※この作品はR-18です。

海軍史上最悪の男   作:チャリ丸

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あけましておめでとうございます!(激遅)

展開に迷ってたら盛大に遅刻しました。
投稿出来かけまで書けたタイミングでインフルかかりました。

テンポ上げます。お詫びの若干ナミちゃん回です。新世界編入ったらもっと本番書けますので、お付き合いよろしくです。

それと、この話辺りから独自設定やら独自解釈やらが増えてきます。
苦手な方はご注意ください。





出発

 

 

 

「え、ヴァイオレットちゃんとモネちゃん、無事に出産終わったってマジっすか?」

『あぁ、本当だ。母子ともに健康そのもの。それと、ベビー5も新しく恐らくお前の子を孕んだ』

「……あぁ、あん時っすか。了解です。また挨拶に行かせてもらいます」

『その話なんだがな、ジャックハート。もうそろそろ、3人の身体を報酬とした交渉はやめにしたいと考えている』

「……と、言うと?」

 

 長期休暇が終わりしばらく。

 久方ぶりにマリンフォードにある実家へと帰っていたジャックハートの元にかかってきた電話の主は、ドレスローザの現国王、ドンキホーテ・ドフラミンゴだった。

 

『フッフッフッ。何、こちらとしても幹部が休養で常に抜けられるのは痛い。お前の当初の要求とは異なる対価を、それこそお前の要望以上に出させてもらいたい』

「……ちょっと、考えさせてもらってもいいっすかね?」

『あぁ、存分に考えてくれ。次にお前がここに来た時、答えを聞かせてもらいたい』

「了解っす。じゃあすんません、引越しの作業があるんで」

『ん? ……そうか、"新世界"側に来るんだったな、海軍本部』

「そういうことっす。そんじゃ、また」

 

 ガチャリと乱暴に受話器を電伝虫に置くジャックハート。

 周りで忙しなく彼の所有物となっている女性たちや彼の子どもたちが動いている中で掛かってきたその内容は、彼を苛立たせるには十分な内容だった。

 

「ど、どうしたんですか? ジャックハートさん」

「……あのクソ野郎。ドレスローザの3人と俺の関係を強引に断とうとしてやがる」

「ヴィオラさんたちとの関係、ですよね」

「あぁ。……潮時だな。もう少し金の搾取と暇つぶし程度には遊べるとは思ってたんだが」

「おいジャックハート。お前のこの家で最後なんじゃ。パパッと終わらせてしまわんか」

「へいへい。ったく、なんで最後の日にジジイがいるんだよ。せっかくパーっと全員でイチャイチャしながら部下にやらせようと思ってたのによ」

「その考えが筒抜けだからじゃ」

 

 すでにビビが出産したという報告は受け、その次にジャックハートが孕ませたであろうハンコックとマーガレットはすでに"新世界"側の元々G‐1支部だった場所と入れ替えられたニューマリンフォードの病院内で安静にしていた。

 

「にしても、こんなとこでこんなことしてていいのかよ。仮にも伝説の海兵だろ?」

「そりゃ近いうちにお前さんが受け継ぐじゃろ。今や昼も夜も伝説の海兵。ワシより名は知れ渡るかもしれんの」

「そんなに褒めんなよ。これからもハッスルしたくなるだろ」

 

 食器や小物などを箱に詰め終え、後はただ全ての荷物を運び出し、レッドラインの向こう側へと運ぶだけ。

 "新世界"側で新しく買い換えればいいという意見もあったが、ジャックハートの身の回りに多い女性たちが使い慣れた物がいいと言ったため、大々的な引越しをする運びとなったのだ。

 

「それにしても変わっているな、お前は。普通、これだけの女性がお前を囲っているとなれば、もっと性だけに溺れていてもおかしくは無いと思うが」

「あぁ? ただ毎日ヤリまくるだけの海兵なんていらねぇだろ。俺ぁただ、いい女を合法的に多く抱ける手段を取ってるだけだっての。こいつらに俺の身の回り以外のことを自由にさせてるのも、ストレス溜められたら俺が気持ち良くセックスできねぇからだ」

