西郷焔×久藤彩鳥
「ふぅ…」
俺、西郷焔は水着の上着を羽織っただけのラフな格好でホテルの部屋の備え付けベットに腰掛けつつため息を吐いた。今、俺は彩鳥お嬢様と鈴鹿の3人で地中海まで観光に来ている真っ最中だった。本当ならアステリオスも連れて来る筈だったが、釈天が用事があるとの事で連れて行ってしまい、合流は明日からになる。なので、今自分は男一人に女二人という両手に花状態の思春期男子が誰もが憧れるであろう状況に陥っていた。
とは言っても、鈴鹿とは幼い頃から一緒にいるので女性というより『幼馴染』という意識が強く、水着姿で一緒に遊んだからと言って今更取り乱す事はない。
問題はもう一人、彩鳥お嬢様の方だ。鈴鹿と違って幼い頃から一緒にいたワケではない為どうしても一人の『女の子』として意識してしまい、年の割に豊満な肢体が水着姿で近くにいるのは目の毒と言う他なかった。
これがアステリオスが一緒であれば仲間内での遊びとして純粋に楽しめたのだろうが、他の男がいない今どうしても彼女の事を意識してしまう。こうして一人で部屋に帰って来たのも、不意に彩鳥の胸元を至近距離で見てしまった為に下半身に血が集まってしまい、二人にバレないよう体調不良を偽り慌てて戻って来たからだ。
「…この状況が続くとマズイな。一端発散しておかないと、あの二人の前で勃起しかねん。仕方ない、ヌイとくか」
とにかく、膨張した息子をどうにかしない事には二人の前には戻れない。いそいそとズボンをずり下ろし、陰茎を露出させそれを右手で握り締める。何をオカズにするかと考え、すぐに彩鳥の豊満なバストの映像が脳裏を駆け巡り、沸き上がる衝動のままシコシコと陰茎を擦り始める。
「ふっ、ふっ、ふっ…っ! 彩鳥、彩鳥…っ!」
「…あの、先輩…!?」
---直後、ホテルのドアが開き水着にパーカー姿の彩鳥の姿が目に飛び込み、場の空気が硬直した。今の自分は下半身を露出させて自分のイチモツを握り締め、挙句の果てに他ならぬ彩鳥の名を口にしながら自慰に耽っていた…そんな状況を、当の彩鳥本人に言い訳しようのない状態で見られてしまった。結論、紛う事なき変態。紛れもなくギルティである。
「あ、えと…」
顔を真っ赤にする彩鳥。流石にこの状況を見てしまっては、俺が何をしていたかは一目瞭然だろう。自分の事をオカズにして自慰を行う男子…そんなの、気持ち悪い以外の感想など抱きようがない筈だ。聞き入れるワケがないと思うが、土下座して謝ろうとして…
「あの、先輩…お手伝い、しましょうか?」
「…え…っ!?」
---そんな、とんでもない言葉が聞こえ固まった。彼女は今、何を言った? 手伝う、何を? この状況で『手伝う』など、自分の自慰以外には思い至らない。それとも、彩鳥の性知識が未熟で今の状況が理解出来ていないのだろうか。
「え、それはどういう…」
「…え、っと…察するに先輩はその…間違っていなければ、ですが…私を見て興奮して、そうなっちゃって部屋に戻ったんですよね…私の所為で先輩が遊べないのは心苦しいですし、こういうのは女性が手伝った方が早く済むんですよね」
違った。彩鳥は今の状況を正しく理解した上で、俺の自慰の手伝いをすると言ってきている。女性が男性の自慰を手伝う…それはもう、性行為をすると言っているに等しい。目の前の女の子は、自分に欲情した変態に見当違いの責任を感じ、普通の男子ならば一も二もなく頷くであろう垂涎ものの提案をして来ている。正しく据え膳が乗った状況を理解した俺は、どうすればいいかわからず半ばパニックに陥った。
「お、おい! こんなの俺の自業自得で、彩鳥がそんな事する必要は…っ! そもそも、気持ち悪いと思わないのか…っ!? あろう事か、お前を見て邪な想いを抱いてこんな事になってんだぞ…っ!?」
「気持ち悪いなんて、思うワケないじゃないですか。これが他の男性であれば即座に局部を斬り落とす事を考慮しますが、先輩の事はそれなり以上に好意を持っていると自負しています…正直、ちょっと嬉しかったんです。私の事、ちゃんと女の子として見てくれてるんだなぁって」
焔の自棄のような言葉は、そんな…告白じみた答えで封殺されてしまった。自分を見て興奮してくれて、嬉しい。目の前の少女は、正しくそう言ったのだ。そんな台詞を聴いて冷静でいられる筈もなく、焔の動悸は早鐘を打ち目の前の少女を思わず凝視してしまう。
