DEVILMAN REBORN ~LOST DESTINY~ 作:カナト
ホーリースパーク本部。
そこは崩壊した悪魔特捜隊の本部を改修して作られており、前よりも強度が高く防衛力も向上している純白の城である。
その中で、雷沼虎之助は自身の研究室に足を運んではガラスケースの中に収められている自身の新たなる『力』を見る。
それは3本の角が生えた、金色の鎧。
「やっと、必要な力がそろった…。これで、偽りの希望から世界の目を覚ますことができる」
鎧の方に手をかざせば、フッと笑みを浮かべる雷沼。
「この時を待っていた…。待っていろ、悪魔どもよ。今度こそ、私が粛清してやる」
その目からは憎悪と憤怒が感じ取れる。
そして、確固たる信念も。
悪魔に対する執念が、彼の大きな原動力なのだ。
しかし、それも彼を表す一面に過ぎない。
そんな彼の背後に、1人の男が静かに立った。
薄暗い部屋の中で、顔に影がさしていて見えない。
「雷沼くん、時間だ。そろそろ、最終調整に入ろう」
「……はい、博士」
返事をして研究室を出ようとする前に、雷沼は男の方を見ずに言葉を交わす。
「私のスペックはもう完成目前です。これで、あなたの目的を果たすこともできるでしょう。喜ばしいことです」
「そう言うのであれば、君にはあの子を超えてもらう必要がある。そのために、君を鍛え上げ、力を与えるのだからな」
「わかっておりますとも。……訓練達成率は今、どの程度でしたか?」
「72%だ。セイヴァーが完成した今、あとは君次第だと言っても過言ではない」
2人で部屋を出れば、廊下の明かりが男の半身を照らす。
白衣に身を包み、覗き見える右手は機械の義手であった。
「では、参りましょう……。人類の平和のために」
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そこは暗い路地裏の奥にある施設の地下。
その奥の方からは女の声が聞こえる。
どこか切なさを覚えるような、苦しく悶えるような声。
「あぁ~‼あっ、んぁがっ‼はあぁ~~~‼‼」
その声の主は柊木ツバサ。
彼女は地下の奥にある一室で1人、全裸のままベッドの上で身もだえる。
部屋の中はデーモンの死体が転がっており、壁に返り血が付いている。
血だまりの部屋で、ツバサは顔を紅潮させながら悦に浸る。
左胸の乳房を自身で揉み回し、陰部に人差し指を突っ込んでは弄って愛液が漏れだす。
「はぁがっ‼あぁはぁ~~~~~~~‼‼」
両足を天井に向かって伸ばして身体を仰け反らせて絶頂に達し、脱力して汗だくのままベッドに体重を預ける。
「足りない……」
戦って殺し合いに身を投じようとも、自慰をしようとも、彼女の心の渇きは満たされない。
忘れられない感覚がある。
血が沸騰するような熱い心。
生きるか死ぬかのような、ギリギリの緊張感。
「アモン……内海…明人…‼」
デビルマン・ゼロ……内海明人との戦いが忘れられない。
白藤隆一が語った真実を聞いた時、彼女の中で何故自分が明人に惹かれたのかが理解できた。
自身の中のシレーヌの記憶が、アモンの転生体である明人に共鳴したのだ。
(欲しい……内海明人が。シレーヌの意志だけではない。私自身も、あの男を求めている…‼)
ツバサは明人のことを見てきた。
その中で、彼が愛する者と愛を深める場面を見てきた。
その時に感じたのは怒り。
大きな嫉妬。
激しい憎悪。
本来ならば、アモンの隣に居るべき女は自分のはず。
しかし、内海明人は自分が人間としての不動明の転生体だと思っている。
まずは彼に、自身が悪魔…アモンの転生体でもあることを認識させる必要がある。
彼女が明人に悪魔として自覚させたかった理由はそこにあったのだ。
『……ここに居たのか。捜したぞ、デビルマン・シレーヌ。柊木ツバサ』
ツバサは、その存在に気づくことができなかった。
紅の鎧を装着している悪魔。
それは、シレーヌが知る者と姿が瓜二つ。
ツバサは身体を起こし、警戒心を向ける。
「おまえは…‼」
『シレーヌの力を持つのなら、すぐに俺に気づくはずだ。世界は違えど、俺たちは何度も雌雄を決しているのだからな』
彼女の中で、既に答えは出ている。
しかし、違和感を覚えている。
シレーヌの記憶が、彼をそうだと断定している。
しかし、その意志はそれを否定しようとしている。
「おまえは……勇者アモン…なのか?」
『疑問に思うのも無理はない。しかし、貴様がどう思おうと俺がこの世界の勇者アモンだ』
ツバサの中で感じている矛盾。
それを確かめるため、彼女は闘志を向けた。
「デビルっ‼」
シレーヌの鎧を装着し、臨戦態勢に入る。
