「人理修復したし、ちょっと童貞捨ててくる」「えっ」 作:KeI77777
KEY(ドM)と申します。
タイトルオチな件。
転生者なマスターがもうたまらんばいっ、と
なって捨てに行く模様。
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドM)
「童貞捨てたいんだけど。」
「うん・・・・。・・・・うん?」
俺の言葉を聞き流そうとして、
二度見し、今お前なんつった?といった
感じで俺の顔を見てくるランサーに
クー・フーリン。
あほか?と言わんばかりの
視線に対して抗議の声をあげたいところだが、
今はそれを抑えて彼に対して
もう一度自身の願望を述べることにする。
「童貞す」
「二度も言うな!・・・・で、なんでだ?坊主。」
他の女性サーヴァント達が入ってこられない
部屋で複数の男性サーヴァント達に囲まれながら
ベッドに座って意を決して言う。
「----すっげぇムラムラする。」
「さて、今日のおかずでも取ってくるか。」
「解散ー。」
無情にもドアの方に向かい、帰ろうとする
ロビンやエミヤん達の脚にしがみつき、
必死に懇願してこの場に押しとどめる。
「おねげぇしますだぁ!!オラ、2x歳の
アラサー手前だけんども未だに童貞ん
なんよぉ!!色男なチミたちなら童貞の
捨て方くらいわかるだろう!?」
「やめろっ!!軟体動物みたいに
しがみつくなっ!!」
「・・・・こんなこと頼んでくる
マスターとか初めて会ったわ・・・。」
エミヤに怒鳴られ、ロビンからは
呆れ声でそういわれるがこちらとしては
それどころではない。
彼らみたいなイケメンにはわからないだろうが
俺は不細工なのである。
もう一度言うと、転生したというのに
前世での容姿が引き継がれているという
人生ベリーハードモードなのである。
「大体、なんでそんなことを
言い始めたんだ?」
クー・フーリンがわからない、といった
感じで首を傾げ、俺に聞いてきたので
ぼそぼそと小声でその理由をつぶやく。
「・・・・女性サーヴァント達の格好が・・・・。」
「あっ・・・。」
エミヤん達も察したのか俺に
哀れみの目を向けながら手で
口元を抑えて、ご愁傷さまとつぶやく。
「なんだよあれっ!??こちらとちら
未だ女性経験ZEROのスーパーDTだぞ!?
下着姿でうろつている奴とか!!水着姿とか!!
こっちを誘っているようにしか見えないんだよオラァッ!!」
両手で股間を抑えながら内またでぶるぶると
震え、このカルデアに来てから召喚で呼び出した
女性サーヴァント達の格好を想像する。
本当に、AV女優顔負けのあの格好で
偉人とか無理があるわ。
性的な意味での偉大さだったら
納得できるけども。
はあー、と心底どうでもよさそうな
感じでため息をついて、エミヤんが
真顔で俺の肩に両手を置いて忠告してくる。
「・・・・女性に夢を見過ぎるのは
やめておけ。理想を抱いて溺死するぞ・・・・。」
疲れ切った表情でそういう彼からの
心優しいそんな忠告も今の俺にとっては
モテる男であるからこそ言える余裕ありきの
態度としか感じられず、思わずむっとなる。
前世の日本で就職氷河期世代の最悪の
人生を歩んで、こちらでもなんとか生き抜いて
きたというのに、結局これか。
あれか。金か。顔か。中身か。
それらすべてを持っていないと恋愛は
だめなのか。女子とエロイことはできないという
のか。
----だったら最終手段だ。
カルデアの査問会とやらが来るまで
あと何日かはある。
すっとベッドの上から立ち上がり、
出口の方に歩く俺の背中にエミヤん
からの声がかけられる。
「・・・・・どこに行くのかね?」
ほぼ、自暴自棄でヤケクソ気味に
なっていた俺はエミヤんの方を
振り返って小指を立てて宣言する。
「----ちょっと童貞捨ててくる。」
「ふむ。なるほど。・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
俺の返答に何やらフリーズしているが、
そんなことは今は些細なことである。
汗をだらだらと流して固まっている
他の男性サーヴァント達を部屋に置いて、
廊下に出た。
『マスタアアアアアアアアアア!!!!
まずい!!!まずいぞそれはああああ!!
考えなおせええええっ!!』
誰かのそんな叫び声が聴こえた気がした。
◆
「----へ?外出許可が欲しい?」
「ああ。どうにかならない?」
「・・・んー。とはいってもねぇ。」
そういって、デスクに座ったまま
書類を書きながら目線を上にあげて、
俺をじっと見つめてくるダヴィンチちゃん。
「---査問会が来るまで、まだいくばくかの
猶予はあるけど・・・・。けど、どうして?」
「・・・・それは、その・・・。」
風俗行ってきます、なんて思わず口を
すべらしそうになり、慌てて唇を噛んで
言葉を飲み込み、精一杯の笑顔で演技する。
「か、家族に会いに行きたいなーって・・・。」
「・・・・・。」
バレたか・・・・?
