「やあやあ、剣士くん。久しぶりだねー」
「あ……君は、エルネスタ」
「そ、ご存知エルネスタちゃんだよー。ぶいっ!」
とある日の夕方、俺が街を歩いていると不意に声をかけられ振り向くと、そこには紫を基調とした服の上に白衣を着崩して纏っている少女が立っていた。
彼女の名は、エルネスタ・キューネ。アルルカント・アカデミーの生徒であり、
入学したばかりの頃に起きたサイラスの件から何かと敵対する事が多かった印象ではあるが、彼女の『作品』とは繰り返し戦ったものの、彼女本人は独創的な性格をしているが別段悪人というわけではなく、こうして挨拶をして来た所でわざわざ目くじらを立てる事はない筈だ。
「にゃはは、その様子だと例の件を引きずってないようで何より何より……っ! あたしとしてもあいつ等は単なる取引相手だったし、どういう結果になろうとどうでもよかったってのが本音だからねー。要求のモノは納品したんだし、それ以上を求められても困るしねー」
「そ、そう……」
俺はどう返していいか分からず、曖昧な返事を返した。例の『金枝篇同盟』との一件ではエルネスタは彼等に技術供与はしていたが、あくまでビジネスライクな関係だったようで積極的に関わっては来なかった。
エルネスタとしては、あくまで自分は製作物を供与しただけで彼等の思想はどうでもよかったのだろう。倫理や常識よりも研究を優先する、彼女らしい考えではあった。
「まあ、此処で会ったのも何かの縁だしちょっとお茶しない? 心配しなくても、罠とかそういうのじゃないからさー」
そして、不意にエルネスタはそんな提案をして来た。俺としてはこの後特に予定があるワケではなく、今更彼女が何かを仕掛けて来るとも思えない為、誘いに乗る事は吝かではなかった。
「……まあ、いいか。じゃあ、お誘いを受ける事にしようかな」
「にゃはは、ありがとー。じゃ、付いて来てー」
俺の返答にエルネスタは満面の笑みを浮かべ、踵を返して歩き出した。俺はそんな彼女の様子に苦笑しつつ、その後を付いて行った。
「ようこそー、あたしの隠れ家へー。ささ、あがってあがって」
「お、お邪魔します」
俺はエルネスタに促され、部屋の中に踏み入った。エルネスタに案内されたのは、街の一角にひっそりと存在する部屋だった。
以前訪れたシルヴィアのセーフハウスと雰囲気は似ており、こちらも案内なしでは辿り着けないような立地だった。
中は様々な研究機材が置かれてお世辞にも整頓されているとは言えず、奥にぽつんと置かれたベッド周りだけが妙に綺麗だった。
「此処はちょっと学園では作り難いものを作る時に使ってる場所でねー、要はあたしの趣味部屋かなー。作業途中で寝落ちする事が多くて、あのベッドを使った事は数える程しかないんだけどねー」
「……通りで、あそこだけ綺麗なワケだ……」
どうやらあのベッド周りが綺麗なのは整頓しているからではなく、単に使っていなかっただけのようだ。よく見るとそこら辺の床には無造作に服や下着が散乱しており、彼女の実生活のズボラさが見えるようだった。
「さ、そこに座って待ってて。今お茶を淹れさせるから」
「う、うん」
俺はエルネスタに言われるがまま、指定された通りベッドに腰掛けた。お茶を
そうこうしているうちにお盆に乗った紅茶が運ばれて来て、俺が紅茶を受け取るとエルネスタも同じように紅茶を受け取って俺の隣に座り、ロボットは一礼して奥へ戻っていった。
「んふふ、自分で家事をするのが億劫でねー。なら作ればいいやと思って、お手伝い用ロボットを作ったんだー。ジョージっていうんだ、可愛いでしょー」
「え、えっと、うん」
返答に困る話を振られ、俺は適当に相槌を打った。先ほどのロボットは小型のアルディといった感じで無骨なイメージがあり、間違っても『可愛い』と呼称されるデザインではなかったように思えるが、彼女の価値基準では可愛いのかもしれない。ここら辺の感性は、どうにも付いていけそうになかった。
「あ、美味しい……」
「そうでしょそうでしょー。あのサーバーはね、ボタン一つで美味しい紅茶を淹れてくれるんだー。ちょっと設定を変えればコーヒーサーバーにもなるし、重宝してるんだよー。いやー、作った甲斐があったよホント」
流石アルルカントの研究生というべきか、あのサーバーも自作らしかった。こういう利便性は正直羨ましいと思うが、彼女からしてみれば別の感想もある筈なので、口には出さなかった。