そして、鎧をまとうと同時にシレーヌの意志が流れ込んでくる。
「おまえからは、確かにアモンの力を感じる。しかし、おまえは私の愛するアモンではない‼」
『知らんな。貴様の愛など』
アモンはシレーヌの怒りを一蹴し、彼は仁王立ちで腕を組む。
『見定めさせてもらうぞ、デビルマン・シレーヌ。貴様の力と、欲望を』
2人は拳を握り、互いの力を衝突させた。
「私も試させてもらおう。おまえの力が私をたぎらせるものなのかどうかをな、アモンの偽物よ‼」
目の前に居るアモンを、偽物と呼ぶシレーヌ。
その真意は、その真実は。
偽物と呼ばれ、マスクの下でフッと笑うアモン。
『良いだろう。俺と言う偽物を倒し、おまえの愛が正しさを証明して見せるが良い。この勇者アモン、それを全力で否定してやろう‼』
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暗い空間の中に1人。
加藤美佐樹は全裸のままその場に居た。
精神体の状態に近いのか、宙に浮いているような感覚。
「ここは……どこ?」
何も見えない世界。
これは前にも見たことがある。
アモンに促され、湖に潜った時に見た世界。
しかし、前とはどこか違う感覚を覚える。
空間が歪み、暗闇の向こうから風景が広がる。
それは自然豊かな世界。
今のようなテクノロジーはない、古代を思わせる。
その世界で、多くの異形の獣たちが殺し合う。
生と死の行き交う中で、一際存在を主張する獣人が2人。
1人は青紫色の肌をして四肢が漆黒に染まっている。
もう1人は頭部から白い翼を広げている、四肢にワシの鉤爪が付いている。
青紫の獣人が目の前の敵に集中し、背後からの奇襲に気づかなかった。
その時、白い鳥人が彼の背後に回って防御する。
「アモン、周りにも目を配れ‼」
「すまん、シレーヌ」
アモンとシレーヌ。
しかし、アモンの方は美佐樹が知る者とは形状が異なる。
2人の戦士は互いに背中を預けながら、大勢の敵を切り裂き、葬る。
戦いが終わり、2人は互いに目を合わせては抱き合い、唇を重ねる。
そして、その後に戦いによって生じた興奮を収めるように互いを求めあった。
悪魔が愛し合う姿を見て、美佐樹は胸に棘が刺さる感覚を覚えてしまう。
(何?この嫌な感覚……)
「アモンっ…‼あぁ~んっ‼アモン~~っ‼」
「シレーヌ……シレェ~ヌ‼」
アモンとシレーヌは正常位で繋がり、互いの名を呼ぶ。
その姿が、段々と変わっていく。
獣人の姿から、人間の姿に。
「明人……良いぞぉ、明人ぉ~‼」
「ツバサ……もっと、感じろ。俺を感じろ‼」
全裸の状態で、明人と見知らぬ女が互いを求め合う。
女の両胸を揉みしだき、一心不乱に腰を振る明人。
「はぁんっ‼あぁ~‼あぁんっ‼んっ‼あ~ぁ~‼」
そして、そんな彼に身体を許し、両手と両足を絡ませる。
「そんなっ…‼」
その光景に衝撃を受け、止めようと駆け寄ろうとすれば後ろから不敵な笑い声が聞こえてくる。
「クックック、流石は前世界の悪魔の魂を継ぐ者同士だ。引かれ合うものがあるんだろうねぇ……俺たちみたいに」
声を聴いただけで、美佐樹は全身に電気が走る。
そして、後ろから忍び寄るように近づかれ、抱きしめられる。
「やっと、君の心に近づくことができたよ……美佐樹」
その手を彼女の両胸の乳房に這わせ、下から持ち上げるように揉み始める。
「っ!?…いやぁんっ‼」
「驚いたかい?精神体である君に触れるために、俺もこの力を手に入れたのさ。バイオレンスジャックから力を受け取ったのなら、奴の力を得た俺も精神体として心に干渉できる。……この精神世界に入り込めるのは、俺1人。内海明人ではない。君と真に運命を共にする男……白藤隆一だけだ」
美佐樹の横に回り、白藤は彼女の顔を自分に向けさせた。
その目からは、怒りを感じた。
「あたしは、もう……あなたの想い通りにはならないっ…‼」
「嫌だなぁ。そう邪見にしないでくれよ。それに、そんなに震えた身体じゃ説得力がないなぁ。少し、リラックスさせてあげようか」
そう言って、白藤は美佐樹の顎に手を添えて唇を重ねてきた。
「んっ!?んんっ…んっちゅ…んっむ…‼」
美佐樹の意志は、彼を拒もうとしている。
しかし、身体が受け入れようとしている。
前とは違う感覚が、彼女の心を染めようとしている。
明人とのキスとは違う心地よさを、感じようとしている。
(何なの、これ!?明人とは違う……。この感覚を……知ってる気がする…)
彼の両腕を掴み、引きはがそうとするが力が入らない。
身体が意志とは関係なく、白藤の背中に両腕を回した。
「んんっ、はむっちゅ…れろっ…んっちゅ…むんっ」
白藤は舌を入れ、それを受け入れてしまっている。
