※この作品はR-18です。

思いつくままエロパロ   作:デスイーター

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 クレメンスさん、評価付けありがとうございます。
 今回は『ブラック・ブレット』の聖天子です。


ブラック・ブレット
里見蓮太郎×聖天子


「その……これでよろしいでしょうか? 里見さん」

「あ、ああ……」

 

 蓮太郎は努めて後ろを見ないように配慮しながら、なんとかその一言を絞り出した。

 何せ、背後にはタオルを纏っただけの姿の少女……聖天子がいるのだ。此処で後ろを振り向こうものなら、彼女の裸同然の恰好を視認してしまう事になる。

 流石に彼女程の美貌を持つ少女の裸体を見て尚理性を維持出来ると思う程、蓮太郎は自分の理性を信用していなかった。

 

 今、蓮太郎は東京エリアの国家元首である聖天子に浴室で背中を流されている状態にある。

 何故こんな事になってしまったかといえば、聖天子がある日突然蓮太郎の所へ転がり込んで来た事に端を発している。

 

 蓮太郎の祖父である天童菊之丞は聖天子の補佐をしていた人間だが、先日のとある事案を巡って聖天子と意見が対立し、聖天子を自室に幽閉……有り体に言えばクーデターのようなものを起こし、聖天子から事実上実権を奪ったのだ。

 

 幽閉されていた聖天子は隙を突いて脱出し、蓮太郎の下へ転がり込んで来たのだ。無碍に扱う事も出来ず、聖天子は現在蓮太郎の家の居候となっている。

 

 しかし今まで国家元首として生活して来た聖天子に、まともな家事など出来るワケがない。結果として今の聖天子はやる事が何もなくなってしまい、その事を彼女が心苦しく思っていたのは確かだった。

 

 別に蓮太郎としては聖天子に家事等を強要する気はなく、そこまで気にする事はないと思っていたのだが……聖天子の方はそうではなかったらしく、先程いきなりタオル1枚の姿で浴室にやって来て、「これくらいなら、出来ますから」と蓮太郎の背中を流す事を申し出たのだ。

 

 勿論蓮太郎は断ろうとしたのだが、聖天子の強い意志を秘めた瞳で見つめられて断りきれず、状況に流されるままに今に至ったのであった。

 

「も、もういいだろ……? 俺はもうあがるから、後はお前が使えばいい」

 

 そう言って蓮太郎はこの状況から離脱しようとするが、それを聞いた聖天子は頬を膨らませてジト目で蓮太郎を見詰めた。

 

「むぅ……里見さんは、私といるのがお嫌なのですか?」

「い、いや、今のアンタのカッコ考えろよっ!? 幾ら俺でも、裸同然のアンタと一緒にいたら何すっか分かったもんじゃ……」

 

 ない、と言おうとして、聖天子はにこりと笑って口を挟んだ。

 

「──ですから、それでも構わないと言っているのです。里見さんも鈍いですね」

「え……?」

 

 聖天子の思わぬ言葉に蓮太郎は思わず後ろを振り向き、そこにいた聖天子の姿をまじまじと見つめてしまった。

 

 タオルは既に取り落とされており、聖天子の白磁の肌が湯気の中に浮かび上がっている。

 その裸身はまるで一個の芸術品のようで、触れる事すら烏滸がましい神聖さとむしゃぶりつきたくなるような色香が同居していた。

 

 そして、こちらを見つめる聖天子の瞳には、見た事もない程の熱量を持つ女の情が宿っていた。聖天子は潤んだ眼で蓮太郎を見詰め、そっと蓮太郎と唇を重ねた。

 

「ん……」

 

 蓮太郎と触れるようなキスを交わした聖天子は、唇を離すと間近で蓮太郎を見詰めながら口を開く。

 

「幾ら恩義に感じていても、私は好きでもない殿方に肌を晒す程軽い女ではありません。私は、一人の女性として貴方を想って……いえ、愛しているのです。そうでなくば、どうしてこんな真似ができましょう」

「ほ、本気、なのか……? な、なんで俺を……?」

 

 思い切り動揺した蓮太郎の問いに、聖天子はくすりと笑って答えた。

 

