BALDR SKY Another World /世界X+Ω 作:デスイーター
「はぁ、やっと終わったわね」
人でごった返す病院の中、クリスは一人愚痴りながら歩いていた。
今まで検査の為自由に動く事が出来ず、先ほどようやく煩わしい検査が全て終わり、こうして解放されたのだ。
「全く、
そう、此処までクリス達の検査に時間がかかったのは、『灰色のクリスマス』被災者に対するレッテルに原因がある。
あの日、蔵浜市で家や家族を失った被災者を待っていたのは、
そのレッテルがある為に、身体的には何も問題がない者でも長期間の検査が強要され、入院期間まで信じられない程伸びている始末だ。
地方に向かった被災者の中には集落から拒絶され、追い出された事例もあるという。
この分では、他の場所で学校に通おうにもまともな学生生活が送れるかは甚だ怪しいものだ。
(私達には、喪失を哀しむ権利もないとでも言うつもりかしら。全く、これだから群れた人間は嫌いなのよね。流言にあっさり惑わされて、滑稽極まりない行動を取るのだから。こんな有様だから、AIを神として崇める、なんて馬鹿げた思想が出て来るのよ……本当、人間ってままならないわね)
内心で盛大に毒を吐きながらも、クリスの歩調は妙に早い。
何か、出所不明の
(何故か、嫌な予感がするのよね…………こういうのを、女の勘、と表現すればいいのかしら)
「さて、どうしたものかな……」
甲、甲は溜息を吐きながら視線を下に向ける。
そこには、ベットの上で甲の後輩────────水無月真が、寝息を立てて眠っていた。
此処は、仮想空間のプライベートスペース。
オーナーが許可した人間でなければ入れない、私有空間だ。
無論こんな場所に真が寝ているのは、当然理由がある。
あの惨劇を生き残ってしまった甲は、絶望に囚われたまま病院で無気力に過ごしていた。
そんな中、単なる気まぐれでネットに潜った所────────半狂乱になって仮想を駆け回る真と、偶然遭遇したのだ。
真は甲の姿を見つけると瞬く間に甲に抱き着き、わんわんと泣き叫びそのまま泣き疲れて眠ってしまった。
可愛い後輩を放置するワケにも行かず、甲はそのまま真をプライベートスペースに連れ帰ったのだ。
(けど、泣いてる時に気になる事を言ってたよな…………
あんな事があった後だ、真も相応に辛い経験をした事は間違いない。
しかも、うわ言を聞く限り空が死んだ事も彼女は知っているようだった。
彼女は、唯一の肉親を失ったのだ。その哀しみは、並大抵のものではあるまい。
…………だが、それを直接彼女に聞くのは躊躇われた。
あの取り乱しようからして、彼女の心に深い傷が出来ている事は明白だ。その傷を抉り出すような真似は、出来れば避けたかった。
「ん…………」
そうこうしているうちに、真が身動ぎしてうっすらと目を開けていくのが確認出来た。
ゆっくりと目を開けた真は現状が理解出来ないのか、ボーっとしたまま周囲を見回し…………そして、甲を視界に収めて目を見開いた。
「こ、甲先輩…………!? わ、私…………どうして…………」
「…………え、真ちゃん…………君、言葉が…………」
だが、真が口を開いた瞬間甲もまた驚愕した。今、真は甲の知る拙い喋り方ではなく、しっかりとした言葉を紡ぐ事が出来ている。
そういえば、再会直後に泣き叫んでいた時も混乱のあまりスルーしてしまったが、感情の赴くまま叫んではいたものの、よくよく思い返してみると普通の言葉を喋っていた気がする。
一体、再会するまでの彼女に何があったというのか…………
「…………えっと…………先輩、ここは…………?」
「此処は、俺のプライベートスペースだよ。真ちゃんが泣き疲れて眠っちゃったから、此処に連れて来たんだ。覚えてないかい?」
「あ…………」
真は甲の言葉に眠る前の事を思い出したのか、瞬く間に顔色を変えていく…………その表情はあっという間に悲嘆に暮れ、顔から血の気がひいていく…………
「わ、私…………そうだ、私、私のせいで……お姉ちゃんが、お姉ちゃんがぁ…………っ!」
《そうだった…………なんで、私忘れてたんだろう…………私、私があんな事したから、お姉ちゃんは、お姉ちゃんは…………っ!》