そして、しばらくして彼は唇を離して目を合わせてくる。
逃がさないと言うように。
「今のキスで確信したはずだ。君が前世界で真に愛した男が、俺とあの偽物、どちらだったのかを…」
「そんなこと…関係ない‼あたしが愛しているのは、内海明人よ‼」
彼を押しのけて訴えるが、身体が今のキスで火照ってしまい、熱を感じてしまう。
「そうは言っても身体は、その魂に刻まれた記憶は覚えているはずだ。そして……求めてしまう、牧村美樹の魂が、真に不動明の魂を持つ者を」
「うるさいわよ‼」
美佐樹が彼に平手打ちをくらわせようとしても、それを軽々と手首を掴んで止め、自身に引き寄せて腰に片手を回す。
そして、もう片方の手で左胸の乳首を人差し指で突いては転がす。
「あぁんっ‼や、やめてぇ…‼」
「そう言いながら、求めてるんだろ?この俺を…‼」
人差し指を乳首から下になぞるように下ろしていき、陰部に触れれば愛液で濡れているのがわかる。
「今のキスだけで、身体はこんなになってるんだ。俺も君を欲しているんだよ?……ほら、触ってみなよ」
白藤は美佐樹の手を取っては自身の反り立っている肉棒を握らせる。
それを見ただけで、身体が無意識に求めてしまうのを自覚してしまう。
(そんなっ…‼ダメよ、あたしには明人がっ…‼)
愛しい人を思い出し、思いとどまろうとする美佐樹。
その葛藤を見通して、白藤は不敵に笑う。
「内海明人はもう、君の知る彼ではなくなる。ただの悪魔と成り下がり、獣と化す。その時、君はまだ彼を愛することができるかな?」
「っ‼…ふざけないで‼」
欲望よりも怒りが勝り、美佐樹の覇気が白藤を吹き飛ばした。
「……そうか。ここは、あくまでも君の精神世界。特異点の力もあり、流石に君の方に分があるようだな」
「あたしの世界から出て行って。あたしは、あなたのものにはならない‼」
強い意志で睨みつけてくる彼女に、白藤は黒い炎のゲートを展開しては退散する姿勢を見せる。
「君はいずれ偽物を見限り、俺の下に来る。それが運命だ」
「そんな運命、認めない。あたしは何があっても、明人と共に居る」
「……それが奴の望みなのであれば、そうすれば良いさ。しかし、獣の本能は君とシレーヌ。どちらを選ぶかな?」
最後に、白藤は炎の中に入る時に「また、君に会いに来るよ」と不吉な一言を残して消えて行った。
「二度と来るなー‼‼」
精神世界の中で、1人叫ぶ美佐樹。
その声が届くことは無かった。
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目を覚ませば、美佐樹はすぐに隣で寝ている明人の顔を見て安堵の息をつく。
そして、自分の身体の異変に気づいた。
シーツをめくれば、陰部から大量の愛液がにじみ出ていた。
それを見て、精神世界での白藤の言動を思い出してしまう。
明人の寝顔を見れば、罪の意識に苛まれそうになったがすぐに気持ちを切り替えた。
(牧村美樹……不動明……アモン……シレーヌ……転生者…か)
心に新たな引っ掛かりを覚えながらも、明人の顔を覗き込んでは唇を重ねて薄く笑む。
「あたしたちは大丈夫だよね、明人?ごめんなさい」
そう言って、美佐樹は彼の下半身に身体を移動させて股間に顔を近づけては朝勃ちしている肉棒を握る。
「んっちゅ。はむっ……んっ…んっ…んっ……んむっ」
フェラチオを始めれば、やはり自分は明人を求めているのだと自覚する。
(あたしが好きなのは、明人……。世界がどうとか、運命がどうとかはわからないけど、それだけは変わらない)
股間に言い知れぬ気持ち良さを感じ、明人は目を覚まして下を見る。
「……美佐樹?」
「んっちゅ……明人、起きた?おはよう。……寝起きで早速、悪いんだけど……」
美佐樹は明人の上に馬乗りになり、秘部に亀頭を擦りつけて腰を下ろして挿入した。
「うんぁあああんっ‼……恐い夢を見ちゃったから、慰めて?」
そう言って、彼女は明人の目の前で身悶えながら腰を激しく前後に振り始めて悦に浸る。
白藤に染められかけた悦楽を、明人でもう1度塗り替えるように。
とんでもねぇことばっかり起きるな(笑)
いろいろとツッコみたいことや謎なことはあると思いますが、それは今後の展開にご期待ください。
白藤の奴、精神干渉してくるまでになりやがったよ……恐っ‼
そして、明人と美佐樹は寝起きは全裸です。(セックスした後そのまま寝ちゃうからね)
たまに起きたらそのままエッチしちゃうくらいに関係は修復?いや、暴走していますwww。
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