※この作品はR-18です。

DEVILMAN REBORN ~LOST DESTINY~   作:カナト

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堕ちた天才

 あれから、俺はさやかと共に様々な場所を転々としながら世界を見た。

 

 避難区域のように、悪魔による被害から身を隠している人々の集落。

 逆に人類から迫害を受けたデーモンたちの隠れ場。

 人類とデーモンが共存しながら過ごす街。

 

 立場が違えば、俺に向ける目も異なる。

 英雄として見る者も居れば、親の仇のように敵意を向ける者も居た。

 まるで神にも、悪魔にもなったような気分だった。

 

 そんな旅を3か月ほど続け、今は湖の前でキャンプしながら休息を取っている。

 俺は椅子に座りながら本を読み、さやかはと言うと―――。

 

「すうぅ~~っ……ふっ!」

 

 少し高めの崖の上から、さやかが飛び込んではザバァーンっ!と水しぶきが飛ぶ。

 そして、湖から顔を出しては「プハァ」と息を吐いてはこっちに手を振ってくる。

 

「甲牙もうどう?冷たくて気持ち良いわよぉ~?」

「俺は見てるだけで良いぜ。……俺の裸の女神様をさ」

 

 彼女は全裸のまま泳ぎを楽しんでおり、乳首が晒された両胸をじっと見てはさっと両手で隠される。

 

「もうっ…エッチなんだから」

 

 周りに誰も居ないことで、解放感に浸っているようだ。

 

 そして、湖に頭まで浸かって背泳ぎの状態で身体を浮かばせながら、さやかは日に照らされて呟く。

 

「こうして、外で冷たい水に浸っていると……まるで自然と1つになったような気がしてくるわ。私、意外とこういう生活……好きなのかも」

「俺もだ…。ずっと光子力研究所に居て、外の世界に目を向けることなんて無かったけど……こういう生活も、悪くないかもな」

 

 そう言って、本を閉じては俺も全裸になってザバァーンと飛び込む。

 

「きゃっ‼もぉ~、お風呂もそうだけど、静かに入りなさい‼」

「かてぇこと言うなよ。ほら、このおっぱいみたいに柔らかい心でさ」

 

 彼女の後ろに周り、両手で乳房を下から持ち上げてはむにゅっむにゅっと揉む。

 

「あぁんっ‼さやかの裸を見ると、すぐにエッチになるんだからぁ~」

「それが狙いだったんだろ?さやかはわかりやすいからな」

 

 そう言って、首筋にキスをしては「あぁ~ん」と声を漏らす。

 

「自然の中で、俺と1つになりたかったのか?」

 

 反り立った肉棒の亀頭を、後ろから尻にグイッと押し当てる。

 

「甲牙が望むなら……さやかは、いいよ?」

 

 あくまでも、自分からは言いたくないようだ。

 

「じゃあ、遠慮なく―――って、やばっ‼」

 

 良いムードになっていたが、ここで生理現象が。

 尿意を感じては、咄嗟にさやかから離れては湖を出る。

 

「わりっ、ちょっと小便‼」

「えっ…仕方ないわねぇ~」

 

 さやかをそこで待たせ、木陰で尿を済ませる。

 

「ふうぅ~。流石におっぱじめてる前に済ませとかねぇとな、こう言うのは」

 

 少し長い排尿の後、湖に戻ろうとした時だった。

 

「きゃああぁ~~~~っ‼‼‼」

 

 さやかの悲鳴が聞こえ、向かった先に見た光景に目を疑った。

 

《久しぶり……と言っておこうか、兜甲牙》

 

 上半身は鎧を着た緑色の肌の武人であり、下半身は虎になっている悪魔の姿が。

 

「おまえはっ……ゴーゴン大公!?」

 

 マジンカイザーとして戦っている時に、何度か見たことが在るデーモンだ。

 

 奴はさやかの腰に手を回し、その首筋に剣を立てている。

 

「貴様ぁ‼さやかを離しやがれぇ‼」

 

