DEVILMAN REBORN ~LOST DESTINY~ 作:カナト
これより先は、神のシナリオが定めた運命ではない。
神だけではなく、生きとし生ける者たちの選択の物語となる。
弱肉強食の崩壊した世界。
デーモンと人間の生存競争。
デビルマンという不確定要素のある第3の存在の開示。
本来は黙示録の未来を辿るはずだった世界。
ここから先は、誰もが予想しえないことが起こることだろう。
愛する者たちを守るために戦う運命の破壊者。
正しい心を持つ人類を救うために人類の希望となった魔神。
愛に目覚め、1人の人間として世界と向き合うことを決めた堕天使。
世界の生末を監視し、自身の思うがままに戦うデーモンの勇者。
そして、この先現れる新たなる可能性を持ちし者。
彼らの思惑が、想いが、世界の未来を決する。
激突する2つの同じくする魂。
その結末は世界の終焉か、新たなる世界を切り開くのか。
明人は愛する者との未来を守ることができるのか。
世界の命運はどこに向かうのか。
運命を決めるのは神の力か、生きとし生ける者たちの意志なのか。
全ての鍵を握るのは、未来に繋げる愛の心。
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神のシナリオを手にした白藤隆一は、地獄の城に戻っては玉座に座る。
彼の前にひざまずくのは、多くのデビルマン。
「俺が手に入れるべき物は、すべて手に入れた。これより、世界の救済を始める」
白藤の言葉に、デビルマンたちは静止を続ける。
「この世界は神の管理の下に成立している。そんな世界は間違っている。この世界の未来を決めるのは、我々デビルマンだ。愚かな人間やデーモンどもの好きにはさせない。俺たち選ばれた存在、デビルマンが全てを支配する。そのことに異論があるものは居るか?」
そんな者が居るはずがない。
皆、前世で人間ではないという理由で忌み嫌われ、その中でも悪を撃とうとした者たちなのだ。
その象徴である不動明の魂を持つ者、白藤の言葉を誰が否定できようか。
神のシナリオを掲げ、高らかに白藤は宣言する。
「世界の命運は俺たちが握っている!!デビルマンが世界を正しく導くのだ」
デビルマンは歓喜の声をあげる。
「俺はこの世界を変えるために、世界を終わらせる!!」
白藤の理想は、怒りと憎しみと後悔に満ちたものだった。
地獄からの脅威が、地上に牙を向ける日は近い。
しばらくして、デビルマンたちを下がらせ1人で玉座に着く白藤。
目を閉じて思い出すのは、前世界の多くの憎しみと後悔の記憶ばかり。
これが彼の意識を歪ませた。
「あの時、俺が全てを捨てて美樹の下に助けに行けたのなら……俺の運命も変わったのか。しかし、そんなことを思い出しても意味はない……か」
彼の影は長く伸び、その姿は異形に変わる。
「この世界は間違っている……。それを正すのは、俺にしかできない」
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意識が覚醒すると、そこは黒い空間だった。
全裸の姿で真っ暗な空間に立っており、周りには何も視えない。
「ここは……一体……」
『ここは多次元の狭間。おまえが運命を切り開いたことにより、新たな可能性が生まれた。新しい次元だ』
後ろから声が聞こえて振り返れば、そこには首に黄色のスカーフを巻いた2メートルほどの大男が立っていた。
男の顔は影に隠れていて見えない。
何故だ、俺はこの男を誰よりも知っている。
「あんたは、一体……」
『俺はもはや、何者でもない存在だ。そして、おまえを見ていた者』
男は次元を視覚化し、多くの映像を俺の周りに広げる。
『これより先の未来は、全てから隔絶されている。おまえたちの選択によって、世界は大きく変化することだろう。そして、想像を絶するほどの試練がおまえを待っていることだろう』
「試練?……それは一体……」
『どのような困難に向かおうとも、後悔しない選択をしろ。そして、己の信念を貫き通すのだ』
男の姿がぼやけてきては、その姿が一本のジャックナイフになっていく。
『加藤美佐樹の運命を変えたおまえならば、守り抜くことができるやもしれん。この世界の運命を頼んだぞ、この世界の俺よ……内海明人』
「待ってくれ!!あんたは……もしかして!!」
ジャックナイフが光りだし、その姿が消える。
俺の身体は白い光に包まれていった。
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意識が覚醒し、ベッドから起き上がると横では全裸の美佐樹が安堵の表情で眠っていた。
窓を見れば、朝日が顔を出しており、早朝を迎えている。
運命の日から、何の悲しみもない新しい1日が始まったのか。
結局、昨日は1日中美佐樹と身体を通して愛を確かめ合っていた。
お互いにどれだけ悦を得ても満足ができなかったんだ。
寝ている美佐樹の髪を撫で、そこから身体を指先でなぞっていく。
顔の輪郭、首筋、鎖骨、乳輪となぞっていくと、寝返りを打って離れてしまった。
仰向けになってしまって2つの大きくて豊かなオッパイを上に向けられる。
衝動に抗うことができず、俺は本能のままに寝ている美佐樹のオッパイに顔を埋める。
温かくも柔らかい感触が顔に広がり、安心感を覚える。
「美佐樹……美佐樹ぃ」
肉棒が膨張し、彼女と再度繋がりたいと訴えてくる。
しかし、寝ている女を犯すことには抵抗を覚えてしまう。
それに、何時孝ちゃんが目を覚ましてこの部屋に来てしまうかもわからない。
俺は美佐樹に布団をかけ、服を着て部屋を出ようとする。
その時、急な激しい頭痛に襲われてしまい両手で押さえる。
「っ!!」
頭の中に映像が流れてくる。
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場所はわからない、黒い空間。
そこに黒い獣と美佐樹が居る。
獣が彼女を押し倒し、オマンコに容赦なく反り立った肉棒をねじ込んで激しく小刻みに腰を振る。
『あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あんっ!あぁ~~~~っ!!!』
すぐに中に射精しては体位を変え、再度挿入する獣。
それを何度も繰り返す。
『あぁんっ!あんっ!あっ!あんっ!あぁうっ!』
抵抗せずに顔を紅潮させながら喘ぎ声を出し、行為を受け入れる美佐樹。
『あんっ!あんっ!はぁんっ!うぁんっ!あぁ~!!』
獣の欲のはけ口となっているにもかかわらず、その表情はどこか満足そうに見える。
そして、彼女は愛おし気な顔をしてこう言うのだ。
『はぁんっ!!あっ!……愛してるっ!!愛してるわぁ!!明人ぉ~~っ!!!』
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美佐樹を犯していた、あの獣が……俺?
それなら、俺は一体……。
寝息を立てている美佐樹を見ては、今のイメージに恐怖を覚え始めた。
ちょ~っと、今度の話から新章入ると同時にメッセージで性行為のリクエストがあったので、それについての物語を書いていきたいと思います。
お付き合いくださると幸いです。