※この作品はR-18です。

BALDR SKY Another World /世界X+Ω   作:デスイーター

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 最後は敵キャラクターの紹介です。ではどうぞ


人物紹介/敵キャラクター~Character material Ⅴ~

 

 『ドミニオンの神子(六条クリスAnother)』

 性質:混沌・狂

 電脳適応:EX 格闘能力:B+

 仮想戦闘:B+ 機体性能:EX

 計略:A+ 精神:B+++

 搭乗機:リリスバフォメット/レヴィアタン

 

 解説

 

 本作のラスボス。DiveXクリス、通称Xクリス。神子クリスとも。

 

 その正体は原作DiveX世界の六条クリスが実体の死を契機に電子体幽霊(ワイアード・ゴースト)と化し、無意識(E's)の海の中で空を真似て世界干渉を行い、その果てに気が狂い、文字通り怨霊のような存在と化した六条クリスの成れの果て。

 

 彼女がストーリー開始まで辿った経緯は世界設定の方で説明しているので割愛。

 

 自身を浸蝕するノインツェーン・ウイルスを浸蝕し返した彼女は神父のプログラムも書き換えて自身の手駒とし、ドミニオンの乗っ取りに成功。

 

 以後は信者や攫って来た人間を使った人体実験を繰り返し、超兵器レヴィアタンを作り出し仮想世界で猛威を振るった。

 

 レヴィアタンを作り出す際に自身の無意識にあたる部分を改造してレヴィアタンの『核』に組み込んでいる為、精神の破錠が益々進んでいる。

 

 ちなみに、レヴィアタンの起動直前にXクリスの機体から放出されレヴィアタンに吸い込まれた黒い球体がXクリスの無意識の部分である。

 

 これを取り込んだ事でレヴィアタンはいわばパイロットが乗った状態になり、起動したのである。

 

 レヴィアタンはXクリスというアカウントで遠隔操作している状態である為、実は接続にさえ成功すればこの世界のクリスに制御を乗っ取られてしまう危険がある。

 

 同じく真も元接続者(コネクター)であり電脳症患者でもある為、この二人を取り込むと下手をすればレヴィアタンという最大戦力を失いかねない為、彼女は『クリスと真をレヴィアタンの近くで殺さないようにする』という縛りを設けて戦う羽目に陥っていた。

 

 本来であれば自身の干渉の起点として必要なクリスはともかく、真はレヴィアタンの起動前に排除したかったのが本音ではあった。

 

 しかし真は自分自身が戦場に出ずに甲の内部からのサポートに徹した為、単独で始末する機会がなく、次善の策として真の実体が奪還され次第真を強制的に強制離脱(アポート)するプログラムを起動させ、万が一にもレヴィアタンの制御を奪われる事がないようにしてからレヴィアタンを起動させた。

 

 しかしこの事をクリスに気付かれてしまい、クリスと真は躊躇いなく自殺する事でレヴィアタンに自ら取り込まれ、その後の展開の突破口となってしまった。

 

 彼女の会話は『自分の想いを相手に押し付けるもの』であり、他人の話は耳に入っていても聞き入れる気が全くない為常に会話は一方通行で文字通り話にならない。

 

 特に甲との関わりを邪魔する者には容赦がなく、例え味方であっても問答無用で排除してしまう。

 

 ノインツェーンの知識の一部と無意識(E's)の海から引き出した知識がある為、預言者のような真似すら可能であり、画面越しに接触するしかなかった頃は甲達が予定外の行動を取らないよう情報戦を仕掛けて周囲の情勢をある程度コントロールしていた。

 

 仮面で顔を隠し『ドミニオンの神子』として振る舞っていた時は意図的にキャラを作って演技しており、口調も変えて感情的にならないよう努めていた。

 

 その分仮面が外れ直接甲と相対した後は我慢が効かなくなり、自分の想いを散々甲に向けて吐き出している。

 

 その有り様は痛々しいの一言で、横で見ていたクリスは別の世界の自分の醜態に殺意レベルの嫌悪感を抱いていた。

 

 実は変身するラスボス。第一段階の神子モード、第二段階のアナザークリスモード、第三段階の異形本体モード、最終段階のレヴィアタンモードがある。段階を踏むごとに狂気の度合いが増していくのが特徴。

 

 リリスバフォメットに乗っていたクリスは無意識のクリスの一部を切り取ったものであり、分身のようなもの。

 

