二次創作バトルファックとか百合レズもの 作:就活をするゴミ箱の魂
█国のとある県に位置するとある鎮守府、そこには数え切れない程の艦が所属していた。
艦が擬人化された"艦娘"と言う存在。
彼女らは、擬人化された時には性別は"女"になる。
女と言えば、ドロドロっとした…まぁ、私たち男には想像すらできないナニカがあるのは確かだ。
とすると、彼女ら艦娘にもそんなナニカはあるはずで……
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〜駆逐艦寮〜
提督の執務室など、主要な施設が入っている本館の隣。
すぐにでも海に出られるよう海岸の近くに建てられている駆逐艦寮。
その入り口で2隻…いや、二人の女の子が言い争っていた。
「わざわざ呼び出して何か用?あるならさっさと言って、うざいなぁ」
腕を組み、目を半分だけ開けめんどくさそうに答えるのは、駆逐艦"曙"。
「用があるから呼んだんでしょ、そんなのも分からないなんて、だらしないったら!」
対して、その態度を咎めるように腰に手を当て、上半身をかがめて声を荒げるのは、同じく駆逐艦の"霞"。
二人とも各鎮守府でツンデレとしてある意味有名で、そういう好みのある重症な提督たちからは熱い支持を受けている。
「そんなことくらい分かってるわよ……で、なに?」
ウンザリと言った様子で霞を睨みつける曙。
それを見た霞は、少し眉を動かすもなんとか耐え、本題に入る。
「……あなた昨日司令官に告白したって……本当?」
曙の目が見開かれる。
「あんた……それ、どこで」
「提督から聞いたのよ、昨日曙から告白された……って」
唖然とする曙。まさか、まさか知られるとは思っていなかったのだ……それも、最大の敵に。
「一体どういうつもり?私があの司令官に告白した直後にするなんて……わざととしか思えないんだけど?」
睨みつけられた分を返すように、曙を攻撃的な表情で睨む霞。
それを受けて正気に戻ったかのようにハッとする曙。
曙は挑発的な、しかし怒りを隠しきれていない顔で霞を見ながら宣言する。
「"私の"提督よ。あんたが勝手に告白してそれを万一にも受けられたら困るから私も告白したの、分かる?」
瞬間、霞の体が無意識に動く。
腰に当てていた手を振り上げ、曙の怒りに紅潮した頰を張り飛ばさんとする。
腕を組んでいたからか動きが遅れた曙だが、なんとか迫る霞の平手打ちを左手で腕を掴んで止める。
そのまま右手を動かし、霞に平手打ちを返す曙。
しかし、その返しを霞が予想したいなかったわけもなく受け止められる。
同じような格好で押し合う二人。
「うぐ……こんの、なにすんのよ!」
「はぁ!?こっちのセリフよ!」
ぐいぐいと前へ体を押し出す二人。
組み合っていた腕は解かれ右は相手のポニーテールを引っ張り、左で頰を摘む。
相手の顔が無様に歪み、髪を引っ張られ涙を溜めるのを見ると心がすくような気持ちになる。
「だいたいいつもいつも私の司令官に"クソ"とか言ってるくせに!正直になれないんなら諦めなさいったら!」
「あんたの提督じゃないし!それに私の提督に"クズ"って言って正直になれてないのはどこの誰よ!」
相手の顔に唾が飛ぶほどに激しく罵り合う。
言われれば言い返し、同時に髪を引っ張る強さも頰を摘む力も増して行く。
「こんの!いい加減に!」
堪忍袋の尾が切れたらしい霞が曙の足を払い転倒させる。
「うぐっ!」
つかみ合っているため受け身など取れるはずもなく、ゴン、と重く響く音が鳴るほど強く頭を打ち付ける。
一瞬頭がぼぅっとする曙だが、霞がやったということは覚えていたらしく、まだ離していなかった霞の髪を地面に向かい強く引っ張る。
「痛っ!……あぐっ!」
手を地面につき受け身を取ろうとしたが、曙に髪を引っ張られているからか衝撃を受け止め切れずに頭を地に激しく打ち付ける。
