めっっちゃ辛い……。
オリ主側の話がメインで進んでいくので、原作で起きたいざこざを無視することもあります。ご了承ください。
「おぉ〜! 来たかえ、ジャックハート! 待ってたえ、待ってたえ〜」
「あー、ご無沙汰っすチャルロス聖。で、何の御用っすか?」
「前々から言っておった人魚の奴隷だえ! まだ捕まらんのかえ!」
「いや、俺が捕まえたら俺の女にするに決まってんでしょ。アホっすか」
「なっ……! 貴様、無礼だえ!」
一体なぜこの人は天竜人相手にこんな態度を取れるんだろう。
眼の前で繰り広げられている天竜人の一人、チャルロス聖とジャックハートの会話を聞き、ジャックハート側の人間は全員一人残らずその考えに行き着いていた。
「ロズワード聖。俺ってこう見えても意外と忙しいんすよ? いくら天竜人の、そしてあなたのご子息とはいえ、俺はそんなワガママを聞くために海軍本部大将になったわけじゃないんですが」
「わ、分かっている! こらチャルロス! ジャックハートをあまり困らせるんじゃない!」
「父上っ! こいつ、わちしに対して……!」
「チャルロスッ!!」
「ひぃえっ……。ど、どうしてだえ父上……」
天竜人という立場にあるからか、父親に怒鳴られたことがないからか、ロズワード聖の大声に怯えるチャルロス聖。
しかし、しばらくしてから冷静になり、ジャックハートの
「どうしてだえ! こいつは下界のただの海兵なんだえっ! わちしの方が偉いんだえっ!」
「……俺ぁ、俺が手に入れようとしてるもんを奪われんのが嫌いでね。天竜人さま相手とはいえ、そんなことをされると流石に頭にくるってことっすよ」
「そんなこと関係ないえっ! だいたい、お前はわちしたちみたいに天竜人でもないのに奴隷を飼いよって! 生意気だえーっ!」
「……今、なんと?」
その瞬間に解き放たれる、殺気。
"覇王色の覇気"ではないが、その場にいる全員に確かに伝わるそれに、チャルロス聖は震えた。
「な、なんだえ……。お、おいっ! こんな無礼なやつ、早く殺してしまえっ!」
「んなチンケなおもちゃで俺が死ぬとでも思ってんすか? そもそも、俺が死んだら困るのはあんたたちっすよ?」
「ふんっ。わちしたちがお前一人いなくなったところで困るなんてこと、あり得るはずがない」
「どうだか」
「おいチャルロス! いい加減にしろっ!」
「どうしてだえ父上っ!」
ジャックハートにひたすらに言葉を浴びせ続けるチャルロス聖。
しかしそんな彼を再び彼の父、ロズワード聖が制した。
「ジャックハートが海軍から離れるのは、私たちにとって非常に痛手となる。そのことが分からんのか!」
「そりゃ言わなきゃ分からんでしょうよ。主に俺に命令するのは、あなたたち大人の天竜人ですから」
非常に海兵を多く抱える海軍本部。
そこのトップともなれば、世界政府や天竜人から直接命令が入る場合もあるのだ。
「中将以下の海兵への戦闘指導、並びにシャボンディ諸島近海の治安維持。賞金首確保の金による上納金にボディーガード、各海の近況報告に要人殺害。そして何より、俺が海軍にいるってことがあなたたちには一番のメリットのはずです」
「……そうだ。正直なところ、私たちが今一番恐れているのは、お前の気分による謀反。海軍全軍でかかっても倒せるか分からない相手は、リードに繋いでおきたい」
「あんまりにもキツく縛られると暴れちゃうかもしれないっすけどね。まあ、現状なら大丈夫です」
天竜人すらジャックハートに強く出られない理由。
それは、彼の気分を害してしまうことによって自分たちに多大な被害が及んでしまうことが確定しているからである。
「海兵って立場が嫌になりすぎたら、こいつら全員引き連れて海賊になるかもしれませんし」
「っ、だ、大丈夫だジャックハート。チャルロスには、私が良く言い聞かせておく」
ジャックハートがこのマリージョアを通るのは、このチャルロス聖に理由もなしに呼ばれていたためだ。
しかしそれは、蓋を開けてみればチャルロス聖のわがままだった。