 倒されれば痛手ではあるが、そうなっても本体であるレヴィアタン側のクリスは問題なく活動可能であるので所詮は替えの効く駒に過ぎない。

 

 知識は凄まじく機体性能も半端ではないが、肝心の戦闘経験が殆どない為大きな戦略面でならともかく局所的な戦闘ではその拙さが露呈する。

 

 基本的にレヴィアタンという超兵器を伴って行動していた為それでも充分絶対優位を維持出来ていたが、甲達の活躍でレヴィアタンから負荷発生能力が消えた事で時間稼ぎの為に自分が出てこらざる負えなくなり、その弱点を露呈する結果となった。

 

 当初のXクリスの目的は甲をレヴィアタンに取り込んだ後アセンブラで現実(リアル)を滅ぼし、レヴィアタンの中で自分の恋人として記憶を書き換えた甲と永遠に愛し合う事だった。

 

 また、夢の世界で甲が退屈しないように甲の仲間もレヴィアタンに取り込んで、記憶を書き換えた上で死者との再会を餌に懐柔するつもりだった。

 

 しかし久利原の遺したアセンブラの改変プログラムを甲達が手にした事とノインツェーンが結果的に全面的に甲達を支援した事で甲達の脱出を許すばかりか、レヴィアタンから負荷発生能力が消えてしまう。

 

 構造体を吸収して失った容量を取り戻そうとするもそれまでの主砲乱射で構造物が減少しており、量産したパプティゼインに時間を稼がせ構造物の多く存在する場所へ赴き容量を補填する予定だった。

 

 だが甲に追いつかれた事で現実(リアル)への干渉を諦め、対地射撃衛星群(グングニール)制御奪取に割いていた分の干渉能力を用いて仮想空間のテクスチャそのものを取り込み機体を強化。あと一歩の所まで甲を追い詰める。

 

 しかし、空とコゥの助力によって特異点が開き、形勢は逆転。最後の決戦の末、Xクリスは甲に敗北。

 

 彼女の半身であったレヴィアタンは機能停止し、それに伴い電子体の維持も不可能になる。

 

 もう一人のクリスは最期の甲との語らいで刹那の正気を取り戻し、安堵したまま今度こそ死亡した。

 

 AIによってレヴィアタンの痕跡は消去され、今度こそ彼女の眠りを妨げる者はいなくなった。

 

 総評

 

 今作ラスボスにして、作者の趣味が100%詰まったキャラクター。彼女をラスボスに据える事を思いついたからこそ、この作品を生み出す事が出来た作者にとっても重要なキャラクター。

 

 ラスボスというのは物語に必要不可欠な要素であり、ある程度の箔が必要になる。

 

 Xクリスを書く時は『手遅れ感』と『メンヘラ感』を出し、見ていて痛々しいキャラクターとなるように作成しました。

 

 彼女の台詞にルビが多いのは本心と行動の剥離が多い暗喩であり、時々挟まれるノンストップ呪詛は制御不能の狂気を示しています。

 

 本作ラスボス機体のレヴィアタンはリヴァイアサンを()()()()()()()()だけであって、リヴァイアサンそのものではありません。

 

 リヴァイアサンは憐の無意識が仮想(ネット)を放浪するうちにあらゆるものを取り込み自然と強大化してしまったものですが、レヴィアタンの場合はXクリスがそれを自分の意志で人工的に行ってしまっているので釈明の余地がありません。

 

 Xクリスはリヴァイアサンに対する憐のポジションではあるが、レヴィアタンを好き勝手に操り暴威を振り撒く側なのでストッパーが存在せず、思う存分暴れ回る事となった。

 

 彼女の最期のシーンをどうするかは最初から決めていました。あのシーンを以て私なりに原作クリスへの「救済」として、この物語を終わりたいと思ったからです。

 

 例え狂気に染まっていても、その始まりは純粋な想いだったのだから少しくらい報われてもいいだろうという考えにもよります。

 

 彼女がいたからこそこの物語は最高の盛り上がりで終わる事が出来たので、作者としては感謝するしかありません。

 

 おやすみクリス、その眠りが安らかであらん事を。

 

 『グレゴリー神父』

 性質:混沌・悪

 電脳適応:B 格闘能力:B

 仮想戦闘:B+ 機体性能:B+

 計略:A 精神:A

 搭乗機:パプティゼイン

 

