していく。

 

「あっ、かへぁ……! んっ、あぁああっ!!」

「っ、ヤベェな……。俺ももうイッちまいそうだ……!」

 

 己の絶頂が近づいていることを感じたジャックハートは、いつもの確定孕ませコンボを発動する。

 ”覇王色”で少しだけ死へと近づけることで排卵させ、”見聞色”で卵子が確実に排卵されたことと位置を確認、”武装色”を纏った受精率が極端に高い精子に変える。

 

「あぁ……ッ! ジャックハート、様……! い、一緒に……ッ!」

「分かってんよ、マーガレットちゃん……! ほらよっ!」

「んっ……あ、あぁぁああっ! イクッ、く、はぁあっ! んくっ、あぁんっ!」

 

 それまでの高速ピストンのトドメとなるほど奥まで突き入れられた肉棒。

 それと共に二人共が絶頂を迎え、卵管に卵子を漂わせているマーガレットの子宮内に、ジャックハートの特膿の精液が解き放たれた。

 

「はぁ……。いやぁ、めちゃめちゃ気持ち良かったぜ、マーガレットちゃん」

「は、はひぃ……。わらひも、れすぅ……」

「受精は確実だろうよ。元気な赤ん坊のために、頑張ろうな」

「はい……」

 

 度重なる最大限の絶頂のせいで舌足らずになり、意識が飛びかけているマーガレットにジャックハートが優しく声をかける。

 彼の声を聞き届けたマーガレットは、何とか身体を仰向けにすることに成功し、そのまま沈むように眠り始めた。

 

「さて、と。お前らオナりすぎだろ。匂い充満しすぎてんだよ」

 

 そんなマーガレットの膣から肉棒を引き抜いたジャックハートは、ベッドに片手を突きながらオナニーに耽る9人の方を向いて胡座をかいた。

 全員が数回達したのだろうか、彼女たちの陰部からは愛液が滴り落ちていて、その目はジャックハートの身体に釘付けになっていた。

 

「じゃあ、今俺が求めていることをできた奴を、褒美として孕ませてやろう」

 

 その言葉を聞き、真っ先に動いた女が一人。

 

「失礼します、ジャックハート様。わらわの口に、オチンポに残ったザーメンを全てお出し下さい」

「合格だ、ハンコック。丁寧に掃除しな」

「んぶっ、じゅるるうううぅぅっっ!」

 

 四つん這いのままにじりよりジャックハートの陰茎に優しく手を添えたのは、ハンコック。

 ジャックハートからの了承のサインが出るとすぐに勃起した陰茎を口いっぱいに含んだ。

 まるで餌を食べる犬の様に尻だけを突き出し、ひれ伏したまま口淫をする彼女の姿からは、かつての”女帝”の姿は想像できなかった。

 

「いくらハンコックが俺好みの女に成長してきたとはいえ、コレの掃除ぐらいはいつもさせてることだろ? ……気づかなかったか? カリファちゃん」

「申し訳、ございません……。その、申し上げにくいのですが……」

「なんだ、言ってみろ」

「……ジャックハート様のあまりの雄の匂いの強さに、動けなかったのです」

「ケハハハ。うまい言い訳だなぁ、おい。……おぉ、いいぞハンコックちゃん。その調子でどんどんしゃぶれ」

「んぐっ、がぽっ、じゅぶ……ぐぽっ、んっ、じゅううぅぅ!」

 

 褒められたハンコックはより一層顔のストロークを早め、フェラに全力を注ぐ。

 対照的に、ハンコックより以前にジャックハートとの肉体関係を持った女性陣には、緊張が走った。

 

「てな訳で、罰ゲームだ。お前ら」

「っ、じゃ、ジャックハート様……! お許しを……」

「安心しろよ。たかがこれだけのことで捨てはしねぇ。次の目的地がフーシャ村ってとこなんだが、そこに全員で降りる」

 

 捨てられない。そのことが確認できた彼女たちは、ホッと胸を撫で下ろした。

 

「そのフーシャ村にいる俺の愛人とセックスする予定なんだが、お前らそれを見とけ」

「……それが罰ゲーム、ですか?」

「あぁ。ただし、今みたいにオナるなよ。オナったやつとは1週間、何もしねぇからな」

「んぐっ、ぢゅぷっ……んじゅるるるるっ!」

 

