※この作品はR-18です。

DEVILMAN REBORN ~LOST DESTINY~   作:カナト

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※明人×美佐樹派の皆さん、胸糞をご覚悟ください。


望まぬ衝動☆

 シレーヌを森の奥まで運んで投げ飛ばし、臨戦態勢に入る。

 頭の中はもはや、奴への殺意に満ちていた。

 

 美佐樹を巻き込んだ女の息の根を、この手で止めることで。

 

 シレーヌは俺に狂気の目を向け、頬を紅潮させる。

 

「2人きりだな、アモン。これで、誰にも邪魔されずにおまえの目を覚ますことができる」

「俺はアモンじゃない……デビルマン・ゼロ、内海明人だ!!」

 

 羽根を使わず、後ろ足で地面を蹴ってシレーヌに急接近し、回し蹴りを喰らわせようとするが、それを両腕を交差させてガードされる。

 

「懐かしいだろう。私たちは昔から、戦うことで互いのことを理解し合った。おまえとの戦いだけが、私の戦士としての本能を駆り立てたのだ!!」

「うるさい!!そんな記憶、俺にはなーーっ!?」

 

 急にズキンっと頭に痛みが走り、頭を抱えれば知らない映像が流れ込んでくる。

 

 それはアモンとシレーヌの戦いの記憶。

 血で血を洗うような、激しい戦闘。

 

『シレーヌ…‼あぁ、シレーヌよ‼』

 

 内なる獣が記憶に反応してしまう。

 

 止めろ、違う…‼

 俺はアモンじゃない‼

 

「美佐樹を利用しようとしたことを後悔させてやる…‼行くぞ、シレーヌ‼」

 

 怒りによって力があふれ出し、鎧がより獣人の姿に近くなっていく。

 

「うぐるぁあああああああああ‼‼」

 

 更なる変身を遂げた俺を見て、シレーヌは高らかに笑う。

 

「カーハハハハッ、良いぞ。その姿、怒りがおまえの本性を引きずり出している‼もっと怒りに燃えろ‼そして、私の愛するアモンを解放するのだ‼」

「うるせぇ‼後悔させてやるぜ、シレーヌ‼」

 

 怒りが感情を侵食していく、その度に力が増していく。

 

 空中戦を繰り広げ、シレーヌは両腕を飛ばしてくる。

 

「ダブル・ブーストクロー‼」

 

 2つの鋭い爪が飛んでくるが、両方を片手で受け止めては投げ返す。

 それを腹部に受ける直前に宙返りをして回避し、両腕を戻す。

 

「このシレーヌ、同じ技を受けるようなことはない‼」

 

 同じ技とは、不動明と戦った前世界のことか。

 前と同じやり方は通用しない。

 

 翼を広げ、羽根を展開してビームを放つ。

 

 美しい両翼をはためかせ、縦横無尽に回避するシレーヌ。

 

 そして、低空飛行から衝撃波を繰り出してくる。

 それを羽根を集合させてガードするが、奴は何度も放ってくる。

 攻撃を仕掛けながら、言葉を投げかけてくる。

 

「戻ってこい、アモン‼そして、私を抱け‼おまえの狂おしいほどの獣欲を、あの人間の娘ではなく、私にぶつけろ‼」

 

 何度も内なる獣に言葉をかけてくる。

 その度に、頭痛が強くなっていく。

 

「俺は……アモンじゃ…ない…‼」

 

 頭の痛みを振り切るように、高速で接近して両肩を掴み、地面に押し倒す。

 

「俺をアモンと呼ぶな、シレーヌ‼おまえの思い通りに行くと思うなよ‼」

「いいや、おまえは悪魔……デーモンの勇者、アモンの生まれ変わり‼その運命を……そして、私を受け入れよ、アモン‼」

 

 シレーヌに目を合わせて名前を呼ばれれば、身体に電気のような衝撃が走る。

 奴の……彼女の目は、涙を浮かべていた。

 その表情からは必死さが伝わり、目眩がしてしまう。

 

『シレーヌ……我が愛しのシレーヌよ…‼』

 

 外からの衝撃と、内からの衝動が交わって行く。

 

 ダメだ、このままだと…飲まれる‼

 

 シレーヌの腕を掴んで振り回して空に向かって投げ、頭を押さえる。

 

 俺が愛する者は誰だ?

