プラウダ高校、自己批判室。
表向き「全ての生徒は平等である」という理念の下、「本人が他人の指導を求めるため」の場所として提供される密閉空間。
ならば、この行為も「自己批判」に含まれるのだろうか。硬く反り返る肉棒を形良い唇で咥えこむクラーラの姿を見下ろしつつ、ゴロドクはそんな事を考えた。
ノンナは壁際で、こちらの様子を静かに眺めている。その表情に変化は無い。しかし、内面に複雑な感情が渦巻いているであろう事は容易に予想できた。
「ンッ、ンッ……ぷぁ……如何ですか、ゴロドク?」
「あ、ああ、堪らない……」
「フフッ、恐縮です」
肉棒から口を離し、クラーラは上目遣いにゴロドクに尋ねた。その間も手は竿を扱き、心地よい快感を与えてくる。
ノンナに見られているという気まずさと、先ほどから自分たちを翻弄するクラーラへの警戒心からどこか滾り切れずにいたゴロドクだったが、やはり直接与えられる快感には抗えず熱い欲情が湧き上がってくる。
「ンッ、んぷっ、ンン……っ!」
「(ううっ、しかし、これは……上手い……!)」
顔にかかる金髪をかきあげつつ、再びクラーラはゴロドクの肉棒を喉奥まで呑み込んだ。こつんと亀頭が喉奥に当たる。
息苦しいはずだが、クラーラはそんな気配も見せずそのまま頭を前後させ、同時に口腔内では舌を蛇のように竿に絡みつかせ、唇を柔らかく締め付ける。じゅぷじゅぷと口元から粘っこい水音が立ち、唾液と先走りの混じり合った粘液が床に滴り落ちる。
本人に言えば怒られるどころではないだろうが、正直なところ、クラーラの奉仕はノンナのそれより巧みで、上手かった。ゴロドクは腰を震わせつつ、クラーラの与えてくる快感を味わった。
「はあっ……あ、熱いです、ゴロドク……口の中が、火傷してしまいそうになります……」
「そ、それは、どうも……それじゃ、今度は……」
「いえ、まだ……」
ふと、クラーラはゴロドクから身体を離すと四つん這いのままで机に寄っていった。ムチムチとした白い尻の間から、カンテラの光に照らされた金髪の陰毛が覗いている。
カンテラの光の陰になっていて気付かなかったが、プラウダ高校の校章入りの鞄が机の角に置かれていた。おそらくはクラーラのものだろう。
彼女は鞄を開け、何かを探ると半透明の容器を取り出し、戻ってきた。調味料のドレッシングを入れるような形の容器で、中にはとろみのある液体が入っているようだ。
「それは?」
「ローションです。こちらからお願いしたのですから、もう少しご奉仕させてください」
「奉仕って……?」
「はい、ノンナ様には及びませんが、私も多少は自分の体に自信を持っていまして、そちらを活用できればと……」
ゴロドクの足元に戻ってきたクラーラはそう言うと、ローションの瓶の蓋を開け容器を自身の胸に傾けた。粘り気の強い透明なローションがクラーラの豊かな乳房を濡らし、艶めかしい光沢を放つ。
香料の甘い匂いがゴロドクの鼻孔に届き、この後の行為への期待に咽がごくりと鳴った。
白く大きな乳房に手を添え、クラーラはゴロドクの肉棒を前に膝立ちになった。
「それでは、参ります。私の事は気にせず、お好きな時に射精してください……んっ……」
「う、うわっ!?」
クラーラは自身の乳房に添えた手で谷間を大きく広げると、ゴロドクの反り返る肉棒をそこに収め、そして今度は乳房を寄せて強く挟み込んだ。
ローションの滑りと、クラーラのきめ細かな肌の乳房の温もりと弾力に包まれ、ゴロドクは思わず声を上げた。
「こ、このまま、動きますね……ふっ、んはっ……」
「すっ、凄いっ! クラーラの、胸……っ!」
「ふふっ、光栄、です……はあっ……」
そのままクラーラは両の乳房に絶妙な力加減を加えてゴロドクの肉棒を谷間深くに挟み、身体を上下させ始めた。雪のように白い肌の谷間から時折赤黒い亀頭が覗く様はこの上なく淫猥で、見ているだけでゴロドクの支配欲を掻き立ててゆく。
無論、肉棒全体をにゅるりと包む暖かくも心地よい刺激も堪らないものだった。瑞々しい乳房の弾力を受けつつもローションを垂らされた谷間は滑らかで、無意識にゴロドク自身も腰を動かしてしまう。
深い谷間から飛び出しそうな肉棒を押さえつつ、クラーラは自ら乳房を揉みしだくように手を動かした。
「ん、んっ、んっ……」
「ぐうっ……!」
