※この作品はR-18です。

暖炉よりもなお熱く   作:ターキーX

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第二話

「……やはり貴女でしたか、クラーラ」

 

 聞き慣れた声と共に、水をかけられた暖炉の方から熱い湿気が伝わってくる。

 クラーラの下着を頭に被せられ、視界を塞がれた状態でゴロドクは汗を滲ませつつ首を振った。ショーツに残るクラーラの匂いが強まり、こんな状況にも関わらずゴロドクの中の興奮を煽ってくる。

 

「ノ、ノンナ!?」

「……何とも酷い絵面ですね、ゴロドク」

 

 普段と変わらない語調。しかし、その言葉の中にはっきりとした「呆れ」が込められているのがゴロドクには分かった。

 まあ、頭から下着を被せられて下半身裸で、しかも股間を勃起させて肉棒の根元を紐で締め付けられている上にクラーラの唾液塗れなのだ。酷い絵面なのは間違いないだろう。

 

「………」

 

 ゴロドクの肉棒から口を離したクラーラは立ち上がったようだった。煙突からエントリーしてきたノンナと向かい合っているのが気配で分かる。

 

「何か言う事はありますか、クラーラ?」

「いいえ。煙突から来られたのには驚きましたが、私程度の隠蔽ならノンナ様がそろそろ気付かれる頃だとは思っていました」

「……彼を解放させてもらいます」

「はい、どうぞ」

 

 静かな怒りを滲ませるノンナと対照的に、クラーラの口調は落ち着いたものだった。ゴロドクの解放についてもあっさりと引き下がり、ノンナを促す。

 ノンナの足音がゴロドクの座る椅子に近づく。クラーラの下着に指がかけられ、鼻に若干引っかかりつつもゴロドクの視界が開かれてゆく。

 

「遅くなりました、ゴロドク」

 

 プラウダの制服のあちこちを煙突の煤で汚した姿のノンナが、ゴロドクを静かに見下ろしていた。

 安堵の吐息と同時に、ゴロドクは思わずノンナに尋ねた。

 

「あ、ああ、助かった……でも、どうして?」

「貴方の行動ルーティンは把握しています。午後の授業が中止になった場合の貴方の行動がどれにも含まれなかった時点で想定外の事態が起こったと判断し、こちらの部屋の鍵をクラーラが借りたと聞いた時点でほぼ断定できました」

「……そ、それは、どうも」

 

 今の自分とノンナは表向き交際しているカチューシャに隠れて浮気をしているような状態だが、これが逆だったら自分はあっさり浮気を見抜かれていたのではないだろうか。

 そんな寒気を感じつつ、ゴロドクは頷いた。

 

「立てますか?」

「いや、その、後ろで手錠がかけられてる」

 

 後ろ手で手錠を何とかしようとしてみる。しかし、やはりその程度では外れないようだ。

 

「クラーラ、手錠の鍵は?」

 

 ノンナがクラーラに尋ねると、彼女は躊躇するでもなく答えた。

 

「はい、同志ゴロドクのお尻の下にあります」

「は!?」

 

 ゴロドクは驚き、自分の尻を見ようとした。ここまでの色々と予想外の展開に意識を持って行かれて気付かずにいたが、言われてみれば太腿の付け根の下あたりに違和感がある。

 

「貴女が取りなさい、クラーラ」

「別に構いませんが……そうすると、私が再び同志ゴロドクの股間や尻に顔を密着させる事になります。宜しいですか?」

 

 クラーラが何かを仕掛けていないか警戒しているのだろう。彼女に指示を出すノンナに、クラーラは小首を傾げつつ問い返した。

 

「………」

 

 ノンナは無言でゴロドクの股間を見た。クラーラの激しいフェラチオを受けていた直後という事もあり、血管を浮かび上がらせた肉棒は亀頭を露出させたまま、竿をびくびくと震えさせている。

 

「……分かりました、私がやります」

 

 少しの間ノンナは考えると、自分からゴロドクの前に腰を落とした。ゴロドクも少しは助けをしようと腰を浮かせようとするが、上手くいかない。

 