ジャックハートが明らかに気が立っているのを見て、ロズワード聖が青ざめた顔で言葉を続けていく。
「そ、そうだジャックハート。何か、欲しいものはないか? 極上の女ならいくらでも用意できるぞ?」
「今は、俺の元に来てくれた子たちを可愛がるつもりっす。……そうっすね。なら、一つ」
海軍本部大将とはいえ、天竜人に言わせれば下々民。
しかし彼にはそんな立場など一切関係ない。普通の人間が天竜人に向ければ即刻銃殺されてもおかしくないほどに獰猛な笑みを浮かべ、ジャックハートはロズワード聖に求めた。
「これから1ヶ月。……俺がすることを天竜人の名の元に正当化してください。あぁ、それだけだと足りないので、上の方達にもよろしくお願いします」
「……何? そ、それだけか?」
「えぇ、
その笑みを隠したかと思えば、ジャックハートが次に浮かべたのは柔和な優しい微笑みだった。
ジャックハートの行為の正当化。
それは、正式には認められていなくても天竜人、世界政府、各国、海軍の中でもはや既に黙認されているものだった。
「その程度ならいいが……。普段のお前がしていることと何が違うのだ?」
「それは秘密です。言ってまた駄々こねられてもめんどくさいんで。ロズワード聖はただ、俺が海軍本部大将として行った行為を全て正当化すればいい」
「……分かった。その条件を飲もう。ただし、これからもよろしく頼むぞ! 私たちの幸せな暮らしはお前次第と言ってもおかしくないんだからな!」
普段やっている事とほぼ同じ。
そう思い、ロズワード聖はジャックハートの要望を受け入れた。
もちろん彼の中に拒否するという考えはない。
拒否してしまえば彼が先程言っていた、ジャックハートの謀反という最悪の事態が起きてしまうかもしれないからだ。
「承知しています。俺の要望を飲んでくれるのならば、天竜人の皆様の安全は保証します」
「なら良し。存分に働いてくれ」
「はっ」
ジャックハートが敬礼をすると、ロズワード聖は何が何だかまだわかっていない様子のチャルロス聖を連れて帰って行った。
屈強な男の奴隷を四つん這いの乗り物にし、のそのそと遅く進む彼らの背中を眺めながら、ジャックハートはほくそ笑んだ。
「ケハハハ……! 言質は取ったぜ、ロズワード聖」
「あの、ジャックハート様」
「ん、どしたよマーガレットちゃん」
笑うジャックハートに、マーガレットが小さな声で尋ねた。
「……なぜ、あのような要望を?」
誰から見てもわざわざ口にする程でもないようなこと。
しかし、ジャックハートの頭の中にはとある考えがあった。
「ケハハ。そりゃお楽しみさ。まあ、強いて言うなら……そうだな。一国傾城って所か」
その言葉を聞き、マーガレットはこてん、と首を傾げた。
◇
「ふんふふんふふふーんっ! おっ、やぁー諸君! おっはよー!」
翌朝。
新世界にある海軍G-5支部にて、一人の少女が楽しそうに歩きながら強面の海兵たちに満面の笑みを浮かべていた。
『おはようございますッ! ジョー・リリー少尉!』
「わっ。……もー、そんなにかしこまらないでよ。私の方が圧倒的に年下なんだし」
「い、いえいえ! 年下とはいえ立場はあなたの方が上ですから! それに……」
「それに?」
その少女の名はジョー・リリー。
海軍本部にて軍曹の階級についた彼女だったが、彼女自身の希望とサカズキの指示により、このG-5支部に配属となったのだ。
「……あなたに変なことをしたら、ジャックハート大将に殺されますので」
「あははははっ! いくらパパでもそこまではしない……と思うよ?」
「おいお前ら! さっさと食っちまえ、仕事は山ほどあるんだぞ!」
『りょ、了解スモやん!』
食堂にてリリーと海兵たちが話していると、そこに現れたのはG-5支部の実質的なNo.2、G-5支部中将のスモーカーだった。
荒くれ者が多いここですら言葉一つでまとめ上げてしまう彼の手腕は見事の一言だが、その視線は一点に注がれていた。
「お前もだ、リリー。……俺は、あいつが父親だからって甘やかしはしねぇぞ」
「望むところですっ!
