「ごめん、待たせたかな?」
「ううん、大丈夫。私も今来た所だから」
俺は『立花』の街中で待ち合わせをした少女に声をかけ、少女はにこりと笑いながらそう返した。
少女は地味めの帽子を始めとした華やかとは言い難いコーディネートの服装だが、それでもしっかり見れば少女の持つ品の良い雰囲気は伝わって来る。
彼女の名は、シルヴィア・リューネハイム。この水上学園都市『立花』、通称『アスタリスク』に存在する学園の一つ、『クインヴェール女学園』の生徒会長にして、今をときめく世界の歌姫である。
彼女とはとある一件で知り合い、その後事あるごとに親交を深めていた。勿論世紀の歌姫であるシルヴィアが男と二人きりで出かけるなどスキャンダルもいいところなので、その都度シルヴィアが見事な変装を用いてお忍びデートとなるのが常だったが。
シルヴィアはヘッドフォン型の髪飾りの機能で髪の色を変えており、今のシルヴィアの髪は元の紫から栗色に変わっている。
更に帽子を深く被り、一見して彼女とは分からないような変装を施している。俺も初めてその変装技術を見た時は、舌を巻いた程だ。
今日もまた、そんなシルヴィアからのお誘いでこうして出て来たワケである。
既に4人の少女と関係を持っている身でシルヴィアと逢引するなど刺されても文句は言えない所業ではあるが、シルヴィアに限って言えば事はそう単純ではない。
実は、綾斗の所属する
勿論、今まで親交があるとはいえ世紀の歌姫であるシルヴィアから告白を受けた事は驚いたが、シルヴィアもその時は紗夜達同様、『返事はいつでもいい』と言ってくれていた。
そう、シルヴィアもまた、俺が返事を待たせ続けてしまっていた一人なのだ。
ただ、星導館学園の4人と違い歌姫として常に多忙なシルヴィアはいつでも連絡を取れるワケではない為、こうして後回しにせざる負えなかったのだ。
何せ、国内に戻って来たのも昨日遅く、という状態だったのだから無理もないといえばそうなのだが。
紗夜から『簡単な説明はした』と聞いてはいるが、きちんと現状を説明する義務が俺にはある。
それが曲りなりにも、ハーレムなんてものをやろうとしている男なりの責任の取り方だろう。その結果シルヴィアに愛想を尽かされたとしても、その結果は甘んじて受け入れるべきだ。
「じゃあ、行こっか。流石に人には聞かれたくない話だし、いい場所を知ってるから……付いて来て」
「うん。任せるよ」
俺は様々な覚悟を決め、シルヴィアの先導に従い歩みを進めた。シルヴィアの頬に浮かんだ、笑みに気付かないまま……
「……此処は……?」
「私の所有する
シルヴィアに案内されたのは、街の片隅にある小さなテナントだった。ビルの隙間のような所に存在するその部屋は、行き方を知らなければまず辿り着けないような場所に立っており、確かに隠れ家と言うに相応しい立地だった。
内装は華美ではないが品の良い調度品が揃えられており、部屋には備え付けのシャワーもあるようだった。
シルヴィアはそのまま奥の寝室らしき場所に案内すると、俺をベッドに腰掛けるよう勧めた。
「よ、っと」
俺が促されるままベッドに腰掛けると、シルヴィアは俺のすぐ傍に寄りそうような形で腰掛けた。
帽子や変装用のヘッドフォン型の髪飾りは既に取り払っており、息を呑む程の美貌を持つシルヴィアが至近距離で俺に微笑みかけている。
その笑みを見ているだけで、彼女の虜になりそうだった。シルヴィアの美貌は何度見ても慣れるという事がなく、気を抜けばいつまでも見惚れていそうだった。
今は至近距離で座っている事もあり、女の子特有の甘い匂いが漂って来て、刺激が強過ぎてクラクラしそうだった。