「失礼します、ゴロドク」

「あ、ああ」

 

 ノンナがゴロドクの尻の下に手を伸ばそうとすると、自然と体が密着してしまう。膝のあたりにノンナの胸が押し付けられ、肉棒に吐息がかかるまで顔が近づく。

 

「うっ……!」

 

 熱い吐息が亀頭に吹きかけられ、、思わずゴロドクは声を漏らした。裸の太腿の下にノンナの手が差し込む感触。もぞもぞとした動きが、そんな場合ではないと分かりつつも勃起が更に強くなってしまう。

 

「……ここでは、ないようですね。この辺りでしょうか」

「うぐっ……!」

 

 亀頭の先端がノンナの頬にあたり、先走りがぬるりと彼女の肌を濡らす。

 

「……ゴロドク」

「ご、ごめん」

 

 先走りを頬に付けたまま、少し怒った風にノンナはゴロドクを見上げた。

 

「これを何とか出来ないのですか?」

「いや、その、俺としても何とかしたいんだけど……」

 

 気まずそうにゴロドクは勃起を治めない肉棒を見下ろし、根元の紐に視線を向けた。

 如何せん、普通ならばとっくに射精している所まで興奮を高められたのを抑えつけられたままなのだ。そう簡単に萎むものではない。

 そのゴロドクの視線で気付いたのだろう。ノンナは顔を近づけ、竿の根元を縛る紐に指をかけた。

 

「……これですか?」

「っ! ちょ、ちょっと待った、ノンナ! それ、今はマズい……!」

「そう言いますが、これでは邪魔で鍵が取れませんので」

 

 その紐を取ったら何が起きるか、ノンナは分かっていないのだろう。慌てて制止するゴロドクの言葉も聞かず、ノンナは紐を解いた。

 根元で抑え込まれていた血流が急激に走り出し、無理な我慢をさせられていた射精感が急激にこみ上げてくる。

 

「うあっ!? ノ、ノンナっ、顔っ!」

「顔?」

 

 何とかノンナへの直撃だけは避けたかったゴロドクだが、抑制から一気に解放された体の反応は予想以上に速かった。

 

「うっ、ううっ! 出るっ! ノンナっ、出るっ!」

「ゴロド……っ!?」

 

 腰が大きく震え、亀頭の先端から噴火のように精液が迸った。

 途中で止めようとしても止まらない、堪らない快感と共にどくどくと精液が吐き出されてゆく。

 

「はあぁ……」

「………」

 

 心地よい脱力感を覚え、ゴロドクは大きく息をついた。

 

「……あ」

 

 ゴロドクは我に返り、そろそろと視線を下げた。

 

「………」

 

 ノンナの整った顔が、どろりとした白濁液に塗れていた。生臭い、むわっとした臭いがゴロドクにまで漂ってくるようだ。

 

「……えっと」

 

 静かな、極めて無感情な瞳で見上げてくるノンナにゴロドクはかける言葉を探したが──早々に諦めた。

 

「ゴロドク、貴方の故郷では助けようとする相手に精液を浴びせかけるのが礼儀なのですか?」

「いや、だから、こうなるのが読めたから止めようと……!」

 

 ノンナの静かな抗議にゴロドクは気まずさを覚えつつも流石に抗議する。

 

「フ、フフッ……!」

 

 ふと見ると、ノンナの背後で様子を伺っていたクラーラが口元を押さえて笑っていた。相当にツボに入ったのか、少し身体を屈めるようにして笑いを押し殺している。

 

「……ありました。外します」

「あ、あの、ノンナ?」

「どうしましたか?」

「いや、何でも無い。ありがとう」

 

 精液塗れの顔のまま、ノンナはゴロドクの太腿の下から抜き出した鍵を手にすると立ち上がり、今度は椅子の後ろに回った。

 「先に顔を拭いた方が良いのでは」とゴロドクは思ったが、それを浴びせかけた張本人が言うと余計にノンナを怒らせそうで、言葉が途切れた。

 僅かな合間の後、ゴロドクの手首を拘束していた手錠が外された。

 