「……はぁ。わしもお前さんほど若けりゃ、ボア・ハンコックにでも――」

「ズボン下ろして汚ねぇ粗チン晒した瞬間に死にてぇなら好きにしろよ。つっても、ハンコックちゃんの身体を俺が手放すわけがないけどな」

 

 ジャックハートが己を鍛えるのも、女に可能な限り好きにさせているのも、実力をつけて高い地位にいるのも、最終的には全て彼自身のため、というところに帰結する。

 海賊や犯罪者を好き勝手にいたぶることができる強さを得て、極上の女を最高の状態で抱き、指図を受けることが少ない立場に就く。

 その全てが、彼自身が気持ち良く生きるためなのだ。

 

「あ、思い出した。なあガープ。ちょいと聞きてえことがあるんだが」

「なんじゃ、いったい」

「俺がお前の息子と孫を殺すっつっても、別に構いやしねぇよな」

「……っ! そう、じゃな。だが、もし捕まえたのなら、少しだけワシに時間をくれんか」

「まあそんぐらいならいいぜ。その後はストレス発散に付き合わせるし」

 

 ふとジャックハートから切り出された話題は、ガープの血の繋がった家族である"革命家"ドラゴンと"麦わら"モンキー・D・ルフィーのことだった。

 ジャックハートとしてもその二人の関係者であるコアラ、ロビン、ナミと肉体関係を持ったこともあり、その処遇について血縁であるガープに聞いたのだ。

 

「ケハハハ。老兵は若いのに任せてゆっくり隠居しとけって。その二人捕まえたら真っ先にお前んとこに連れてってやるよ」

「うむ」

「んじゃ、そろそろ準備できたみたいだし、向こう行くわ。こっちでの新兵の育成頑張れよ」

「お前もな」

 

 これから現役の海軍大将として働くジャックハートは"新世界"のニューマリンフォードに移り、ガープは旧海軍本部となるマリンフォードに残り、若い海兵たち後進の育成に専念することとなる。

 顔をあわせる機会も少なくなり、今まで対等だった立場も微妙に変わる。

 

「元気でやれよ、クソジジイ」

「ちょいとは自重するんじゃな、クソガキ」

 

 いつも通り多くの女性を引き連れ、ジャックハートは家を後にした。

 

 

 ◇

 

 

「邪魔するぜ」

 

 1ヶ月の長期休暇を終えて数ヶ月、ジャックハートは再び空島を訪れていた。

 その間に交わった女体は両手の指で数えられる人数を超え、徐々に腹部が膨らんできている者も増えた。

 膨らんでいるだけではなく、その胎内にいた赤子を出産したものも数多い。

 そしてそれはもちろん、現在ジャックハートの元にいる女性だけではない。

 

「ようナミちゃん。俺たちの愛の結晶に、俺がパパだってことを教えさせてくれよ」

「ぁ……」

 

 10ヶ月前に5日間ほどジャックハートの所有物となり、彼の精液を一滴残らず体内に取り込んだナミもまた、孕んでいた。

 当時からくびれていたウエストは健在ではあるが、大きく変わっているのはナミが抱きかかえている小さな子ども。

 産まれて数ヶ月たったであろうその赤子は、元気にナミの左乳房に口を密着させて母乳を吸っていた。

 

「ケハハハ。ちゃんと栄養のある食事採ってんのか? ちゃんとママのでかいおっぱいから栄養貰うんだぜ、ベルメール」

「なん、で……あなたが、ここに……」

「俺とナミちゃんが出会ってからの日数考えたら、だいたいもう産まれてる時期かと思ってな。なんてったって俺とナミちゃんの子どもだ。可愛くねぇ訳がねぇし、ベルメールに挨拶しに来たんだわ」

 

 驚愕の表情を浮かべながらも赤子、ベルメールを抱き続けるナミに近づいていくジャックハート。

 ナミが出産し、育児を始めるための準備は終えていたため、特に触れることは無かった。

 

「い、いや……、来ないでっ!」

「ヒス起こすんじゃねぇよ。可愛い子どもの前なんだ、いい親でいようじゃねぇの」

「あなたがそれを言うのっ!?」

「俺ぁいい父親だとは思うぜ。いい人間ではない自覚はあるけど」

 