水着の上にパーカーを羽織っただけの軽装である為、肌の大部分は露出している。無駄な脂肪を排したスラリとした四肢に、むっちりしたお尻。そして何より深い谷間を覗かせる乳房が、焔の興奮を否応なしに煽っていく。
「じゃあ、失礼しますね」
そう言うが早いか、彩鳥はベットに腰掛けた焔の前に膝を突き、焔の陰茎をその右手で優しく掴んだ。男の、無骨な自分の手ではない、女の子らしい柔らかな手がイチモツを包み込み思わずその刺激に悶えた。
「えっと、確か、こうすればいいんですよね」
彩鳥は若干戸惑いながらも右手を上下させ、焔の陰茎を刺激していく。柔らかな手が上下する度、自分の手とは比べ物にならない快感が焔のモノに与えられ焔は快感に呻く。
「大丈夫ですか? 私、間違ってませんか?」
「あぅ…えっと、できれば、その…胸で、挟んで貰ってもいいかな」
上目遣いで尋ねて来た彩鳥に、焔は思わずそんなとんでもない提案をしてしまう。明らかに処女であろう相手にいきなりパイズリの要求など、ひかれるに決まっている。やってしまったと思った焔だったが、彩鳥の表情に嫌悪感はなく「わかりました」と一言告げるなり…その双丘で、焔の陰茎を包み込んだ。
「おふ、ぉ…」
あまりの快感に、焔の頭から理性と言うべきものが消える。乳房全体がもっちりとした感触と共に陰茎を包み込み、熱い泥濘に嵌ったかのような快楽を与えて来る。我慢が効かず、思わず腰を突き上げて陰茎の先が彩鳥の頬にぺちんと当たった。
「んしょ、んしょ…」
頬をいきなり打った陰茎の感触を嫌がる事なく、そのままではいけないと思ったのか彩鳥は自分の胸を掴み、むにゅむにゅと上下に動かし谷間に挟んだ焔の陰茎を刺激し始めた。たまらないのは焔で、ただでさえ至上の柔らかさと瑞々しいハリを持つ心地よい乳房が上下左右に激しく動き、陰茎に快感を与えて来るのだ。既に焔はその快感の虜になっており、最早どうやって気持ちよくなるかという事しか頭にはない。焔は衝動的に彩鳥の頭を乱暴に掴み、その唇に己が陰茎を突き入れた。
「むぐ…っ! ?むぅぅぅ…っ!?」
いきなり喉奥まで陰茎を挿入され、彩鳥は苦し気に呻く。だが、焔の手を振り払う事はなく、乳房で陰茎をむにゅむにゅと包み込む行為を続けながらも口内に突き入れられた陰茎を拙い舌遣いで刺激し始めた。
「むちゅ、ぺろ、あむ、ん…」
「うぁ、うぅぅぅ…っ!」
陰茎を包み込む乳房の柔らかさと口内の締め付ける感触が同時にペニスを襲い、焔に至上の快感が訪れる。ぺちゃぺちゃと淫らな音を立てながら焔のペニスが舐め上げられ、カウパー液が彩鳥の乳房と唇を汚していく。
「うぅ、あぁぁぁぁぁ…っ!」
「んぐ…っ! きゃ…っ!?」
遂に限界が訪れ、びゅるるるるるる!と勢いよく焔のペニスから精液が飛び出した。突然の射精に驚いた彩鳥はペニスを口から離してしまい、解き放たれた白濁液は彩鳥の顔や胸をべとべとに汚していく。
暫く続いた射精がようやく終わりを迎えた時、彩鳥の全身に焔が精液が余す所なく付着していた。白濁液で全身をべとべとにした彩鳥は茫然としながら何を思ったのか唇に付いていた焔の精子を舐めとった。
「う、苦いですね。すみません、飲み込めませんでした」
「い、いや、それより大丈夫か? べたべたして気持ち悪いだろ?」
「いいえ、こうなる事を分かってお手伝いしたのですから。それより…先輩のそれ、まだ硬いですね」
彩鳥の目はパイズリフェラで多量の精液を放ったにも関わらず、ギンギンに勃起した焔のペニスに向けられている。むしろ、目の前の美しい少女の痴態を目撃した事でその硬度は先ほどよりも増している。精液濡れの彩鳥の姿は、どうしようもなく焔の欲情を掻き立てていた。
「…じゃあ、続きをしなくちゃいけないですね」
「え…」
彩鳥はそう言うなりパーカーをその場に脱ぎ捨て、水着だけになってベットに寝転んだ。そして、股間の水着をズラして陰部を曝け出して来る。彩鳥の局部は今のパイズリで彼女自身も興奮したのか、ぐちゃぐちゃに濡れていた。焔はその光景から目を離せず、目の前の極上の女体の事しか考えられなくなる。
「どうぞ。使って下さい」
---もう、我慢の限界だった。彩鳥の言葉で理性のタガが外れた焔は獣欲の赴くまま彩鳥に押しかかり、その唇を奪いながら己のペニスを彼女の局部に押し当て、一気に貫いた。
「んむぅ…っ! むぅぅぅぅ…っ!?」
「う、はぁ…っ!」