「とと……えーと、ティッシュか何か無いか?」

「煙突をくぐるために手持ち品は最小限にしていましたので」

 

 ふらつきつつ、ゴロドクは椅子から立ち上がった。液体塗れの股間を何とかしたくノンナに尋ねるが、素っ気ない返事が返ってくる。

 まあ、持っていれば彼女はまず自分の顔を拭くだろう。

 

「ノンナ様、乾く前にこれを。そのまま廊下に出られるおつもりですか?」

 

 解錠を終え、立ち上がったノンナにクラーラはハンカチを差し出した。

 

「助かります。ちゃんと洗って返しますので」

「いいえ、お気になさらず」

 

 ノンナは彼女のハンカチを素直に受け取り、顔に粘っこく残るゴロドクの精液を拭きとった。

 

「それよりも……同志ゴロドクにお渡ししてあげて下さい。あのままでは、ズボンも履けないでしょうから」

「………」

 

 クラーラは続けてそう言うと、まだ下半身裸のままのゴロドクに視線を移した。

 ノンナは自分が顔を拭いたばかりのハンカチを一度見て、それからゴロドクを見て、またハンカチを見た。

 

「……ゴロドク、これを」

「あ、ああ」

 

 数秒の逡巡の後、ノンナは濡れたハンカチを差し出してきた。

 上質なハンカチだろうに、もう使えまい。ノンナとクラーラ、どちらにも変な申し訳なさを感じつつゴロドクは受け取り、股間を拭いた。

 

「フフッ……感謝します、ノンナ様、同志ゴロドク。お蔭様で、大凡知る事ができました」

 

 ふと、クラーラがそう言って微笑んだ。

 

「え?」

「何の話です、クラーラ?」

 

 思わず股間を拭く手を止め、ゴロドクは顔を上げた。

 彼女の言葉の意味が理解できないのは同じなのだろう。ノンナもクラーラに改めて尋ねる。

 問われたクラーラは、隠す風でも無く答えた。

 

「お二人の関係の度合いの話です。やはり、ノンナ様は同志ゴロドクと交合するようになった事で女性としての魅力を開花させていたのですね。ただ……単純な交合でなく色々と特殊なプレイをする所まで関係を持たれていたというのは、ちょっと予想外でした」

「………!」

「……何故そう思うのですか、クラーラ?」

 

 すらすらと紡がれるクラーラの言葉に、ゴロドクは驚いた。

 少しの沈黙の後、ノンナが更に聞いた。

 

「お二人が関係を持たれているのは物証から掴めていましたが、どこまでの仲なのかまでは不明瞭でしたので……」

「……! そういう事ですか」

「ええと、どういう事なんだ?」

 

 どうやら今の一言で、ノンナはクラーラの意図を察せたらしい。良く分からなかったゴロドクはノンナに尋ねた。

 

「つまり……私がここに貴方を救けに来た事も含めて、クラーラの想定内だったという事です」

「はい。失礼ながら、ノンナ様は最良のвремени(タイミング)で来て下さいました」

 

 そう言いつつ、クラーラはゴロドクを見た。

 

「もしお二人の関係が互いに趣味を共有する程度のものでしたら、例えノンナ様でも下半身裸で勃起させている彼を見て多少の動揺を見せるでしょう。でもノンナ様は普通にその状態のゴロドクと話をしていました。つまり、お二人は互いの性器を見慣れている程度には深い仲だという事です」

「な……」

 

 ゴロドクは思わず言葉を失った。自分の肉棒を舐めしゃぶりつつ、彼女はそんな計算をしていたのか。

 

「またその後ですが……彼の精液を顔に受けながら、ノンナ様は手錠の解錠を優先しました。これも、初めて浴びせられたなら出来ない反応です」

「……随分と今日は饒舌ですね、クラーラ。貴女らしくもない」

「ノンナ様、誤解のなきよう。私は貴女を尊敬し、憧れています。そこに間違いはありません」

 

 ノンナがクラーラに一歩踏み出す。クラーラは穏やかな表情のまま、彼女に言った。

 

