時間軸はある程度ぼかしてありますが、
天霧綾斗×沙々宮紗夜
「ちょ、紗夜……っ!? これは一体……っ!?」
「……いい加減、我慢の限界。いつまでも待たせる綾斗が悪い」
俺、天霧綾斗は自分の上に馬乗りになっている幼馴染、沙々宮紗夜に対して悲鳴じみた声をあげた。
自室で就寝していた時に気配を感じて目を覚ませば、いつの間にか紗夜が自分の上に乗っていたのだから仰天するのは当然だろう。
「綾斗、私達の告白からどのくらい経ったと思ってる? 私達の忍耐も、無限じゃない。綾斗には綾斗の事情があった事は理解出来るけど、感情として納得出来るかどうかは別」
「う……それは……」
紗夜の言葉に、俺は思わず黙りこくった。紗夜の言っている事は紛れもない事実であり、俺に反論する術はなかった。
俺はこれまで、紗夜を始めとする複数の少女達から告白を受けていた。
誰かと付き合った経験などない俺はどう答えていいか分からなかったが、その誰からも『返事はいつでもいい』と言われた事で返事を先延ばしにし続けていた。
今までは、
紗夜は割と寛容な性格をしているが、一度決めた事は決して譲らない頑固さと我の強さも併せ持っている。
だからこそ、現状に甘えて返事をしなかった俺に対し、堪忍袋の緒が切れてしまったのだろう。
本来であれば、
それを此処まで引きずってしまったのは、紛れもない俺の落ち度である。
「……ごめん。確かに待たせ過ぎたよね……でも、未だに俺は誰かを選ぶ事が出来てなくて……」
「そんな事だろうと思っていた。綾斗は優しいから、誰かを選んで他の子達を傷付けたくないんだろうなって。私は綾斗の幼馴染。綾斗の事を私並に知ってる人は、多分ハル姉くらいだと思う」
「そっか。紗夜はなんでもお見通しだな……」
そんな俺が返事を先送りにし続けていた理由もどうやら紗夜は承知の上だったようで、そう言いながら微笑んだ。
俺は思わずその笑みに見惚れてしまったが、次の紗夜の言葉に度肝を抜かれる事になる。
「──だから綾斗はもう選ぶ必要はない。全員と付き合ってしまえばそれで万事解決。今日はその為に夜這いに来た」
「へ……? んん……っ!?」
俺が紗夜の言葉に呆然とした次の瞬間、紗夜が顔を寄せて唇を重ねて来た。
俺は突然の紗夜の口付けに混乱し、紗夜の唇の感触と女の子らしい甘い匂いに眼を白黒させるしかない。
「ん……これが私のファーストキス。やっとあげられた」
「って、紗夜……っ!? 一体何を……」
「だから、綾斗は誰かを選んで他の子達が傷付くのが嫌なんでしょ? だったら全員と付き合ってハーレムにしてしまえば問題ない。将来に関しては、癪だけどリースフェルトと結婚してしまえば王族になるから私達を側室として迎え入れる事が出来る。そもそも
紗夜は至って真剣な目で、自身の提案を告げて来る。
その眼に曇りはなく、紗夜が本気でハーレムを形成しようと言って来ているのが理解出来る。
綾斗が問題にしているのは、誰かを選ぶ事で他の少女達を傷付ける事だ。
紗夜の提案を飲んでしまえば、確かに誰かを傷付ける事はない。
紗夜の提案した通りユリスを妻にして紗夜達を側室にすれば、対外的な問題も解決してしまうのだから。
俺の気性を充分に承知している紗夜だからこそ、こんなやり方を選ぶ事を思い至ったのだろう。
矢張り、この幼馴染には勝てる気がしなかった。
「で、でも、俺は……」
「当然真面目な綾斗がすぐ頷かないのは分かってる。言った筈、
「え……? ちょ、紗夜……っ!?」
そう告げるなり紗夜は問答無用といった呈で、綾斗の服を脱がしにかかった。
綾斗と紗夜では運動能力にかなりの開きがあるが、綾斗が抵抗しようとする頃には紗夜は既に綾斗のズボンをパンツごとずり下ろしてしまった。
当然の如く、綾斗の逸物が紗夜の前に晒される。
「……まだあまりおっきくなってない。早く勃起させて」
「そ、そんな事言われても……って、待……っ!」
「あむ……」
俺が止める間もなく、紗夜は俺の逸物をぱくりと口に咥え込んでしまった。
紗夜の口内の暖かな感触に抵抗する事も出来ず、紗夜が口の中で俺の逸物をしごき始めた事で背筋がゾクゾクするような快感が駆け巡った。
「んちゅ、あむ、ぺろ……」
「う、ぉ……」