 解説

 

 ご存知顔芸神父。原作では散々物語をひっかき回し、トリックスター的な役回りだったが、今作ではXクリスの配下として動く機会が多く、自分の主張を演説する機会もあまりなかったが、それでも多大なインパクトを残しているあたりは流石である。

 

 尚、上記の能力値はあくまで久利原を元にした神父の能力値であり、信者を元にした神父の場合全能力が1ランクダウンし、最終決戦時の量産パプティゼインに至っては2ランク能力値がダウンしており操縦技術も衰える結果となった。

 

 少なくとも、甲達3人を相手に終始翻弄し続けた久利原ベースの神父のような真似は出来なくなっている。

 

 甲の仲間達の活躍により、量産型神父は全滅。バルドルからもノインツェーン・ウイルスは失われ、神父はもう二度と現れる事はなくなった。

 

 総評

 

 量産型神父というパワーワードを実現してしまった今作のグレゴリー神父。

 

 原作神父と近いのはあくまで久利原が変じた方の神父であり、それ以後の神父は雑魚敵とあまり変わらない。

 

 信者にバルドルを繋げれば神父増やせるんじゃね?という思いつきの結果生まれてしまった量産型神父。

 

 最終決戦ではおおよそ120体程の神父が動員される事になったが、弱体化に弱体化を重ねた為、甲の仲間達によって無双される事になった。

 

 久利原ベースの神父はFCの嘘の霊をチェーンマインと一緒に長時間放出し続けたり相手の攻撃に合わせて超反応でトラップ兵器を起動させる、などの真似をしていたが量産型神父だとそもそもFCは使えず、武装の使用もまばらになる。

 

 しかし数が厄介なのは変わらず、ストーリー終盤では嫌という程神父と戦う事になる為、トラップ兵器地獄なのは変わらない。

 

 今作の神父はどちらかというとエネミーとしての属性が強く、孫のクリスがヒロインなのに特に絡みはなかった。

 

 まあ、他者の身体を乗っ取った神父は既に死んだ本体のコピーである為、絡みがないのは当然と言えば当然なのだが。

 

 『ジルベール=ジルベルト』

 性質:混沌・悪

 電脳適応:C 格闘能力:B

 仮想戦闘:C+ 機体性能:C+

 計略:A 精神:E+

 搭乗機:ノーブルヴァーチェ

 

 解説

 

 原作では最後に一度だけ見せ場があったくらいで概ね良い扱いをされず、最後まで小物らしかったジルベルト。

 

 しかし今作では最初の方こそかませ臭全開で慢心の末Xクリスに身体を乗っ取られ実体も殺されますが、実体を殺された恨みを決して忘れなかった結果、甲がレヴィアタンに取り込まれXクリスが意気揚々と記憶を書き換えようとしている所に乱入し、甲が覚醒する切っ掛けを作った。

 

 その後、最終局面で一時的に復活。

 

 Xクリスへの復讐を果たす為に甲に助力する形で戦闘に参加し、勝利に貢献した。

 

 レヴィアタン崩壊と共に電子体を維持出来なくなり、消滅。しかしその表情は何処か清々しささえあった様子。彼は彼なりに、意地を見せて散って行った。

 

 総評

 

 本作である意味大出世を果たしたキャラクター。甲の目覚まし係までは予想出来ても、その後の復活と共闘を予想出来た方はいないんじゃないかな。

 

 原作では殆どいい所なしで終わりましたが、折角だから見せ場を二つ作ろうと思い最初に空ルート同様の目覚まし係、そしてクライマックスに味方として参戦というサプライズを用意しました。

 

 自分的に彼はFateの慎二系統のキャラのようにドン底に落ちて這い上がる時にこそ輝くキャラだと思うので、この形になりました。

 

 中盤まではその自分勝手さをフルに発揮して物語の進行スピードを加速させ、そのお礼として最後に用意した見せ場で見事輝いてくれました。

 

 我ながらいいキャラとして書ききったと思います。彼は決して改心しただけでなく、行動の優先順位が変わっただけなので次に甲と出会う機会があれば再び因縁をつけて襲い掛かって来る事でしょう。

 

 性根自体は、全く変わっていませんからね。




 これにて人物紹介は終了。次は機体紹介となりますのでお楽しみに
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