 マジンカイザーに変身しようとしても、左腕にブレスレットは着けていない。

 それをわかっているからこそ、奴はクックックッと笑う。

 

《離してほしければ、私から奪い返してみよ。マジンカイザーに変身してなぁ‼》

 

 そう言っては、さやかを左手に担いでは踵(きびす)を返して森の中に逃げていく。

 

「待て、ゴーゴン‼クッソー‼」

 

 奴が何故、ここに居るのかはわからない。

 今はさやかを助け出す方が先だ‼

 

 カイザーパイルダーよりブレスレットを取り出して左腕に嵌(は)め、「マジン…ゴー‼」の掛け声と共に変身する。

 そして、カイザースクランダーを展開してゴーゴンを追いかける。

 

 虎の四足歩行と、スクランダーのブースターの速さ勝負は10キロメートル先まで続く。

 

「喰らえ、光子力ビーム‼」

 

 奴の頭部を目がけて目からビームを放てば、それを奴は剣の刃で弾く。

 

《良いのかぁ?そんな攻撃をすれば、弓さやかに当たるかもしれんぞ!?》

「クっ…‼」

 

 その一言に動揺してしまい、追撃することを躊躇(ためら)わせる。

 

「撃って、甲牙‼私なら大丈夫だから‼」

「さやか…‼」

 

 彼女は覚悟を決めている。

 だからこそ、意を決して拳を向ける。

 

 そして、オーラの拳を回転させながら飛ばす。

 

「ターボスマッシャーパァーンチっ‼」

 

 蒼い光の拳が飛べば、それはさやかの長い髪をパサッと貫通してはゴーゴンの脇腹に直撃する。

 

《ぐがぁあああああ‼》

 

 その反動により、さやかが手から離れては俺が抱きとめる。

 

「甲牙…‼助けてくれるって、信じてたわ」

 

 彼女の言葉に頷いて返せば、そのままゴーゴンの前に降りる。

 

「おまえの目的は何だ?何故、さやかを誘拐しようとした!?」

 

 胸からカイザーブレードを抜き、刃先を向ける。

 しかし、追い詰められているにも関わらず、ゴーゴンは不敵な笑みを浮かべる。

 

《おまえたちは気づいているのだろう?ここがどこなのかを……。私はおまえたち2人を、ここに連れてくるのが使命だったのだ》

「何…?」

 

 さやかを奪おうとすれば、俺が誘き出されると考えてのことだったのか。

 

 そして、周りの暗さが巨大な建物の影であることを、見上げた瞬間に理解した。

 

「ここはっ……光子力研究所!?」

 

 信じられなかった。

 何故なら、あの輝かしい光を感じないから。

 

 目の前に広がる白い巨塔が、今は不気味な黒鋼の城に見える。

 

『クックックックック。良くぞ、我が子孫とその苗床《なえどこ》を連れてきた……ゴーゴン大公よ』

 

 その声を聴き、俺は衝撃が走った。

 

「この声は……爺!?」

 

 まさか、ここで爺の声が聞こえるとは思っていなかった。

 一体、何があったっていうんだ!?

 

『甲牙よ、弓の娘と共にここに来るが良い……。我が元へ』

 

 その不気味な声に、俺は足がすくみそうになる。

 しかし、現実と向き合わなければならないと、さやかが背中を押してくれる。

 

「行きましょう、甲牙…。博士のことよ、何か理由があるはず」

「……そうだな」

 

 俺は彼女と共に、ゴーゴン大公に後ろを睨まれながら光子力研究所に足を踏み入れた。

 

 

 ーーーーー

 

 

 服を着る時間すら与えられず、俺とさやかは全裸のまま光子力研究所の中を進み続ける。

 

 そして、その先にある格納庫に通されれば、そこに広がる光景に目を奪われた。

 

「何だよ、これ…!?」

 

 全長100メートルを超える、巨大な鉄の魔人。

 その姿は閻魔のようであり、4本の腕を生やしている。

 

