DEVILMAN REBORN ~LOST DESTINY~ 作:カナト
薄暗い寝室にて、パンっパンっパンっパンっ‼と淫らな音が響く。
「あぁんっ‼あっ、あんっ、はんっ、はぁんっ‼」
俺はさやかと正常位で繋がり、前後に腰を振っては肉棒で膣内を犯す。
腰の動きに合わせ、彼女の喘ぐ声が漏れる。
「さやかっ、さやかっ、さやかっ‼」
両手を繋ぎながら、名前を呼んで腰を振り続ける。
「あんっ!はっ、はっ、あぁんっ‼おっきいのっ…さやかの中っ、かき乱されてっ…‼あぁ~んっ‼」
「さやかのマンコっ、少しっ、きつくなってるなっ。久しぶりだからか?」
「そうよっ、甲牙以外の人となんてっ、するはずっ、ないでしょ?」
「じゃあ、もう1回、ガンガン突いて、もう1度俺の形にしてやるよ!」
パンっパンっパンっパンっパンっ‼
俺の肉棒を激しく打ち付けられながら、さやかはM字に開脚した状態で悦楽を受け止める。
そして、俺は彼女に顔を近づけては唇に吸いついた。
「んんっ‼んっ、んむっ、んじゅるっ、むんんっ‼」
背中に両手を回し、キスと肉棒による快楽に染まっていくさやか。
身体が股間を通じて1つに繋がり、俺たちの間には共通の感覚があった。
セックスを続ける身体とは別に、精神が別の空間に離れて行くような感覚。
『甲牙…』
『さやか…』
俺たちは抱き合いつつ、その魂が寝屋を…光子力研究所を離れて行く。
そして、2人の心は空を、そして宇宙にまで上っていく。
俺の目下には、地球が広がっている。
『これが……私たちの住む星なのね』
『地球……俺たちが、守るべき母星だ』
俺たちの精神体は、母星の姿を確認した後に再び舞い戻る。
そこは海辺の砂浜だ。
全裸の男女が、海の前で立ち尽くす。
風でさやかの長い髪がなびき、それを片手で押さえている。
海の冷たさが、裸足から伝わってくる。
『私たち、まるでアダムとイブみたいね』
さやかはそう言っては、砂浜を駆ける。
『アハハっ。ほら、甲牙!さやかはここよ!欲しかったら捕まえてみなさーい!』
裸であることなど気にせず、さやかは乳房を揺らしながら走る。
『言ったなー!?よーし‼』
俺も彼女に習い、真っ裸であることなど気にせずにフルチンを揺らしながら追いかける。
『アハハハハッ‼』
『ウフフフフッ‼』
本当に、俺とさやかだけの世界が広がっていた。
とてつもない解放感があり、心地よさがあった。
ずっと、この時間が続けば良いと思えるほどに。
『捕まえたぞ!』
後ろからさやかを抱きしめれば、彼女は足を止めて俺の方に向き直す。
『甲牙……そんなに、さやかのことが欲しい?』
『欲しい。おまえが……さやかのことが欲しい‼』
そう言って、彼女の身体を強く抱きしめる。
『あぁんっ‼熱いっ…熱いわ、甲牙っ‼あなたの愛が、太陽みたいに熱いのぉ‼』
『さやか、好きだ、大好きだ‼俺の側に居てくれ‼ずっと……俺と一緒に…‼』
もはや、英雄だとか、人類の希望など関係なかった。
ただ目の前に居る恋人に、愛の言葉を投げかけ続ける。
そして、2人が精神体の状態でもキスを交わした瞬間――――。
身体に戻ってはセックスしている状態に戻る。
「さやかっ‼」
俺はたまらず、彼女の身体を抱き寄せては対面座位になる。
パンっパンっパンっパンっパンっ‼
「あぁんっ‼あっあっあっあっあっあっはぁんっ‼甲牙、甲牙ぁ~‼」
対面座位になったことで、さやかも自ら腰を振っては肉棒からの悦楽を求める。
俺は左手で尻を掴んで彼女の身体を固定しつつ、右手で左胸の乳房を下から持ち上げ、乳首を人差し指でクリクリと転がす。