「ただ……『貴女を超えたい』という気持ちもあるのです」

 

 そう言う彼女の瞳には、強い意志があった。

 やり方に多少──否、かなり問題はあったとはいえ、クラーラはクラーラなりに真剣なのだ。ゴロドクはそう理解した。

 ノンナにもそれは伝わったのだろう。頷きつつも、ノンナは彼女に言った。

 

「その事を否定するつもりはありません。ですが、今日はここまでにしていただきます」

「はい、お騒がせしました。ノンナ様」

 

 そうクラーラは深々と頭を下げ──姿勢を戻すと、ゴロドクに微笑みを向けた。

 

「それでは同志ゴロドク、改めてお願いがあるのですが」

「へ?」

 

 これで終わりと思っていたゴロドクは、急に話を向けられて気の抜けた返事を返し、

 

「此処で私と交わっていただけませんか?」

「はい!?」

 

 “お願い”の内容に硬直した。ノンナがクラーラに尋ねる。

 

「クラーラ、“今日はここまで”だったのでは?」

「はい、同志ゴロドクを強引にお招きして、ノンナ様にご迷惑をおかけした件についてはここまでです。ここからは、私個人のお願いです」

 

 涼しい顔でクラーラは答えると、硬直したままのゴロドクに更に言った。

 

「お願いします、ゴロドク。ノンナ様が受けたような快感を、私にも与えていただけませんか?」

「い、いや! いただけませんかって……!?」

 

 どう返事をしたものか混乱しつつ、ゴロドクはノンナを見た。

 ノンナの表情は変わっていない。しかし──その瞳の奥には、確かな怒りが浮かんでいるように思える。

 その反応も想定内だったのだろう。クラーラはノンナに聞いた。

 

「ノンナ様。これはあくまで私の推測なのですが……お二人は、“恋愛”としての交際はされていないのではありませんか?」

「何故そう思うのですか、クラーラ?」

「ノンナ様が来られる前に彼に尋ねたのですが、非常に歯切れが悪かったもので」

「………」

 

 ノンナは答えない。いや、答えられないのか。

 正直なところ、自分たちの関係をどう説明したものか。それはゴロドクにも、そしておそらくはノンナにとっても難しい事柄だった。

 自分たちを信頼するカチューシャを挟み、誤解から始まった肉体関係だけの関係。カチューシャを裏切りつつ、それでも互いを求めてしまう関係。ではセックスだけで良いのかと聞かれると、それもまた違う。クラーラに改めて言われた事で、その歪みを眼前に突き付けられたようにゴロドクは感じた。

 場の空気が変わりつつあるのを感じ取ったのだろう。クラーラは指を立てて言葉を続けた。

 

「それに……これはお二人にとっても、“安心”できる提案かと思います」

「安心?」

「はい、幾ら私がお二人の関係をカチューシャ様に漏らさないと言っても、完全な安心はできないでしょう。しかし、関係に巻き込んでしまえば言わば私も共犯者。絶対に情報は守られます」

「(そこまで考えてたのかよ!?)」

 

 クラーラの提案にゴロドクは内心で舌を巻いた。なるほど、伊達にプラウダ戦車道のNo.3と呼ばれている訳ではないという事か。大した戦術眼だ。

 

「いかがでしょう、ゴロドク? 私としても、貴方が気持ちよくなれるように精一杯奉仕して差し上げますので……」

 

 ちろり、とクラーラの舌が覗く。ゴロドクの脳裏に、先ほどまでのクラーラの口淫がフラッシュバックする。椅子に拘束されている自分の屹立した肉棒を喉奥まで咥えこんでいた姿を。

 クラーラの言葉に気を持って行かれ、まだズボンを上げていない事に気付いたゴロドクは慌ててズボンを引き上げようとした。しかし───

 

「あ……」

「……こちらの方は、ご了承していただけるようですね」

「………」

 

 間に合わず、再び勃起した肉棒を二人に晒す事になったゴロドクは顔を赤くした。嬉しそうに言うクラーラ。無言のままのノンナ。

 

「え、ええっと……」

「貴方が決めてください、ゴロドク」

 