瞬間、焔の背筋に痺れるような快楽が迸った。鍛えている為か彩鳥の媚肉はぎゅうぎゅうと焔の陰茎を締め付け、この上ない快楽を与えて来る。破瓜の痛みで涙ぐむ彩鳥の姿が、目の前の少女を征服したのだという達成感を与えペニスが益々固くなる。
「す、げ…っ!」
「あぁ、うぅ、あぁぁ…っ!」
唇を離し、パンパンパンパンッと焔は本格的なピストン運動を開始した。逃げられないように彩鳥の両腕を抑えつけながら本能の赴くまま己が陰茎を彩鳥の膣内に突き刺し、一突きごとに彩鳥が痛み交じりの嬌声をあげる。彩鳥は確かに卓越した技巧を持つ戦闘者だが、その技能は技量に寄っている上に今現在はブランクもある。故に男である焔を押し返す事が出来ず、為すがままその獣欲を受け入れている…もっとも、彩鳥は最初から抵抗しようという気は一切ない。その証拠に、もし彼女にその気があれば、既に焔のイチモツは彼女の肢体を汚す事なく切り飛ばされている筈であり、こうして焔のペニスを受け入れている段階で彩鳥の意志は示されているも同然だった。
「う、ぁ…出る…っ! 出るぞ彩鳥…っ!」
「来て、下さい…っ! 中に、出して…っ!」
射精を告げる焔の言葉に、彩鳥は牝の本能でそう答えた。種付けを許された焔の興奮は更に高まり、彩鳥の両足を抱え種付けプレスの体位でパンパンパンパンッと凄まじいスピードで腰を打ち付ける。そして、ひと際強く腰を打ち付けると共に焔の身体がぶるぶるぶるっ、と震え、肉棒の栓が解き放たれた。
「おぉぉぉぉぉぉぉ…っ!」
「あ、あぁぁぁぁぁぁぁ…っ!」
びゅるるるるるる!と音を立て、彩鳥の最奥にペニスを突き刺したまま焔の射精が始まった。全身を彩鳥に密着させ、腰をぐいぐい押し付けながらどくり、どくりと精液を彩鳥の膣内に送り込んでいく。
「ぐ、まだ、出る…っ!」
「ああ、出てる…私の中に、熱いのが…っ!」
1分以上経っても射精は収まらず、焔は腰を震わせながらどくどくと大量の白濁液が彩鳥の子宮口に吐き出され、熱い液体が彩鳥の膣奥を叩く度に彩鳥の身体がびくびくと震える。ようやく射精が終わった時には彩鳥の膣から収まりきらなかった精液が溢れ出し、シーツをぐしょぐしょに濡らしていた。全てを吐き出した焔は、心地よい余韻を感じながら彩鳥の身体に倒れ込む。男では有り得ない柔らかな体が、焔の全身を受け止めた。
「はぁ、はぁ…すご、かった…」
「ふぅ、ふぅ…これが、セックス…なん、ですね…」
共に荒い息を吐きながら至近距離で見つめあい、どちらかともなく唇を重ねた。男一人分の体重で押しかかられているにも関わらず、彩鳥は文句を言う事もなく、焔の背に手を回して抱き締めた。豊満な乳房が焔の胸板でぐにゅりと潰れ、焔の陰茎がその刺激に再び固くなる。
「ふふ、まだ出し足りないみたいですね。いいですよ、このままじゃ戻れないでしょうしね」
「そう、だな…すまんが、もう一回だけ頼む…あまり待たせると、あいつもやって来そうだからな」
欲情のままに焔は彩鳥を抱き締め返し、再びピストン運動を開始した。果たしてその行為があと一度程度で済むのか、彩鳥は思春期男子の性欲を甘く見ていた事を身を以て思い知る事になるのだった。
後日、クイーンハロウィンに所要で呼び出された彩鳥はニヤニヤと唇を吊り上げる女王に開口一番こう告げられた。
「それで、愛しの彼と結ばれた感想はどう? いっぱいして貰ったんでしょ?」
「な、ななな!? 何故それを、女王…っ!?」
「ふん、その程度…この私が分からないとでも思ったの。体中から女の匂いをプンプンさせて、おまけにその幸せそうな雰囲気…よくバレないと思ったわね」
女王はため息と共にそう告げ、彩鳥はあたふたと慌てる事しか出来ず口をぱくぱくさせて固まっている。その様子を傍で見ていたスカハサはやれやれと溜め息を吐きつつ、今後の展望に頭を巡らせていくのだった。
第一部の『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』は二次は多いけどエロ系は少ないし、二部のラストエンブリオは殆どないようなので、書きたくなって書いてみました。2巻の最後でちょろっと海水浴に行った描写があるので、そこにもしアステリオスが同行しなかったら、というイフ展開の話になります。男一人であのスタイル抜群の彩鳥相手にムラムラしない筈ないよなぁ、と。自慰が見つかってからの「手伝ってあげる」シュチュはまあ、ありがちなパターンですよね。