 乳房に顔を埋める娘のことは決して手放さずに、それでいて彼女をジャックハートから隠すように自らの体で壁になるナミ。

 そこには確かに、母としての子どもへの愛があった。

 

「てか、てっきり堕ろしてるもんだと思ってたんだが、意外だな。見知らぬ男との望まない子。その気はなかったのか?」

「……あったわ。何度もここのお医者さんに頼もうとした、でも、その度に……ぐすっ、あなたがつけた、名前が……」

「ケハハハッ! だからいい名だって言ったろ? ナミちゃんも気に入ってくれるって確信してたんだ」

「ベルメールさんとゲンさんの名前を出されて、その私の子を自分の手で殺せるはずがないでしょっ!?」

 

 ナミの家に入ってきた時から笑みを浮かべていたジャックハートが笑い声を上げて笑う。

 その様子にもちろんナミが激昂する。

 あんなことをされて、あんなことを言われて、いざ子どもができた時にそんなことができるはずがない、と。

 

「その確信があったからこそ、俺はナミちゃんとの子どもにその名前を押し付けたんだ。……なあナミちゃん、この問題で誰が一番悪いか教えてやろうか?」

 

 仲間を守るためという言い訳を盾にして自らが求める性欲に溺れ、海兵との間にできた子を出産してしまったナミ。

 海軍大将という立場での権限を存分に振るい、限られた時間内ではあるが女を手篭めにしたジャックハート。

 そして、無事元気に生まれてきてしまった子、ベルメール。

 

「悪いのはお前だよ、ナミちゃん」

「っ、そん、な……っ!」

「といっても、ナミちゃん個人が悪いなんて俺は言ってねぇ。ナミちゃんが海賊だから、悪いんだ」

 

 その否定はナミ自信を責めるものではなく、身体を交わらせた時と似て、海賊を否定するものだった。

 

「考えてみろよ。なんでナミちゃんは今苦しんでるんだ? ナミちゃんが海軍大将の妻として俺の元に来てくれていたら、なんの問題もないだろう。もちろん、これからもな」

「ふざけないで!」

「ふざけちゃいねぇさ。大将の権力を振りかざせば、懸賞金1600万程度の賞金首一人の存在ぐらい揉み消せる。海賊、"麦わらの一味"の仲間としての今を捨てて俺の元に来てくれるってんなら、ナミちゃんとベルメールを全身全霊をもって愛させてもらうぜ」

 

 ジャックハートの口から飛び出したのは、今の彼女を全てと言っていいほどに否定する言葉。

 "麦わらの一味"の航海士、"泥棒猫"ナミ。正式に加入するかどうかのいざこざを入れなければ一味に入ったのは3番目で、幼少期より身につけた航海術は人数が少ない一味の最大の生命線と言ってもいい。

 

「わ、私は"麦わらの一味"のナミよっ! 私の意志で船に乗ってるの!」

「へぇ。それはまた、どうしてだ?」

「……海兵のあなたにはバレてるかもしれないけど、"東の海"での恩があるのよ。そして、何より自分の目で見た世界中の海図を書きたいっていう私の夢のためよ」

「ほう、なるほどなるほど」

 

 ベッドに腰掛けてベルメールを抱きかかえるナミに向かい合うようにして、ジャックハートが部屋にある椅子に腰掛ける。

 そして、自信に満ち溢れた表情で、ナミに告げた。

 

「その夢、俺の船に乗った方が叶えやすくないか?」

「……えっ?」

「自由奔放、何をしでかすか分からない、女としてのナミちゃんを満足させてやれない……。"東の海"での恩なんてもん、今までで十分返し切ってるだろ。そんな船に乗るより、俺の元に来た方が好きに海図も書ける。女としても存分に愛してやるし、ナミちゃんの夢のサポートもしてやるさ」

「それでもっ、私はあの船が好きなのっ!」

 

