「暁古城。命令の入力を求めます」
「いきなり来て、何を言ってんだよアスタルテ」
古城は自分の前にちょこんと座る長い青髪を持つ幼い少女、アスタルテの突然の言動に呆れた声をあげた。
アスタルテは以前古城が関わった事件で出会ったホムンクルスで、現在は那月の下で過ごしている。
眷獣を使用出来るという点を除けば、ちょっと変わってはいるが良い娘である。
ホムンクルスとして製造された為か機械的な言動が目立つものの、しっかり情緒は存在し、稀にだが笑顔になる事もある。同居人の那月や叶瀬との関係も良好で、叶瀬達との交流の様子を微笑ましく見ていたものだ。
そんなアスタルテが、誰も伴わずに古城の下を訪れるのは緊急事態でなければ、滅多にない事だ。
偶然遭遇する事はあるが、明確な用事がなければあまり
「疑問。暁古城の現状は、マスターから聞いています。ハーレム形成に関して開き直っているという情報は、誤りですか?」
「あー……なんだ、つまり……」
「肯定。私は、暁古城のハーレムに入れて貰う為に此処に来ました。マスターも了解済みです」
古城はその答えを聞き、思わず溜め息を吐いた。正直、アスタルテから浅葱達のような明確な好意を感じた事はあまりなかった為、その可能性は排除して考えていたのだが……どうやら、自分が彼女の想いを汲み取れていなかっただけのようだ。
「じゃあアスタルテ、お前は……」
「回答。私は、暁古城に女性としての好意を抱いています。ホムンクルスが吸血鬼に好意を抱く事は、おかしいでしょうか?」
アスタルテはそう告げると、上目遣いで古城をじっと見つめて来る。その表情はいつも通りの起伏の無い表情だが、その瞳からは懇願するような必死さが感じられた。
恐らく、アスタルテ自身自分に生まれた感情に戸惑っているのだろう。揺れる瞳からは、そんな彼女の不安が感じ取れた。
アスタルテは、戦う為に生み出されたホムンクルスだ。当初の設計思想はどうあれ、稼働したアスタルテはルードルフ・オイスタッハの
現在の彼女の保護者である那月が攻魔官である事もあり、アスタルテ自身が戦闘を行う事も少なくない。だからこそアスタルテは
マスターと定めた者の命令を聞いて動く事が基本の彼女にとって、
誰かに指示されて動く事が当然であるが故、アスタルテは自発的に行動を起こす事があまりない。最近は大分緩和出来ているが、それでも彼女の性質が受動的である点に変わりはない。
そんな彼女が、生まれて初めて古城を女として求めたのだ。どんな反応が返って来るか、不安で仕方ないのだろう。
確かに、戸惑いはした。外見とは裏腹に実年齢はそれなりである那月と違い、本当の意味で幼い彼女に対する遠慮もある。けれど、それ以上に……今の彼女を放っておく事は、出来そうになかった。
「あ……」
「おかしいワケないだろ、アスタルテ。生まれがどうだろうが、こうして生きている以上一人の人間だ。俺なんか、元は一般人だったのが今は吸血鬼の第四真祖だぞ? それに比べりゃ、ホムンクルスなんて
古城はそう言ってくしゃりと彼女の髪を撫で、アスタルテは気持ちよさげに古城にされるがままになる。その瞳には喜色が満ち、口元には笑みが浮かんでいた。
「……歓喜。これは、嬉しい、と言う感情ですね。なんだか、新鮮です……心が、熱を持って……ポカポカ、しています」
「喜んで貰えたなら何よりだ。お前が嬉しいなら俺も嬉し……って待て、何やってる……?」
古城は嬉しそうにするアスタルテを微笑まし気に見ていたが、アスタルテが古城のベルトを外しにかかろうとしている事に気付いて指摘するが、アスタルテはきょとん、とした表情で至極当然のように告げる。
「……? 回答。ハーレム入りを許されたのですから、早速夜伽を行うべきと判断したのですが、不都合でしたか?」
「よ、夜伽って……大丈夫なのか……?」
正直、ハーレム入りを承諾しても幼いアスタルテ相手に行為を強要するつもりはなかったのだが……どうやら、アスタルテの中ではハーレム入り=夜伽をするという方式になっているらしい。今までの事を考えると、あながち間違ってはいないのだが。
「肯定。マスターに確認したところ、性行為を行っても肉体的な危険はないとの説明を受けました。ただし、現状孕んでしまうと私の肉体年齢的に危険が伴う為、避妊の魔術をかけて頂きましたが」
「そ、そうか。那月ちゃんがそう言うなら、大丈夫か」
アスタルテの説明に、古城は納得するしかなかった。あの冷たく見えて身内にはだだ甘な那月がそう言うのであれば、アスタルテと交わっても問題はないのだろう。いや、那月の手で
ともあれ、こうしてお膳立てを整えられてしまうと断る理由がないのが現状だ。なんだかんだで女の味を占めてしまった古城にとって、性行為が行える、という状況だけで興奮の火付けとしては充分だった。
「では、失礼します。あむっ」
「うぉ……っ!」
そうこうしているうちにアスタルテが古城のズボンを脱がしてペニスを取り出し、躊躇いなくペニスを口に含んでしまう。狭く暖かなアスタルテの口内に包み込まれ、古城のペニスが瞬く間に勃起していく。
「くぉ……っ! や、やべ……っ!」
「んむ、あむ、ぺろ……」
古城が快感に呻く中、アスタルテは一心不乱に古城のペニスを舐めている。
逸物を根本まで飲み込んだ状態でペニスに舌を絡ませ、懸命に古城に快楽を与えていく。
幼い少女に口淫させているという自覚は、古城の興奮をこの上なく後押しした。
アスタルテのフェラチオは拙いが、それでも古城を感じさせよう、という健気さが伝わって来て、下手に熟達した舌遣いよりも心地よかった。
「
びゅる! びゅるるるるるる!
