※この作品はR-18です。

BALDR SKY Another World /世界X+Ω   作:デスイーター

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 ネタバレの塊です。本編を読んでいない方にはお勧めしません。


資料集/World Material
世界設定


 『分岐』

 原作BALDR SKYと本作のルートにおける大きな違い。原作からは大きく変わっているが、主に重要な分岐は次の通りとなる。

 

 ・分岐1、菜ノ葉は久利原に付いていっていない。

 

 原作では菜ノ葉は灰色のクリスマス当日久利原と一緒に行動していた為にドレクスラー機関に付いて行く事になっていた。

 

 しかし久利原の実体の現状を菜ノ葉経由で甲達に知られる事を嫌がったXクリスの干渉により、当日菜ノ葉は久利原の依頼で物を受け取る為に外出していた。 

 

 一人で遠出する菜ノ葉を見かねたレインが一緒に付いて行った為、レインも灰色のクリスマスの惨劇の渦中に置かれる事を免れる結果となった。

 

 ・分岐2。例の構造体でクゥに出会わない。

 

 原作では論理爆弾(ロジックボム)が仕掛けられた例の構造体でクゥと出会う事になるが、この世界ではXクリスが観測者の介入を避ける為にクゥのデータを抹消しており、観測者からの干渉を受けていない為クゥは登場しない。

 

 尚、クゥのデータを消し去る方法を確立する為にXクリスは数百回世界を繰り返した模様。

 

 ・分岐3.甲は論理爆弾に巻き込まれない。

 

 特異点の助力が無い以上、放置すれば甲は論理爆弾(ロジックボム)の直撃を受ける可能性が高く、レヴィアタンの起動していない状況で甲に死なれては困るXクリスが直接早く逃げるよう促した為、この世界では甲が論理爆弾(ロジックボム)に巻き込まれる事はなかった。

 

 その為甲の記憶は失われておらず、記憶遡行も発生していない。

 

 ・分岐4 甲はパートナーを置き去りにせず、この時点ではシゼルとも出会わない。

 

 序盤のベースとなった真ルートでは甲はレインを置き去りにして単独行動を行うが、クリスと真相手にそんな真似が出来る筈もなくそのイベントはなくなっている。

 

 当然、この時点でシゼルと出会わずシゼルとの出会いはアークでの遭遇が初となる。

 

 ・分岐5 レインはフェンリルに入隊している。

 

 原作では甲のパートナーだったレインだが、今作ではクリスと真をパートナーにしている為、支援戦闘要員(サポート)特化のレインが一人で傭兵をやって行く事に不安を感じていたところ、勲の娘を放っておけなかった永二が声をかけ、フェンリルに入隊する事になった。

 

 その後はフェンリルでその情報処理能力を存分に活かしている。

 

 ・分岐6 レインと菜ノ葉は灰色のクリスマス当日市内にいなかった。

 

 上述の通り、レインと菜ノ葉は灰色のクリスマス当日市内におらず、雅と同じく市外から対地射撃衛星群(グングニール)の照射を目撃する事になる。

 

 ・分岐7 レインと勲は和解済。

 

 原作では険悪な関係の二人だが、この世界では学園生時代のクリスの介入により、母の死の真実を知り和解に至っている。

 

 尚、クリスがそういった行動に至った事にはXクリスが世界を繰り返し続けた事で同位体のクリスに情報が流れ来み、無意識のうちに最適の行動を選択した結果である。

 

 同一人物である以上、Xクリスの干渉の影響は少なからず受ける為、クリスの勘が鋭い理由の一部には無意識下に蓄積された別世界のデータの存在もあったりする。

 

 ・分岐8.アーク社はクゥ型のNPCを量産していない

 

 前述の通りクゥのデータはクリスが徹底的に抹消した為、アーク社は原作のようにクゥ型のNPCの量産には踏み切っていない。

 

 また、この世界の聖良は甥っ子LOVEが数割増しの為、甲の心情を慮って無理に量産しようとはしなかった。

 

 ・分岐9.短い期間ではあったがレインは如月寮に所属していた。

 

 上述の経緯により早期に勲と和解出来たレインは、灰色のクリスマスが起きるまで如月寮の寮生として生活していた。

 

 期間こそあまり長くはなかったものの、その経緯の為如月寮の一員としてしっかりと認識されている。

 

 ・分岐10.千夏は灰色のクリスマス直後にレインに出会い、立ち直っている。

 

 千夏は自分が灰色のクリスマスで義体化を余儀無くされ、友達を何人も失った事で自暴自棄に陥っていたが、偶然同じ病院にいたレインに発破をかけられ、立ち直っている。

 