相手の脚を自分の脚で絡めとり、相手の下半身からの蹴りなどの攻撃を防ぐ。
自分も攻撃出来なくなるが、目の前で横になっている曙/霞の顔を殴り倒せばそれで済む話だ。
駆逐艦の名に恥じないほどに大きな闘争心が心の奥から湧き出てくる。
「この!ぁぅっ!……泥棒猫!早く諦めなさいったら!」
「うるさい!泥棒猫は!ぐぅっ!……あんたでしょ!」
優位なマウントを取ろうと拘束しあった脚を動かし、相手が離れないように慎重に、くるくると転がる。
マウントで一発見舞えば、その回転の勢いのままマウントを取り返され、今度は相手から拳をもらう。
普段海上でどこか優雅に任務に就く二人からは想像できない泥仕合。
地面とぶつかった時にできた傷から遅れて血が流れ、相手の拳に鼻を叩き潰され、頰を殴り飛ばされ、マウントを取られた時に上から強烈な頭突きをくらい、口の中は血の味で一杯になる。
額から、鼻から、後頭部から、頰から、口から、転がる時についたのだろう脚の切り傷からも血を滲ませ、それでもまだ殴り合う。
「沈めぇぇぇぇぇッ!」
「落ちろぉぉぉぉッ!」
艦娘、艦の擬人化たる二人が言ってはいけない言葉も放つ。
呻き声、叫び声を我慢するほどの余裕もなく。
堤防の目の前の鎮守府本館に声が反射し、周囲に響き渡る。
一度攻撃をやめれば集中力や興奮が途切れるのを本能的に分かっているのか、必死に、がむしゃらに、ひたすらに、相手の顔だけを見て血に染めあう。
「おいお前ら!何をしている!」
そこへ執務を終わらせ、なんとなしに窓から海を除いた提督の声が入る。
しかし、意地を張った二人はその声に耳を貸さずにケンカを続ける。
そのあとは提督が鎮守府内の憲兵に通報、提督が憲兵とともに二人のケンカを止める形で"この場は"収まった。
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〜提督の執務室〜
「で、曙。霞。何があった?」
えらく抽象的な聞き方だが、二人ががっちり絡み合って殴り合っているところだけしか知らない提督には、こうとしか聞けないだろう。
「「……それは、コイツが先に……はぁ!?」」
提督の執務机の前でしゅん、と下を向き突っ立っていた二人が同時に相手に責任をなすり付けようとし、それに互いが反応する。
今にも泣きそうな表情が一転。先程の鬼のようなしかめっ面で相手に詰め寄る。
「少しは落ち着け、話を聞かんと解決のしようがないだろう……」
怒り、と言うよりは"どれほどの事があったんだ"と困惑の色の濃い提督。
原因は曙と霞にめげずに接して二人の心を開かせ、そればかりか惚れるまで親身に二人に寄り添い続けたこの提督なのだが。
「…………クズ駆逐艦」
「…………クソ駆逐艦」
提督に聞かれ面倒な事にならないように互いにだけ聞こえる声量で相手を罵倒する。
「ほら、早く何があったか話してほし「もういいの」……上司の話を切るな、と言いたいが……"もういい"とはどう言う事だ?」
提督が本題に入ろうと二人に問いかける。
が、霞がそれを失礼を承知でぶった切る。
霞は傷だらけの顔をしっかり上げ、提督を真顔で見つめながら言う。
「だから、もういいの」
そう言い放った霞の言葉を捕捉するように曙が続ける。
「"同じ事"をしたもの同士殴り合ってわかり合った……そう言うことよ」
そう言いながら曙と霞は互いに近づき、肩を触れ合わせる。
よくよく見れば少し震えている事が分かったろうが、突然のことで色々と混乱している提督にはそんなことに気づくほどの余裕はなかった。
「………………本当に、いいんだな……?」
まだ多少の疑念は残っているが、当事者がもういいと言っている以上部下の問題に首を突っ込むべきではないと判断した提督。
二人はその言葉に頷くと「失礼します」と言い執務室から退出した。