「あはは、緊張してるね。無理もないけど、まずは誤解を解いておこっか。綾斗くん、私は別に怒ってないよ? まあ、紗夜ちゃん達に先を越された事に思う所がないワケじゃないけど、私は今まで街を離れてたし、仕方ないかなって。少なくとも、この件で愛想を尽かすとかそんな事はしないから、安心して」
「あ、ありがとう。けど、いいのか……? その、我ながら普通の状況じゃないと思うんだけど……」
あっさり今の俺の現状を受け入れたシルヴィアに対し、俺はおずおずと尋ねた。しかし、シルヴィアは笑みを崩さず、俺の懸念を笑い飛ばした。
「いいのいいの。確かに紗夜ちゃんの言う通り、皆が幸せになるにはこれが一番だしね。つまらない常識なんかより、皆の幸せの方が大事だしね。私としても、いざとなればアイドルを引退すればいいだけだしね」
シルヴィアは何も気負う事なく、そう言い切った。そこに迷いは微塵もなく、俺は改めて眼の前の少女のメンタルの強さを思い知らされていた。
常識的に考えれば、今の俺の状況は言語道断だ。複数の女性と関係を持ち、更に全員がそれを認知しているなど普通ではない。もしも現状が露見すれば、相応のパッシングは免れないだろう。
だが、シルヴィアはそれすら些末事と言い切った。自分の立場を考慮した上で尚、俺の現状を肯定してくれたのだ。その思い切りの良さには、頭が下がる思いだった。
「そんな事より、聞かせて欲しいな。私の気持ちは、もう伝えたよね? 後は、綾斗くんがどう答えるかだよ。私は君が望むならどんな事でも受け入れるし、なんだってしてあげる。君は私を、どうしたいのかな?」
「俺、は……」
シルヴィアの瞳は、ひたすらに真摯だった。俺を急かす事なく、ただ
色々と覚悟を決めたつもりになっていても、シルヴィアも不安だったのだ。
シルヴィアは、俺が初恋の相手だと言っていた。つまり、告白してその返事を貰う、という行為も初めての体験なのだ。
人は、未知を恐れる生き物だ。幾らシルヴィアの肝が据わっていても、初めての事に不安を覚えないワケではない。世界の歌姫であっても、シルヴィアが一人の女の子である事に違いはないのだから。
それを理解した時、俺の出すべき答えが見えた気がした。俺は感情の赴く侭、その
「──愛してるよ、シルヴィ。こんな俺だけど、君を貰ってもいいかな」
「──うん、勿論っ! 改めて、よろしくね綾斗くん。君に、私の全部をあげる。私も君を、愛してるからね」
そして俺とシルヴィアは、身体を寄せ合い唇を重ねた。自然と俺達は抱き合い、密着したまま口付けを交わし合う。俺達はそのまま、暫く互いを抱擁していた。
「ん……ファーストキス、あげちゃった。綾斗くんのファーストキスを貰えなかったのは残念だけど、今更言っても仕方ないもんね」
「ごめん、その……」
言葉に詰まる俺を見て、シルヴィアはくすりと笑みを浮かべた。
「ふふ、いいのいいの。からかってみただけだから。さ、時間は有限なんだし早く脱いじゃおう? 此処まで来て、まさか抱かないとは言わないよね?」
「まさか。俺だって早く、シルヴィを抱きたくて仕方ないんだ。嫌だって言っても、止めないからね」
「大丈夫だよ。私が、綾斗くんを拒絶する筈ないんだから」
シルヴィアはそう言って笑いながら上着を脱ぎ、下着に包まれた乳房を露出させた。染み一つない綺麗な肌が、外気に晒される。
シルヴィアの乳房は充分巨乳と言っていい大きさを持っており、俺の眼を強く惹き付けた。
そんな俺の視線に気付き、シルヴィアは俺の手を取ると……そっと、自分の乳房を触らせた。その柔らかな感触が、手の平いっぱいに広がった。
「遠慮しないで、触っていいんだよ。私はもう、綾斗くんのものなんだから。好きなようにして欲しいな」