「……貴方が、貴方だけが私の立場を気にせず一人の人間として接してくれました。口では色々と持ち上げられてはいても、実際の私は聖室のお飾り同然でした……他の人が見ているのは、東京エリアの国家元首としての私だけ……私という個人を見てくれる人は、誰もいませんでした」

 

 だから、と聖天子は続けた。

 

「貴方は初対面の私に敬語すら使わず、あくまで一人の人間として接してくれました。世間的に見れば褒められた事ではないのでしょうが、私はその事がどうしようもなく嬉しかったんです。貴方が国家元首という私の肩書や見てくれではなく、私という一個人として扱ってくれた事が……」

 

 そこまで言うと聖天子は蓮太郎の手を握り、身体を寄せて来た。間近で見る聖天子の美貌に、蓮太郎も思わず言葉を失った。

 

「貴方と接していくうちに私の気持ちはどんどん大きくなっていて、気付けばいつも貴方の事を考えるようになっていました。ふふ、菊之丞相手にその事を告げたら、大層驚かれておりましたよ? 私、彼のあんな顔を見たのはあれが初めてでした」

「ちょ、ジジイに言ったのかよ。まさか、クーデターの原因がそれとかいうオチはねぇよな?」

「いいえ、そんな事はありませんよ。既に私と彼の意見は相容れる事なく、こうなる事は必然でした。まあ、情に動かされる女だと判断されたのかもしれませんが」

 

 聖天子はそう言って悪戯っぽく笑うが、彼女の今までの行動を見るに少々気がかりな部分はある。

 

 何せ、彼女は蓮太郎の為に国家元首としての特権を行使し、蓮太郎の序列を上げた前科がある。

 蓮太郎としてはその事については恩義を感じる他ないのだが、あれがもし彼女の恋心に基づく行動だったのだとしたら、今後も同様の真似をしないとは言い切れない。

 

 想い人の為に権力を濫用する可能性がある時点で、国家元首としては資格がないと思われても何ら不思議はない。

 今までは菊之丞の手腕もあってどうにかなっていたが、その菊之丞が事実上の敵に回った以上彼女の立場が今後どうなるかは不明瞭だ。

 

 何せ、今の彼女は無断で聖居から脱走して来た状態だ。菊之丞が事を荒立てたくないからこそ聖天子の脱走は秘密にされているが、今後彼女に実権が戻るかは甚だ怪しかった。

 

 無論、聖天子を匿っていた事が露見すれば蓮太郎もただでは済まない。故に蓮太郎としては保身を考えるなら彼女を放逐する事が最適解なのだが、お人よしの彼にそんな選択など出来る筈もなかった。

 

 そして今、蓮太郎は聖天子に愛の告白を受けた。普通に考えればただの民警である蓮太郎と国家元首である聖天子が釣り合う筈がないのだが、この様子だと聖天子は国家元首の座よりも蓮太郎への愛を取りかねない。そう思う程には、彼女から感じる熱は大きかった。

 

「突然このような事を言われて、驚きの事かと思われます。ですが、不謹慎は承知の上ですが……私としても貴方と毎日のように一緒にいられる今の状況に、満足している自分がいるんです。奇しくも今の私は実権を失い、ただの女(・)と成り果てました……それを考えると気持ちが抑え切れず、こんな行動に至ってしまったのです」

 

 そう語る聖天子の肩は、震えていた。今の彼女は、蓮太郎への想いを抑え切れずに暴走している状態だ。故に、今此処で蓮太郎が彼女を拒否してしまわないか、不安で仕方ないのだろう。

 

 今回は感情に任せて突っ走ってしまったが、本来彼女は聡明で高い理想を掲げる女性だ。

 しかし今は配下のクーデターにより実権を失った事で、何を信じていいか分からず道を見失ってしまったのだろう。

 

 だからこそ、自分に残った蓮(・)太(・)郎(・)へ(・)の(・)恋(・)慕(・)に縋る事で有り体に言えば現実から逃避しようとしている。蓮太郎の眼には、今の彼女がそう映った。

 

 此処で蓮太郎が聖天子を受け入れれば、聖天子は蓮太郎との関係に溺れるだろう。恋とは麻薬のようなもので、一度愛を交わしてしまえばもう歯止めは効かなくなる。その事は、蓮太郎もよく分かっている。