 原作では千夏はAI不信に陥っていたが、この世界では特異点の助力がなかった為対地射撃衛星群(グングニール)の制御をAIが奪う事が出来ず、この時点で世界が滅んでは困るXクリスの干渉により、バルドルによって対地射撃衛星群(グングニール)の制御を奪われアセンブラを焼き払う為に地上の無差別攻撃が行われた為、AIに不信感を抱く理由がなく、元の快活な性格を維持している。

 

 ・分岐11.長官はAIを憎悪していない。

 

 妻の死の真相を知り娘と和解した事、そして灰色のクリスマスにAIの暴走を疑う要素がなかった事から長官は反AIの思想からは脱却している。

 

 その為性格も丸くなり、人の意見をしっかり聞くようになっている。

 

 ・分岐12:灰色のクリスマス当日、対地射撃衛星群(グングニール)の制御を奪ったのはバルドルだとされている。

 

 上述の通り、この世界は特異点の干渉がなく放置すればアセンブラの増殖を止められず灰色のクリスマスの時点で世界が滅ぶ為、それを嫌ったクリスの干渉によってバルドルを通じて対地射撃衛星群(グングニール)の制御を奪い、地上への無差別照射が行われた。この事をAIの所為にする者達もいるが、原作程反AI派は多くなっていない。

 

 ・分岐13:長官は真の実体の場所を把握しておらず、トランキライザーを使おうとしていない。

 

 原作では真の実体を確保し、トランキライザー起動に使おうとしていた長官だが、前述の経緯により反AIの思想からは脱却している為、米内の訴えは受け入れず、頑なにトランキライザー使用を拒む長官に対し米内も真の実体の情報は教えておらず、長官は真の実体の居場所を知らなかった。

 

 ・分岐14:箱舟計画に必要な施設と資料は失われており、箱舟計画は使用出来ない。

 

 箱舟計画を発動されるとXクリスとレヴィアタンの連結(リンク)が切れる可能性があった為、Xクリスの介入により箱舟計画に関するデータは失われている。

 

 また、聖良の甥っ子LOVE度が増している事で聖良にも現実(リアル)への未練が生まれており、無理に計画を再開させようとはしなかった。

 

 ・分岐0/世界0における世界干渉合戦は終了しており、この世界では基本的に特異点は発生しない。

 

 この世界における最大の分岐。原作では三度発生した特異点だが、既に空とノインツェーンの世界干渉合戦は終わっている為、特異点は発生しなくなっている。

 

 観測者となった空達も干渉には消極的になっており、観測者達もこの世界の事は把握していなかった。

 

 あくまで()()()()()()()だけである為、空とコゥが身を挺して特異点を呼び寄せる事で観測者となった空達がこの世界の事に気付き、一度限り特異点を開くに至った。

 

 『世界Ω』

 

 或いは世界線X+Ω。このストーリーの舞台となる世界の事。この世界が出来上がるまでの経緯は次の通り。

 

 ・原作DIVEXの世界で警察病院で昏睡状態になっていたクリスだったが、灰色のクリスマスの時に対地射撃衛星群(グングニール)照射によって実体が死亡。

 

 過去に繋いだドミニオンの機械を通じたノインツェーン・ウイルスの汚染により、無意識のうちにノインツェーンの遺産を用いて実体と電子体の切り離しを行った結果、クリスは電子体幽霊(ワイアード・ゴースト)となった。

 

 しかし自意識がない状態だった為他の死者と同様無意識(E's)の海へと導かれ、無意識(E's)の海の中で意識を取り戻す。

 

 ・自分の現状を朧げながらに把握したクリスは無意識(E's)の海を通じて他の可能性の世界を見る。

 

 そこで自分の考えていた陰謀論が全くの的外れであり、そして甲に対する恋心が自分自身から生じたものである事を自覚し、選択を間違い甲の愛を勝ち取れなかった事に絶望する。

 

 ・散々絶望した後、世界0で空が行った世界干渉合戦の内容に注目し、今の自分も同じ事が出来るのではないかと考え、別世界への干渉を開始する。

 

 当初の目的は『六条クリスと甲が結ばれて幸せに暮らす世界を見る』事。

 

 しかし、クリスは本来灰色のクリスマスで死亡する筈の人間である事から、何百、何千と世界を繰り返してもクリスが灰色のクリスマスを超えられる分岐を生み出せず、その事に絶望しながらも執念で世界を繰り返し続ける中で髪の色素は抜け落ちて白髪となり、眼は充血し赤く染まる事になる。

 

 ・膨大な数の世界を繰り返した後、ようやくクリスが灰色のクリスマスを生き延びる分岐の世界へ到達する。

 