感情を抑え切れず、真は哀しみに満ちた心の声と共に再び目を潤ませて泣き始める。
甲はそんな彼女を放って置けず、反射的に抱き締めた。真の小さな体が、甲の腕の中にすっぽりと包まれる。
「大丈夫、真ちゃん。何があったのか分からないけど、俺が君を守るから…………だから、落ち着いて」
「うぅ、せんぱい、せんぱぁい…………っ!」
真は甲の腕の中、声を殺して泣き続ける…………甲は真が落ち着くまで、腕に力を込めて哀しみに暮れる真を抱き締め続けた…………
「ありがとうございます、先輩。私なんかの為に、こんな…………」
ようやく泣き止んだ真は、赤らんだ顔で甲を見上げてそう告げた。顔色はさっきよりマシにはなっているが、まだ快調とは言い難い。
まだ、彼女の心に刺さった心的外傷の棘は抜けてはいないのだろう。
「いいって、君は大事な後輩だしね。こんな時だからこそ、助け合わなきゃいけないだろうし」
「…………あ…………」
甲の言葉に現状を思い出したのか、真の顔色が変わる。その様子を見て、甲はしまったと思い己の失言を恥じた。
「…………ごめん、辛い事を思い出させるような事を言って…………」
「…………いいんです。辛いのは、先輩も一緒ですし…………ううん、本当は…………私に悲しむ資格なんて、ないんです…………」
《言わなきゃ…………私がどれだけ大きな罪を犯したのか、先輩にだけは…………けど、こんな事を聞いたら、先輩は…………》
漏れ出る真の心の声からは、深い悲しみと後悔が感じ取れる…………一体、何が此処まで彼女を追い詰めたのだろう。
…………甲はそれを聞こうとして、止めた。
真も電脳症の症状であるから仕方ないとはいえ自分の心の声を聞かれていい気分はしないだろうし、何か言いたい事があるのなら真の決断を待つべきだ。
甲はそう考え、じっと真の言葉を待つ。
「……………………」
真は暫く俯きながら何かをぶつぶつ呟いていたが、やがて心を決めたのか、顔を上げて口を開いた。
「全部、お話します…………話を聞いた後で、どんな罵倒を受けても構いません。だから、最後まで聞いて下さい…………」
そうして、真はぽつぽつと語り始めた。
以前発作に苦しむ久利原先生を見かねて慰めの言葉をかけてしまい、結果的に先生を追い詰めてしまった事。
灰色のクリスマスが起きた日、ちょっとした悪戯心で切符の自販機に細工をし、空が研究所前に残るよう仕向けた事。
その結果、空がアセンブラで無残に溶かされていく瞬間を目撃していた事を。
全ての話を聞き、ようやく甲が彼女がどうして此処まで追い詰められているのかを理解した。
彼女は、灰色のクリスマスが全て自分の原因で起きたものだと思い込んでしまっているのだ。
久利原先生の異変を知りながら何も出来なかったのは自分達も同じであるし、真にだけ責任がある筈がない。
彼女が空に仕掛けた悪戯だって、まさかあんな事が起こるだなんて考えてもいなかったのだから、真ちゃんの責任を問うのは酷だ。
…………だが、真は全ての責任が自分にあると思い込んでしまっている。
それを証明するかのように、真の心の声は自責の念に満ちている。
《ああ、言っちゃった…………私がみんな悪いんだって、先輩に知られちゃった…………先輩、怒るよね…………許してなんて、くれないよね…………だって、私がお姉ちゃんを殺しちゃったんだもん…………許してなんて、言える筈ないよぉ…………》
真の心の声はとても悲痛で、彼女の深い悲しみと後悔が伝わって来た。今の彼女はとてもか弱く見えて、甲はそんな彼女を放っては置けなかった。
「真ちゃん…………」
「あ…………」
その哀しみに満ちた声に我慢が効かず、甲は思わず真を再び抱き締めた。突然抱擁された真は甲の腕の中で、目をぱちくりさせている。
「…………先輩、どうして…………私、私のせいで…………お姉ちゃん、は…………」
「どうしても何も、辛い経験をして泣いている後輩を放っておけるもんかよ。君は全部自分のせいだって言うけど、そんな事はないんだ…………あれは単に、色々不幸が重なってしまっただけなんだ。少なくとも甲はそう思っているし、君の事だって怒ってない────────頼りないかもしれないけど、それでも俺は君の先輩なんだ。ちょっとは恰好つけたって、バチは当たらないだろ」
