DEVILMAN REBORN ~LOST DESTINY~ 作:カナト
人間の醜さや愚かしさやデーモンの残虐さも残しつつ、デビルマンたちやその周りの人々の「愛」がテーマになっています。
自己満足です。
それでも良ければ、読んでいただければ嬉しいです。
プロローグ 天使の声
「明……君と私は何度となく巡り会い、何度となく衝突してきたね」
明……誰のことだ?
誰かの、男の声が聞こえてくる。
「私は君のことをーーーーーにしてしまったことを後悔していないよ。君と友になったことも後悔していない。ただ1つ……何度廻ろうとも、この変わらない運命が私は憎い」
目を開けると、黄色い光の空間の中、そこには12枚の羽を広げており、上半身は女性のように胸が膨らんでおり、下半身には男の性器がついている、白い天使が居た。
「私はこの運命の輪廻に決着をつける。もう人間もデーモンもどうでもいい……私の全てをかけてでも、何を犠牲にしても……この決められた黙示録を終わらせて見せる。例え、君が私を―――」
天使は俺の額に手をかざすと、悲しそうに微笑んだ。
「君は生きる。この世界ではもう死んでしまうが、私が君を生まれ変わらせる」
「了……」
俺の口が勝手に動いた。
「俺は……人間の醜さを知った。人間に絶望し、この手で何十、何百という人間を殺した。俺にもっと力があったのなら……俺が美樹の大切さに気づいてさえいれば、こんなことにはならなかった。……もし生まれ変わりがあるのなら……俺は……」
もう声が出ず、口パクでなんと言ったのかはわからない。
ただ、頭の中にあるのは後悔の念。
それが、今の俺の心に突き刺さった来た。
生まれ変わる。
そして、もっと強い力を持ち、本当に大切なものを守り抜くことができるようになりたい。
「明……私はおまえをーーーたかったんだ。おまえだけを。だけど、それだけではダメなんだな。だから、おまえに……」
天使はかざした手から光を放つと、俺の体が暖かい光に包まれた。
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俺の名は内海明人(うつみ あきと)。
両親は年中海外出張中で、今は父親の旧友だった加藤夫妻の元に居候し、その子供である美佐紀と孝太郎とも一緒に生活していた。
高校生になっても加藤の家族以外と交流はなく、友人を作ろうとはとても思えなかった。
それは、昔からある身体の違和感が原因だ。
最初は、3歳の時にマンションの3階から落ちてしまった時。
無傷だったんだ。
記憶にないが、驚きもせずに起き上がり、泣かなかったらしい。
子供の身体は柔らかいからとか、そう言うのでは説明がつかない現象だった。
小学校に上がってからも、力の強そうなガキ大将をパンチ1発で気絶させてしまい、その復讐で集団で襲いかかられても、すべて無傷でねじ伏せた。
彼らが吐いたり切ったりして出た血を見ても、なんとも思わなかった。
この時、俺は自分が普通じゃないと気づいたんだ。
そして、その時から、必要以上に人と関わらないことを決めたんだ。