DEVILMAN REBORN ~LOST DESTINY~ 作:カナト
カイムへの変身を果たした東大寺は、全身に稲妻を
「うぉおおおおお‼ツバサさんから、離れろぉおおおおお‼」
前方に一点集中のその攻撃は、両肩の巨大な角で部下2人の腹部を貫通しては串刺しにする。
「ぐぶぇえええええ‼」
「がぐぁあああああ‼」
悪魔の鎧さえも貫通する、角の強度にジェイソンは「何!?」と虚を突かれては回避しながら距離を取る。
「デーモンの中でも、その力は魔将軍には及ばないにしろ、脅威である存在であるカイム。変身すれば、ここまで厄介な存在だったか…‼」
頭部のマスク越しでも、冷や汗が滲み出ているジェイソン。
しかし、その腕の中にはツバサが抱えられていた。
「んぐぅ‼」
後ろから腕を首に回しては、少し強めに締め上げる。
「動くな、デビルマン・カイム‼動けば、ツバサの命は無いぞ!?」
「くっ…‼卑怯なぁ‼」
ツバサを人質にされ、動きが止まる東大寺。
「クックック、卑怯?戦場では、どんな手を使ってでも生き残ったものが正義なのだ‼生温い理想論だけで勝てるほど、世界は甘くない‼」
そう言っては、片方の手でツバサの乳房を鷲掴みにする。
「あぐぁんっ‼」
獣の分厚い手が、彼女の胸を締め付けてはむにゅんっむにゅんっと揉み回す。
「中々にいい具合だったぞ、ツバサよ。おまえも罪な女だ。このような名器を持て余していたとはなぁ…。殺すには惜しいが、俺も大局を見なければならんのでな。シレーヌの首を持っていけば、デビルマン軍団も俺の実力を認めて引き入れることだろう」
ジェイソンの未来予想図を聞き、ツバサは苦汁の顔を浮かべながら吐き捨てる。
「クズめっ…地獄にっ…堕ちろっ‼―――あがぁんっ‼」
ジェイソンは乳房から手を離し、彼女の膣口にズブブっと指を入れてはぐにゅぐにゅとかき乱す。
「そのクズに、おまえは犯されたのだぁ‼深い仲になったんだ、そんな目をするなよぉ?何なら、死ぬ前にもう1度いい思いをさせてやろうかぁ?」
不気味な笑みを浮かべ、勝利を確信する奴に対し、東大寺は怒りの目を向ける。
「ジェイソン…貴様ぁああああ‼」
感情が、目の前に居る男を殺したいと叫んでいる。
しかし、その前には愛する女が居る。
それが東大寺に決断を躊躇わせる。
「東大寺っ…」
彼の名前を呼び、ツバサは覚悟の眼差しを向ける。
「私ごとで良いっ…おまえのその角で、こいつを刺し殺せ‼」
「ツバサさん!?」
その言葉に、思わず声をあげてしまう東大寺。
「本当は、楽しかったっ……それに、嬉しかったんだ。おまえとの時間だけがっ、私をシレーヌではなく、如月ツバサという人間にしてくれた。ありがとう、東大寺……おまえは、強く生きろ…‼」
彼女はそう言っては、目を閉じて彼に命を捧げる覚悟を決める。
「ツバサさん……僕は…‼うぉおおおおおおお‼」
全身から、牢獄全体に広がるほどの放電をする。
「……今度こそ、あなたを解放してみせる‼」
カイムは迷いを振り切り、突撃をかける。
彼が狙う先は、もう決まっていた。
4つの脚で駆けながら、そのスピードを加速させていく。
「や、やめろ、カイム!?死ぬんだぞ、おまえの愛するシレーヌが死ぬんだぞ!?」
ジェイソンはツバサを前に突き出し、盾にしようとするが東大寺の足は止まらない。
「がぁあああああああああああ‼」
稲妻を纏いながら進んだ先――――デビルマン・カイムの姿が消えた。
「何!?何だ…奴はどこに!?」
そして、ジェイソンの背後に稲妻が集まってはカイムの姿を形成する。
「後ろだ、ジェイソン‼」
グサアアアァ‼
その声と共に、カイムの右角が背中から奴を貫いた。
それと同時に、左角も目的のものを刺し砕いていた。
パリーンっ‼
それは、ツバサを縛り付けていた変身封じの鎖だ。
「ツバサさん、今のうちに…‼」
背中からの衝撃で、ジェイソンが思わず彼女から手を離せば、彼女は倒れる寸前で掛け声をあげる。
「デビルっ‼」
その姿は人型を維持しながらも、両手と両足は
デビルマン・シレーヌの復活だ。
羽をはためかせて宙を舞い、デビルマン・タウラスを見下ろすツバサ。
「これで、おまえを八つ裂きにできそうだな……。この屈辱、晴らさせてもらう‼」
シレーヌは両手の爪を立て、ジェイソンに突撃を仕掛けた。
「くっ…‼中級デーモンの力に、ここまで苦しめられることになろうとは…‼」
苦言を漏らしながら、ジェイソンは迎え撃つように彼女の両手を掴んで抑え込む。
「それならば、力づくでもう1度屈服させてやる‼久しぶりに戦いの愉悦を味わおうぞ、シレーヌよ‼」
もはや、奴の目に映るツバサは犯すべき対象ではなく、今まで何度も戦ってきた好敵手へと変わっていた。
しかし、今の彼女には、その血で血を洗う戦いに対して高揚感は無かった。
「戦いの愉悦か……。そんなもの、もう私には必要ない‼」
力と力の押し合いでは、タウラスの方に分があった。
しかし、それも力だけの話ならの話だ。
「捻り潰してやるぞ、シレーヌ‼」
「シレーヌじゃない……」
ツバサはこれまで、自分がシレーヌであることを受け入れていた。
人間ではなく、人間を越えた存在だと。
しかし、今はもう、その思い上がりは無かった。