「うぅ…………先輩、先輩…………っ!」
真は甲に身を預け、堰を切ったように泣き出した。わんわんと泣く彼女の涙で服が湿るが、それすら気になりはしない。
正直、甲とてあの惨劇について思う所がないワケがない。
だが、だからと言ってこうしてさめざめと泣いている後輩を軽んじてまで自分のエゴを吐き出す事など、甲に出来る筈もなかった。
甲はそのまま真の頭を撫でながら、彼女が気が済むまで抱き締め続けた…………
「何度も何度も、すみません…………ご迷惑、でしたか…………?」
「そんな事あるもんか、もっと頼ってくれたって、いいんだからな」
泣き止んだ真は、何処かすっきりした顔で甲に笑いかけた。その顔には、もう先ほどのような陰は見当たらない。
甲に心中を吐露した事で、彼女なりに辛い記憶に折り合いを付ける事が出来たのだろう。
未だ哀しみは残っているが、それでもその顔は何処か晴れやかだった。
甲の言葉を聞いた真は、やや逡巡した様子だったが、すぐに顔を上げて口を開いた。
「…………だったら、頼っちゃいますね。私、実は…………実体に、戻れないんです…………」
「え…………?」
──だが、次の瞬間出てきた言葉は甲を警戒させるに充分なものだった。
実体に戻れないなど、明らかに普通の状態ではない。幾ら彼女が稀少な電脳症患者とはいえ、そんな症状は甲の知る限り有り得ない筈だった。
「私、お姉ちゃんの様子を見る為にずっと没入してたんですけど、その後何度試しても実体に戻れないんです。あの映像を見た時からどうしてたか記憶も曖昧で、気が付いたらネットを彷徨ってたんです」
そして真は自分の肩を抱き締め、ぶるぶると震えた。
「甲先輩が見つけてくれなきゃ、私、どうなっていたか…………もう帰る場所もないし、ノイ先生もいないし…………先輩…………私、これから先輩と一緒にいていいですか?」
真は縋るような視線で甲を見つめ、甲の返事を待っている。無論、甲の返事は一つしかなかった。
「勿論だよ、真ちゃん。どうして実体に戻れないのかは分からないけど、俺が何が何でも調べ上げて戻れるようにするから、心配しないでくれ。これからはもう、一心同体、一蓮托生だ。俺の方こそ、よろしく頼むよ」
「はいっ…………! 先輩、何処までだって付いて行きます…………っ! 私、先輩を愛してますから…………っ!」
「え…………?」
「あ…………」
…………しかし、甲の返事に喜ぶ真の言葉の中に、聞き捨てならない言葉が混ざっていた。
愛している。聞き間違いではなく、確かに真の口から甲に向かってそう告げられていたのだ。
真はしまったとばかりに口を抑え、顔を真っ赤にして狼狽えている。
《うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! どうしようどうしようどうしようどうしよう! 言っちゃった言っちゃった言っちゃった言っちゃった言っちゃったよぉ! 先輩にあんな事言われて嬉しくなって、つい本音が出ちゃったよぉ!? ああ、聞かれてる聞かれてる聞かれちゃってるよぉ! この気持ちも絶対聞かれちゃってるぅ! 恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい!》
混乱した真の心の声が、惜しげのない好意の感情と共に漏れ聞こえて来る。此処までくれば、もう疑う余地はない。
真は、自分に好意を抱いているのだ…………それも、単なる先輩後輩としてではなく、一人の少女として。
…………甲にとって真は、可愛い後輩であると同時に恋人である空の妹という印象が強かった。
そんな彼女が、自分に秘めた想いを抱いてくれていたと知って…………正直、嬉しかった。
空を亡くしたばかりで心が拠り所を求めているのもあるだろうが、甲は真っ赤になって右往左往する目の前の少女が愛しくてたまらなかった。
「真ちゃん」
「せんぱ、んぅぅ…………っ!?」