 彼が言った言葉はある種至極当然だった。

 ナミの夢。それはナミが義母であるベルメールに育てられていた頃からの抱いていた、世界中の海図を書くというもの。

 "偉大なる航路"の終着地、ラフテルを目指す海賊船に乗っているのだから、世界のほとんどは描けるかもしれない。

 しかし、海賊船が航路を何度も往復することはなく、どうしてもいけなかった島もあれば、普通の船では入っただけで危険な"凪の帯"もある。

 その全てが、ジャックハートの海軍の軍艦に乗ることで解決できるのだ。

 

「……なるほどねぇ。まあいいぜ、好きにするといい。今後期待して観察させてもらうからよ。……っと、そうだ。これ、前に言ってたやつだ。自分のために使いな」

「っ、う……嘘……。ホントに……」

「疑ってんなら確認しな。10万枚の1万ベリー札を数える気力があるんならな」

 

 ゴン、と重々しい音を立てて雑に床に放り投げられる巨大なトランク。

 ナミの脳裏によぎるあの時の口約束が、現実になっているのだ。

 かつて一味が手にしていた最大の額でも3億ベリー。その三倍以上が彼女だけの懐に入ろうとしているのだ。

 

「だが、これをナミちゃんが受け取るには条件がある」

「……何? まさか、また抱かせろとか言うんじゃないでしょうね」

「おいおい……ずいぶん反抗的になったな、ナミちゃん。生意気で俺の気に触る態度をとったら皆殺しってのは、まだ続いてるぜ?」

「っ!? ご、ごめんなさいっ! そんなつもりじゃなかったの!」

「ケハハハッ! いいぜ、許してやるよ。久しぶりだったからな。雌犬としての心がけを忘れるのも仕方ねぇ」

 

 10ヶ月以上の月日を経たとしても変わらない力関係。

 それが、海軍歴代最年少で大将へと昇進した彼と、その前に一度とはいえ屈服してしまった彼女の力の差だ。

 

「その金を受け取ってくれれば許してやる。条件は簡単だ。その金はナミちゃんのためだけに使うこと、俺たちの子をちゃんとナミちゃんの手で育てること、そして最後に、今後俺と出会った時には積極的にセックスに応じること。それだけだ」

「……最後のは、どういうこと。これから私たちと遭遇するなんて、分からないじゃない」

「ケハハッ! "頂上戦争"であれだけ暴れて、"革命家"ドラゴンの息子だってバレた船長の船だぜ? 出し抜かれたサカズキさんも本気で"麦わら"を捕まえようとしてるし、俺が駆り出されることもある。まあ、俺の方から直訴するだけなんだがな」

「……もし、受け取らなければ?」

「それだけで皆殺しにはしねぇよ。ただ、ベルメールを海軍に連れて帰って、立派な海兵にしてやるだけだ」

 

 その言葉に、ナミは何も言わなかった。

 ただ腕の中で必死に自分の乳房から栄養を吸っている愛娘を見つめるように俯き、抱きかかえて立ち上がる。

 ちゃんとげっぷをさせて、ゆっくりと彼女をベビーベッドに寝かせた。

 

「この子は、私の子よ……。あなたの子でもあるけど、この子は、ベルメールは私の手で育てるわ」

「ってことは、受け取るのか?」

「えぇ。過程がどうであれ、ベルメールを産んだのは私。育てるって決めた以上、このお金はありがたく頂戴するわ」

 

 授乳のために放り出していた豊満な双丘を下着と服の中に押し込む。

 出産を経ても妊娠前の細さを維持しているウエストによって、張った乳房の大きさがジャックハートと初めて会った時よりもさらに強調されている。

 ベッドへと戻り、ナミが巨大なトランクを持ち上げる。

 

「んっ……っ! これ、すっごく重いわね……」

「そりゃ10億だからな。で、本当に受け取るってことでいいんだな?」

「そうよ。今更返せ、なんて言われても返さないわよ? そういう契約でしょ?」

「あぁそうだ。そういう契約だ。……だから」

「きゃっ! ちょ、ちょっとっ!」

 

 ナミが持ち上げたトランクをテーブルの上に置いた瞬間、彼女の身体の自由をジャックハートの両腕が奪った。

 