「…………チッ。手加減はしねぇからな」
「はいっ!」
屈託のない笑みを浮かべるリリーに対し、スモーカーはどこか決まりが悪そうに顔を背け、食堂を後にする。
その後ろを駆け足で、大人と子供という歩幅の違いを埋めるように詰めていく。
「ったく、やりづらいな」
「むぅ。パパはパパ、私は私なんだから普通に接して欲しいのに」
「それを抜いたとしても、だ。……たかだか10歳のガキが、それだけの"覇気"を使える上に戦闘センスも抜群って、どうなってやがんだ……」
「そんなの私に聞かれても。できない人たちが弱いんじゃないの?」
リリーのセリフの一部にジャックハートの面影を見るたびに小さく舌打ちをするスモーカー。
"新世界"に身を置き、より厳しい環境で己を磨いて
このG-5支部に身をおいて二年が過ぎる前の頃。本部から彼の右腕として送られてきたのが、リリーだったのだ。
「そういや、ここに来る時に聞いていなかったな。お前の実力はそれなりに知っているつもりだ。……だが、まだその年齢で"新世界"ってのは正直早すぎると思うが……。どうしてここを選んだんだ?」
「えーっと。パパはともかくとして、お兄ちゃんもすっごく強くなったから、私も負けてられないなーって。それで、パパに相談したら『他の中将さんたちはリリーには厳しすぎるだろう。スモーカーさんのとこならちょうど良いんじゃないか』って言われたから、ここにしたの」
「……なるほどな」
とはいえ、このG-5支部に来て数ヶ月。リリーがしたことと言えば、荒くれ者の部下たちを"武装色"を込めた拳で黙らせることや、近隣の島に行ってパトロールしたり、魚人島から出てきた海賊を待ち伏せして沈める程度のこと。
そして、そんな彼女の仕事の一つとして今現在大きな割合を占めているのが、基地内での訓練だった。
「お前の親父に言われてんのはそれだけか?」
「ううんっ。あと、たっぷりと修行をつけてもらえって言われたよ!」
スモーカーとしても将来有望な覇気の使い手である海兵との手合わせはありがたい。
しかし、しかしだ。その相手が因縁の男の娘。それも10歳。
つまり。
──お前にとって俺は、10歳のガキと同レベルってことかよ……!
大将という地位につき、さらに自由に行動を続けるジャックハートに変わって、リリーの本格的な修行の相手に選んだということは、そういうこと。
言いかえるのならば、ジャックハートに彼の10歳の子供と同レベルに見られているかもしれないということだった。
「舐めてんじゃねぇぞ……!」
お前では俺には及ばない。
リリーにそう言った気は全くないことは理解しているが、彼女を送り込んできたジャックハートに言外にそう言われているような気がして、無性に腹がたつ。
もちろん、そんな憶測のことでイラついていても仕方ない。
「それと、サカズキさんやセンゴクさんたちも、私の"武装色の覇気"の訓練ならスモーカーさんが相手として適任だーって言ってたよ?」
「……あぁ。そんなにたっぷりシゴいてほしいならシゴいてやるよ」
上層部も、まるでスモーカーには期待せずにジャックハートの子供達の将来に期待している。
たしぎの一件もあり、ジャックハートに若干の恨みを抱いているスモーカーの中に、靄がたまっていく。
「ばっちこいですっ!」
「今が……8時か。4時間ぶっ通しだ。泣いても知らねぇからな」
「はいですっ!」
しかし、自分の標的である"麦わらの一味"を捉えるためには自分の実力向上も不可欠。
目の前にいる少女は、少し複雑な思いだが強いことに変わりはない。
「よし。じゃあまず、俺は能力は使わねぇ。"自然系"だからダメージは通らねぇが、体に当たったら攻撃成功だ」
「ふむふむ。肩慣らし程度に、どちらかが一撃当てるまで、ですねっ!」
「あぁ」
修練場に着いたスモーカーとリリー。
周辺海域のパトロールや事務作業は少し不安ではあるが部下たちに任せている。
そのため、上司二人こうして訓練の時間がまとまって取れるのだ。
「さあ、来い」
「では……ほっ」
剣道場のような小さな修練場。