「んむ……っ!!」
その快感に思わず古城は腰を突き出してしまい、古城のペニスの先端がアスタルテの喉奥に嵌り込み、狭い喉に無理やりペニスを突き立てた感触がとどめとなって、古城の欲望が決壊した。
「く、おぉ……」
びゅる! びゅるるるる!
「んむぅ……」
そこから先は、本能が行動を決めていた。アスタルテの頭を捕まえ、思い切り腰を突き出してアスタルテの喉にペニスを押し付けて、次から次へと精液を流し込んだ。
アスタルテは多少苦しそうにしていたものの、抵抗せずに精液を呑み込み、喉を鳴らしてこくりこくりと精液を嚥下していった。
「ぷは……っ! 通告。最後は少し苦しかったです」
「わ、悪い。気持ち良くて、つい」
「容赦。本当は気にしていません。上手く奉仕出来たようで、何よりです」
アスタルテは軽口を飛ばし、くすりと笑みを浮かべた。滅多に笑みを浮かべない少女の笑みに古城は魅入ってしまい、その事に気付いたアスタルテはもじもじと恥ずかしそうに俯いた。
「……困惑。恥ずかしいです。あまり見ないで下さい」
「あ、あはは……」
古城はそんなアスタルテの姿に癒されながら、笑みを浮かべた。アスタルテはそんな古城の口元を物欲しそうに見つめ、願望が口に出る。
「……暁古城、次はキスを……あ……失敗。口淫をした後で求めるべきではありませんでし……んん……っ!」
キスをねだるアスタルテだったが途中でフェラチオをしていた事に気付き、すぐさま取り消そうとしたが……古城はそんなアスタルテの身体を引き寄せると、躊躇いなく唇を重ね唾液を送り込んだ。
「ん……っ! 困惑。何故、口淫後すぐに口付けが可能?」
「先にキスしなかったのは俺の落ち度だからな、このくらいどうって事ないさ。それに、俺の唾液には沈痛作用があるみたいだから、キスしとかないと本番が辛いだろうからな」
「把握。ありがとうございます、と回答します」
アスタルテはぺこり、と頭を下げると顔を上げ、メイド服のスカートを捲り上げた。
「お、お前、それ……」
「マスターの勧めで、普段の服の下にスクール水着を着用しました。こちらの方が暁古城が喜ぶ筈だから、と」
「……那月ちゃん……」
古城はメイド服の下から出て来たスクール水着を纏ったアスタルテの身体を見て、それが那月の仕業だと分かると盛大に溜め息を吐いた。どうやら、この前好き放題やらかした仕返しのつもりらしい。まあ、古城的にも割と役得なので、問題ないといえば無いのだが。
古城は全裸の女性より、服を着崩した女性の方に興奮するタイプだ。吸血行為を繰り返すうちに味を占めるようにして得たその性癖に、今のアスタルテの姿はクリティカルだった。その証拠に、大量に射精した筈の古城のペニスが元通り以上の大きさにまで回復していた。
「要求。対面座位で繋がりたいです、と要請します」
「分かった。じゃあ、正面から俺に抱き着いてくれ」
「────
アスタルテは古城に言われるがまま古城の身体に正面から抱き着き、スクール水着の布をずらして古城のペニスを秘所に押し当てた。
「じゃあ、入れるぞ」
「はい、来て下さい、暁古城」
挿入の時を待ち緊張するアスタルテを見て、古城は苦笑しながら軽口を紡ぐ。
「古城でいい。もしくは、ご主人様とかでもいいぞ」
「──
「あー……そうだった。冗談、通じないんだっけか……」
冗談の通じないアスタルテの性格を思い出したところで後の祭りであり、今更訂正など効きそうにない。精々、他に人がいるところでは呼ばないよう注意するくらいだろう。
「ま、いいか。入れるぞ、アスタルテ」
「はい……っ!!」
気を取り直し、古城はアスタルテの腰を掴んで徐々にペニスを埋め込み始めた。