 聴くまでもない、美佐樹だ。

 美佐樹と共に生きることが、俺の欲望のはずだ‼

 

『違う‼俺が愛する者はシレーヌだ‼彼女こそが、私のパートナーなのだ‼』

 

 美佐樹の笑顔を思い浮かべようとしても、それが柊木ツバサに…そしてシレーヌに変換されようとしている。

 

 自分を保て、俺は内海明人、デビルマン・ゼロだろ!?

 

 動きが止まっている俺に、シレーヌは正気とばかりに攻撃を仕掛けた。

 両手の間に炎の球を作り出して放つ。

 

「この技を受けて思い出せ‼私に向けていた、あの熱を‼胸の高鳴りを‼シレーヌのファイアーボール‼」

 

 球が直撃して炎の渦に飲まれてしまう。

 その灼熱は、地獄の炎には及ばないが強力だった。

 

 この前の比ではない。

 デビルマン・シレーヌもパワーアップしていると言う事か。

 それとも、アモンへの想いを力に変えているとでも言うのか!?

 

「俺の心は……アモンのものじゃねぇええええ‼‼」

 

 翼で身を包んでは勢いよく広げればて炎を吹き飛ばす。

 その時、俺の身体が更なる変身を遂げる。

 

 鎧のほとんどが剛毛に変化し、野獣の姿に変貌を遂げていく。

 より悪魔の身体に変化していく‼

 

「おお、その姿‼それこそ、私の知るアモンだ‼おまえは戻ろうとしている。さぁ、私の愛するおまえに戻るのだ‼」

 

 その声に反応するように、身体が勝手に大声で吠える。

 

『「ぐるぁああああああああああああ‼‼‼」』

 

 身体から感覚が無くなっていく。

 これは、あの時と同じだ。

 

 美佐樹を滅茶苦茶に犯した、あの夜の時のように‼

 

 身体が動き、シレーヌに襲いかかる。

 

「アモン、私はここに居るぞ‼私を求めろ、勇者アモンよ‼」

 

 接近する俺を両手を広げて抱きしめ、その豊満な乳房を顔に押し付けてくる。

 その行動に身体が一瞬硬直すれば、シレーヌはフフっと笑って両頬に手を添えて上げさせる。

 

「その目だ……私はおまえの、その獣の目と強さに惹かれたのだ。戻ってこい、アモン。このシレーヌの胸の中に」

 

 そう言って、彼女は俺の……獣に唇を重ねてきた。

 その瞬間、心臓の鼓動に合わせて衝動が大きくなる。

 

 獣の身体が、目の前の女を求め始める。

 

『「んぐぅううう……がぁあああああ‼‼」』

 

 シレーヌを抱きしめて地面に倒し、両膝を抱えては彼女の陰部に反り立った肉棒を挿入した。

 

「うぁはぁああ~~~~んっ‼」

 

 獣は一心不乱に腰を激しく振り、目を瞑って悦に浸る。

 

「あっ‼うっ‼あっ‼あぁ~‼アモンっ‼はぁ~‼」

 

 頬を紅潮させながら、獣の高鳴りを受け止めるシレーヌ。

 その顔は幸福に満ちており、背中に両手を回してくる。

 

「あぁ~‼んぁ~‼アモンっ‼アモンよっ‼私の愛する者よ‼」

 

 

 -----

 

 

 美佐樹は目を覚まし、ゆっくりと上半身を起こせば周りを見る。

 そこはガーラの屋敷であり、自分は裸で上に毛布が掛けられていた。

 

 そして、その近くにはガーラが座っていた。

 

「起きたか、美佐樹よ。思ったよりも早かったな」

「ガーラさん……そうだ、みんなはどうなったんですか!?明人は!?」

 

 毛布で前を隠しながら、美佐樹は彼に問いかける。

 

<子どもたちも皆無事だ。……情けない話だが、明人の力が皆と救ってくれたのだ。しかし……>

 

 ガーラは思い出す、明人のあの恐ろしい力のことを。

 全てを破壊、あるいは飲み込みかねない力のことを。

 