 

 しかし、だからといって此処で聖天子を拒絶すれば、彼女は生きる意志を失ってしまいかねない。

 今まで積み上げて来たものを失った彼女にとって、蓮太郎への恋心は誇張ではなく今の彼女の全(・)て(・)なのだ。

 

 だからこそ浴室に乱入するという暴挙を行ってまで蓮太郎に迫り、この告白に文字通り命を懸けているのだ。

 

 どうしていいか分からず、蓮太郎は聖天子の眼を見て……気付く。彼女の瞳には、蓮太郎への激しい恋慕が燃え盛っているが……同時に、彼女を国家元首たらしめていた意志の光が、確かに残っていたのだ。

 

「アンタ……」

 

 蓮太郎は、勘違いをしていた。聖天子は、自暴自棄から蓮太郎に迫ったのではない。彼女は、前に進む勇気を貰う為に……蓮太郎に、自らの想いを告げたのだ。

 

 確かに今の彼女は、理想破れて道を見失っている。しかし、だからこそ自分の恋慕に決着を付ける事で、強引にでも前に進もうとしているのだ。

 

 恐らく此処で蓮太郎が断れば、聖天子は蓮太郎と距離を置きながら今後の道を模索していくだろう。そして今回の事態が解決すれば元の国家元首に返り咲き、私情を封じてエリアの為に滅私奉公していくに違いない。

 

 政治家としては、それが正しいのだろう。私情を捨て、国家の為に働く事こそが国家元首の役割だ。しかしそれは、彼女のこの先の人生から一切の幸せを奪う事を意味している。

 

 恐らく、これが彼女が一人の人間として安らぎを得る最後の機会になるだろう。

 蓮太郎への強烈な恋慕を抱いてしまった聖天子は、この先他の男に恋心を抱く事は有り得まい。政略結婚に至るとしても、女としての幸せは捨て去る覚悟を持つ筈だ。

 

 それが国家元首としては正しい在り方なのだと分かってはいても、蓮太郎は……そんな彼女を見捨てる事が、出来そうもなかった。

 

「あ……」

 

 気付けば、蓮太郎は聖天子を抱き締めていた。腕の中で聖天子が熱い吐息を漏らし、蓮太郎は聖天子の柔らかな肢体を抱き締めながら耳元で囁いた。

 

「……分かった。こんな俺で良ければ、一人の男としてアンタを支えさせてくれ。望むなら、結婚だってしてやるよ。ジジイをぶっ飛ばしてでも、認めさせてやるからさ」

「蓮太郎さん……ありがとう、ございます」

 

 聖天子は蓮太郎の言葉を聞くと瞳から涙を溢れさせ、蓮太郎の胸板に顔を押し付けて泣き始めた。蓮太郎はそんな聖天子を抱き締めながら、彼女の涙を受け止め続けた。

 

 

「……お恥ずかしい所をお見せして、申し訳ありませんでした。私、こんなに泣いたのは初めてです」

 

 ひとしきり泣いた後、聖天子は顔を上げて頬を染めながらそう告げた。羞恥に赤く染まったその様子は大変可愛らしく、蓮太郎は思わず笑みを浮かべた。

 

「いや、こっちとしては役得だったぜ。アンタの身体、大層柔らかかったからな」

「も、もう……っ! からかうなんて、ひどいです」

 

 蓮太郎の軽口に、聖天子は真っ赤になって反論するが……ふと、自分の太腿に当たる硬い感触に気付き、視線を下に向け……硬直した。

 

「あ……」

 

 そこには、聖天子の柔らかな肢体を抱き締めていた事で完全に勃起した、蓮太郎の逸物があった。蓮太郎の剛直は雄々しくそそり立ち、その存在をアピールしている。

 

「す、すまん……こ、これは生理現象でだな……」

「……いいえ、いいのです。知識としては知っています……その、殿方は興奮すると、こうなるのですよね? だったら、これは私の所為という事になります。私の所為でこうなってしまった以上、私がどうにかするべきですよね」

「お、おい……っ!?」

 

 聖天子はそう告げるなり蓮太郎の前で跪くと、その手で蓮太郎の剛直をそっと握った。柔らかな聖天子の手の感触に、蓮太郎は思わず呻いた。

 