規則正しいリズムでクラーラの口元から静かな喘ぎが漏れる。白い乳房の先端で揺れる薄桃色の乳首は固く尖り、時折ゴロドクの陰毛に触れる。
リズムに合わせて上下する大きな乳房から目を離せないまま、ゴロドクは唇を噛み締めつつ腰の奥からこみ上げる射精感に耐えた。
「はあっ……わ、私も、気持ちよくなってきました、ゴロドク……」
「う、ううっ……?」
汗を浮かべつつクラーラが言う。ゴロドクは呻きながら、どこか違和感を覚えた。
しかし、その違和感の正体を探る前に射精感がそれを上回った。肉棒の上下でローションは泡立ち、腰がびくびくと震え、精巣から精液が駆け登ってくる。
「だ、駄目だっ! 出るっ!」
「いい、ですよ……下さい。我慢せず、このまま……!」
体を離そうとするゴロドクの肉棒を深く挟み込んだまま、クラーラは乳房を両側から強く寄せた。ぷるんと亀頭が顔を覗かせ、クラーラの熱い吐息が吐きかけられる。
その吐息と、左右から竿を締め付ける乳房の弾力にゴロドクは遂に限界に達した。
「あああっ! ごめん、クラーラ! くっ、ぐうっ!」
「はい、ください……貴方の、精液を……っ!」
「うっ、うあぁっ!」
先ほどノンナの顔面に向けて射精したばかりというのに、ゴロドク自身が驚く程の量の精液が亀頭から噴き出した。
「あぁ……!」
うっとりとした声と共に、クラーラは乳房から肉棒を解放する事無く射精を受け止めてゆく。ローションと汗の混じり合ったクラーラの白く豊満な乳房の谷間の水たまりに、精液が混じり合ってゆく。
精液の飛沫はクラーラの顔にまで届き、整った口元に汚れた白濁液が付着する。
「はあっ……あぁ……!」
腰が震える度に、精液は止まることなく吐き出されてゆく。
たっぷり十数秒に渡る射精感の後、クラーラは乳房に添えていた手を離すとようやくゴロドクの肉棒を解放した。谷間の上に溜まっていた淫液がゆっくりと垂れ、臍を経由して下腹部へと流れてゆく。
「こんなに出るのですね……ふふ、匂いが染み付きそうです」
「あ、ああ……俺も、こんなに出るとは思わなかった」
頬を火照らせつつ、クラーラはそう言うと粘液を身体に擦り付けて微笑んだ。ゴロドクも荒い呼吸の合間に、素直に答える。
「……!?」
射精後の心地よい脱力感を覚えていたゴロドクは、ふと体に刺さる視線を感じた。ノンナの事が頭から抜けていた事に気付きつつ、彼女の方を見る。
「………」
ノンナは壁際に立ちつつ、じっとゴロドクに視線を送っていた。言葉は発しないが、彼女の言いたい事はその瞳が十分に伝えてきていた。
「(随分と堪能しているようですね)」
「(……そう言うなって)」
気まずさと謎の申し訳なさを感じつつ、ゴロドクはそんな感じの意味を含めて視線を返した。「ゴロドク専用の身体」とまで言ってくれたノンナにしてみれば、当然思うところはあるだろう。とはいえ、ここまで来て引き下がる訳にもいかなかった。中途半端な落としどころでは今後もクラーラから強引なアプローチが来るかもしれないし、カチューシャに秘密が明かされるリスクもあった。
「ゴロドク、どうされます? 少し休まれますか?」
先程ゴロドクが手放した、精液塗れのハンカチで申し訳程度に乳房を拭きつつクラーラが尋ねる。
「……いや、このままやろう」
ゴロドクはほんの少しだけ考え、クラーラに言うと体に力を込めた。ローションと精液に濡れ、垂れ下がっていた肉棒が固さを取り戻してゆく。
彼女に快感を与えるのが目的である以上は変な休憩は挟みたくなかったし、自身の身体の火照りを冷ましたくなかった。
──クラーラの身体が魅力的だったのも、否定はできなかったが。
「分かりました。では……お願いします」
クラーラはそう言うと、防寒用の毛布を床に敷き、身体を横たえた。仰向けになっても形を崩さない両の乳房が重そうに揺れる。
「ああ、いくぜ」
ゴロドクは彼女の身体に覆いかぶさり、乳房に手を伸ばしつつ顔を近づけた。
「キス……いいか?」
「……はい」
念のため尋ねる。クラーラの碧い瞳がゴロドクを見返し、こくりと頷く。
了承を得て、ゴロドクはクラーラに唇を押し当てた。白い肌と対照的な紅い唇がやけに艶めかしい。
「ふあっ……ん、んんっ……クラーラ……」
「ゴロ、ドク……ンッ……んはっ……」