身につけている衣服のうち靴とローブを脱いだリリーが、掛け声とともに消えた。
「ふん。死角に移動するのはいい判断だが、移動が露骨すぎるぞ」
「ちぇー。バレちゃってた」
リリーが現れた先は、スモーカーの背後。
しかし、スモーカーもリリーがそこに来ることを読んでいたかのように右手を後ろに回し、後頭部への蹴りを防いだ。
「死角ばかりを突こうとすると、逆に動きを読まれやすい。今のも"見聞色"を使わなくても簡単に読める。……子供の小ささ、身軽さを利点にした戦いなら、一撃を狙うよりコンビネーションで攻めろって……これで何回目だ?」
「……パパみたいになりたいんだもん」
「ありゃ規格外だ。お前にはまだ無理だろうよ」
"覇気"や六式を使えるとはいえ、彼女はまだ10歳の子供。
そのためその中にも得手不得手があり、六式で言うならば"鉄塊"や"指銃"は苦手だが、"剃"や"紙絵"は得意だった。
「武器を使うってのも一つの手だ。"武装色"が得意なら、それだけで攻撃の種類は格段に増える」
「パパみたいに何も持たずに倒せる海兵になりたいのー!」
「……ったく。どこまでいってもジャックハート、か」
訓練が始まって早々、リリーの意識は未だ父に向いていた。
「おい。今のお前の上司は俺だ。俺が上司で、お前が部下。そこにお前の父親は関係ねぇ」
「……うん。そう、だね。ごめんなさい」
「分かればいい。……続けるぞ」
「うんっ!」
再び"剃"で消えるリリー。
憎い相手の娘が部下となり、心の中はどこかスッキリとはしないが、スモーカーも己の強さのために修行に励む。
◇ ◇
一方その頃。
G-5支部で少しだけ話題に上っていたジャックハートはというと。
「あひぃっ、あっ、んっはあぁあっ! やら、らっ……んふうぅうううっ!」
「あう、くっ……ふ、うぅぅう。んっ、あんっ!」
「んひあぁぁあっ! イクッ、イッてる……っ! そ、そこっ! ゴリゴリしてぇっ!」
「っへっくし。誰か噂でもしてんのか?」
「ジャックハート様。ネフェルタリ・ビビ様からお電話です」
「おう。受話器近づけてくれ、カリファちゃん」
シャボンディ諸島から連れてきたペローナと、"東の海"から来たノジコ、そして久しぶりにジャックハートの船に乗ることになったたしぎの三人と行為に及んでいた。
大将になったおかげか知らないが、ジャックハートの船は他の軍艦と比べて医療設備が比較的整っており、女たちの妊娠、出産までを完璧にカバーできるようになったのだ。
『もうっ、あなたっ! いつになったらアラバスタに来てくれるのっ!?』
「悪いなビビちゃん。実は"新世界"の配属になっちまってよ。気軽にそっちに行けそうにねぇんだわ」
『嘘……。じょ、冗談でしょ?』
「冗談じゃねぇんだ。ほら、海軍大将になっただろ? そのせいで、最近増えてる調子に乗ってるルーキーを片っ端からボコってこいってサカズキさんに言われちまったんだわ」
三人をベッドの上に仰向けに寝転ばせ、ペローナとたしぎはそれぞれ左手と右手による手淫で膣内をかき混ぜ、ノジコの蜜壺を絶妙な腰使いで奥を攻め立てていく。
そんなジャックハートの背後に全裸で抱きつきながら、カリファが電伝虫の受話器をジャックハートの口元に近づける。
空いている左手でジャックハートの乳首を愛おしそうに弄りながら、カリファは彼の左耳を舐めていく。
『それじゃあ、もうあんまり会えないの……?』
「それに関してなんだがな、ビビちゃん。……今からするのは真面目な話だぜ?」
『……大丈夫よ。今周りには、誰もいないから』
ビビと通話をつないでいる電伝虫から伝わる声が慎重に、そして小さくなる。
「前にも言っただろ? いつか、君をそこから連れ出すってさ。ビビちゃん次第になるが……よく考えておいてほしい。一人の人間として、一人の女性として」
『分かったわ。……それで。あまり聞きたくはないけど、今は何をしているの?』
「ん? 聞かせるようにわざと音を大きくしてるのに分からねぇか? いつも通り、捕まえたり連れてきたりで、俺のとこに来た女たちとセックスしてんだよ」