「シルヴィ……っ!」
「きゃ……っ!」
俺はシルヴィアの誘いに興奮が高まり、衝動的にシルヴィアをベッドに押し倒しその乳房にむしゃぶりついた。
右手で乳房を揉みしだきながら、シルヴィアの乳房に吸い付いていく。夢中になってむしゃぶりついた乳房は張りと柔らかさを両立しており、俺は飽きる事なくシルヴィアの乳房を堪能した。
「あん……っ! もう、びっくりしたんだから。そんな悪い子には、こうだぞ」
「う……っ!」
シルヴィアは自分の乳房を貪る俺に微笑みかけると、服の上からさわさわと俺の股間を刺激し始めた。もどかしい刺激に、俺は無意識のうちに腰を揺らしてしまう。
「ふふ……」
シルヴィアはそんな俺を見るとスルリと俺のズボンに手を潜り込ませ、直接俺の逸物を握り締めた。そのまま柔らかな彼女の手が俺の剛直を刺激し、あっという間に俺のペニスは硬く勃起していた。
「苦しそうだね。出してあげるよ」
「う……」
そのままシルヴィアは俺のズボンを脱がせ、勃起した逸物がシルヴィアの前に晒された。
シルヴィアは俺をベッドに座らせると、四つん這いになって俺のペニスに顔を近付け、ぱくりと口に含んだ。
「うぉ……っ!」
「んむ、ぺろ、んちゅ……」
シルヴィアは口内に迎え入れたペニスを一心不乱にしごき始め、俺はあまりの快感にびくりと身体を震わせた。
「く、ぉ……っ! くぅ……っ!」
「……っ! あむ、んちゅ、ぺろ……」
俺はフェラチオの度に揺れるシルヴィアの乳房に手を伸ばし、揉みしだき始めた。
シルヴィアは突然の乳房への刺激に驚いた様子だったがフェラチオは止めず、そのまま懸命に俺のペニスをしごきあげて来る。
「く、
「んむ……っ! むぅぅぅぅぅ……っ!」
俺が限界を悟って腰を引こうとするとシルヴィアは俺の腰に腕を回し、ペニスを根本まで咥え込んだ。
喉奥の締め付けに耐えられず、俺はそのまま精液を吐き出した。ペニスが脈動する度大量の精液がシルヴィアの口内に噴き出し、シルヴィアは喉を鳴らして精液を飲み込んでいく。
「ぷは……っ! ふふ、飲んじゃった」
「く、ふぅ……だ、大丈夫……?」
「平気。綾斗くんのだもん」
俺の精液を全て飲み干し、口内からペニスが抜け落ちた後、シルヴィアはそう言って笑みを浮かべた。
口元に残る精液の残滓が俺が目の前の少女に自分の精液を飲ませた事を自覚させ、体の奥が熱くなった。
当然の如く俺のペニスは最大限に勃起しており、眼の前の少女と繋がりたいと全力で訴えて来る。そんな俺を見て、シルヴィアは柔らかな笑みを浮かべた。
「……いいよ、綾斗くん。もうこんなに濡れちゃったから、入れていいよ。私の処女、貰って」
「……ああ、いくよシルヴィ」
「……来て」
俺は愛液で濡れた秘所を晒すシルヴィアをベッドに押し倒し、秘所にペニスを押し当てた。そしてシルヴィアが頷いた事を確認すると、そのまま一気に腰を進ませた。
「……っ!」
「く、ぉ……っ!」
処女膜が破れ、結合部から鮮血が伝い落ちる。そして俺のペニスが根本までシルヴィアの膣内に埋没し、俺達は遂に一つになった。
シルヴィアは痛みに堪えているようだが、愛液で充分潤っていた為か、そこまで強い抵抗を感じる事なくペニスを挿入出来た印象だった。
勿論処女特有の締め付けの強さはあるが、過剰に痛がる様子は見えなかった。
「大丈夫? シルヴィ」
「ん、割と平気。なんでだろうね? もうちょい、痛いものだと思ってたけど……ちゃんと準備したからかな?」
そう嘯くシルヴィアの声に、無理をしている気配はない。どうやら大丈夫そうだと判断し、シルヴィアに声をかける。
「その……動いて、いいかな?」