紗夜の口内は狭く、熱い。
一生懸命俺の逸物を咥える紗夜の愛撫に、性経験などなかった俺が耐えられる筈もなく、呆気なく吐精に至ってしまう。
「う、あぁぁぁ……っ!」
「んむ……っ!? んん……っ!」
俺のペニスから精液が迸り、紗夜はびっくりした様子だったがそのまま喉奥に剛直を咥え込み、喉を鳴らして精液を飲み込んでいく。
こくりこくりと紗夜の喉が動く度、俺の吐き出した精液が紗夜に飲み込まれていく。
紗夜は文字通り最後の一滴まで俺の精液を飲み干し、ようやく俺のペニスを口から吐き出した。
「ぷはっ……ん、ちょっと苦いけど綾斗のだから平気。どう? 気持ち良かった?」
「あ、ああ、とにかく凄かった……って、大丈夫か紗夜? 飲む必要はなかったのに……」
精液など好んで飲みたいものではないだろうに、紗夜は俺の吐き出した精液を全て飲み込んでしまった。
思わず心配になって問いかけたが、紗夜はニコリと笑みを浮かべた。
「その方が綾斗が喜ぶと思ったから。綾斗は嬉しくなかった?」
「そ、そりゃまあ、嬉しかったけど……」
「なら問題ない。綾斗が嬉しいなら、私も嬉しい。昔から言ってる。綾斗はもっと欲張っていい」
あっけらかんと話す紗夜に思わず毒気を抜かれてしまい、溜め息を吐いた。こうなった以上、紗夜を止める事は不可能だろう。
既にフェラチオなどという真似をさせてしまった以上、紗夜を袖にするなどという事は出来そうもない。
なら此処はもう覚悟を決めて、せめて自分の意志で紗夜を抱いた方がいいだろう。
「紗夜、お前の気持ちは分かった。不甲斐ない限りだけど、紗夜の言葉に甘える事にするよ。勿論、ユリス達には誠心誠意謝るさ」
「その時は私も一緒。大団円の為に考えた選択だけど、独断専行した事に変わりはないから。けど、なんだかんだ言って皆ハーレムは受け入れてくれると思う。皆、綾斗の事が好きなのは変わりないから」
「そうか……」
ハーレムを作りたい、などと言えばユリス達がどんな反応をするか未知数ではあるが、この選択をした以上最後までやり遂げる所存だ。
場合によっては軽蔑されるかもしれないが、折角紗夜が俺達の為に考えてくれた事なのだから、俺としても努力を惜しむつもりはなかった。
「じゃあ、セックスしよう。綾斗、服は私が脱いだ方がいい? それとも脱がせたい?」
「……脱がせて、いいか?」
「ん、了解」
紗夜はそう言うとベッドに座り、俺はそんな紗夜の服を1枚1枚脱がせていく。
そして、一糸纏わぬ姿になった紗夜が目の前に現れた。
紗夜の肢体は起伏こそ乏しいが、余計な肉がなくスラリとしており、ほのかに膨らんだ乳房は確かに『女』を感じさせた。
「綾斗。どう?」
「あ……き、綺麗だよ、紗夜」
「ん、発育はあまりよくないけど綾斗が見惚れてくれるなら悪くない。充分興奮もしてくれているようだし」
紗夜の言う通り、俺の逸物は紗夜の裸体を見てガチガチに勃起していた。
幼馴染の紗夜当人にそれを指摘されて妙に気恥ずかしくなったが、紗夜もまたほのかに頬を赤らめている。どうやら、恥ずかしいのはあちらも変わりないようだった。
「……いいか?」
「うん。一気にお願い」
「分かった」
俺は紗夜をベッドに横たえると、紗夜の上に覆い被さるようにしてペニスを紗夜の何も生えていないつるつるの秘所に押し当てた。
そして紗夜の言葉に従い、そのまま体重を乗せてペニスを根本まで埋め込んだ。
「……っ!」
「う……っ! き、つ……っ!」
ペニスを突き刺した事で紗夜の処女膜が破れ、結合部から鮮血が流れ落ちる。
紗夜は歯を食い縛って痛みを堪えており、俺は紗夜の膣内の締め付けに言葉を失っていた。
紗夜の膣内は体格相応に狭く、暴力的なまでの締め付けが俺のペニスを刺激している。
きゅうきゅうと俺のペニスを包み込む膣壁の感触は、入れているだけで達しそうな程心地よかった。
「……綾斗、動きたいでしょ? 動いていいよ」
「え、でも……」
「これでもアスタリスクの学生。痛みには慣れてる。それより、綾斗を我慢させる事の方が問題。綾斗には、これ以上我慢して欲しくはない」
紗夜の言葉はやせ我慢も入っているが、同時に本心でもあった。
紗夜は自分の痛みを押してでも、綾斗にセックスを楽しんで貰おうとしている。