「んふふ、自分が家事が出来ないなら家事が出来るものを作ってしまえば家事が出来る事になるからねー。どうどう? あたしのお嫁さんスキルも結構高いんじゃない?」
「え、えーと……」
どう考えても家事よりも一からロボットを作る方が手間がかかると思うのだが、エルネスタのような天才からすれば逆なのかもしれない。
苦手なものを克服するといえば聞こえはいいが、此処まで来ると単に横着なのではと思えてならなかった。
「──まあ、ハーレムを作ってる剣士くんから見れば物足りないかなー。リアルハーレムとか初めて見たよー」
「な……」
──しかし、次のエルネスタの言葉には絶句せざる負えなかった。何故、という疑問が顔に出ていたのか、エルネスタはニィ、と口元を歪めた。
「んふふー、実はカミラ相手に紗夜ちゃんが自慢してるのを聞いちゃってねー。あのカミラがあたしを除け者にして紗夜ちゃんとガールズトークしてたもんだから、ちょっと意趣返ししたくなったんだー」
「……紗夜……」
俺は事の顛末を知り、思わず溜め息を吐いた。紗夜としては口ではなんと言おうとカミラは信頼出来る友人なのでつい口が滑ったのだろうが、それをエルネスタに聞かれていたとは考えていなかったに違いない。割と抜けた所のあるあの幼馴染らしい結果と言えた。
「それでねそれでね、ハーレムを築いちゃってる剣士くんにあたしも改めて興味が湧いちゃってねー。ちょっと火遊びに誘いたくなったんだー。単刀直入に言っちゃうと、あたしとセックスしてみない?」
「へ……?」
俺はエルネスタの突然の言葉に、思わず固まった。そんな俺を見て、エルネスタはぐいっと顔を近付けて来る。
「あたしも今まで好き勝手やって来たけど、男性とのセックスは未体験だからさー。研究のインスピレーションを得る為にも、此処は一つ君相手に経験するのもいいかと思ったんだー。別に責任がどうとかで拘束するつもりはないしー、我ながらおっぱいは大きいと思うんだけどどうかなー?」
「え、えーと……」
エルネスタはそんな事を言いながら両手で自分の胸を持ち上げ、その大きさをアピールして来る。ゆさゆさと揺れる乳房は大変眼の毒で、思わず視線を向けてしまう。
「にゃははは、やっぱり興味津々だねー。剣士くん……じゃ味気ないから、天霧くんでいいかなー?」
「う、うん。それは、構わないけど……」
俺は条件反射で思わずそう相槌を打ち、エルネスタはニコリと笑う。
「ありがとー。じゃ、脱ぎ脱ぎしよっか」
「え、ちょ、ちょっと……っ!」
エルネスタは問答無用といった感じで俺のズボンに手をかけ、一気にずり下ろした。パンツも纏めて下ろされた為、俺の逸物が彼女の前に晒される事になる。
「んー、流石にまだおっきくなってないねー。これはあたしも脱ぐしかないかー」
「ちょ、ちょ……っ!」
エルネスタはそんな事を言いながら上着を脱ぎ捨て、衣服に包まれていた巨乳がぷるんと揺れて外気に晒された。
そして何を思ったのか裸の上半身の上に白衣を羽織り、スカートを脱ぎ捨て裸の上に白衣のみを纏った姿となった。
「にひひ、裸白衣ってのも中々フェチっぽくていいでしょー? どうどう? 興奮した?」
「う……」
上目遣いで見つめて来るエルネスタの言う通り、彼女の裸身を見た俺の逸物は既に勃起していた。裸の上に直接白衣を纏っている彼女の姿はとてもフェティッシュで、思わずごくりと生唾を飲み込んだ。
「言うまでもないみたいねー。じゃ、まずはこっちからやろっか」
「あ、くぅ……」
エルネスタは俺の前に膝を突くと、その豊満な乳房で俺の逸物を包み込んだ。柔らかな乳房に包み込まれ、背筋をゾクゾクとした快感が駆け抜けた。
「パイズリっていうんだっけ? 男の憧れって聞いたけど、どう? 気持ちいいかなー?」
「う、うぁ……っ!」
自分の乳房を乱暴にこねくり回し、エルネスタの巨乳が四方八方から俺のペニスをしごいて来る。
特に身体を鍛えてはいない為か、張りという点ではイレーネや綺凛に及ばないが、その分乳房の柔らかさは極上で、突き立ての餅のようなその感触は俺を虜にするに充分なものだった。
「う、
「きゃぅ……っ!」
俺は呆気なく射精に至り、彼女の乳房や顔に俺の精液が降りかかる。びゅるびゅると噴き出た俺の精液がエルネスタの肌に付着し、エルネスタの上半身は瞬く間に俺の精液塗れになった。
「く、ぅ……」
「わ、これが精液なんだねー。うぇ、苦いなぁ」