那月のものより更に狭いアスタルテの膣内は、ぴっちりとした肉壁がペニスが食い込む度に強引に開かれ、身体の中に古城の肉棒が突き立っていく。
「……っ!!」
やがて処女膜が突き破られ、ずぶり、と根本まで古城のペニスが突き刺さった。破瓜の血が流れ出て、アスタルテは痛みでびくん、と痙攣する。
しかし、先んじて古城の唾液を摂取していたからか、痛みを感じたのは一瞬だったようで、すぐにアスタルテの顔から苦痛の色が消え、仄かな情欲が瞳の中に宿り始めた。
「……動くぞ」
「肯定。どうぞ、好きに動いて下さ……っ!!」
その様子に行為を続行しても大丈夫だと判断した古城は、アスタルテの許可を取って彼女の腰を掴んで上下に揺らし始めた。アスタルテは両腕を古城の背中に回してしがみつき、古城に身を委ねていく。
「く、キツ……っ!」
「んぁ、んん、んぅ……っ!」
やがて古城はアスタルテを揺さぶると同時に腰を突き上げ始め、アスタルテは古城の突き上げに翻弄され嬌声をあげる。恥ずかしいのか、押し殺した声をあげるアスタルテを見て、古城はより激しく腰を突き上げる。
「ご、ご主人様……っ! 身体が、ビリビリ、して、何か、変、です……っ! あ、あぁ……っ!」
「よし、そのままイくんだアスタルテ……っ! 俺も、そろそろ
「あ、
きつい膣内の締め付けに限界が近付いていた古城は猛然と腰を突き上げ、最後にひと際強い突き上げを行うと同時に指をアスタルテの尻肉に食い込ませ、子宮口に亀頭をめり込ませたまま射精を開始した。
「く、おぉぉぉぉぉぉぉ……っ!」
びゅる! びゅるるる! びゅるるるるるるるるる!
「……っ!!! あぁ……っ! と、とんじゃ、う……っ! あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……っ!」
全身でアスタルテと密着しながら、古城は有りっ丈の精液をアスタルテの膣内に送り込む。子宮口にめり込んだ亀頭から噴き出た精液が、直接アスタルテの子宮に侵入し、少女の大事な場所を蹂躙していく。
「く、おぉ……っ!」
びゅる! びゅるるるるるる!
「ぅぁ、あぁ……っ!」
古城の射精は長く続き、最奥を白濁液が叩く度にアスタルテはびくびくと痙攣する。
既にアスタルテの膣内は精液で埋め尽くされているがそれでも足りないのか、古城は思う存分精液を吐き出し最後の一滴に至るまで全てをアスタルテの膣内に注ぎ込んだ。
「く、ふぅ……」
「……理解。これが、絶頂の感覚なのですね。把握、しました」
古城の射精を最後まで受け止めたアスタルテはくたりと脱力し、古城に寄りかかっている。その拍子にアスタルテに突き立ったままのペニスがびくりと震え、その硬さをアピールした。
「要望把握。満足するまで付き合います、ご主人様。私に、お情けを下さい」
「ああ、こうなったら本気で満足するまで付き合って貰うぞ。覚悟しろよ、アスタルテ」
「──-
古城とアスタルテは共に口付けを交わし合い、体位を正常位に変えてピストン運動を再開した。その部屋が少女の嬌声で満ちるまで、そう時間はかからなかった。
というわけでアスタルテ編でした。こういう口調の子は書く時神経使うけど、書き甲斐はあるよね。特徴があるから他のキャラと混同が起きないし。叶瀬のあれは少しやり過ぎに感じたけど。
新作プロットも7割以上出来て来た。『世界X+Ω』同様クライマックスシーンに使うBGMを探してるんですが、KOTOKOの曲で何かいいのないかなあ。調べてるけど中々『これだ』ってのに巡り合えなくて。スカイと曲丸被りってのも芸がないしね。歌詞含めて展開にしっくりくるように調整しなきゃならないし。バルドのクライマックスはやっぱり挿入歌がないとね。