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〜工廠〜
「できた……できた!できたできたできたできたできたッ!」
工廠。職人たちが集まる鉄臭い工場で一人の淫乱ピンクが歓喜に身を打ちふるわせていた。
「性行為をしなければ出られない部屋……!」
凄まじい笑みで目の前のまッ黒な立方体を見る"工作艦 明石"。
性行為をしないと出られない。淫乱ピンクの名に恥じない迷作だが、コレを作ったのは彼女なりの気遣いでもあった。
「これで……鎮守府のみんなの諍いを"生死"を賭けずに決着させられる…………!」
この淫乱ピンクは戦闘に従事する……と言うよりかは支援がメインだった。
数多の艦たちを癒し、そしてまた送り出す。
そんな彼女はどちらかと言うと平和的な考えの持ち主だった。
それが、鎮守府での提督争奪戦。もしくは過去の遺恨か。
争いが(大小あれど)止まらなかった。もちろんけが人も出たし、"沈む"寸前までいった艦もいた。
そんな事実を工作艦として誰よりも身近に見てきたからこそ、どうか平和になってほしい……と彼女は思ったのだ。
「まずは……噂の二人から試しましょうか」
密かに二人の部屋の入り口に転移装置を仕込ませている淫乱ピンク。
それがこの黒い立方体のなかの異次元へ転移させ、その中で性行為を強制させるのだ。
この鎮守府を少しでも平和に……行き過ぎた善意を明石は爆走させる。
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〜駆逐寮〜
「クズ」
「クソ」
執務室から出た二人は、ひとまず次の任務があるまで自室に戻ることにした。
別れ際にクッと勢いよく逆を向き1つ言葉を吐き捨て、それぞれの部屋に戻る。
「はぁ……めんどくさいなぁ…………」/「はぁ……いやになりそう…………」
二人は奇しくも同じタイミングで一言呟き、寮の扉を開け……
「「…………なに、これ」」
……ると目の前には真っ黒な渦。
ポケッとしてしまった二人は、その渦へと容易に引き込まれていく。
「や、なによ!なんなのよコレ!」/「い、や!引きずられてっ!」
何か掴もうと背後の突起を掴む……が、背後にあるものなんて扉なわけで。
ッバン!
勢いよく閉じられた扉の衝撃にドアノブから手汗で濡れている手が滑り、そのまま渦へと巻き込まれていく。
引き込まれる二人は、声も上げられないほどに強烈な引力で黒い渦に飲まれていった。
二人を完全に包んだ渦は、サッと霧散する。
その場には、なにもなかったかのように普通の寮室が戻っていた。
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〜異空間にて〜
「いっててて……あれ、生きてる…………」
「いったぁ……ここは…………?」
床はコンクリート打ちっ放し、壁はすぐそこにあるような、しかしどこまでも続いていそうなそんな不思議な部屋に転移された二人。
真っ裸で。
「「んなぁっ!?」」
自分の体がやたらとスースーすると思えば、衣服がないのだから当然。
たとえ二人といえど、恥ずかしいものは恥ずかしい……ん?二人?
「…………霞」
「…………曙」
何故ここにいるのか。そして相手も何故裸なのか。先程まで険悪な空気を作っていた二人。
邪推はガンガン進み、"相手が私と性行為をしたいがために誘拐し、そして身ぐるみをはがしたという発想に至る。
「こんのッ!クソ外道!服を返しなさいよ!」
「うるさいったら!あなたが盗ったんでしょ!?クズ!」
両腕を器用に使い胸と股間を隠す二人。
怒りと周知に染まった顔で相手を睨みつける。
相手に"あの時"の傷を見られていることを良しとしたくないのか、なるたけ傷が相手に見えないような格好をとる。