『……っ! 本ッ当に相変わらずな人っ! ……私だって、待ってるのに』
「安心してくれよ。こいつらの大半はただの性欲発散だ」
今んところは、というセリフをあえて言わずに、ジャックハートはそのまま動きを続ける。
左耳から聞こえるカリファの息遣いがどんどんと荒くなるのを聞きながら、ビビとの会話を広げていく。
『もう、それならいいけど』
「ケハハ、ありがとよビビちゃん。愛してるぜ。もちろんティアもな」
『調子いいんだから……。あの子、誰に似たのか知らないけど、元気いっぱいよ』
「お母さんに似たんだろうな」
『ふふっ、そうかもしれないわね。そう言えばあなた、今海軍本部にいるあなたの子供たちって、みんな今そこにいる女の人たちとの子供なの?』
「あー、いや、そりゃちょいと違う」
そして話題は、ジャックハートの子供たちへと移った。
ジャックハートとビビの間にできた娘、ティア。ビビにとっては初めての子になるが、もちろんジャックハートにとってはそうではない。
アインとの間に生まれたダレスやカリファとの間に生まれたリリー。最近で言うならば、ポーラとの間に生まれたサロメアやサディとの間のメドウィー、ドミノとの間のマークなど、ジャックハートの近くに母子がいる場合もある。
「パトロールで遠出してる時に、休息だったり資材の補給だったりで港に立ち寄る時があるんだわ。そん時に出会った女の子と一発ヤって、デキたって感じだな」
『……ということは、ほとんどを海軍本部で預かってるってこと?』
「ジョー・ジャックハートって名前だけは知られてるからな。そいつとの子供なんて海賊からの恨みの対象にもなりやすい。だから、そういうパターンで生まれた子は、母親の安全面も考慮して、海軍本部で育ててる」
『そういう事ね』
だが、一般人にとってジャックハートとの繋がりがあるということは、彼が言った通りただ目立とうとしている海賊たちに狙われる可能性があるということ。
それを防ぐべく、まだ自己防衛ができない赤子を海軍に置き、母親はジャックハートと愛し合ったということを周囲に隠しているのだ。
「ま、ビビちゃんみたいに子供も母親も守れる環境があるんなら、そういうことはしねぇんだがな」
『……大丈夫。慣れないことも多いけど、頑張るから』
「俺も、なかなか会えないとは言ったが極力そっちに行くようにする」
『うん』
終わりそうで終わらない、ジャックハートとビビの会話。
それにより地獄のような辛い快感の時間を強制されているのが、仰向けに寝かされている三人だ。
「さてと。そんじゃまた明日電話するわ」
『えぇ。……頑張ってね』
「あぁ」
だが、その長かった会話も終わり、電伝虫が向こうから切られる。
受話器がカリファの手により電伝虫に戻され、ジャックハートの意識がペローナ、ノジコ、たしぎの三人に向く。
「さぁ、お楽しみと行こうか。カリファちゃん、すまねぇな。ちょっとこの三人に集中させてくれ」
「かしこまりました」
豊満な身体を、一切身につけることなくジャックハートの上半身に押し付けていた彼女が、ベッドから離れる。
コアラやランとポルチェ達といった妊娠した面々はマリンフォードの自宅で留守番をしているが、妊娠がはっきりとしていない者達は、もちろん普段通りジャックハートの相手をすることになっている。
「ケハハハハッ! じゃあノジコちゃん、選んでくれるか。これからしばらく俺の相手をするか、すぐに妊娠したいか」
「あぁ、ん……は、あっ……。ずっ、と……ずっとシたいのぉ……」
「正直な子は好きだぜ。つっても、排卵日が近いとデキちまうが……どうだ?」
「…………もうすぐ、よ」
「じゃあ、申し訳ないがお預けだな」
ぬぷり、とゆっくりジャックハートの腰が引かれ、ノジコの膣内から大きく屹立した肉棒が引き抜かれる。
これだけのキャリアを今まで積んできたジャックハートだが、そんな彼もまだ未成年。
それも食べ盛り動き盛りということもあり、肉体だけではなく肉棒もかなりの進化を遂げていた。