射精を終え、脱力する俺を尻目にエルネスタは自身の肌に付着した精液を指で掬い取り、それを舐め取って顔を顰めた。どう考えても碌な味では無い筈なので、当然の反応である。
「んふふー、こんなに出したのにまだまだ元気だねー。ま、それくらいじゃないとハーレムなんか作れないかー」
「う……」
彼女の指摘通り、俺の剛直はあれだけ射精したにも拘らずその大きさと硬度を保っていた。
エルネスタは俺をベッドに横になるよう促すと、俺の腰の上に跨り自分の秘所に俺のペニスを押し当てた。既に愛液で濡れそぼっているエルネスタの秘所に、亀頭が食い込んだ。
「じゃ、やろっか。よいしょ、っと」
「く、ぉ……っ!」
そのままエルネスタは迷う事なく腰を落とし、俺のペニスが彼女の膣に飲み込まれた。結合部からは破瓜の鮮血が流れ出ているが、エルネスタが痛みを見せる様子はない。
「にゃ、にゃははー。痛いのヤだから、さっきの紅茶に鎮痛剤と興奮剤を混ぜておいたんだー。そろそろ興奮剤の方も効き目が出て来た筈だよー?」
「う、く……こ、これ、か……っ!」
エルネスタの言う通り、身体の奥から熱が沸き上がって来るこの感覚は、クローディアに媚薬を投与された時のそれに酷似していた。既にエルネスタの膣にペニスを挿入している事もあり、俺の理性が消えるまでそう時間はかからなかった。
「う、お、おぉぉぉぉぉぉ……っ!」
「きゃぅ……っ! す、すご……っ!」
俺はエルネスタの尻を握り締めると、猛然と腰を突き上げ始めた。俺のペニスがエルネスタの膣を割り開き、エルネスタの膣壁が俺のペニスに絡みついて奉仕して来る。
「お、お、おぉぉぉ……っ!」
「あぅ……っ! こ、これは、や、やっちゃった、かな……っ!」
鎮痛剤の効果で痛みを排除した為か、エルネスタは早くも快感を感じている様子で、頬を赤らめ嬌声をあげている。そんなエルネスタの姿に俺は更に興奮し、どんどん腰を突き上げるスピードを上げていく。
「く、ぉ、おぉ……っ!」
「あぐ……っ! あ、天霧くんのが、あたしの中で、びくびくって震えて……っ! で、出そうなの……っ!? お願い、そのまま……っ!」
エルネスタの熱い膣内を容赦なく蹂躙する俺のペニスは圧倒的な快感で既に射精まで秒読み段階になっており、それをペニスの震えで察知したエルネスタは俺の背中に手を回して抱き着き、乳房を押し付けて来る。
「お、あ、おぉぉぉ……っ!」
「あ、あ、あぁ……っ!」
そのどうあっても自分から離れる気のないエルネスタを見て欲情を刺激された俺は加減なしに腰を突き上げ、エルネスタの尻に思い切り指を食い込ませるとそのまま膣奥で射精を開始した。
「おぅ、お、おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……っ!」
「きゃぅぅぅぅぅぅぅ……っ! あ、熱い……っ! あたしの中に、熱いのが、溜まって……っ!」
エルネスタの極上の膣に包まれながら、俺は思い切り精液を吐き出した。ペニスがポンプのように脈動する度どくどくと夥しい量の精液がエルネスタの中に注ぎ込まれ、精液の熱さを胎内で直に感じ取ったエルネスタがびくびくと痙攣する。
「お、おぉ、ぉ……っ!」
「うぁ……まだ、出て……」
俺の射精は中々止まらず、エルネスタに腰をぐいぐいと押し付けながら有りっ丈の精液を彼女の中に注入する。
数分間に及ぶ射精がようやく終わり、エルネスタはくたりと脱力して俺に体重を預けた。
「ふぅ、ふぅ、ふぅ……」
「あぅぅ……す、凄かった……きゃぅ……っ!?」
しかし、興奮剤の効果がこの程度で終わる筈もない。未だに勃起を維持している俺のペニスの様子に気付いたエルネスタはびくりと身体を震わせ、恐る恐る俺の顔を見詰めた。
「あ、あのー……もしかして……」
「……まだ、続けるからな……っ! 薬の効果が収まるまで、相手をして貰うよ……っ!」
「や、やっぱりぃ……っ!」
俺は悲鳴をあげるエルネスタをベッドに押し倒し、そのまま正常位でペニスを挿入してピストン運動を再開する。結局薬の効果が切れるまで、俺はぶっ通しで彼女と身体を重ねる事になったのだった。
てなわけでエルネスタ編でした。彼女は別に他の子達のように綾斗に明確な好意を抱いているワケではないものの、とある目的の為に綾斗を誘った形です。
というわけで、準備が出来たのでカミラとリムシィの出番です。ご都合主義万歳、とだけ言っておきます。