「その……どうすればよろしいのでしょうか? 何分こういった事は初めてで、作法も分かりませんので……」

「じゃ、じゃあ舐めて貰って……いいか?」

 

 聖天子の問いに、蓮太郎は反射的にそう答えてしまっていた。自分が何を言ったのかを理解し慌てて取り繕おうとするが、気付いた時には既に聖天子はぱくり、と蓮太郎の逸物を咥えてしまっていた。

 

「う、お……っ!」

「あむ、んちゅ、んん……」

 

 聖天子は拙い舌遣いで蓮太郎のペニスを刺激し、その快感に思わず蓮太郎の腰が跳ねた。

 聖天子の口淫は技術こそ拙いが、懸命に自分のペニスをしゃぶるその姿は、国家元首の口を汚しているという背徳的な快感も相俟って、蓮太郎を大いに興奮させていた。

 

「くっ、射精(で)る……っ!」

「きゃ……っ!」

 

 当然の帰結として蓮太郎は射精に至り、突然の射精に驚いた聖天子はペニスを口から離してしまい、蓮太郎の吐き出した精液が聖天子の顔に降り注ぐ。

 

 びゅるびゅると凄まじい勢いで放たれる蓮太郎の精液は聖天子の端正な顔を容赦なく汚していき、その乳房や肩にも精液が飛び散り、聖天子の裸身を白く染め上げた。

 

「ふぅ、ふぅ……」

「こ、これが殿方の……あつい、ですね……」

 

 射精が終わり脱力した蓮太郎を尻目に、聖天子は自らの身体に降りかかった精液の感触に身悶え、蕩けた眼で蓮太郎を見詰めている。

 

「……っ!」

「里見、さん……」

 

 自らの精液を浴び、熱っぽい目でこちらを見つめる聖天子は、どうしようもなく蓮太郎の劣情を刺激した。

 蓮太郎の理性が限界を迎え、聖天子を浴室の壁に押し付けるとペニスをその秘所に宛がった。

 

「……はい、いいですよ。私の処女、貰って下さい」

「……いくぞ」

「ええ……っ!!」

 

 聖天子の許可を得た蓮太郎はそのまま腰を推し進め、根本までペニスを聖天子の膣内に挿入した。

 ぷつり、という音と共に聖天子の処女膜が破れ、結合部から破瓜の鮮血が溢れ出す。

 しかし聖天子は一瞬痛がる素振りを見せたのみで、一度びくびくと痙攣した後、くたりと脱力して蓮太郎に身を預けた……どうやら挿入しただけで、達してしまったらしい。

 

「お、おい……大丈夫か……?」

「は、はい……その、最初は痛かったのですが……里見さんと一つになったのだと思うとどうしようもなく嬉しくて、そのまま意識が飛んでしまったのです。初めてなのに、おかしい……ですよね?」

 

 どうやら、聖天子は愛しい男と一つになった多幸感から処女喪失の痛みを快感が上回っただけではなく、そのまま絶頂に至ってしまったらしい。

 精神が肉体を上回るという言葉を聞いた事があるが、今の聖天子は文字通り精神的な多幸感が苦痛を大幅に上回ってしまった状態のようだった。

 

「そんなの人それぞれだよ、気にすんな。こっちとしても、痛くないならその方がいいしな」

「は、はい……では、その……後は、お任せします。いっぱい、愛して下さいね」

 

 聖天子はそう言って見惚れるような笑みを浮かべ、その笑みに見惚れた蓮太郎は彼女の望みを叶えるべく、腰をゆっくりと動かし始めた。

 

「く、お……っ! おぉ……っ!」

「あぁ、うぁ……っ! すご、い……っ! 中を、ゴリゴリ、って……っ!」

 

 壁に聖天子を押し付けたまま、ぱちゅんぱちゅんと腰を打ち付ける。聖天子の狭い膣壁を掻き分け内部を抉る感覚は病みつきになる程素晴らしく、蓮太郎の腰の動きが激しさを増すまでそう時間はかからなかった。

 

「くぉ、駄目だ、我慢が、効かねぇ……っ!」

「あぅ……っ! が、我慢なんか、し、しないで下さい……っ! もっと、もっと激しくして下さい……っ! 私の身体が壊れるくらい、いっぱい、いっぱい愛して下さい……っ! 里見さんになら、壊されても、いいです……っ!」