吐息を交わしつつ、舌をクラーラの口腔内に差し入れる。クラーラの舌がそれに応え、進入してきたゴロドクの舌に絡みつく。
やはり彼女は体温が高めのようだ。ゴロドクの口の中に流れ込んでくるクラーラの吐息は熱く、舌はその熱さを示すように情熱的に踊る。
それは確かに、練習や経験を感じさせる動きだった。クラーラは最初に「本国の諜報部で~」と言っていた。あれは彼女なりのジョークかとゴロドクは思っていたが、案外本当なのかもしれない。
手に収まり切らない、陶磁器のような白く美しい乳房を揉みしだきつつ、ゴロドクはそんな事を考えた。
「ああっ! か、感じます、ゴロドクの手……っ!」
乳房を揉む手の動きに合わせ、クラーラは敏感に反応する。
「……?」
しかし、やはりゴロドクは違和感を覚えた。試しに唇を離し、首筋に舌を這わせてみる。
「ンッ! ンンッ!」
びくり、とクラーラの身体が反応した。熱い喘ぎが彼女の口元から漏れる。
「………」
最初は正体の分からなかった違和感の正体に、ゴロドクは気付き始めた。
彼女の反応は──どうにも綺麗すぎる。
まるで「こういう場所を攻められる時にこの反応を返せば、男性は満足する」というマニュアルを丸暗記しているかのような、綺麗な反応。
無論、全く感じていないという事はないだろう。しかし、個々人の性感帯が異なる以上、画一的な反応という事は無い筈だ。
では何故、「ノンナが受けたような快感を教えてほしい」と言いつつ彼女はそんな反応をしようとするのか。
「(……まさか)」
ある一つの可能性に思い至り、ゴロドクはキスを重ねつつ、乳房を揉んでいた手を離すとクラーラの下半身へと向けた。
「ふぁ……っ!」
臍をなぞる時に、クラーラの身体が跳ねる。おそらくはこれも、過度に見せている反応。
やがてゴロドクの指はクラーラの秘所に辿り着いた。柔らかな金髪の陰毛が指先をくすぐる。
「ゴロドク……そ、そこは、まだ……!」
「すまない、クラーラ。触らせてくれ」
急なゴロドクの動きの変化に、クラーラは少し戸惑いつつ言った。有無を言わせぬ語調で、ゴロドクは陰毛の先の秘唇へと指をあてた。
視線をそこへ向ける。金髪に彩られた陰唇は既に濡れており、朱鷺色の小さな襞をひくつかせている。ゴロドクはゆっくりと指を孔へと侵入させる。
挿入させた指は一本だけだったが、クラーラの膣内はそれを強烈に締め付けてくる。それでも指を奥に挿れようとしたところ、ぴったりと襞が閉じられている感触が伝わってきた。
「(……マジかよ)」
自分の(おそらくは見当外れだろうと踏んでいた)予測が当たり、ゴロドクは驚きと共にクラーラを見た。
怪訝な顔でゴロドクを見つめ返すクラーラに、ゴロドクはゆっくりと、しかしノンナにも聞こえる程度の大きさで尋ねた。
「クラーラ、あんた……処女だな?」
「……?」
壁際のノンナの眉がひそめられた。確かにここまでのクラーラの挙動から出てくる質問ではないだろう。しかし、
「……やはり、隠せませんでしたか」
ゴロドクの奇妙な質問に、クラーラは肯定で返した。
「まあ、何と言うか……反応が、その、ちょっと嘘くさかった」
「そうでしたか……やはり、付け焼刃では無理がありましたね」
「さっきまで俺にしてくれたのは?」
「あれは、本当に練習したものです。いざという時に、女性の武器を活かせるようにと鍛錬していましたので……」
このクラーラの答えに嘘は無いだろう。実戦が無かったとなれば、手慣れた奉仕の動きと反応の食い違いにも納得できる。
「(参ったな、こりゃ……!)」
ゴロドクは内心で頭を抱えた。
クラーラ、彼女は
この状況においてなお、クラーラはゴロドクとのセックスによる快楽を理性で受け止めようとしている。それでは駄目だ。
それでは彼女は十分な快感を知る事無く初体験を終え、「こんなものか」と思ってしまうだろう。
確かに今回、ゴロドクは完全に被害者でありクラーラの在り方に手出しする必要はない。やる事だけやって、それを彼女がどう受け止めたかは彼女の問題のはずだ。
しかし──それは嫌だった。
その目的は明後日の方向かもしれないが、それでも彼女は自分をより魅力的にしたいとゴロドクに申し出て、こうして処女を散らそうとしている。
ゴロドクも男の端くれである。そんなクラーラに中途半端な経験だけさせて終わりにするのは、男の意地が許さなかった。