しかし、そんな付け焼き刃で傷が隠せるわけがない。
顔や腹、腕や脚にも多くの切り傷、擦り傷、打撲、などが残っている。
それを必死に隠そうとする相手を見て2人はわずかな優越感を、そして見られていることに大きな劣等感を感じる。
いつだって人は劣等感の方が優越感を上回ることが多い。無論2人も理性がある以上それの対象外ではなく、相手に見られることを防ごうとする。
が、今自分たちは相手に見られたくない所(女同士ではなく、喧嘩相手という認識らしい)を腕で隠しているため、相手の腕を引き剥がすために使える余裕はない。
脚を使おうとも、蹴り上げれば"見られて"しまうだろう。ならどうするか。
「「うりゃぁぁぁあ!」」
気合一発、身体を相手にぶつけようと駆け出す。
肉が張り合うパンッという音と骨がぶつかるゴツ、という音が大きく鳴る。
「「つぅッ……!このッ!」」
ゴン、ゴン、ゴン
まだ直接触れるとヒリヒリする傷口を擦り付け合いながら、頭突きをかまし合う。
銀と紫の髪を振り乱しながら相手の顔を叩き割ってやらんと、鬼の形相で組んず解れつ。
ギチギチと腕にかけられるだけの力をかけ、キツく絞め合う。
「ァ……う、あ"………………」
「ぃ…………あ"ぁ"っ………」
絞められた圧で傷口から血が滲むように漏れ出してくる。
もはや喧嘩などではなく、ただの殺し合い。
果たしてこのまま二人は______
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〜工廠〜
「二人の闘志は十分……これなら流れに持っていける……!」
二人が古傷(といってもそこまで古くないが)を抉り合う"殺し合い"をしているのを、工廠から観ていた明石。
嫌いな奴と性的な事をするなんて普通なら出来るわけがない。てか思いつきすらしない。
なら対象が興奮して相手との闘争に夢中になり、そして性的な手段でしか相手を打倒できなくなれば。そうなれば話は変わってくるはず。
そう考えている明石は、部屋の中に"クスリ"を注入する。
「七八式性的興奮誘発剤……!改造を繰り返した即効性の媚薬を…………喰らえ!」
手元の明らかに変なピンクの押しボタンにこれまでの苦労を押し込むようにグッと力を込める明石。
「ふふ……これで、どう!?」
かっぴらいた目と満面の狂った笑みで監視画面に顔を押し付ける明石。
ひとまず、彼女が想定していた通りには進んでいるようだ。
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〜再び異空間にて〜
ガン、パン、ドスンとなぐりあう。
目の前に迫る拳を額で受け止め、相手の額にも自分の拳を叩きつける。
「ぐっ……がっ……あぅ、……うぁ!」
「いっ……あ"ッ……うぅ………、がぁ!」
クロスカウンターを連続で決める。
あの時のように身体を足で固定し、圧迫しながらマウントを取り合う。
「こッの、泥棒ねッ……こぉ!」
「誰ッが、泥棒猫ッ……よぉ!」
曙が鼻血を垂らし、霞は額を切って血を流す。
床が真っ赤に染まり、身体も赤く染まる。
顔も胸も腕も局部も尻も脚もが鉄臭い臭いを纏う。
それでもしっかりと相手を見据えこれが最後だとばかりに上から曙の、下から霞の拳が繰り出され……ようとするが。
ガコン、と思い機会が動作するような音が鳴る。
そこに強い違和感と謎の危機感を感じた二人の動きが止まる。
目の焦点をぐらりと揺らして脱力し、霞の身体に曙の身体がヒタリと湿った音を立てて重なる。
「「はぁ……はぁ……っ……」」
寸分たりとも動かずにただただ呼吸を落ち着かせる。コンクリートに二人の汗、汗に血が溶け込んだ体液が染み込んでいく。
なんとなくしばらくはこのまま落ち着いていたい……そう二人が思った時だった。
シャーーーーッ!