「今はケツ穴を堪能する気分じゃねぇし、ペローナちゃんとはじっくり楽しみてぇし、たしぎはまだ中将になれてねぇし……」
「そ、そんなぁ……」
「つい先日、本部の少将になれたので、もうすぐです……! 待っていてくださいっ、あぁんっ!」
手持ち無沙汰な竿の行く手を考えながら、手ではペローナとたしぎをしっかりと焦らす。
そんなことを考えているジャックハートの元に、ノックの音が届いた。
「ジャックハート大将!」
「あ? 何だ、そっから話せ」
「はっ! 目的の場所が見えてきました。あと数分で着く予定です!」
「了解」
とある理由から二つ名である"白龍"という名で呼ばれるのをあまり好いていないジャックハート。
彼はその思いを公にしており、そのため部下の大半が彼のことを今まで通り名前で呼んでいる。
「2人が俺の元に来たら、一旦マリンフォードに戻るぞ。あんな金と復讐しか考えてねぇやつのとこにいても、人間として腐っちまう」
「と、いうことは……向かっていたのは」
「あぁ、グラン・テゾーロだ。あの人には悪いが、大将になって本格的に金にも一切困らねぇし、ギャンブルなんかは自分で
ぐちゅぐちゅとペローナとたしぎへの愛撫を止めることなく、寝転がっているノジコの質問に答える。
ここまでの道のりでノジコやペローナにはカリファがジャックハートの元で生活する上で必要な知識や、新世界での情報を教えていたのだ。
「だから手始めに、お前達2人の勝負を見よう。ルールは単純。先にイッた方の負けだ。時間はグラン・テゾーロに着くまでの間。もし二人ともイッたら、マリンフォードに戻るまでヤらねぇからな」
「そ、そん、なぁ……」
「うっ……ん、ぁっ、はん……」
マーガレットやハンコック、たしぎやこの船に新たに加わったペローナやノジコ。
彼女たちとジャックハート、そして彼の部下を乗せて、船はグラン・テゾーロへと進んでいく。
◇ ◇ ◇
ジャックハートたちを乗せた軍艦の中でペローナとたしぎが彼の手により盛大に果てたとほぼ同時刻。
新魚人海賊団とのいざこざを終わらせた"麦わらの一味"はその活躍を讃えられるかのようにリュウグウ王国の宮殿、竜宮城で行われる宴に誘われていた。
しかし、その宴に"麦わらの一味"で参加しているのは、男衆だけだった。
「なーナミー、ロビンー。二人ともこっち来ないのかー?」
「だからルフィ、ナミもロビンも無茶はできねぇって言ってるだろ? ゾロ、もちろんだけど、お酒もダメだからなっ!」
「……あぁ」
ナミとロビンが二人とも授乳期であるため、母体への影響を恐れ、チョッパーが仲間たちにもあまり二人を積極的に誘わないように指摘する。
以前からお酒が好きだったナミも一切飲んでおらず、"麦わらの一味"に加入してから仲間との宴なども好きになっていったロビンも、オルビアへの授乳もあるため控えていたのだ。
「……その、ごめんね、みんな」
「謝るなってナミさん。ナミさんやロビンちゃんだって……あー、なんて言うか、相手の男をよく思ってるんだろ?」
「サンジの言う通りだぞ。くまに飛ばされた先で好きな人ができることは、何も悪いことじゃねぇからなっ!」
「サンジくん……チョッパー……」
ナミとロビンの子どもの一件は、飛ばされた先でナミとロビンに好きな相手ができた結果、出産にまで至るほどの相手ならば、自分たちが責める理由などどこにもない、という結論に至った。
以前から一味の中での女好きの筆頭であったサンジも二人が選んだ相手ならば、ということもあり、そもそもの話船に乗ることを決意した仲間を責める理由などなかった。
「ナミもロビンも、後悔はしてねぇんだろ?」
「……えぇ」
「ならいいじゃねぇか。な、ルフィ」
「おうっ!」
ウソップとルフィが場の空気を明るくする。
しかし、ナミとロビンの顔はほんの少しばかり暗くなっていた。
出産を後悔しているわけではない。それどころか、
だが、その相手が最大の敵と言っても過言ではない海兵、それも海軍本部大将であるということを切り出せていないということが、二人の罪悪感を駆り立てていた。