「くぅ……っ! 後悔、するなよ……っ!」

 

 聖天子の懇願を聞いた蓮太郎は理性を飛ばし、猛然と腰を打ち付ける。類稀な美貌を持つ聖天子を好きに犯している快感が背筋を駆け巡り、熱い膣壁の感触は忘我に至る程心地よい。

 既に蓮太郎の腰の動きは掘削と言っていい速度に達しており、好き放題に膣を犯されている聖天子は痛がるでもなく、ただ淫らな嬌声をあげている。

 

「射精(で)る……っ!」

「な、中に下さい……っ! 里見さんの、中に出して欲しい、です……っ!」

 

 聖天子は蓮太郎に種付けをねだり、それを聞いた蓮太郎は迷う事なく腰を思い切り打ち付けると亀頭を子宮口にぐりぐりと押し付け、根本まで埋め込んだペニスから欲望を解き放った。

 

「う、おぉぉぉぉぉぉ……っ!」

「あぁぁあぁぁぁあぁ……っ! 中に、熱いのが、いっぱい……っ!」

 

 聖天子と腰を密着させながら、蓮太郎は有りっ丈の精液を聖天子の胎内に注ぎ込む。

 注入された精液は瞬く間に聖天子の膣内を満タンにし、結合部から流れ落ち聖天子の太腿を汚している。

 

「く、ぉ……っ!」

「あぅ……まだ、出て……っ!」

 

 蓮太郎の射精は中々止まらず、腰を震わせる度に新たな精液が聖天子の奥深くに流し込まれ、膣奥を白濁液で灼かれた聖天子はびくびくと痙攣し、絶頂に至る。

 蓮太郎の射精が終わるまで、聖天子は繰り返し絶頂に至りながら胎内に注がれる精液の感触に身悶え続けた。

 

「く、ふぅ……我ながら、どんだけ出したんだよ……」

「あぁ……こんなに、出されて……本当に、孕んでしまいそうですね……」

「ま、その時はちゃんと責任は取るさ。これでも男なんでね」

 

 射精がようやく終わり、胎内の熱に蕩けた表情をしている聖天子に、蓮太郎はそう言って笑いかける。

 勿論その言葉はその場限りの虚栄心などではなく、限りなく本気の言葉だ。少なくとも、本当に妊娠させてしまったのならば蓮太郎はあらゆる手段で責任を取ろうとするだろう。その程度には、彼の責任感は強かった。

 

「ふふ、その時は菊之丞の説得は一緒にして頂けますか? 私だけではどうにも、心細くて」

「ああ、いいぜ。なんなら今すぐ聖居に乗り込んで婚約を勝ち取って来てやろうか?」

「お気持ちだけ受け取っておきます。私も、自分の成すべき責任は果たそうと思いますし……ん……」

 

 そうして二人は軽口を叩き合い、自然と唇を重ねた。これで、彼女は前に進む事が出来るだろう。

 この世界に眼に見える希望はなくとも、彼女自身が諦めない限り蓮太郎は助力を惜しまない筈だ。彼は、彼女は、そういう人間なのだから。

 

 蓮太郎だけではない。彼のイニシエーターである延珠を始めとした仲間達が、彼の力となってくれる。

 夜明けは遠く、世界は絶望に満ちている。だが、この幸せを掴めるのなら……どんな絶望にも、立ち向かえる気がした。




 というわけで聖天子の話でした。本当は7巻を読みながら書きたかったんですが、何処に仕舞ったか忘れてしまい、他の巻を参考にしながら書き挙げました。
 ティナや木更さんのエロは見た事あるんですが聖天子はないので、書いてみました。ちゃんと書けてればいいなと思います。
 聖天子は蓮太郎関連だと割と暴走気味な部分がありますが、そのあたりもキャラとしての魅力なんだと思います。少なくとも冷徹なだけのキャラよりは好感が持てますしね。
 次はさて、ストブラに手を出すかな。勿論、私が書くのでハーレムモノですけど。まあ、ストブラの場合、原作がハーレムエンドに向かってる感じあるしね。
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