スプレー缶を噴かせたような音で白い霧のようなものが、二人を囲むように噴出される。
「「はぁ……はぁ…………」」
その異常を二人とも感じてはいるが、体がどうしても気だるくて動かない。
ついに二人を覆い隠した霧。
どこか甘ったるくて、今でさえひどく集中出来ていない頭の中に何かが入り込み、そんな洗脳されるような感覚。
酸素を取り込もうと息を吸い、同時に白い霧も体に取り込んでいく。
毒じゃないみたい。
そう分かった二人は、まだすこし荒い呼吸を落ち着かせるために相手の身体に、床にダランと体を任せるのだった。
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それから数十分後。
なんとか頭も身体も落ち着いた二人。
そろそろこの不愉快な相手から身体を離したい。
曙が立ち上がろうと上半身をずらそうとする。
「……はぁ、やっとあんたから離れられ……ッ!」
「……こっちこそあなたなんかと裸で抱き合うなんて……ッ!」
自然と口から出た悪口を吐こうとするが、それも途中で耐えるような息詰まりに変わる。
曙が立とうと体を動かすと、重なり合った時にたまたま近くにあった二人の控えめな胸の先がピン、と弾きあった。
曙は歯をぐっと食いしばり、びくんと身体を震わせる。
霞は身体を跳ねさせて、背中を湿ったコンクリートの床にヒタ、と叩きつける。
「…………」
「…………」
静寂が場を支配する。
殺し合いをするまでに嫌いな"コイツ"に、性的に興奮して……いや、相手に性的興奮をさせられたんだ。
色々妄想たくましい思春期の少女二人。
自分が心に決めた相手(提督)がいるというのに、こんな目の前の女に感じさせられた。
注入された白い霧……七八式性的興奮誘発剤の効果が出始める。
あくまでも"誘発"剤。
そもそも二人が興奮していなければ性的興奮に持ち込めない、という条件があるものの、それを補って余りある高い性能を誇る……バッサリ言ってしまえば"媚薬"。
目の前の強姦魔(主観)にシてやられたことに激しい怒り、悲しみ、悔しさ、憎しみ、快感、そして"歓喜"。
しかし二人は確かに感じた歓喜を他の感情で押しつぶし憎悪を込めた視線で睨み合う。
「このクズ女!いくら私に発情してるからってそれはないったら!」
「うるさいクソ女!あんたの方が顔真っ赤〜に染めて発情してるわよ!」
媚薬と興奮のせいで色々とツッコミどころのある会話になってしまう。
こんな会話をだらだら続けていても埒があかないと思った曙と霞は、相手がそのつもりなら"それ"ですぐにでも決着をつけてやろうと意気込み、相手との行為を始める。
「んっ……」
「ぅ……」
喧嘩の時とは違い優しく撫でるように脚を交える。激しい運動による汗や鼻、額からの出血で汚れ、グロテクスな艶かしさを放っている。
太ももの裏に生えるわずかな毛でチクチクと相手のそれをなぞり、ふにふにと弾力のあるふくらはぎで揉み合わせる。
腕を背中に回し、ある程度鍛えられた無駄な弾力のないお腹をヘソの位置が重なるように合わせる。
腹をズリズリと擦れば、二人の皮膚の垢が汗に溶け出し白濁の潤滑油となる。
太ももを相手の股間に押し付け、汗とも血液とも違う粘りのある透明な体液の排出を促す。
口腔内で頰の内側を舌で押せば唾液が溢れるように、割れ目を太ももで押し裂くようにすると愛液がドボドボと溢れてくる。
こんなに溢れているぞ、と相手に知らしめるように股間から内腿まで塗り広げる。
性感帯を全体的に合わせるため、顔は相手の顔と互いになるように組みあい、目の前の耳をしゃぶり合う。
耳たぶを舐め回し、耳の溝を掃除するように舌先でほじくる。
耳の裏からはフェロモンが出ている云々とよく言われるが、そこも自分色に染め上げ、敗北を認めさせるようにとことん舐め回す。
耳かきボイスなんて比にならないほど脳に直接ガンガンと響く生々しい水音。
ズポズポと耳を出入りする舌が耳垢を掻き出し、そこに唾液を塗られ自分が相手色に汚されていくような屈辱を覚える。
そして、それを晴らさんとばかりに一層激しく舌を踊らせる。
「ッ!……あぅ……んっ!んんん…………」
「ひぅ!……ンッ!うぅぅ……んん……」
いつしか脚は相手の胴を抱え、股間と股間を喰らい合わせていた。
興奮して上昇した体温に合わせて激しく発汗し、カピっと乾くはずの愛液もみずみずしく保っている。
ぶつけ合わせる時に上下にずらし、若々しい毛や健康な色の肉を刺激する。