「契約完了だろ? 言ったはずだぜ、出会った時には積極的に求めろって」

「そういう意味で……! んっ、はぁあっ! い、今おっぱいは、ダメぇ……!」

「ケハハ。母乳で随分と張ってやがる。デカさだけで言えばハンコック超えてんじゃねぇか?」

「んぅっ! あ、ん……ふぅ、ぁあ……。だ、だめ……おっぱい出ちゃうから……」

 

 テーブルに手をつくナミの後ろから覆いかぶさるようにして抱きつき、左手を彼女の服の中へと侵入させる。

 ゆっくりとその柔らかい胸を揉みしだいていくと、ブラジャー越しにだがじんわりと母乳が染み出してくるのが分かる。

 

「つっても、もう出ちまってるみたいだぜ」

「くぅ、んっ……ふ、ひゃあっ!」

「てな訳で。こんなとこじゃなく普通に愛し合おうや」

「きゃあっ!」

 

 ナミの身体もその気になってきたところで、今度は右腕を彼女の膝裏にやって抱き上げる。

 望んではいない形ではあるが、不意のお姫様抱っこにナミの顔が紅潮する。

 体を反転させてナミをベッドに寝かせ、彼女の上に覆いかぶさる。

 

「よっと。……なんだ、ナミちゃんもまんざらじゃなさそうだな」

「嫌がる女とのセックスは嫌なんでしょう?」

「よく覚えてるな。さて、こっちの方は……ケハハハッ! こっちも準備万端じゃねぇか」

 

 ベッドに寝かされた時点でナミはジャックハートのすることに一切抵抗することなく、横たわるとほぼ同時に下着とともにショートパンツが脱がされた。

 すると、脱がすと同時に下着のクロッチ部とナミの秘部に粘性のある液体の銀橋がかかった。

 

「ケハハ。胸揉まれてしっかり感じてるってか?」

「し、しかたないでしょ……。あなたとのセックスが気持ちよかったのはホントだし、思い出しちゃったのよ……」

「嬉しいねぇ、俺とのセックスを覚えてくれてるなんて」

「何もかもが強烈過ぎたの。あの子を妊娠してる状態でおじいちゃん達となんてしたくなかったし、オナニーだけじゃ足りなかったもの」

 

 自らの秘部から滴る愛液。

 すでにシーツをぐっしょりと濡らしてしまうほどに溢れているそれを見ても、ナミの表情は恥じるものではなかった。

 つまり。

 

「なんだ、ナミちゃんもすっかりその気じゃねぇか」

「……さっき、あの子の名前じゃなくてジャックハート様と私の子って言ったのは、その、そういうこと、よね?」

「あぁ、そういうことだな。ナミちゃんにはもっともっと俺の子を孕んで欲しい。というより孕ませる、だな」

「やっぱり……」

 

 言わずとも分かるほどに準備万端なジャックハートと同じく、ナミもまた、快楽の海に期待しているのだった。

 秘部が露わになったところで、もうすることは1つしかないと諦めが着いたのか、ナミ自身が上に着ていたシャツを脱いだ。

 

「話を整理しておこうか。俺がナミちゃんを諦めることはねぇ。絶対にだ。海賊を続けてぇならそれで構わねぇが、さっきも言った通りベルメールを育てるならこの条件を飲め。飲みたくねぇなら、ベルメールは俺が育てる。2人で俺の元に来てくれるのが俺としては嬉しいんだがな」

「冗談言わないで。この子は私が育てるし、"麦わらの一味"の航海士も続ける。あなたとの関係はこういうベッドの上での肉体関係だけよ」

「ケハハハ、それだけでも十分さ。……さてナミちゃん。お楽しみの時間といこうじゃねぇか」

「きゃっ!」

 

 彼女の口から漏れる短く可愛らしい悲鳴。

 ブラジャーのフロントホックを片手で外すと、そこから普段よりも大きくなった乳房が飛び出すように溢れた。

 