「はぁ~んっ‼良いのっ、おっぱい揉んでぇ~‼さやかの身体っ、滅茶苦茶にしてぇ~‼」
その美しくも魅力的な裸体を俺に差し出し、それを受け入れては快楽を貪《むさぼ》り合う。
そして、互いに絶頂の時は訪れる。
「さやかっ、出すぞ…‼このままっ、膣内に‼」
パコッパコッパコッパコッパコッパコッ‼
「あっあっあっあっあっあっむあぁ‼」
激しく肉棒を突き上げれば、彼女の子宮口に届いてはびゅっ、びゅーっと射精する。
「いぁはああぁ~~~~んっ‼」
射精を受け止め、身体を仰け反らせるさやか。
その時の彼女の姿が、これまでにない程に綺麗に…そして可憐に見えた。
下半身の痙攣《けいれん》から、さやかも絶頂しているのがわかる。
「さやか……大丈夫か?」
互いに汗だくになりながら、彼女を横に寝かせて問いかける。
「ええ、平気よ。何だか、とても……気持ち良かったわ」
「俺もだ…。心だけ……宇宙まで飛んでいた気がする」
「それ、さやかもよ?フフフっ、おかしいわね。私たち、身体だけじゃなくて心も繋がったみたい」
俺もさやかも、互いの体験を共有している。
この時、俺は改めて理解した。
マジンカイザーとか、人類の希望など関係なく、兜甲牙にとってのパートナーは弓さやかしか居ないのだと。
ーーーーー
光子力研究所の前で、カイザーパイルダーが待機する。
その前には俺とさやかを送り出すために、弓教授、ミネルバ、シローが居た。
「甲牙くん、娘の我儘に付き合わせて済まない。どうか、よろしく頼む」
「はい、弓教授。代わりと言っては何ですけど、うちの爺のことをお願いします」
爺は送り出すことには興味が無いらしく、この場には居ない。
「ちぇ、爺ちゃんも連れねぇよなぁ。こういう時ぐらい、研究なんて止めれば良いのに」
「そんなこと言ったって、爺がこういう場に居るような奴じゃないのはわかってるだろ、シロー?おまえも、研究所のみんなに迷惑かけるんじゃねぇぞ?」
シローに忠告しつつ、ミネルバが声をかける。
「カイザーパイルダーには、いざと言う時の通信機能が備わっています。何かあったら、すぐに呼んでください。駆けつけます。あと、ボスさんから、これを……」
彼女が手渡してきたのは、1通の手紙だった。
そこには一文、荒っぽい字で『元気でな、あばよ‼』と書いてあった。
照れくさくて、この場にはこれなかったのか、ボスの奴。
「甲牙、そろそろ……」
さやかに声をかけられ、「そうだな」と返す。
「それじゃ、少しの休暇を楽しんでくるわ。自分探しの旅っていうのも、柄じゃねぇけどな」
苦笑いを浮かべつつ、カイザーパイルダーに搭乗して出発する。
ここから先は、何があるのかもわからない旅になる。
しかし、目的が無いわけじゃない。
「これから、どこに向かうの?」
「俺が助けた人たちの所へ……かな。あの人たちに、今の救世主様がどう映っているのかを直接会って聞いてみたい」
「きっと、甲牙を見たら快く受け入れてくれるわよ」
「そうだと良いけどな」
カイザーパイルダーで向かった先は、避難区域。
かつて悪魔特捜隊によって捕らえられていた人々が、安全に生活するために用意された領域だ。
ここに向かうように言ってくれたのは、今の三者連合の代表だった。
ーーーーー
旅立つことを決めた日。
俺は爺たちよりも先に、連絡した人物が居た。
『もしもし?まさか、君から私に電話が来るとは思わなかったよ。兜甲牙』
「久しぶりだな、サタン」
サタン…飛鳥了。三者連合の代表にして、魔神と呼ばれた存在の1人だ。
『どうしたんだい?何か私に頼みごとかな』