「うん、いいよ。けど、ちょっと体勢を変えたいんだ。そのまま、私を抱き上げてくれる?」
「うん。こうかな?」
俺は言われるまま、シルヴィアを抱き上げて対面座位の体勢になった。シルヴィアはそのまま俺の背中に手を回し、深く抱き締めて来た。
「本でちょっとこういう事勉強したんだけど、最初はこの体位がいいなって思って。このまま動いてくれるかな?」
「分かった。動くよ」
「ん……っ!」
俺はシルヴィアの腰を掴むと、ゆっくりと上下に揺さぶり始めた。亀頭が見える部分までシルヴィアの腰を持ち上げ、そのまま腰を落とさせペニスを根本まで埋没させる。
奥を突く度、シルヴィアの身体がびくりと震え、快感を感じている事が分かる。
次第にシルヴィアの身体を揺さぶるだけではなく俺も腰を突き上げ始め、どんどん動きが激しくなっていく。
「く、お、おぉ……っ!」
「んぁ、んぅ、あぁ……っ!」
腰を突き上げる度にシルヴィアの巨乳が俺の胸板を擦り、その柔らかな感触が俺の興奮を後押しする。
シルヴィアの嬌声を至近距離で耳にする度、俺の興奮は加速し自然と突き上げの速度が上がっていく。シルヴィアの膣壁もそんな俺のペニスを全力でしごきあげており、あっという間に上り詰めていく。
「く、
「ん……っ! 中に出して、綾斗くん……っ! 私の中に、全部……っ!」
シルヴィアの懇願を聞き届け、俺は最後に腰を強く突き上げるとシルヴィアの尻肉に指を食い込ませ、思い切り腰を密着させた状態で射精欲を解放した。
「う、おぉぉぉぉぉぉ……っ!」
「……ぅあ……っ! あ、綾斗くんのが、中に……っ!」
腰をぐいぐいとシルヴィアの身体に押し付けながら、どくりどくりと凄まじい勢いで精液を胎内に吐き出していく。
ポンプのように脈動するペニスが震える度、シルヴィアの膣内に精液が送り込まれ、熱い液体を膣奥に叩きつけられたシルヴィアはびくびくと痙攣し俺のペニスを締め上げ、更に精液を搾り取っていく。
「う、く……っ! まだ、
「あぅ……っ! まだ、出て……っ!」
俺の射精は中々止まらず、有りっ丈の精液をシルヴィアの中に注入していく。シルヴィアも俺をきつく抱き締めたまま、自分の中に溜まって行く俺の体液の感触を受け入れていた。
「く、ふぅ……」
「……いっぱい、出たね……」
ようやく射精が終わり、脱力したシルヴィアが俺に体重を預けて来る。俺は射精の余韻を引きずりながら、暫くシルヴィアを抱擁していた。
そして勿論、シルヴィアの極上の肢体を抱き締めた事で挿入したままの逸物がびくりと反応する。
「……ふふ、あんなに出たのに元気だね。いいよ、もっとやろっか。今日は一日オフだから、満足するまで付き合うよ」
「……ごめん。じゃあ、お言葉に甘えようかな」
そして俺はシルヴィアと唇を重ね、ピストン運動を再開した。その日は結局夜遅くまでシルヴィアと身体を重ね、遅い帰宅を夜吹にからかわれる破目になったのだった。
というわけでシルヴィア回でした。
シルヴィアはアスタリスクのキャラの中でも結構気に入っていて、最初から書く事を決めていました。ヒロインパワーが凄いですしね、彼女。なんだかんだで一番綾斗とデートしてるの彼女の気がしますし。ペトラさんというバックアップもありますし。
自分はエロパロを書く時まずこちらで思いついたまま話を書いて、それをリメイクという形で別個に書き直すという手法を取っています。その方がミスとか少なくなって、いいものが出来るかなと思ったので。なのでこちらが下書きで、作品ごとに個別に書いた方が正書と思って頂ければ。
次はどうするかなあ。ウルサイス姉妹に手を付けるか、恋愛感情度外視でエルネスタ&リムシィを投入するか、さっさとロクアカのリメイクに手を付けるか。うーん…