「母乳垂れ流して、相変わらずどエロい体してるなぁ、おい。こりゃ、出産後のサイズで言えばハンコックちゃんやビビちゃんにも負けてねぇな」

「え……? び、ビビ、も……?」

「何に驚いてるのかは知らねぇが、ビビちゃんなら母子健康体で無事出産を終えたぞ。国の再建と育児を同時にこなそうとする美人王女。下は結構それで話題になってたぜ」

 

 "ウェザリア"での気候の勉強とベルメールの出産、育児に追われていたナミは、もちろん新聞をじっくり読める時間などなく、ビビの出産の話など知らなかったのだ。

 時期的に言えば、ヴィオラとモネ、その次にビビ、そしてハンコックとマーガレット、マキノ、その後にナミという順番でジャックハートと肉体関係を持っていた。

 そしてもちろん、その順番通りに妊娠し、出産していたのだ。

 

「ナミちゃんがここに飛ばされてきてから何ヶ月かは分からねぇから、そうだな。頂上戦争が起きてからにしよう。あの戦争が起きて、もう既に18ヶ月が過ぎた。ナミちゃんたちの集合予定の2年後まではもう秒読みだ。その前に、どでかいプレゼントをくれてやるぜ」

「んっ、くぅう……っ、あ、あぁあっ! き、きたっ……これ、これよ……これなのぉっ!」

 

 熱く濡れそぼった蜜壺。

 およそ10ヶ月以上の間そこに侵入者を許さなかったご褒美として与えられた肉棒を、大好物の獲物をぶら下げられたかのようにヒダは奥へ奥へと誘って行く。

 ジャックハートの巨大な逸物を全て咥え込んだことで奥に当たり、ビクンと大きく身体が震えたところで彼の動きが一旦止まり、

 

「じゃあ、行くぜ」

「んひぁっ、や、ああぁあっ! イク、イッ……クゥァぁぁあああっ!」

 

 膣奥(ゴール)を捉えたことで、ピストンが加速した。

 5日間に及ぶ調教と、そこから妊娠発覚、出産であったり、そもそも老人だらけで性的欲求を満足に満たせない状況が続いていたナミ。

 そこに、待ち焦がれていたモノが来たのだ。

 ジャックハート好みに調教された彼女の身体が、彼の動きに達しないはずがなかった。

 

「ケハハハハッ! 膣内(ナカ)までぐっちょぐちょじゃねぇかよ。こんなに待っててくれたんなら、もうちょい早く抱きに来ればよかったか?」

「ちが、んぅうああっ、はぁっ……あぁあんっ! ちが、うのぉっ! あなたの……え?」

 

 ナミの身体など一切気にしていない激しく大きいピストン。

 もちろんそれはジャックハートが自分のことしか考えていないプレイであり、それでいて彼の調教を受けたナミが一番感じやすいプレイだった。

 しかし、数十回のピストンの後、彼の腰の勢いが急激に遅くなった。

 

「呼び方が違ぇぞナミちゃん。忘れたか? こうやって俺に抱かれているうちは、お前は俺の所有物だ」

「あ、ぅ……ジャックハート、様……」

「覚えてんじゃねぇか。で、どうしてほしい」

「奥、私の奥を、ジャックハート様の逞しいおちんちんでいっぱい突いてほしいの……」

 

 膣内で微妙に刺激を与え続けるジャックハート。

 Gスポットを絶妙に抉り、奥を小刻みに突き続けることでナミとジャックハート自身の興奮を高ぶらせていた。

 

「それだけじゃ足りねぇだろ。大量に奥に出して、もっぺん孕ませてやるよっ!」

「んはぁあっ! す、すごっ、んぅううっ! あぁ、いい……!」

 

 言葉とともに激しさを増すジャックハートの腰使いがナミの精神を蝕んでいく。

 突かれるたびに快感が身体を駆け巡り、もしかしたらまた、という気持ちもありながらもそれに抗うことができずに、再び堕ちて行く。

 

「ケハハハハッ! んじゃな、ナミちゃん。また会おうや」

「っ、あっ……! ああぁぁぁぁあっ、イクっ、くぅぅううああああっ!」

 

 10ヶ月ぶりに膣内に吐き出されるジャックハートの精液。

 久しぶりに味わう快感に溺れつつも心のどこかで罪悪感や焦燥を抱きながら、ナミは意識を飛ばした。

 