そう思って身体をがちがちに硬くしながら
棒立ちで立っていると、彼女が懐から
何かを取り出し、すっと差し出してくる。
「・・・・これは?」
「・・・飛行型ばすてにゃん-EXとらとら号の
鍵、さ。」
「!!!」
「私が開発したあれなら、すぐに君の
故郷まで行けるだろう。」
「ダ、ダヴィンチちゃあああああああんっ!!」
思わず涙をうっすらと流しながら
彼女を強くハグハグする。
なんて優しい人だ!!と感動していると、
一緒に「レフでもわかる説明書」と
書かれたファイルを手渡される。
「3日。それまでに帰ってくること。・・・・いいね?」
「はいっ!!」
彼女の両手をがっちり握り、上下に
ぶんぶんと振り回して、力強く返事をし、
部屋のドアに向かう。
計画通り・・・っ!!
このムラムラを抑えるために、
何としても童貞を捨ててこなければっ・・・!!
「全く。・・・・めった刺しにされるだろうけど、
それは、それ。----自己責任だよね。」
彼女のつぶやきは俺には聞えることはなかった。
◆
「せんぱーい。」
眼鏡をかけた小柄な桃髪の
少女がとある部屋の呼び出しボタンを
押しながら声をかける。
マシュ・キリエライトという少女は、
自身が敬愛している人物と一緒の
時間を過ごすために彼の部屋まで
やってきたのだった。
いつもなら、部屋で本を読むか、
カルデア内を散歩して、他の
サーヴァント達と談笑にふけるところだが、
その日はいつもとは違っていた。
「・・・・あれ?」
しかし、いくら呼び鈴を押して、
目的の人物の名を呼んでみれど、
返事はなく、静寂のみがかえってくることに
彼女は首をこてんと傾げて疑問を抱く。
『おい!!どうすんだよ!!
マジで外出しちまったみたいだぞ!!?』
「・・・・声?」
耳をマスターの部屋のドアに当ててみると、
何やら中から声が聴こえてきた。
しかし、それは彼女が探している
人物の声ではなく、別の男性の
ものであった。
『どうするんだ?このこと、
ばらすわけにも・・・・。』
『当たり前だっ!!・・・こんなことが
他の女性サーヴァント達に知られれば
一大事だぞ!!・・・最悪、カルデアが
消し飛びかねん・・・!』
(・・・・一体なんの話をしているのだろう。)
気にはなるが、隠れ聴きはよくない。
善性の気質なな彼女がそう思って
立ち去ろうとすると、それは彼女の
耳に聴こえてきた。
『---しかし、童貞を捨てに行くなど、
マスターはそこまで悩んでいたのか。』
----気が付いたら、彼女は扉を
殴って破り、中に侵入していた。
もはや、サーヴァントの力を
内包していないはずの彼女がそんな
人間離れしたことをできたのは
謎である。
目を見開いて、お互いに話し合っていた
エミヤたちはマシュの尋常ならざる
姿を見てしまい、やや飲まれながらも
挨拶した。
「や、やあ・・・。
どうしたのかね・・・。」
「・・・・・・・・・・。」
いつもどこか余裕を含んでいたエミヤの
皮肉笑いもこの時ばかりは全く役にたたず、
ただガチガチと歯を震わせて、後ろに
後ずさっていた。
「-----さっきの話。教えてください。」
本気で怒った女性は何より怖い。
その日、そこに居合わせてしまった
男性サーヴァントたちは後日、
そう語ったという。
増田 課金
名前が増田なので、マスターという
あだ名で呼ばれていた。
前世の日本でFGOをやっており、
心筋梗塞によって孤独死した4x歳のアラフォー。
独身のままずっといたので、親を
泣かせてしまい、今度の人生では
前世での記憶を持っているというアドバンテージを
生かして、モテモテになるぜえええっ!!
そんな理想を掲げた彼は見事に溺死し、
齢、30を越えようとしていた。
ここがFGOの世界であることに気づき、
なんとしてもカルデアに行って、人理を
修復しないと自分の人生が終わると気づいた
彼は、カルデアになんとか就職することに
成功した。
これでモテモテになって、親孝行だ、と
息まいていた彼は、美女、美少女ばかりの
サーヴァント達を前にそんな考えは吹っ飛び、
無難にコミュニケーションをとるようになる。
「え?薄い本な展開?むりむりむり。
だって恋愛経験ないからどうすれば
いいかわからないし・・・・。
というか、もしも告白とかして断られたら
その後もずっと同じ職場で過ごし続ける
わけで・・・・前世のきおくがががががが」
肉体が若返り、性欲もすごいことになっているので
毎日他の女性サーヴァント達にばれないよう、
『自己処理』していた。
世界救ったし、今のうちに童貞捨ててきてもいいよね?
なんてそんな考えがよぎってしまったのが
ことの発端である。
・・・彼は、彼だけが気が付いていなかった。
自身が一体どれほどの偉業を成し遂げたのか。
----どれほど女性サーヴァント達から想われているのか。
読者の要望をもとにして書いたら、
こんなんで来たゾ。
続き?ないです。
誰か、続き書いて、どうぞ(アウトソーシング)
ちなみに、アルトリア顔系のサーヴァント達が
ここのカルデアに全員いるゾ。
絆レベル?に、二ケタ・・・・(震え声)
twitterでFGO、艦これキャラの女装コスプレとかやっているので、
フォローしていって、どうぞ(強要)↓
https://twitter.com/jgq6BTZ4j1JBlMw
感想、くれ。
読者の感想を元にして書いているから、くれゾ(おねだり)
KEY(ドM)