だからだろうか。甲は有無を言わさず真を抱き締めると、強引に唇を奪った。
真は驚いたものの抵抗は一切せず、ただされるがままに甲に身を任せている。甲は思う存分真の唇を貪った後、ゆっくりと彼女を解放した。
「先輩…………」
「真ちゃん、ありがとう。こんな俺に、愛しているだなんて言ってくれて…………俺も、愛しているよ、真ちゃん…………付き合っていた彼女が死んだばかりなのに不誠実にも程があるけど、それでも気持ちが抑えられなかったんだ。ごめん」
「ううん、私も嬉しかったです…………こんなちんちくりんな私なのに、ちゃんと女の子として見てくれて…………愛してます、先輩。一生、離しませんから」
真は蕩けた表情でそう告げると、甲と唇を重ねた。啄むようなバードキスだが、それでも真の真摯な想いが伝わって来て嬉しくなった。
唇を離した真は何かを期待するような表情で甲を見つめている…………もう、此処まで来て止まれる程今の甲に自制は効いていなかった。
「…………いいんだね」
「はい、私の初めて…………貰って下さい」
真はうっとりとした表情でそう告げると、するすると服を脱いでいく…………そして、一糸纏わぬシミ一つない白磁の肌が甲の目の前に晒された。
まるで生きた妖精を思わせる幻想的なその裸体を見て、甲の下半身に否応なく血が集まって来る。
《ああ、見られてる見られてる見られてる…………! 私の裸、先輩に見られちゃってるよぉ! 恥ずかしいけど、嬉しい…………こんな子供みたいな身体なのに、先輩興奮してくれてるんだ…………!》
真の視線は、膨らんだ甲の股間に向いている。真を裸体を見て勃起した陰茎が、甲のズボンを下から押し上げている。
甲は観念してズボンを脱ぎ、膨張した肉棒を露出させた。
「わ…………」
《わ、わわわわ! こ、これが甲先輩のおちんちん…………すごい、こんなに大きいんだ……こ、これが私の中に…………わ、私どうなっちゃうんだろう…………!?》
真は甲のペニスを熱っぽい視線で見つめ、ゆっくりとその手を伸ばして肉棒に触れる。白く柔らかい手に触れられた肉棒がびくん、と痙攣する。
「あつい…………」
《わ、すごい! あつくて、かたい…………えっと、確かこうすればいいんだよね?》
真は拙い手つきで肉棒を握り、そのまま上下にしごき始めた。
柔らかな少女の手で己の肉棒を刺激され、幼げな少女に手淫をされているその光景にあっという間に昂ぶり、甲は呆気なく射精を迎えた。
「うぁぁぁ…………っ!」
「きゃ…………っ!」
びゅるるるる! と勢いよく肉棒から精液が飛び出し、真の顔や胸を汚していく。
真はびっくりして思わず肉棒から手を離してしまい、甲のペニスは脈動を続けながら真の身体に精液のシャワーを浴びせている。
やっと射精が止まった時には、真の裸体は白濁液でどろどろに汚れてしまっていた。
「ご、ごめん…………気持ちよくて、つい…………」
「…………いいんです。先輩のなら、私…………」
全身を精液塗れにした真はうっとりとしながら己の身体にこびり付いた精液を拭い、ぺろりと舐め上げた。
その光景に、甲は肉棒が再び膨張していくのを感じ取る。
《凄い…………先輩の精液、熱い…………ああ、こんなに出したのに、先輩のおちんちん、まだあんなに大きい…………おちんちんが私の中に入りたいって言ってるんだ。私を犯す想像をして、あんなに大きくしてるんだ…………うぅ、なんだか私のお腹がきゅんきゅん鳴ってるよぉ~》
再び勃起したペニスを恍惚とした表情で見つめ、真はほぅと息を吐いた。情欲に満ちた心の声を聞いた甲は最早抑えが効かず、ゆっくりと真の身体に覆い被さっていく。
「真ちゃん、いくよ」
「はい、せんぱ…………っ!」
甲はそのまま真の秘所にペニスを当てがい、体重をかけて一気に挿入した。
真の純潔の証が飛び散って甲の身体を濡らし、真は破瓜の苦痛に見悶える。
根元まで飲み込まれた甲のペニスは幼い膣にぎゅうぎゅうと締め付けられ、至上の快感に震えている。
「せん、ぱい…………動いて、下さい…………私は、大丈夫、ですから…………」
「真ちゃん…………っ!」