 

 ◇ ◇

 

 

「ジャックハート大将っ! もうすぐ目的地に到着します!」

「おぉ、ご苦労。すぐ行くわ」

 

 空島でのナミとの二回目の行為を終えて数ヶ月。

 無事ニューマリンフォードへの引越しを終えたジャックハートは自身の船に乗ってとある場所へと赴いていた。

 訓練施設で肉体を鍛えていたジャックハートの元に若い海兵が息を荒げて駆けてきた。

 全身に汗を滴らせた彼は上半身に着ていた服を脱いでおり、部下からの報告を受けて訓練を終え、衣服を整えて歩き出す。

 

「つってもただ懐かしい顔に会いに行くだけなんだがなぁ。いやぁ、久しぶりだぜ。中に入って会いに行くのはいつぶりだ?」

「あ、あの、ジャックハート大将。インペルダウンに来るなんて……誰に会うために来たんですか?」

「あん? ……あぁ、そうか。お前入隊して短いし、知らなくてもしょうがねぇか」

 

 乱雑に髪を拭き、そのタオルを別の新兵の部下に投げ渡す。

 大将就任当時と比べ、その体に纏う筋肉の鎧の質も格段に向上し、彼が得意とする"武装色の覇気"を骨や神経にまで通わせているため、それらの全体的な質も上がっている。

 まさしく天賦の才の塊とも言える肉体をより高度なものへと変えて、彼は歩き出す。

 

「話はいきなり変わるが、俺が特例で海軍に入ったってのは知ってるか?」

「はい。確か、8才の時に当時住んでいた島で、センゴクさんとサカズキ元帥に声をかけられた、と」

「そうだ。だが、その特例ってのは年齢のことじゃねぇ。親だ」

 

 船内から甲板へと上がる階段を登り、外に出る。

 すると目の前には、頂上戦争を経ても外見は一切変わらない堅甲さを想像させるような圧力を感じさせる建物が鎮座していた。

 

「史上最悪の違法薬物仲介人(ブローカー)兼違法格闘場オーナーの父親と、ヤク中の大量殺人鬼の母親。聞いたことあるはずだぜ、ジョージ・ディヴェッドとジョージ・アルルシェフ」

「っ、そ、その二人がジャックハート大将の両親、ということですか……?」

「あぁ。普通は犯罪者の子どもが海軍になんてなれやしねぇ。が、言った通り特例でな」

 

 インペルダウンへ続く桟橋に足をつけ、門へと歩いていく。

 

「二人ともを半殺しにしてサカズキさんに引き渡したってわけだ。そりゃ、海軍としては悪人なら家族でも取っ捕まえる奴は引き入れてもいいって思ってたんだろうな」

「じ、自分の手で、ですか……?」

「あぁ。住んでた島が6割ぐらいスラムで占められててな。そこにいる賞金首どもを捕まえに来た海兵やらサイファーポールやらの技を見て盗んでたってわけだ。アル中ヤク中の大人倒すぐらい、別に難しくはない」

「……あの、ジャックハート大将。ちなみにですが、住んでいた島っていうのは……」

 

 恐る恐る、といった口調と表情で新兵が尋ねる。

 その質問に、ジャックハートは珍しく感情をあまり表に出さずに答えた。

 

「新世界後半最悪の治安を誇る島、ラスム島だ。あんなんでも親は親。クソみてぇな治安の中、こんな頑丈な身体に産んでくれたことぐらいは感謝しねぇとな。海軍大将になった報告も兼ねて、だ」

 

 新世界トップクラスに治安が悪いとされるその島の中心で、ジョー・ジャックハート、本名ジョージ・オル・ディエゴ・ジャックハートは誕生したのだ。




はい、という訳で次回から過去編です。続くとしても5話にはなりません。多分。

過去編が終われば、一気に新世界編です!


コメント、評価などお待ちしております!

今後の本番シーンについて、主にどんな内容が良い?

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  • 主要キャラメインで大人数を書く
  • 作者好みのキャラで濃く
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