「頼みごとって言うか……報告だ。俺はマジンカイザー……人類の希望であることを、休止しようと思う」
『休止?……そうか』
理由を聞くことはなく、ただ受け止める飛鳥。
『最近では、マジンカイザーよりもセイクリッドセイヴァーの方が活躍しているようだった。我々としても、複雑な気持ちではあったのだが……確かに、君に休暇を与える余裕はあるかもしれないね。自分探しの旅にでも出るつもりかい?』
こいつ、何で一発で当てるんだよ。
『おや、もしかいて図星かな?だとしたら、喜ばしいことだ。若いうちから、自身の見聞を広げるのは良い。多くのことを知り、経験して学びを得れば、君の力となるだろう』
年上としてのアドバイスのつもりだろうが、やはり相手が悪魔だというフィルターがかかっているからか癪に障る。
「なぁ、あんたからしたら……俺は、マジンカイザーはお払い箱なのか?セイクリッドセイヴァーが現れた今、俺の役割なんて……」
『その答えを探すための旅なんじゃないのかい?自分の役割が何なのか、できることは何なのか、それを決めることができるのは君だけだよ』
弱音を吐けば、手厳しい言葉を返される。
『最初の行先は、決まっているのか?』
「いや……自由気ままに、行きたいところに行こうと思ってる」
『だとしたら、君に打ってつけの場所がある。避難区域に行ってみると良い。あそこの人々は、マジンカイザーに助けられたことを感謝しているだろう。君の……マジンカイザーの存在意義を探すという意味でも、良いかもしれない』
「……参考にさせてもらうぜ」
避難区域か。
確か悪魔特捜隊の壊滅で、囚われていた人たちが移住した領域だったな。
『街の治安などは、我々に任せておけばいい。明人やダンテも居る。新しい人類の希望とも、上手くやっていくさ』
「そうしてやってくれ。俺はこれから、充電期間だからな」
会話は終了してから、旅の準備を終わらせた。
ーーーーー
甲牙たちが旅立った頃。
兜博士は、真っ暗な研究室の中で何枚もの用紙を散らしながら計算式を書き殴っている。
「セイクリッドセイヴァー…。あれがワシの仮説通りであるのであれば、もしも甲牙……マジンカイザーと戦うことになれば、決して勝つことはできん‼」
博士は気づいていた、セイクリッドセイヴァー……雷沼虎ノ助という男の闇を。
だからこそ、自身から遠ざける必要があった。
しかし、彼は博士の下から離れようとも、辿りついてしまった。
光子力が生み出す可能性の光の裏で広がる、闇の力に。
カツンッカツンッカツンッと靴音が響く。
「久しぶりだな、兜十蔵。息災であったか?」
その声はデビルマン・ヘル……ドクター・ヘルのものであり、博士は振り向くと同時に睨みつける。
「ドクター・ヘル…‼何をしに来た!?」
「クックック、その顔……そして、その膨大な計算式からわかるぞ。おまえは、人類の新たな救世主の正体に気づいたようだなぁ」
デビルマン・ヘルの背後からは、長い黒髪をした男が姿を現す。
雷沼虎ノ助だ。
「悲しいですよ、博士。あなたは天才だ……悲しいほどに。だからこそ、私の力に惑わされる」
雷沼が手をかざせば、黒い波動が放たれては博士は頭を押さえて蹲る。
「うぐぅうううっ‼雷沼くんっ…君はもう、そこまで…‼」
「そうです、博士。私はこれから、世界の救済に入ります。そのために、マジンカイザーは必要ない。あなたと、あなたのお孫さんには、その犠牲になっていただきましょう。私が真の意味で、救世主となるためにねぇ‼」
博士の影が、異形の姿を成していく。
これより、救済と言う名の地獄が始まろうとしていた。