『これは地獄王ゴードン。ワシが世界征服の夢のために作り上げた、最強の人造魔神じゃあ‼』

 

 その声を聴き、振り向いた先に居た人物を睨みつける。

 

「久しいなぁ、我が愛しの孫よ」

「爺……何だよ、その姿は!?」

 

 人型を保ち、白衣を着ているのは変わらない。

 しかし、腰からは左右から2本ずつ機械のような巨大な腕が生えている。

 そして、その腰にはデビルマンの巻くベルトが装備されている。

 

『素晴らしいぞぉ、この力ぁ‼これが悪魔の力かぁ!?力がみなぎるっ、自分を実験体としてする研究がこうも好奇心をくすぐるものであったとは…なあぁぁ~~~~?』

 

 狂っている。

 自分の祖父であるにも関わらず、俺はそういう言葉しか出てこなかった。

 

「博士、どうしてこんなことを!?私たちに、わかるように話してください‼」

 

 さやかが隣から声をかければ、爺は俺の女の裸を見ては舌をペロッと舐めた。

 

「弓の娘よ……。見えるぞ、ワシには見える。おまえの子宮内で、我が孫の粗末なモノから注がれた精子が、卵子を求めてうごめいておるのが…。しかし、甲牙よ……おまえの種は弱いのぉ~?」

 

 爺の細い身体が、ムクムクムクッと巨大化しては筋肉質になっていく。

 そして、白衣が破れては全裸になり、股間からドーンっと脈打つ巨根が剥き出しになる。

 

「ワシのこの、立派な魔羅を見よぉ‼これが兜の遺伝子の元祖よぉ‼これで一発ぶち込めば、すぐに孕ませることができるぞいっ‼ガッハッハッハ‼」

 

 そして、4本の腕が伸びては俺を強引に押しのけ、さやかを引っ張り上げる。

 

「ぐはあぁ‼」

「いやぁあああ‼」

 

 彼女の四肢を掴み、大の字に開かせる。

 

 そして、自らの両手でさやかの豊満な乳房を後ろから鷲掴みにする。

 

「ああぁんっ‼ひぃあぁああっ‼博士っ…やめてくださぁ~いっ‼」

 

 さやかが涙を流しながら拒絶するが、それを聞き入れる悪魔ではなかった。

 

『ギヒヒヒっ、懐かしいのぉ~?弓の娘よ。昔は尻が安産型であったことから、甲牙の苗床となるに相応しいとは思っておったが、胸もこんなにむっちむちになりおってぇ~』

 

 両胸の乳首を摘まみ、コリコリと捻ってはビンッビンッと人差し指で弾く。

 

『感じておるのかぁ?乳首が硬くなってきとるのぉ~?ワシもまだまだ、棄てたものではないか…。いや、まさかぁ……』

 

 爺はさやかの両足をM字に開脚させ、魔羅の陰茎を膣口にズッズッと擦りつける。

 

『孫の粗チンでは満足できず、ワシの魔羅を見て期待させたかなあぁ~~~?』

「いやぁあああああ‼‼」

 

 さやかは悲鳴をあげ、俺を見ては身体を震わせる。

 

「甲牙っ……見ないでっ…‼」

 

 その言葉で、理性の糸が切れた。

 

「爺、てめぇ…‼」

 

 もはや、掛け声をかけることもなく、怒りで魔神の鎧が召喚される。

 

「俺の女を、泣かせんじゃねえぇええ‼‼‼」

 

 マジンカイザーの変身を完了すると同時に、駆け出して拳を突き出す。

 

「良いじゃろう‼久しぶりに遊んでやるぞ、愛すべき孫よぉ‼』

 

 さやかを後ろへ放り出し、俺の拳に自身の拳をぶつける爺。

 

 もはや、身も心も悪魔に成り下がったのなら、手を下すしかない。

 

「殺してやるよ、クソ爺いいぃ‼」

「やってみろ、クソガキがぁああ‼」

 

 互いのオーラをぶつけ合いながら、悲し過ぎる死闘が始まった。

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