 しかし、その頃にはXクリスの精神は摩耗し切り、目的の世界に到達しても()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()としか思えなくなっており、当初の目的を忘れ去り『自分自身』が甲と結ばれる世界へ至る為、狂気の赴くまま干渉を開始する。

 

 ・その後も『六条クリスと門倉甲が結ばれる世界』を起点に膨大な数の世界を繰り返し、遂に全ての条件が整った世界に到達し、数多の世界を経たXクリスの目的を達成する為にDIVEX世界、通称世界Xから繰り返した末のΩ(最後の)世界、世界線X+Ωが誕生しストーリー開始となる。

 

 以上の工程を以て、ストーリーの舞台、世界X+Ωが生み出された。

 

 無意識(E's)の海は全ての並行世界と繋がっているという解釈の為、作中序盤のXクリスは無意識(E's)の海を通じて最初は画像越しに介入して行く事になる。

 

 その後、バルドルを通じてジルベルトの身体を乗っ取り、本格的な介入が開始される。

 

 『清城市』

 

 ストーリーの舞台。清城市そのものは原作とそこまで変わりはない。

 

 しかし原作より反AI派の数が少ない為、反AI派の米内等の議員は原作よりも権勢が衰えている。ストーリー終了後は緑に覆い尽くされた旧清城市街の周囲に新清城市を建設中。

 

 『都市自警軍(CDF)

 

 原作と特に変わった所はない。資金も碌にない為戦力としては心もとなく、作中の戦いでも活躍は出来なかった。

 

 ストーリー後は清城市の復興に尽力している。

 

 『対AI対策班(GOAT)

 

 原作では強大な敵として戦ったが、このストーリーでは長官が完全な味方である為、表立って敵対はしない。

 

 反AIの思想は燻っているものの、長官の人望である程度は抑え込めている。最後の戦いで残った面子は対AI対策班(GOAT)の中でもAIに偏見を持たない長官の忠臣連中で、アーク社との協力にも思っていた程の抵抗感はなかった模様。

 

 ストーリー終了後は長官の直属部隊として、名称を『統合軍治安維持部隊(Global-union Maintaining security Team)』、通称『GMT』に変更し、各地の反統合ゲリラのテロ撲滅に尽力している。

 

 『ドミニオン』

 

 原作ではストーリーを散々ひっかき回し役どころとしては中ボスに留まったが、この世界ではXクリスが『ドミニオンの神子』として組織を纏め上げ、レヴィアタンという化け物を生み出した為、作中最大の敵として君臨する。

 

 Xクリスによってかなりの数の信者が電子体を改造されて神父と化した為、事件後は構成員が殆ど残っておらず、事件終結と共に自然消滅した。

 

 Xクリスも信者は神父の残機程度にしか考えていなかった為、非人道的な実験を繰り返しその最中で多くの信者を死に至らせている。

 

 事件後は世界規模のテロを引き起こした集団として忌み嫌われており、名前をあげる事すら忌避する者が多い。

 

 『ミッドスパイア』

 

 現実逃避し引き籠った者達が集う塔。清城市の利益の殆どを独占し、張りぼての理想郷を創り上げていたが、ドミニオンがミッドスパイア構造体を占拠した事でその偽装が剥がれ、ミッドスパイアの住人達はドミニオンが用意したレヴィアタンの餌場に誘い込まれ、レヴィアタンに取り込まれた。

 

 ストーリー終了後は変わった世界に適応し切れず、住民達は揃って清城市を後にした。現在は復興の拠点として活用されている。

 

 『バルドルシステム』

 

 特に断りがない限り、ミッドスパイアのバルドルシステムの事を指す。作中ではXクリスに散々利用されていたが、ストーリー終了後はAIネットワークの一部に組み込まれた為、ノインツェーンが遺したウイルスも消え去り、単なる機械と成り果てた。

 

 『フェンリル』

 

 原作では幹部以外の描写は少ないが部隊員は存在する。強さとしては普通の傭兵より強いが甲達エース級には及ばない。

 

 作中では心強い味方となり、特に幹部連中の活躍が目立った。ストーリー終了後は長官の直属として反統合ゲリラ撲滅を行っており、時々長官と永二が組んでは凄まじい無双が繰り広げられている。

 

 『アーク・インダストリー』

 

 聖良が社長を務める会社。ストーリー中徹頭徹尾味方であるが、敵のレベルが高くアークの警備員は実質空気と化していた。

 

 聖良と亜季の尽力が大きく、彼女達がいなければ詰んでいた場面もあった。ストーリー終了後は清城市の復興に尽力している。




 以上が世界設定となります。もしかしたら今後追加があるかもしれません。
 人物設定や機体設定等も投稿しますので、お楽しみに。
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