「(とは言っても、どうしたもんだか……)」
思考が許される時間はさほど無い。二人の身体の火照りが冷める前に、何とかクラーラを理性を捨てる程に乱れさせる方法を考えなくては。
ゴロドクは考え、考え、部屋を素早く見回し──ある決意をした。
「ノンナ! お前も、混じってくれないか?」
「ゴロドク?」
ゴロドクは顔を上げ、壁際のノンナに言った。クラーラが意図を測りかねるように尋ねてくる。
そして意図を測りかねているのは、ノンナも同じだった。
「ゴロドク?」
「頼む、ノンナ」
「ゴロドク、貴方の性的な趣向に口を出すつもりはありませんが……」
唐突な頼みに抗議しようとしたノンナだったが、ゴロドクの真剣な表情に言葉を止める。
「(……何を考えておられるのですか?)」
「(クラーラを、狂わせたい)」
無茶苦茶な頼みだと自分でも思いつつ、ゴロドクはノンナの訝しむような視線に真剣に返した。
「……フゥ。全く、貴方は」
数秒の沈黙の後、ノンナは制服のボタンに手をかけた。
「分かりました。クラーラ、私も参加させていただきます」
「ノンナ、様?」
「女性同士というのは私も初めてですので、お手柔らかに」
そう言いつつ、ノンナは淀みない動きで制服を脱いでゆく。クラーラ以上の豊満な乳房が、ボタンをひとつ外すごとに拘束を外されたように存在を強調してゆく。それでいてウエストは引き締まり、短いスカートに包まれた尻から腿にかけてのむっちりとしたラインは高校生のそれとは思えない程だ。
「……綺麗です、ノンナ様」
彼女の脱ぐ姿に視線を奪われたクラーラの口から言葉が漏れる。ゴロドク自身、この極上の身体とセックスしているのは自分だけだという事実に、彼女の脱ぐ姿を見るたびに悦びを感じてしまう程だ。
やがてノンナはスカートのホックを外し、ベージュのハーフカップのブラとショーツだけの姿となった。フロントホックを外すと、熟れた果実のような重さと瑞々しさを感じさせる巨大な乳房が露になった。先端では小さな乳輪に彩られた桃色の乳首が震えている。
「下も脱ぎますか、ゴロドク?」
「……あ、いや、とりあえず、そこまででいい」
ノンナからの質問に、思わず見惚れていたゴロドクは我に返って答えた。
「それで……どうすれば?」
「ええと、俺がクラーラの下半身を攻めるから、ノンナは上半身を頼む」
「分かりました」
ゴロドクはノンナに指示を出すと、クラーラの上半身を抱き起した。その身体をノンナに預け、自身はクラーラの下半身へと頭を下げる。
「ノンナ様、あの、これは……?」
クラーラにとってノンナがセックスに加わるのは完全に予想外だったようだ。戸惑うクラーラに身体を寄せつつ、ノンナが言った。
「……やるからには、本気で貴女を気持ちよくさせます」
「ノンナさ……ンッ!?」
更に問いかけようとするクラーラの唇を、ノンナは自身の唇で塞いだ。
身を押し付け合う両者の間で豊満な四つの乳房が風船のように圧迫している様は、それを見上げるゴロドクには圧巻の光景だった。
「んむっ、はあっ……知らないうちに、こんなに胸が大きくなっていたのですね、クラーラ」
「あぁ……ノ、ノンナ、様……」
「続けますよ?」
「ふあっ!?」
唇を一旦離し、ノンナは今度は唇をクラーラの耳に這わせた。びくりとクラーラの身体が反応する。
こちらの行動に対応し切っていない今がチャンスとばかり、ゴロドクは身体をずり下げクラーラの股間に顔を埋めた。
白い肌と金髪の陰毛に彩られたクラーラの朱鷺色の女陰は淫らで、そして同時に美しかった。
「こっちもいくぞ、クラーラ」
「え……? ま、待ってくださ……ひうっ!」
ゴロドクの動きに気付いたクラーラが制止しようとするが、女陰を舐め上げられて思わず嬌声を上げた。
此処にゴロドクを誘い込む前にシャワーでも浴びていたのだろうか。石鹸の匂いと塩気の混ざり合った味がゴロドクの舌に届く。ひくつく陰唇を丁寧に舐めつつ、ゴロドクの手は陰核に柔らかく触れて撫で上げた。
「あんっ! そ、そこはっ!」
「上がお留守ですよ、クラーラ」
「ふぇ……んっ、んむうっ!?」
再びノンナがクラーラの唇を塞ぎ、クラーラの口腔内に舌を挿入させてゆく。
「……安心してくれ、クラーラ」
とろりとした愛液が奥から溢れてくるのを確認し、ゴロドクは言った。
「あんたに、“快感”を教えてやる」