 ハンコックの大きな音を立ててのバキュームフェラが続けられる中で、彼女たちに絶望的な罰ゲームの内容が告げられた。

 

 

 ◇

 

 

 ハンコックの口内と子宮内にジャックハートの精液が大量に放たれてから、数時間後。

 

「よっと。あ? ガープとタイミング一緒かよ」

「なんじゃ。ジャックハートと一緒か」

 

 ゴア王国があるドーン島の辺境にある村、フーシャ村。

 そこに三隻の軍艦が着けられた。

 

「ん? 孕女艦があるということは……そうか、女ヶ島を落としたんじゃったな」

「あぁ。滅ぼしたのは片手間だったんだがな」

「……海賊女帝、か」

「俺の女におっ立ててんじゃねぇよクソジジイ。殺すぞ」

「ワシも死にたくはない。お前のお気に入りには手は出さん」

 

 部下の男海兵たちを連れて上陸したガープと、部下たちに加えて性奴隷の女たちも連れて上陸したジャックハート。

 ガープの部隊にいる男海兵たちは、ジャックハートが侍らせている美女たちに釘付けになっていた。

 

「部下にも伝えとけ。命が惜しけりゃ手は出すなってな。俺だって人一人殺すのに疲れるんだぜ?」

「……というわけじゃ。手は出すなよ、お前たち」

 

 女たちの中で唯一海兵の制服に身を包んでいるのはたしぎのみ。

 それ以外の面々は、各々自らが選んだ私服に身を包んでいた。

 

「ポーラ。休まなくていいのか?」

「えぇ。この子にも、陸に慣れてもらわなくちゃいけないので」

「……そうか。いい子にしてるんだぞ、サロメア」

「……うぁ〜」

「ポーラ。お前はサロメアと一緒にフーシャ村を見て回れ。久しぶりの癒しになるだろ」

「分かりました」

 

 ジャックハートの命令通り、赤子を抱いたままポーラは歩き出した。

 産後とはいえ”悪魔の実”の能力者で、戦闘力も少しはある。そう判断したジャックハートの決断だった。

 

「さてと、マージ。お前らはフーシャ村、並びにゴア王国の警備に当たれ」

『はっ!』

「お前たちも行くぞ」

 

 駆け足で散っていくジャックハートの部下達。

 一方、ジャックハートとその後ろにつく女達は、ゆっくりと村の方へと歩いていく。

 

「ジャックハート中将だ……」

「すげぇ……。あの若さでガープさんと同じ地位か……」

 

 以前もガープに連れてこられたことがあるここでは、ジャックハートの顔はある程度知られている。

 と言ってもそれは数年前の出来事で、その時のジャックハートは少佐だったが。

 

「……ぐすっ。ジャックハート、さん……」

「っ、おいおいどうしたよマキノちゃん。なんで泣いてんだ?」

 

 そんな彼の目的地である、とある酒場。

 ジャックハートが入るや否や、そこの女店主であるマキノが泣いているのを見つけた。

 

「ジャックハートさんも、頂上戦争にいたんですよね?」

「……火拳のことか?」

 

 コクリ、と小さく頷く彼女。

 そんなマキノをジャックハートは優しく抱きしめた。

 

「あいつが海賊として旗揚げした以上、それはいずれ来ることだ。死んじまった今は分からねぇが、火拳も海賊として生きた人生に未練はあっても後悔はなかったはずだぜ」

 

 ――その弟はどっかで野垂れ死んでるかも知れねぇけど。

 

 頂上戦争で具体的にどんなことをしたかは敢えて言わず、腕の中で泣き続けるマキノを慰め続けるジャックハート。

 頭をぽんぽんと撫でているとふと、彼女が顔を上げた。

 

「……忘れたいの」

「ん?」

「……私を、めちゃくちゃに犯して。今は、何もかもを忘れて、あなたに溺れたい……」

「いいのか? 言っちゃあれだが、ここ最近の俺はかなり昂っててやべぇぞ?」

「いいんです。……お願い、私を壊して……」

 

 今のマキノは、エースの死とルフィの重傷のことで精神に深い傷を負いかけている。

 そんな彼女からの提案に、さすがのジャックハートも一瞬だけ躊躇いを見せた。

 

「それとも、私は女として魅力的じゃない?」

「そんな訳ねぇだろ。……ただ、今のマキノちゃんとするのは流石に気が引けるってか……」

「ふふっ。後ろの綺麗な女の人たちとはほぼ毎日セックスしてるのに?」

「うぐっ」

 