 助けを求めるようにノンナを見るが、彼女からは切り捨てるような言葉が返ってきた。

 改めてクラーラを見る。

 

「………!?」

 

 ゴロドクは言葉を失った。

 クラーラがスカートの前面をずり上げている。ゴロドクの頭に被されていたショーツは取られ、床に落ちたままだ。

 

「お願いします……ゴロドク。私も、本気なのです」

 

 隠すもののない金髪に彩られた秘所が、カンテラの灯りに照らされていた。薄めの陰毛の合間から、桃色の秘唇が僅かに覗いている。

 男性の本能を否応なく煽ってくるその姿に、ゴロドクの肉棒は臍に当たる程に反り返った。

 

「(うう……っ!)」

 

 クラーラとのセックスへの期待に疼く股間からの情動に耐えつつ、ゴロドクは迷った。

 これは“浮気”に含まれるのだろうか? 否、既に自分とノンナの関係は、何も知らないカチューシャからすれば浮気であり裏切りなのだ。それを棚に上げるのは躊躇われた。

 確かにクラーラ自身が言う通り、彼女を抱く事で口止めする事もできる。それは決して悪い話ではない。

 

 だが───いや、だからって──それでも───

 

 ゴロドクは悩み、悩み、スカートを上げたままのクラーラに少しだけ視線を送り、やはり悩み──口を開いた。

 

「……分かった。それで、黙っててくれるなら」

 

 この期に及んで自分を正当化しようとしてしまう自身の心に、情けなさを覚える。

 

「はい、それは勿論」

 

 嬉しそうにクラーラは手を合わせた。ノンナは何も言わず一歩引き、壁際に立った。

 

「ノンナ様?」

「ここで待たせていただきます」

「な!? いや、ノンナ、俺なら大丈夫だから……」

「………」

「……わ、分かったよ」

 

 刺すような視線に、引き下がる。

 ノンナが見ている中でクラーラとこれからセックスする。何とも奇妙な状況になってきたが、OKしたからにはやるしかない。ゴロドクは腹を括り、クラーラに言った。

 

「ええっと……その、それじゃ、始めるか?」

「ええ、お願いします」

 

 そう言うとクラーラは部屋の隅から毛布を持ってくると、床に敷いた。

 

「どうぞ、服をお脱ぎになって下さい」

「あ、ああ……」

 

 そう言われ、ゴロドクは上着を床に落とし、シャツを脱いだ。靴下と上履きも取り去り、全裸となる。

 一方のクラーラは、プラウダの厚手の制服のボタンを外すと金髪をかき上げ、床に落とした。ショーツと合わさったデザインの、上品そうなブラが露になる。

 

「(おぉ……!)」

 

 どうやら彼女は着やせする方だったようだ。流石にノンナの大きさには及ばないものの、十分なボリュームを備えた乳房は高校生とは思えない程で、ロシア人特有の透き通るような白い肌に血管が薄く浮かんでいる。

 更にクラーラはスカートのホックを外し、上履きを脱ぐと足を抜いた。既にショーツは無いので、ブラと靴下だけという何とも倒錯的な姿である。

 その姿と、豊かな乳房と肉付きの良い双臀が作り出す煽情的な身体のラインにゴロドクは思わず息を呑んだ。

 

「ええっと、それじゃ……」

 

 その時、毛布に横になろうとするゴロドクの前でクラーラが跪いた。

 

「クラーラ?」

「先程は申し訳ありませんでした。お二人の関係を探るためとはいえ、苦しい思いを……」

「い、いや、それはもういいから……うっ!」

「ですので、先程の続きから……あむっ」

「(うおぉっ!?)」

 

 ゴロドクの腰に手を回し、クラーラは固く勃起したゴロドクの肉棒を咥えこんだ。空いた手で艶やかな金髪をかき上げ、舌を亀頭に絡めてゆく。

 先ほどの射精を強制的に促すような激しい動きとは異なる優しい舌の動きに、ゴロドクは身を震わせる。

 その背中に、ノンナの視線がちくりと刺さったようにゴロドクには思えた。

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