 それを美佐樹に言おうかどうか、ガーラは渋る。

 

「しかし……何なんですか?」

<……今、明人の意識が獣の本能に飲まれかけている。デーモンとしてのオーラでわかるのだ。あやつが、デーモンとしての本能に侵食されていることが。この森の奥から、ひしひしとな…>

 

 その一言が引き金になった。

 美佐樹はすぐに家を飛び出し、裸足のまま森の中を駆けていく。

 

 直感だった。

 そして、何かに引き寄せられているのかもしれない。

 何かに導かれるように、美佐樹はそこに向かって走っていた。

 

「明人……明人……明人‼」

 

 記憶の中に、何故か精神世界で見た光景が蘇る。

 勇者アモンと、妖鳥シレーヌが抱き合う姿。

 

 そして、それは―――彼女の視界に入ってしまった。

 

「ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!」

 

 怒るような表情で、両胸を掴んで腰を振り続ける獣の姿と。

 

「あぁんっ‼あんっ‼アモン‼アっ‼モンっ‼あぁぁ~~‼アモ~ンっ‼」

 

 獣のことをアモンと呼び、悦に浸るシレーヌの姿が。

 

 その光景を見て、美佐樹は目を見開いて立ち尽くして思考を放棄してしまう。

 そして、その目からは光が消え、現実を直視することから逃れるように背中を向けて走り出してしまった。

 

(そんなっ…嘘、嘘だよ、こんなの‼明人が……そんなっ…‼)

 

 あれは紛れもなく、自分が精神世界で見た映像の再現だった。

 それを受け入れることができず、森の中を裸のまま走り続ける美佐樹。

 

「いやぁあああああああああ‼‼」

 

 絶望が彼女の心を侵食していく。

 逃れようとも、直視した現実からは逃れられない。

 

 現実逃避をしようとする美佐樹の耳に、その声は入ってきた。

 

「だから言っただろ?内海明人は、獣に落ちるって」

 

 彼女の目の前に黒い炎のゲートが現れ、そこからゆっくりと白藤が姿を現した。

 

「約束通り、君を迎えに来たよ?美佐樹」

 

 そう言う彼は、不敵な笑みを浮かべていた。




獣の本能に飲まれた明人と交わるデビルマン・シレーヌ。
それを見てしまった美佐樹の前に現れる白藤隆一。

何?この昼ドラのようなドロドロの四各関係(笑)。


感想、評価、お気に入り登録、いつもありがとうございます。


活動報告にも載せましたが、ここでも一応報告します。

デビルマンリボーンの外伝を書こうと思っています。

候補は次の3つです。

1つ目は白藤隆一の過去に関する物語。
彼が何故、デビルマン・レクスとなったのかを語る話です。(※全くもって救いはありません)
本編とも深く関わる物語となっております。

2つ目は魔神カイザの過去に関する物語。
魔神の戦士はいかにして光の魔神となったのかを語る話です。(※少しは救いがあるかな?程度)
そして、こちらも本編と深く関わります。

3つ目は明人が別次元に飛ばされ、異次元で戦いを繰り広げる物語です。
明人は『謎の声』に導かれるように別次元へと誘われ、そこはデビルマンもデーモンも存在しない世界。
しかし、神の進行によって荒廃しており、人類も残り少なくなり、大天使ガブリエルによって世界が終わる寸前まで追い詰められていた。
その世界で不動美紀と名乗る女性と、その息子である次郎と出会い、彼女の口からこの世界にも『デビルマン』と呼ばれる存在し、美紀の夫であった不動勇希もその1人だったと聞き……。

こちらも本編の終盤と少なからず絡んできます。
勘のいい人が読んだら多少のネタバレになりますねwww。

(これは作者の完全なる自己満足で考えた設定です(笑)。デビルマンサーガの物語を本当の意味でハッピーエンドで終わらせたいという願望で考えましたwww)

アンケートへの解答、よろしくお願いいたします。
このアンケートは、今回の章が終了次第閉め切ります。

デビルマンリボーンの外伝で読みたい話

  • 白藤隆一の過去
  • 魔神カイザの過去
  • 別次元での戦い(デビルマンサーガの世界)
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