 ジャックハートがとんでもない性欲の持ち主であることは、マキノもよく知っている。だからこそ、彼女は彼に頼んだのだ。

 

「気持ちよくなりたいの。……何もかも、記憶も理性も飛ばして、1人の女として、セックスに溺れたい……」

「……はぁ。そこまで言うんなら仕方ねぇな。おいたしぎ! ガープに出航をしばらく遅らせるように言っとけ」

「はっ!」

 

 彼の一声で、酒場の入り口で待機していたたしぎの姿が一瞬にして消える。

 ここに来て、性技以外でもメキメキと成長を遂げているたしぎは、遂に”六式”を数個会得していた。

 

「で、そんなエッチなマキノちゃんはどんな激しいプレイをお望みなんだ?」

「今までになく乱れてみたいわ。……お願いできる?」

「あぁ。下品にぶっ飛ぶぐらいイカせてやるよ」

 

 マキノの臀部に手を回し、その柔らかい尻肉を揉みしだくジャックハート。

 ジャックハートの筋骨隆々な体に凭れかかり、極限まで鍛え上げられた肉体を全身で堪能するマキノ。

 二人はそのまま酒場の隅にある階段を上り、居住スペースにあるマキノの寝室へと姿を消した。

 

 酒場の二階で、夜を徹して二人の愛が囁かれ続けた。

 

 

 

 数時間後、完全に日が出た頃。

 

 

 

 普段会えない反動からいつもにも増して乱れていた二人は、ベッドの上で、一糸まとわぬ姿で余韻を楽しんでいた。

 

「……もう、行ってしまうの?」

「あぁ。世にはびこる悪人をとっ捕まえなきゃいけねぇからな」

「……そう、ですよね」

 

 このあとすぐにジャックハートは島を離れなければならない。

 大半の理由が彼の趣味とはマキノには伝えていないが、ここに留まるわけにはいかないのだ。

 

「ねぇジャックハートさん。この子の名前を、考えてくれない?」

「デキてるか分からねぇのにか?」

「私今日排卵日なの。そこに何十回も膣内射精されたら、さすがに妊娠しちゃうわ」

 

 横を向いて寝転びながら、ジャックハートの胸板に手を這わせるマキノ。

 その顔はどこか、寂しそうだった。

 

「安心しな。他の奴らがどうなっても、俺は死なねぇよ」

「ありがとう。そう言ってくれるだけでも気が楽ね」

「……じゃあ、そろそろだな」

「えぇ、行ってらっしゃい」

 

 ジャックハートが起き上がる。

 それとほぼ同時に、寝室の扉の近くで待機していたハンコックがジャックハートの着替えを持ってベッドへと近づいた。

 

「ジャックハート様。お召し物です」

「あぁ。じゃあなマキノちゃん。また会いに来るよ」

「はいっ!」

 

 それまで散々愛を確かめ合っていた二人の間に、別れからくる嘆きはなかった。

 先ほどまで悲しそうな顔を浮かべていたマキノも、その瞬間は笑顔を浮かべた。

 

「行くぞ、ハンコック」

「はい」

 

 海軍の制服を着たジャックハートが、ハンコックを連れて寝室を後にする。

 酒場を出ると、そこにはジャックハートの船に乗船しているほぼ全ての人間が揃っていた。

 

「ポーラはどうした」

「先に船に戻っています。もう出港しますか?」

「あぁ。行くぞお前たち」

「ジャックハート中将。目的地は?」

「決まってんだろ?」

 

 自ら先頭に立ち、まるで軍隊を率いるかのようにして船へと歩いていくジャックハート。

 

「頂上戦争で世の中に不安をばらまいた張本人”麦わらのルフィ”。奴の一味には”東の海”出身者が多いことは知り合い(・・・・)から確認済みだ。村にさらなる悪人がいないかパトロールに行け。海の治安も悪くなってるだろうしな」

「行け、ということはジャックハート中将は別行動を?」

「あぁ」

 

 そう呟き、ジャックハートは()を見上げた。

 

「陸も海もだが、空にも賞金首が逃げてるらしいからな」

 

 彼の表情は、獲物を狙う獣のように、獰猛なものだった。




次回、ついにあの人の元にジャックハートさんが舞い降りる……!


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