真の言葉に甲は理性を手放し、ピストン運動を開始した。パンパンパンッと肉を打つ音が響き、性の匂いが充満していく…………
「うぉ、おぉぉぉ…………!」
「んぅ…………! あぅ、うぅん…………っ!」
《痛い、けど気持ちいい…………! 先輩が私の身体に夢中になってる…………っ! 私の身体で気持ちよくなってくれてるんだ…………! 嬉しい。先輩、もっと犯して! 私の身体、玩具みたいに壊れるまで使って下さい…………っ! 私、先輩になら壊されたっていいです…………っ!》
嬌声と共に漏れ出ている心の声に更にタガが外れ、甲は抽挿を速めていく。
処女には明らかに酷であろう動きだが、真は歓喜の表情でそれを受け入れている。
愛しい男と繋がった悦びが、破瓜の痛みを凌駕しているのかもしれない。
「真ちゃん、俺、もう…………っ!」
「出して下さい、先輩…………っ! 私の中に、全部…………っ!」
《ああ、出ちゃうんだ…………! 先輩のどろどろの精液、私の中に…………! ああ、あんな濃いの注がれたら赤ちゃん出来ちゃう…………! 赤ちゃん出来ちゃうよぉ! でもでも、先輩の赤ちゃんなら欲しいな! ああ、先輩! 思う存分、私に種付けして下さい…………っ!》
心の声で種付けを懇願された甲の理性は完全に吹っ飛び、抉りこむように腰を打ち付けた後、身体全体で真に密着し両手両足を逃げられないように抑えつけたまま、真の膣奥に突き付けた亀頭が膨れ上がりびくびくと痙攣した。
「う、おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…………!」
「…………っ! うぁ、あぁぁ……っ!」
甲の身体がびくん、と震え、びゅるるるるるるるる! と凄まじい勢いで射精が開始された。
ペニスがポンプのように脈動する度どくりどくりと夥しい量の精液が真の胎内に送り込まれ、精液を注がれる度に真の身体がびくびくと震える。
あっという間に真の膣内は精液で白く染め上げられ、収まり切らなかった白濁液が結合部から流れ落ちていく。
《ああ、熱いの一杯出されちゃった…………仮想なのに、赤ちゃん出来ちゃうくらい注ぎ込まれてる…………! お腹の中で先輩のおちんちんがびくびくって震えて、私にたくさん先輩の種を植え付けようとしてる…………! ああ、私の中が先輩で一杯になって、この感覚、癖になっちゃいそう…………!》
嬌声と心の声を同時に漏らしながら真は絶頂しながら甲の精液を受け入れる。
延々と続くかと思われた射精がようやく終わり、甲は脱力して真の身体に倒れ込んだ。
「はぁ、はぁ、はぁ…………す、げ…………」
「先輩の、一杯注がれちゃいました…………もしリアルだったら、赤ちゃん出来ちゃいますね」
《そうだ、実体が見つかったらそっちの処女も奪って貰おう。リアルの私の身体にも思う存分種付けして貰って、先輩の赤ちゃん産むんだ…………二回も処女奪って貰えたら、先輩喜んでくれるかな?》
真は心の声でどんでもない算段を立てているが、甲はそれを聞いて苦笑する。
…………真自身気付いてはいないが、今の彼女は
再会した当初のような、捨て鉢な様子は最早何処にも見られない。
色々順序をすっ飛ばしてしまったが、真と一つになった事に後悔など何もない。
これから色々困難はあるだろうが、この少女の為ならどんな艱難辛苦でも乗り越えてみせる…………そんな決意を、甲は胸の内に抱いた。
「これから、ずっと一緒ですね、先輩。不束者ですが、よろしくお願いします」
「こちらこそ。ずっと一緒だよ、真ちゃん」
甲はそう告げると、真を抱き寄せてそっとその唇を奪おうとし────────。
「────────やられたわ。こんな事なら、何がなんでも真っ先に会いに来るべきだったわね」
「え…………?」
────────その怜悧な声に振り向き、身体を硬直させた。
甲の視線の先には、銀色の髪を持つ冷たい雰囲気の美少女────────六条クリスが、憮然とした表情で二人の事を苦々しげに見つめていた。
此処まで読んで下さり、ありがとうございます。さて、真のターンが終わったので、次はスーパークリスタイムの始まりです。私の描くクリスのかっとび具合をお楽しみに。