神経の集まる感覚の敏感な内股もずり合わせ、股間の快感を引き立てるように犯す。
バトルファックというにふさわしい泥試合。
ただの性交とは違う全身全霊全神経を使った喰らいあい。
憎悪のハートを目に宿し、提督への愛を競い合う。
「んむ……ンッ……はぅッ!……イきなさいったら!」
「だれがイくかッ!……ぅあッ!……あんたがイきなさいよ!」
自分の唾液でベトベトになった相手の惨めな耳元で怒鳴りあう。
グチ、グチ
健康な赤色をしたハリのある雌肉が食い込み悲鳴をあげる。
「イッ……きたくなんかッ…………ないのに……んんンッ!」
「やだッ…………負けたくない………ひぅッ!」
ビクンと体を痙攣させ、汗でべたついた肌が離れる時にベリリと剥がれるような音がなる。
それでも意地がある二人は、相手の首に噛みつき喘ぐのを耐え、必死にしがみついて出てきそうなのを耐える。
相手に縋り付き惨めに腰を震わせる二人。
掠れた喘ぎ声を漏らし、息も絶え絶えの様子で我慢する二人。
あと何分持つのか……そんなこう着状態が解けたのは、以外にも早かった。
「ンンッ!?……イヤ……イきたくな……アアァァアアァァァァッ!」
ブシィッ
絶叫を上げたのは、霞。
「やっ……いやっ…………あぅ……」
ビクッ
股間から噴水のように愛液を、目からは涙、口からは唾液を叫びながら撒き散らす。
なぜいきなりこう着が解けたのか。
それは、ガッチリとはみ合っていた二つの淫らな口の中にある、霞の性感帯を曙の口が咥え、快感による痙攣で細かく振動を与えられたから。
男で例えるなら、イく寸前の男性器の割れ目に舌に無数にある突起が、差し込まれては抜けを繰り返す……ような感覚。
顔を大きく歪ませ、舌をだらしなく口外に垂らして絶頂する。
曙はまだ激戦の余韻が残っているからかぐったりと霞にのしかかっている。
「はぁ……はぁ……はぁ…………イヤ……イヤッ!」
絶頂間際で止められた曙に比べ、絶頂してスッキリした霞の方がすぐに意識が戻る。
よく考え……るまでもなく隙を晒している曙に復讐しようと体勢を入れ替え、曙を下に叩きつける。
「ガッ!?」
「よくも……よくもやってくれたわね!」
グチュ
曙の股間に霞の細い白魚のような指が"三本"差し込まれる。
「ッアアアアァァァッ!!」
堪らず即座に絶頂する曙。
ブリッジをするように体をしならせ、股間から愛液を噴き出す。
ペチャ
お尻を湿った床に落とし、脱力する曙。
アドレナリンが収まったのか、曙の上から退き後ろ手をつき休む霞。
しばらく二人の呼吸だけが聞こえる。
「はぁ……はぁ……ぅっ……」
「あぁ……はぁ……ッ!……」
時折ピチッと水滴くらいの愛液を出し、息を詰まらせる二人。
いつのまにか曙も上半身を起こし、霞と見つめ合っていた。
二人の目は七八式媚薬の効果からか淫闘開始時は少し曇っていたのだが、今は効果が切れたのかスッキリとした目をしている。
と、そんなシュールな静寂を霞が破る。
「はぁ……はぁ……っ、ねぇ、今回はここで終わりにしない……?」
「はぁ?何言って……そうか、私達提督に休めって言われてたんだ……」
休め。もちろんある程度の仕事はしていたが(そこは日本である)休めと言われていたのに全く休めていない……どころか、疲れ果てているのは少しおかしいし、強制的に休ませるためにどこかへ隔離され提督から離れる……なんて事になったら最悪とも言える。
そこまで容易に想像できてしまった二人は、ため息を1つ吐く。
「……わかったわ…………でも、このままじゃムリ」
了承の意を示すが、ハッキリと決着をつけたいと宣言する曙。
「そんなの言われなくてもわかってるったら……」
それを言われるのを想像していたのか、すぐに受け入れる霞。
二人は立ち上がって向かい合い、胸の先端と額を突き合わせる。
その時に軽く反応するが、それに二人して微笑み、
「「今度は……先に潰すから/潰し切るから」」
一旦、本当に一旦だが……収束したのだった。
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二人はその後すぐに監視していた明石によってそれぞれの寮の部屋に転移され(なぜか服は着ており、汚れてもいなかった)あのあとの空気のまま「で、ここから出るにはどうしよう?」なんて事にならなくて済んだことに密かに安心していた。
これからもこの鎮守府では、波乱が続く。
………………まぁ、それもまたいつか。
あと少しで評価バーに色つくねん……
贅沢は言わん!10でええから!()