「そういや、ナミとロビンはどこに飛ばされてたんだ?」
「私は天候を科学する空島、ウェザリアよ」
「私は……革命軍がいた橋の上の国に飛ばされたわ」
「空島かー。懐かしいなー」
そして、二人が子どもの父親の話を切り出せていないということは、自分たちの元に彼が来たということを伝えられていないということになる。
「あぅ〜」
「ん? どうしたの?」
「そろそろ寝る時間じゃないかしら。ちょっと寝かしつけてくるわね」
母親たちの居心地の悪さを察したのか、二人の娘たちが救いの手を差し伸べる。
成熟した彼女たちには平気な時間帯だが、生まれて間もない娘たちにはもう寝る時間。騒がしい宴から、母親二人だけで離れる。
「……ねぇロビン。ロビンの相手って、その……」
「えぇ。海軍本部大将の、ジョー・ジャックハートよ。ナミも、でしょう?」
「っ、え、えぇ……そうよ。……みんなには、言わないほうがいいわよね」
「そうね。この子たちの父親が彼とはいえ、航海に支障が出るわけじゃないもの」
ナミはベルメールを、ロビンはオルビアを抱っこしながら、ゆっくりと体を揺すりながら寝かしつける。
一定のリズムの呼吸音が聞こえてきたところで、少しずつ揺れを弱めていく。
「支障が、出ないわよね……」
「……えぇ。私たちがいるいないに関わらず、彼はこの船を狙ってくるわ」
「じゃあ、私たちが頑張らないといけないわね」
「っ、ナミ、あなたもしかして……」
ジャックハートを相手にナミが頑張ること。
シャボンディ諸島を出港する際にウソップやチョッパーが言っていた通り、彼女たちもこの二年間修行をしていた。
しかし、元々腕力がそれほどない彼女が二年間訓練をしたところで、ジャックハートに勝てるほど現実は甘くはない。
「えぇ。あの人が、今このお腹にいる子の名前を考えていないわけがないもの。新世界に入って、確実にもう一回私を抱きに来るわ。多分また妊娠しちゃうことになるけど、それでみんなが助かるなら、私の身体なんて安いものよ」
「ナミ……」
「それに、こんなこと言っていいのか分からないけど……その、彼とのセックス、気持ちいいし」
「……ふふっ、そうね。認めたくはないけれど、それは同感よ」
ジャックハートが今後この一味に関与してくることはほぼ確定している。
しかし、仲間だからこそそれは中々簡単には伝えることはできない。
「協力するわ、ナミ。私も、私の身体で彼を引き止めることができるなら、なんだってするわ」
「ロビン……。ありがとう。しばらくは、辛いけど二人で頑張りましょ」
「えぇ」
ゆえに、"麦わらの一味"が今確実にジャックハートに対して有効なカードを切れるとしたら、ナミとロビンの身体しかない。
その結論に至ることの違和感を覚えることすらなく、ナミとロビンは再びジャックハートに抱かれることを決意していた。
若干のこじらせスモーカーさん。パンクハザードが終われば出番が少なくなるかもしれません。
私情なんですが、就活が円滑に進んでいたと思っていたところでつまづいてしまい、中々に精神的にショックを受けております……。
現実逃避も兼ねて執筆を頑張りますが、温かい目で見守ってください……。
コメント、評価などお待ちしております。
今後の本番シーンについて、主にどんな内容が良い?
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主要キャラの一部を濃く
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主要キャラメインで大人数を書く
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作者好みのキャラで濃く
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現在対象キャラ全員
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このキャラを!(感想に書いてください)