「私はデビルマン・シレーヌ……如月ツバサだぁー‼」
頭部の羽をはためかせ、奴の手を掴んだまま飛翔する。
「な、何をするつもりだ!?」
「今まで、私は自分の力だけで勝つことに拘《こだわ》っていた……。しかし、私だけで勝てないというのであれば…‼」
天井を突き破り、地下から地上に出ては夜の月が彼女を照らす。
そして、天高くまで上昇してはタウラスを見下ろす。
「ま、まさか、貴様はぁ…‼」
「知らないのか、ジェイソン?重力というのは、速度をあげれば加速度的に力が増していくのだ。ここから落下し、重力が上乗せされた衝撃は相当なものだろう」
「や、やや、やめろ…‼離すな‼やめてくれぇええええ‼」
命乞いをしようとも、ツバサは冷たい目を向けるだけだった。
「勉強は大切だな。おかげで、目障りだったおまえとやっとおさらばできる」
パサッ――――。
彼女はジェイソンを手放し、奴の身体が地面に向かって急降下していく。
「うわぁああああああああ‼」
翼のない牛頭の魔人では、この危機を回避することは不可能であった。
そして、地上を見た時に彼は自らの死が避けられないものであることを悟ってしまった。
デビルマン・カイムが、落下地点にて天に向かって角を向けていたのだ。
「終わりだ……ジェイソン・ゴーダ‼」
グサッ――――ブォオオオオオオオ‼
「いぎゅあぁああああああああああああああっ‼」
デビルマン・タウラスの身体には、カイムの角が胴体に貫通すると同時に蓄積していた稲妻を直接電気が流し込まれたのだ。
そして、止めを刺すのは―――。
スパーンッ‼
「地獄に堕ちろ。戦いに溺れた、哀れな戦士よ」
タウラスの首を右手の爪で切り落としては、草むらにボトッと零れ落ちた。
そして、彼の胴体も機能を停止した。
「ツバサさん」
場所は人目につかない森の中。
東大寺は変身を解除しては、ツバサを見つめる。
彼女も変身を解いては、その美しい裸体が露わになる。
「東大寺……」
彼の名を呼べば、ツバサはその手を伸ばそうとして躊躇ってしまう。
「おまえを巻き込んで……すまなかった。私はおまえを巻き込むまいと思っていたのに…」
東大寺は歩み寄り、彼女との距離を縮めながら言葉を返す。
「ツバサさん、僕は確かに……あなたの言う通り、弱い男です。でも、今の戦いでわかったことがあります」
ツバサが伸ばすのを躊躇っていた手を、東大寺は自ら取って握る。
「僕はツバサさんのためなら、強くなれるんです。あなたを助けたいと、守りたいと思えたから……。僕に強くなれって、あなたは言ってくれましたよね?だったら、僕が強くなるためには、ツバサさんが居てくれないとダメなんです」
「お、おまえ……」
真っ直ぐに目を見て訴えれば、彼女は頬を赤らめては視線を逸らそうとする。
しかし、東大寺はそれを許さず、その頬に手を添える。
「ツバサさん……好きです。カイムとかシレーヌとか、そんな理由は要りません。僕は心から、ツバサさんの笑った顔が見たいんです。僕を突き離そうとしないください。ずっと……あなたの側に居ますから」
「東大寺……」
ツバサは自身の頬に添えられた彼の手に両手を這わせ、目を閉じてはその温もりを感じる。
「不思議だ……おまえの言葉は、いつも私の心に染み込んでくる。おまえのような男は本当に……初めてだよ」
優しい声でそう言っては、一筋の涙が頬から零れ落ちる。
「私は戦いしか知らず、多くの者を殺してきた。これからも、今日のように血に汚れることになるだろう。それでも、おまえは―――」
「例え血に塗れていても、ツバサさんは綺麗です。誰が何と言ったって、僕の気持ちは変わりません。あなたの強さも、可愛さも、僕は全て知っていますから」
東大寺が笑みを浮かべて言えば、ツバサは目を潤《うる》ませる。
そして、そのまま流れるような動作で彼の手を豊満な乳房の方に移動させて押し当てる。
むにゅっとした感触が、手に広がっていく。
「つ、ツバサさん!?またですか、こんな…‼」
動揺する東大寺ではあったが、ツバサは目を閉じたまま動こうとはしない。
そのまま静止していると、フッと薄く笑みを浮かべる。
「やはり、まだ弱いな、おまえの手は。戦士には似つかわしくない細い手だ。しかし、この手に私は救われたんだな……」
そう言っては、乳房に押し当てた手を使っては自身の乳房を揉み回すツバサ。
「あ、あの、ツバサさん‼そんなっ、ダメですって…‼そ、そんなことされたら、僕…‼」
顔を真っ赤にしながら注意するが、彼女はフフっと笑って行為を止めない。
「無理をするな、悪魔の力をつかった後なんだ。欲望は肥大化するのはわかっている。それに……」
ツバサは気づいていた、東大寺の股間に起きている変化を。
もはやズボン越しでも自己主張するように、彼の肉棒は反り立っていたのだ。
その反応を見ては、彼の肉棒に触れてスゥーっと人差し指でなぞる。
「東大寺、おまえは私に欲しいものは無いかと聞いたな……」
「は、はい…‼」
東大寺は全身を震わせながら、妖艶な笑みを浮かべるツバサに返事をする。
そして、彼女はその笑みを浮かべたまま、顔を近づける。
「今は私は……おまえが欲しい。どうしようもないほどにな♡」
そう言って、ツバサは東大寺の唇に吸いついた。