その心遣いに、俺はどうすべきか迷い……紗夜の言葉に、甘える事にした。
「……じゃあ、動くけど……無理そうなら、言ってね」
「大丈夫。私、こう見えても我慢強いから」
「紗夜にも我慢はあまりして欲しくはないけど……とにかく、動くよ」
俺は相変わらずの紗夜に苦笑しながら、ゆっくりと腰を動かし始めた。
亀頭が見える位置まで腰を引き、再び根本までペニスを埋め込み隙間なく紗夜と密着する。
その度に紗夜の膣壁は強烈な締め付けで俺のペニスを歓待してくれており、暴力的な快感が襲って来る。
「く、想像以上に、きつい、な……っ!」
「ん、あぁ、んぁ……っ!」
紗夜は最初は歯を食い縛って痛みに堪えているだけだったが、どうやら俺が腰を動かしているうちに快感を感じてきたらしく、声に艶が混じり始めた。
やがて紗夜の膣内は破瓜の血以外のもので濡れ始め、それに伴い抽挿がスムーズになったペニスが撃ち込まれる度、ぱちゅんぱちゅんと淫らな水音が鳴り響く。
「紗夜、紗夜、紗夜……っ!」
「綾斗、綾斗、綾斗……っ!」
俺はもう夢中になって腰を打ち付け、紗夜の身体を抱き締めながらピストン運動を加速させる。
紗夜もまた俺の背中に手を回し、爪を立てる勢いで俺の身体にしがみついて来る。
俺達は互いの名を呼び合いながら、加速度的に快感を高めていく。
「く、
「ん……っ! 綾斗、中に……っ!」
俺が射精欲の限界を察して腰を引こうとすると紗夜が両足を俺の腰に絡めて来て、思い切り腰を押し付けて来た。
不意打ち気味に密着したばかりか、意図的かどうか分からないが紗夜の膣壁が思い切り俺のペニスを締め付けて、根本までペニスを挿入したまま俺は吐精に至った。
「く、おぉぉぉぉぉぉ……っ!」
「んぁ……っ! 綾斗の、いっぱい出てる……っ!」
これ以上なく密着したまま、どくどくと俺の精液が紗夜の胎内に流れ込んで行く。
初めての膣内射精の快感は絶句する他なく、目の前の少女に己の種を直に注ぎ込んだという事実が俺の征服欲を刺激し、次から次へと新たな精液を紗夜の胎内に送り込んでいく。
「く、まだ、
「ん、綾斗の、凄い……まだ、出てる……」
最早ペニスを抜く事など考えられず、腰をぐいぐいと押し付けながらひたすら精液を紗夜の中に吐き出していく。
腰を震わせる度に精液が紗夜の膣奥を叩き、紗夜は身体の奥に溜まっていく俺の白濁液の感触にびくびくと身体を痙攣させていた。
「く、ふぅ……」
「ん、いっぱい出た。綾斗、実は絶倫?」
最後の一滴まで注ぎ込んでようやく射精が終わり、俺は脱力して紗夜に体重を預け、紗夜は俺の身体を嫌な顔一つせずに受け止め、微笑みを浮かべている。
「……悪い、中に出しちまった。というか、紗夜が離さなかったし……」
「当然。既成事実とするには、中に出して貰うのが一番。退学はしたくないから危険日じゃない日を選んだから無問題。これからは避妊薬か避妊の術式を都合するから、じゃんじゃん中に出してくれていい」
「そ、そうか……」
どうやら、俺に中で出させるまでが紗夜の中では既定路線だったらしい。
俺は改めて幼馴染の行動力に絶句していると、紗夜は悪戯に成功した童女のような笑みを浮かべた。
「これで綾斗は晴れて童貞卒業。遠慮なくリースフェルト達を抱くといい。独占出来ないのは残念だけど、これも綾斗の為。次はリースフェルトを抱く事をお勧めする。綺凛でもいいけど、あまりリースフェルトを待たせるのは得策じゃない」
「……まあ、こうなったら腹は括るけどさ。その……実は、まだ満足出来てないみたいで……もう一回、頼めるかな?」
「勿論。むしろ好きなだけやっていい。遠慮なく私とセックスしよう」
俺はそんな事を言う紗夜の口を自分の口で塞ぎ、そのまま第二ラウンドに突入した。
童貞卒業したばかりの俺に我慢など効く筈もなく、その晩はひたすら紗夜と身体を重ねる事になったのだった。
というわけでアスタリスク編トップバッターは紗夜でした。この話では綾斗はユリス達4人全員から告白されて返事を待たせている状態としており、いつまでも返事を返せない綾斗に痺れを切らした紗夜が行動を起こした形になります。一番こういう時行動力ありそうなのは彼女だったので。
次はユリスか綺凛の番になります。お楽しみに。